JPH07170370A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH07170370A
JPH07170370A JP5313209A JP31320993A JPH07170370A JP H07170370 A JPH07170370 A JP H07170370A JP 5313209 A JP5313209 A JP 5313209A JP 31320993 A JP31320993 A JP 31320993A JP H07170370 A JPH07170370 A JP H07170370A
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JP
Japan
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image sensor
line image
color
scanning direction
film
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Application number
JP5313209A
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English (en)
Inventor
Shuichi Morikawa
修一 森川
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
Application filed by PFU Ltd filed Critical PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明は、ラインイメージセンサを用いて原稿
を読み取る画像読取装置に関し、従来から用いられてい
る光学ユニットの変更を強いられることなく、色画像情
報の読み取りを実現可能にすることを目的とする。 【構成】ラインイメージセンサ2と原稿面4との間に、
色画像を読み取るための3色カラーフィルムの組を基本
単位として、この基本単位をラインイメージセンサの走
査方向と直交する方向に繰り返し展開する構成を採るカ
ラーフィルム15を備えるとともに、カラーフィルムを
ラインイメージセンサの走査方向と直交する方向に移動
する駆動手段16a,16bと、駆動手段を制御するこ
とで、原稿の移動に同期させて、カラーフィルムを、ラ
インイメージセンサの走査方向と直交する方向に、原稿
の移動速度よりも高速に連続的に移動する制御手段とを
備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラインイメージセンサ
を用いて原稿を読み取る画像読取装置に関し、特に、従
来から用いられている光学ユニットの変更を強いられる
ことなく、色画像情報の読み取りを実現可能にする画像
読取装置に関する。
【0002】画像読取装置は、ラインイメージセンサを
用いて原稿の画像情報を読み取る機能を発揮するもので
ある。最近、この画像読取装置に対して、色画像情報を
読み取る要求が強くなりつつある。
【0003】効率的な製品開発や製品管理を実現するた
めにも、このような要求に対して、従来のモノクロ画像
情報用の画像読取装置を利用しつつ対処していくことが
好ましい。
【0004】
【従来の技術】色画像情報を読み取るためには、画像読
取装置は、RGBといった3色の色情報を読み取ってい
く必要がある。
【0005】このような3色分解の読取要求に対して、
従来では、図8(a)に示すように、RGBの波長透過
特性を示す3種類の光学フィルタを別々に配置する3個
構成のラインイメージセンサを用意して、このラインイ
メージセンサを使って原稿の色画像情報を読み取るとい
う構成を採っていた。
【0006】また、図8(b)に示すように、各センサ
エレメントにRGBの波長透過特性を示す3種類の光学
フィルタを順番に配置する1個構成のラインイメージセ
ンサを用意して、このラインイメージセンサを使って原
稿の色画像情報を読み取るという構成を採っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術に従って色画像情報の画像読取装置を構築
していく方法を採っていると、モノクロ画像情報用の画
像読取装置の用いるラインイメージセンサとは別のライ
ンイメージセンサを用いなくてはならないことから、従
来のモノクロ画像情報用の画像読取装置とは全く別の光
学ユニットを用意しなくてはならないという問題点があ
った。
【0008】しかも、これらのラインイメージセンサを
用いると、モノクロ画像情報用のラインイメージセンサ
よりも大きいことから、光学ユニットが大きくなること
で装置が大きくなるという欠点もあった。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、ラインイメージセンサを用いて原稿を読み取
る構成を採るときにあって、従来から用いられている光
学ユニットの変更を強いられることなく、色画像情報の
読み取りを実現可能にする新たな画像読取装置の提供を
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の第1の発明では、ラインイメージセンサを
備えて、このラインイメージセンサに従って、ラインイ
メージセンサの走査方向と直交する方向に移動する原稿
を読み取る構成を採る画像読取装置において、ラインイ
メージセンサと原稿面との間に、色画像情報を読み取る
ための3色カラーフィルムの組を基本単位として、この
基本単位をラインイメージセンサの走査方向と直交する
方向に繰り返し展開する構成を採るカラーフィルムを備
えるとともに、このカラーフィルムをラインイメージセ
ンサの走査方向と直交する方向に移動する駆動手段と、
この駆動手段を制御する制御手段とを備える構成を採
る。
【0011】また、本発明の第2の発明では、走査方向
と直交する方向に移動するラインイメージセンサを備え
て、このラインイメージセンサに従って、載置される原
稿を読み取る構成を採る画像読取装置において、ライン
イメージセンサと原稿面との間に、色画像情報を読み取
るための3色カラーフィルムの組を基本単位として、こ
の基本単位をラインイメージセンサの走査方向と直交す
る方向に繰り返し展開する構成を採るカラーフィルムを
備えるとともに、このカラーフィルムをラインイメージ
センサの走査方向と直交する方向に移動する駆動手段
と、この駆動手段を制御する制御手段とを備える構成を
採る。
【0012】また、本発明の第3の発明では、走査方向
と直交する方向に移動するラインイメージセンサを備え
て、このラインイメージセンサに従って、載置される原
稿を読み取る構成を採る画像読取装置において、ライン
イメージセンサと原稿面との間に、色画像情報を読み取
るための3色カラーフィルムの組を基本単位として、こ
の基本単位をラインイメージセンサの走査方向と直交す
る方向に繰り返し展開する構成を採るカラーフィルムを
備えるとともに、このカラーフィルムをラインイメージ
センサの走査方向と直交する方向に移動する駆動手段
と、この駆動手段を制御する制御手段とを備える構成を
採る。
【0013】
【作用】本発明の第1の発明では、ラインイメージセン
サを備えて、このラインイメージセンサに従って、ライ
ンイメージセンサの走査方向と直交する方向に移動する
原稿を読み取る構成を採るときにあって、制御手段は、
駆動手段を制御することで、3色カラーフィルムの繰り
返しから構成されるカラーフィルムを、原稿の移動に同
期させて、ラインイメージセンサの走査方向と直交する
方向に、原稿の移動速度よりも高速に連続的に移動す
る。
【0014】この制御処理に従って、原稿面を走査して
いくラインイメージセンサ上に、RGBのカラーフィル
ムが交互にセットされていくことになるので、色画像情
報の読み取りが実現できることになる。このとき用いる
ラインイメージセンサを配置する光学ユニットは、従来
のモノクロ画像情報用の画像読取装置の用いる光学ユニ
ットと全く同じ構成となることから、従来のモノクロ画
像情報用の画像読取装置の用いる光学ユニットをそのま
ま利用できることになる。
【0015】一方、本発明の第2の発明では、走査方向
と直交する方向に移動するラインイメージセンサを備え
て、このラインイメージセンサに従って、載置される原
稿を読み取る構成を採るときにあって、制御手段は、駆
動手段を制御することで、3色カラーフィルムの繰り返
しから構成されるカラーフィルムを、ラインイメージセ
ンサの移動に同期させて、ラインイメージセンサの走査
方向と直交する方向に、ラインイメージセンサの移動速
度よりも高速に連続的に移動する。
【0016】この制御処理に従って、原稿面を走査して
いくラインイメージセンサ上に、RGBのカラーフィル
ムが交互にセットされていくことになるので、色画像情
報の読み取りが実現できることになる。このとき用いる
ラインイメージセンサを配置する光学ユニットは、従来
のモノクロ画像情報用の画像読取装置の用いる光学ユニ
ットと全く同じ構成となることから、従来のモノクロ画
像情報用の画像読取装置の用いる光学ユニットをそのま
ま利用できることになる。
【0017】一方、本発明の第3の発明では、走査方向
と直交する方向に移動するラインイメージセンサを備え
て、このラインイメージセンサに従って、載置される原
稿を読み取る構成を採るときにあって、制御手段は、駆
動手段を制御することで、ラインイメージセンサ上に3
色カラーフィルムの各色フィルムを順番にセットすると
ともに、ラインイメージセンサの移動に同期させて、こ
のセットする色フィルムを、ラインイメージセンサの走
査方向と直交する方向に、ラインイメージセンサと同じ
移動速度でもって移動する。
【0018】この制御処理に従って、最初に、ラインイ
メージセンサ上にRの色フィルムがセットされて原稿面
が走査され、次に、ラインイメージセンサ上にGの色フ
ィルムがセットされて原稿面が走査され、続いて、ライ
ンイメージセンサ上にBの色フィルムがセットされて原
稿面が走査されていくことになるので、色画像情報の読
み取りが実現できることになる。このとき用いるライン
イメージセンサを配置する光学ユニットは、従来のモノ
クロ画像情報用の画像読取装置の用いる光学ユニットと
全く同じ構成となることから、従来のモノクロ画像情報
用の画像読取装置の用いる光学ユニットをそのまま利用
できることになる。
【0019】このようにして、本発明で色画像情報の読
み取りを実現する構成を採るときにあって、カラーフィ
ルムが、更に、透明フィルムを備える構成を採るととも
に、制御手段が、駆動手段を制御することで、ラインイ
メージセンサ上にこの透明フィルムを常時セットするよ
う処理する構成を採ると、同じ装置構成でもってモノク
ロ画像情報の読み取りも実現できることになる。
【0020】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。図1に、本発明を具備する色画像読取装置の一実施
例を図示する。
【0021】図中、1は反射型で構成される光学ユニッ
トであって、原稿の色画像情報を読み取るCCDライン
イメージセンサ2と、原稿を照らす光源3と、原稿面を
CCDラインイメージセンサ2に結像するためのレンズ
/反射ミラーとから構成されるものである。4は透明ガ
ラスから構成される原稿台であって、読取対象の原稿を
載置するもの、5は原稿蓋体であって、原稿台4に載置
される原稿を固定するものである。
【0022】6は原稿自動送り機構であって、ホッパ7
に載置される読取対象の原稿をピックするピックローラ
8と、ピックローラ8により複数枚数の原稿がピックさ
れるときに、パッド9を使ってそれらの原稿を1枚ずつ
分離する分離ローラ10と、分離ローラ10により分離
された原稿を透明ガラスから構成される原稿台11に導
く送りローラ12とから構成されるものである。
【0023】13は駆動モータであって、ベルト14を
使って、光学ユニット1を副走査方向(CCDラインイ
メージセンサ2の走査方向に直交する方向)に移動する
ことで、原稿台4に載置される原稿の色画像情報を読み
取るときには、図2(a)に示すように、光学ユニット
1を原稿台4の原稿面上で走査し、一方、原稿台11を
送られていく原稿の色画像情報を読み取るときには、図
2(b)に示すように、光学ユニット1を原稿台11の
原稿面位置にセットするものである。
【0024】15は原稿台4,11の下面に配設される
カラーフィルムであって、副走査方向に移動すること
で、CCDラインイメージセンサ2に対して、原稿の色
画像情報の持つR成分/G成分/B成分の色情報を入射
するものである。16a,bは2台用意されるパルスモ
ータであって、原稿台4の筐体側端部と、原稿台11の
筐体側端部に設けられて、カラーフィルム15を移動す
るもの、17はカラーフィルム15の位置を検出する光
電センサである。
【0025】図3に、このカラーフィルム15の詳細な
構成の一実施例を図示する。この図に示すように、カラ
ーフィルム15は、主走査方向(CCDラインイメージ
センサ2の走査方向)に長辺を持ち、副走査方向に短辺
を持つRフィルム/Gフィルム/Bフィルムの1組を基
本単位として、この基本単位を副走査方向に繰り返し展
開することで構成されるものであって、その端部の各R
フィルム部分には、Rフィルム部分であることを表示す
るための小さな貫通孔18が設けられることになる。
【0026】このように構成されるカラーフィルム15
は、上述したようにパルスモータ16a,bで副走査方
向に移動する構成が採られるのであるが、この移動処理
を実現するために、パルスモータ16aが時計回りに回
転(もう一方のパルスモータ16bは回転を停止する)
することでカラーフィルム15を巻き取るときには、も
う一方のパルスモータ16bの回転軸がフリーとなるよ
うにし、また、パルスモータ16bが反時計回りに回転
(もう一方のパルスモータ16aは回転を停止する)す
ることでカラーフィルム15を巻き取るときには、もう
一方のパルスモータ16aの回転軸がフリーとなるよう
にするために、その各々の回転軸には、図4に示すよう
に、ワンウェイクラッチ19が設けられることになる。
【0027】図5に、このように構成される本発明の色
画像読取装置の機構構成を図示する。この図に示すよう
に、本発明により構成される色画像読取装置は、上述の
構成を採る光学ユニット1と、上述の構成を採る原稿自
動送り機構6と、上述の構成を採るフラットベッド機構
部(原稿台4に載置される原稿の色画像情報を読み取る
べく用意されるものであって、原稿台4/駆動モータ1
3/ベルト14等から構成されるもの)と、上述の構成
を採るカラーフィルム機構部(カラーフィルム15/パ
ルスモータ16a,b/光電センサ17等から構成され
る)とを備えることに加えて、オペレータとの対話機能
となるオペレータパネル20と、全体の制御処理を司る
制御部21と、ホストシステムとの間のインタフェース
処理を司るインタフェース制御部22と、電源23とを
備える構成を採る。
【0028】図6及び図7に、この制御部21の実行す
る処理フローを図示する。次に、この処理フローに従っ
て、本発明により実行される原稿の色画像情報の読取処
理について詳細に説明する。ここで、図6に示す処理フ
ローは、原稿台4に載置される原稿の色画像情報を読み
取るときに実行する処理フローであり、図7に示す処理
フローは、原稿台11を送られていく原稿の色画像情報
を読み取るときに実行する処理フローである。
【0029】最初に、図6の処理フローについて説明す
る。制御部21は、オペレータパネル20を介して、オ
ペレータから原稿台4に載置される原稿の色画像情報の
読取要求があると、図6の処理フローに示すように、先
ず最初に、ステップ1で、駆動モータ13を制御するこ
とで、光学ユニット1をホームポジション(H.P)へ
戻し、続くステップ2で、ホームポジションに戻ったこ
とを確認すると、ステップ3に進んで、パルスモータ1
6a,bを制御することで、光電センサ17が貫通孔1
8を検出するようにとカラーフィルム15を移動するこ
とで、CCDラインイメージセンサ2に対して、カラー
フィルム15の持つRフィルムがセットされるように処
理する。
【0030】続いて、ステップ4で、オペレータパネル
20を介して、オペレータから線順次モードの読取要求
が指示されるのか、面順次モードの読取要求が指示され
るのかを判断して、線順次モードの読取要求が指示され
ることを判断するときには、ステップ5に進んで、駆動
モータ13を制御することで、光学ユニット1を原稿台
4の読取開始位置に移動する。このとき、パルスモータ
16a,bを制御することで、カラーフィルム15も同
方向に同速度で移動する。すなわち、原稿台4の読取開
始位置に移動されたCCDラインイメージセンサ2に対
して、カラーフィルム15の持つRフィルムがセットさ
れるように処理するのである。
【0031】続いて、ステップ6で、原稿台4に載置さ
れる原稿の色画像情報の読取処理に入って、続くステッ
プ7で、オペレータの希望する読取分解能を実現する光
学ユニット1の移動速度を“a”で表すならば、駆動モ
ータ13を制御することで、光学ユニット1を“a/
3”の移動速度でもって副走査方向に移動していくとと
もに、パルスモータ16a,bを制御することで、カラ
ーフィルム15を“a”の移動速度でもって副走査方向
に移動していく。この移動処理は、続くステップ8で、
原稿の全ての色画像情報が読み取られるまで実行される
ことになる。
【0032】このステップ8での移動制御処理に従っ
て、CCDラインイメージセンサ2は、オペレータの希
望読取分解能を実現する各走査ラインの中から、R成分
/G成分/B成分の色情報を検出することで、その希望
読取分解能を実現しつつ原稿台4に載置される原稿の色
画像情報を検出していくことになる。
【0033】そして、ステップ8で、原稿の色画像情報
の読み取りが終了したことを検出すると、ステップ9に
進んで、駆動モータ13を制御することで、光学ユニッ
ト1の移動を停止させてホームポジションに戻していく
とともに、パルスモータ16a,bを制御することで、
カラーフィルム15の移動を停止させて元の状態に巻き
戻していって、続くステップ10で、光学ユニット1が
ホームポジションに戻ったことを確認すると処理を終了
する。
【0034】一方、ステップ4で、オペレータから面順
次モードの読取要求が指示されることを判断するときに
は、ステップ11に進んで、駆動モータ13を制御する
ことで、光学ユニット1を原稿台4の読取開始位置に移
動する。このとき、パルスモータ16a,bを制御する
ことで、カラーフィルム15も同方向に同速度で移動す
る。すなわち、原稿台4の読取開始位置に移動されたC
CDラインイメージセンサ2に対して、カラーフィルム
15の持つRフィルムがセットされるように処理するの
である。
【0035】続いて、ステップ12で、原稿台4に載置
される原稿の色画像情報の読取処理に入って、続くステ
ップ13で、オペレータの希望する読取分解能を実現す
る光学ユニット1の移動速度を“a”で表すならば、駆
動モータ13を制御することで、光学ユニット1を
“a”の移動速度でもって副走査方向に移動していくと
ともに、パルスモータ16a,bを制御することで、カ
ラーフィルム15を“a”の移動速度でもって副走査方
向に移動していく。この移動処理は、続くステップ14
で、原稿の全ての色画像情報が読み取られるまで実行さ
れることになる。
【0036】このステップ14での移動制御処理に従っ
て、CCDラインイメージセンサ2は、オペレータの希
望読取分解能を実現する各走査ラインの持つR成分の色
情報を検出する。
【0037】続いて、ステップ14で、原稿のR成分の
色情報の読取処理が終了したことを検出すると、ステッ
プ15に進んで、駆動モータ13を制御することで、光
学ユニット1の移動を停止させてホームポジションに戻
していくとともに、パルスモータ16a,bを制御する
ことで、カラーフィルム15の移動を停止させて元の状
態に巻き戻していって、続くステップ16で、光学ユニ
ット1がホームポジションに戻ったことを確認すると、
ステップ17に進んで、読取処理回数nが3回に到達し
たのか否かを判断する。
【0038】このステップ17で、読取処理回数nが3
回に到達していないことを判断するときには、ステップ
18に進んで、先ず最初に、パルスモータ16a,bを
制御することで、光電センサ17が貫通孔18を検出す
るようにとカラーフィルム15を移動することで、CC
Dラインイメージセンサ2に対して、カラーフィルム1
5の持つRフィルムがセットされるように処理する。次
に、原稿のR成分の色情報の読取処理が終了した状態の
とき、すなわち、「n=1」の状態のときには、更にカ
ラーフィルム15を規定量移動することで、CCDライ
ンイメージセンサ2に対して、カラーフィルム15の持
つGフィルムがセットされるように処理し、一方、原稿
のR成分/G成分の色情報の読取処理が終了した状態の
とき、すなわち、「n=2」の状態のときには、更にカ
ラーフィルム15を規定量移動することで、CCDライ
ンイメージセンサ2に対して、カラーフィルム15の持
つBフィルムがセットされるように処理する。
【0039】このステップ18の処理を終了すると、続
いて、ステップ11に戻って、再び、ステップ13の処
理を再実行する。このステップ13での再移動制御処理
に従って、CCDラインイメージセンサ2は、「n=
1」の状態のときには、オペレータの希望読取分解能を
実現する各走査ラインの持つG成分の色情報を検出し、
一方、「n=2」の状態のときには、オペレータの希望
読取分解能を実現する各走査ラインの持つB成分の色情
報を検出していく。
【0040】そして、ステップ13で、CCDラインイ
メージセンサ2がB成分の色情報を検出すると、ステッ
プ17で読取処理回数nが3回に到達したことを判断す
ることになるので、このときには、光学ユニット1がホ
ームポジションに戻ったことを確認した時点で処理を終
了する。
【0041】このようにして、制御部21は、図6の処
理フローを実行することで、原稿台4に載置される原稿
の色画像情報の読み取りを実行するのである。次に、図
7の処理フローについて説明する。
【0042】制御部21は、オペレータパネル20を介
して、オペレータから原稿台11を送られていく原稿の
色画像情報の読取要求があると、図7の処理フローに示
すように、先ず最初に、ステップ1で、駆動モータ13
を制御することで、光学ユニット1をホームポジション
(H.P)へ戻し、続くステップ2で、ホームポジショ
ンに戻ったことを確認すると、ステップ3に進んで、駆
動モータ13を制御することで、光学ユニット1を原稿
自動送り機構6(ADF機構)の原稿読取位置に移動す
る。
【0043】続いて、ステップ4で、パルスモータ16
a,bを制御することで、光電センサ17が貫通孔18
を検出するようにとカラーフィルム15を移動すること
で、CCDラインイメージセンサ2に対して、カラーフ
ィルム15の持つRフィルムがセットされるように処理
する。
【0044】続いて、ステップ5で、原稿自動送り機構
6を制御することで、ホッパ7に載置される原稿を1枚
ずつ原稿台11に送るように制御するとともに、原稿台
11を送られていく原稿の色画像情報の読取処理に入っ
て、続くステップ6で、オペレータの希望する読取分解
能を実現する原稿の移動速度を“a”で表すならば、原
稿自動送り機構6を制御することで、原稿を“a/3”
の移動速度でもって送出していくとともに、パルスモー
タ16a,bを制御することで、カラーフィルム15を
“a”の移動速度でもって副走査方向に移動していく。
この移動処理は、続くステップ7で、原稿1枚分の色画
像情報が読み取られるまで実行されることになる。
【0045】このステップ6での移動制御処理に従っ
て、CCDラインイメージセンサ2は、オペレータの希
望読取分解能を実現する各走査ラインの中から、R成分
/G成分/B成分の色情報を検出することで、その希望
読取分解能を実現しつつ原稿台11を送られていく原稿
の色画像情報を検出していくことになる。
【0046】そして、ステップ7で、原稿1枚分の色画
像情報の読み取りが終了したことを検出すると、ステッ
プ8に進んで、原稿自動送り機構6の原稿給紙動作を停
止させ、続くステップ9で、ホッパ台7の全ての原稿の
読取処理が終了したのか否かを判断する。このステップ
9で、ホッパ台7に未だ原稿が残っていることを判断す
るときには、ステップ4に戻って、次の原稿の色画像情
報の読み取りに入っていく。
【0047】一方、ステップ9で、ホッパ台7に原稿が
残っていないことを判断するときには、ステップ10に
進んで、駆動モータ13を制御することで、光学ユニッ
ト1をホームポジションに戻していくとともに、パルス
モータ16a,bを制御することで、カラーフィルム1
5を元の状態に巻き戻していって、続くステップ11
で、光学ユニット1がホームポジションに戻ったことを
確認すると処理を終了する。
【0048】このようにして、制御部21は、図7の処
理フローを実行することで、原稿台11を送られていく
原稿の色画像情報の読み取りを実行するのである。以上
説明したことから明らかなように、本発明で用いる光学
ユニット1は、モノクロ画像情報用の画像読取装置で用
いている既存の光学ユニット1をそのまま転用すること
が可能である。
【0049】これから、図3に示したカラーフィルム1
5に透明フィルム部分を設けて、パルスモータ16a,
bを制御することで、CCDラインイメージセンサ2に
対して、この透明フィルム部分が常にセットされるよう
にする構成を採ることで、本発明の色画像読取装置をそ
のままモノクロ画像情報用の画像読取装置として動作さ
せることもできる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラインイメージセンサを用いて原稿を読み取る構成を採
るときにあって、従来から用いられている光学ユニット
の変更を強いられることなく、色画像情報の読み取りを
実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である。
【図2】光学ユニットの移動位置の説明図である。
【図3】カラーフィルムの一実施例である。
【図4】カラーフィルムの移動機構の説明図である。
【図5】本発明の色画像読取装置の機構構成図である。
【図6】制御部の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図7】制御部の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図8】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 光学ユニット 2 CCDラインイメージセンサ 3 光源 4 原稿台 5 原稿蓋体 6 原稿自動送り機構 7 ホッパ 8 ピックローラ 9 パッド 10 分離ローラ 11 原稿台 12 送りローラ 13 駆動モータ 14 ベルト 15 カラーフィルム 16 パルスモータ 17 光電センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラインイメージセンサを備えて、該ライ
    ンイメージセンサに従って、該ラインイメージセンサの
    走査方向と直交する方向に移動する原稿を読み取る構成
    を採る画像読取装置において、 ラインイメージセンサと原稿面との間に、色画像情報を
    読み取るための3色カラーフィルムの組を基本単位とし
    て、該基本単位をラインイメージセンサの走査方向と直
    交する方向に繰り返し展開する構成を採るカラーフィル
    ムを備えるとともに、 上記カラーフィルムをラインイメージセンサの走査方向
    と直交する方向に移動する駆動手段と、 上記駆動手段を制御することで、原稿の移動に同期させ
    て、上記カラーフィルムを、ラインイメージセンサの走
    査方向と直交する方向に、原稿の速度よりも高速に連続
    的に移動する制御手段とを備えることを、 特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 走査方向と直交する方向に移動するライ
    ンイメージセンサを備えて、該ラインイメージセンサに
    従って、載置される原稿を読み取る構成を採る画像読取
    装置において、 ラインイメージセンサと原稿面との間に、色画像情報を
    読み取るための3色カラーフィルムの組を基本単位とし
    て、該基本単位をラインイメージセンサの走査方向と直
    交する方向に繰り返し展開する構成を採るカラーフィル
    ムを備えるとともに、 上記カラーフィルムをラインイメージセンサの走査方向
    と直交する方向に移動する駆動手段と、 上記駆動手段を制御することで、ラインイメージセンサ
    の移動に同期させて、上記カラーフィルムを、ラインイ
    メージセンサの走査方向と直交する方向に、ラインイメ
    ージセンサの移動速度よりも高速に連続的に移動する制
    御手段とを備えることを、 特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 走査方向と直交する方向に移動するライ
    ンイメージセンサを備えて、該ラインイメージセンサに
    従って、載置される原稿を読み取る構成を採る画像読取
    装置において、 ラインイメージセンサと原稿面との間に、色画像情報を
    読み取るための3色カラーフィルムの組を基本単位とし
    て、該基本単位をラインイメージセンサの走査方向と直
    交する方向に繰り返し展開する構成を採るカラーフィル
    ムを備えるとともに、 上記カラーフィルムをラインイメージセンサの走査方向
    と直交する方向に移動する駆動手段と、 上記駆動手段を制御することで、ラインイメージセンサ
    上に3色カラーフィルムの各色フィルムを順番にセット
    するとともに、ラインイメージセンサの移動に同期させ
    て、このセットする色フィルムを、ラインイメージセン
    サの走査方向と直交する方向に、ラインイメージセンサ
    と同じ移動速度でもって移動する制御手段とを備えるこ
    とを、 特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の画像読取装置
    において、 カラーフィルムが、更に、透明フィルムを備える構成を
    採るとともに、制御手段は、駆動手段を制御すること
    で、ラインイメージセンサ上に該透明フィルムを常時セ
    ットするよう処理することを、 特徴とする画像読取装置。
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