JPH07156444A - 発光素子アレイの光量補正型駆動回路 - Google Patents

発光素子アレイの光量補正型駆動回路

Info

Publication number
JPH07156444A
JPH07156444A JP30558993A JP30558993A JPH07156444A JP H07156444 A JPH07156444 A JP H07156444A JP 30558993 A JP30558993 A JP 30558993A JP 30558993 A JP30558993 A JP 30558993A JP H07156444 A JPH07156444 A JP H07156444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
density
data signal
data
circuit
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30558993A
Other languages
English (en)
Inventor
Mio Chiba
巳生 千葉
Yukio Nakamura
幸夫 中村
Kazuo Tokura
和男 戸倉
Mitsuhiko Ogiwara
光彦 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP30558993A priority Critical patent/JPH07156444A/ja
Publication of JPH07156444A publication Critical patent/JPH07156444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】生産性が低下したり、コストが高くなったりす
ることがなく、発光素子アレイにおける各発光素子の光
量を等しくする。 【構成】アナログ濃度情報を濃度データ信号DATAと
して出力する印字データ出力部21と、各発光素子ごと
の光量のばらつきに対応した補正データを格納し、濃度
データ信号DATAを濃度変換データ信号MDATAに
変換して出力する補正メモリ回路34とを有する。前記
濃度変換データ信号MDATAを保持するデータ保持回
路と、イネーブル信号ENABLEを出力する手段と、
濃度変換データ信号MDATAに対応したアナログの出
力電圧VR を発生させるアナログ電圧発生回路26と、
前記出力電圧VR に対応した駆動電流を発生させ、各発
光素子に供給する電流設定回路群CS1〜CSnとを有
する。前記濃度変換データ信号MDATAに対応した駆
動電流を各発光素子に供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光プリンタにおいて光
源として使用される発光素子アレイの光量補正型駆動回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置とし
て、レーザプリンタ、発光ダイオード(以下「LED」
という。)プリンタ、液晶プリンタ等の光プリンタが知
られている。このうち、LEDプリンタは、プリンタヘ
ッドが多数の発光素子としてのLEDを直線状に配列し
て形成された発光素子アレイとしてのLEDアレイ及び
集束性ロッドレンズアレイから成り、小型で構造を簡素
化することができ、しかも、光学系の位置合せが容易で
ある(実開平4−130853号公報参照)。
【0003】図2は従来のLEDプリンタの概念図であ
る。図において、印字データ出力部11は、例えば、図
示しないイメージセンサを走査させて原稿などの被写体
における文字、図形等の画像を読み取ることによって、
アナログ濃度情報を得るとともに、該アナログ濃度情報
を画素(1ドット)単位のシリアルな印字データに変換
し、該印字データをビデオ信号形態でLED駆動部12
に対して順次出力する。そして、該LED駆動部12が
前記印字データのシリアル・パラレル変換を行い、パラ
レルな印字データをLEDアレイ光源部13に対して出
力すると、該LEDアレイ光源部13は図示しないLE
Dを印字データに対応させて選択的に発光及び消光させ
る。
【0004】前記LEDアレイ光源部13は、LEDア
レイ及び集束性ロッドレンズアレイ14から成り、前記
LEDアレイは動作特性が同じLEDを64〜128個
程度モノリシックに集積化して1チップ(モジュール)
とし、更に複数のチップを直線状に配列することによっ
て形成される。そして、前記各LEDを印字データに対
応させて発光させると、各光は集束性ロッドレンズアレ
イ14を経て感光体ドラム16の表面を照射し、感光体
ドラム16を露光する。該感光体ドラム16は矢印A方
向に回転させられ、帯電器15によって一様にかつ均一
に帯電させられる。そして、前記LEDの光が感光体ド
ラム16の表面を照射すると、印字データに対応した静
電潜像が感光体ドラム16に形成される。該静電潜像
は、感光体ドラム16の回転に伴って現像器17に送ら
れ、該現像器17によって現像されて白黒2値のトナー
像になる。続いて、該トナー像は前記感光体ドラム16
の回転に伴って転写器18に送られ、該転写器18によ
って用紙19に転写される。
【0005】ところで、原稿などの被写体における文
字、図形等の画像を読み取り、該画像を白黒2値だけで
印刷する場合、前記LED駆動部12に定電圧が印加さ
れるようになっている。そして、発光状態にある各LE
Dにおいては、前記LED駆動部12に印加される定電
圧に対応した同じ値の駆動電流が流れ、各LEDは同じ
発光出力で発光する。
【0006】ところで、最近、写真データ、グラフィッ
クデータ等のイメージ画像やカラー画像に対応した印刷
機能を有する光プリンタが提供されている。この場合、
画像を多値で印刷するために、階調機能を有するプリン
タヘッドが使用される。次に、階調機能を有するプリン
タヘッドが使用されたLEDアレイの駆動回路について
説明する。
【0007】図3は従来のLEDアレイの駆動回路のブ
ロック図である。図において、印字データ出力部21
は、原稿などの被写体における文字、図形等の画像を読
み取るための走査型又は固定型のイメージセンサ22、
該イメージセンサ22によって得られたアナログ濃度情
報を、画素単位で複数ビット(例えば、少なくとも6ビ
ット)のデジタル化された濃度データ信号DATAに変
換するA/D変換器23、及び該A/D変換器23によ
ってデジタル化された画素単位の濃度データ信号DAT
Aを順次書き込むための画素濃度データメモリ24から
成る。そして、該画素濃度データメモリ24に格納され
た濃度データ信号DATAはLED駆動部20に対して
適宜出力される。
【0008】該LED駆動部20は、LEDアレイ光源
部27におけるLEDアレイA1〜Anの数と等しいn
個の駆動回路DR1〜DRnから成る。前記各LEDア
レイA1〜Anは1チップで構成され、それぞれm個の
LEDを有する。また、各駆動回路DR1〜DRnの回
路構成は同じである。そして、n個の駆動回路DR1〜
DRnはそれぞれカスケード接続され、画素駆動で画素
濃度データメモリ24が出力した濃度データ信号DAT
Aを格納する専用レジスタ群(以下「レジスタ群」とい
う。)RG1〜RGn、該各レジスタ群RG1〜RGn
に格納された濃度データ信号DATAをロード信号LO
ADに同期させて画素単位で保持するデータ保持回路と
しての専用ラッチ回路群(以下「ラッチ回路群」とい
う。)LT1〜LTn、該各ラッチ回路群LT1〜LT
nに保持された濃度データ信号DATAが入力され、該
濃度データ信号DATAに対応する駆動電流をLEDに
供給する電流設定回路群CS1〜CSn、及び該電流設
定回路群CS1〜CSnにアナログ電圧VR を印加する
アナログ電圧発生回路26を有するとともに、モノリシ
ックに集積化される。
【0009】次に、前記構成のLEDアレイA1〜An
の駆動回路DR1〜DRnの動作について説明する。ま
ず、前記印字データ出力部21において、イメージセン
サ22が原稿などの被写体における文字、図形等の画像
を読み取り、アナログ濃度情報をA/D変換器23に対
して出力する。該A/D変換器23は前記アナログ濃度
情報を画素単位で複数ビットのデジタル化された濃度デ
ータ信号DATA(この場合、ビットデータD0 〜D5
から成り、64個の階調レベルを形成する。)に変換
し、該濃度データ信号DATAを画素濃度データメモリ
24に書き込む。
【0010】続いて、図示しないCPUは、主走査方向
における1ライン目の濃度データ信号DATAを画素濃
度データメモリ24から読み出し、クロックCLKに同
期させてレジスタ群RG1〜RGnの各レジスタR0〜
R5にパラレルに書き込む。前記レジスタ群RG1〜R
Gnは、LEDアレイA1〜AnのLEDの数及び濃度
データ信号DATAの変換数に基づいて構成される。こ
の場合、各LEDアレイA1〜AnのLEDの数はmで
あり、濃度データ信号DATAは6個のビットデータD
0 〜D5 から成るので、各レジスタ群RG1〜RGnは
m×6のマトリクス構成を有する。
【0011】前記レジスタ群RG1〜RGnはカスケー
ド接続されているので、前記濃度データ信号DATAは
次段のレジスタ群RG1〜RGnに順次シフトされる。
そして、すべてのレジスタ群RG1〜RGnに1ライン
目の濃度データ信号DATAが書き込まれると、前記C
PUからロード信号LOADが出力され、前記濃度デー
タ信号DATAは各ラッチ回路群LT1〜LTnに保持
される。
【0012】該ラッチ回路群LT1〜LTnは、前記レ
ジスタ群RG1〜RGnと同様にm×6のマトリクス構
成を有し、レジスタ群RG1〜RGnの各レジスタR0
〜R5とラッチ回路群LT1〜LTnの各ラッチ回路L
0〜L5はそれぞれ対応させられる。したがって、例え
ば、レジスタR0の出力はラッチ回路L0だけに入力さ
れる。
【0013】ところで、ラッチ回路群LT1〜LTnの
ラッチ回路L0〜L5の出力は、例えば、イネーブル信
号ENABLE(ビットデータE0 〜E5 から成る。)
によってワイヤドオアされる。したがって、ラッチ回路
群LT1〜LTnの出力は、各ラッチ回路L0〜L5に
選択的に順次入力されるイネーブル信号ENABLEに
よって一本化され、電流設定回路群CS1〜CSn内の
後述するLED電流出力部に入力される。なお、Syn
cは同期信号である。
【0014】次に、前記電流設定回路群CS1〜CSn
について説明する。なお、該電流設定回路群CS1〜C
Snは、LEDアレイA1〜Anの各LEDに対応した
m個の電流設定回路を有する。図4は従来の電流設定回
路を示す図である。図において、演算増幅器OPの非反
転入力端子(+)にアナログ電圧発生回路26が接続さ
れ、該アナログ電圧発生回路26の出力電圧VR が非反
転入力端子(+)に入力される。また、前記演算増幅器
OPの出力端子にNチャンネルMOSトランジスタ(以
下「NMOSトランジスタ」という。)Q1のソースが
接続されるとともに、該NMOSトランジスタQ1のゲ
ートが電源VDDに、ドレインがPチャンネルMOSトラ
ンジスタ(以下「PMOSトランジスタ」という。)Q
2のゲートにそれぞれ接続される。そして、PMOSト
ランジスタQ2のソースが電源VDDに接続されるととも
に、ドレインが演算増幅器OPの反転入力端子(−)に
接続され、かつ、抵抗Rを介してグラウンドに接続され
る。
【0015】このように、NMOSトランジスタQ1、
PMOSトランジスタQ2及び抵抗Rによって、演算増
幅器OPの出力電圧VO を反転入力端子(−)にフィー
ドバックさせる帰還回路28が形成される。また、前記
演算増幅器OPの出力端子と電源VDDの間には、コンプ
リメンタリ接続されたPMOSトランジスタQ3a及び
NMOSトランジスタQ3bから成るインバータQ3が
接続される。該インバータQ3は、その入力端子である
ゲート共通接続点が前記ラッチ回路L0〜L5に接続さ
れ、出力端子であるドレイン共通接続点がPMOSトラ
ンジスタQ4のゲートに接続され、ラッチ回路L0〜L
5の出力としての濃度データ信号DATAに基づいてP
MOSトランジスタQ4がオン・オフさせられる。そし
て、該PMOSトランジスタQ4のソースが電源V
DDに、ドレインが出力端子OUTに接続される。
【0016】このように、インバータQ3及びPMOS
トランジスタQ4によって電流出力部29が構成され
る。そして、前記出力端子OUTがLEDのアノード
に、該LEDのカソードがグラウンドに接続される。前
記構成の電流設定回路において、アナログ電圧発生回路
26からの出力電圧VR が演算増幅器OPの非反転入力
端子(+)に、演算増幅器OPの出力電圧V O が演算増
幅器OPの反転入力端子(−)に入力されてフィードバ
ックさせられ、非反転入力端子(+)と反転入力端子
(−)の各電圧が等しくなるように出力電圧VO が制御
される。この動作によって、前記帰還回路28の抵抗R
に流れる電流IR は次の式(1)に示すようになる。
【0017】 IR =VR /R ……(1) このとき、NMOSトランジスタQ1はゲートが電源V
DDに接続されているのでオン状態にある。したがって、
PMOSトランジスタQ2のゲート電圧VG は出力電圧
O と等しくなり、PMOSトランジスタQ2のゲート
・ソース間電圧VGSは、 VGS=VDD−VO になる。ここで、PMOSトランジスタQ2に流れる電
流は抵抗Rに流れる電流IR と等しく、ゲート・ソース
間電圧VGSが高くなるほど大きくなるという関係がある
ので、式(1)が成立するようにゲート電圧VG (=V
O )を変化させ、PMOSトランジスタQ2のゲート・
ソース間電圧VGSを制御することができる。
【0018】また、演算増幅器OPの出力電圧VO は、
電流出力部29を作動させるためのコントロール電圧に
もなる。すなわち、各LEDのコントロール信号である
ラッチ回路L0〜L5の濃度データ信号DATAによっ
てインバータQ3がオンになると、PMOSトランジス
タQ4にLEDの駆動電流IOUT が流れる。この場合、
各LEDの駆動電流IOUT がPMOSトランジスタQ2
に流れる電流(=IR)の整数倍になるようにPMOS
トランジスタQ2,Q4のチャンネル幅が設定される。
【0019】図5はアナログ電圧発生回路の出力電圧と
駆動電流の関係図である。なお、図の横軸に出力電圧V
R を、縦軸に駆動電流IOUT を採ってある。図に示すよ
うに、アナログ電圧発生回路26(図3)の出力電圧V
R とLEDの駆動電流IOUT が線型の関係にされる。ま
た、前記ラッチ回路L0〜L5に保持された濃度データ
信号DATAのビットデータD0 〜D5 の数(この場
合、6)によって、前記出力電圧VR を均等に分割して
得られた値VR1,VR2,…,V R6(ただし、VR1
R6)に対応する駆動電流IOUT を各LEDに供給する
ようにしている。
【0020】そして、ラッチ回路L0〜L5ごとにイネ
ーブル信号ENABLEが発生させられ、該イネーブル
信号ENABLEがラッチ回路L0〜L5に入力される
と、該ラッチ回路L0〜L5に保持された濃度データ信
号DATAが上位のビットデータD5 から順次出力され
る。この場合、前記CPUはイネーブル信号ENABL
Eに同期させて同期信号Syncを発生させ、アナログ
電圧発生回路26に対して出力する。該アナログ電圧発
生回路26は、前記濃度データ信号DATAに対応した
アナログの出力電圧VR を同期信号Syncに同期させ
て値VR6から値VR1まで順次出力する。
【0021】このように、前記ラッチ回路群LT1〜L
Tn及びアナログ電圧発生回路26による一連の動作に
よって、各LEDに供給される駆動電流IOUT を画素単
位で異ならせることができる。したがって、各LEDを
一斉に駆動した時に、LEDごとに発光出力を異ならせ
ることができる。その結果、感光体ドラム16(図2)
や任意の記録媒体に駆動回路DR1〜DRnによって6
4個の階調レベルの画素濃度の静電潜像を形成すること
ができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のLEDアレイの駆動回路においては、製造上、LE
DアレイA1〜Anの各LEDの動作特性が異なり、通
常、1チップのLEDアレイA1〜Anにおいて各LE
Dの光量に±15〜20〔%〕のばらつきが存在するの
で、各階調レベルにおける印刷濃度にもばらつきが発生
し、画像品位が低下してしまう。
【0023】特に、階調数が多くなるほど、同じ階調レ
ベルにおける印刷濃度にばらつきが発生しやすくなり、
画像品位が低下してしまう。そこで、LEDの製造技術
を改良したり、動作特性が同じLEDを選別するように
しているが、その分歩留りが悪くなって生産性が低下し
たり、コストが高くなったりしてしまう。
【0024】本発明は、前記従来のLEDアレイの駆動
回路の問題点を解決して、生産性が低下したり、コスト
が高くなったりすることがなく、発光素子アレイにおけ
る各発光素子の光量を等しくすることができる発光素子
アレイの光量補正型駆動回路を提供することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の発
光素子アレイの光量補正型駆動回路においては、被写体
の画像を読み取ることによって得られたアナログ濃度情
報を画素単位でデジタル化して濃度データ信号とし、該
濃度データ信号を順次出力する印字データ出力部と、各
発光素子ごとの光量のばらつきに対応した補正データを
格納するとともに、前記濃度データ信号を濃度変換デー
タ信号に変換して出力する補正メモリ回路とを有する。
【0026】そして、前記濃度変換データ信号を画素単
位で保持するデータ保持回路と、イネーブル信号を出力
する手段と、前記イネーブル信号の出力タイミングに同
期させて、データ保持回路に保持された濃度変換データ
信号に対応したアナログの出力電圧を発生させるアナロ
グ電圧発生回路と、該アナログ電圧発生回路によって発
生させられた出力電圧に対応した駆動電流を発生させ、
該駆動電流を各発光素子に供給する電流設定回路群とを
有する。
【0027】本発明の他の発光素子アレイの光量補正型
駆動回路においては、被写体の画像を読み取ることによ
って得られたアナログ濃度情報を画素単位でデジタル化
して濃度データ信号とし、該濃度データ信号を順次出力
する印字データ出力部と、各発光素子ごとの光量のばら
つきに対応した補正データを格納するとともに、前記濃
度データ信号を濃度変換データ信号に変換して出力する
補正メモリ回路とを有する。
【0028】そして、前記濃度変換データ信号を画素単
位で保持するデータ保持回路と、該データ保持回路に保
持された濃度変換データ信号に対応させてイネーブル信
号を出力する手段と、前記イネーブル信号の出力タイミ
ングに同期させて、イネーブル時間に対応した発光時間
だけ駆動電流を発生させ、該駆動電流を各発光素子に供
給する電流設定回路群とを有する。
【0029】
【作用】本発明によれば、前記のように発光素子アレイ
の光量補正型駆動回路においては、被写体の画像を読み
取ることによって得られたアナログ濃度情報を画素単位
でデジタル化して濃度データ信号とし、該濃度データ信
号を順次出力する印字データ出力部と、各発光素子ごと
の光量のばらつきに対応した補正データを格納するとと
もに、前記濃度データ信号を濃度変換データ信号に変換
して出力する補正メモリ回路とを有する。
【0030】したがって、前記印字データ出力部から出
力された濃度データ信号は、各発光素子ごとの光量のば
らつきに対応して補正され、前記補正メモリ回路におい
て濃度変換データ信号に変換される。そして、前記濃度
変換データ信号を画素単位で保持するデータ保持回路
と、イネーブル信号を出力する手段と、前記イネーブル
信号の出力タイミングに同期させて、データ保持回路に
保持された濃度変換データ信号に対応したアナログの出
力電圧を発生させるアナログ電圧発生回路と、該アナロ
グ電圧発生回路によって発生させられた出力電圧に対応
した駆動電流を発生させ、該駆動電流を各発光素子に供
給する電流設定回路群とを有する。
【0031】したがって、前記濃度変換データ信号に対
応した駆動電流を各発光素子に供給することができる。
本発明の他の発光素子アレイの光量補正型駆動回路にお
いては、被写体の画像を読み取ることによって得られた
アナログ濃度情報を画素単位でデジタル化して濃度デー
タ信号とし、該濃度データ信号を順次出力する印字デー
タ出力部と、各発光素子ごとの光量のばらつきに対応し
た補正データを格納するとともに、前記濃度データ信号
を濃度変換データ信号に変換して出力する補正メモリ回
路とを有する。
【0032】したがって、前記印字データ出力部から出
力された濃度データ信号は、各発光素子ごとの光量のば
らつきに対応して補正され、前記補正メモリ回路におい
て濃度変換データ信号に変換される。そして、前記濃度
変換データ信号を画素単位で保持するデータ保持回路
と、該データ保持回路に保持された濃度変換データ信号
に対応させてイネーブル信号を出力する手段と、前記イ
ネーブル信号の出力タイミングに同期させて、イネーブ
ル時間に対応した発光時間だけ駆動電流を発生させ、該
駆動電流を各発光素子に供給する電流設定回路群とを有
する。
【0033】したがって、前記濃度変換データ信号に対
応した発光時間だけ駆動電流を各発光素子に供給するこ
とができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例に
おける発光素子アレイの光量補正型駆動回路のブロック
図である。図において、印字データ出力部21は、原稿
などの被写体における文字、図形等の画像を読み取るた
めの走査型又は固定型のイメージセンサ22、該イメー
ジセンサ22によって得られたアナログ濃度情報を、画
素単位で複数ビット(例えば、少なくとも6ビット)の
デジタル化された濃度データ信号DATAに変換するA
/D変換器23、及び該A/D変換器23によってデジ
タル化された画素単位の濃度データ信号DATAを順次
書き込むための画素濃度データメモリ24から成る。そ
して、該画素濃度データメモリ24に格納された濃度デ
ータ信号DATAはLED駆動部20に対して適宜出力
される。
【0035】該LED駆動部20は、LEDアレイ光源
部27における発光素子アレイとしてのLEDアレイA
1〜Anの数と等しいn個の駆動回路DR1〜DRnか
ら成る。前記各LEDアレイA1〜Anは1チップで構
成され、それぞれm個の発光素子としてのLEDを有す
る。また、各駆動回路DR1〜DRnの回路構成は同じ
である。
【0036】そして、n個の駆動回路DR1〜DRnは
それぞれカスケード接続され、画素単位で画素濃度デー
タメモリ24が出力した濃度データ信号DATAを格納
するレジスタ群RG1〜RGn、該各レジスタ群RG1
〜RGnに格納された濃度データ信号DATAをロード
信号LOADに同期させて画素単位で保持するデータ保
持回路としてのラッチ回路群LT1〜LTn、該各ラッ
チ回路群LT1〜LTnに保持された濃度データ信号D
ATAが入力され、該濃度データ信号DATAに対応す
る駆動電流をLEDに供給する電流設定回路群CS1〜
CSn、及び該電流設定回路群CS1〜CSnに出力電
圧VR を印加するアナログ電圧発生回路26を有すると
ともに、モノリシックに集積化される。
【0037】次に、前記構成のLEDアレイA1〜An
の駆動回路DR1〜DRnの動作について説明する。ま
ず、前記印字データ出力部21において、イメージセン
サ22が原稿などの被写体における文字、図形等の画像
を読み取り、アナログ濃度情報をA/D変換器23に対
して出力する。該A/D変換器23は前記アナログ濃度
情報を画素単位で複数ビットのデジタル化された濃度デ
ータ信号DATA(この場合、ビットデータD0 〜D5
から成り、64個の階調レベルを形成する。)に変換
し、該濃度データ信号DATAを画素濃度データメモリ
24に書き込む。
【0038】続いて、図示しないCPUは、主走査方向
における1ライン目の濃度データ信号DATAを画素濃
度データメモリ24から読み出し、クロックCLKに同
期させてレジスタ群RG1〜RGnの各レジスタR0〜
R5にパラレルに書き込む。前記レジスタ群RG1〜R
Gnは、LEDアレイA1〜AnのLEDの数及び濃度
データ信号DATAの変換数に基づいて構成される。本
実施例においては、各LEDアレイA1〜AnのLED
の数がmであり、濃度データ信号DATAは6個のビッ
トデータD0 〜D5 から成るので、各レジスタ群RG1
〜RGnはm×6のマトリクス構成を有する。
【0039】この場合、前記レジスタ群RG1〜RGn
はカスケード接続されているので、前記濃度データ信号
DATAは次段のレジスタ群RG1〜RGnに順次シフ
トされる。そして、すべてのレジスタ群RG1〜RGn
に1ライン目の濃度データ信号DATAが書き込まれる
と、前記CPUからロード信号LOADが出力され、前
記濃度データ信号DATAは各ラッチ回路群LT1〜L
Tnに保持される。
【0040】該ラッチ回路群LT1〜LTnは、前記レ
ジスタ群RG1〜RGnと同様にm×6のマトリクス構
成を有し、レジスタ群RG1〜RGnの各レジスタR0
〜R5とラッチ回路群LT1〜LTnの各ラッチ回路L
0〜L5はそれぞれ対応させられる。したがって、例え
ば、レジスタR0の出力はラッチ回路L0だけに入力さ
れる。
【0041】ところで、ラッチ回路群LT1〜LTnの
ラッチ回路L0〜L5の出力は、例えば、出力タイミン
グを設定するイネーブル信号ENABLE(ビットデー
タE 0 〜E5 から成る。)によってワイヤドオアされ
る。したがって、ラッチ回路群LT1〜LTnの出力
は、各ラッチ回路L0〜L5に選択的に順次入力される
イネーブル信号ENABLEによって一本化され、電流
設定回路群CS1〜CSn内のLED電流出力部29
(図4参照)に入力される。
【0042】そして、ラッチ回路L0〜L5ごとにイネ
ーブル信号ENABLEが発生させられ、該イネーブル
信号ENABLEがラッチ回路L0〜L5に入力される
と、該ラッチ回路L0〜L5に保持された濃度データ信
号DATAが上位のビットデータD5 から順次出力され
る。この場合、前記CPUはイネーブル信号ENABL
Eに同期させて同期信号Syncを発生させ、アナログ
電圧発生回路26に対して出力する。該アナログ電圧発
生回路26は、前記濃度データ信号DATAに対応した
アナログの出力電圧VR を同期信号Syncに同期させ
て値VR6(図5参照)から値VR1まで順次出力する。
【0043】このように、前記ラッチ回路群LT1〜L
Tn及びアナログ電圧発生回路26による一連の動作に
よって、各LEDに供給される駆動電流IOUT を画素単
位で異ならせることができる。したがって、各LEDを
一斉に駆動した時に、LEDごとに発光出力を異ならせ
ることができる。その結果、感光体ドラム16(図2参
照)や任意の記録媒体に駆動回路DR1〜DRnによっ
て64個の階調レベルの画素濃度の静電潜像を形成する
ことができる。
【0044】ところで、前記LEDアレイA1〜Anの
各LEDの光量にはばらつきが存在する。すなわち、前
記濃度データ信号DATAに基づいて発生させられた駆
動電流IOUT をそのままLEDに供給すると、同じ階調
レベルにおいて各LEDごとの発光出力が異なる。した
がって、同じ階調レベルにおける印刷濃度にばらつきが
発生し、画像品位が低下してしまう。
【0045】そこで、前記画素濃度データメモリ24及
びLED駆動部20に補正メモリ回路34を接続し、画
素濃度データメモリ24から読み出された濃度データ信
号DATAに基づいてビットデータPix0 〜Pix5 から
成る濃度変換データ信号MDATAを発生させ、該濃度
変換データ信号MDATAをLED駆動部20に対して
出力するようにしている。
【0046】なお、DTPは出力タイミングの同期信号
(DATA TOP PULSE)、BUSYはビジー
信号である。ここで、前記LEDアレイA1〜Anにお
ける各LEDの発光出力と感光体ドラム16における露
光エネルギの関係について説明する。図6は本発明の第
1の実施例におけるLEDの発光出力と感光体ドラムの
露光エネルギの関係図である。なお、図の横軸にLED
に供給される駆動電流IOUTを、縦軸に感光体ドラム1
6(図2参照)における露光エネルギEを採ってある。
【0047】図に示すように、駆動電流IOUT と露光エ
ネルギEは比例関係にあり、例えば、駆動電流IOUT
基準値Ityp にしたときの発光出力PをPtyp とする
と、露光エネルギEの基準値はEtyp になる。ところ
で、1チップのLEDアレイA1〜An(図1)におい
て各LEDの光量にばらつきが存在し、該各光量のばら
つきは発光出力Pのばらつきによる。
【0048】したがって、1チップ内において各LED
の発光出力Pの最大値及び最小値をそれぞれPmax ,P
min とすると、基準値Ityp の駆動電流IOUT をLED
に供給したときの露光エネルギEはLEDごとに異な
り、露光エネルギEの最大値及び最小値はそれぞれE
max ,Emin となってしまう。そのため、少なくとも同
じ階調レベルで印刷を行う場合には、発光出力Pの最大
値Pmax と最小値Pmin の広がりを小さくして、図の矢
印A1 ,A2 によって示すように駆動電流IOUT を変化
させると、露光エネルギEを基準値Etyp にすることが
できる。すなわち、例えば、発光出力Pが最大値Pmax
であるLEDには駆動電流IOUT の最小値Imin を供給
し、発光出力Pが最小値Pmin であるLEDには駆動電
流IOUT の最大値Imax を供給すると、露光エネルギE
を基準値Etyp にすることができる。
【0049】本実施例においては、前記各LEDの発光
出力Pに対応させて前記濃度データ信号DATAを発生
させ、駆動電流IOUT を変化させることによってLED
の光量を補正するようにしている。なお、印刷濃度のば
らつきを目立たなくするためには、露光エネルギEの最
大値Emax と最小値Emin の広がりを±5〔%〕以下に
すればよいことが一般に知られている。したがって、こ
の分だけ濃度データ信号DATAの補正の範囲を広く設
定することができる。
【0050】次に、前記補正メモリ回路34について説
明する。図7は本発明の第1の実施例における補正メモ
リ回路のブロック図である。図に示すように、補正メモ
リ回路34はEPROM(以下「メモリ」という。)3
5、アドレスカウンタ36及びラッチ部37から成る。
そして、前記メモリ35には図示しないLEDごとの光
量を補正してばらつきをなくすための図示しない補正変
換テーブルが格納される。該補正変換テーブルは補正デ
ータとしての濃度変換データ値によって構成され、該濃
度変換データ値は、あらかじめ各階調レベルにおけるL
EDごとの光量のばらつきに対応させて設定される。
【0051】また、アドレスカウンタ36は前記メモリ
35に対してアドレスを出力して前記濃度変換データ値
を選択する。そして、選択された濃度変換データ値はラ
ッチ部37を介し、ビットデータPix0 〜Pix5 から成
る濃度変換データ信号MDATAとしてLED駆動部2
0(図1)に対して出力される。なお、DTPは出力タ
イミングの同期信号、BUSYはビジー信号である。ま
た、DATA(D0 〜D5 )は濃度データ信号、I/O
は入出力ポート、A6 〜Ak ,A0 〜A5 はアドレスの
ビットデータである。
【0052】次に、前記構成の補正メモリ回路34の動
作について図8を併用して説明する。図8は本発明の第
1の実施例における発光素子アレイの光量補正型駆動回
路のメモリデータマップを示す図である。まず、印字デ
ータ出力部21(図1)から濃度データ信号DATAが
補正メモリ回路34に対して出力されるとともに、同期
信号DTP及びビジー信号BUSYが補正メモリ回路3
4に対して出力される。
【0053】前記同期信号DTPは、濃度データ信号D
ATAが出力される直前に1パルスだけ出力され、アド
レスカウンタ36の出力値A6 〜Ak (k:任意の整
数)を初期化する。また、ビジー信号BUSYは、濃度
データ信号DATAと同時に出力され、アドレスカウン
タ36の計数を開始する。なお、該アドレスカウンタ3
6及びラッチ部37には補正メモリ回路34の動作速度
を決定するための図示しないクロックCLKが入力され
る。
【0054】ところで、前記濃度データ信号DATAは
6ビットのビットデータD0 〜D5から成り、パラレル
に補正メモリ回路34に入力され、そのままメモリ35
のアドレスとなる。したがって、メモリ35のアドレス
も6ビットのビットデータA 0 〜A5 から成る。そこ
で、図に示すように、濃度データ信号DATAのビット
データD0 〜D5によって表現される0〜63の階調レ
ベルと前記メモリ35のアドレス値0〜63(HEX変
換値:0h〜3Fh)を1対1に対応させ、どれか一つ
のアドレス値を選択すると、図示しないLEDの光量を
補正するための濃度変換データ値(ビットデータb0
5 )が得られ、該濃度変換データ値は濃度変換データ
信号MDATAとして補正メモリ回路34から出力され
る。
【0055】該補正メモリ回路34の初期状態において
選択されるアドレス値は1ドット目のLEDに対応す
る。そして、2ドット目以降のLEDのアドレス値は、
アドレスカウンタ36の出力値A6 〜Ak に対応して順
次選択される。すなわち、濃度データ信号DATAによ
ってアドレス値が選択されると、該アドレス値のアドレ
スに格納された濃度変換データ値が読み出される。この
場合、メモリ35内におけるLEDの領域は、アドレス
カウンタ36のカウント値によって決定される。
【0056】このようにして、補正メモリ回路34から
出力された濃度変換データ信号MDATAを駆動回路D
R1〜DRnに入力することによって、LEDごとの光
量のばらつきに対応した駆動電流IOUT (図4参照)を
各LEDに供給することができ、露光エネルギEを基準
値Etyp にすることができる。したがって、同じ階調レ
ベルにおける印刷濃度のばらつきが発生することがなく
なるので、画像品位を向上させることができる。
【0057】また、LEDの製造技術を改良したり、動
作特性が同じLEDを選別する必要がないので、その分
歩留りが良くなって生産性を向上させることができ、ま
た、コストを低くすることができる。さらに、前記補正
メモリ回路34をモノリシックに集積化することができ
るので、図示しないプリンタヘッドを小型化することが
できる。
【0058】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図9は本発明の第2の実施例における発光素子ア
レイの光量補正型駆動回路のブロック図、図10は本発
明の第2の実施例におけるLEDの発光出力と感光体ド
ラムの露光エネルギの関係図、図11は本発明の第2の
実施例におけるイネーブル信号のタイムチャートであ
る。なお、図10の横軸にLEDの発光時間Tを、縦軸
に感光体ドラム16(図2参照)における露光エネルギ
Eを採ってある。また、図1と同じ部分に同一の符号を
付すことによってその説明を援用する。
【0059】本実施例においては、印字データ出力部2
1から画素単位で順次出力された濃度データ信号DAT
Aは補正メモリ回路38に入力され、該補正メモリ回路
38において濃度変換データ信号MDATAに変換され
る。本実施例におけるLEDの光量の補正は、次の式
(2)に基づいて行われる。すなわち、LEDの発光出
力をPとし発光時間をTとすると、露光エネルギEは次
の式(2)に示すようになる。
【0060】 E=P・T ……(2) すなわち、図10に示すように、発光時間Tと露光エネ
ルギEは比例関係にあり、例えば、発光時間Tを基準値
typ にしたときの発光出力PをPtyp とすると、露光
エネルギEの基準値はEtyp となる。ところで、LED
アレイA1〜Anは、1チップ内において各LEDの光
量にばらつきが存在し、該各光量のばらつきが発光出力
Pのばらつきになる。
【0061】したがって、1チップ内において各LED
の発光出力Pの最大値及び最小値をそれぞれPmax ,P
min とすると、LEDを発光時間Tの基準値Ttyp だけ
発光させたときの露光エネルギEはLEDごとに異な
り、露光エネルギEの最大値及び最小値はそれぞれE
max ,Emin となってしまう。そのため、少なくとも同
じ階調レベルで印刷を行う場合には、発光出力Pの最大
値Pmax と最小値Pmin の広がりを小さくして、図の矢
印B1 ,B2 によって示すように発光時間Tを変化させ
ると、露光エネルギEを基準値Etyp にすることができ
る。すなわち、例えば、発光出力Pが最大値Pmax であ
るLEDを発光時間Tの最小値Tmin だけ発光させ、発
光出力Pが最小値Pmin であるLEDを発光時間Tの最
大値Tmax だけ発光させると、露光エネルギEを基準値
typ にすることができる。
【0062】本実施例においては、前記各LEDの発光
出力Pに対応させて前記濃度データ信号DATAを発生
させ、発光時間Tを変化させることによってLEDの光
量を補正するようにしている。なお、印刷濃度のばらつ
きを目立たなくするためには、露光エネルギEの最大値
max と最小値Emin の広がりを±5〔%〕以下にすれ
ばよいことが一般に知られている。したがって、この分
だけ濃度データ信号DATAの補正の範囲を広く設定す
ることができる。
【0063】ところで、前記補正メモリ回路38はメモ
リ35(図7)、アドレスカウンタ36及びラッチ部3
7から成る。そして、前記メモリ35にはLEDごとの
光量を補正してばらつきをなくすための図示しない補正
変換テーブルが格納される。該補正変換テーブルはビッ
トデータPix0 〜Pix5 から成る補正データとしての濃
度変換データ値によって構成され、該濃度変換データ値
は、あらかじめ各階調レベルにおけるLEDごとの光量
のばらつきに対応させて設定される。
【0064】この場合、ラッチ回路群LT1〜LTnに
保持された濃度変換データ信号MDATAを電流設定回
路群CS1〜CSnに対して出力するために、図示しな
いCPUはロード信号LOADに同期させて6ビットの
ビットデータE0 〜E5 から成るイネーブル信号ENA
BLE(ENABLE0〜ENABLE5)をラッチ回
路群LT1〜LTnに対して出力する。
【0065】前記イネーブル信号ENABLEは、濃度
変換データ信号MDATAの出力に対応させて、図11
で示すようなそれぞれ異なるイネーブル時間t1〜t6
だけパルスを発生させることができる。例えば、ビット
データPix0 〜Pix5 にはそれぞれイネーブル時間t1
〜t6が対応させられる。このように、それぞれ異なる
イネーブル時間t1〜t6のパルスを発生させるイネー
ブル信号ENABLEが出力されるとともに、該イネー
ブル信号ENABLEの出力タイミングに同期させて、
濃度変換データ信号MDATAが電流設定回路群CS1
〜CSnに対して順次出力される。一方、LEDアレイ
A1〜Anの各LEDには、定電圧発生回路39によっ
て定電圧(出力電圧VR )で定電流の駆動電流IOUT
供給される。
【0066】したがって、各LEDをそれぞれ濃度変換
データ信号MDATAに対応した発光時間Tだけ発光さ
せることができ、64個の階調レベルで印刷することが
できる。なお、前記第1及び第2の実施例においては、
アナログ濃度情報を画素単位で6ビットの濃度データ信
号DATAに変換しているが、6ビット以外のビット数
の濃度データ信号DATAに変換することもできる。
【0067】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させるこ
とが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【0068】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、発光素子アレイの光量補正型駆動回路において
は、被写体の画像を読み取ることによって得られたアナ
ログ濃度情報を画素単位でデジタル化して濃度データ信
号とし、該濃度データ信号を順次出力する印字データ出
力部と、各発光素子ごとの光量のばらつきに対応した補
正データを格納するとともに、前記濃度データ信号を濃
度変換データ信号に変換して出力する補正メモリ回路と
を有する。
【0069】そして、前記濃度変換データ信号を画素単
位で保持するデータ保持回路と、イネーブル信号を出力
する手段と、前記イネーブル信号の出力タイミングに同
期させて、データ保持回路に保持された濃度変換データ
信号に対応したアナログの出力電圧を発生させるアナロ
グ電圧発生回路と、該アナログ電圧発生回路によって発
生させられた出力電圧に対応した駆動電流を発生させ、
該駆動電流を各発光素子に供給する電流設定回路群とを
有する。
【0070】したがって、前記濃度変換データ信号に対
応した駆動電流を各発光素子に供給することができる。
その結果、各発光素子の動作特性が異なっても各階調レ
ベルにおける印刷濃度にばらつきが発生することがなく
なるので、画像品位を向上させることができる。
【0071】また、発光素子の製造技術を改良したり、
動作特性が同じ発光素子を選別する必要がないので、そ
の分歩留りが良くなって生産性を向上させることがで
き、また、コストを低くすることができる。さらに、前
記補正メモリ回路をモノリシックに集積化することがで
きるので、プリンタヘッドを小型化することができる。
本発明の他の発光素子アレイの光量補正型駆動回路にお
いては、被写体の画像を読み取ることによって得られた
アナログ濃度情報を画素単位でデジタル化して濃度デー
タ信号とし、該濃度データ信号を順次出力する印字デー
タ出力部と、各発光素子ごとの光量のばらつきに対応し
た補正データを格納するとともに、前記濃度データ信号
を濃度変換データ信号に変換して出力する補正メモリ回
路とを有する。
【0072】そして、前記濃度変換データ信号を画素単
位で保持するデータ保持回路と、該データ保持回路に保
持された濃度変換データ信号に対応させてイネーブル信
号を出力する手段と、前記イネーブル信号の出力タイミ
ングに同期させて、イネーブル時間に対応した発光時間
だけ駆動電流を発生させ、該駆動電流を各発光素子に供
給する電流設定回路群とを有する。
【0073】したがって、前記濃度変換データ信号に対
応した発光時間だけ駆動電流を各発光素子に供給するこ
とができる。その結果、各発光素子の動作特性が異なっ
ても各階調レベルにおける印刷濃度にばらつきが発生す
ることがなくなるので、画像品位を向上させることがで
きる。
【0074】また、発光素子の製造技術を改良したり、
動作特性が同じ発光素子を選別する必要がないので、そ
の分歩留りが良くなって生産性を向上させることがで
き、また、コストを低くすることができる。さらに、前
記補正メモリ回路をモノリシックに集積化することがで
きるので、プリンタヘッドを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における発光素子アレイ
の光量補正型駆動回路のブロック図である。
【図2】従来のLEDプリンタの概念図である。
【図3】従来のLEDアレイの駆動回路のブロック図で
ある。
【図4】従来の電流設定回路を示す図である。
【図5】アナログ電圧発生回路の出力電圧と駆動電流の
関係図である。
【図6】本発明の第1の実施例におけるLEDの発光出
力と感光体ドラムの露光エネルギの関係図である。
【図7】本発明の第1の実施例における補正メモリ回路
のブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施例における発光素子アレイ
の光量補正型駆動回路のメモリデータマップを示す図で
ある。
【図9】本発明の第2の実施例における発光素子アレイ
の光量補正型駆動回路のブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施例におけるLEDの発光
出力と感光体ドラムの露光エネルギの関係図である。
【図11】本発明の第2の実施例におけるイネーブル信
号のタイムチャートである。
【符号の説明】
21 印字データ出力部 26 アナログ電圧発生回路 34,38 補正メモリ回路 A1〜An LEDアレイ LT1〜LTn ラッチ回路群 CS1〜CSn 電流設定回路群 RG1〜RGn レジスタ群 DATA 濃度データ信号 MDATA 濃度変換データ信号 ENABLE イネーブル信号 t1〜t6 イネーブル時間 VR 出力電圧 IOUT 駆動電流
フロントページの続き (72)発明者 荻原 光彦 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)被写体の画像を読み取ることによ
    って得られたアナログ濃度情報を画素単位でデジタル化
    して濃度データ信号とし、該濃度データ信号を順次出力
    する印字データ出力部と、(b)各発光素子ごとの光量
    のばらつきに対応した補正データを格納するとともに、
    前記濃度データ信号を濃度変換データ信号に変換して出
    力する補正メモリ回路と、(c)前記濃度変換データ信
    号を画素単位で保持するデータ保持回路と、(d)イネ
    ーブル信号を出力する手段と、(e)前記イネーブル信
    号の出力タイミングに同期させて、データ保持回路に保
    持された濃度変換データ信号に対応したアナログの出力
    電圧を発生させるアナログ電圧発生回路と、(f)該ア
    ナログ電圧発生回路によって発生させられた出力電圧に
    対応した駆動電流を発生させ、該駆動電流を各発光素子
    に供給する電流設定回路群とを有することを特徴とする
    発光素子アレイの光量補正型駆動回路。
  2. 【請求項2】 (a)被写体の画像を読み取ることによ
    って得られたアナログ濃度情報を画素単位でデジタル化
    して濃度データ信号とし、該濃度データ信号を順次出力
    する印字データ出力部と、(b)各発光素子ごとの光量
    のばらつきに対応した補正データを格納するとともに、
    前記濃度データ信号を濃度変換データ信号に変換して出
    力する補正メモリ回路と、(c)前記濃度変換データ信
    号を画素単位で保持するデータ保持回路と、(d)該デ
    ータ保持回路に保持された濃度変換データ信号に対応さ
    せてイネーブル信号を出力する手段と、(e)前記イネ
    ーブル信号の出力タイミングに同期させて、イネーブル
    時間に対応した発光時間だけ駆動電流を発生させ、該駆
    動電流を各発光素子に供給する電流設定回路群とを有す
    ることを特徴とする発光素子アレイの光量補正型駆動回
    路。
JP30558993A 1993-12-06 1993-12-06 発光素子アレイの光量補正型駆動回路 Pending JPH07156444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30558993A JPH07156444A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 発光素子アレイの光量補正型駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30558993A JPH07156444A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 発光素子アレイの光量補正型駆動回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07156444A true JPH07156444A (ja) 1995-06-20

Family

ID=17946965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30558993A Pending JPH07156444A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 発光素子アレイの光量補正型駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07156444A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11016407B2 (en) 2018-11-09 2021-05-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US11385561B2 (en) 2019-09-10 2022-07-12 Canon Kabushiki Kaisha Driving apparatus and printing apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11016407B2 (en) 2018-11-09 2021-05-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US11385561B2 (en) 2019-09-10 2022-07-12 Canon Kabushiki Kaisha Driving apparatus and printing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6088050A (en) Non-impact recording apparatus operable under variable recording conditions
JP4266808B2 (ja) 液晶表示装置の基準電圧発生回路
US5809216A (en) Method and apparatus for multiple address recording with brightness and exposure time control
KR20110000498A (ko) 발광 장치, 프린트 헤드, 화상 형성 장치, 프린트 헤드의 광량 보정 방법 및 기록 매체
US5623300A (en) Print head with light-emitting element driving correction
JP5008312B2 (ja) 駆動装置、ledヘッド、及び画像形成装置
JP3256225B2 (ja) Ledアレイ・プリンタ
JPH07156444A (ja) 発光素子アレイの光量補正型駆動回路
JPH05501791A (ja) カラーで記録を行うための非衝撃プリンタ
JPH0839862A (ja) 発光素子アレイ駆動回路
JPH106554A (ja) 画像形成装置
JP3300033B2 (ja) 発光素子プリントヘッド駆動回路
US5657069A (en) Method and apparatus for grey level printing
JP4163392B2 (ja) 画像形成装置
EP0416121B1 (en) Printer that effects gradation recording
JP2003072146A (ja) 画像書込装置および画像形成装置
JP2006056122A (ja) 画像形成装置
JP3180972B2 (ja) Led駆動用ic
JP2001096798A (ja) 光プリンタヘッド
KR960005015B1 (ko) 프린팅 헤드를 갖는 프린터에서의 계조 표현 방법 및 구동회로
JPH04130853U (ja) 発光素子アレイの駆動回路
JPS63319167A (ja) 発光素子アレイの駆動方法及び装置
JPS62241469A (ja) 光記録ヘツド
JP3522289B2 (ja) 階調制御回路及びプリンタ
JPS63185271A (ja) Ledアレイ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990323