JPH07164906A - 動力伝達装置 - Google Patents
動力伝達装置Info
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- JPH07164906A JPH07164906A JP31659193A JP31659193A JPH07164906A JP H07164906 A JPH07164906 A JP H07164906A JP 31659193 A JP31659193 A JP 31659193A JP 31659193 A JP31659193 A JP 31659193A JP H07164906 A JPH07164906 A JP H07164906A
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Abstract
置25に伝達する伝達要素の軸受部分6、11、15と
ディファレンシャル装置25の支持体20とが一体成形
されるトランスファハウジング3と、アクスルシャフト
26及びディファレンシャル装置25とをカバーする一
体成形のアクスルハウジング27とよりなり、トランス
ファハウジング3とアクスルハウジング27とをアクス
ルシャフト26に平行な面28で結合したことを特徴と
する。
Description
バッテリフォークリフト等の動力伝達装置に関する。
された例えば電気モータ、油圧モータ、エンジン等の動
力源の出力トルクをホイールへ伝達する動力伝達装置に
おいては、例えば図8乃至図10に示すようにトランス
ファハウジングは、動力源のケース100にボルト10
1を介して固着されるハウジング本体102と、該ハウ
ジング本体102の一側にボルト101を介して固着さ
れるライトハンドトランスファカバー103と、前記ハ
ウジング本体102の他側にボルト104を介して固着
されるレフトハンドトランスファカバー105とから形
成されている。
合するインプットシャフト107は、ハウジング本体0
2とライトハンドトランスファカバー103とにそれぞ
れ嵌合したベアリング108を介して支承されている。
該インプットシャフト107のギヤ109に噛合うドリ
ブンギヤ110を有するセカンドギヤ111は、ハウジ
ング本体102とライトハンドトランスファカバー10
3とにそれぞれ嵌合したセカンドシャフト112上のベ
アリング113によって支持されている。
4に噛合うドリブンギヤ115を有するサードシャフト
116は、レフトハンドトランスファカバー105とラ
イトハンドトランスファカバー103とにそれぞれ嵌合
したベアリング117によって支持されている。該サー
ドシャフト116のドライブギヤ118に噛合うフォー
スギヤ119をボルト120を介して固着するディファ
レンシャルケース121は、ハウジング本体102とレ
フトハンドトランスファカバー105とにそれぞれ嵌合
したベアリング122を介して支持されている。
ィファレンシャル装置を介して連結される左右のアクス
ルシャフト123は、前記ライトハンドトランスファカ
バー103とレフトハンドトランスファカバー105と
にそれぞれ溶接される共通のスピンドル124に貫挿さ
れて該スピンドル124に嵌合したボールベアリング1
25上にホイールハブ126は支持されている。
造では下記の問題点がある。 (1)各軸の左右のベアリング穴が異なったハウジング
に加工され、各ハウジングをノックピンで位置決めして
ボルト結合するため、左右のボルト穴の位置度、同軸度
の精度が出しにくい。
例えば出力軸106では、ベアリング108はハウジン
グ本体102と、ライトハンドトランスファカバー10
3に支持されており、セカンドシャフト112では、同
セカンドシャフト112はハウジング本体102とライ
トハンドトランスファカバー103とで支持されてお
り、更にサードシャフト116では、同シャフト116
はライトハンドトランスファカバー103とレフトハン
ドトランスファカバー105とで支持され、又ディファ
レンシャルケース121は、レフトハンドトランスファ
カバー105とハウジング本体102とで支持されてい
る。
ング間にバラバラに配置されているため各ベアリングの
位置度、同軸度が狂い易く、この位置度、同軸度の狂い
はギヤかみ合いの狂いによる異音、ベアリングへのプレ
ロードの発生による寿命の低下等の不具合を発生するこ
ととなる。 (2)スピンドル124は各トランスファカバー10
3、105から突起した構造であるため、トランスファ
カバー103、105と一体の構造にしようとすると、
スピンドル124の旋盤加工を行なう時、スピンドル1
24の中心軸に対してトランスファカバー103、10
5部を一体で回転しなければならないので、旋盤の回転
軸すなわちスピンドル124の中心軸に対してトランス
ファカバー103、105は非対称な部分であり、かつ
この部分が大きいため、一体で旋盤加工することは困難
である。このため、スピンドル124とトランスファカ
バー103、105は別体とし、スピンドル124の旋
盤加工後、溶接する必要があり溶接する場合、一般にス
ピンドル124は炭素鋼等のスチールの鍛造品、トラン
スファカバー103、105は鋳鋼にする必要があり、
鋳鋼より安価なダクタイル鋳鉄等の鋳鉄は、溶接性が悪
いため、トランスファカバー103、105の材料とし
て使用することが出来ない。
鉄よりも高価な鋳鋼を使用しなければならないという二
重の欠点を有している。 (3)ハウジングの分割、結合面が多いため、フランジ
面のフライス加工、ノックピン穴加工、ボルト穴加工等
の加工工数が増え、又ボルト自体の本数も増える等のコ
スト高の問題点も有している。
発されたものであって、ハウジングの加工及び組立を容
易にすることを目的とする。
めに、本発明は、動力源の出力トルクをディファレンシ
ャル装置に伝達する伝達要素の軸受部分のディファレン
シャル装置の支持体とが一体成形されるトランスファハ
ウジングと、アクスルシャフト及びディファレンシャル
装置をカバーする一体成形のアクスルハウジングとより
なり、トランスファハウジングとアクスルハウジングと
をアクスルシャフトに平行な面で結合したことを特徴と
する。
グのディファレンシャル装置の支持体のみが上下に分割
・結合されていることを特徴とする。
穴及びディファレンシャル装置を支持する支持体を全て
トランスファハウジング内に設けているため、これら全
ての穴加工をトランスファハウジング一つの部品の加工
時に同時に行なえると共にアクスルハウジングはトラン
スファハウジングのフランジ面で分割したことによって
アクスルシャフト中心線に対してほぼ回転対称な形状と
なったため左右チューブ部をディファレンシャル装置部
と一体構造としてもアクスルハウジング全体を旋盤で回
転してチューブ部の加工を行なうことができる。
づいて説明すると、1は動力源のケースを示し、該ケー
ス1にボルト2を介して固着されるトランスファハウジ
ング3は動力源の出力トルクをディファレンシャル装置
に伝達する伝達要素の軸受部分と、ディファレンシャル
装置の支持体とが一体成形されている。
出力軸4にスプライン係合するインプットシャフト5は
トランスファハウジング3に嵌合したベアリング6を介
して支持されている。該インプットシャフト5のギヤ7
に噛合うドリブンギヤ8を有するセカンドギヤ9は、ト
ランスファハウジング3に嵌合したセカンドシャフト1
0上のベアリング11によって支持されている。
合うドリブンギヤ13を有するサードシャフト14は、
トランスファハウジング3に嵌合したベアリング15に
よって支持されている。該サードシャフト14のドライ
ブギヤ16に噛合うフォースギヤ17をボルト18を介
して固着するディファレンシャルケース19は、トラン
スファハウジング3に一体に形成された1対の支持体2
0、20に嵌合したベアリング21、21を介して支持
されている。
イダ22、ピニオンギヤ23、サイドギヤ24とからな
るディファレンシャル装置25を伝わって動力が伝達さ
れるアクスルシャフト26を支承するアクスルハウジン
グ27は、アクスルシャフト26に平行な面28でトラ
ンスファハウジング3にボルト29で結合し、該アクス
ルハウジング27に嵌合したボールベアリング30上に
ホイールハブ31は支持されている。
分であって、ディファレンシャルケース19を斜めにし
て組み込むことが可能な場合は図2に示すように一体で
トランスファハウジング3から突出させて形成すること
が可能であるが、両支持体間の寸法が十分でなくディフ
ァレンシャルケース19の組み込みが不可能な場合に
は、図3に示すように支持体20は、支持体20とベア
リングキャップ20aとに分割しベアリングキャップ2
0aはボルト32によって支持体20に固着させた。
を含めたすべてのシャフトのベアリングまたはシャフト
インロー部は同一のトランスファハウジング3に嵌合さ
れる。そして各ギヤシャフトのトランスファハウジング
3への組み込みは、インプットシャフト5に両サイドベ
アリング6を打ち込み後、出力軸4の嵌合用のインロー
開口部3aから組み込み、セカンドギヤ9は、両サイド
ベアリング11を打ち込み後、開口部3bよりトランス
ファハウジング3に挿入し、図示位置へ移動後、セカン
ドシャフト10をインロー開口部3cより打ち込み、ド
リブンギヤ13は、開口部3bより図示位置へ挿入す
る。
ドシャフト14もインロー開口部3dから挿入し、開口
部3eを通過後サードギヤとサードシャフト14とをス
プライン嵌合させる。その後、ベアリング15をインロ
ー開口部3fより打ち込む。更にディファレンシャル装
置25とトランスファハウジング3への組み込みは、図
2又は図3に示すように支持体20間に組み込む。
トランスファギヤ列のすべての構成部品を組み込んだサ
ブ組立品として組立を完結することができ、トランスフ
ァギヤ列のすべての構成部品を組み込んだトランスファ
ハウジング3は、円周上開口部3b部分の切り欠いたイ
ンロー軸3gとアクスルハウジング27に開口したイン
ロー穴27aとが嵌合する状態でボルト29によってア
クスルシャフト26に平行なフランジ面28でアクスル
ハウジング27に結合され、アクスルハウジング27は
左右チュー部27bとディファレンシャル装置カバー部
27cとを例えばダクタイル鋳鉄等の鋳物で一体に成形
すると共にトランスファハウジング3も上述の通り支持
体20を含めて鋳物で一体に成形される。
の出力トルクをディファレンシャル装置に伝達する伝達
要素の軸受部分とディファレンシャル装置の支持体とが
一体成形されるトランスファハウジングとしたものであ
るから、各軸の位置度、同軸度の精度アップが図られ、
ギヤ噛合い時の異音各ベアリングへのプレロード発生に
よる寿命の低下等の不具合の発生を抑えることができ、
而もアクスルシャフト及びディファレンシャル装置をカ
バーするアクスルハウジングを一体成形して、これをア
クスルシャフトに平行な面でトランスファハウジングと
結合したものであるから、ハウジング全体の分割面が2
面に減少できて、その結合に溶接を必要としないので、
ハウジング全体を加工性の良いダクタイル鋳鉄等の鋳物
で製作できて、フランジ面加工ボルト穴加工時の工数低
減を図ることができる等の効果を有する。
Claims (2)
- 【請求項1】 動力源の出力トルクをディファレンシャ
ル装置に伝達する伝達要素の軸受部分とディファレンシ
ャル装置の支持体とが一体成形されるトランスファハウ
ジングと、アクスルシャフト及びディファレンシャル装
置をカバーする一体成形のアクスルハウジングとよりな
り、トランスファハウジングとアクスルハウジングとを
アクスルシャフトに平行な面で結合したことを特徴とす
る動力伝達装置。 - 【請求項2】 前記トランスファハウジングのディファ
レンシャル装置の支持体のみが上下に分割・結合されて
いることを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31659193A JP3224658B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31659193A JP3224658B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07164906A true JPH07164906A (ja) | 1995-06-27 |
JP3224658B2 JP3224658B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=18078791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31659193A Expired - Lifetime JP3224658B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3224658B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08318742A (ja) * | 1995-05-25 | 1996-12-03 | Nissan Motor Co Ltd | バッテリーフオークリフト用ドライブユニット |
JPH0911760A (ja) * | 1995-06-30 | 1997-01-14 | Nissan Motor Co Ltd | バッテリフォークリフト用ドライブユニット |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP31659193A patent/JP3224658B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08318742A (ja) * | 1995-05-25 | 1996-12-03 | Nissan Motor Co Ltd | バッテリーフオークリフト用ドライブユニット |
JPH0911760A (ja) * | 1995-06-30 | 1997-01-14 | Nissan Motor Co Ltd | バッテリフォークリフト用ドライブユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3224658B2 (ja) | 2001-11-05 |
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