JPH07157062A - 上昇リフト装置及びそれを備えた搬送装置 - Google Patents

上昇リフト装置及びそれを備えた搬送装置

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JPH07157062A
JPH07157062A JP30255493A JP30255493A JPH07157062A JP H07157062 A JPH07157062 A JP H07157062A JP 30255493 A JP30255493 A JP 30255493A JP 30255493 A JP30255493 A JP 30255493A JP H07157062 A JPH07157062 A JP H07157062A
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tray
lifting
claw
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JP30255493A
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Inventor
Yoshinobu Yamamura
喜信 山村
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Sigma Shigyo KK
Original Assignee
Sigma Shigyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な機構により少しの動きだけで物品とし
てのトレイTを高い位置まで上昇させ、上昇リフト装置
LU の搬送効率を高める。 【構成】 上昇路16周囲に、各々突出状態で協働して
トレイTを支持する出没可能な第1及び第2爪部材4
2,51を複数ずつ配置し、第1爪部材42,42を上
昇路16に沿った固定体17に、また第2爪部材51,
51,…は上昇路16に沿って昇降する昇降体25にそ
れぞれ上下に同じピッチPをあけて多段に取り付ける。
昇降体25の上昇時、第2爪部材51,51,…にトレ
イTを係合させて第1爪部材42,42を上昇路16か
ら没入させつつ一体的に上昇させる。昇降体25の下降
時、トレイTを第1爪部材42,42に下降不能に係合
支持して第2爪部材51,51,…を没入させながら昇
降体25を下降させ、昇降体25の昇降の繰返しでトレ
イTを上昇路16下端から上端へ送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、物品を上昇搬送する
ための上昇リフト装置、及びそれを組み込んだ搬送装置
に関し、特に、上記上昇リフト装置として物品を1つず
つ所定のストロークで段階的に上昇させるようにしたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製品を載置するためのトレイや
パレット等をコンベア装置により循環搬送しながらその
途中の各作業ステーションで各種の作業を行って製品を
製造する場合においては、製品を払出しステーションで
払い出した後、空状態になったトレイ等を作業ステーシ
ョンに戻すことが必要である。この場合、スペース効率
を高めるために、戻し用コンベア装置を作業フロアの上
方に製品送り用コンベア装置と送り方向を逆向きにして
平行に配置し、空になったトレイ等を送り用コンベア装
置の終端から上昇コンベア装置により上昇させて上方の
戻し用コンベア装置に移載し、この戻し用コンベア装置
の終端から下降コンベア装置によりトレイ等を下降させ
て送り用コンベア装置の始端に移し換えるようにするこ
とがしばしば行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記上昇コ
ンベア装置としては、チェーンやロッドレスシリンダ等
を利用して上昇搬送させるタイプのものが一般的に使用
される。しかし、その場合、上昇コンベア装置は、製品
送出し用コンベア装置の終端に空のトレイ等が搬送され
てくると、その都度、その空のトレイ等を受け取って戻
し用コンベア装置に一気に送る動きを行うこととなり、
1つのトレイ等であるにも拘らずその上昇搬送のための
駆動機構に無駄が生じ、特に、その上昇送り高さが高い
ときには顕著である。
【0004】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、トレイ等の物品を一定の
ストロークで上昇させながら段階的に目的の高さに上昇
搬送させるようにすることにより、簡単な機構を採用し
ながら、少しの動きだけで物品を高い位置まで上昇させ
ることができるようにし、上昇リフト装置の搬送効率を
高めることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的の達成のた
め、請求項1の発明では、物品の上昇路の周囲に、各々
突出状態で協働して物品を支持する出没可能な第1及び
第2の2種類の爪をそれぞれ複数ずつ配置しておき、そ
の第1の爪を固定体に、また第2の爪は一定のストロー
クで昇降動作を繰り返す昇降体にそれぞれ上下方向に所
定のピッチをあけて多段に取り付け、昇降体の上昇時、
その第2の爪に物品を係合させて固定体側の第1の爪を
没入させながら上昇させる一方、昇降体の下降時には、
物品を固定体側の第1の爪に係合させて昇降体側の第2
の爪を没入させながら昇降体を物品と干渉させることな
く下降させ、この昇降体の昇降動作の繰返しにより物品
を順次上側の第1の爪に支持されるように送り上げるこ
ととした。
【0006】すなわち、この発明では、物品を1つずつ
上昇路に沿って所定の高さだけ順に段階的に上昇させる
上昇リフト装置として、上記物品の上昇路に沿って配置
された固定体と、上昇路に沿って昇降可能に設けられた
昇降体と、この昇降体を所定のストロークで昇降させる
駆動手段と、昇降体の昇降動作に同期して、それぞれ上
昇路の下端部に物品を供給する物品供給手段、及び上昇
路の上端部から物品を排出する物品排出手段とを設け
る。
【0007】さらに、上記固定体に上記昇降体の昇降ス
トロークよりも小さいピッチをあけて上下方向に複数段
固定配置された第1支持機構と、上記昇降体に上下方向
に上記第1支持機構間の上下ピッチと同じピッチをあけ
て複数段固定配置された第2支持機構とを設ける。
【0008】そして、上記第1支持機構は、各々、上昇
路の周囲に上昇路に対し出没可能に略対向して配置され
かつ突出方向に付勢された少なくとも2つの第1爪部材
からなるものとし、物品の非上昇時には、上昇路に突出
した各第1爪部材が物品の底面周縁部に係合して物品の
下降移動を阻止し、他の第1爪部材と協働して物品を支
持する一方、物品の上昇時には、各第1爪部材が物品に
押されて上昇路から没入し、物品の上昇移動を許容する
ように構成する。
【0009】一方、第2支持機構は、各々、上昇路の周
囲で上記第1爪部材とは異なる位置に上昇路に対し出没
可能に略対向して配置されかつ突出方向に付勢された少
なくとも2つの第2爪部材からなし、昇降体の上昇時に
は、上昇路に突出した各第2爪部材が物品の底面周縁部
に係合して、他の第2爪部材と協働して物品を支持する
一方、昇降体の下降時には、各第2爪部材が物品に押さ
れて上昇路から没入し、昇降体の下降移動を許容するよ
うに構成する。
【0010】請求項2の発明では、上記第1支持機構の
第1爪部材を、物品の底面周縁部に対し該底面の略中央
を通る鉛直平面に対し両側の位置で係合するように上昇
路周囲に配置し、第2支持機構の第2爪部材は、物品の
底面周縁部に対し上記鉛直平面両側の位置で係合するよ
うに構成する。
【0011】請求項3の発明では、第1又は第2爪部材
の各々は、先端が上昇路に突出する突出位置と、先端が
上方に向いて上昇路から没入する没入位置との間で揺動
するように上昇路周囲の固定体又は昇降体に揺動可能に
取り付けられた揺動型のものとし、かつ上記突出位置に
あるときに先端で物品の底面周縁部に係合するように構
成されているものとする。
【0012】請求項4の発明では、上記請求項3の発明
において、各爪部材は、突出位置にあるときに上昇路の
中心に向かって上方に傾斜しかつ物品に接触するガイド
面を備えているものとする。
【0013】請求項5の発明では、上記揺動型爪部材
は、自重により突出方向に回動付勢されているものとす
る。
【0014】請求項6の発明では、請求項5の発明にお
いて、各爪部材を上昇路に突出するように回動付勢する
付勢手段を設ける。
【0015】請求項7の発明では、上記請求項6の発明
において、上記第1又は第2支持機構の少なくとも一方
における爪部材同士を上下方向に対応して配置する。そ
して、付勢手段は、この爪部材間を摺動可能に貫通する
ワイヤ部材と、該ワイヤ部材に所定の張力を付与する張
力付与手段とからなるものとする。
【0016】請求項8の発明では、下段コンベア装置、
上昇コンベア装置、上段コンベア装置及び下降コンベア
装置を直列に接続してなり、物品を上記各コンベア装置
に沿って循環させる搬送装置に対し、上記上昇コンベア
装置を請求項1記載の上昇リフト装置とする。
【0017】
【作用】上記の構成により、請求項1の発明では、駆動
手段の作動により昇降体が所定のストロークで昇降動作
を繰り返すと、これに伴い、昇降体に設けられている多
段の第2支持機構も昇降する。また、この昇降体の昇降
動作に同期して、例えば昇降体が上昇端位置にあるとき
に物品供給手段により上昇路の下端に物品が供給され
る。この後、昇降体が上昇端位置から下降すると、この
昇降体の下降に伴い、その途中で、最下段の第2支持機
構の第2爪部材の各々は、上記物品供給手段により供給
されて上昇路下端にある次の物品から押されて上昇路か
ら没入し、このことで昇降体は物品に邪魔されることな
く下降する。昇降体が下降端位置に移動すると、昇降体
の第2爪部材は上記物品の下方に移動する。次いで、昇
降体が今度は逆に上昇端位置に向かって上昇すると、そ
の途中、最下段の第2支持機構の、上昇路に突出してい
る第2爪部材の各々が上記上昇路下端にある物品の底面
周縁部に係合し、第2爪部材によって物品が昇降体に上
昇一体に支持され、昇降体の上昇に応じて上昇する。そ
して、この物品の上昇に伴い、固定体に設けられている
最下段の第1支持機構において、上昇路に突出している
第1爪部材の各々は物品に押されて上昇路から没入し、
このことで物品は第1爪部材に邪魔されることなく上昇
する。昇降体が上昇端位置に移動すると、物品は第1爪
部材の上方に移動する。尚、次の物品を搬送する場合に
は、それがこの時点で上昇路下端に物品供給手段により
供給される。
【0018】その後、昇降体が再度上昇端位置から下降
すると、それに伴って物品も下降しようとするが、その
途中で上記最下段の第1支持機構の、上昇路に突出して
いる第1爪部材の各々が物品の底面周縁部に係合し、こ
の係合により物品が固定体に一体的に支持されてその下
降移動が阻止され、昇降体のみが下降する。そして、こ
の昇降体の下降に伴い、その途中で、下から2段目の第
2支持機構の第2爪部材の各々が、上記最下段の第1支
持機構の第1爪部材により支持されている物品から押さ
れて上昇路から没入し、このことで昇降体は物品に邪魔
されることなく下降する。昇降体が再び下降端位置に移
動すると、下から2段目の第2支持機構の第2爪部材は
物品の下方に移動して、最初の状態に戻る。以上によ
り、1つの物品が上昇路の下端位置から固定体における
最下段の第1支持機構の位置へ上昇する。
【0019】次に昇降体が上昇すると、該昇降体は上記
と同様にして上記上昇路下端にある次の物品を係合支持
して上昇させる。また、この昇降体の上昇に伴い、その
途中で、上記下から2段の第2支持機構の、上昇路に突
出している第2爪部材の各々が、上記最下段の第1支持
機構の第1爪部材に支持されていた物品の底面周縁部に
係合し、この係合により上記第2爪部材によって物品が
昇降体に上昇一体に支持され、昇降体の上昇に応じて上
昇する。そして、この物品の上昇に伴い、固定体におけ
る下から2段目の第1支持機構において、上昇路に突出
している第1爪部材の各々は物品に押されて上昇路から
没入し、このことで物品は該第1爪部材に邪魔されるこ
となく上昇する。昇降体が上昇端位置に移動すると、物
品は第1爪部材の上方に移動する。尚、このときに上昇
路の下端に3番目の物品が物品供給手段により供給され
る。
【0020】その後、昇降体が下降すると、それに伴い
下から2段目の第2支持機構に支持されている物品も下
降しようとするが、その途中で上記下から2段目の第1
支持機構の第1爪部材の各々が物品の底面周縁部に係合
し、この係合により物品が固定体に一体的に支持されて
その下降移動が阻止され、昇降体のみが下降する。この
昇降体の下降に伴い、その途中で、下から3段目の第2
支持機構の第2爪部材の各々が、上記下から2段目の第
1支持機構に支持されている物品から押されて上昇路か
ら没入し、このことで昇降体は物品に邪魔されることな
く下降する。昇降体が再び下降端位置に移動すると、最
初の状態に戻る。このことで、上記物品が固定体におけ
る最下段の第1支持機構の位置から2段目の第1支持機
構の位置へ上昇する。
【0021】以後、上記と同様の動作を繰り返して、昇
降体の1つの昇降動作の都度、物品が固定体における上
段側の第1支持機構の位置へ順に上昇移動し、この物品
が上昇路の上端に達すると、該物品は昇降体の昇降動作
に同期して、例えば昇降体が上昇端位置にあるときに物
品排出手段に移し換えられ、その後に上昇路の上端から
排出される。
【0022】したがって、このように駆動手段により昇
降体を一定のストロークで繰り返して昇降させるだけ
で、物品を多段の第1支持機構間のピッチずつ順に上昇
させて最終的に上昇路の下端から上端まで上昇搬送でき
るので、簡単な機構を採用しつつ、昇降体の少しの動き
だけで物品を高い位置まで上昇させることができ、上昇
リフト装置の搬送効率を高めることができる。
【0023】請求項2の発明では、第1支持機構の第1
爪部材と第2支持機構の第2爪部材とが、物品の底面を
該底面の略中央を通る鉛直平面に対し同じ側で係合する
ので、同じ段の第1及び第2支持機構の爪部材を近接配
置してまとめることができ、スペースのコンパクト化や
機構の簡略化を図ることができるとともに、物品供給手
段や物品排出手段による物品の給排スペースを確保して
それを容易に行うことができる。
【0024】請求項3の発明では、通常の状態では、各
爪部材は、突出方向への付勢により先端部が上昇路に突
出する突出位置にあり、この状態で該先端部が物品の底
面周縁部に係合して物品を支持する。昇降体の上昇時に
第1爪部材が、また昇降体の下降時に第2爪部材がそれ
ぞれ物品に押されて上昇路から没入するときには、各爪
部材はその先端部が上方に向くように回動して突出位置
から没入位置に変化し、上昇路から没入する。従って、
上記機能を持った爪部材が具体的にかつ容易に得られ
る。
【0025】請求項4の発明では、爪部材が突出位置に
あるとき、そのガイド面が上昇路の中心に向かって上方
に傾斜する。このため、昇降体の昇降時に各爪部材が物
品に押されて上昇路から没入するときには、上記傾斜し
たガイド面が物品に接触することとなり、爪部材をスム
ーズに没入させることができる。
【0026】請求項5の発明では、爪部材は自重により
突出方向に回動付勢されているので、その突出方向への
付勢状態が簡易に得られる。
【0027】請求項6の発明では、上記各爪部材が上昇
路に突出するように付勢手段により強制的に回動付勢さ
れているので、爪部材が物品に押されて没入位置に回動
したときでも、物品の押圧がなくなると、その後は確実
に突出位置に復帰させることができ、爪部材の復帰不良
により物品が支持されなくなるのを確実に防止すること
ができ、信頼性を向上させることができる。
【0028】請求項7の発明では、第1又は第2支持機
構の少なくとも一方における爪部材同士が上下方向に対
応して配置され、この爪部材間を張力付与手段によって
所定張力を付与せしめたワイヤ部材が摺動可能に貫通さ
れているので、各爪部材は突出位置から没入位置に回動
するときにワイヤ部材を折り曲げて張力を高めるように
なり、このときの抵抗により爪部材は突出方向への回動
付勢力が増大する。すなわち、上記請求項6の発明と同
様に、物品の押圧がなくなった後に爪部材を没入位置か
ら突出位置に確実に復帰させることができ、爪部材の復
帰不良により物品が支持されなくなるのを確実に防止で
きる。
【0029】請求項8の発明では、物品を下段コンベア
装置、上昇コンベア装置、上段コンベア装置及び下降コ
ンベア装置の各々に沿って循環させる搬送装置における
上記上昇コンベア装置が上昇リフト装置とされているの
で、上昇リフト装置を好適に使用した循環式搬送装置が
得られる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (実施例1)図10及び図11は本発明の実施例1に係
る循環式搬送装置の全体構成を示し、この搬送装置は、
所定方向(図で左右方向)に延びる下段コンベア装置C
L と、上昇コンベア装置としての1つの上昇リフト装置
LU と、下段コンベア装置CL の上方をそれと平行に延
びる上段コンベア装置CU と、下降コンベア装置として
の並列接続した複数の下降リフト装置LD ,LD ,…
(1つのみ図示する)の各々とを直列にループ状に接続
してなり、物品としての製品載置用トレイTを上記各コ
ンベア装置CL ,CU 及び各リフト装置LU ,LD に沿
って循環搬送させるようにしている。
【0031】上記下段及び上段コンベア装置CL ,CU
の各々は複数のコンベア1,1,…を直列に接続してな
る。各コンベア1は、各々の間に所定の間隔をあけて平
行に配置されかつプーリ2,2間を走行する2本の搬送
用平ベルト3,3と、例えば図2に示すように両ベルト
3,3の上側スパンをそれぞれ摺動可能に支持し、かつ
両上側スパン間にベルト長さ方向に延びるガイド4溝が
形成されたコンベアフレーム5とを備えてなるものであ
り、両ベルト3,3を同じ速度で走行させることによ
り、トレイTを搬送する。
【0032】上記トレイTは、図5に拡大詳示するよう
に、矩形状樹脂板における対向する長辺部をそれぞれ上
方に折り曲げてなるトレイ本体T1と、このトレイ本体
T1の下面全体に亘って取り付けられたプレート部T2
と、該プレート部T2の下面中央部に上記折曲げ長辺部
の対向方向に延びて一体に接合され、上記各コンベア装
置CL ,CU におけるコンベアフレーム5のガイド溝4
に摺動可能に嵌挿される角棒状の案内キーT3とからな
り、この案内キーT3をガイド溝4に嵌挿してプレート
部T2を両ベルト3,3上に載置することにより、案内
キーT3をコンベアフレーム5のガイド溝4で案内しな
がら長辺部を搬送方向前後にして搬送される。
【0033】上記下段コンベア装置CL は、作業フロア
の床面近くに直線状に延びるように水平に設置され、そ
の左右両側には例えば製品としてのペット用食物を成形
する2つの射出成形機8,8と、この両成形機8,8に
対し搬送用トレイTを給排して成形機8により成形され
た食物を搬送用トレイTに所定数ずつ載置供給する供給
コンベア装置9とを組み合わせてなる食物製造装置10
が複数(尚、図では上昇リフト装置LU 側の1つのみを
図示する)設置され、この各製造装置10で食物が供給
されたトレイTは供給コンベア装置9により下段コンベ
ア装置CL に移載され、該下段コンベア装置CL によっ
て下流方向(図10及び図11で左方)に搬送される。
また、この下段コンベア装置CL の終端近くには、下段
コンベア装置CL 上を搬送されるトレイTから製品とし
ての食物を払い出して包装機12に供給するための払出
し装置13が設置されており、この払出し装置13によ
り食物が払い出されて空状態となったトレイTは下段コ
ンベア装置CL の終端で1つずつ上昇リフト装置LU の
始端(下端)に供給される。
【0034】一方、上段コンベア装置CU の始端は下段
コンベア装置CL に対しその終端真上位置よりも若干始
端側(図10及び図11で右側)に位置していて、上昇
リフト装置LU の終端(上端)に接続されており、上昇
リフト装置LU から空のトレイTが上段コンベア装置C
U に移載されると、このトレイTは同コンベア装置CU
により下流方向(図10及び図11で右方)に搬送され
る。また、上段コンベア装置CU の途中部(コンベア
1,1間の接続部)及び終端には上記各食物製造装置1
0に対応して複数の下降リフト装置LD ,LD ,…(上
昇リフト装置LU側の1つのみを図示する)の始端(上
端)が接続されており、上段コンベア装置CU を終端に
向かって下流側に搬送される空状態のトレイTを必要に
応じて各下降リフト装置LD で受け取って食物製造装置
10に供給するようにしている。
【0035】上記上昇リフト装置LU について図1〜図
3により詳細に説明すると、この上昇リフト装置LU の
中央には、上下方向に延びかつトレイTの平面形状に略
一致した断面形状の上昇路16が形成されており、この
上昇路16に沿って物品としての空のトレイTを1つず
つ所定の高さだけ順に段階的に上昇させるようになって
いる。上昇リフト装置LU は上記上昇路16に沿って配
置された固定体17と、上昇路16に沿って昇降可能な
昇降体25とを備えている。上記固定体17は、下段コ
ンベア装置CL 終端部の左右両側にトレイTの左右方向
(搬送方向と直交方向)の長さよりも大きい間隔をあけ
て対向配置されかつ上部を上段コンベア装置CU の始端
に近接配置して立設された1対の縦板18,18と、こ
の両縦板18,18同士を連結固定する複数の左右方向
の横板19,19,…と、両縦板18,18の上端部間
に左右方向に架設された連結板20とを有し、両縦板1
8,18間に上昇路16が形成されている。各縦板18
内面の両側にはそれぞれ上下方向に延びる2対のガイド
レール21,21,…が上下に間隔をあけて取り付けら
れている。また、各縦板18内面の両側には上記ガイド
レール21よりも中央側に1対のガイドサポート22,
22が取り付けられ、該各ガイドサポート22の先端は
上昇路16の周囲位置に達していて、その先端には、上
昇路16を移動するトレイTの短辺部に摺接して案内す
るガイド材23が取り付けられている。
【0036】一方、昇降体25は、固定体17の各縦板
18内側で上記ガイドサポート22よりも外側位置にそ
れぞれ配置された2対の縦板26,26と、この左右の
縦板26,26の各上端部同士をそれぞれ連結固定する
左右1対の横板27,27と、この両横板27,27の
中央部間に架設された連結板28とを有する略矩形枠状
のものとされ、その内部に上昇路16が形成されてい
る。上記各縦板26の背面には2つのガイドブロック2
9,29が上下に間隔をあけて取り付けられ、この各ガ
イドブロック29の背面には上下方向に延びる凹溝30
が形成され、この凹溝30は上記固定体17の対応する
各縦板18内面に取り付けたガイドレール21に摺動可
能に嵌合されており、この凹溝30がガイドレール21
に対し摺動しながら案内されることにより、昇降体25
が固定体17内で昇降可能とされている。
【0037】32は上記昇降体25を所定のストローク
S(例えばS=100mm)で繰り返し昇降させる駆動
装置であって、この駆動装置32は、上記固定体17の
連結板20に取り付けた減速機構付モータ33を有す
る。このモータ33の出力軸34は連結板20を貫通
し、その先端部には所定径の円板35が取り付けられて
いる。この円板35外周の所定位置(例えば半径50m
mの位置)にはモータ33の出力軸34と平行な連結軸
36が取り付けられ、この連結軸36にはクランクロッ
ド37の上端が回転可能に連結され、このクランクロッ
ド37の下端は、上記昇降体25の連結板28中央に取
り付けた連結軸38に回転可能に連結されており、モー
タ33の駆動により円板35を回転させてクランクロッ
ド37をクランク運動させることにより、昇降体25を
一定ストロークSで繰り返して昇降させるようにしてい
る。
【0038】上記固定体17の所定位置には、昇降体2
5が下降するときにトレイTを上昇路16の所定位置に
係合支持する5段の第1支持機構40,40,…が上記
昇降体25の昇降ストロークSよりも小さいピッチP
(例えばP=78.5mm<S)をあけて上下方向に固
定配置されている。すなわち、固定体17における各縦
板18内面の中央(両ガイドサポート22,22間の位
置)には、上下方向に上記ピッチPをあけて一列に並ん
で配置した5段のサポート41,41,…が他の縦板1
8内面上のサポート41,41,…と同じ高さ位置に対
応して突設されている。この各サポート41の先端は上
昇路16の周囲に位置し、この先端には第1爪部材42
が取り付けられており、前後に対向する1対の第1爪部
材42,42でトレイTを支持する第1支持機構40が
構成されている。最下段の第1支持機構40の高さ位置
は、その第1爪部材42,42により支持されるトレイ
Tが上記下段コンベア装置CL 上のトレイTの位置から
上記ピッチPだけ高い位置に位置するように設定され、
またこの最下段よりも上側の4つの第1支持機構40,
40,…は下段側の第1支持機構40,40,…に対し
上記ピッチPだけ間隔をあけて上側に並び、最上段の第
1支持機構40の高さ位置は、その第1爪部材42,4
2により支持されるトレイTが上記上段コンベア装置C
U 上のトレイTの位置から上記ピッチPだけ低い位置に
なるように設定されている。
【0039】上記各第1爪部材42は、互いに連結され
た1対の揺動片の一方を上昇路16周囲のサポート41
先端にストッパ43と共に取り付けたヒンジの他方の揺
動片からなるもので、ストッパ43の規制によって先端
が上昇路16に突出する突出位置と、先端が上方に向い
て上昇路16から没入する没入位置との間で揺動するよ
うに揺動範囲を規制され、かつ自重により突出方向に回
動付勢されている。そして、この各第1爪部材42は、
上記突出位置にあるときに、その先端で上昇路16にあ
るトレイTにおける短辺部中央のプレート部T2の底面
に係合可能とされており、左右に対向するサポート4
1,41上の第1爪部材42,42の揺動部45をそれ
ぞれトレイTに対しその短辺部中央の底面角部の2箇所
に係合させることにより、両第1爪部材42,42間で
協働してトレイTを支持するようにしている。また、上
記突出位置にある第1爪部材42の下面は、上昇路16
の中心に向かって上方に傾斜したガイド面46とされて
おり、上昇路16をトレイTが上昇するとき、そのトレ
イTにガイド面46が接触して、第1爪部材42を没入
位置に回動させる。そして、トレイTの非上昇時には、
上昇路16に突出して突出位置にある各第1爪部材42
がトレイTの底面周縁部に係合してトレイTの下降移動
を阻止し、前後に対向する両第1爪部材42,42によ
り協働してトレイTを支持する一方、昇降体25の上昇
時に後述の第2爪部材51,51,…に係合してトレイ
Tが上昇すると、各第1爪部材42がトレイTに押され
て上昇路16から没入し、トレイTの上昇移動を許容す
るように構成されている。
【0040】また、昇降体25の所定位置には、昇降体
25が上昇するときに上昇路16下端にある下段コンベ
ア装置CL 上及び上記第1支持機構40,40,…上の
トレイT,T,…を係合支持して上昇させる6段の第2
支持機構49,49,…が上記第1支持機構40,4
0,…のピッチPと同じピッチをあけて上下方向に固定
配置されている。すなわち、昇降体25における各縦板
26内面には、上下方向に上記ピッチPをあけて一列に
並んで配置した6段のサポート50,50,…が他の縦
板26のサポート50,50,…と同じ高さ位置に対応
して突設され、トレイTを係合支持する第2爪部材5
1,51,…が上記各サポート50を介して縦板26に
取り付けられている。つまり、この左右に対向する2対
の第2爪部材51,51,…は、上昇路16の周囲で上
記第1爪部材42,42とは異なる位置に配置されてお
り、これら4つの第2爪部材51,51,…でトレイT
を支持する第2支持機構49が構成されている。各第2
支持機構49の高さ位置は、昇降体25が下降端位置に
あるとき、下段コンベア装置CL 又は上記第1支持機構
40,40,…にそれぞれ支持される各トレイTの位置
よりも下側に位置し、昇降体25が上昇するときに該各
トレイTの位置を越えて上昇し、その上昇端位置では、
上側の第1支持機構40又は上段コンベア装置CU にそ
れぞれ支持される各トレイTの位置よりも上側に位置す
るように設定されている。
【0041】各第2爪部材51は、上記第1爪部材42
と同じ構造のヒンジからなるものであり、上昇路16周
囲の縦板26内面にストッパ52と共に揺動可能に取り
付けられている。そして、この第2爪部材51は、スト
ッパ52の規制によって先端が上昇路16に突出する突
出位置と、先端が上方に向いて上昇路16から没入する
没入位置との間で揺動するように揺動範囲を規制され、
かつ自重により突出方向に回動付勢されている。また、
各第2爪部材51は、上記突出位置にあるときに、その
先端で上昇路16にあるトレイTにおける短辺部両側の
プレート部T2の底面に係合可能とされており、左右に
対向する2対の第2爪部材51,51,…をそれぞれト
レイTに対しその短辺部の両側の底面角部の4箇所、つ
まり上記第1爪部材42,42の係合位置と同じ短辺側
に係合させることにより、4つの第2爪部材51,5
1,…間で協働してトレイTを支持するようにしてい
る。また、上記突出位置にある第2爪部材51の下面
は、上昇路16の中心に向かって上方に傾斜するガイド
面55とされており、昇降体25が下降するとき、下段
コンベア装置CL 又は第1支持機構40,40,…に支
持されている各トレイTにガイド面55が接触して、第
2爪部材51を没入位置に回動させる。そして、昇降体
25の上昇時には、上昇路16に突出して突出位置にあ
る各第2爪部材51がトレイTの底面周縁部に係合し
て、他の第2爪部材51,51,…と協働してトレイT
を昇降体25に支持する一方、昇降体25の下降時に
は、各第2爪部材51がトレイTに押されて上昇路16
から没入し、昇降体25の下降移動を許容するように構
成されている。
【0042】図6に示すように、上記固定体17の各縦
板18に取り付けられている5段の第1爪部材42,4
2を強制的に突出位置に回動付勢する付勢機構57が設
けられている。すなわち、第1爪部材42,42はそれ
ぞれ上下方向に1列に並んで配置され、この各第1爪部
材42には貫通孔51aが上下方向に対応して形成さ
れ、この貫通孔51aにはワイヤ部材58が全ての爪部
材42,42に亘って摺動可能に挿通され、このワイヤ
部材58の上端は縦板18の上端部に連結されている。
一方、ワイヤ部材58の下端には張力付与手段としての
錘59が取り付けられており、この錘59によりワイヤ
部材58に所定の張力を付与し、第1爪部材42が没入
位置に回動したときに突出位置に復帰するように回動付
勢している(尚、錘59に代えて引張ばねを採用するこ
ともできる)。
【0043】また、図示しないが、同様に、上記付勢機
構57と同じ構成であって、昇降体25の各縦板26に
取り付けられている6段の第2爪部材51,51,…の
各揺動部54を強制的に突出位置に回動付勢する付勢機
構が設けられている。
【0044】図4に示すように、上記昇降体25が上昇
端位置に移動したことを検出するセンサ61が設けられ
ている。このセンサ61は、固定体17における一方の
縦板18の内面側縁部の所定高さ位置にブラケット62
を介して取り付けられた近接スイッチ63と、昇降体2
5において上記固定体17の縦板18側の縦板26の側
面に、昇降体25が上昇端位置にある状態で上記近接ス
イッチ63に接近するように取り付けられた板状のドグ
64とからなり、昇降体25が上昇端位置に移動したと
き、そのことをドグ64の近接スイッチ63への接近に
より検出して近接スイッチ63から検出信号を出力させ
るようになっている。
【0045】さらに、上記下段コンベア装置CL の終端
から上昇路16の下端部に昇降体25の昇降動作に同期
して空のトレイTを供給するトレイ供給装置66と、同
様に上昇路16の上端に送られたトレイTを昇降体25
の昇降動作に同期して上昇路16から排出して上段コン
ベア装置CU の始端に移載するトレイ排出装置77とが
設けられている。
【0046】上記トレイ供給装置66は、下段コンベア
装置CL の終端部において上昇リフト装置LU の上昇路
16下端へのトレイ搬入側(図1で右側)にコンベア搬
送方向に所定の間隔をあけて配設された第1及び第2の
ストッパ装置67,68からなる。この各ストッパ装置
67,68の構造は何れも同じであり、上昇リフト装置
LU の上昇路16へのトレイ搬入側のコンベアフレーム
5下面に取り付けられた上下方向のシリンダ69を備え
ている。この各シリンダ69は上記センサ61からの信
号を基に昇降体25の昇降動作に同期して伸縮作動する
もので、それぞれボディ69aから下方に突出するピス
トンロッド69bを有する。このピストンロッド69b
下端には、コンベアフレーム5に前後2本のガイドロッ
ド70,70により昇降可能に支持した左右方向に延び
る板状のトラバース71が取り付けられている。トラバ
ース71の上昇リフト装置LU 側(下段コンベア装置C
L終端側)の左右両端部にはそれぞれ上方に延びる薄板
状の前後1対のストッパ72,72が取り付けられ、こ
のストッパ72,72は、第1ストッパ装置67にあっ
ては、下段コンベア装置CL においてその始端側縁に隣
接する上昇路16下端の位置に、また第2ストッパ装置
68にあっては、上記第1ストッパ装置67のストッパ
72,72よりも下段コンベア装置CL の始端側にトレ
イTの前後長さよりも若干長い間隔をあけた位置にそれ
ぞれ配置されている。そして、各シリンダ69の伸縮作
動によりストッパ72,72を昇降して下段コンベア装
置CL上に対し出没させることにより、コンベア装置CL
上でのトレイTの搬送を断続させ、昇降体25が上昇
端位置にないときには、センサ61の検出信号の出力停
止により、第2ストッパ装置68のストッパ72,72
を下降させ、その上端部を下段コンベア装置CL 上から
没入させてトレイTの搬送を許容し、かつ第1ストッパ
装置67のストッパ72,72を上昇させ、その上端部
を下段コンベア装置CL 上に突出させてトレイT下面の
プレート部T2前端に当接させ、トレイTが上昇路16
下端に供給されるのを阻止する一方、昇降体25が上昇
端位置に移動したときには、センサ61の検出信号によ
り、第2ストッパ装置68のストッパ72,72の上昇
によりその上端部を下段コンベア装置CL 上に突出させ
てトレイT下面のプレート部T2前端に当接させ、トレ
イTが第1ストッパ装置67側に搬送されるのを阻止
し、かつこの次のトレイTの移動を止めた上で第1スト
ッパ装置67のストッパ72,72を下降させ、その上
端部を下段コンベア装置CL 上から没入させて1つのト
レイTのみを上昇路16下端へ供給するようにしてい
る。
【0047】尚、下段コンベア装置CL には上記払出し
装置13に対応して上記両ストッパ装置67,68と同
じ構成の1対のストッパ装置74,75が設けられてお
り(尚、上記第1及び第2ストッパ装置67,68と同
じ部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略す
る)、トレイTから製品として食物を払出しするときに
は、トレイTを1つずつコンベア装置CL 上で停止させ
て払出しを行うようにしている。
【0048】一方、上記トレイ排出装置77は、上段コ
ンベア装置CU の始端部下側に上段コンベア装置CU の
搬送方向に延びるように配設されたシリンダ78を有す
る。このシリンダ78は上記センサ61からの信号に基
づき昇降体25の昇降動作に同期して伸縮作動するもの
で、そのピストンロッド78bはシリンダボディ78a
から両側に突出し、該ピストンロッド78bの両端部は
それぞれコンベアフレーム5下面に固定されており、シ
リンダ78の伸縮作動によりそのボディ78aが上段コ
ンベア装置CU の搬送方向に沿って前後に移動するよう
になっている。このシリンダボディ78aには、左右2
本のガイドロッド79,79により昇降可能にコンベア
フレーム5下面に支持した前後方向に延びる板状のスラ
イダ80が一体的に取り付けられている。スライダ80
の左右両端部には左右1対のトレイ受けアーム81,8
1の基端部が取り付けられ、この各アーム81は上方に
立ち上がった後に上昇リフト装置LU 側に延び、その上
面は上段コンベア装置CU上に載置されるトレイTの位
置と同じ高さ位置とされている。そして、各アーム81
の先端部は上方に折り曲げられてフック部81aとされ
ており、昇降体25の昇降動作に同期したシリンダ78
の伸縮作動によりトレイ受けアーム81,81を前後方
向にスライドさせて上昇路16上端に対し出没させ、昇
降体25が上昇端位置にあるときには、センサ61の検
出信号の出力を受けたシリンダ78の作動によりトレイ
受けアーム81,81を上昇路16上端へ突出させ、昇
降体25の最上段の第2支持機構49に支持されて上昇
路16の上端に上昇送りされたトレイTの下側にトレイ
受けアーム81,81を送り込んで、その後に昇降体2
5と共に下降しようとするトレイTを受け取る一方、昇
降体25が上昇端位置にないときには、センサ61の検
出信号出力の停止によりシリンダ78を作動させ、次の
昇降体25の上昇までにトレイ受けアーム81,81を
上昇路16上端から没入させて上段コンベア装置CU 側
に移動させ、上記受け取ったトレイTをアーム81,8
1先端のフック部81a,81aで引っ掛けて上段コン
ベア装置CU の始端側に移載し、かつ昇降体25の最上
段の第2支持機構49に支持されて上昇送りされる次の
トレイTとの干渉を避けるようにしている。
【0049】上記上段コンベア装置CU にはコンベア
1,1の接続部で所定長さの間隔があけられている。そ
して、上記各下降リフト装置LD は、図7〜図9に示す
ように、上段コンベア装置CU においてコンベア1,1
の接続部及び上段コンベア装置CU の終端部(図示せ
ず)の一側に立設されたプレート83と、このプレート
83に取り付けられ、可動部84がプレート83に沿っ
て昇降可能なロッドレスシリンダ85と、このロッドレ
スシリンダ85の可動部84に昇降一体に取り付けら
れ、上段コンベア装置CU 側に突出するアーム部86a
を有するベース86と、このベース86のアーム部86
a上端にブラケット87を介して取り付けられた水平板
状のトレイ支持プレート88とを備えている。このトレ
イ支持プレート88は、ロッドレスシリンダ85の昇降
動作に伴い上段コンベア装置CU 及び供給コンベア装置
9の各高さ位置間を昇降するもので、上段コンベア装置
CU の高さ位置に移動したときに、そのコンベア1,1
同士の接続部にコンベア1,1間を橋渡しするように位
置付けられる。このトレイ支持プレート88の上面に
は、トレイ支持プレート88が上段コンベア装置CU の
高さ位置に移動したときに上段コンベア装置CU におけ
るコンベアフレーム5のガイド溝4に連続するガイド溝
89が形成されている。そして、常時はロッドレスシリ
ンダ85の可動部84を上昇端位置に位置付けて、トレ
イ支持プレート88を上段コンベア装置CU のコンベア
1,1間に橋渡しする状態とし、両コンベア1,1間で
トレイTの搬送を可能とする一方、供給コンベア装置9
にトレイTを供給するときには、上段コンベア装置CU
の高さ位置にあるトレイ支持プレート88にトレイTが
乗り移ると、上段コンベア装置CU 上の後続のトレイT
を停止保持した上で、ロッドレスシリンダ85の作動に
よりその可動部84を下降端位置に位置付けてトレイ支
持プレート88を供給コンベア装置9の高さ位置に下降
させ、トレイ支持プレート88からトレイTを供給コン
ベア装置9に供給し、その後、可動部84の上昇により
空のトレイ支持プレート88を元の上段コンベア装置C
U の高さ位置に戻すようにしている。
【0050】尚、図8、図9及び図11中、90はコン
ベア1の左右両側に設置されたガイド板である。
【0051】次に、上記実施例の作用について説明す
る。下段コンベア装置CL の側方に設置された食物製造
装置10,10,…の各々における射出成形機8,8に
よりペット用食物が成形され、この成形機8から取り出
された食物は供給コンベア装置9により供給されたトレ
イTに所定数ずつ供給されて載置される。その後、この
トレイTは順次下段コンベア装置CL に移載され、その
案内キーT3がコンベアフレーム5のガイド溝4により
嵌合案内されながら下段コンベア装置CL の終端側にフ
リーフローで搬送される。この下段コンベア装置CL の
終端側では、搬送されるトレイTが1対のストッパ装置
74,75により1つずつ払出し位置に停止され、この
停止状態でトレイTから食物としての食物が払出し装置
13により払い出されて包装機12に供給され、この包
装機12により食物が所定数ずつ包装される。
【0052】一方、この払出し装置13により食物が払
い出されて空状態となったトレイTは下段コンベア装置
CL の終端で上昇リフト装置LU の始端に供給される。
上昇リフト装置LU では、駆動装置32の作動により昇
降体25が所定のストロークSで昇降動作を繰り返して
おり、この昇降体25が上昇端位置にあるときにそれと
同期してトレイ供給装置66により上昇路16下端へト
レイTが1つずつ供給される。すなわち、昇降体25が
上昇端以外の位置にあるときには、センサ61から検出
信号が出力されず、トレイ供給装置66の第1ストッパ
装置67のみのシリンダ69が収縮してストッパ72,
72が上昇し、その上端部が下段コンベア装置CL 上に
突出してトレイT下面のプレート部T2前端に当接し、
トレイTが上昇路16下端に供給されるのが阻止され
る。一方、昇降体25が上昇端位置に移動したときに
は、センサ61の検出信号により、上記とは逆に、第2
ストッパ装置68のシリンダ69のみが収縮してストッ
パ72,72が上昇し、その上端部が下段コンベア装置
CL 上に突出してトレイTが第1ストッパ装置67側に
搬送されるのが阻止される。同時に、この次のトレイT
の移動が止められた状態で第1ストッパ装置67のシリ
ンダ69の伸長によりストッパ72,72が下降し、そ
の上端部が下段コンベア装置CL 上から没入して、両ス
トッパ装置67,68間にあった1つのトレイTのみが
上昇路16下端へ供給される。以後、上記と同様な動作
が繰り返され、昇降体25の昇降動作に同期して下段コ
ンベア装置CL のトレイT,T,…が1つずつ順に上昇
路16の下端に供給される。
【0053】上昇リフト装置LU においては、駆動装置
32の作動により昇降体25が昇降動作を繰り返すと、
これに伴い、昇降体25に設けられている6段の第2支
持機構49,49,…も昇降する。そして、この昇降体
25の上昇端位置で、上記のように上昇路16の下端に
トレイTが供給された後、昇降体25が上昇端位置から
下降すると、この昇降体25の下降に伴い、その途中で
最下段の第2支持機構49の、上昇路16に突出してい
る第2爪部材51,51,…の各々は、上記上昇路16
下端における下段コンベア装置CL 上にあるトレイTと
接触する。この第2爪部材51,51,…は上昇方向に
相対移動するトレイTとは干渉せず、トレイTから押さ
れて上昇路16から没入するので、このことで昇降体2
5はトレイTに邪魔されることなく下降する。昇降体2
5が下降端位置に移動すると、最下段の第2爪部材5
1,51,…は上記トレイTの下方に移動する。
【0054】次いで、昇降体25が上昇端位置に向かっ
て上昇すると、その途中、上記最下段の第2支持機構4
9の第2爪部材51,51,…の各々が上昇路16から
没入することなく下段コンベア装置CL 上のトレイTの
底面周縁部に係合し、この係合により第2爪部材51,
51,…によってトレイTが昇降体25に上昇一体に支
持され、昇降体25の上昇に応じて持ち上げられる。こ
のトレイTの上昇に伴い、固定体17に設けられている
最下段の第1支持機構40において、上昇路16に突出
している第1爪部材42,42の各々はトレイTと接触
するが、この第1爪部材42,42にあっても上昇方向
に相対移動するトレイTとは干渉せず、トレイTから押
されて上昇路16から没入する。このことで、トレイT
は最下段の第1爪部材42,42に邪魔されることなく
上昇し、昇降体25が再度上昇端位置に移動すると、ト
レイTは該第1爪部材42,42の上方に移動する。
尚、このときに上記と同様にして上昇路16の下端に次
の1つのトレイTがトレイ供給装置66により供給され
る。
【0055】その後、昇降体25が上昇端位置から下降
すると、それに伴ってトレイTも一旦下降するが、その
途中で上記最下段の第1支持機構40の第1爪部材4
2,42の各々が上昇から没入することなくトレイTの
底面周縁部に係合し、この係合によりトレイTが最下段
の第1支持機構40に一体的に支持されてその下降移動
が阻止され、昇降体25のみが下降する。そして、この
昇降体25の下降に伴い、その途中で、下から2段目の
第2支持機構49の第2爪部材51,51,…の各々
が、上記最下段の第1支持機構40に支持されたトレイ
Tから押されて上昇路16から没入し、このことで昇降
体25はトレイTに邪魔されることなく下降する。昇降
体25が再び下降端位置に移動すると、上記下から2段
目の第2爪部材51,51,…はトレイTの下方に移動
する。以上により、1つのトレイTが下段コンベア装置
CL 上の位置(上昇路16の下端位置)から固定体17
における最下段の第1支持機構40の高さ位置へ上昇す
る。
【0056】次に昇降体25が上昇すると、該昇降体2
5は上記と同様にして上記下段コンベア装置CL 上に供
給されている次のトレイTを係合支持して上昇させる。
また、この昇降体25の上昇に伴い、その途中で、上記
下から2段目の第2支持機構49の第2爪部材51,5
1,…が、上記最下段の第1支持機構40の第1爪部材
42,42に支持されていたトレイTの底面周縁部に係
合し、この係合により上記第2爪部材51,51,…に
よってトレイTが昇降体25の上昇に応じて上昇する。
そして、このトレイTの上昇に伴い、固定体17におけ
る下から2段目の第1支持機構40の第1爪部材42,
42はトレイTに押されて上昇路16から没入し、この
ことでトレイTは該第1爪部材42,42に邪魔される
ことなく上昇し、昇降体25の上昇端位置で第1爪部材
42,42の上方に移動する。尚、このときに下段コン
ベア装置CL 上に3番目のトレイTが供給される。
【0057】その後、昇降体25が下降すると、それに
伴い、上記下から2段目の第2支持機構49に支持され
ているトレイTも下降しようとするが、その途中で上記
下から2段目の第1支持機構40の第1爪部材42,4
2の各々がトレイTの底面周縁部に係合し、この係合に
よりトレイTが固定体17に一体的に支持されてその下
降移動が阻止され、昇降体25のみが下降する。この昇
降体25の下降に伴い、その途中で、下から3段目の第
2支持機構49の第2爪部材51,51,…の各々が、
上記下から2段目の第1支持機構40に支持されている
トレイTから押されて上昇路16から没入し、このこと
で昇降体25はトレイTに邪魔されることなく下降す
る。昇降体25が再び下降端位置に移動すると、最初の
状態に戻る。このことで、上記トレイTが固定体17に
おける最下段の第1支持機構40の位置から2段目の第
1支持機構40の位置へ上昇する。
【0058】以後、上昇リフト装置LU では上記と同様
の動作が繰り返されて、昇降体25の1つの昇降動作の
都度、トレイTが固定体17における上段側の第1支持
機構40,40,…の位置へ順に上昇移動する。
【0059】このトレイTが上昇路16の上端に達する
と、該トレイTは昇降体25の昇降動作に同期して、昇
降体25が上昇端位置にあるときにトレイ排出装置77
により上段コンベア装置CU に移載される。すなわち、
昇降体25が上昇端位置にあるときには、センサ61の
検出信号の出力を受けたシリンダ78の作動によりトレ
イ受けアーム81,81が上昇路16上端側へ突出し、
昇降体25の最上段の第2支持機構49における第2爪
部材51,51,…に支持されて上昇路16の上端に上
昇送りされたトレイTの下側に送り込まれる。その後、
昇降体25が下降するとき、それに応じて下降しようと
するトレイTが上記トレイ受けアーム81,81に受け
取られる。さらに昇降体25が下降して下降端位置に達
すると、上記最上段の第2支持機構49の第2爪部材5
1,51,…は、トレイ受けアーム81,81上のトレ
イTに押されて上昇路16から没入しながらその下方に
移動するが、この後、シリンダ78の作動により、次の
昇降体25の上昇までにトレイ受けアーム81,81が
上昇路16上端から上段コンベア装置CU 側に移動し、
上記受け取ったトレイTがトレイ受けアーム81,81
先端のフック部81a,81aで引っ掛けられて上段コ
ンベア装置CU の始端側に移載される。このことによ
り、トレイ受けアーム81,81が、昇降体25の次の
上昇時にその最上段の第2支持機構49,49,…に支
持されて上昇送りされる次のトレイTと干渉することは
ない。
【0060】上記上段コンベア装置CU の始端に移載さ
れた空のトレイTは同コンベア装置CU によって終端側
に搬送される。そして、上記各食物製造装置10におい
て、その供給コンベア装置9にトレイTを供給する必要
のないときには、該供給コンベア装置9に対応する下降
リフト装置LD におけるロッドレスシリンダ85の可動
部84は上昇端位置に位置付けられる。このため、上段
コンベア装置CU 中間部にある下降リフト装置LD のト
レイ支持プレート88は上段コンベア装置CUのコンベ
ア1,1間を橋渡しした状態となり、このことで両コン
ベア1,1間でトレイTの搬送が可能となり、トレイT
がコンベア装置CU 終端側に向かって搬送される。
【0061】一方、各供給コンベア装置9にトレイTを
供給するときには、該供給コンベア装置9に対応する下
降リフト装置LD が作動し、上段コンベア装置CU から
トレイTが1つずつ降ろされて供給コンベア装置9に供
給される。すなわち、下降リフト装置LD のトレイ支持
プレート88に上段コンベア装置CU のトレイTが乗り
移ると、一旦、上段コンベア装置CU 上で後続のトレイ
Tが搬送移動するのが停止される。その状態で、ロッド
レスシリンダ85の作動によりその可動部84が下降端
位置に移動してトレイ支持プレート88が供給コンベア
装置9の高さ位置に下降し、この下降位置でトレイ支持
プレート88からトレイTが供給コンベア装置9に供給
される。尚、その後は、可動部24が上昇して空のトレ
イ支持プレート88を元の上段コンベア装置CU の高さ
位置に戻され、上段コンベア装置CU でのトレイTの搬
送が可能とされる。
【0062】以上のようにして、物品としての製品載置
用トレイTが上記各コンベア装置CL ,CU 及び各リフ
ト装置LU ,LD に沿って循環搬送される。
【0063】したがって、この実施例では、上昇リフト
装置LU において駆動装置32により昇降体25を一定
のストロークSで繰り返して昇降させるだけで、下段コ
ンベア装置CL から受けた空のトレイTを1つずつ一定
ピッチPだけ順に上昇させて、最終的に上昇路16上端
まで上昇させ、その後に上段コンベア装置CU に移載で
きるので、昇降体25を駆動装置32により一定ストロ
ークSで昇降させるという簡単な機構を採用しつつ、昇
降体25の少しの動きだけでトレイTを高い位置まで上
昇させることができ、上昇リフト装置LU の搬送効率を
高めることができる。
【0064】また、各第1支持機構40の第1爪部材4
2,42と各第2支持機構49の第2爪部材51,5
1,…とが、トレイTの底面に対しその短辺側のみで係
合するので、同じ段の第1及び第2支持機構40,49
における爪部材42,51を近接配置してまとめること
ができ、スペースのコンパクト化や機構の簡略化を図る
ことができる。また、このことに加え、上昇路16にお
いてトレイTの長辺部対向方向のスペースがあくので、
このスペースを上記トレイ供給装置66やトレイ排出装
置77によるトレイTの給排スペースとして確保でき、
それを容易に行うことができる。
【0065】さらに、上記各爪部材42,51がヒンジ
からなるものであるので、このヒンジに市販のものを使
用すれば、専用の爪部材を採用する場合に比べ、爪部材
42,51が簡単に低コストで得られる。
【0066】また、各爪部材42,51は、上昇路16
への突出位置にあるときにそのガイド面46,55(下
面)が上昇路16の中心に向かって上方に傾斜するの
で、昇降体25の昇降時に爪部材42,51がトレイT
に押されて上昇路16から没入するときには、上記傾斜
したガイド面46,55をトレイTに接触させて爪部材
42,51をスムーズに没入させることができる。
【0067】また、上記爪部材42,51は自重により
突出方向に回動付勢されるので、その突出方向への付勢
状態が簡易に得られる。
【0068】加えて、第1爪部材42,42同士及び第
2爪部材51,51,…同士は上下方向に対応して配置
され、これら爪部材42,42間及び51,51,…間
をそれぞれワイヤ部材58が摺動可能に貫通され、この
ワイヤ部材58には錘59によって所定張力が付与され
ているので、爪部材42,51がトレイTに押されて突
出位置から没入位置に回動するときには上記ワイヤ部材
58が折り曲げられることになる。このため、爪部材4
2,51がトレイTに押されて没入位置に回動したと
き、トレイTの押圧がなくなると、その後は上記ワイヤ
部材58の抵抗によって速やかにかつ確実に突出位置に
復帰させることができ、爪部材42,51の突出位置へ
の復帰不良によってトレイTが支持されなくなるのを防
いで、信頼性を向上させることができる。
【0069】(実施例2)図12〜図16は本発明の実
施例2を示し(尚、実施例1の対応する図と同じ部分に
ついては同じ符号を付してその詳細な説明は省略す
る)、上昇リフト装置LU の構造を変更したものであ
る。
【0070】この実施例では、上昇リフト装置LU は、
上記実施例1のようにトレイTを上昇させるのではな
く、矩形状の紙箱Bをその蓋貼りを行った後に上昇搬送
させるものとされている。
【0071】また、昇降体25を昇降させる駆動装置3
2は、上記実施例1とは異なり、上昇リフト装置LU の
下部に設けられている。すなわち、図15に示すよう
に、昇降体25の一側の縦板26,26同士を連結する
横板27には、クランクロッド37の上端が揺動可能に
連結されている。固定体17下方の基台91上にはモー
タ(図示せず)が設置され、このモータ出力軸34には
円板35が取り付けられ、この円板35の外周部には上
記クランクロッド37の下端部が揺動可能に連結されて
おり、上記実施例1と同様に、モータ33の作動により
円板35を回転させてクランクロッド37をクランク運
動させることにより、昇降体25を一定ストロークSで
昇降させる。
【0072】また、図12及び図13に示すように、第
1支持機構40及び第2支持機構49はそれぞれ上下に
6段ずつとされている。そして、図14に示す如く、第
1支持機構40,40,…の各々を構成する第1爪部材
42は左右方向に1対とされていて、上昇路16にある
箱Bの対向する一方の辺部中央の底面角部に、また各第
2支持機構49を構成する第2爪部材51は左右方向に
2対とされていて、上昇路16にある箱Bの上記対向す
る一方の辺部において第1爪部材42の係合位置の左右
両側の底面角部にそれぞれ係合可能とされている。つま
り、第1支持機構40にあっては2つの第1爪部材4
2,42間で、また第2支持機構49にあっては4つの
第2爪部材51,51,…間でそれぞれ協働して箱Bを
支持するようになされている。
【0073】この第1及び第2爪部材42,51の各々
は互いに同じ構造であり、第1爪部材42について説明
すると、図16に拡大詳示するように、この爪部材42
(51)は固定体17(昇降体25)の縦板18(2
6)内面にストッパ43(52)と共にヒンジ92を介
して揺動可能に取り付けられた断面略菱形状のもので、
上記ストッパ43(52)の規制によって先端が上昇路
16に突出する突出位置と、先端が上方に向いて上昇路
16から没入する没入位置との間で揺動するように揺動
範囲を規制され、かつ自重により突出方向に回動付勢さ
れている。また、爪部材42(51)直上側の縦板18
(26)内面には、爪部材42(51)を上昇路16に
突出するように回動付勢する付勢部材としての板ばね9
3が取り付けられており、上記実施例1と同様に、箱B
の押圧がなくなった後に爪部材42(51)を板ばね9
3の回動付勢力により没入位置から突出位置に復帰させ
て、爪部材42(51)の復帰不良により箱Bが支持さ
れなくなるのを防ぐようにしている。
【0074】また、上記突出位置にある爪部材42(5
1)は上昇路16の中心に向かって上方に傾斜してい
て、その下面がガイド面46(55)とされており、上
昇路16を箱Bが上昇するとき、その箱Bにガイド面4
6(55)が接触して爪部材42(51)を没入位置に
回動させる。
【0075】そして、昇降体25の上昇時に第2爪部材
51,51,…に係合して箱Bが上昇すると、各第1爪
部材42が箱Bに押されて上昇路16から没入し、箱B
の上昇移動を許容する一方、昇降体25の下降時には、
上昇路16に突出して突出位置にある各第1爪部材42
が箱Bの底面周縁部に係合して箱Bの下降移動を阻止
し、前後に対向する両第1爪部材42,42により協働
して箱Bを支持するとともに、第2支持機構49の第2
爪部材51,51,…が箱Bからの押圧により上昇路1
6から没入するように構成されている。
【0076】さらに、上昇リフト装置LU の上昇路16
の上端に移動した箱Bを上昇路16から排出するための
排出装置95は、上昇路16の上端側方において最上段
の第2支持機構49の高さ位置に設置された搬送プレー
ト96を備え、該搬送プレート96は、供給装置66′
によって上昇路16下端に箱Bが供給される側に対し上
方から見て90°ずれて水平方向に延びている。この搬
送プレート96は排出された箱Bをスライドさせて搬送
させるもので、その左右両側には箱Bを案内するガイド
97,97が立設されている。固定体17の上端には上
昇路16の上端上方から上記搬送プレート96の略中間
部上方までの間に亘り水平方向に延びる支持プレート9
8が取り付けられ、この支持プレート98の下面には、
可動部99が搬送プレート96に沿って水平移動可能な
ロッドレスシリンダ100が取り付けられ、このロッド
レスシリンダ100の可動部99には下方に延びる左右
1対のプッシャ101,101がプレート102を介し
て移動一体に取り付けられている。そして、ロッドレス
シリンダ100の作動により両プッシャ101,101
を上昇路16側のストロークエンド位置(図12で左端
位置)に位置付けておいて昇降体25の上昇端位置への
上昇により最上段の第1支持機構40に箱Bを支持さ
せ、その後に昇降体25が下降すると、ロッドレスシリ
ンダ100の作動により両プッシャ101,101を搬
送プレート96側のストロークエンド位置(図12で右
端位置)に移動させて、このプッシャ101,101に
より上記第1支持機構40,40,…上の箱Bを搬送プ
レート96上に押して上昇路16の上端から排出するよ
うにしている。
【0077】したがって、この実施例においては、駆動
装置32により昇降体25が昇降しているとき、その昇
降体25の上昇端位置で、供給装置66′によって箱B
が上昇路16下端に供給される。この箱Bは上記実施例
1と同様に、次の昇降体25の上昇及び下降動作により
最下段の第2支持機構49の第2爪部材51,51,…
に係合支持されて最下段の第1支持機構40へ持ち上げ
支持され、以後、昇降体25の昇降動作の都度、上段側
の第1支持機構40,40,…に上昇する。そして、最
上段の第1支持機構40に箱Bが移動したとき、その後
に昇降体25が下降すると、排出装置95のロッドレス
シリンダ100の作動によりプッシャ101,101が
箱Bを上昇路16上端から搬送プレート96上に押し出
して排出する。よって、この実施例でも、上記実施例1
の上昇リフト装置LU と同様の作用効果を奏することが
できる。
【0078】尚、上記各実施例では、上昇リフト装置L
U で搬送する物品をトレイTや箱Bとしているが、本発
明は、これらに限らず、その他の各種の物品を搬送する
ようにすることもできる。そのとき、物品の形状として
は、その上方から見た形状が上記各実施例のように矩形
状に限らず、円形状やその他の形状であってもよく、要
は、物品を落下しないように少なくとも2つの第1及び
第2爪部材で係合支持できればよい。
【0079】また、上記各実施例では、第1爪部材42
の数を1対とし、第2爪部材51を2対としているが、
この数は増減変更することもできる。さらに、各実施例
では、第1及び第2の爪部材42,51がトレイT又は
箱Bの1対の対向辺部の一方のみで係合支持するように
なっているが、第1爪部材42,42は物品にその1対
の対向辺部の一方で係合させ、第2爪部材51,51は
物品に上記第1爪部材42,42とは異なる他方の1対
の対向辺部で係合させるようにしてもよい。また、爪部
材は、上記各実施例のように揺動タイプ以外のもの、例
えば上昇路16の中心に向かってスライドするタイプ等
のものを使用するようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1の発明によ
ると、物品の上昇路の周囲に、各々突出状態で協働して
物品を支持する出没可能な第1及び第2の爪部材をそれ
ぞれ複数ずつ配置してなる第1及び第2支持機構を設
け、その第1爪部材を上昇路に沿って配置された固定体
に、また第2爪部材は上昇路に沿って昇降可能な昇降体
にそれぞれ上下方向に所定のピッチをあけて多段に取り
付け、昇降体の上昇時には、その第2爪部材を物品に係
合させて物品を一体的に上昇させ、この上昇する物品で
固定体側の第1爪部材を押して上昇路から没入させて物
品の上昇を許容する一方、昇降体の下降時には、物品を
固定体側の第1爪部材に係合させて下降不能に支持し、
この固定支持された物品により昇降体側の第2爪部材を
押して没入させながら昇降体を物品と干渉させることな
く下降させ、この昇降体の昇降動作の繰返しにより物品
を順次上側の第1爪部材に送って支持し、最終的に物品
を上昇路の下端から上端までに搬送するようにしたこと
により、昇降体を一定のストロークで繰り返して昇降さ
せるだけで、フリーフローにより搬送されてきた物品に
対しても、それを一定ピッチずつ順に上昇させて上昇路
の下端から上端まで上昇搬送でき、簡単な機構を採用し
つつ、昇降体の少しの動きだけで物品を高い位置まで逐
次上昇させて、上昇リフト装置の搬送効率の向上を図る
ことができる。
【0081】請求項2の発明によると、第1支持機構の
第1爪部材と第2支持機構の第2爪部材とが、物品の底
面を該底面の略中央を通る鉛直面に対し同じ側で係合す
るようにしたことにより、同じ段の第1及び第2支持機
構の爪部材を近接配置してまとめて、スペースのコンパ
クト化や機構の簡略化、さらには物品供給手段や物品排
出手段による物品の給排の容易化を図ることができる。
【0082】請求項3の発明によると、各爪部材を、先
端が上昇路に突出する突出位置と先端が上方に向いて上
昇路から没入する没入位置との間で揺動するように上昇
路周囲の固定体又は昇降体に揺動可能に取り付けられた
揺動タイプとし、突出位置にあるときに先端で物品の底
面周縁部に係合するように構成したことにより、上記機
能を持った爪部材が具体的にかつ容易に得られる。
【0083】請求項4の発明によると、上記揺動タイプ
の爪部材に、突出位置にあるときに上昇路への突出方向
に向かって上方に傾斜しかつ物品に接触するガイド面を
設けたことにより、昇降体の昇降時に各爪部材が物品に
押されて上昇路から没入するときの爪部材の没入動作を
スムーズに行わせることができる。
【0084】請求項5の発明によれば、爪部材が自重に
より突出方向に回動付勢されるようにしたことにより、
その突出方向への付勢が簡易となる。
【0085】請求項6の発明では、請求項5の上昇リフ
ト装置において、各爪部材が上昇路に突出するように付
勢手段により回動付勢した。また、請求項7の発明で
は、第1又は第2支持機構の少なくとも一方における第
1又は第2爪部材同士を上下方向に対応して配置し、こ
の爪部材間に所定張力を付与せしめたワイヤ部材を摺動
可能に貫通させることとした。また、従って、これら発
明によれは、爪部材がその自重に加えて外部から強制的
に突出方向に回動付勢されることとなり、爪部材が物品
に押されて没入位置に回動した後に物品の押圧がなくな
ったときの突出位置への復帰動作を確実に行わせること
ができ、その復帰不良により物品が支持されなくなるの
を確実に防いで信頼性の向上を図ることができる。
【0086】請求項8の発明によると、物品を下段コン
ベア装置、上昇コンベア装置、上段コンベア装置及び下
降コンベア装置の各々に沿って循環させる搬送装置に対
し、上昇コンベア装置を上昇リフト装置として用いるよ
うにしたことにより、請求項1の上昇リフト装置を好適
に使用した循環式搬送装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る上昇リフト装置の一部
破断側面図である。
【図2】実施例1に係る上昇リフト装置の平面図であ
る。
【図3】実施例1に係る上昇リフト装置の固定側及び移
動側を分けて示す一部破断正面図である。
【図4】昇降体の上昇端位置を検出するセンサの構造を
示す拡大正面図である。
【図5】トレイの拡大斜視図である。
【図6】爪部材を突出方向に回動付勢する付与機構の概
略側面図である。
【図7】実施例1に係る下降リフト装置の側面図であ
る。
【図8】下降リフト装置の正面図である。
【図9】下降リフト装置の平面図である。
【図10】実施例1に係る搬送装置の側面図である。
【図11】搬送装置の平面図である。
【図12】実施例2に係る上昇リフト装置の側面図であ
る。
【図13】実施例2を示す図3相当図である。
【図14】実施例2に係る上昇リフト装置の平面図であ
る。
【図15】実施例2の駆動装置の構造を示す正面図であ
る。
【図16】実施例2における爪部材の拡大正面図であ
る。
【符号の説明】
CL 下段コンベア装置 CU 上段コンベア装置 LU 上昇リフト装置 LD 下降リフト装置 1 コンベア 16 上昇路 17 固定体 25 昇降体 32 駆動装置(駆動手段) 40 第1支持機構 42 第1爪部材 49 第2支持機構 51 第2爪部材 57 付勢機構(付勢手段) 58 ワイヤ部材 59 錘(張力付与手段) 66,66′ 供給装置(物品供給手段) 77 トレイ排出装置(物品排出手段) 93 板ばね(付勢手段) 95 排出装置(物品排出手段) S 昇降体の昇降ストローク P 支持機構のピッチ間隔 T トレイ(物品) B 紙箱(物品)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を1つずつ上昇路に沿って所定の高
    さだけ順に段階的に上昇させる上昇リフト装置であっ
    て、 上記物品の上昇路に沿って配置された固定体と、 上記上昇路に沿って昇降可能に設けられた昇降体と、 上記昇降体を所定のストロークで昇降させる駆動手段
    と、 上記昇降体の昇降動作に同期して、上記上昇路の下端部
    に物品を供給する物品供給手段と、 昇降体の昇降動作に同期して、上昇路の上端部から物品
    を排出する物品排出手段と、 上記固定体に上記昇降体の昇降ストロークよりも小さい
    ピッチをあけて上下方向に複数段固定配置され、各々、
    上昇路の周囲に上昇路に対し出没可能に略対向して配置
    されかつ突出方向に付勢された少なくとも2つの第1爪
    部材からなり、物品の非上昇時には、上昇路に突出した
    各第1爪部材が物品の底面周縁部に係合して物品の下降
    移動を阻止し、他の第1爪部材と協働して物品を支持す
    る一方、物品の上昇時には、各第1爪部材が物品に押さ
    れて上昇路から没入し、物品の上昇移動を許容するよう
    に構成された第1支持機構と、 上記昇降体に上下方向に上記第1支持機構間の上下ピッ
    チと同じピッチをあけて複数段固定配置され、各々、上
    昇路の周囲で上記第1爪部材とは異なる位置に上昇路に
    対し出没可能に略対向して配置されかつ突出方向に付勢
    された少なくとも2つの第2爪部材からなり、昇降体の
    上昇時には、上昇路に突出した各第2爪部材が物品の底
    面周縁部に係合して、他の第2爪部材と協働して物品を
    支持する一方、昇降体の下降時には、各第2爪部材が物
    品に押されて上昇路から没入し、昇降体の下降移動を許
    容するように構成された第2支持機構とを備えたことを
    特徴とする上昇リフト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の上昇リフト装置におい
    て、 第1支持機構の第1爪部材は、物品の底面周縁部に対し
    該底面の略中央を通る鉛直平面両側の位置で係合するよ
    うに上昇路周囲に配置され、 第2支持機構の第2爪部材は、物品の底面周縁部に対し
    上記鉛直平面両側の位置で係合するように構成されてい
    ることを特徴とする上昇リフト装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の上昇リフト装置に
    おいて、 各爪部材は、先端が上昇路に突出する突出位置と、先端
    が上方に向いて上昇路から没入する没入位置との間で揺
    動するように上昇路周囲の固定体又は昇降体に揺動可能
    に取り付けられ、かつ上記突出位置にあるときに先端で
    物品の底面周縁部に係合するように構成されていること
    を特徴とする上昇リフト装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の上昇リフト装置において、 各爪部材は、突出位置にあるときに上昇路の中心に向か
    って上方に傾斜しかつ物品に接触するガイド面を備えて
    いることを特徴とする上昇リフト装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の上昇リフト装置に
    おいて、 各爪部材は、自重により突出方向に回動付勢されている
    ことを特徴とする上昇リフト装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の上昇リフト装置におい
    て、 各爪部材を上昇路に突出するように回動付勢する付勢手
    段を設けたことを特徴とする上昇リフト装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の上昇リフト装置におい
    て、 第1又は第2支持機構の少なくとも一方における爪部材
    同士は上下方向に対応して配置され、 付勢手段は、上記爪部材間を摺動可能に貫通するワイヤ
    部材と、 上記ワイヤ部材に所定の張力を付与する張力付与手段と
    からなることを特徴とする上昇リフト装置。
  8. 【請求項8】 下段コンベア装置、上昇コンベア装置、
    上段コンベア装置及び下降コンベア装置を直列に接続し
    てなり、物品を上記各コンベア装置に沿って循環させる
    搬送装置であって、 上記上昇コンベア装置が請求項1記載の上昇リフト装置
    であることを特徴とする搬送装置。
JP30255493A 1993-12-02 1993-12-02 上昇リフト装置及びそれを備えた搬送装置 Withdrawn JPH07157062A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018043853A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 株式会社東芝 搬送装置および搬送方法
CN109775260A (zh) * 2018-12-27 2019-05-21 珠海市明明机器人科技有限公司 一种输送机构
CN110279141A (zh) * 2019-06-15 2019-09-27 昆明鼎承科技有限公司 一种异形通道用导引装置

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