JPH0715913A - ウォーム減速機付モータ - Google Patents

ウォーム減速機付モータ

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JPH0715913A
JPH0715913A JP17721393A JP17721393A JPH0715913A JP H0715913 A JPH0715913 A JP H0715913A JP 17721393 A JP17721393 A JP 17721393A JP 17721393 A JP17721393 A JP 17721393A JP H0715913 A JPH0715913 A JP H0715913A
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JP
Japan
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worm
motor shaft
shaft
motor
diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP17721393A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Torii
勝彦 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP17721393A priority Critical patent/JPH0715913A/ja
Publication of JPH0715913A publication Critical patent/JPH0715913A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ軸の直径に影響されることなく、ウォ
ームの設計を可能とする。 【構成】 軸方向先端側から先端軸受部33、ウォーム
32、中間軸受部32を一体成形した減速軸部30の中
間軸受部32端面に嵌合凹部34を形成し、該嵌合凹部
34にモータ軸24の先端嵌合部24bを圧入固定する
ことにより、アーマチャ15を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウォーム減速機構を有
するモータに関し、例えば、車両のパワーウインドウ、
サンルーフ、パワーシート等に用いられるウォーム減速
機付モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示す様なウォーム減速機付
モータのアーマチャ50がある。このアーマチャ50
は、コンミテータ52、巻線コア53、及び、コンミテ
ータ52と巻線コア53とに挿通固定されたモータ軸5
1から構成されている。そして、モータ軸51には、図
示しない軸受により回転自在に支持される先端軸受部5
1a、中間軸受部51b、及び後端軸受部51cが設け
られており、この先端軸受部51aと中間軸受部51b
との間にウォーム54が形成されている。そして、ウォ
ーム54は、モータ軸51の一部を転造加工することに
よりモータ軸51に一体成形されている。
【0003】又、図6に示す様なアーマチャ60があ
る。このアーマチャ60は、コンミテータ62、巻線コ
ア63に挿通固定されたモータ軸61に、軸受66によ
り回転自在に支持される中間軸受部65を圧入固定し、
更にモータ軸61に別部材のウォーム64を圧入固定
し、構成されたものである。
【0004】又、図7に示す様なアーマチャ70があ
る。このアーマチャ70は、コンミテータ72、巻線コ
ア73に挿通固定されたモータ軸71に、モータ軸71
の中間部位を回転自在に支持する軸受76を嵌挿し、更
にモータ軸71に別部材のウォーム74を圧入固定し、
構成されたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】前記従来例によると、先ずアーマチャ50
では、モータ軸51の一部をウォーム54として形成し
ている為、ウォーム54の直径はモータ軸51の直径と
略同一またはそれ以下となり、モータ軸51の直径によ
りウォーム設計仕様が制限されてしまう。
【0007】又、アーマチャ60では、モータ軸61に
別部材の中間軸受部65、及び、ウォーム64を圧入固
定している為、軸受67とウォーム64と軸受66との
軸心がとりにくく、アーマチャ60が回転中に軸心ずれ
による振動が発生し、ギア噛み合い音やアーマチャの振
動音の原因となる。
【0008】又、アーマチャ70では、モータ軸71に
軸受76を嵌挿し、ウォーム74を圧入固定している
為、アーマチャ70を図示しないモータケースに収納す
る際に軸受76がモータ軸71のスラスト方向に自由に
移動してしまい、収納作業が非常に困難となる。
【0009】更に、アーマチャ60(70)は、図8に
示す様にモータ軸61(71)にウォーム64(74)
を圧入固定している。これにより圧入保持の為の所定
(1mm〜2mm)の肉厚Aが必要となる。ここで、肉
厚Aとはウォーム64(74)の貫通孔64a(74
a)の周面と歯底部64b(74b)との距離である。
従って、モータ軸61(71)の直径が大きくなれば歯
底部64b(74b)の直径Bも大きくなり、更には歯
頂部64c(74c)の直径Cも大きくなってしまう。
つまり、モータ軸61(71)の直径によりウォーム設
計仕様が制限されてしまうこととなる。
【0010】本発明は、ウォームと軸受との軸心が容易
にとれ、モータ軸の直径には左右されずにウォームの設
計が可能なウォーム減速機付モータを得ることを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
に、本発明のウォーム減速機付モータは、モータ軸の回
転をウォーム及びウォームホイールを介して減速し、出
力するウォーム減速機付モータにおいて、、前記モータ
軸の端部に嵌合固定される嵌合部が、スラスト方向端部
に一体形成された減速軸を有し、前記減速軸のスラスト
方向における前記嵌合部と異なる位置の外周にウォーム
が形成されたウォーム減速機付モータとしたものであ
る。
【0012】
【作用】本発明によるウォーム減速機付モータでは、減
速軸の外周で、モータ軸と嵌合固定する嵌合部とは異な
る位置にウォームを形成することにより、前記モータ軸
の端部が前記ウォームの軸中心を挿通しないこととな
る。これにより、前記減速軸の嵌合部を前記モータ軸の
端部の形状に合わせるだけで、前記ウォームに対する前
記モータ軸の影響が無くなることとなる。
【0013】
【発明の効果】よって、本発明によりモータ軸の直径に
は左右されずにウォームの設計が可能で、ウォームと軸
受との軸心が容易にとれることとなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4により
説明する。
【0015】図1には、本実施例におけるウォーム減速
機付モータ10主要部を示す。これによればウォーム減
速機付モータ10は、モータ軸部20、減速軸部30、
及び減速ギヤ部40から構成されている。
【0016】モータ軸受部20は、コンミテータ21、
巻線23が巻回されたコア鉄心22、及びコンミテータ
21とコア鉄心22の各々の軸中心に挿通固定され、コ
ンミテータ21とコア鉄心22と共に回転するモータ軸
24から構成されている。そしてモータ軸24の後端軸
受部24aが後端軸受53により回転可能に支持されて
いる。
【0017】減速軸部30は、ウォーム31、中間軸受
部32、及び先端軸受部33が一体成形されて構成され
ている。そしてこの減速軸部30は、中間軸受部32と
先端軸受部33とが夫々中間軸受52と後端軸受53と
により回転可能に支持されている。
【0018】減速ギヤ部40は、ウォーム31に歯合す
るギヤ歯41aが外周面に形成され、回転軸42に回転
可能に支持されたウォームホイール41により構成され
ている。
【0019】図2、図3により、アーマチャ15を構成
するモータ軸部20と減速軸部30との組付けを説明す
る。減速軸部30の中間軸受部32側端部には嵌合凹部
34が形成されており、この嵌合凹部34にモータ軸部
20のモータ軸24における円柱形状の先端嵌合部24
bが、図2矢印により圧入固定される。この時、回転軸
20の先端嵌合部24bと減速軸30との嵌合位置は、
減速軸部30の軸方向において中間軸受部32の範囲D
内にあり、ウォーム31の範囲Eとは異なる位置にあ
る。
【0020】前述の嵌合位置とすることにより、ウォー
ム31の歯底部31aの直径Gはモータ軸24の直径F
に関係なく設計することが出来る。つまり、図6乃至図
8に示す従来例ではモータ軸61、71の直径よりもウ
ォーム64、74の歯底部64b(74b)の直径を大
きくしないと製作出来ず、又図5に示す従来例ではウォ
ーム54の歯底部54aの直径をモータ軸51の直径よ
りも大きくすることは出来ないが、本実施例ではモータ
軸24の直径Fよりウォーム31の歯底部31aの直径
Gを大きくも小さくも出来る。又、先端軸受部33もモ
ータ軸の直径Fにより決定されず、自由に変更すること
が出来ることとなる。
【0021】図4(a)乃至図4(c)にモータ軸24
における先端嵌合部24bの他の構造を示す。図4
(a)は、モータ軸24の先端をローレット形状とする
先端嵌合部24cとし、減速軸部30の嵌合凹部34に
強固に圧入固定可能とした構造である。図4(b)は、
モータ軸24の先端をD面カットした先端嵌合部24d
とし、図4(c)は、モータ軸24の先端多角形状(こ
こでは六角)の先端嵌合部24eとしており、両形状と
もモータ軸24と嵌合凹部34との回転時の滑りを無く
し、モータ軸部20の回転を減速軸部30に確実に伝達
出来るものである。但し、先端嵌合部をD面カットと多
角形状とした場合には、減速軸部30の嵌合凹部34を
前記先端嵌合部の形状に一致する形状とする必要があ
る。
【0022】減速軸部30は、ウォーム31の軸方向両
側に先端軸受部33と、中間軸受部32とが一体成形に
より1部品としている。これにより、アーマチャ15の
回転時における、中間軸受52、ウォーム31、及び先
端軸受51の軸心が容易に保たれ、振動及び騒音を低減
出来る。
【0023】又、モータ軸部20と減速軸部30とを別
部品とすることにより、同一のモータ軸部20に様々な
寸法、形状の減速軸部30を組付けたり、逆に、様々な
仕様のモータ軸部20に同一の減速軸部30を組付けた
りすることにより、多機種のアーマチャ15を生産可能
とすることが出来る。
【0024】更に本実施例では、減速軸部30に嵌合凹
部34を形成し、該嵌合凹部34にモータ軸24の先端
嵌合部24bを嵌合しているが、逆に、モータ軸24の
先端に嵌合凹部を形成し、該嵌合凹部に減速軸部30の
中間軸受部32側端部を嵌合してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるウォーム減速機付モー
タの主要部構成図である。
【図2】本発明の実施例におけるアーマチャの組付け説
明図である。
【図3】本発明の実施例におけるアーマチャ組付け後の
要部拡大図である。
【図4】本発明の実施例におけるモータ軸先端嵌合部の
他の例であり、(a)はローレット形状としたもの、
(b)はD面カット形状としたもの、(c)は多角形状
としたものである。
【図5】従来のアーマチャを示す全体図である。
【図6】従来の他のアーマチャを示す全体図である。
【図7】従来の更に他のアーマチャを示す全体図であ
る。
【図8】図6、図7に示す従来のアーマチャの組付け後
の腰部拡大図である。
【符号の説明】
10 ウォーム減速機付モータ 24 モータ軸 24b 先端嵌合部 30 減速軸部 31 ウォーム 32 中間軸受部 34 嵌合凹部 41 ウォームホイール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ軸の回転をウォーム及びウォーム
    ホイールを介して減速し、出力するウォーム減速機付モ
    ータにおいて、 前記モータ軸の端部に嵌合固定される嵌合部が、スラス
    ト方向端部に一体形成された減速軸を有し、 前記減速軸のスラスト方向における前記嵌合部と異なる
    位置の外周にウォームが形成されたことを特徴とするウ
    ォーム減速機付モータ。
JP17721393A 1993-06-23 1993-06-23 ウォーム減速機付モータ Pending JPH0715913A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17721393A JPH0715913A (ja) 1993-06-23 1993-06-23 ウォーム減速機付モータ

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JP17721393A JPH0715913A (ja) 1993-06-23 1993-06-23 ウォーム減速機付モータ

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JPH0715913A true JPH0715913A (ja) 1995-01-17

Family

ID=16027146

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JP17721393A Pending JPH0715913A (ja) 1993-06-23 1993-06-23 ウォーム減速機付モータ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004504151A (ja) * 2000-07-14 2004-02-12 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 軸を製造するための方法および該軸を有する装置
JP2007535886A (ja) * 2004-02-17 2007-12-06 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 伝動装置−駆動装置ユニット
JP2010154736A (ja) * 2008-11-20 2010-07-08 Mitsuba Corp 減速機構付モータ
JP2021170912A (ja) * 2020-04-17 2021-10-28 シナノケンシ株式会社 動力伝達部付アウターロータ型モータ

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