JPH0715481A - 自動周波数制御装置 - Google Patents

自動周波数制御装置

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JPH0715481A
JPH0715481A JP14460293A JP14460293A JPH0715481A JP H0715481 A JPH0715481 A JP H0715481A JP 14460293 A JP14460293 A JP 14460293A JP 14460293 A JP14460293 A JP 14460293A JP H0715481 A JPH0715481 A JP H0715481A
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JP
Japan
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frequency
signal
phase
multiplier
quasi
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Application number
JP14460293A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Saka
博 阪
Hiroaki Ozeki
浩明 尾関
Kazunao Urata
和直 浦田
Hisaya Kato
久也 加藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 準同期検波型復調器の固定発振器をAFC制
御の基準周波数とすることにより、通常のディジタル復
調器で要求されるような、中間周波信号の搬送波周波数
への厳しい周波数安定度や高い周波数精度を緩和する。 【構成】 周波数変換器11と、その中間周波信号を、
直交位相検波器10と該直交位相検波器10に入力され
る固定発振器14とでベースバンド信号に変換した後、
ディジタル復調する準同期検波型復調器13と、中間周
波信号の周波数をM逓倍するM逓倍器15と、固定発振
器14の周波数をM逓倍するM逓倍器16と、M逓倍器
15の出力信号とM逓倍器16の出力信号との周波数差
を検出する位相検波器17と、位相検波器17の出力信
号を平均化するループフィルタ18と、周波数変換器1
1に入力され、位相検波器17からの出力電圧に基づい
て発振周波数が制御される電圧制御発振器19とで構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多値QAM変調信号や
多相位相変調信号などのディジタル変調信号を復調する
ディジタル復調回路に入力されるディジタル変調された
中間周波信号の搬送波周波数を安定化するための自動周
波数制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、テレビ放送の変調方式にはAM変
調方式やFM変調方式が一般的に用いられている。しか
し、最近では多値QAM変調方式や多相位相変調方式に
よる地上ディジタル放送や衛星ディジタル放送も考えら
れている。
【0003】一般にディジタル変調されたRF信号を受
信し、ディジタル復調器でデータを復調するには、ディ
ジタル復調器に入力されるディジタル変調信号の搬送波
周波数を安定化することが必要とされる。
【0004】例えば、衛星放送受信機ではBSコンバー
タの局発周波数は±数MHz程度ドリフトする可能性が
あるので、ディジタル変調信号を中間周波信号に周波数
変換してディジタル復調器に入力する時に、このドリフ
トを吸収して中間周波信号の搬送波周波数を安定化する
ためにはAFC装置が必要である。図5に従来の自動周
波数制御装置(例えば、特開昭63−299526号公
報参照)を示す。
【0005】図5において、ディジタル変調された高周
波信号は周波数変換器51により中間周波信号に変換さ
れ、中間周波帯域通過フィルタ52を介して、ディジタ
ル復調器53に入力される。ディジタル復調器53では
搬送波再生回路54により中間周波信号の搬送波が再生
され、データが復調される。一方、搬送波抽出回路55
では中間周波帯域通過フィルタ52から出力された中間
周波信号の搬送波が抽出され、位相検波器56に入力さ
れる。位相検波器56では発振周波数が中間周波信号の
搬送波周波数の公称周波数に等しい中間周波発振器57
の出力信号と、搬送波抽出回路55の出力信号との周波
数差が検出される。そして、位相検波器56の出力信号
により周波数変換器51に入力される電圧制御発振器5
8の発振周波数が制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の構成で
は、ディジタル復調器53の搬送波再生回路54で中間
周波信号の搬送波が再生されるためには、ディジタル復
調器53に入力される中間周波信号の搬送波周波数と搬
送波再生回路54の動作周波数との周波数差を少なく抑
える必要がある。そのためには中間周波発振器57の温
度安定度と共に、搬送波再生回路54の動作周波数の安
定度を高める必要があり、中間周波発振器57とともに
搬送波再生回路54にも安定度の高い発振器が必要にな
る。しかも、中間周波信号の搬送波周波数を高くする
と、それだけ中間周波発振器57とともに搬送波再生回
路54にも温度安定度と共に、厳しい周波数精度が要求
されるという問題点を有していた。
【0007】更に、ディジタル復調器53内にある搬送
波再生回路54の発振器以外にも、中間周波発振器57
を用いているので、発振器が2個必要である。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、上記従来例のもつ欠点を除去し、ディジタル復調器
に必要な中間周波信号の周波数安定度の問題を解決する
とともに、中間周波発振器を不要にする自動周波数制御
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の自動周波数制御装置では、M相位相変調され
た高周波信号を中間周波信号に変換する周波数変換器
と、前記中間周波信号を、直交位相検波器と該直交位相
検波器に入力される固定発振器とでベースバンド信号に
変換した後、ディジタル復調する準同期検波型復調器
と、前記中間周波信号の周波数をM逓倍する第1のM逓
倍器と、前記固定発振器の周波数をM逓倍する第2のM
逓倍器と、前記第1のM逓倍器の出力信号と前記第2の
M逓倍器の出力信号との周波数差を検出する位相検波器
と、前記周波数変換器に入力され、前記位相検波器から
の出力電圧に基づいて発振周波数が制御される電圧制御
発振器とで構成される。
【0010】
【作用】M相位相変調された高周波信号は周波数変換器
で中間周波信号に変換される。そして、中間周波信号を
第1のM逓倍器に入力することにより、周波数が中間周
波信号の搬送波周波数のM倍で、M相位相変調成分が除
去された無変調信号が得られる。一方、中間周波信号と
公称周波数が等しい準同期検波型復調器の固定発振器の
出力信号を第2のM逓倍器に入力することにより、周波
数が固定発振器のM倍の信号が得られる。そして、M相
位相変調成分が除去された無変調信号と、周波数が固定
発振器の発振周波数のM倍の信号との周波数差が位相検
波器で検出される。位相検波器で検出された出力信号は
ループフィルタで平均化された後、電圧制御発振器に入
力されて電圧制御発振器の発振周波数が制御される。し
かも、中間周波信号の搬送波周波数と準同期検波型復調
器の固定発振器の周波数との周波数差が零となるように
電圧制御発振器の発振周波数が制御される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面をもとに説明す
る。
【0012】図1は本発明の第1の実施例に係る自動周
波数制御装置(以下、AFC装置と記す)のブロック構
成図である。11はM相位相変調された高周波信号を中
間周波信号に変換する周波数変換器、12は中間周波帯
域通過フィルタ、13は準同期検波型復調器、14は発
振周波数が中間周波信号の公称周波数にほぼ等しい固定
発振器、10は準同期検波型復調器13の直交位相検波
器、15は中間周波信号の周波数をM逓倍するM逓倍
器、16は固定発振器14の周波数をM逓倍するM逓倍
器、17はM逓倍器15の出力信号とM逓倍器16の出
力信号との周波数差を検出する位相検波器、18は位相
検波器17からの出力信号を平均化するループフィル
タ、19は周波数変換器11に入力され、ループフィル
タ18の出力電圧により発振周波数が制御される電圧制
御発振器である。
【0013】以上のように構成されたAFC装置につい
て、その動作を説明する。まず、M相位相変調された高
周波信号は周波数変換器11により中間周波信号に変換
され、中間周波帯域通過フィルタ12で中間周波信号以
外の余分なスプリアス信号が除かれた後、準同期検波型
復調器13に入力される。準同期検波型復調器13で
は、入力された中間周波信号を直交位相検波器10と該
直交位相検波器10に入力される固定発振器14とでベ
ースバンド信号に変換された後、データが復調される。
しかし、中間周波信号の搬送波周波数が固定発振器14
の周波数と大きくずれていると、準同期検波型復調器1
3では搬送波に対する位相同期がとれなくなり、正しく
データが復調されない。
【0014】一方、中間周波帯域通過フィルタ12を通
過した中間周波信号は、M逓倍器15に入力され、中間
周波信号の周波数をM逓倍することにより、周波数が中
間周波信号の搬送波周波数のM倍で、M相位相変調成分
が除去された無変調信号が得られる。固定発振器14の
周波数もM逓倍器16により周波数がM逓倍される。位
相検波器17では固定発振器14の発振周波数のM倍の
周波数と、中間周波信号の搬送波周波数のM倍の周波数
との周波数差が検出される。ループフィルタ18では位
相検波器17の出力信号が平均化され、電圧制御発振器
19に入力されて電圧制御発振器19の発振周波数が制
御される。
【0015】ここで、M逓倍器15の出力信号の周波数
とM逓倍器16の出力信号の周波数とが等しくなるよう
に、すなわち、中間周波信号の搬送波周波数と固定発振
器14の発振周波数とが等しくなるように電圧制御発振
器19の発振周波数はループフィルタ18を介して制御
されるので、中間周波信号の搬送波周波数がAFC制御
ループの周波数引き込み範囲内では、準同期検波型復調
器13に入力される中間周波信号の搬送波周波数と固定
発振器14の発振周波数とは一致する。
【0016】以上のように、第1の実施例によれば、M
相位相変調された高周波信号の搬送波周波数が公称周波
数からドリフトしているとしても準同期検波型復調器1
3の固定発振器14の発振周波数を基準にしてM相位相
変調された中間周波信号の搬送波周波数が安定化される
ため、準同期検波型復調器13に入力される中間周波信
号の搬送波周波数と固定発振器14の発振周波数とは一
致し、準同期検波型復調器13の復調動作は極めて安定
化される。
【0017】更に、準同期検波型復調器13に入力され
る中間周波信号の搬送波周波数は、常に固定発振器14
の発振周波数と一致するようにAFC制御されるので、
固定発振器14の発振周波数の精度および安定度を厳し
くする必要がなくなると同時に、中間周波信号の搬送波
周波数を高くしたとしても、それに比例して固定発振器
14の発振周波数の精度および安定度を厳しくする必要
がない。
【0018】しかも、一つの固定発振器14でAFC制
御の基準周波数としての機能と直交位相検波器10に入
力される局部発振器としての機能を兼ねているので、従
来例のような中間周波発振器を省略できる効果がある。
【0019】図2は本発明の第2の実施例に係るAFC
装置のブロック構成図である。21はM相位相変調され
た高周波信号を中間周波信号に変換する周波数変換器、
22は中間周波帯域通過フィルタ、23は準同期検波型
復調器、24は発振周波数が中間周波信号の公称周波数
にほぼ等しい固定発振器、20は準同期検波型復調器2
3の直交位相検波器、25は中間周波信号の周波数をM
逓倍するM逓倍器、26は固定発振器25の周波数をM
逓倍するM逓倍器、27はM逓倍器25の出力信号とM
逓倍器26の出力信号との周波数差を検出する位相検波
器、28は位相検波器27からの出力信号を平均化する
ループフィルタ、29は周波数変換器21に入力され、
ループフィルタ28の出力電圧により発振周波数が制御
される電圧制御発振器、201は準同期検波型復調器2
3が正しくデータを復調しているか否かを判定する同期
判定器、202は電圧制御発振器29の発振周波数を強
制スイープさせる掃引信号発生器、203はループフィ
ルタ28の出力電圧と掃引信号発生器202の出力電圧
を加算し、電圧制御発振器29に入力する加算器であ
る。
【0020】以上のように構成されたAFC装置につい
て、その動作を説明する。まず、M相位相変調された高
周波信号は周波数変換器21により中間周波信号に変換
され、中間周波帯域通過フィルタ22では中間周波信号
以外の余分なスプリアス信号が除かれた後、準同期検波
型復調器23に入力される。準同期検波型復調器23で
は、入力された中間周波信号を直交位相検波器20と該
直交位相検波器20に入力される固定発振器24とでベ
ースバンド信号に変換した後、データが復調される。し
かし、中間周波信号の搬送波周波数が固定発振器24の
周波数と大きくずれていると、準同期検波型復調器23
では搬送波に対する位相同期がとれなくなり、正しくデ
ータが復調されない。
【0021】一方、中間周波帯域通過フィルタ22を通
過した中間周波信号は、M逓倍器25に入力され、中間
周波信号の周波数をM逓倍することにより、周波数が中
間周波信号の搬送波周波数のM倍で、M相位相変調成分
が除去された無変調信号が得られる。固定発振器24の
周波数もM逓倍器26により周波数がM逓倍される。位
相検波器27では固定発振器24の発振周波数のM倍の
周波数と、中間周波信号の搬送波周波数のM倍の周波数
との周波数差が検出される。ループフィルタ28では位
相検波器27の出力信号が平均化され、電圧制御発振器
29に入力されて電圧制御発振器29の発振周波数が制
御される。
【0022】ここで、M逓倍器25の出力信号の周波数
とM逓倍器26の出力信号の周波数とが等しくなるよう
に、すなわち、中間周波信号の搬送波周波数と固定発振
器24の発振周波数とが等しくなるように電圧制御発振
器29の発振周波数はループフィルタ28を介して制御
されるので、中間周波信号の搬送波周波数がAFC制御
ループの周波数引き込み範囲内では、準同期検波型復調
器23に入力される中間周波信号の搬送波周波数と固定
発振器24の発振周波数とは一致する。
【0023】同期判定器201は準同期検波型復調器2
3が正しくデータを復調しているか否かを判定し、正し
くデータを復調していないときには同期判定器201か
ら掃引制御信号を掃引信号発生器202に送出し、掃引
信号発生器202では上記掃引制御信号に基づいて掃引
信号を発生し、加算器203を介して電圧制御発振器2
9の発振周波数を強制スイープさせる。
【0024】もしも、初期状態で、中間周波信号の搬送
波周波数がAFC制御ループの周波数引き込み範囲外に
あり、かつ、中間周波信号の搬送波周波数が固定発振器
24の周波数と大きくずれていると、準同期検波型復調
器23では搬送波に対する位相同期がとれなくなり、正
しくデータが復調されない。この時には同期判定器20
1から掃引制御信号が掃引信号発生器202に送出さ
れ、掃引信号発生器202では上記掃引制御信号に基づ
いて掃引信号を発生し、加算器203を介して電圧制御
発振器29の発振周波数を強制スイープさせ、準同期検
波型復調器23内で中間周波信号の搬送波に対する位相
同期がとれて、正しくデータが復調されるまで電圧制御
発振器29の発振周波数を強制スイープさせる。
【0025】以上のように、第2の実施例によれば、M
相位相変調された高周波信号の中心周波数が公称周波数
からドリフトしているとしても準同期検波型復調器23
の固定発振器24の発振周波数を基準にしてM相位相変
調された中間周波信号の搬送波周波数が安定化されるた
め、準同期検波型復調器23に入力される中間周波信号
の搬送波周波数と固定発振器24の発振周波数とは一致
し、準同期検波型復調器23の復調動作は極めて安定化
される。
【0026】更に、準同期検波型復調器23に入力され
る中間周波信号の搬送波周波数は、常に固定発振器24
の発振周波数と一致するようにAFC制御されるので、
固定発振器24の発振周波数の精度および安定度を厳し
くする必要がなくなると同時に、中間周波信号の搬送波
周波数を高くしたとしても、それに比例して固定発振器
24の発振周波数の精度および安定度を厳しくする必要
がない。
【0027】しかも、一つの固定発振器24でAFC制
御の基準周波数としての機能と直交位相検波器20に入
力される局部発振器としての機能を兼ねているので、従
来例のような中間周波発振器を省略できる効果がある。
また、同期判定により掃印信号を出力する掃引信号発生
器202を設けることにより、AFCの引き込み範囲を
拡大することができる。
【0028】図3は本発明の第3の実施例に係るAFC
装置の説明図であり、特に、図2に示した準同期検波型
復調器23の同期判定器201による同期判定の方法を
示す図である。33は準同期検波型復調器、34は準同
期検波型復調器33の固定発振器、30は準同期検波型
復調器33の直交位相検波器、300は復調されたデー
タの誤り率を検出する誤り率検出器、301は準同期検
波型復調器33が正しくデータを復調しているか否かを
判定する同期判定器である。
【0029】以上のように構成されたAFC装置の同期
判定方法について説明する。準同期検波型復調器33に
入力された中間周波信号は固定発振器34と直交位相検
波器30でベースバンド信号に変換された後、データ復
調される。復調データの誤りは公知の誤り訂正復号器
(図示せず)で訂正されるが、この誤り訂正過程で復調
データの誤り率が誤り率検出器300で検出され、この
検出された誤り率は誤り率情報として同期判定器301
に送られる。同期判定器301では誤り率情報を所定の
基準値と比較し、誤り率がこの基準値を越えている場合
には準同期検波型復調器33が正しくデータを復調して
いないと判定し、掃引信号発生器202に掃引制御信号
を送出する。
【0030】図4は本発明の第4の実施例に係るAFC
装置の説明図であり、特に、図2に示した準同期検波型
復調器23の同期判定器201による同期判定の方法を
示す図である。43は準同期検波型復調器、44は準同
期検波型復調器43の固定発振器、40は準同期検波型
復調器43の直交位相検波器、400は準同期検波型復
調器43の位相同期ループ回路、401は位相同期ルー
プ回路400から出力される位相誤差信号に基づいて、
準同期検波型復調器43が正しくデータを復調している
か否かを判定する同期判定器である。
【0031】以上のように構成されたAFC装置の同期
判定方法について説明する。準同期検波型復調器43に
入力された中間周波信号は直交位相検波器40と固定発
振器44とでベースバンド信号に変換される。このベー
スバンド信号には、中間周波信号の搬送波の周波数・位
相と固定発振器44の周波数・位相との誤差(周波数誤
差および位相誤差)が含まれており、これらの誤差をベ
ースバンド信号から除去する回路が準同期検波型復調器
43には一般的に含まれている。そして、位相誤差を除
去する回路が位相同期ループ回路400である。
【0032】従って、位相同期ループ回路400には位
相検波器(図示せず)が含まれており、この位相検波器
で位相誤差が検出され、この位相誤差はループフィルタ
(図示せず)で平均化されて位相誤差信号として同期判
定器401に提供される。同期判定器401では、提供
された位相誤差信号に基づいて位相同期ループ回路40
0でベースバンド信号から位相誤差が除去されているか
どうか、すなわち位相同期ループ回路400が同期して
いるか否かを判定し、位相誤差信号が所定の基準レベル
を越えている場合には位相同期ループ回路400が同期
していないものと判断されるので、準同期検波型復調器
43も正しくデータを復調していないと判定し、掃引信
号発生器202に掃引制御信号を送出する。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば次の効果
を発揮する。
【0034】(1)準同期検波型復調器の固定発振器の
発振周波数を基準として、M相位相変調された中間周波
信号の搬送波周波数が安定化されるので、準同期検波型
復調器の復調動作が極めて安定化される。
【0035】(2)中間周波信号の搬送波周波数と準同
期検波型復調器の固定発振器の発振周波数とが一致する
ようにAFC制御されるので、固定発振器に要求される
周波数精度や周波数安定度は厳しくなくてもよい。
【0036】(3)準同期検波型復調器の固定発振器が
基準発振器となっているので中間周波発振器を省略する
ことができる。
【0037】(4)同期判定器から掃引制御信号を送出
し、電圧制御発振器の中心周波数を掃引する掃引信号発
生器を設けることにより、AFCの引き込み範囲を拡大
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるAFC装置のブ
ロック図
【図2】本発明の第2の実施例におけるAFC装置のブ
ロック図
【図3】本発明の第3の実施例におけるAFC装置を示
し、特に図2の実施例での同期判定器の同期判定の方法
を示す図
【図4】本発明の第4の実施例におけるAFC装置を示
し、特に図2の実施例での同期判定器の同期判定の方法
を示す図
【図5】従来例におけるAFC装置のブロック図
【符号の説明】
10、20、30、40 直交位相検波器 11、21 周波数変換器 12、22 中間周波帯域通過フィルタ 13、23、33、43 準同期検波型復調器 14、24、34、44 固定発振器 15、16、25、26 M逓倍器 17、27 位相検波器 18、28 ループフィルタ 19、29 電圧制御発振器 201、301、401 同期判定器 202 掃引信号発生器 203 加算器 300 誤り率検出器 400 位相同期ループ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 久也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】M相位相変調された高周波信号を中間周波
    信号に変換する周波数変換器と、前記中間周波信号を、
    直交位相検波器と該直交位相検波器に入力される固定発
    振器とでベースバンド信号に変換した後、ディジタル復
    調する準同期検波型復調器と、前記中間周波信号の周波
    数をM逓倍する第1のM逓倍器と、前記固定発振器の周
    波数をM逓倍する第2のM逓倍器と、前記第1のM逓倍
    器の出力信号と前記第2のM逓倍器の出力信号との周波
    数差を検出する位相検波器と、前記周波数変換器に入力
    され、前記位相検波器からの出力電圧に基づいて発振周
    波数が制御される電圧制御発振器とからなることを特徴
    とした自動周波数制御装置。
  2. 【請求項2】M相位相変調された高周波信号を中間周波
    信号に変換する周波数変換器と、前記中間周波信号を、
    直交位相検波器と該直交位相検波器に入力される固定発
    振器とでベースバンド信号に変換した後、ディジタル復
    調する準同期検波型復調器と、前記中間周波信号の周波
    数をM逓倍する第1のM逓倍器と、前記固定発振器の周
    波数をM逓倍する第2のM逓倍器と、前記第1のM逓倍
    器の出力信号と前記第2のM逓倍器の出力信号との周波
    数差を検出する位相検波器と、前記周波数変換器に入力
    され、前記位相検波器からの出力電圧に基づいて発振周
    波数が制御される電圧制御発振器と、前記準同期検波型
    復調器が正しくデータを復調しているか否かを判定し、
    この判定結果に対応して掃引制御信号を送出する同期判
    定器と、該掃引制御信号に基づいて前記電圧制御発振器
    の中心周波数を掃引させる掃引信号を前記電圧制御発振
    器へ出力する掃引信号発生器とからなることを特徴とし
    た自動周波数制御装置。
  3. 【請求項3】同期判定器は、前記準同期検波型復調器で
    復調されたデータの誤り率情報に基づいて同期判定する
    ことを特徴とする請求項2記載の自動周波数制御装置。
  4. 【請求項4】同期判定器は、前記準同期検波型復調器を
    構成する位相同期ループ回路から出力される位相誤差信
    号に基づいて、前記位相同期ループ回路が位相同期して
    いるか否かを判定し同期判定することを特徴とする請求
    項2記載の自動周波数制御装置。
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