JPH07160203A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH07160203A
JPH07160203A JP34076693A JP34076693A JPH07160203A JP H07160203 A JPH07160203 A JP H07160203A JP 34076693 A JP34076693 A JP 34076693A JP 34076693 A JP34076693 A JP 34076693A JP H07160203 A JPH07160203 A JP H07160203A
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悟 相見
Kumiko Ishikawa
久美子 石川
Kiyozumi Fujiwara
清純 藤原
Taku Oikawa
卓 及川
Akihiko Takizawa
昭彦 瀧沢
Shu Takahara
周 高原
Hironaga Ogawa
裕永 小川
Hideji Sukou
秀次 須向
Hideki Endo
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示装置において、表示部材を効率良く収納
でき、且つ使用時の画面の実質的な面積を広くできるよ
うにする。 【構成】 使用時には第1の表示部材13が筐体11の
前方にて立ち上り姿勢に回動し、その上に第2の表示部
材14が並べて設置される。両表示部材13と14の画
面41と51が隣接し、実質的な表示面積を広くでき、
ナビゲーションシステムの地図情報を両画面41と51
に連続して表示させることが可能になる。第1の表示部
材13が平行姿勢となって筐体11内に収納されると、
第2の表示部材14は筐体11の前方を塞ぐように設置
される。このとき第2の表示部材14の画面51のみを
使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルなどの画面
を有する車載用や家庭用などの表示装置に係り、特に表
示部材を収納状態にでき、しかも使用時には目視できる
画面の面積を広くできる表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近は、TV受像機としてまたはナビゲ
ーションシステムの表示画面として使用される液晶パネ
ルなどを備えた表示部材が、自動車の車内に設置される
ようになっている。一般的なものとしては、自動車の床
面などから立ち上がる専用の支持脚の上端に液晶パネル
を有する表示部材が取り付けられるものとなっている。
また図13に示すような表示部材収納式の表示装置も提
案されている。その構造は、自動車の室内のコンソール
パネルPに埋設される筐体1に、A1−A2方向へ移動
する駆動ブラケット2が設けられ、この駆動ブラケット
2に液晶パネルなどのモニタ画面3aを有する表示部材
3が回動自在に支持されている。駆動ブラケット2がA
2方向へ移動して筐体1内の後端へ移動しているときに
は、表示部材3が(イ)で示す水平姿勢となって筐体1
内に収納される。駆動ブラケット2がA1方向へ移動す
ると、表示部材3が筐体1の前方へ突出し、この突出動
作に伴って表示部材3が(ロ)で示す立ち上り姿勢に回
動し、モニタ画面3aが車室内に向けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、床面な
どから立ち上がる支持脚に表示部材が取り付けられるも
のでは、表示部材が居住空間を狭めることになるため、
大きな表示画面を有するものにできず、5インチ画面程
度の小型のものとなる。また図13に示す表示部材収納
式のものでは、使用していないときに表示部材3が筐体
1内に納められ、また使用時には表示部材3がコンソー
ルパネルPに接近した位置にて立ち上がるため、居住空
間をさほど狭めることがない。
【0004】ところが図13に示すものでは筐体1がコ
ンソールパネルPに埋設されるものであるため、その内
容積に限界があり、よって表示部材3をあまり大きくで
きない。さらに表示部材3が水平姿勢でA1方向へ突出
するときにシフトレバー4などに当たる恐れがあるた
め、このことからも表示部材3を大きくするのに限界が
ある。いずれの場合にも、車載用表示装置に使用される
表示部材の画面は小さなものとなり、情報の表示面積が
限定されることになる。また液晶パネルなどの画面は図
13にてX方向の横幅寸法がY方向の縦幅寸法よりも大
きい横長のものが一般的であるが、例えばナビゲーショ
ンシステムとして使用される画面では、自動車の現在位
置と進行方向を示す矢印などがY方向の上向きとなるよ
うに表示される場合が多いため、横長の画面では進行方
向すなわち矢印などが示すY方向の地図情報が短くな
り、目的方向を識別するのが困難となる場合もある。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、使用しないときには居住空間を狭めることなく収
めることができ、使用時には情報の表示面積を実質的に
広くできるようにした表示装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、筐
体内に収納される位置と筐体の外部に設置される位置と
の間を移動できる第1の表示部材と、第1の表示部材が
筐体外に設置された状態で前記第1の表示部材と並べら
れる第2の表示部材とが設けられ、第1と第2の表示部
材には、両表示部材が並べられた状態で互いに隣接する
画面が設けられていることを特徴とするものである。
【0007】この場合、第1の表示部材が筐体内に収納
された状態で、第2の表示部材が筐体の前面に設置され
る構造とすることが可能である。
【0008】また、本発明の表示部材は、前面に記録媒
体の挿入口または操作部が形成された筐体と、前記筐体
の前面に設置される位置と前記挿入口または操作部が現
れる位置との間を移動できる第1の表示部材と、この第
1の表示部材と並べられる第2の表示部材とが設けら
れ、第1と第2の表示部材には、両表示部材が並べられ
た状態で互いに隣接する画面が設けられていることを特
徴とするものである。
【0009】上記において、第2の表示部材を、第1の
表示部材に対して着脱自在としてもよいし、
【0010】あるいは、第2の表示部材と第1の表示部
材とを、互いに重なる状態に畳めるように連結してもよ
い。
【0011】
【作用】本発明では、表示部材を筐体の内部に収納する
構造とすることにより、使用していない状態の表示部材
により居住空間が狭められることがない。また使用時に
は第1と第2のそれぞれの表示部材の画面が隣接して位
置するため、情報の表示面積が実質的に広くなる。この
それぞれの画面に別々の情報を表示することができ、ま
たナビゲーションシステムなどとして使用するときに、
両画面を縦方向に連設させることができる。この場合自
動車の走行方向を上向き矢印などで表示すると、進行方
向の地図情報を従来よりも広く表示できる。
【0012】また第2の表示部材は第1の表示部材と共
に筐体内に収納することも可能であるが、第1の表示部
材が筐体内の収納されているときに、第2の表示部材を
筐体の前方に設置すれば、この第2の表示部材の画面の
みで情報を表示できる。
【0013】さらに、本発明では、筐体の前面に記録媒
体の挿入口や表示部材が設けられている場合に、通常は
第1の表示部材を前記筐体前面を覆う位置に収めること
ができる。この第1の表示部材を移動させると、前記挿
入口や表示部材が現れ、筐体内への記録媒体の挿入や各
種操作が可能になる。この場合も第1の表示部材が筐体
前面から離れたときに第2の表示部材を連接させ、両表
示部材の画面を隣接させているので、情報の表示面積を
実質的に広くできる。
【0014】このときの第2の表示部材は、第1の表示
部材に対して着脱自在なものとしてもよいし、または第
1と第2の表示部材を折り畳んだ状態で、両表示部材
を、前記挿入口や表示部材を覆う位置に収めてもよい。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の第1実施例として車載用表示装置
を示す斜視図、図2は表示部材が筐体に収納された状態
を示す側面図、図3はこの車載用表示装置の車内への実
装例を示す斜視図、図4ないし図6は画面の情報表示の
例を示す正面図である。図1と図2において、符号11
は筐体である。この筐体11はいわゆるワンディーン
(1DIN)サイズであり、図3に示すように、自動車
のコンソールパネルPにおいて、カーラジオ、CDプレ
ーヤ、テーププレーヤなどの音響装置Oと同じ容積の設
置空間内に埋設できる寸法となっている。筐体11の前
方には化粧枠12が取付けられている。筐体11はコン
ソールパネルP内に埋設され、化粧枠12がコンソール
パネルPの表面に現れるようになっている。化粧枠12
で囲まれる部分は筐体11の開口部11aとなってい
る。この車載用表示装置には、第1の表示部材13と第
2の表示部材14が設けられている。図1に示すように
両表示部材13と14は、筐体11の外方にて上下に並
べて配置できるようになっている。
【0016】図2に示すように、筐体11の内部にはガ
イド部21が設けられ、駆動ブラケット22がこのガイ
ド部21によりA1−A2方向へ移動できるように支持
されている。駆動ブラケット22内には第1のモータが
設けられ、このモータによりピニオン歯車23が回転駆
動される。筐体11内にはラック24が設けられ、この
ラック24に前記ピニオン歯車23が噛合っている。前
記モータによりピニオン歯車23が回転駆動されること
により、駆動ブラケット22は、ガイド部21とラック
24に沿ってA1−A2方向へ移動できるようになって
いる。駆動ブラケット22には図2の紙面奥方向に間隔
を開けた一対の支持板25が固定され、この一対の支持
板25の先部に設けられた軸26により、第1の表示部
材13の基部が回動自在に支持されている。駆動ブラケ
ット22内には駆動ラック28が(ハ)方向へ移動でき
るように支持されており、前記第1のモータあるいは駆
動ブラケット22に搭載された他のモータにより回転駆
動されるピニオン歯車27がこの駆動ラック28と噛合
っている。駆動ラック28の先端は駆動ピン29により
第1の表示部材13に連結されている。
【0017】第1の表示部材13の先部には図2の紙面
奥方向に間隔を開けて一対の連結支持板31が固定され
ており、この連結支持板31に設けられた連結軸32に
より第2の表示部材14が連結されている。第1の表示
部材13の内部には駆動機構部33が設けられ、この駆
動機構部33内に駆動ラック35が(ニ)方向へ移動で
きるように支持されて駆動ラック35の先端は駆動ピン
36により、第2の表示部材14の基部に連結されてい
る。駆動機構部33内には第2のモータが設けられ、こ
のモータにより駆動されるピニオン歯車34が前記駆動
ラック35と噛合っている。
【0018】図2では、駆動ブラケット22内に支持さ
れた駆動ラック28が(ニ)方向へ駆動されて、支持板
25の先部に支持された第1の表示部材13が水平姿勢
となっており、さらに駆動ブラケット22がA2方向へ
移動して第1の表示部材13が筐体11内に収納されて
いる。このとき第1の表示部材13内の駆動機構部33
内では、駆動ラック35が(ハ)方向へ駆動されてお
り、よって第2の表示部材14は、連結軸32を始点と
し、第1の表示部材13に対し直角の向きに回動してい
る。このとき第2の表示部材14は、化粧枠12内にち
ょうど嵌まった状態であり、図6に示すように、筐体1
1の前方には第2の表示部材14のみが現れている。図
2の状態から、駆動ブラケット22内の第1のモータが
始動し、ピニオン歯車23が時計方向へ回転すると、ピ
ニオン歯車23がラック24に噛合った状態でA1方向
へ移動し、よって駆動ブラケット22はガイド部21に
沿ってA1方向へ移動する。よって第1の表示部材13
が水平姿勢のまま筐体11内からA1方向へ突出し、第
2の表示部材14は図2の垂直姿勢のまま一緒にA1方
向へ移動する。
【0019】第1の表示部材13が筐体11内から完全
に突出すると、駆動ブラケット22が停止する。そして
駆動ブラケット22内の第1のモータの動力が切り替え
られまたは駆動ブラケット22内の他のモータによりピ
ニオン歯車27が時計方向へ駆動されて駆動ラック28
が(ハ)方向へ駆動される。よって第1の表示部材13
は駆動ピン29により(ハ)方向へ引かれて、軸26を
中心として立ち上り方向へ回動させられる。ピニオン歯
車27の回転量を調整することにより、第1の表示部材
13の立ち上り角度が任意に設定される。上記第1の表
示部材13の立ち上り回動動作中に、駆動機構部33内
の第2のモータによりピニオン歯車34が反時計方向へ
駆動されて駆動ラック35が(ニ)方向へ移動する。よ
って第2の表示部材14は連結軸32を始点として反時
計方向に回動し、図1に示すように第1と第2の表示部
材13と14がほぼ同一面となるように上下に並べられ
る。なお第1の表示部材13と第2の表示部材14の収
納動作は上記と逆方向の駆動を行うことにより実行でき
る。
【0020】図3に示す車室内での実装例では、筐体1
1から突出した第1の表示部材13と第2の表示部材1
4が、コンソールパネルPの前方にて平面状に並べら
れ、それぞれの表示部材13と14がコンソールパネル
Pの傾斜に対応してやや斜めの向きとなっている。図4
に示すように、第1の表示部材13の前面にはカラー液
晶パネルの第1の画面41が設けられ、第2の表示部材
14の前面には同じくカラー液晶パネルの第2の画面5
1が設けられている。第1の画面41と第2の画面51
の横幅寸法は共にWであり、第1の画面41の縦幅寸法
はH1、第2の画面51の縦幅寸法はH2である。第2
の表示部材14は図2に示すように筐体11の前面に設
置されるものであり、その縦と横の寸法はワンディーン
サイズにより決められる。よって第2の画面51は縦幅
寸法H2の小さい横長形状である。一方第1の画面41
の縦と横の寸法比は一般的なテレビ画面と同じである。
そして第1と第2の表示部材13と14が筐体11の外
部にて縦に並べられた状態では、両画面41と51が上
下に隣接して並び、幅寸法Wで縦幅寸法がほぼ(H1+
H2)の実質的に広い表示面積が得られる。
【0021】両表示部材13と14の前面には各種操作
部材が配列されているが、第1の表示部材13の前面に
は画面表示の設定や切り替えに関する操作を行う操作部
材が配列されている。第1の表示部材13に設けられて
いる操作部材は、電源スイッチ42、各種設定釦43,
44、カーソル表示の移動入力部46、画面ズーム操作
釦47、各種切り替え釦48、テレビジョン受像切り替
え釦49などである。電源スイッチ42により画面41
の表示をON−OFFできる。例えばいずれかの切り替
え釦48の操作により、画面表示がナビゲーションシス
テムに切り替えられると、第1の画面41に地図が表示
される。設定釦43と44のコード入力操作により表示
すべき地図が選択される。また切り替え釦48によりメ
モリ動作などを行うことができ、さらに切り替え釦48
により第2の画面51に表示される情報の選択ができ
る。またカーソル表示の移動入力部46により、現在位
置と進行方向を示すカーソル表示60の位置を移動させ
ることができる。またテレビジョン受像切り替え釦49
が押されると、第1の画面41にテレビジョン画面が映
し出される。このとき設定釦44により受像チャンネル
の選択が行われる。
【0022】第2の表示部材14の前面には音響操作用
のための操作部材が配列されている。電源スイッチ52
は、第2の画面51のON−OFFのためのものであ
る。第2の表示部材14にはチューナ設定釦53とディ
スク選択釦54が設けられている。チューナ設定釦53
を押すとFM放送やAM放送を受信するチューナが動作
する。なおこのチューナは筐体11内に設けられてい
る。ディスク選択釦54はトランクルームなどに設置さ
れたディスクチェンジャを操作するものであり、この選
択釦54により再生すべきディスクの選択がなされる。
調整スイッチ56と57は、チューナが動作していると
きの選局操作を行い、またはディスクチェンジャが動作
しているときの選曲やメモリ設定を行うためのものであ
る。また音量は音量調整スイッチ58により設定され
る。
【0023】前述のように第2の画面51に映し出され
る情報の選択は、第1の表示部材13に設けられた切り
替え釦48などにより設定される。しかし、第2の表示
部材14にも第2の画面に映し出される情報の切り替え
釦55が設けられており、図2と図6に示すように、第
2の表示部材14が筐体11の前面に設置されていると
きに、第2の画面51に選局情報、選曲情報、時計表示
などが映されるようになっている。第1と第2の画面4
1と51に映し出される具体的な表示内容としては、ま
ず図4に示すように、両画面41,51にナビゲーショ
ンシステムにおける所定の地域の地図を連続するように
映し出すことができる。図4の例では、自動車の現在位
置を示すカーソル表示60が矢印表示であり、この矢印
の方向が自動車の進行方向を示している。この矢印の向
きは上方向に向けられ、自動車の移動に従って地図表示
が動くようになっている。図4に示すように限られた面
積の第1の画面41の上に第2の画面51が隣接し、縦
に並ぶ両画面に連続する地図が映し出されているため、
カーソル表示60の矢印が向く進行方向の地図情報を第
2の画面51の分だけ広く映すことができ、進行方向の
情報を多く確認することができる。
【0024】また第1の画面41に現在走行している地
域の地図を映し、第2の画面51に走行中の地域とは別
の地域の地図表示を映してもよい。これにより目的地や
周辺地域の地図を確認することができる。または図5に
示すように、地図情報を第1の画面41にのみ映し、第
2の画面51に地図以外の走行情報を映し出してもよ
い。図5の例では第2の画面51に次に曲がるべき交差
点の情報とそこに至るまでの距離が映し出されている。
あるいは第2の画面51に渋滞情報や、ある地点に至る
までの予想時間などを表示してもよい。また、第1の画
面41に地図情報を映し出し、第2の画面51にチュー
ナやディスクチェンジャの操作での選局情報や選曲情報
を映してもよい。
【0025】第1の画面41にテレビジョン受像画面を
映し出すときには、第2の画面51を消してもよいし、
または第2の画面51に時刻表示などを映し出してもよ
い。図1に示すように、第1の表示部材13が筐体11
内に収納された状態では、筐体11の前方に第2の表示
部材14のみが現れる。その状態を図6に示す。このと
き第2の表示部材14に設けられた各種操作部材によ
り、チューナやディスクチェンジャなどが操作される
が、このときの各種情報を第2の画面51に映すことが
できる。図6ではFM放送の選局情報およびイコライザ
表示61が表示されている。
【0026】図7は本発明の第2実施例による車載用表
示装置の正面図、図8はその側面図、図9は2つの表示
部材が並べられた状態を示す正面図、図10はその側面
図である。この実施例では、筐体71がツーディーン
(2DIN)サイズであり、自動車のコンソールパネル
Pにおいて、本来2つの音響装置が埋設されるスペース
内に筐体71が1個だけ埋設されて設置される。筐体7
1の前方にはノーズ部72が取付けられている。符号7
3は第1の表示部材である。図7と図8の状態では、第
1の表示部材73がノーズ部72の前方に密着した状態
で設置される。このとき図7に示すように筐体71の前
面には第1の表示部材73のみが現れている。図10に
示すように、ノーズ部72の内部機構と第1の表示部材
73とはアーム74により連結されており、このアーム
74のスライド動作により、第1の表示部材73は、図
8に示すノーズ部72の前面に密着した状態から、図1
0に示すように、ノーズ部72から前方へわずかに離れ
且つ上方へシフトした状態に移動できるようになってい
る。第1の表示部材73が図8に示す状態と図10に示
す状態との間を移動するときの動作は、手動により行っ
てもよいし、またはノーズ部72および筐体71内に設
けられたモータの動力によって動作させてもよい。
【0027】図9に示すように、第1の表示部材73が
ノーズ部72から離れて上方へシフトしたときに、第1
の表示部材73の下方にノーズ部72の前面の化粧面7
2aが現れるようになっている。この化粧面72aに
は、ミニディスクの挿入口75、コンパクトディスクの
挿入口76および、ミニディスクやコンパクトディスク
の排出動作などを行わせるための操作釦78が配列され
ている。なお挿入口75と76はいずれか一方のみ設け
られていてもよく、操作釦78は第1の表示部材73の
前面に設けられていてもよい。また化粧面72aに挿入
口75と76が設けられておらず、音響装置用の各種操
作釦および選局表示などを行う小型のディスプレイ画面
が設けられていてもよい。また、前記筐体71内には上
記挿入口75と76から挿入されたミニディスクやコン
パクトディスクを駆動するための駆動機構が内蔵されて
いる。なお挿入される記録媒体は各種カセットテープで
あってもよい。
【0028】第1の表示部材73の前面にはカラー液晶
パネルによる第1の画面81および各種操作部材群82
が設けられている。この操作部材群82の種類および数
は図4などに示した第1の表示部材13に設けられた各
種操作釦類と同種のものである。また前述のように、第
1の表示部材73の操作部材群82に、挿入されたミニ
ディスクやコンパクトディスクの再生や選曲設定などの
ための操作釦を含ませてもよい。ただし、第1の表示部
材73は2DINサイズの筐体71の前面に一致する寸
法であるため、第1の画面81の面積は2DINサイズ
に合わせたやや小さいものとなっている。そこで、図9
と図10に示すように、第1の表示部材73がノーズ部
72から離れて上方へシフトした状態において、第1の
表示部材73の上に第2の表示部材85を取り付けるこ
とができるようになっている。この第2の表示部材85
は接続部材86により第1の表示部材73の上面に差し
込まれるようにして取り付けられる。第2の表示部材8
5への電源や映像信号などは、接続部材86内のコネク
タを介して与えられる。第2の表示部材85にはカラー
液晶パネルによる第2の画面87が設けられている。こ
の画面87は前記画面81と同じ表示面積を有してい
る。そして図9と図10に示すように、表示部材73と
85が並べられたときには両画面81と87が上下に隣
接して並ぶことになる。
【0029】この車載用表示装置では、普段は第2の表
示部材85が第1の表示部材73の上から外され、図7
と図8に示すように第1の表示部材73がノーズ部72
の前方に密着した状態に収められている。図7に示すよ
うに、この状態で第1の画面81に映像を映し出すこと
ができる。この映像はテレビジョン受像画面またはナビ
ゲーションシステムの地図情報などである。あるいは第
1の表示部材73をノーズ部72から離れて上方へシフ
トさせておき、この状態にて第1の画面81にのみ映像
を映し出してもよい。また筐体71内へミニディスクや
コンパクトディスクの出し入れを行う場合には、第1の
表示部材73をノーズ部72から離れて上方へシフトす
る位置へ移動させ、第1の表示部材73の下にノーズ部
72の化粧面72aを露出させる。この状態で挿入口7
5と76からミニディスクやコンパクトディスクの挿入
と排出が行われる。
【0030】また、例えばナビゲーションシステムの画
面を表示させる場合、図9と図10に示すように第1の
表示部材73をノーズ部72から離して上方へシフトさ
せ、第1の表示部材73の上に第2の表示部材85を設
置することにより、表示画面の実質的な面積を拡大する
ことができる。この場合、図4に示した実施例と同様に
第1と第2の両画面81と87に同じ地図情報を連続表
示して、自動車の位置と進行方向を示すカーソル表示6
0を第1の画面81に示すことにより、進行方向前方の
地図情報を広く表示できる。または図9に示すように第
1の画面81と第2の画面87とで、走行地域の地図を
異なる縮尺にて映し、両画面81と87に自動車の現在
位置と進行方向を示すカーソル表示60aと60bを別
々に示してもよい。または第1と第2の画面81と87
に、第1実施例で説明したのと同じような組み合わせの
別個の情報映像を表示してもよい。また図7ないし図1
0に示す第2実施例では、第2の表示部材85が第1の
表示部材73に対して着脱自在となっているが、同じ2
DINサイズの実施例において、図11と図12に示す
実施例としてもよい。
【0031】図11に示す実施例では、図2に示したの
と同種の内部機構を用いて第1の表示部材73を筐体7
1内に収納し、このとき第2の表示部材85を2DIN
サイズの筐体71の前面に設置できるようにしたもので
ある。また図12では、ノーズ部72の前面の化粧部7
2aに図9に示すような挿入口75,76などが形成さ
れている場合に、第1の表示部材73がノーズ部72の
前面に密着する位置に収まる。そして第1と第2の表示
部材73と85がリンク88により連結され、ノーズ部
72の前方で第1と第2の表示部材73と85が互いに
密着する状態に折り畳まれて設置されるようになってい
る。さらに前記各実施例において、第1と第2の表示部
材が共に筐体内に収納される構造とすることも可能であ
る。また本発明は車載用の表示装置に限られず、飛行機
などに搭載される表示装置あるいは家庭用の表示装置で
あってもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、第1の表示部
材が筐体の内部に収納されるため、使用していない状態
の表示部材により空間が狭められることがない。また使
用時には第1と第2のそれぞれの表示部材の画面が隣接
して位置するため、情報の表示面積が広くなる。このそ
れぞれの画面に別々の情報を表示することができ、また
ナビゲーションシステムでは両画面を縦方向に連設させ
ることができる。この場合自動車の走行方向を上向き矢
印などで表示すると、進行方向の地図情報を従来よりも
広く表示できる。
【0033】請求項2記載の発明では、第1の表示部材
が筐体内の収納されているときに、第2の表示部材が筐
体の前方に設置されるため、2つの表示部材を効率良く
収めることができ、また第2の表示部材の画面のみで情
報を表示することも可能になる。
【0034】請求項3記載の発明では、筐体の前面に記
録媒体の挿入口や表示部材が設けられている場合に、第
1の表示部材を前記筐体前面を覆う位置に収めることが
できる。また、第1の表示部材と第2の表示部材を連接
させ、両表示部材の画面を隣接させることにより、情報
の表示面積を広くできる。
【0035】請求項4記載の発明では、第2の表示部材
は、第1の表示部材に対して着脱自在なものとし、必要
なときにのみ第2の表示部材を使用することができる。
【0036】請求項5記載の発明では、第1と第2の表
示部材を折り畳むことにより、記録媒体の挿入口や表示
部材が設けられている場合に、2つの表示部材をこれら
の前方に効率良く配置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の車載用表示装置において
両表示部材が突出した状態を示す斜視図、
【図2】第1実施例において表示部材が収納された状態
を示す側面図、
【図3】第1実施例の車載用表示装置が自動車内に実装
された例を示す斜視図、
【図4】第1実施例において2つの表示部材の画面に映
される映像の一例を示す正面図、
【図5】第1実施例において2つの表示部材の画面に映
される映像の他の例を示す正面図、
【図6】第1実施例において第2の表示部材の画面のみ
に映される映像の一例を示す正面図、
【図7】本発明の第2実施例の車載用表示装置の正面
図、
【図8】第2実施例の側面図、
【図9】第2実施例において2つの表示部材が接続され
た状態を示す正面図、
【図10】図9の状態の側面図、
【図11】第2実施例の変形例を示す側面図、
【図12】第2実施例の変形例を示す側面図、
【図13】従来の車載用表示装置を示す斜視図、
【符号の説明】
11 筐体 12 化粧枠 13 第1の表示部材 14 第2の表示部材 41 第1の画面 51 第2の画面 71 筐体 72 ノーズ部 73 第1の表示部材 81 第1の画面 85 第2の表示部材 87 第2の画面 P コンソールパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及川 卓 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内 (72)発明者 瀧沢 昭彦 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内 (72)発明者 高原 周 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内 (72)発明者 小川 裕永 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内 (72)発明者 須向 秀次 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内 (72)発明者 遠藤 秀樹 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に収納される位置と筐体の外部に
    設置される位置との間を移動できる第1の表示部材と、
    第1の表示部材が筐体外に設置された状態で前記第1の
    表示部材と並べられる第2の表示部材とが設けられ、第
    1と第2の表示部材には、両表示部材が並べられた状態
    で互いに隣接する画面が設けられていることを特徴とす
    る表示装置。
  2. 【請求項2】 第1の表示部材が筐体内に収納された状
    態で、第2の表示部材が筐体の前面に設置される請求項
    1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前面に記録媒体の挿入口または操作部が
    形成された筐体と、前記筐体の前面に設置される位置と
    前記挿入口または操作部が現れる位置との間を移動でき
    る第1の表示部材と、この第1の表示部材と並べられる
    第2の表示部材とが設けられ、第1と第2の表示部材に
    は、両表示部材が並べられた状態で互いに隣接する画面
    が設けられていることを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 第2の表示部材は第1の表示部材に対し
    て着脱自在である請求項3記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 第2の表示部材と第1の表示部材とが、
    互いに重なる状態に畳めるように連結されている請求項
    3記載の表示装置。
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