JPH0716973B2 - ディスク成形方法及びそのための成形型 - Google Patents

ディスク成形方法及びそのための成形型

Info

Publication number
JPH0716973B2
JPH0716973B2 JP63219285A JP21928588A JPH0716973B2 JP H0716973 B2 JPH0716973 B2 JP H0716973B2 JP 63219285 A JP63219285 A JP 63219285A JP 21928588 A JP21928588 A JP 21928588A JP H0716973 B2 JPH0716973 B2 JP H0716973B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stamper
mold
disk
disc
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63219285A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0267116A (ja
Inventor
郁夫 浅井
栄二郎 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiki Seisakusho KK
Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiki Seisakusho KK filed Critical Meiki Seisakusho KK
Priority to JP63219285A priority Critical patent/JPH0716973B2/ja
Publication of JPH0267116A publication Critical patent/JPH0267116A/ja
Publication of JPH0716973B2 publication Critical patent/JPH0716973B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
    • B29C2045/2665Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs using vacuum means for holding the disc on one of the mould walls during opening of the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/43Removing or ejecting moulded articles using fluid under pressure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、光ディスク等のディスクを成形するためのデ
ィスク成形方法並びにそのための成形型に係り、特にデ
ィスクの品質の向上を図り得るディスク成形方法及びそ
のための成形型に関するものである。
(背景技術) 光ディスク等のディスクの成形に用いられる成形型にお
いては、一般に、所定の情報が刻設されたスタンパが可
動金型に配設され、かかるスタンパが配設された可動金
型と固定金型の間でディスク成形キャビティが形成され
るようになっており、それら固定金型と可動金型との間
に形成されたディスク成形キャビティ内に樹脂材料が射
出されることにより、スタンパの情報が転写された所定
のディスクが成形されるようになっている。
そして、このような成形型において、従来にあっては、
金型の型開き操作時において、キャビティ内で成形され
たディスクが、スタンパとの付着力に基づいて可動金型
側に残留・保持されるようになっており、かかる金型の
型開き操作後において、ディスクが所定のエジェクタ機
構によって可動金型から離型されて取り出されるように
なっていた。
而して、このような従来のディスク用成形型を用いて成
形されたディスクには、シミやモヤの様に見えるスタン
パ情報の転写不良が生じ易く、これがディスクの品質の
低下を招く一因となっていた。
(解決課題) 本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであ
り、その課題とするところは、シミやモヤ様のスタンパ
情報の転写不良の発生を抑制乃至低減して、ディスクの
品質を向上し得るディスク成形方法並びにそのための成
形型を提供することにある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本発明にあって
は、可動金型と固定金型の何れか一方のキャビティ形成
面にスタンパを配設する一方、それら金型間に形成され
るディスク成形キャビティ内に樹脂材料を射出すること
により、前記スタンパの情報が転写されたディスクを成
形するようにしたディスク成形方法において、前記キャ
ビティ内で成形されたディスクを、前記可動金型と前記
固定金型との型開きに際して、前記スタンパの非配設側
の金型に保持せしめることにより、かかるディスクをス
タンパ配設側の金型から離脱せしめ、該ディスクの前記
スタンパ情報の転写された側の面が大気に晒されるよう
にしたことを特徴とするディスク成形方法を、その要旨
とするものであり、またそのような方法の有効な実現の
ために、可動金型と固定金型の何れか一方のキャビティ
形成面にスタンパを配設する一方、それら金型間に形成
されるディスク成形キャビティ内に樹脂材料を射出する
ことにより、前記スタンパの情報が転写されたディスク
を成形するようにしたディスク用成形型において、前記
キャビティ内で成形されたディスクを、前記可動金型と
前記固定金型との型開きに際して、前記スタンパの非配
設側の金型に保持させる保持手段を設け、該可動金型の
固定金型からの型開きにより、前記キャビティ内で成形
されたディスクがスタンパ非配設側の金型に残留・保持
せしめられるようにしたのである。
(作用) このような本発明に従うディスク成形技術においては、
可動金型の固定金型からの型開き操作時において、キャ
ビティ内で成形されたディスクがスタンパ非配設側の金
型に残留・保持せしめられ、その型開き後において、デ
ィスクがスタンパ非配設側の金型から離型されて取り出
されることとなる結果、型開き操作時において、ディス
クがスタンパ配設側の金型に残留・保持せしめられる従
来の成形型で成形する場合に比べて、ディスクに発生す
るシミやモヤ様のスタンパ情報の転写不良が大幅に抑制
乃至低減せしめられるのである。
なお、このように、従来の成形型で成形されるディスク
よりも、本発明に従う成形型によって成形されるディス
クの方が、シミやモヤ様のスタンパ情報の転写不良の発
生が抑制乃至低減せしめられるのは、金型の型開時にお
いて、大気に晒されるディスクの面が異なることから、
スタンパからの離型時におけるディスクの収縮状態乃至
は内部応力の発生状態が異なったものとなるためである
と考えられる。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、第1図には、本発明に従うディスク用成形型の要
部が示されている。そこにおいて、10は、固定金型12の
鏡面板で、可動金型14の鏡面板16との間で円盤状のディ
スク成形キャビティ18を形成するものであり、背面板20
を介して固定金型本体22に取り付けられ、かかる固定金
型本体22を介して、図示しない型締装置の固定盤に取り
付けられるようになっている。
この固定金型12の鏡面板10には、該鏡面板10および背面
板20をキャビティと同心に貫通して、空気通路形成部材
24が配設されており、この空気通路形成部材24の外周面
と鏡面板10の内周面との間に、キャビティ18に連通せし
められた微小クリアランスの環状の空気通路26が形成せ
しめられている。そして、ここでは、この空気通路26
が、固定金型本体22を貫通して設けられた空気通路28を
通じて、図示しない真空吸引装置および空気圧供給装置
に選択的に接続されるようになっており、これにより、
後述するように、ディスク成形後の可動金型14の固定金
型12からの型開き操作時において、かかる空気通路26を
通じて空気の吸引作動が行なわれるようになっている一
方、型開後のディスク離型時において、かかる空気通路
26から所定の圧縮空気が吹き出させられ得るようになっ
ている。
また、かかる空気通路形成部材24には、かかる空気通路
形成部材24と固定金型本体22とを軸心方向に貫通する貫
通孔30が形成されており、この貫通孔30に嵌入されて、
冷却水通路を備えた二重筒構造のスプルーブッシュ32が
配設されている。そして、後述するように、ディスクの
成形時において、射出装置のノズル29から射出された樹
脂材料が、かかるスプルーブッシュ32を通じてキャビテ
ィ18に導かれるようになっている。
一方、固定金型12の鏡面板10との間でキャビティ18を形
成する前記可動金型14の鏡面板16は、背面板34を介して
可動金型本体36に取り付けられており、かかる可動金型
本体36を介して型締装置の可動盤に取り付けられるよう
になっている。
この可動金型14の鏡面板16のキャビティ形成面には、該
鏡面板16の外周部に配設された外側スタンパ押え38と、
該鏡面板16および背面板34を貫通して配設された内側ス
タンパ押え40とで保持されて、所定の情報が刻設された
スタンパ42が配設されており、キャビティ18内で成形さ
れるディスクに、このスタンパ42に刻設された情報が転
写せしめられるようになっている。
また、スタンパ42の内周部を保持する内側スタンパ押え
40の内側には、かかる内側スタンパ押え40をキャビティ
18と同心に貫通して、空気通路形成部材44が配設されて
おり、この空気通路形成部材44の外周面と内側スタンパ
押え40の内周面との間で、前記固定金型12側の空気通路
26と同様の微小クリアランスの環状の空気通路46が形成
されている。そして、ここでは、かかる空気通路46に、
可動金型本体36を貫通して設けられた空気通路48を介し
て、空気圧供給装置が接続されるようになっており、こ
れにより、後述するように、可動金型14の固定金型12か
らの型開き操作時において、かかる空気通路46から所定
の圧縮空気がキャビティ18側に吹き出させられるように
なっている。
さらに、かかる空気通路形成部材44の内側には、かかる
空気通路形成部材44を貫通してガイドスリーブ50が配設
されている。そして、このガイドスリーブ50をキャビテ
ィ18と同心に軸心方向に移動可能に貫通して、冷却水通
路を備えた二重筒構造のポンチカッター52が配設されて
いると共に、かかるポンチカッター52の中央部を更に軸
心方向に移動可能に貫通して、エジェクタピン54が配設
されている。
ここで、ポンチカッター52は、その基端側に設けられた
図示しない複動シリンダ等の駆動手段で軸心方向に所定
距離移動せしめられるようになっており、従来の成形型
と同様、その引込み位置において、前記スプルーブッシ
ュ32との間で環状のゲートを形成するようになっている
と共に、その突出し位置において、固定金型12側の貫通
孔30内に突入せしめられて、キャビティ18内で成形され
るディスクの中央穴を打ち抜くようになっている。
また、エジェクタピン54も、従来の成形型と同様、図示
しない所定の駆動手段で軸心方向に所定距離移動せしめ
られるようになっており、後述するように、金型の型開
き操作後において、その先端側、すなわち固定金型12側
に突出し作動されて、ディスクから打ち抜かれた中央穴
打ち抜き部分の樹脂を可動金型14から離型せしめるよう
になっている。
ところで、このような成形型においては、ディスクの成
形が、次のようにして行なわれることとなる。
すなわち、かかる成形型を用いたディスクの成形に際し
ては、先ず、第1図に示されているように、ポンチカッ
ター52およびエジェクタピン54がそれぞれの基端側に引
き込まれた状態で、可動金型14が固定金型12に型合わせ
される。そして、この型合わせ状態で、射出装置のノズ
ル29がスプルーブッシュ32にノズルタッチさせられて、
スプルーブッシュ32およびスプルーブッシュ32とポンチ
カッター52との間のゲートを通じて、両金型の鏡面板1
0,16間に形成されたディスク成形キャビティ18内に樹脂
材料が射出せしめられる。
キャビティ18内への樹脂材料の充填操作が完了すると、
所定の冷却・固化期間の経過後、ポンチカッター52が突
出し作動され、キャビティ18内で成形されたディスクA
の中央穴56(第2図参照)が打ち抜かれる。そして、こ
の中央穴56の打ち抜き後、型締装置の可動盤の後退作動
によって、可動金型14が固定金型12から離脱される。つ
まり、型開き操作が行なわれるのである。なお、上記ポ
ンチカッター52の突出し作動は、ここでは、良く知られ
ているように、スプルーブッシュ32の第1図中右方向へ
の移動によって許容されることとなる。
ところで、上記型締装置の可動盤の後退作動による金型
の型開き操作が開始されると、それと同時に、若しくは
その直前において、可動金型14側の空気通路46が空気通
路48を介して空気圧供給装置に接続されて、その空気通
路46から所定の圧縮空気がキャビティ18側に吹き出させ
られる。また、これと同時に、固定金型12側の空気通路
26が空気通路28を介して真空吸引装置に接続されて、か
かる空気通路26を通じた空気の吸引作動が開始される。
そして、これにより、キャビティ内で成形されたディス
クAが、可動金型14側の空気通路46から吹き出される圧
縮空気によって、可動金型14、すなわちスタンパ42から
離脱させられる一方、固定金型12側の空気通路26を通じ
た空気の吸引作動によって、固定金型12側に吸着せしめ
られる。つまり、可動金型14が固定金型12から型開きさ
れると、第2図に示されているように、キャビティ18内
で成形されたディスクAが可動金型14側から離脱させら
れて、スタンパ情報の転写された側の面を大気に晒した
状態において、スタンパ非配設側の金型たる固定金型12
側に残留・保持せしめられるのである。
なお、ディスクAから打ち抜かれた中央穴打ち抜き部分
の樹脂Bは、第2図に示されているように、従来の成形
型と同様、可動金型14側に残留・保持せしめられること
となる。
また、以上の説明から明らかなように、本実施例では、
固定金型12側に形成された空気通路26,28およびそれら
空気通路26,28に接続される真空吸引装置などから、保
持手段が構成されている。
第2図に示すように、可動金型14が固定金型12から一定
距離離隔させられて、型開き操作が完了すると、エジェ
クタピン54が突出し作動されて、中央穴打ち抜き部分の
樹脂Bが可動金型から離型され、除去される。そして、
その中央穴打ち抜き部分の樹脂Bの除去後、固定金型12
に保持されたディスクAが所定の取出装置で取り出され
る。これによって一連のディスク成形作動が完了するの
である。
なお、上記固定金型12からのディスクAの取出時におい
ては、ディスクAの固定金型12からの離脱(離型)を助
勢するために、通常、空気通路26が空気圧供給装置に接
続されて、かかる空気通路26から圧縮空気が吹き出され
ることとなる。
以上説明したように、本実施例のディスク用成形型によ
れば、可動金型14の固定金型12からの型開き時におい
て、キャビティ18内で成形されたディスクAがスタンパ
非配設側の金型たる固定金型12側に残留・保持せしめら
れるのであり、その型開き操作の完了後において、かか
る固定金型12から所定の取出装置によってディスクAが
取り出されるのである。そして、その結果、スタンパ配
設側の金型にディスクを保持せしめる従来の成形型を用
いて成形されるディスクに比べて、シミやモヤ様のスタ
ンパ情報の転写不良が大幅に抑制乃至低減せしめられる
のであり、これによって、ディスクAの品質が大幅に向
上せしめられることとなったのである。
因に、第3図および第4図は、スタンパ非配設側の金型
にディスクを保持せしめる本実施例に従う成形型によっ
て成形されたディスクAと、スタンパ配設側の金型にデ
ィスクを保持せしめる従来の成形型によって成形された
ディスクAとについて、それぞれ、シミ乃至モヤ様のス
タンパ情報の転写不良Cの発生状態の一例を示したもの
であるが、それらの図の比較から、本実施例に従う成形
型によってディスクを成形した方が、従来の成形型によ
ってディスクを成形する場合よりも、ディスクに発生す
るシミ乃至モヤ様のスタンパ情報の転写不良Cを大幅に
低減できることが認められるのである。
以上、本発明の一実施例を詳細に説明したが、これは文
字通りの例示であり、本発明が、かかる具体例に限定さ
れることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において、
種々なる変更,修正,改良等を施した態様で実施できる
ことは、言うまでもないところである。
例えば、前記実施例におけるガイドスリーブ50を軸心方
向に移動可能に設けると共に、かかるガイドスリーブ50
を第1図中右側に所定量突出し作動させる突出し作動手
段を設け、可動金型12の固定金型14からの離脱作動(型
開き作動)に伴って、かかるガイドスリーブ50が相対的
にその先端側へ突き出されるようにして、ディスクAの
可動金型12からの離脱操作を、かかるガイドスリーブ50
の突出し作動にて単独で行なうようにすることも可能で
あり、またかかるガイドスリーブ50の突出し作動と、前
記実施例における空気通路46からの空気の吹出し作動と
の両方で協力して、可動金型14からのディスクAの離脱
を行なうようにすることも可能である。なお、これらの
ような離脱手段は、状況によっては、省略することも可
能である。
また、キャビティ18の外縁部を画定する部材を固定金型
12側に設けると共に、かかる外縁画定部材の内周面を、
固定金型12側に開いたテーパ面と為し、かかる外縁画定
部材のテーパ面と、そのテーパ面で規定されるディスク
Aの外周縁部の係合に基づいて、ディスクAを固定金型
12側に残留・保持させるようにすることも可能である。
ただし、この場合には、キャビティ18の外縁部を画定す
る外縁画定部材が保持手段を構成することとなる。な
お、かかる外縁画定部材とディスクAの外周縁部との係
合、および前記実施例における空気通路26を通じた空気
の吸引作動の両方で、ディスクAを固定金型12側に保持
させるようにすることも、勿論可能である。
さらに、前記実施例では、スタンパが可動金型側に配設
されていたため、型開きに際して、ディスクが保持手段
によって固定金型側に残留・保持せしめられるようにな
っていたが、スタンパが固定金型側に配設された成形型
においては、型開きに際して、ディスクが保持手段で可
動金型側に残留・保持せしめられることとなる。このよ
うにしても、ディスクに発生するシミ乃至モヤ様のスタ
ンパ情報の転写不良を大幅に抑制乃至低減できるのであ
る。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に係るディスク
成形方法やディスク用成形型においては、可動金型と固
定金型との型開き操作時において、キャビティ内で成形
されたディスクが、スタンパの非配設側の金型に残留・
保持させられるようになっているため、成形ディスクに
発生するシミやモヤ様のスタンパ情報の転写不良が効果
的に抑制乃至低減されるのであり、これによって、ディ
スク成形品の品質が大幅に向上することとなったのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う成形型の要部を示す断面図であ
り、第2図は、第1図の成形型の異なる作動状態を示す
第1図と対応する断面図である。第3図は、本発明に従
う成形型によって成形されたディスクにおけるシミ乃至
モヤ様のスタンパ情報の転写不良の一例を示す説明図で
あり、第4図は、従来の成形型によって成形されたディ
スクにおける第3図に対応する図である。 12:固定金型、14:可動金型 18:ディスク成形キャビティ 24,44:空気通路形成部材 26,28,46,48:空気通路 32:スプルーブッシュ 42:スタンパ、50:ガイドスリーブ 52:ポンチカッター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動金型と固定金型の何れか一方のキャビ
    ティ形成面にスタンパを配設する一方、それら金型間に
    形成されるディスク成形キャビティ内に樹脂材料を射出
    することにより、前記スタンパの情報が転写されたディ
    スクを成形するようにしたディスク成形方法において、 前記キャビティ内で成形されたディスクを、前記可動金
    型と前記固定金型との型開きに際して、前記スタンパの
    非配設側の金型に保持せしめることにより、かかるディ
    スクをスタンパ配設側の金型から離脱せしめ、該ディス
    クの前記スタンパ情報の転写された側の面が大気に晒さ
    れるようにしたことを特徴とするディスク成形方法。
  2. 【請求項2】可動金型と固定金型の何れか一方のキャビ
    ティ形成面にスタンパを配設する一方、それら金型間に
    形成されるディスク成形キャビティ内に樹脂材料を射出
    することにより、前記スタンパの情報が転写されたディ
    スクを成形するようにしたディスク用成形型において、 前記キャビティ内で成形されたディスクを、前記可動金
    型と前記固定金型との型開きに際して、前記スタンパの
    非配設側の金型に保持させる保持手段を設け、該可動金
    型の固定金型からの型開きにより、前記キャビティ内で
    成形されたディスクがスタンパ非配設側の金型に残留・
    保持せしめられるようにしたことを特徴とするディスク
    用成形型。
JP63219285A 1988-09-01 1988-09-01 ディスク成形方法及びそのための成形型 Expired - Fee Related JPH0716973B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63219285A JPH0716973B2 (ja) 1988-09-01 1988-09-01 ディスク成形方法及びそのための成形型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63219285A JPH0716973B2 (ja) 1988-09-01 1988-09-01 ディスク成形方法及びそのための成形型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0267116A JPH0267116A (ja) 1990-03-07
JPH0716973B2 true JPH0716973B2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=16733113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63219285A Expired - Fee Related JPH0716973B2 (ja) 1988-09-01 1988-09-01 ディスク成形方法及びそのための成形型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716973B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2791087B2 (ja) * 1989-03-17 1998-08-27 株式会社日立製作所 光方式ディスク基板とその製造方法
DE19634101C2 (de) * 1996-08-23 1998-07-02 Daimler Benz Ag Lenkungsanlage für ein Kraftfahrzeug mit einer unteren Lenkspindel

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59176029A (ja) * 1983-03-28 1984-10-05 Sony Corp 円盤状記録媒体の離型方法
JPS6019518A (ja) * 1983-07-13 1985-01-31 Daicel Chem Ind Ltd 高密度情報記録担体用プラスチツクデイスクの射出成形方法および金型組立体
JPS6067916U (ja) * 1983-10-13 1985-05-14 積水化学工業株式会社 射出成形金型
JPS60122139A (ja) * 1983-12-06 1985-06-29 Pioneer Electronic Corp 情報記録円板の製造装置
JPS60245529A (ja) * 1984-05-22 1985-12-05 Sumitomo Heavy Ind Ltd コンパクトデイスク或はビデオデイスク等の円盤状記録媒体成形用金型
JPS62261416A (ja) * 1986-05-09 1987-11-13 Japan Steel Works Ltd:The 射出成形における成形品はく離方法
JPH0763991B2 (ja) * 1988-04-16 1995-07-12 ダイセル化学工業株式会社 フォーマット入り光ディスク基板成形用金型
JPH0751300B2 (ja) * 1988-04-16 1995-06-05 ダイセル化学工業株式会社 プリフォーマット入り光ディスク基板の成形方法およびそれに用いる金型
JPH07316B2 (ja) * 1988-04-16 1995-01-11 ダイセル化学工業株式会社 フォーマット入り光ディスク基板の成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0267116A (ja) 1990-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5330693A (en) Process and apparatus for injection-molding product having minute surface pattern and central hole
JPH0252716A (ja) 光ディスク基板成形用金型
US6174487B1 (en) Air blowing method for mold for a disk molding and a mold therefor
JPH0716973B2 (ja) ディスク成形方法及びそのための成形型
JP3222830B2 (ja) ディスク成形装置のゲートカット装置及びゲートカット方法
JPH09225969A (ja) 射出成形金型
JP3238838B2 (ja) ディスク成形金型とその成形方法
JP3387727B2 (ja) ディスク成形型およびディスク成形方法
JP2001047481A (ja) 変位可能なパンチ機構
JP3167257B2 (ja) ディスク基板の成形用型および成形方法
JPH03222707A (ja) 射出成形型
JPH0890613A (ja) ディスク成形金型
JPH03261525A (ja) 射出成形用金型
JP2001088137A (ja) リング状ゴム部品の成形用金型
JPS6242773B2 (ja)
JPH0699438A (ja) 成形品の取出し方法
JP3346805B2 (ja) ディスク成型金型
JP3105072B2 (ja) ディスク基板の製造方法
JP3076139B2 (ja) ディスクの射出成形装置
JPH10278046A (ja) ディスク基板の成形用型およびディスク基板の成形方法
JPH0536657Y2 (ja)
JPH0725107B2 (ja) 射出成形用金型
JPH1044162A (ja) 突き出し機構付き金型
JP2001088175A (ja) 部分薄肉樹脂製品の成形用金型及び成形方法
JPH10309722A (ja) 光ディスク用樹脂成形金型

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees