JPH0716200A - カバー方式の内視鏡 - Google Patents

カバー方式の内視鏡

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JPH0716200A
JPH0716200A JP5164729A JP16472993A JPH0716200A JP H0716200 A JPH0716200 A JP H0716200A JP 5164729 A JP5164729 A JP 5164729A JP 16472993 A JP16472993 A JP 16472993A JP H0716200 A JPH0716200 A JP H0716200A
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JP5164729A
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Seisuke Takase
精介 高瀬
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡挿入部への挿入部カバー部の着脱が容
易なカバー方式の内視鏡を提供すること。 【構成】 カバー方式の内視鏡2はカバー用内視鏡11
と、このカバー用内視鏡11の挿入部を被覆する挿入部
カバー部13を有するカバー12とよりなり、挿入部カ
バー部13の基端側に設けた拡張口体50と連通する拡
張チャンネル51の先端側は挿入部カバー先端部内部の
送気吐出口52で開口する構造にし、挿入部カバー部1
3内に挿入部を挿入するために拡張口体50から送気し
た場合、空気が挿入部の挿入途中で送気吐出口が塞がれ
ることを解消した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカバー用内視鏡と、この
カバー用内視鏡の少なくとも挿入部を被覆するカバーと
よりなるカバー方式内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡挿入部を被覆する挿入部
カバーを内視鏡挿入部へ着脱する手段として特開平3−
37030号公報に示されるように挿入部カバーの基端
側の口体部に設けられた拡張口金を介して、挿入部カバ
ー部の外皮内に送気し、外皮を拡張することによって内
視鏡挿入部を挿入し易くするという手段が用いられてい
た。
【0003】図10(a)はこのような従来例の挿入部
カバー部91と、この挿入部カバー部91が装着される
内視鏡92を示す。挿入部カバー部91の基端の口体部
には拡張口金93が設けてあり、図10(b)に示すよ
うに挿入部カバー部91の基端の口体部側から内視鏡9
2の挿入部94を挿入する場合には、拡張口金93から
送気して、挿入部カバー部91の外皮内に送気し、この
外皮を拡張することによって挿入部94の挿入を容易に
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例で
は拡張口金93と連通し、挿入部カバー部91内にて開
口している送気吐出口95が挿入部カバー部91基端側
の口体部に設けてあるため、図10(b)に示すように
挿入部94を挿入部カバー部91内に挿入してゆくと送
気吐出口95が挿入部94によってふさがれる結果とな
ってしまう。
【0005】その為、挿入部94の装着途中で挿入部カ
バー部91の先端まで空気が十分にまわらなくなり、挿
入部カバー部91を拡張できなくなる。これにより挿入
部94と挿入部カバー部91が密着してしまい、装着が
困難になっていた。
【0006】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、挿入部カバーの装着途中で装着が困難にならず
に挿入部先端まで容易にカバーを装着しやすく又、外し
易いカバー方式の内視鏡を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】内視鏡と、少
なくとも前記内視鏡の挿入部を被覆する挿入部カバー部
とよりなるカバー方式の内視鏡において、前記挿入部カ
バー部の先端側に挿入部カバー部を拡張するための送気
吐出口を開口させたり、あるいは前記送気吐出口を内視
鏡の挿入部先端付近に開口させることにより、挿入部カ
バー部に挿入部を挿入した場合、挿入途中では送気吐出
口が塞がれることを解消して、装着及び取り外しが容易
にできるようにした。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図5は本発明の第1実施例に係り、図
1はカバー方式の内視鏡装置の全体を示し、図2は内視
鏡を示し、図3は挿入部カバー部を示し、図4及び図5
は挿入部カバー部の先端面を示す。
【0009】図1に示すカバー方式の内視鏡装置1は、
第1実施例のカバー方式の内視鏡2と、カート3にそれ
ぞれ収納されたカバー方式の内視鏡2に照明光を供給す
る光源装置4と、信号処理するビデオプロセッサ5と、
送気・送水等の制御を行う流体制御装置6と、着脱に使
用される内視鏡カバー拡張器(以下拡張器と略す)7
と、カート3の上面に配置され、映像を表示するモニタ
8とから構成される。
【0010】第1実施例のカバー方式の内視鏡2はカバ
ー用内視鏡11と、このカバー用内視鏡11を覆う内視
鏡カバー(以下カバーと略す)12とから構成される。
カバー12は挿入部カバー部13、操作部カバー14、
ユニバーサルコードカバー10によって構成される。
【0011】拡張器7には図示しない拡張器7内のポン
プに連通した拡張チューブ15が設けられている。図1
に示すカバー保持具16は、カバー用内視鏡11に挿入
部カバー部13を装着するために挿入部カバー部13を
保持するためのものである。
【0012】又、図1に示すオーバチューブ17は、カ
バー用内視鏡11に、挿入部カバー部13を装着する
際、挿入部カバー部13外表面が汚れないようにする為
のものである。
【0013】図2はカバー用内視鏡11を示したもので
ある。カバー用内視鏡11は、可撓性を有する細長の挿
入部18と、この挿入部18の基端と(内視鏡)操作部
19との間に設けられた(内視鏡)接続部20と、操作
部19から延出されるユニバーサルコード部21と、こ
のユニバーサルコード部21の末端に設けられたコネク
タ部22とから構成される。
【0014】前記挿入部18は軟性の半円筒部材からで
きており、その基端側は半円筒から円筒形状にされ、接
続部20に接続される。この挿入部18の先端には観察
光学系23と照明光学系24が設けられている。観察光
学系23には、図示しないCCDが設けられておりケー
ブル25を通じ、コネクタ部22へと継っている。又、
照明光学系24はライトガイドファイバ26を通ってコ
ネクタ部22のライトガイドに至っている。
【0015】操作部19には、流体制御装置6を作動さ
せる吸引ボタン27と、送気・送水ボタン28が配設さ
れている。又、挿入部18を湾曲操作するためのRLノ
ブ29、UDノブ30も操作部19に配設されている。
【0016】接続部20は後述する挿入部カバー部13
のカバー接続部33と接続されるよう構成されている。
図3は挿入部カバー部13を示したものである。
【0017】挿入部カバー部13は、比較的硬質の樹脂
から成る挿入部カバー先端部31と、軟性の高分子材料
からなる外皮32と、硬質の樹脂からなるカバー接続部
33とから構成される。
【0018】挿入部カバー先端部31には図2に示した
カバー用内視鏡11の先端部34の照明光学系24や観
察光学系23に相当する位置に設けられた観察窓35を
有し、更に外皮32内に設けられた鉗子チャンネル36
の先端側開口部である鉗子チャンネル出口37や(送気
管路41及び送水管路42が先端側で合流した)送気・
送水管路38に連通し、観察窓35に向かって開口して
いるノズル39が設けてある。
【0019】前記カバー接続部33には、前記送気・送
水管路38に連通している送気管路41、送水管路42
と、前記鉗子チャンネル36に連通している吸引管路4
3と、鉗子挿入用チャンネル口金44とが配設してあ
る。送気管路41,送水管路42,吸引管路43はカバ
ー接続部33の途中から外部に延出され、それぞれ端部
に設けた送気管路口金45,送水管路口金46,吸引管
路口金47を介して流体制御装置6へと接続される。
【0020】又、カバー接続部33の後端には内視鏡挿
入口48が形成され、この内視鏡挿入口48の内壁には
カバー用内視鏡11と挿入部カバー12を気密固定する
ためのリング状のシール部材49が、前記内壁より内側
に突出するように設けてある。挿入部カバー部13には
カバー接続部33で側方に開口する拡張口金50と連通
する拡張チャンネル51を備えている。
【0021】この拡張チャンネル51は挿入部カバー先
端部31内の近傍にて開口する送気吐出口52を有し、
材質は例えばPTFEで構成され、前記外皮32よりも
可撓性は高いものとなっている。
【0022】尚、拡張口金50は拡張チューブ15と接
続されることで図示しない拡張器7のポンプへと連通さ
れるよう構成している。図4、図5は挿入部カバー先端
部31の図である。先端部31には、観察窓洗滌用のノ
ズル39と、鉗子チャンネル出口37、そして、先端面
40より突起した観察窓35を備えている。
【0023】尚、ノズル39と鉗子チャンネル出口37
は前記観察窓35を間に対向した両側に配設している。
このような構造にすることによって、ノズル39と鉗子
チャンネル出口37が対向しているため、ノズル39か
ら出される水が観察窓35面上から鉗子チャンネル出口
37内に流れ込み易く、又、観察窓35を先端面40よ
り突起させて設けたため、観察窓35の面上の液体が流
れ落ち易い。
【0024】つまり、ノズル39と鉗子チャンネル出口
37とを対向させ、又観察窓35を先端面40より突出
させて設けたため、水切れ性が向上し視野を確保できる
ようになる。また、図4における点線で示すように内視
鏡挿入部がカバーの中央位置寄りとなる配置になるの
で、湾曲性能を向上できることにもなる。
【0025】次にこの第1実施例の作用を説明する。図
2に示すカバー用内視鏡11を図3に示す挿入部カバー
部13に装着する際、まず、挿入部カバー部13を、カ
バー保持具16に装着する。次に挿入部カバー部13に
拡張チューブ15を取付け、図示しない拡張器7のポン
プを作動させる。そしてカバー用内視鏡11の挿入部1
8を挿入部カバー部13の内視鏡挿入口48内へと挿入
していく。
【0026】前記挿入部18は前記内視鏡挿入口48を
通ってカバー接続部33から外皮32内へと誘導され
る。この時、同時に、拡張器7にて、拡張口金50を介
し、拡張チャンネル51内に送気され、送気吐出口52
を通じて外皮32内に送気される。
【0027】この時、カバー接続部33に設けてあるシ
ール部材49にて挿入部カバー部13と挿入部18との
間で気密が保たれ、外皮32が膨張する。さらに挿入部
18を挿入していくと、接続部20が挿入部カバー部1
3のカバー接続部33に設けてある内視鏡挿入口48の
端面と突き当たり前記シール部材49の弾性力により固
定される。
【0028】この時、挿入部18は観察窓35対し、照
明光学系24,観察光学系23とが平行に向き合う位置
となる。この実施例の効果は以下のようになる。
【0029】拡張チャンネル51の送気吐出口52が挿
入部カバー部13内の先端側で開口しているので挿入部
18を挿入中にカバー拡張用の送気吐出口52が塞がら
ず、挿入部カバー先端部31と挿入部18の先端が突き
当たるまで容易に挿入でき、簡単な作業でかつ短時間で
装着できる。
【0030】また、挿入部18に装着された挿入部カバ
ー部13を取り外す場合にも、送気により送気吐出口5
2から、吐出される空気により外皮32を拡張でき、簡
単な作業でかつ短時間で取り外すことができる。
【0031】なお、挿入部18はその基端の接続部20
側まで半円の断面形状にしても良い。この場合には挿入
部カバー部13の内視鏡挿入口48等の形状もその半円
の形状にする。
【0032】次に本発明の第2実施例を説明する。図6
及び図7は本発明の第2実施例に係り、図6はカバー用
内視鏡の構造を示し、図7は挿入部カバー部の構造を示
す。
【0033】図6に示す拡張用チャンネル付き内視鏡5
5は第1実施例におけるカバー用内視鏡11とほぼ同じ
構成なので、構成の異なる部位のみ説明する。拡張用チ
ャンネル付き内視鏡55本体自身には拡張チャンネル5
9を具備していることが特徴となっている。
【0034】この拡張チャンネル59の一端は内視鏡操
作部60に設けてある拡張口金61に接続されており、
拡張口金61には拡張チューブ15が接続可能な構成と
なっている。又、拡張チャンネル59の他端は、挿入部
62の先端部63(の例えば先端面)にて、送気吐出口
64として、開口している。尚、拡張チャンネル59の
材質は例えばPTFEで構成され、挿入部62よりも可
撓性は高いもので構成されている。
【0035】一方、図7に示す挿入部カバー部68は挿
入部カバー部13とほぼ同じ構成なので構成の異なる部
位のみ説明する。この挿入部カバー部68は図3に示す
挿入部カバー部13において拡張口金50と、拡張口金
50と連通する拡張チャンネル51と、拡張チャンネル
51の先端側開口部である送気吐出口52とを除去した
構造になっている。
【0036】次にこの実施例の作用を説明する。図6に
示す拡張用チャンネル付き内視鏡55に例えば図7に示
す挿入部カバー部68を装着する際、まず挿入部カバー
部68を、カバー保持具に装着する。
【0037】次に、拡張用チャンネル付き内視鏡55の
拡張口金61に拡張チューブ15をとりつけ図示しない
拡張器7のポンプを作動させる。そして拡張用チャンネ
ル付き内視鏡55の挿入部62を挿入部カバー部68の
内視鏡挿入口48内へと挿入していく。
【0038】前記挿入部62は、前記内視鏡挿入口48
を通ってカバー接続部33から外皮32内へと誘導され
る。この時、同時に、拡張器7にて拡張口金61を介
し、拡張チャンネル59内に送気され、送気吐出口64
を通じて、外皮32内に送気される。この時、カバー接
続部33に有しているシール部材49にて挿入部カバー
部68と挿入部62との間で気密が保たれ、外皮32が
膨張する。
【0039】さらに挿入部62を挿入していくと、内視
鏡接続部65が挿入部カバー部68のカバー接続部33
に設けてある内視鏡挿入口48の端面と突き当たり、前
記シール部材49の弾性力により固定される。この時、
挿入部62は観察窓35と照明光学系24、観察光学系
23とが平行に向きあう位置となる。
【0040】この実施例の効果は次のようになる。拡張
チャンネル59の送気吐出口64が先端部63側にて開
口しているので挿入部62を挿入部カバー部68に挿入
中にカバー拡張用の送気吐出口64が塞がらず、挿入部
カバー先端部31と挿入部62先端が、突き当たるまで
容易に挿入できる。取り外しも容易にできる。
【0041】なお、拡張口金61は操作部60ではな
く、コネクタ部22に設けるようにしてもてもよい。
【0042】第1実施例、第2実施例において、図1に
示すオーバチューブ17を用いないで、挿入部カバー部
13、68を裸の状態で、カバー用内視鏡11、55に
着脱することもできるが、装着時の作業において誤って
カバーを床に触れさせてしまうことによる汚染とか、検
査終了後、汚染されたカバーの取り外し作業中にカバー
に作業者が触れてしまい、その作業者が感染する可能性
があるので、オーバチューブ17を用いることにより、
それらを防止することができる。
【0043】このオーバチューブ17の構成を以下に説
明する。図8は、オーバチューブ17の全体図、図9は
オーバチューブ17の断面図を示している。オーバチュ
ーブ17は、軟性の高分子材料からなり、外皮32より
硬性で先端が閉塞された円筒部材72と、この円筒部材
72の基端に形成され、比較的硬質の樹脂よりなる接続
部73とから構成されている。
【0044】この接続部73の後端は開口部74となっ
ており、シール部材75が開口部74の内部端面に設け
てある。又、接続部73には、図示しないシリンジと連
通しているシリンジ取付口金76とコック77も配設さ
れている。前記接続部73の先端には前記円筒部材72
が気密的に固定されている。尚、接続部73、円筒部材
72共に硬質の樹脂からできている。
【0045】次に作用を説明する。オーバチューブ17
にはあらかじめ挿入部カバー部13が内蔵され、滅菌さ
れた状態で提供される。例えば図2に示すカバー用内視
鏡11を、オーバチューブ17に内蔵された挿入部カバ
ー部13に装着する際まず、挿入部カバー部13をオー
バチューブ7ごとカバー保持部具16に装着する。
【0046】そこで、図示しないシリンジにて、シリン
ジ取付口金76からオーバチューブ17内を吸引し、コ
ック部77を閉める。これによりオーバチューブ17と
挿入部カバー部13との間が陰圧となり外皮32が拡張
される。この状態でカバー用内視鏡11を挿入部カバー
部13内へと挿入していく。
【0047】このときカバー用内視鏡11の挿入部18
は、内視鏡挿入口48を通ってカバー接続部33から、
外皮32内へと誘導される。さらに挿入部18を挿入し
ていくと、内視鏡接続部20が挿入部カバー部13のカ
バー接続部33に設けてある内視鏡挿入口48の端面と
突き当たり、シール部材49の弾性力により固定され
る。
【0048】この時、挿入部18は観察窓35と照明光
学系24、観察光学系23とが平行に向きあう位置とな
る。ここでコック部77を開け、オーバチューブ17を
取り去ることにより、挿入部カバー部13をカバー用内
視鏡11に装着する作業を終える。尚、ここではオーバ
チューブ17と挿入部カバー部13との間を陰圧とした
が、第1実施例、第2実施例、同様、拡張器7を用い
て、内視鏡を装着しても良い。
【0049】次に、検査終了後は、挿入部カバー部13
をあらかじめ保持具16に装着されているオーバチュー
ブ17の開口部74より、オーバチューブ17内に挿入
する。開口部74より挿入された挿入部カバー先端部3
1は接続部73から円筒部材72内へと導かれる。
【0050】このときシール部材75によってオーバチ
ューブ17と挿入部カバー部13とが固定され、オーバ
チューブ17と挿入部カバー部13との間の隙間の空気
が外気と連通するところはコック部77のみになる。そ
の状態にて図示しないシリンジにてシリンジ取付口金7
6から前記オーバチューブ17内を吸引し、コック部7
7を閉める。これによりオーバチューブ51と挿入部カ
バー部13との間が陰圧となり外皮32が外側に拡張さ
れる。この状態にて、例えばカバー用内視鏡11を挿入
部カバー部13から引き抜く。
【0051】そしてオーバチューブ17を挿入部カバー
部13が内蔵された状態でカバー保持具16から取り外
し廃棄することで作業は終了する。ここではシリンジを
用いたが、吸引ポンプを用いても良い。
【0052】このオーバチューブ17を用いることによ
り、挿入部カバー部13を覆うためカバー用内視鏡11
への装着時の汚染防止を確実にし、被検者へクリーンな
状態で挿入でき、感染を確実に防止できる。又、検査終
了後、オーバチューブ17により、汚染部位を隔離する
為作業者への感染の防止ができる。尚、上記の構成では
シリンジ取付口金76と接続部73との間にコック部7
7を設けたため、外気との連通、遮断を容易にしてい
る。
【0053】なお、例えば、第1実施例において図2の
カバー用内視鏡11の挿入部18外面又は図3の挿入部
カバー部13の外皮32、カバー接続部33の内面に潤
滑性のある液体又は粉体(例えばグリース)を塗布する
構成にしても良い。
【0054】このようにすると、潤滑性のある液体又は
粉体を塗布したため、例えば、カバー用内視鏡11に挿
入部カバー部13を着脱する際、すべり易く、装着脱が
さらに容易となる。なお、カバー用内視鏡は電子式のも
のに限定されるものでなく、光学式のものでも良い。
【0055】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、挿入部
カバー部拡張用の送気吐出口が挿入部カバー部の先端側
内部、又は内視鏡の挿入部の先端側で開口するようにし
てあるので、挿入部カバー部を着脱する際、この着脱に
よって、塞がれない位置に前記送気吐出口が開口するこ
とになり、内視鏡にカバーを装着する途中で、カバー内
への送気が、妨げられることなく前記着脱が最後まで容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を備えたカバー方式の内視
鏡装置の全体を示す斜視図。
【図2】第1実施例における内視鏡の構造を示す斜視
図。
【図3】第1実施例における挿入部カバー部を示す斜視
図。
【図4】挿入部カバー部の先端面を示す正面図。
【図5】挿入部カバー部の先端部を示す側面図。
【図6】本発明の第2実施例における内視鏡の構造を示
す斜視図。
【図7】本発明の第2実施例における挿入部カバー部を
示す斜視図。
【図8】オーバチューブを示す斜視図。
【図9】オーバチューブを示す断面図。
【図10】従来例における挿入部カバー部とこれが装着
される内視鏡とを示す説明図。
【符号の説明】
1…カバー方式の内視鏡装置 2…カバー方式の内視鏡 3…カート 4…光源装置 5…ビデオプロセッサ 6…流体制御装置 7…拡張器 8…モニタ 11…カバー用内視鏡 12…カバー 13…挿入部カバー部 15…拡張チューブ 16…カバー保持具 17…オーバチューブ 18…挿入部 20…接続部 31…挿入部カバー先端部 32…外皮 33…カバー接続部 35…観察窓 39…ノズル 50…拡張口体 51…拡張チャンネル 52…送気吐出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡と、少なくとも前記内視鏡の挿入
    部を被覆するための外皮を有する内視鏡用カバーと、前
    記外皮を拡張するための拡張用口体部とを具備するカバ
    ー方式の内視鏡において、 前記拡張用口体部と連通し、前記外皮の先端側内部で開
    口する送気吐出口を有する拡張チャンネルを設けたこと
    を特徴とするカバー方式の内視鏡。
JP5164729A 1993-07-02 1993-07-02 カバー方式の内視鏡 Withdrawn JPH0716200A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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