JPH0716795A - 粉末成形プレス - Google Patents

粉末成形プレス

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JPH0716795A
JPH0716795A JP18765093A JP18765093A JPH0716795A JP H0716795 A JPH0716795 A JP H0716795A JP 18765093 A JP18765093 A JP 18765093A JP 18765093 A JP18765093 A JP 18765093A JP H0716795 A JPH0716795 A JP H0716795A
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fluid pressure
powder
punches
pressure cylinder
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Takeshi Katagiri
桐 武 司 片
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Yoshizuka Seiki Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/02Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動のパンチを支持する流体圧シリンダの力
を加圧行程中で変化させることにより粉末の移動を可及
的に小さくし、もって成形品のクラック発生を未然に防
止すると共に高精度の成形品を得ることができる粉末成
形プレスを提供する。 【構成】 複数のパンチの一部4,6が可動パンチとし
て流体圧シリンダ17,18によって支持されている粉
末成形プレスにおいて、流体圧シリンダ17,18の流
体圧を、加圧の進行に応じて増大させる圧力制御手段1
9(22)を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、段付きの成形品を成形
する多段粉末成形プレスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の段付きの成形品を成形す
る粉末成形プレスとしては、たとえば図9に示すような
構成となっている。
【0003】すなわち、成形品の各段部に対応する下第
1,下第2パンチ101,102及び下第3パンチ10
3を有しており、この内、下第1,下第2パンチ10
1,102が可動のパンチとして第1,第2流体圧シリ
ンダ104,105にて支持され、下第3パンチ103
は固定されている。一方、上パンチ106が図示しない
プレスの上ラムに連結され、ダイプレート107がヨー
クプレート108を介して図示しない下ラムに固定され
ている。
【0004】上記下第1,第2パンチ101,102は
第1,第2流体圧シリンダ104,105によって可動
となっているが、充填調整装置109によってその上限
位置が規制され、一方、下限位置はストッパ110によ
って規制されている。
【0005】この第1,第2流体圧シリンダ104,1
05は空気圧シリンダで、図10に示す回路構成によ
り、減圧弁112を介してシリンダを伸張させる方向に
一定の空気圧が充填されており、この空気圧によって第
1,第2パンチ101,102が支持されている。
【0006】加圧行程を、図に基づいて説明すると、図
9(a),(b)に示すように、上パンチ106を下降させ
て粉末111を圧縮していくと、まず、下第1パンチ1
01上部の粉末の加圧力が上昇していく。そのため、矢
印で示すように、下第1パンチ101上部から下第2パ
ンチ102上部側へ粉末が落ち、下第1パンチ101に
かかる力が下第1パンチ101を支える第1流体圧シリ
ンダ104の力より大きくなると、下第1パンチ101
が下降する。
【0007】次に、図9(c)に示すように、上パンチ1
06と下第1パンチ101が共に下降して行くと、下第
2パンチ102に加わる力が上昇していき、矢印で示す
ように、多少下第2パンチ102上部から下第3パンチ
103上部側に粉末が落ちながら、下第2パンチ102
を支持する第2流体圧シリンダ105の力より大きくな
ると、上パンチ106,下第1及び下第2パンチ10
1,102が下降する。
【0008】この加圧行程では、第1,第2流体圧シリ
ンダ104,105が収縮するが、回路中のタンク11
3によって空気圧の増大は最小限度に抑えられており、
第1,第2流体圧シリンダ104,105のストローク
に拘らず、空気圧はほぼ一定に保たれている(図10
(a),(b)参照)。
【0009】さらに、図9(d)に示すように、上パンチ
106が下降すると粉末の密度が上昇し、この時、下第
1,第2パンチ101,102が第1,第2流体圧シリ
ンダ104,105によって支えられている状態だと、
粉末が下第3パンチ103上部から下第2,第1パンチ
102,101側に逆に戻っていく。
【0010】なお、上パンチ106が下降すると、図9
(e)に示すように、下第1,第2パンチ101,102
がストッパ110に当り加圧が終了する。
【0011】そして、図10(c),(d)に示すように、
第1,第2流体圧シリンダ104,105の収縮側にも
減圧弁114を介して空気圧が充填されて、上昇側と下
降側の空気圧のバランスをとり、図示しない抜き出し行
程に移行する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の場合には、もし、第1,第2流体圧シリンダ10
4,105の力が弱いと、図9(a)〜(c)に示した加圧
初期段階での粉末の落下は小さいが、図9(d)に示す加
圧中間段階にかけて粉末の上昇が大きくなり、この粉末
の移動が、図11(a)に示すように、製品の角部にクラ
ック114を生じる原因となる。
【0013】一方、第1,第2流体圧シリンダ104,
105の力が強いと、加圧初期の段階での粉末の落下が
大きいが、ある程度固められた状態で各段部が加圧され
るために、加圧中間段階での粉末の移動は少なく、上記
したクラック発生の問題は少ない。ところが、図11
(b)に示すように、成形品の密度のばらつきが大きくな
るため、焼結時に計算上の製品寸法とは大きく変化して
しまう。
【0014】このように、第1,第2流体圧シリンダ1
04,105の力の調整は微妙であり調整が困難であっ
た。また、成形品の形状によっても、第1,第2流体圧
シリンダ104,105の力を変化させなくてはならな
い。
【0015】本発明は、上記した従来技術の問題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
可動のパンチを支持する流体圧シリンダの力を加圧行程
中で変化させることにより粉末の移動を可及的に小さく
し、もって成形品のクラック発生を未然に防止すると共
に高精度の成形品を得ることができる粉末成形プレスを
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、上パンチと下パンチの少なくと
もいずれか一方が複数のパンチで構成されており、該複
数のパンチの一部が可動パンチとして流体圧シリンダに
よって支持されている粉末成形プレスにおいて、前記流
体圧シリンダの流体圧を、加圧の進行に応じて増大させ
る圧力制御手段を設けたことを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明にあっては、可動のパンチを支持する流
体圧シリンダの力を、加圧行程の進行に伴って流体圧シ
リンダの力を強くすることにより、加圧途中において複
数のパンチ間における加圧力の差が小さくなり、粉末の
移動が可及的に小さくなる。
【0018】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0019】図1は本発明の一実施例に係る粉末成形プ
レスの制御方法が適用されたツールセット方式の粉末成
形プレスを示している。
【0020】ツールセット1は、粉末が充填されるダイ
2を備えたダイプレート3と、このダイプレート3の下
方に配置され下第1パンチ4を保持する下第1パンチプ
レート5と、下第1パンチプレート5の下方に配置され
下第2パンチ6を支持する下第2パンチプレート7と、
プレス本体のフレーム8に固定される固定プレート9
と、この固定プレート9の下方に配置されてタイロッド
10を介してダイプレート3に連結されるヨークプレー
ト11と、を有する構成となっている。下第1パンチプ
レート5及び下第2パンチプレート7には、上記タイロ
ッド10が摺動自在に挿入されている。また、ヨークプ
レート11には下第3パンチ12の内周に嵌合するコア
ロッド13の下端が固定されている。
【0021】一方、上パンチ14は、上パンチプレート
15を介してプレスの上ラム16に連結されており、上
ラム16によって上下に往復駆動される。
【0022】下第1パンチプレート5と下第2パンチプ
レート7の間に下第1パンチ4を支持するための第1流
体圧シリンダ17が設けられ、また、下第2パンチプレ
ート7と固定プレート9の間には、下第2パンチ6を支
持するための第2流体圧シリンダ18が装着されてい
る。そして、これら第1,第2流体圧シリンダ17,1
8の流体圧を、加圧の進行に応じて増大させるための圧
力制御手段19が設けられている。
【0023】また、第1,第2パンチ4,6は上下に可
動となっているが、従来例と同様に、第1,第2充填調
整装置40,41によってその上限位置が規制され、一
方、下限位置は第1,第2ストッパ42,43によって
規制されている。
【0024】図2は、上記第1,第2流体圧シリンダ1
7,18の制御回路を示している。
【0025】第1,第2流体圧シリンダ17,18は一
対づつ設けられており、チェック弁を19,19介して
ポンプ20に接続されている。さらに、ポンプ20と第
1,第2流体圧シリンダ17,18間の流路21から分
岐してリリーフ流路22が設けられ、このリリーフ流路
22にリリーフ圧を調整可能とする圧力制御手段として
の圧力制御可能なリリーフ弁23が設けられている。こ
のリリーフ弁23としては、比例電磁式リリーフ弁ある
いはデジタルリリーフ弁等を用いることができる。
【0026】このリリーフ弁23によって、圧縮行程中
の第1,第2流体圧シリンダ17,18のリリーフ圧
を、加圧行程の進行に伴って上昇させる。圧力を時間の
経過と共に直線的に上昇させるか2次曲線的に上昇させ
るか、また最小圧力と最大圧力をどの程度に設定するか
は、成形時の良品を見ながら決定する。
【0027】基本的には、固定の下第3パンチ12と上
パンチ14との間で加圧される粉末の圧力上昇、すなわ
ち、下第3パンチ12に加わる単位面積当りの力と同じ
程度の圧力上昇となるように設定するのが理想である。
しかし、ラムの加圧力と対抗するだけの流体圧シリンダ
を用いるとすると、徒らに設備が大型化すると共にコス
トも増大してしまう。また、実際には、第1,第2流体
圧シリンダ17,18の圧力が相当低くてもクラックは
入らず良品を得ることができるので、現行のプレスに用
いられているシリンダの大きさ程度で充分である。
【0028】また、この第1,第2流体圧シリンダ1
7,18の圧力制御については、圧力制御リリーフ弁を
用いる他に、流体圧シリンダからの排出流量を流量制御
弁によって制御するようにしてもよいし、また、ポンプ
20からの供給圧力を制御するようにしてもよいし、要
するに第1,第2流体圧シリンダ17,18の流体圧を
加圧の進行に応じて変化させるものであればよい。
【0029】このように、時間の経過とリリーフ圧を製
品の大きさにより変化させれば、加圧行程の全行程を通
じて、粉末の移動を可及的に小さく設定することができ
る。
【0030】図3(a)は、リリーフ弁23のコントロー
ラCの構成例を示している。この例では、図3(b)に示
すように、たとえばておばメカプレスの主軸24の回転
変位をエンコーダ25で読み取り、この信号に基づいて
リリーフ弁23のリリーフ圧を変化させている。
【0031】すなわち、コントローラCには、電源2
6,設定器27及びエンコーダ25に接続されており、
コントローラCには、設定器27によって予め主軸の変
位量(加圧ストロークに対応する)と制御圧力の関係が
設定記憶される設定部28と、電源部29と、リリーフ
弁23のアクチュエータを駆動する駆動部30とが、設
けられている。そして、エンコーダ25から入力信号に
基づいて、所定のストローク位置に対応するリリーフ圧
となるようにリリーフ弁23を駆動制御する。
【0032】第1,第2流体圧シリンダ17,18の圧
力は連続的に上昇させてもよいし、図3(c)に示すよう
に、階段状に上昇させてもよい。図示例では、5段階に
なっているが、成形品の精度によりもっと多くとも少な
くてもよい。図示例ではストロークにほぼ比例して圧力
を増加させているが、加圧力は加圧終了手前から急激に
増大すると考えられるので、それに対応して圧力を増大
させることが好ましい。もっとも、圧力は成形品の大き
さにより調整する必要がある。
【0033】また、プレスはメカ式,油圧式に限られ
ず、油圧プレスの場合には、エンコーダの代わりに、タ
イマーを使用して圧力を変化させれば、同様の結果を得
ることができる。
【0034】また、本実施例のようなツールセット式の
プレスに限られず、プレス本体から外せないプラテンタ
イプのプレスについても適用できることはもちろんであ
る。
【0035】図4には、本実施例の装置の加圧行程を示
している。
【0036】図4(a)は充填状態を示している。すなわ
ち、フィーダ32によってダイ2内に所定量の粉末が充
填される。下第1,第2パンチ4,6の充填深さは、上
下位置を規制する第1,第2充填装置40,41によっ
て定められる。
【0037】図4(b)は、上パンチ14がダイ2内に充
填された粉末に接触した状態を示している。
【0038】図4(c)は、上加圧状態を示している。上
パンチ14を下降させて粉末を加圧していくと、下第1
パンチ4上部の粉末の加圧力が上昇していく。この時点
では、各下第1,第2パンチ4,6を支える第1,第2
流体圧シリンダ17,18の力は弱く設定されており、
粉末の加圧力が第1,第2流体圧シリンダ17,18の
支持力よりも大きくなると下第1パンチ4が下降する。
加圧力が小さい段階で下降するために、粉末の移動は極
力抑えられる。
【0039】図4(d)は、上パンチ14と下第1パンチ
4が共に下降する状態を示しており、この時点で下第2
パンチ6の圧力が上昇していく。そして、第2流体圧シ
リンダ18による支持力よりも大きくなると、上パンチ
14,下第1,下第2パンチ4,6が下降する。
【0040】次いで、図4(e)に示すように、上パンチ
14がさらに下降すると、粉末の密度がさらに上昇す
る。
【0041】この加圧力の上昇に比例して第1,第2流
体圧シリンダ17,18の支持力を上昇させているの
で、下第1,第2,第3下パンチ4,6,12の加圧力
はほぼ同等に保たれる。
【0042】図4(f)は、加圧終了位置を示している。
【0043】すなわち、上パンチ14が下降して、下第
1,第2パンチ4,6が第1,第2ストッパ42,43
に当接した時点で加圧が終了する。
【0044】図4(g)〜(i)は、抜き出し行程を示して
いる。
【0045】まず、上パンチ14が上昇して抜き出しが
始まり、ダイ2が下第1パンチ4と同じ位置になると、
第1ストッパ42が外れる。
【0046】そして、ダイ2と下第1パンチ4が共に下
降して下第2パンチ4と同じ位置になると、下第2パン
チ6から第2ストッパ43が外れ、これらダイ2,下第
1パンチ4及び下第2パンチ6が、下第3パンチ12と
同じ位置になるまで下降して抜き出しが終了する。
【0047】この抜き出しの行程では、第1,第2流体
圧シリンダ17,18の充填圧力を下げている。
【0048】なお、この実施例では、図1(b)に示すよ
うな段付き成形品を例にとって説明したが、図5に示す
ような成形品50,51についても同様に適用すること
ができる。
【0049】図6には、図5(b)に示すような上面外周
に段部52を有するような成形品51を成形する場合の
上パンチ53の構成例を示している。
【0050】すなわち、上パンチ53についても、下パ
ンチと同様に複数のパンチ、図示例では上第1,上第2
パンチ54,55によって構成され、外周側の上第1パ
ンチ54が上第1流体圧シリンダ56により支持された
可動パンチによって構成されている。この実施例では、
上第2パンチ55についても上第2流体圧シリンダ57
によって支持されているが、この発明が適用されるのは
上第1流体圧シリンダ56の方である。また、図示例で
は、上第2流体圧シリンダ57が空気圧により、上第1
流体圧シリンダ56が油圧によって駆動される。
【0051】下パンチの構成については、上記実施例で
記載した通りなので、以下の説明は、上パンチ53を中
心に説明するものとし、下パンチに関して上記実施例と
同様の構成部分については同一の符号を付し、その説明
を省略する。この上第1流体圧シリンダ56の制御回路
には、圧力源58と上第1流体圧シリンダ56との間
に、上第1流体圧シリンダ56への流体圧の供給を切換
える第1電磁切換弁59と、上第1流体圧シリンダ56
の流体圧を、加圧の進行に応じて増大させるための圧力
制御手段としての圧力制御可能のリリーフ弁60とが設
けられている。
【0052】上第2流体圧シリンダ57と圧力源61と
の間には、上第2流体圧シリンダ57の上下動を切換え
る第2,第3電磁切換弁62,63が設けられている。
【0053】また、上第1,第2上パンチ54,56の
上限位置は、上第1,第2流体圧シリンダ56,57の
各上端壁によって規制されている。
【0054】なお、図中66,67は、加圧完了後の成
形品抜き出し行程におけるストッパ42,43の解除機
構である。
【0055】図7(a)には、充填状態を示している。す
なわち、第3電磁切換弁63を励磁,第1,第2電磁切
換弁59,62を非励磁とし、上第1流体圧シリンダ5
6に油圧を、上第2流体圧シリンダ57の下部に空気圧
を入れる。上第1流体圧シリンダ56の油圧によって上
第1パンチ54は下方に移動して最下端位置で位置決め
されるが、この寸法Aは上第1流体圧シリンダ56に設
けた調整ナット69によって調整可能である。
【0056】一方、下第1,下第2流体圧シリンダ6
4,65の空気圧によって、下第1,第2パンチ4,6
が所定位置まで上昇し粉末が充填される。
【0057】図7(b)及び図8(a)には、トランスファ
行程が示されている。
【0058】図7(b)はトランスファ開始状態を示して
おり、上第1パンチ54が粉末と接触すると同時に、第
1トランスファロッド71を第1流体圧シリンダ64の
上面と接触させる。この第1流体圧シリンダ64は下第
1パンチプレート5に、ピストンロッド64aが固定プ
レート9に固定されており、ピストンロッド64aの先
端には第1トランスファピン72が突設されている。
【0059】トランスファは、この実施例では下第1パ
ンチ4と上第1パンチ54の間の粉末を移動させるもの
で、上第1パンチ54の突出量S1と第1トランスファ
ロッド70と第1トランスファピン72との間隔S1′
を同一寸法に調整している。また、この時点での第2ト
ランスファロッド71と下第2流体圧シリンダ65との
間隔S2は上記S1と同一寸法あるいはそれより大きい寸
法に設定される。下第2流体圧シリンダ65は下第2パ
ンチプレート7に、ピストンロッド65aは固定プレー
ト9に固定されており、ピストンロッド65aの先端に
は第2トランスファピン73が突設されている。これら
第1,第2トランスファロッド70,71は、図示しな
い空気圧シリンダによって支持されている。
【0060】図8(a)はトランスファ終了状態を示して
いる。
【0061】すなわち、上第2パンチ55がダイス2内
に挿入されると同時に、第1トランスファロッド70と
第1トランスファピン72が接触し、第1トランスファ
ロッド72が図示しない空気圧シリンダによってクッシ
ョンされる。一方、下第1,第2流体圧シリンダ64,
65によって浮動状態に支持された下第1,下第2パン
チ4,6は押し下げられ、上パンチ53側への粉末の移
動を行う。
【0062】図8(b)は加圧成形状態を示すもので、こ
の加圧行程では、上記実施例と同様に、上第1流体圧シ
リンダ56のリリーフ圧をリリーフ弁60によって、加
圧行程の進行に伴って上昇させる。そして、加圧終了時
点ではピストンが上第1流体圧シリンダ56の上端壁に
当接し、また、下第1,第2パンチ4,6についても、
図6に示した下第1,第2ストッパ42,43によって
位置決めされる。
【0063】成形終了後に、第1,第2電磁切換弁5
9,62を励磁し、第3電磁切換弁63を非励磁とし、
上第1流体圧シリンダ56の油圧をリリーフ弁60によ
ってタンクに戻す。
【0064】一方、下第1,第2流体圧シリンダ64,
65の下降側にも空気圧が入り、上昇側とバランスを取
って浮動の下第1,第2パンチ4,6の浮き上がりを防
止する。
【0065】図8(c)は、上第1,第2パンチ54,5
5のしごき作動行程を示している。
【0066】この行程では、成形品51がダイス2の外
へ押し出されてフリクションが減ると、上第2パンチ5
5上部のエアー圧力で上第1,第2パンチ54,55が
しごき動作をする。
【0067】図8(d)は成形品の押出終了状態を示すも
ので、ダイ2,下第1パンチ4及び下第2パンチ6を移
動させることにより、成形品51がダイ2から押し出さ
れる。
【0068】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、流体圧シリンダの力を加圧行程中で変化させ
て、加圧行程途中における粉末の移動を可及的に小さく
したので、成形品のクラック発生を防止することがで
き、しかも高精度の成形品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係る粉末成形プ
レスの要部概略構成図、図1(b)は成形品の一例を示す
断面図である。
【図2】図2は図1の粉末成形プレスの第1,第2流体
圧シリンダの回路図である。
【図3】図3(a)は図2のリリーフ弁の制御ブロック
図、同図(b)はメカプレスの場合のエンコーダ取付構成
を示す図、同図(c)はストロークと圧力の関係を示すグ
ラフである。
【図4】図4(a)〜(i)は図1の粉末成形プレスの加圧
行程の説明図である。
【図5】図5(a),(b)は段付き成形品の変形例を示す
図である。
【図6】図6は上パンチを複数パンチとした場合の装置
構成例を示す図である。
【図7】図7(a),(b)は図6の装置の充填およびトラ
ンスファ開始行程を示す図である。
【図8】図8(a)〜(d)は図6の装置のトランスファ終
了,加圧および抜き出し行程を示す図である。
【図9】図9(a)〜(e)は従来の粉末成形プレスの加圧
行程の説明図である。
【図10】図10(a)〜(d)は従来の流体圧シリンダの
制御回路図である。
【図11】図11(a),(b)は粉末成形品のクラック発
生状態及び密度ばらつき状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ツールセット 2 ダイ 4 下第1パンチ 6 下第2パンチ 12 下第3パンチ 14 上パンチ 16 上ラム 17 第1流体圧シリンダ 18 第2流体圧シリンダ 19 圧力制御手段 22 リリーフ弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上パンチと下パンチの少なくともいずれ
    か一方が複数のパンチで構成されており、該複数のパン
    チの一部が可動パンチとして流体圧シリンダによって支
    持されている粉末成形プレスにおいて、 前記流体圧シリンダの流体圧を、加圧の進行に応じて増
    大させる圧力制御手段を設けたことを特徴とする粉末成
    形プレス。
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