JPH07168433A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH07168433A
JPH07168433A JP5343582A JP34358293A JPH07168433A JP H07168433 A JPH07168433 A JP H07168433A JP 5343582 A JP5343582 A JP 5343582A JP 34358293 A JP34358293 A JP 34358293A JP H07168433 A JPH07168433 A JP H07168433A
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JP
Japan
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toner
developing device
developer
developing
filter
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Withdrawn
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JP5343582A
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English (en)
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Takatsugu Fujishiro
宇貢 藤城
Minoru Suzuki
稔 鈴木
Hiroyuki Matsushiro
博之 松代
Noriyuki Kimura
則幸 木村
Katsuhiro Aoki
勝弘 青木
Chiyako Hatsuyama
千矢子 初山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異物が現像器内に進入したりトナー凝集体が
現像器内で形成されたりしても、該異物やトナー凝集体
が再び現像器内へ搬送されることを防止する。 【構成】 各トナーホッパ5内における第1トナー搬送
スクリュウ26と第2トナー搬送スクリュウ27との間
のトナーの循環経路上に、所定粒径以上の物質、具体的
には通常の正常なトナーの粒径より大きな物質の通過を
妨げるフィルタ52設け、このフィルタ52によって異
物やトナー凝集体をトナーと分別して、再び現像器22
Yへ搬送されることを防止する。また、各トナーホッパ
5のフィルタ52よりも第2トナー搬送スクリュウ27
側に、外部に連通してシャッタ54により開閉可能にさ
れた開口53を形成して、上記異物やトナー凝集体を機
外へ排出できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に適用される現像装置
に係り、詳しくは潜像担持体との対向部に設けられた開
口部と該開口部からその一部が露出するように配設され
た現像剤担持体とを有する現像器と、該現像器に対して
内部が連通するように構成され、該現像器に供給する現
像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部内の現
像剤を該現像器に搬送して供給する供給搬送部材と、現
像に寄与しなかった余剰現像剤を該現像剤収容部に搬送
して回収する回収搬送部材とを有する現像装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、色分解光像を潜像担持体に露光
し、形成された各潜像を各々色分解光の補色のトナーで
現像し、得られた複数のトナー像を同一転写紙上に重ね
合わせて転写する方式のフルカラー複写機等のフルカラ
ー画像形成装置や、異なる色で再現すべき画像を別々に
潜像担持体上に露光し、形成された各潜像を各々異なる
色の現像剤で現像し、得られた複数のトナー像を同一転
写紙に重ね合わせて転写する多色画像形成装置等が知ら
れている。これらの画像形成装置では、複数色の現像を
行うために複数の現像器を必要とするが、各現像器を各
々別個独立に構成して潜像担持体の周辺に並設すると装
置が大型化してしまうという欠点があった。
【0003】そこで、従来より、潜像担持体に近接する
ように回転体を対設すると共に、この回転体に複数の現
像器を所定の位置に支持させ、各現像器を潜像担持体に
対向する現像位置に順次回動搬送することにより潜像担
持体上の潜像を各色トナーにて現像するようにした回転
型現像装置が開発されている。
【0004】ここで、このような回転型現像装置につい
て、トナーを排出する開口が外周に設けられた中空のト
ナー供給部材を各現像器の内部の長手方向に延在するよ
うに設け、各現像器に補給されるべきトナーを収容し、
各現像器とは別個に設けられた補給トナー収容部と該ト
ナー供給部材とを可撓性の円筒体で連結し、該補給トナ
ー収容部及び該円筒体内に設けられたスクリュー等の可
撓性の搬送部材により、補給トナー収容部から対応する
現像器へトナーを搬送するよう構成されたものが知られ
ている(例えば、特開昭60−233668号公報参
照)。
【0005】また、各現像器内にトナーを収容させるよ
うに構成し、該各現像器内の現像剤担持体の近傍に、現
像装置の回転動作により所定量のトナーが滞留されるホ
ッパ部を設けたものも知られている(例えば、実開昭6
3−153258号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開昭6
0−233668号公報に示されたような、各現像器と
は別個に設けられた補給トナー収容部を可撓性の円筒体
で各現像器に連結し、搬送部材により該補給トナー収容
部から該現像器へトナーを搬送する構成の回転型現像装
置においては、該補給トナー収容部から該現像器へトナ
ーを搬送する搬送部材を駆動させるための駆動手段が必
要となり、装置が複雑化して高コストとなるという欠点
や、該補給トナー収容部から該現像器へ搬送されるトナ
ーは、常に搬送部材による機械力を受けるため、早期に
劣化してしまうという欠点があった。
【0007】また、上記実開昭63−153258号公
報に示されたような、各現像器内にトナーを収容するよ
うに構成し、該各現像器内の現像剤担持体の近傍に、現
像装置の回転動作により所定量のトナーが滞留されるホ
ッパ部を設けた構成の回転型現像装置においては、予め
各現像器内に多量のトナーを収容させるようにすると、
現像装置全体が大型化してしまうという欠点があった。
また、現像器の使用にともなって現像剤担持体の軸方向
のトナー量が不均一となった場合、回転動作だけではト
ナー量を均一化できず、ホッパ部内に十分なトナーがあ
るにもかかわらず、画像に濃度ムラが発生することある
という欠点があった。
【0008】そこで、上記のような欠点に鑑み本出願人
は、各現像器に供給するトナーを収容するホッパ部を各
現像器の例えば端部側に一体に設け、このホッパ部に補
給するトナーを収容する補給トナー収容部を該ホッパ部
に互いの内部が連通するように装着し、該補給トナー収
容部から該ホッパ部へのトナーの補給は現像装置の回転
動作により行い、また、該ホッパ部から該現像器へのト
ナーの供給及び該現像器から該ホッパ部への余剰トナー
の回収はスクリュー等の搬送部材により行うように構成
した回転型現像装置を提案した。
【0009】この構成の回転型現像装置においては、機
械的なトナー搬送機構を何等用いることなく、補給トナ
ー収容部からホッパ部へのトナーの補給を実現できる。
また、現像器で使用されるトナーはホッパ部及び補給ト
ナー収容部に収容されており、現像器内に直接収容され
るようにはなっていないため、現像器を小型化すること
ができ、現像装置全体が大型化することを防止できる。
【0010】ところが、上記のようにホッパ部から現像
器へのトナーの供給及び該現像器から該ホッパ部への余
剰トナーの回収をスクリュー等の搬送部材により行うよ
うに構成した現像装置において、現像器内に紙粉等の異
物が進入したり、一部のトナーが凝集して大きな塊を形
成したりすると、この異物やトナー凝集体は搬送部材に
より一旦は現像器からホッパ部へ排出されても、搬送部
材により再び現像器へと搬送されてしまうことになる。
【0011】そして、上記のような異物やトナー凝集体
が現像器へ搬送されると、現像剤担持体表面に形成され
たトナー層を乱し、結果として画像の乱れを招くことに
なってしまうという問題点があった。
【0012】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、現像剤収容部から現
像器への現像剤の供給及び該現像器から該現像剤収容部
への余剰現像剤の回収を搬送部材により行うように構成
した現像装置において、異物が現像器内に進入したり現
像剤凝集体が現像器内で形成されたりしても、該異物や
現像剤凝集体が一旦現像剤収容部に回収された後に、再
び現像器内へ搬送されることを防止することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、潜像担持体との対向部に設け
られた開口部と該開口部からその一部が露出するように
配設された現像剤担持体とを有する現像器と、該現像器
に対して内部が連通するように構成され、該現像器に供
給する現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容
部内の現像剤を該現像器に搬送して供給する供給搬送部
材と、現像に寄与しなかった余剰現像剤を該現像剤収容
部に搬送して回収する回収搬送部材とを有する現像装置
において、該現像剤収容部内に所定粒径以上の物質を非
通過とするフィルタを設けたことを特徴とするものであ
る。請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、
上記現像器を回転軸の周りに複数配設し、該回転軸を中
心に該複数の現像器を回転させて任意の現像器を上記潜
像担持体に対向する現像位置に変位させて現像を行うよ
うに構成したことを特徴とするものである。請求項3の
発明は、請求項1又は2の現像装置において、上記フィ
ルタを、上記現像剤収容部内に回収された上記余剰現像
剤の上記供給搬送部材までの移動経路上に設けたことを
特徴とするものである。請求項4の発明は、請求項1,
2又は3の現像装置において、上記現像剤収容部に、シ
ャッタにより開閉可能にされた外部に連通する開口を設
けたことを特徴とするものである。請求項5の発明は、
請求項4の現像装置において、上記開口を上記現像剤収
容部内の上記フィルタよりも上記回収搬送部材側に設け
たことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明においては、現像剤収容部内の
現像剤は、供給搬送部材により現像器に搬送されて供給
される。また、現像に寄与しなかった余剰現像剤は、回
収搬送部材により現像器から現像剤収容部に搬送されて
回収される。そして、現像剤収容部に回収された余剰現
像剤は、再び供給搬送部材により現像剤担持体長手方向
に搬送されて供給される。ここで、現像剤収容部内には
所定粒径以上の物質を非通過とするフィルタが設けられ
ているので、現像器内に進入した異物や現像器内で形成
された現像剤凝集体が該余剰現像剤と共に現像剤収容部
に回収されても、該フィルタを用いることによって該異
物や現像剤凝集体を現像剤と分別することが可能とな
る。
【0015】請求項2の発明においては、上記現像器を
回転軸の周りに複数配設し、該回転軸を中心に該複数の
現像器を回転させて任意の現像器を上記潜像担持体に対
向する現像位置に変位させて現像を行うように構成した
ので、上記異物や現像剤凝集体が上記フィルタ表面に付
着するなどしても、該現像器の回転と共に上記現像剤収
容部も一緒に回転し、この回転によって該異物や現像剤
凝集体をフィルタ表面から離すことができる。
【0016】請求項3の発明においては、上記フィルタ
を、上記現像剤収容部内に回収された上記余剰現像剤の
上記供給搬送部材までの移動経路上に設けたので、回収
搬送部材により現像剤収容部に回収された余剰現像剤は
該やフィルタを通過しなければ再び現像器へと搬送され
ることはない。従って、回収搬送部材により現像剤収容
部に回収された上記異物や現像剤凝集体は、余剰現像剤
と共に上記循環経路を移動する際にフィルタによって該
余剰現像剤と確実に分別される。
【0017】請求項4の発明においては、上記現像剤収
容部に、シャッタにより開閉可能にされた外部に連通す
る開口を設けたので、現像器の使用に伴って上記異物や
現像剤凝集体が現像剤収容部に蓄積された場合でも、該
異物や現像剤凝集体を該開口から機外へ排出することが
できる。
【0018】請求項5の発明においては、上記開口を上
記現像剤収容部内の上記フィルタよりも上記回収搬送部
材側に設けたので、現像剤収容部に蓄積した上記異物や
現像剤凝集体を機外へ排出する際に、正常な現像剤を過
剰に破棄してしまうことを防止できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の現像装置の一実施例について
説明する。図1は複写機、ファクシミリ、プリンター等
の画像形成装置に適用される本実施例に係る回転型現像
装置の断面概略構成図である。なお、図1は一つの現像
器としての現像ユニット、例えば後述するイエロー現像
ユニットが現像位置にある状態を示している。図1に示
すように、潜像担持体としてのドラム状の感光体30の
近傍に、回転型(リボルバー型、ロータリー型とも言
う)の現像装置(以下、現像装置という)20が配置さ
れている。この現像装置20は、ケーシング21内にイ
エロー現像器22Y、マゼンタ現像器22M、シアン現
像器22C、及び黒現像器22Kの各色現像器を収容す
るように構成されている。そして、この現像装置20は
回転中心軸を中心に回転自在に設けられ、ケーシング2
1内で図示しない駆動機構により例えば矢印A方向に回
転される。この回転により、各現像器22Y,22M,
22C,22Kのうち任意の現像器を感光体30に対向
する現像位置に移動させることができるようになってい
る。
【0020】本実施例の現像器22Y,22M,22
C,22Kは、非磁性一成分現像剤を用いた現像器で、
それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒トナーを
収納し、感光体30に形成される静電潜像に該トナーを
供給することによって該静電潜像を可視像化する。ま
た、各現像器22Y,22M,22C,22Kには現像
剤担持体としての円筒状の現像ローラ23Y,23M,
23C,23Kがそれぞれ設けられている。この各現像
ローラ23Y,23M,23C,23Kは、各現像器2
2Y,22M,22C,22Kに設けられた開口部22
aからそれぞれその一部が外部に露出するように配置さ
れている。
【0021】以上の構成に係る現像装置20は色情報に
同期して各現像器22Y,22M,22C,22Kを選
択的に現像位置に配置するように回転中心軸を中心に回
動し、各現像器22Y,22M,22C,22Kは、現
像位置において現像ローラ23Y,23M,23C,2
3Kを図中矢印B方向に回転させて、順次感光体30上
に形成された対応する静電潜像を現像する。そして、各
現像像は図示しない転写紙上に重ね合わされる事によ
り、フルカラー画像を形成する。
【0022】以下、本実施例における各現像器22Y,
22M,22C,22Kの詳細な構成を説明する。各色
現像器22Y,22M,22C,22Kは同一形態及び
同一動作をとるので、以下の説明においてはイエロー現
像器22Yを例に説明し、他の現像器22M,22C,
22Kについての説明は省略する。なお、各現像器22
Y,22M,22C,22Kにおいて対応する同一の部
材については、図1中符号の末尾の英文字のみを変えて
示している。図2は現像装置20を構成する現像器、す
なわちこの場合はイエロー現像器22Yの概略構成図で
ある。図2において現像器22Yは、現像に使用される
ときは感光体30下方に配置され、感光体30に形成さ
れた静電潜像に非磁性一成分現像剤としてのイエロート
ナーを供給する。
【0023】現像位置におけるイエロー現像器22Yの
ケーシング28Y上部には開口部22aが形成されてい
る。該開口部22aには、上記感光体30に対向するよ
うに現像ローラ23Yが、感光体30と所定の周速比を
もって、かつ、感光体30との対向部において感光体3
0移動方向と同方向に回転するように配設されている。
【0024】また、現像ローラ23Y下方には、発泡ポ
リウレタン等の弾性体からなるトナー供給部材としての
供給ローラ24Yが現像ローラ23Yと摺擦し、かつ、
現像ローラ23Yに対し所定の周速比をもって、現像ロ
ーラ23Yとの摺擦部220Yにおいて現像ローラ23
Yの回転方向と同方向に回転するように設けられてい
る。
【0025】また、供給ローラ24Yの配設位置よりも
現像ローラ23Yの回転方向下流側で、かつ、上記開口
22a近傍には、ウレタンゴム等の弾性体からなるブレ
ード25Yが、その自由端部近傍が現像ローラ23Yに
接するように設けられている。
【0026】また、図中摺擦部220Yの左側には紙面
手前側から奥側に向けてトナーを搬送する供給搬送部材
としてのスクリュウ状の第1のトナー搬送部材(以下、
第1トナー搬送スクリュウという)26Yが、また、供
給ローラ24Yの下方には紙面奥側から手前側に向けて
トナーを搬送する回収搬送部材としてのスクリュウ状の
第2のトナー搬送部材(以下、第2トナー搬送スクリュ
ウという)27Yが設けられている。なお、この第1ト
ナー搬送スクリュウ26Y及び第2トナー搬送スクリュ
ウ27Yの詳細については後述する。
【0027】イエロー現像器22Yの長手方向端部に
は、図2(b)及び図3に示すように、現像剤収容部と
してのトナーホッパ5Yが設けられている。ここで、上
記トナー搬送スクリュウ26Yは、該トナーホッパ5Y
からイエロー現像器22Yの長手方向他端部まで上述の
現像ローラ23Y及び供給ローラ24Yと並行に配設さ
れ、トナーホッパ5Yからイエロー現像器22Yの他端
部に向けてトナーを搬送する様に、現像ローラ23Y及
び供給ローラ24Yと連動し、かつ、所定の周速比をも
って回転される。また、ケーシング28Yは、図2
(a)に示すようにその一部が供給ローラ24Yに接す
るように形成されており、上記現像ローラ23Y、供給
ローラ24Y及びケーシング28Yにより、トナー搬送
部材26Yを取り巻くトナー搬送スペース221Yが形
成される。
【0028】そして、第1トナー搬送スクリュウ26Y
は、所定方向に回転することによりトナーホッパ5Yか
らトナー搬送スペース221Y内にトナーを搬送し、供
給ローラ24Y上にトナーを供給する。供給ローラ24
Y上に供給されたトナーは、摺擦部220Yにおいて供
給ローラ24Yと現像ローラ23Yとで摺擦されて帯電
されながら現像ローラ23Y表面に供給され、現像ロー
ラ23Y表面に担持される。現像ローラ23Y表面に担
持されたトナーは、ブレード25Yにより均一、かつ、
所定厚みのトナー薄層にされ、感光体30表面に形成さ
れた静電潜像を接触あるいは、非接触現像にて現像す
る。
【0029】ところで、上記現像工程で使用されなかっ
たトナーは、上記第1トナー搬送スクリュウ27Yによ
りトナーホッパ5Yと逆側の現像器端部に搬送される。
このトナーホッパ5Yと逆側の現像器端部における現像
ローラ23Y及び供給ローラ24Yの軸方向有効径部外
側には、図2(b)に示すようにトナー循環部222Y
が設けられている。第1トナー搬送スクリュウ26Yで
トナー循環部222Yまで搬送されたトナーは、重力に
よりイエロー現像器22Y下部に落下する。
【0030】イエロー現像器22Y下部には、上記第2
トナー搬送スクリュウ27Yが上記現像ローラ23Y、
供給ローラ24Y及び第1トナー搬送スクリュウ26Y
と並行に配設され、上記第1トナー搬送スクリュウ26
Yとは逆方向にトナーを搬送するように回動され、上記
現像工程で使用されなかったトナーをトナーホッパ5Y
に搬送する。第1トナー搬送スクリュウ26Y及び第2
トナー搬送スクリュウ27Yの搬送量を適切に設定する
ことで、イエロー現像器22Y内のトナー量検知や複雑
な供給量制御を行う事無くトナーを供給ローラ24Y上
に供給でき、また、レイアウト自由度が大きく、感光体
に対する断面占有率の小さな小型現像装置を提供でき
る。
【0031】ところで、以上の構成に係る現像装置20
においては、図3に示すように各現像器22Y,22
M,22C,22Kに対して、互いに同一構成の補給現
像剤収容部としてのトナーカートリッジ1が取り付けら
れている。具体的には、各トナーカートリッジ1は、各
現像器22Y,22M,22C,22Kのトナーホッパ
5Y,5M,5C,5Kに対して内部に収容したトナー
を上方から補給するように、現像器長手方向に直行する
方向から各トナーホッパ5Y,5M,5C,5Kに取り
付けられている。以下、このトナーカートリッジ1の構
成について詳細に説明する。
【0032】図4(a)はトナーホッパ5から取り外し
たトナーカートリッジ1の斜視図、図4(b)はその分
解斜視図である。各トナーカートリッジ1は、上記図3
のようにトナーホッパ5に装着されたときに全てのトナ
ーカートリッジ1で構成される現像器長手方向からみた
外形形状が現像装置20の回転中心と同心の略円形状に
なるように、該現像器長手方向からみた形状が略1/4
円形状に構成されている。そして、図4(b)に示すよ
うに各トナーカートリッジ1は、トナーカートリッジ本
体2と連結部材3とキャップ4とから構成されている。
【0033】このトナーカートリッジ本体2は、トナー
を収容するトナー収容部2aと円筒部2bとにより構成
されている。トナー収容部2aは、略1/4円形状の両
端壁201a,202aと、該両端壁201a,202
aの間の円周壁203aと、同じく該両端壁201a,
202aの間の平面壁204a,205aとから構成さ
れている。ここで、該平面壁204aの図4(b)中両
矢印Cで示した回転軸方向中央には、両端壁201a,
202a間の幅よりも小径のトナー取り込み口2eが形
成されている。そして、上記円筒部2bはトナー取り込
み口2eの縁部から突出するように設けられている。ま
た、該円筒部2bの自由端部の内面には突起2c(図5
参照)が設けられ、図4(b)の状態における円筒部2
b下部にはトナー排出口2dが形成されている。
【0034】また、連結部材3は、内径が上記円筒部2
bの外径よりも大きな円筒部3aと、該円筒部3aの長
手方向に直行する方向に該円筒部3aから分岐するよう
に構成されたトナー補給路3bとにより構成されてい
る。 (以下、余白)
【0035】また、キャップ4は、図5に詳細に示すよ
うに、トナーカートリッジ本体2の円筒部2bに嵌合す
る嵌合部4aと、該嵌合部4aの周面に設けられた突起
4bと、該嵌合部4aより大径に構成されたフランジ部
4cとにより構成されている。
【0036】以上の構成のトナーカートリッジ本体2、
連結部材3及びキャップ4は、図5に示すように、連結
部材3の円筒部3a内にトナーカートリッジ本体2の円
筒部2bが挿入されて、連結部材3が該トナーカートリ
ッジ本体2に対して回転可能に組み付けられている。ま
た、キャップ4の嵌合部4aがトナーカートリッジ本体
2の円筒部2bに嵌合し、該キャップ4の突起4bが該
円筒部2bの内面の突起2cと係合することにより、該
キャップ4が該円筒部2bに着脱可能に取り付けられて
いる。そして、該キャップ4はフランジ部4cにより連
結部材3の円筒部3a長手方向への動きを規制してい
る。また、図3のようにトナーホッパ5に装着されたと
きは連結部材3のトナー補給路3bと上記円筒部2bの
トナー排出口2dとが対向してトナーカートリッジ1内
部は開放状態となり、トナー収容部2a内のトナーは自
由にトナー補給路3bから流出することができ、また、
該トナー補給路3bがトナー排出口2dに対向する位置
にないときはトナーカートリッジ1内部は密閉状態とな
り、トナー収容部2a内のトナーはトナー補給路3bか
ら流出することができないようになっている。
【0037】以上のように構成されたトナーカートリッ
ジ1は、連結部材3のトナー補給路3b端部をトナーホ
ッパ5上部に設けられた補給孔(図示せず)に嵌合させ
てトナーホッパ5に取り付けられている。なお、トナー
ホッパ5の補給孔には、トナーカートリッジ1が取り外
されている状態で、該孔を遮蔽してトナー流出を防止す
るためのシャッター機構が設けられている。
【0038】次に、トナーカートリッジ1からトナーホ
ッパ5へのトナーの補給について説明する。トナーホッ
パ5に装着されたトナーカートリッジ1は、現像装置2
0の回動にともなって回動する。ここで、例えば、現像
装置20が、イエロー現像器22Yが現像位置にある図
6(a)に示す状態から図6(b),(c)に示す状態
を経てイエロー現像器22Yが非現像位置にある図6
(d)に示す状態まで回動すると、イエロー現像器22
Yのトナーホッパ5Yに装着されたトナーカートリッジ
1のトナー収容部2a内に収容されたトナーは重力によ
りトナー収容部2a内を移動して、図6(d)に示すよ
うにトナーカートリッジ本体2の円筒部2b内及びトナ
ーホッパ5Yの近傍に溜る。この状態からさらに現像装
置20が回動してイエロー現像器22Yが現像位置にあ
る図6(a)に示す状態に復帰すると、上記円筒部2b
内に溜っていたトナーはトナーホッパ5Yへと落下す
る。この構成によれば、トナーカートリッジ1になんら
のトナー搬送部材を設けることなくトナーをトナーホッ
パ5へと搬送して補給することができる。
【0039】ところで、上記のようにトナーホッパ5か
ら現像器22へのトナーの供給及び該現像器22からト
ナーホッパ5への余剰トナーの回収をそれぞれ第1トナ
ー搬送スクリュウ26と第2トナー搬送スクリュウ27
とにより行うように構成した場合、現像器22内に紙粉
等の異物が進入したり、一部のトナーが凝集して大きな
塊を形成したりすると、この異物やトナー凝集体は第1
トナー搬送スクリュウ26及び第2トナー搬送スクリュ
ウ27により一旦は現像器22からトナーホッパ5へ排
出されても、第1トナー搬送スクリュウ26により再び
現像器22へと搬送されてしまうことになる。そして、
上記のような異物やトナー凝集体が現像器22へ搬送さ
れると、現像ローラ23表面に形成されたトナー層を乱
し、結果として画像の乱れを招くことになってしまう。
【0040】そこで、本実施例に係る現像装置20にお
いては、上記第2トナー搬送スクリュウ27により現像
器22からトナーホッパ5へ搬送されてきた異物やトナ
ー凝集体が再び現像器22へ搬送されることを防止する
ために、図7に示すように隔壁51で区切られた各トナ
ーホッパ5Y,5M,5C,5K内に、それぞれ所定粒
径以上の物質、具体的には通常の正常なトナーの粒径よ
り大きな物質の通過を妨げるフィルタ52Y,52M,
52C,52Kが設けられている。具体的には、各フィ
ルタ52Y,52M,52C,52Kは、各トナーホッ
パ5Y,5M,5C,5K内における第1トナー搬送ス
クリュウ26Y,26M,26C,26Kと第2トナー
搬送スクリュウ27Y,27M,27C,27Kとの間
のトナーの移動経路上に設けられている。
【0041】すなわち、この構成によれば、例えば現像
器22Yからトナーホッパ5Yへ回収搬送されたものの
うちフィルタ52Yを通過したものだけが再び現像器2
2Yへ供給搬送されることになる。ここで、上記現像器
22Y内に進入した異物や現像器22Y内で形成された
トナー凝集体は、上記通常の正常なトナーよりも大きい
ため、フィルタ52Yを通過することができずトナーと
分別される。従って、上記異物やトナー凝集体がトナー
ホッパ5Yへ回収搬送されても、該異物やトナー凝集体
が再び現像器22Yへ搬送されることがない。
【0042】ところで、上記のようにトナーホッパ5Y
内にフィルタ52Yを設けた場合、現像器22Yの経時
の使用によってフィルタ52Y表面に上記異物やトナー
凝集体が付着するなどしてトナーの通過を妨げる恐れが
ある。しかしながら、本実施例に係るような回転型の現
像装置20においては、回転中心軸を中心とした現像器
22Yの回転と共にトナーホッパ5Yも一緒に回転し、
この回転によって該異物やトナー凝集体をフィルタ表面
から離すことができ、トナーのフィルタ52Yの通過が
該異物やトナー凝集体により阻止されてしまうのを防止
できる。そして、このことによって、該フィルタ52Y
の分別性能を良好に維持できる。
【0043】また、本実施例に係る現像装置20におい
ては、図3,7に示すように、各トナーホッパ5Y,5
M,5C,5Kのフィルタ52Y,52M,52C,5
2Kよりも第2トナー搬送スクリュウ27Y,27M,
27C,27K側に、外部に連通してシャッタ54Y,
54M,54C,54Kにより開閉可能にされた開口5
3Y,53M,53C,53Kが形成されている。
【0044】この構成によれば、例えば現像器22Yの
使用に伴って上記異物やトナー凝集体がトナーホッパ5
Yに蓄積された場合でも、該異物やトナー凝集体を該開
口53Yから機外へ排出することができる。このことに
よって、該フィルタの分別性能を良好に維持できる。
【0045】また、上記開口53Yは上記トナーホッパ
5Y内のフィルタ52Yよりも第2トナー搬送スクリュ
ウ27Y側に設けられているので、上記異物やトナー凝
集体を機外へ排出する際に、正常なトナーを過剰に破棄
してしまうことを防止できる。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、現像剤収容部
内に設けられたフィルタを用いることによって異物や現
像剤凝集体を現像剤と分別することが可能となるので、
該異物や現像剤凝集体を再び現像器へ搬送してしまうこ
とを防止できる。
【0047】請求項2の発明によれば、現像剤収容部の
回転によって上記異物や現像剤凝集体をフィルタ表面か
ら離すことができるので、現像剤のフィルタの通過が該
異物や現像剤凝集体により阻止されてしまうのを防止で
きる。このことによって、該フィルタの分別性能を良好
に維持できる。
【0048】請求項3の発明によれば、上記フィルタ
を、上記現像剤収容部内に回収された上記余剰現像剤の
上記供給搬送部材までの移動経路上に設けたことによ
り、上記異物や現像剤凝集体を該余剰現像剤と確実に分
別し、該異物や現像剤凝集体を再び現像器へ搬送してし
まうことを防止できる。
【0049】請求項4の発明によれば、上記異物や現像
剤凝集体が現像剤収容部に蓄積した場合でも、該異物や
現像剤凝集体を上記開口から機外へ排出することができ
るので、現像剤のフィルタの通過が該蓄積した異物や現
像剤凝集体により阻止されてしまうのを防止できる。こ
のことによって、該フィルタの分別性能を良好に維持で
きる。
【0050】請求項5の発明によれば、上記開口を上記
現像剤収容部内の上記フィルタよりも上記回収搬送部材
側に設けたことにより、現像剤収容部に蓄積した上記異
物や現像剤凝集体を機外へ排出する際に、正常な現像剤
を過剰に破棄してしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る回転型現像装置の断面概略構成
図。
【図2】(a)は同回転型現像装置を構成する現像器の
断面概略構成図。(b)は同現像器の全体構成図。
【図3】同現像装置の概略構成を示す斜視図。
【図4】(a)はトナーホッパから取り外したトナーカ
ートリッジの斜視図。(b)は同トナーカートリッジの
分解斜視図。
【図5】同トナーカートリッジのトナー流路の断面概略
構成図。
【図6】(a)乃至(d)は同トナーカートリッジから
トナーホッパへのトナー補給動作についての説明図。
【図7】トナーホッパの概略構成図。
【符号の説明】
1 トナーカートリッジ 5 トナーホッパ 23 現像ローラ 24 供給ローラ 26 第1トナー搬送スクリュウ 27 第2トナー搬送スクリュウ 52 フィルタ 53 開口 54 シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 則幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 青木 勝弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 初山 千矢子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体との対向部に設けられた開口部
    と該開口部からその一部が露出するように配設された現
    像剤担持体とを有する現像器と、該現像器に対して内部
    が連通するように構成され、該現像器に供給する現像剤
    を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部内の現像剤
    を該現像器に搬送して供給する供給搬送部材と、現像に
    寄与しなかった余剰現像剤を該現像剤収容部に搬送して
    回収する回収搬送部材とを有する現像装置において、 該現像剤収容部内に所定粒径以上の物質を非通過とする
    フィルタを設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】上記現像器を回転軸の周りに複数配設し、
    該回転軸を中心に該複数の現像器を回転させて任意の現
    像器を上記潜像担持体に対向する現像位置に変位させて
    現像を行うように構成したことを特徴とする請求項1の
    現像装置。
  3. 【請求項3】上記フィルタを、上記現像剤収容部内に回
    収された上記余剰現像剤の上記供給搬送部材までの移動
    経路上に設けたことを特徴とする請求項1又は2の現像
    装置。
  4. 【請求項4】上記現像剤収容部に、シャッタにより開閉
    可能にされた外部に連通する開口を設けたことを特徴と
    する請求項1,2又は3の現像装置。
  5. 【請求項5】上記開口を上記現像剤収容部内の上記フィ
    ルタよりも上記回収搬送部材側に設けたことを特徴とす
    る請求項4の現像装置。
JP5343582A 1993-12-16 1993-12-16 現像装置 Withdrawn JPH07168433A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064803A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Fuji Xerox Co Ltd 現像器および画像形成装置
US7555256B2 (en) * 2005-05-23 2009-06-30 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Development unit with toner recovery for an image forming apparatus and process

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7555256B2 (en) * 2005-05-23 2009-06-30 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Development unit with toner recovery for an image forming apparatus and process
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