JPH07155991A - 切断受け台 - Google Patents

切断受け台

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JPH07155991A
JPH07155991A JP5301517A JP30151793A JPH07155991A JP H07155991 A JPH07155991 A JP H07155991A JP 5301517 A JP5301517 A JP 5301517A JP 30151793 A JP30151793 A JP 30151793A JP H07155991 A JPH07155991 A JP H07155991A
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JP
Japan
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hood
cutting
peripheral wall
duct
attached
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Pending
Application number
JP5301517A
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English (en)
Inventor
Yasuo Koike
康雄 小池
Mitsuo Inatani
光男 稲谷
Sukeyuki Horie
佑幸 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Koike Sanso Kogyo KK
Original Assignee
Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Koike Sanso Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Koike Sanso Kogyo Co Ltd, Koike Sanso Kogyo KK filed Critical Koike Sanso Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガス切断,プラズマ切断,レーザー切断等の切
断法を実施したときに発生する粉塵や煙を吸引し、騒音
を低減させ、落下したノロを排除し得る切断受け台を実
現する。 【構成】切断定盤Aをフレーム1に被切断材を載置する
起立部材2をレールの敷設方向に直交させた方向に配置
して構成する。フードBを周壁11によって構成し、交差
壁11aに複数の吸引孔17を形成すると共にフードダクト
18を設け、該ダクト18を吸引ダクト20に接続する。周壁
11に遮音板 を設けると共に吸音体 を取り付ける。周
壁11の交差壁11aの下方にスクレーパー25を形成し、こ
のスクレーパー25の先端を起立部材2の下方に形成され
た空間のフロア26と接近させて配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス切断,プラズマ切
断或いはレーザー切断を実施する切断装置に用いられる
切断受け台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス切断トーチ,プラズマ切断トーチ或
いはレーザー切断トーチ等のトーチを選択的に用いて鋼
板やステンレス鋼板等の鉄系金属、アルミニウム板や銅
板等の非鉄系金属からなる被切断材から目的の製品を切
断する加工方法が広く実施されている。これ等の加工方
法は、トーチの先端に取り付けた火口或いはノズル部材
から予熱炎及び切断酸素,プラズマアーク,レーザービ
ーム及びアシストガス等を噴射(照射を含む)して被切
断材を溶融,酸化させると共に、溶融物や酸化物を被切
断材から排除して切断するものである。
【0003】上記加工方法の一例として移行式プラズマ
切断トーチによって鋼板を切断する方法について説明す
る。プラズマ加工方法では、トーチに取り付けた電極の
周囲にプラズマ用ガスを供給すると共に電極とノズル部
材の間で通電してプラズマ化したガスをノズルから噴射
し、プラズマガスが鋼板に到達したとき、電極と鋼板の
間で通電して極めて高い温度と流速を有するプラズマア
ークを形成する。
【0004】プラズマアークが噴射された鋼板は、噴射
部位が局部的に溶融及び酸化すると同時にプラズマアー
クの噴射エネルギーによって溶融物及び酸化生成物(ノ
ロ)が母材から排除され、この結果、鋼板に切溝が形成
される。そして鋼板に対するプラズマアークの噴射を維
持しつつトーチを所望の方向に移動させることで、鋼板
はトーチの移動経路に応じた形状に切断される。
【0005】上記プラズマ加工方法及び他の加工方法で
は、ノズル部材や火口から噴射されたプラズマアーク,
切断酸素気流,アシストガス等のガス気流が被加工材を
局部的に酸化,溶融させる際に粉塵や煙が発生するとい
う問題がある。また被加工材からノロを排除する際に大
きな騒音が発生し、排除されたノロは被加工材の下方の
例えばフロア上に堆積するという問題がある。
【0006】加工に伴って発生する粉塵や煙を排除する
ことを目的として種々の集塵,排煙装置が提案されてい
る。例えば、特公昭52-32853号公報には、定盤上に仕切
板を並設し、この仕切板に被切断鋼板を載置することに
よって、定盤,仕切板,被切断鋼板からなる両端が開放
されたブランチダクトを構成し、該ダクトの一方側から
送風して他方側に設けたメインダクトで集塵し得るよう
に構成した集塵装置が開示されている。この技術では、
加工に伴って発生する粉塵や煙を吸引して排除すること
が出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記集塵装置では、定
盤,仕切板,被切断鋼板によってブランチダクトを構成
しているため、被切断鋼板の寸法が仕切板よりも小さく
なると、上方の面が開放された不完全なダクト形状とな
る。このため、ブランチダクトの一方側から送風して他
方側から吸引しても、多くの清浄な大気を同時に吸引し
たり、或いは粉塵や煙が大気中に拡散することとなり集
塵効率が低下する虞がある。
【0008】またブランチダクトを構成する定盤は通気
孔のない平面によって構成される。このため、定盤上に
ノロが堆積し、このノロを排除する作業に大きな手間が
必要となるという問題がある。
【0009】更に、上記集塵装置では、何等騒音に対す
る対策がなされていないため、オペレーターや作業員に
音による苦痛を与えるという問題がある。
【0010】本発明の目的は、被切断材の寸法に関わら
ず効率よく安定して集塵及び排煙することが出来、且つ
騒音を低減させることが出来、更に、被切断材の下方に
堆積したノロを処理することが出来る切断受け台を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る代表的な切断受け台は、レール上を走行
可能な架構に搭載した切断トーチを駆動して被切断材を
切断する切断装置に用いられる切断受け台であって、レ
ールの敷設方向に対して直交する方向に配置された複数
の起立部材を有する切断定盤と、前記起立部材の下方に
形成された空間にレールの敷設方向と平行な方向に走行
可能に配置され且つ前記空間を区画する周壁を有するフ
ードと、前記フードを架構の走行と連動して走行させる
走行装置と、前記フードを構成する所定の周壁に沿って
形成され該周壁に設けた孔を介して周壁内の空間と連通
するフードダクトと、レールと平行に配置され且つ前記
フードダクトと接続された吸引ダクトとを有して構成さ
れるものである。
【0012】上記切断受け台に於いて、フードを構成す
る周壁に遮音板を取り付けることが好ましく、また前記
周壁及び遮音板に吸音体を取り付けることが好ましい。
【0013】更に、上記各切断受け台に於いて、フード
を構成する周壁の下端側に開閉扉を有するバケットを取
り付けるか、或いはフードを構成する周壁であってレー
ルの敷設方向と直交する方向の周壁の下端に先端を切断
定盤を構成する起立部材の下方に形成された空間の底部
を規定する面に接近させたスクレーパーを取り付けるこ
とが好ましい。
【0014】
【作用】上記手段に係る切断受け台では、被切断材の寸
法に関わらず、被切断材に対する切断加工の実施に伴っ
て発生する粉塵及び煙を効率良く集塵及び排煙すること
が出来る。
【0015】即ち、切断定盤がレールの敷設方向に対し
て直交する方向に配置された複数の起立部材を有して構
成されるため、切断定盤に被切断材を載置したとき、被
切断材及び起立部材の下方には空間が形成される。また
前記空間に走行装置に駆動されてレールの敷設方向と平
行な方向に走行するフードを配置することで、該空間か
らフードの周壁によって囲まれた空間を区画することが
出来る。
【0016】そして周壁に形成された孔を介して周壁に
沿って形成されたフードダクトと周壁内の空間を連通
し、該フードダクトとレールに平行に配置された吸引ダ
クトを接続することで、周壁によって区画された領域内
の大気を吸引することが出来る。
【0017】従って、レール上を走行する切断装置と連
動してフードを走行させつつ吸引ダクト,フードダクト
を介してフード内の大気を吸引することで、起立部材に
載置された被切断材に対する切断に伴って発生する粉
塵,煙を周壁から吸引することが出来る。
【0018】上記受け台のフードに遮音板を取り付けた
場合には、被切断材に対する切断に伴って発生する騒音
を低減させることが出来、且つフードの周壁及び遮音板
に吸音体を取り付けた場合には、騒音の遮音と同時に吸
音してより騒音を低減させることが出来る。
【0019】更に、上記切断受け台のフードを構成する
周壁の下端に、開閉扉を有するバケットを取り付けた場
合には、被切断材に対する切断に伴って発生したノロの
全てをバケットに収容することが出来、且つ収容された
ノロを開閉扉から外部に排出することが出来る。
【0020】また、上記切断受け台のフードを構成する
レールの敷設方向と直交する方向の周壁の下端に、先端
を起立部材の下方に形成された空間の底面に接近させた
スクレーパーを取り付けた場合には、レールの敷設方向
と平行な受け台の走行に伴って、底面上に堆積したノロ
を削除し、且つ削除されたノロを前記空間の外部に排出
することが出来る。
【0021】
【実施例】以下、上記手段を適用した切断受け台の実施
例について図を用いて説明する。図1は切断受け台の全
体構成を説明する図であり(a)は平面図,(b)は正
面図,(c)は側面図、図2はフードの構成を説明する
正面図、図3は遮音板及び吸音体を取り付けたフードの
側面図、図4はフードと吸引ダクトとの接続状態を説明
する側面図、図5はフードに取り付けたスクレーパーの
構成を説明する側面図である。
【0022】図1に示すように、切断受け台は切断定盤
AとフードBとによって構成されている。この切断受け
台は、切断定盤A上に載置された被切断材をガス切断ト
ーチ,プラズマ切断トーチ,レーザー切断トーチ等のト
ーチによって切断する際に発生する粉塵や煙をフードB
によって吸引すると共に騒音を低減させ、且つ落下した
ノロを掻き取ることが可能なように構成されている。
【0023】切断定盤Aは、予め設定された切断装置の
仕様に基づく寸法を持って構成されている。即ち、同図
(a)に於けるx方向の寸法(長さ)は切断装置に設定
された仕様に於ける最大切断長を満足する値を有し、且
つy方向の寸法(幅)は最大切断幅を満足する値を有し
ている。前記x方向は架構を走行させるレール(図示せ
ず)の敷設方向と平行な方向に設定され、且つy方向は
レールの敷設方向と直交する方向に設定されている。
【0024】切断定盤Aは、フレーム1と起立部材2と
によって構成されている。フレーム1は起立部材2を着
脱可能に取り付けると共に起立部材2上に載置された被
切断材の重量を支持する機能を有し、オペレーターの作
業姿勢を考慮した高さを持って構成されている。
【0025】起立部材2は載置された被切断材を支持す
るに充分な強度を有する長尺状の板(例えば規格品のフ
ラットバー)が用いられる。この起立部材2は被切断材
に対する切断の実施に伴って切断されたりノロが付着し
て損傷するため、フレーム1に固定されることなく、容
易に着脱し得るように取り付けられている。
【0026】フレーム1の上面には起立部材2を支持す
る複数の支持部材3が所定の間隔を持って構成されてい
る。この支持部材3は起立部材2の厚さに応じた間隔を
持って対峙させた2個のアングル3aをフレーム1の上
面に溶接等の手段によって固定して構成されている。そ
してアングル3aの間に起立部材2を挿入することで、
該起立部材2を支持すると共に着脱することが可能であ
る。
【0027】フレーム1の上面にはカバー1aが着脱可
能に取り付けられている。このカバー1aは予め設定さ
れた切断可能領域を除く起立部材2の上面を被蓋し得る
ように取り付けられ、起立部材2に載置された被切断材
に対する切断に伴って発生する粉塵や煙の大気への拡散
を軽減させてフードBによる集塵,遮音効果を有効に発
揮させる機能を有する。
【0028】次に、フードBの構成について図1〜図5
により説明する。上記の如く構成された切断定盤Aでは
起立部材2の下方にフロアに至る空間が形成され、フー
ドBは前記空間内を移動可能に配置されている。
【0029】フードBは、トーチを搭載した架構のx方
向への走行と連動して同一方向に走行して発生した粉塵
や煙を吸引すると共に騒音を低減させ、且つ空間の底面
に落下したノロを切断領域の外部に排出するものであ
る。
【0030】フードBは切断定盤Aの下方に形成された
空間を良好な吸引効果を発揮し得る空間に区画する周壁
11を有している。この周壁11は、切断装置に設定された
切断可能領域に於けるy方向の寸法に応じて設定された
2つの交差壁11aと、架構の走行に対するフードBの遅
れやトーチの性格に応じたノロの飛散状態を考慮して設
定された端部壁11bとを有している。従って、フードB
は上方と下方が開放された4角筒状の形状を有してい
る。
【0031】フードBは架構のx方向への走行と連動し
て同一方向に走行する。このため、切断定盤Aのフレー
ム1に沿ってx方向に一対のレール12が設置されてお
り、夫々のレール12の両端にはスプロケット13a,13b
が設けられている。これ等のスプロケット13a,13bに
は、端部をフードBの端部壁11bに設けた接続部材14に
接続したチェン15が巻き掛けられている。そして一方の
スプロケット13aはフードBを走行させる走行装置16に
よって駆動され、他方のスプロケット13bはチェン15を
介して伝達された駆動力によって従動する。
【0032】走行装置16はトーチを搭載した架構のレー
ル上の走行(x方向への走行)状態を検出して回転し得
るように構成されている。即ち、架構に設けた車輪の回
転をパルスエンコーダ等のセンサーによって検出し、こ
の検出データに応じて回転してフードBを架構の走行と
連動してx方向に走行させる。
【0033】フードBの交差壁11aには所定の間隔を持
って複数の吸引孔17が形成されている。また交差壁11a
に沿ってフードダクト18が設けられている。従って、フ
ードダクト18は吸引孔17を介して周壁11によって区画さ
れたフード内空間19と連通している。
【0034】フードダクト18は交差壁11aの一方側に形
成しても良い。然し、本実施例では夫々の交差壁11aに
フードダクト18を設けている。また吸引孔17は、2つの
交差壁11aに交互に形成されている。このように、2つ
の交差壁11aに交互に吸引孔17を形成することによって
フード内空間19の大気を効率良く吸引することが可能で
ある。
【0035】フードダクト18はフードBの一方側の端部
(本実施例では図1,図2に於ける左側)で合流し、該
端部と対応する位置にx方向に沿って設置された吸引ダ
クト20と接続されている。この吸引ダクト20は図示しな
いブロア等の吸引装置と接続され、被切断材に対する切
断を実施している間、フード内空間19の大気を吸引す
る。
【0036】吸引ダクト20は角筒状に形成され、フード
Bと接続される上面が開放されると共に該開放面がベル
ト21によって被蓋されている。またフードBの吸引ダク
ト20と対向する位置に図4に示すように3本のローラー
22が回動可能に設けられていおり、このローラー22にベ
ルト21を巻き掛けることでフードダクト18と吸引ダクト
20を接続している。
【0037】従って、吸引装置を駆動してフード内空間
19の大気を吸引しつつ、被切断材に対する切断を実施す
ると、切断に伴って発生する粉塵や煙はフード内空間19
に作用する吸引力によって吸引孔17,フードダクト18,
吸引ダクト20を通って吸引される。このとき、吸引孔17
がフードBを構成する周壁11のy方向に沿って形成され
るため、被切断材の幅寸法が切断定盤Aの幅寸法よりも
小さく、従って、フードBの上方が密閉されていないよ
うな場合であっても、発生した粉塵や煙を効率良く吸引
することが可能である。
【0038】フードBの周壁11を構成する交差壁11aの
フード内空間19側に遮音板23が設けられている。この遮
音板23は吸引孔17よりも下方に設けられ、切断の実施に
伴って発生する騒音を一度絞って膨張させることで、該
騒音を低減させると共に吸音効果を発揮させる機能を有
するものである。また遮音板23の裏面及び交差壁11aの
壁面には、圧縮させたグラスウールやロックウールから
なる吸音体24が取り付けられている。
【0039】上記構成に於いて、被切断材に対する切断
の実施に伴って発生する騒音は、遮音板23によって遮音
されると同時に吸音体24によって吸音される。このた
め、フードBの外部に漏洩する騒音を低減させることが
可能となり、作業環境を向上させることが可能となる。
【0040】前述の如く、フードBは四角筒状に形成さ
れているため、被切断材に対する切断の実施に伴って発
生するノロは全て下方に落下することとなる。このため
本実施例では、周壁11の下端側にバケット5を取り付け
ている。
【0041】バケット5は、周壁11に取り付けし得る寸
法を持った壁部5aと、壁部5aの下端に取り付けた底
部5bと、壁部5aの一方の側壁に設けた開閉扉6とに
よって構成されている。そして切断作業中は開閉扉6を
閉鎖して発生したノロの全てをバケット5に収容し、該
バケット5に所定量のノロが蓄積されたとき、或いは一
定時間毎に開閉扉6を開放して作業員がノロを掻き出す
ことで、発生した全てのノロを廃棄することが可能であ
る。
【0042】上記の如くフードBの下端側にバケット5
を取り付けることで、該フードB内に上方のみが開放し
た閉鎖空間を構成することが可能となり、フードBによ
る集塵及び排煙機能をより効果的に発揮させることが可
能である。
【0043】上記の如く構成したフードBでは構造が簡
単であり装置コストが上昇することはない。然し、ノロ
の廃棄を作業員によって行うことが必須となり、切断装
置の稼働率が低下したり、ノロの廃棄に要する作業工数
が必要となる。このため、フードBの交差壁11aの下端
側にノロを排出するスクレーパー25を設け、切断作業の
進行に伴って発生したノロを掻き取るように構成するこ
とが好ましい。
【0044】交差壁11aの下端側に取り付けたスクレー
パー25の先端は起立部材2の下方に形成された空間の底
部となるフロア26と接近して配置され、フードBの走行
に伴ってフロア26に堆積したノロを掻き取ると共にx方
向の一方側に排出し得るように構成されている。
【0045】即ち、交差壁11aの下端には、先端にスク
レーパー部材25aを取り付けたブラケット25bが取り付
けられている。このブラケット25bは、交差壁11aにナ
ット27bによって固定されたボルト27aに取り付けら
れ、且つ該ボルト27aに装着したバネ28によって交差壁
11a側に付勢されている。
【0046】フロア26はスクレーパー部材25aと衝突す
ることのないよう、平坦な面で構成されている。このフ
ロア26は工場の床面としてのコンクリートフロアであっ
て良い。然し、高温のノロが落下したとき、該ノロによ
って損傷することのないようにコンクリートフロア上に
敷いた鋼板によってフロア26を構成することが好まし
い。
【0047】被切断材に対する切断の実施に伴って発生
するノロは、被切断材から排除されてフードBのフード
内空間19を落下し、落下中に冷却,固化してフロア26上
に堆積する。そしてフードBの図5に於ける矢印a方向
への走行によりスクレーパー部材25aがフロア26上に堆
積したノロを掻き取って同方向に移送して排除する。ま
たフードBが矢印b方向に走行する際にフロア26上にノ
ロが堆積している場合、スクレーパー部材25aは堆積し
たノロと衝突して回動し、これにより、スクレーパー部
材25aはノロを乗り越える。
【0048】従って、フロア26の所定位置に図示しない
ノロ処理用のコンベアを設置することで、フロア26上に
堆積したノロをフードBの移動に応じて掻き取ると共に
コンベアによって廃棄することが可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
切断受け台では、架構に搭載したトーチによって切断定
盤の起立部材上に載置した被切断材を切断する際に発生
する粉塵や煙をフードから吸引して排除することが出来
る。フードが架構の走行と連動して走行するため、フー
ドのレールと平行な方向の長さを短くして吸引効率を向
上させることが出来る。またフードを構成する周壁に吸
引孔を形成したので、被切断材の幅寸法が切断定盤の幅
寸法よりも小さい場合であっても、効率良く集塵,排煙
することが出来る。
【0050】またフードに遮音板を取り付けると共に該
遮音板及びフードの周壁に吸音体を取り付けた場合に
は、切断に伴って発生する騒音を遮音,吸音して低減さ
せることが可能となり、作業環境を向上させることが出
来る。
【0051】またフードの周壁の下方にバケットを設け
た場合には、切断により発生したノロの全てを該バケッ
トに収容することが出来、且つ収容されたノロを掻き取
って開閉扉から排除することが出来る。
【0052】またフードの周壁の下方にスクレーパーを
設けた場合には、フードの走行に伴って切断により発生
し且つ起立部材の下方に形成された空間の底面に堆積し
たノロを掻き取って排除することが出来る等の特徴を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】切断受け台の全体構成を説明する図であり
(a)は平面図,(b)は正面図,(c)は側面図であ
る。
【図2】フードの構成を説明する正面図である。
【図3】遮音板及び吸音体を取り付けたフードの側面図
である。
【図4】フードと吸引ダクトとの接続状態を説明する側
面図である。
【図5】フードに取り付けたスクレーパーの構成を説明
する側面図である。
【符号の説明】
A 切断定盤 B フー
ド 1 フレーム 1a カバ
ー 2 起立部材 3 支持
部材 5 バケット 6 開閉
扉 11 周壁 11a 交差
壁 11b 端部壁 12 レー
ル 13a,13b スプロケット 14 接続
部材 15 チェン 16 走行
装置 17 吸引孔 18 フー
ドダクト 19 フード内空間 20 吸引
ダクト 21 ベルト 22 ロー
ラー 23 遮音板 24 吸音
体 25 スクレーパー 25a スク
レーパー部材 25b ブラケット 26 フロ
ア 27a ボルト 27b ナッ
ト 28 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 26/10 26/14 37/08 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール上を走行可能な架構に搭載した切
    断トーチを駆動して被切断材を切断する切断装置に用い
    られる切断受け台であって、レールの敷設方向に対して
    直交する方向に配置された複数の起立部材を有する切断
    定盤と、前記起立部材の下方に形成された空間にレール
    の敷設方向と平行な方向に走行可能に配置され且つ前記
    空間を区画する周壁を有するフードと、前記フードを架
    構の走行と連動して走行させる走行装置と、前記フード
    を構成する所定の周壁に沿って形成され該周壁に設けた
    孔を介して周壁内の空間と連通するフードダクトと、レ
    ールと平行に配置され且つ前記フードダクトと接続され
    た吸引ダクトとを有することを特徴とした切断受け台。
  2. 【請求項2】 前記フードを構成する周壁であってレー
    ルの敷設方向と直交する方向の周壁に夫々フードダクト
    を設け、これ等のフードダクトをフードの吸引ダクト側
    の端部で集合させたことを特徴とした請求項1記載の切
    断受け台。
  3. 【請求項3】 前記フードを構成する周壁に遮音板を取
    り付けたことを特徴とした請求項1記載の切断受け台。
  4. 【請求項4】 前記フードを構成する周壁に吸音体を取
    り付けると共に、遮音板に吸音体を取り付けたことを特
    徴とした請求項1記載の切断受け台。
  5. 【請求項5】 前記フードを構成する周壁の下端に側壁
    に開閉扉を設けたバケットを取り付けたことを特徴とし
    た請求項1乃至4何れかに記載の切断受け台。
  6. 【請求項6】 前記フードを構成する周壁であってレー
    ルの敷設方向と直交する方向の周壁の下端に先端を切断
    定盤を構成する起立部材の下方に形成された空間の底部
    を規定する面に接近させたスクレーパーを取り付けたこ
    とを特徴とした請求項1乃至4何れかに記載の切断受け
    台。
JP5301517A 1993-12-01 1993-12-01 切断受け台 Pending JPH07155991A (ja)

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