JPH07154517A - 読取記録装置 - Google Patents

読取記録装置

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JPH07154517A
JPH07154517A JP5299738A JP29973893A JPH07154517A JP H07154517 A JPH07154517 A JP H07154517A JP 5299738 A JP5299738 A JP 5299738A JP 29973893 A JP29973893 A JP 29973893A JP H07154517 A JPH07154517 A JP H07154517A
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JP
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ink
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Application number
JP5299738A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Obana
克己 小花
Akio Okubo
明夫 大久保
Keizo Sasai
敬三 笹井
Yasuhiko Ikeda
靖彦 池田
Shigeyuki Sugiyama
杉山  茂行
Noriyuki Aoki
典之 青木
Atsushi Saito
篤 斉藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録手段を覆うカバー部材の開閉時の操作性
を向上させ、省スペースでも設置可能な読取記録装置を
提供する。 【構成】 インクジェットカートリッジ16を装備した記
録部Bを覆うカバー7に読取後の原稿を排出積載可能な
原稿排出トレイ8を回動可能に取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は読取記録装置、詳細に
は、例えば記録手段を覆うカバー部材を装備するファク
シミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録方式を採用し
たファクシミリ装置を図7を参照して説明する。先ず読
取部の構成について説明すると、原稿積載トレイ51に画
像面を下にして積載された原稿52は原稿幅ガイド53によ
って幅方向の位置決めがなされ、操作パネル54等からの
コマンドによって原稿の読取動作が開始される。原稿52
は予備搬送ローラ55a及び予備搬送押圧片55bによって
捌かれて予備搬送行なわれ、分離ローラ56aと分離押圧
片56bによって1枚ずつ分離搬送される。そして原稿52
は原稿搬送ローラ対57a,57bによって読取位置に搬送
され、読取手段である光電変換センサー58によって画像
が読み取られる。画像読取後の原稿52は、原稿排出ロー
ラ対59a,59bによって搬送され、カバー60及びその隙
間60aに一端61aを差し込んで固定された原稿排出トレ
イ61によって構成される排出部に排出され、積載され
る。上記原稿排出トレイ61は、原稿読取動作に先立って
使用者が、カバー60の隙間60aに差し込んで固定する必
要がある。
【0003】次に記録部の構成について説明すると、装
置本体の下部に装着されたカセット62内に積載収納され
た複数枚の記録紙63は、給紙ローラ64によって最上側よ
り1枚ずつ繰り出される。上記記録紙63は搬送ローラ65
によって更にシート搬送方向下流側に搬送され、一時的
に停止しているプラテンローラ66に搬送される。このプ
ラテンローラ66は、記録紙63の先端部をローラ対のニッ
プ部に突き当てて斜行を補正すると共に、記録手段にお
ける記録紙63の搬送速度を決定するものである。記録手
段は、記録ヘッドとインクタンクとを一体にしたディス
ポーザブルタイプのインクジェットカートリッジ67が用
いられており、該カートリッジ67はキャリッジ68に搭載
されて記録紙の幅方向に走査される。上記インクジェッ
トカートリッジ67はプラテンローラ66によって搬送され
た記録紙63に画像情報に応じてインクを吐出して記録を
行なう。画像記録後の記録紙63は、送りローラ対69a,
69bによって搬送され排出ローラ対70a,70bによって
搬送されて記録紙排出トレイ71上に排出され積載され
る。
【0004】ここで、上記インクジェットカートリッジ
67にインクの不吐出や記録紙63のジャム(紙詰まり)等
が生じて該カートリッジ67を交換する場合の操作につい
て図8を参照して説明する。使用者は、先ず原稿排出ト
レイ61をカバー60より取り外し、次いでカバー60をヒン
ジ60bを中心に回転させて取り外す。この時、記録部の
上方が開放され、空間部72が形成されてインクジェット
カートリッジ67を矢印方向に引き出して新たなインクジ
ェットカートリッジ67を装着する。そして、上記カバー
60をヒンジ60bを中心に手前側(図面左側)に回転させ
て記録部を閉鎖した後、隙間60aに原稿排出トレイ61を
差し込んで操作を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来技術においては、インクジェットカートリッジ67
を交換する場合に、カバー60を開放するのに先立って、
原稿排出トレイ61を取り外してから開放しなければなら
ず、またカバー60を閉鎖した後、再度原稿排出トレイ61
を取り付ける必要があり、操作性が低く取り扱い難かっ
た。また装置奥側(図7右側)のスペースが十分確保さ
れていない場合には、原稿排出トレイ61をカバー60に取
り付けることができないおそれがあった。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、記録手段を覆うカバー部材の開閉時の操作性を向
上させ、省スペースでも設置可能な読取記録装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される本発明の代表的
な手段は、画像情報に応じてシートに像を記録するため
の記録手段を装備する読取記録装置において、前記記録
手段を覆うカバー部材に読取後の原稿を排出積載可能な
排出積載手段が回動可能に取り付けられていることを特
徴とする。
【0008】
【作用】上記手段によれば、記録手段を覆うカバー部材
に読取後の原稿を排出積載可能な排出積載手段が回動可
能に取り付けられているので、カバー部材を開放する際
に排出積載手段を取り外すことなく開放することができ
る。また装置奥側の設置スペースがない場合にも、前記
排出積載手段を回転させて折り畳むことにより前記カバ
ー部材を開閉することができ、更には排出積載手段を所
定量回転させて設置できるので読取後の原稿を排出積載
することが可能となる。
【0009】
【実施例】次に図面を参照して本発明に係る読取記録装
置の一実施例について説明する。本実施例は読取記録装
置の一例としてファクシミリ装置を用いて説明する。図
1はファクシミリ装置の概略構成を示す説明図、図2は
ファクシミリ装置の外観構成を示す斜視説明図、図3及
び図4はインクジェットカートリッジ交換時のカバー開
閉操作を示す説明図、図5はカバーの位置決め構造を示
す説明図、図6は装置奥側の設置スペースがない場合の
原稿排出トレイの設置状態を示す説明図である。
【0010】(全体構成)
【0011】先ず図1及び図2を参照してファクシミリ
装置の概略構成について説明する。ファクシミリ装置
は、原稿画像を読み取る原稿読取部Aと画像情報に応じ
て記録シートに記録を行なう記録部Bとを装備してい
る。
【0012】先ず原稿読取部Aの構成について説明する
と、図1及び図2において1は原稿載置台であり、原稿
Sを画像面を下側にして積載する。原稿載置トレイ1に
積載された原稿Sは幅方向に移動可能なスライダー1a
によって位置決めが行なわれる。2aは予備搬送ローラ
であり、上記原稿載置トレイ1に積載された原稿Sを予
備搬送押圧片2bとの協働作用により捌いて予備搬送す
る。3aは分離ローラであり、これに押圧する分離押圧
片3bとの協働作用により、予備搬送された原稿Sを1
枚ずつ分離搬送する。4a,4bは原稿搬送ローラ,原
稿搬送コロであり、分離搬送された原稿Sを読取位置に
搬送する。5は光電変換センサであり、原稿搬送ローラ
4a及び原稿搬送コロ4bによって挟持されて搬送され
た原稿画像を読み取る。6a,6bは原稿排出ローラ,
原稿排出コロであり、画像読取後の原稿Sを搬送して装
置上面に形成された装置奥側(図面右側)に向かって右
斜め上方に傾斜するカバー7上に排出する。このカバー
7の装置奥側の延長線上には原稿排出トレイ8が回動可
能に取り付けられている。上記カバー7は後述する記録
部Bの上方を覆うもので、ヒンジ7aを中心に装置奥側
に開閉可能に取り付けられている。9は操作パネルであ
り、入力用のテンキーや各種ファンクションキーが設け
られている。
【0013】上記原稿排出トレイ8は、ヒンジ8aを中
心にカバー7に回動自在に取り付けられており、ヒンジ
8aの下方にはカバー7の隙間に差し込む引っ掛け爪8
bが形成されている。この引っ掛け爪8bは、原稿排出
トレイ8を図1の矢印C方向へ自重で回転する際に、前
記カバー7の裏面に突き当たってストッパーの役目を果
たすものである。この時、原稿排出トレイ8の原稿積載
面は、前記カバー7の原稿積載面の奥側延長線より低い
位置で固定されており、原稿Sがカバー7と原稿排出ト
レイ8との受け渡し部分で引っ掛からないように構成さ
れている。また上記原稿排出トレイ8は、ヒンジ8aを
中心に矢印D方向には回転自在であるので、装置奥側に
障害物等がある場合にも、原稿排出トレイ8を矢印D方
向に所定量回転させて障害物をさけるようにして原稿S
を積載することができる。これによって、原稿排出トレ
イ8をカバー7より逐一取り外す煩わしさを解消するこ
とができ、装置奥側の設置スペースの省スペース化を図
ることができる。
【0014】次に記録部Bの構成について説明すると、
図1において10は記録シートPを複数枚積載収納可能な
カセットである。このカセット10は装置下部に着脱可能
に装着されている。上記カセット10は記録シートPを収
納する筐体状の本体ケース10a内に記録シートPを積載
する中板10bを装備している。この中板10bは後述する
給送ローラ11と対向配置されている加圧バネ10cにより
裏面より上方に付勢されている。10dは分離爪であり、
記録シートPの先端部を係止する。10eは後端規制板で
あり中板8bに積載された記録シートPの長さ方向後端
位置を規制する。10fはサイド規制板であり中板10bに
積載された記録シートPの幅方向側端位置を規制する。
【0015】11は給送ローラであり、上記カセット10に
積載収納された記録シートPを前記分離爪10dとの協働
作用によって最上側の1枚のみを分離給送する。この給
送ローラ11は、半月形状をしており、記録シートPと接
触して給送する円弧面11aと記録シートPに所定の間隔
を隔てて対向する平面部11bとを有しており、給送待機
時においては、平面部11bを記録シートPに対向させた
状態にある。また給送時には、図示しない1回転バネク
ラッチ等により1回転だけ回転して記録シートPを繰り
出す。
【0016】12は搬送ローラであり、上記給送ローラ11
によって分離給送された記録シートPを巻き付けるよう
に搬送する。上記搬送ローラ12の周囲には搬送コロ13,
14が押圧しており、記録シートPを搬送ローラ10に十分
巻き付くように挟持しながら後述する記録手段に搬送す
る。15は反転ガイドであり、上記搬送ローラ12より所定
量大きな曲率を有するガイド面によって反転搬送される
記録シートPをガイドする。この反転ガイド15は装置本
体に対して装置奥側に開閉可能に取り付けられている。
【0017】記録手段は上記搬送ローラ12より搬送され
た記録シートPにインク像を記録するものである。この
装置における記録手段としては、記録ヘッドからインク
を吐出して記録するインクジェット記録方式を用いてい
る。即ち、この記録ヘッドは微細な液体吐出口(オリフ
ィス)、液路及びこの液路の一部に設けられるエネルギ
ー作用部と、該作用部にある液体に作用させる液滴形成
エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備えてい
る。
【0018】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0019】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且
つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上
が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に
活用出来、高密度実装化が容易で、製造コストも安価な
ことから有利である。
【0020】本実施例では、記録ヘッドとインクタンク
とを一体にしたディスポーザブルタイプのインクジェッ
トカートリッジ16が用いられており、該インクジェット
カートリッジ16をキャリッジ17に搭載して記録シートP
の幅方向に走行させて記録を行なう。18はプラテン板で
あり、上記インクジェットカートリッジ16に対向して設
けられており、記録シートPを記録位置において裏面側
より支持する。
【0021】19はプラテンローラであり、上記プラテン
板18よりシート搬送方向上流側に配置され記録シートP
をプラテン板18上に搬送する。20はプラテンローラ19に
押圧して従動する押圧コロである。21a,21bはガイド
板であり、前記搬送ローラ12により搬送された記録シー
トPをプラテンローラ19及び押圧コロ20間に導く。22は
レバーセンサであり、記録シートPの先端及び後端位置
を検出する。23,24は送りローラ,拍車であり、プラテ
ン板18のシート搬送方向下流側に配置され、記録終了後
の記録シートPを搬送ガイド25に沿って下流側に搬送す
る。26,27は排出ローラ,拍車であり、上記送りローラ
21によって搬送された記録シートPを記録シート排出ト
レイ28に排出する。上記拍車24,27は送りローラ21,排
出ローラ26に対向して設けられており、記録シートPの
記録面に接触してもインクが転写されることがない材質
が用いられている。また上記拍車24は、前記カバー7に
設けられた拍車板7bに保持されており、バネ29によっ
て下方に付勢されて送りローラ23に押圧している。
【0022】(インクジェットカートリッジの交換操
作)
【0023】次にインクジェットカートリッジの交換操
作について図3及び図4を参照して説明する。前記イン
クジェットカートリッジ16にインクの不吐出等が生じた
場合にはこれを交換する必要がある。使用者は、図3に
示すようにカバー7をヒンジ7aを中心に矢印E方向に
回転させて、記録部Bの上方を開放して空間部30を形成
する。前述したように、カバー7には原稿排出トレイ8
が取り付けられているため、前記カバー7を矢印E方向
に回転させると、原稿排出トレイ8も一体となって同方
向に回転する。この時、図4に示すように、原稿排出ト
レイ8を矢印D方向に回転させてカバー7上に折り畳む
ようにしてからカバー7を矢印E方向に回転させると、
装置奥側が省スペースでも原稿排出トレイ8を取り外す
ことなく記録部Bの上方を開放することができる。
【0024】そして、上記記録部Bの上方に形成された
空間部30を介してインクジェットカートリッジ16を引き
出して新たなインクジェットカートリッジ16を装着す
る。そして、上記カバー7をヒンジ7aを中心に矢印E
方向と反対方向(装置手前側)に回転させて記録部Bを
閉鎖することによって操作を終了する。
【0025】(カバーの位置決め構造)
【0026】次に上記カバー7の開閉動作における位置
決め構造について図5を参照して説明する。上記カバー
7の装置奥側の端部には突き当てリブ7cが突設されて
おり、該カバー7を矢印E方向に回転させて記録部Bの
上方を開放した時に、前記反転ガイド15の外壁をなすリ
アカバー31に突き当たって回転範囲を規制している。ま
た上記カバー7の装置手前側の端部には突き当てリブ7
dが形成されており、該カバー7を矢印F方向に回転さ
せて記録部Bを閉鎖した時に、読取部Aのフレーム32に
形成されたリブ32aに係合することによって位置決めが
なされる。
【0027】前述したように、カバー7はヒンジ7aを
中心に回動可能に支持されており、使用者がインクジェ
ットカートリッジ16を交換したり、記録シートPのジャ
ム処理等を行なう際に該カバー7を矢印E方向に回転さ
せて記録部Bの上方を開放する。上記カバー7と原稿排
出トレイ8とは一体となって回転するが、図5に示すよ
うに、両者を合わせた重心が矢印G方向に達した時、自
重により矢印E方向に回転して突き当てリブ7cがリア
カバー31に突き当たって、カバー7及び原稿排出トレイ
8の開放状態が維持される。また使用者が前記カバー7
を閉める際には、カバー7を矢印F方向に回転させる
が、前記カバー7と原稿排出トレイ8を合わせた重心が
矢印H方向に達した時、自重により矢印F方向に回転し
て突き当てリブ7dがフレーム32のリブ32aに係合して
カバー7及び原稿排出トレイ8の閉鎖状態が維持され
る。
【0028】また前述したように拍車24は拍車板7bに
矢印I,J方向に移動可能に支持されており、カバー7
の閉鎖時にはバネ29による付勢力によって送りローラ21
に押圧されているため、該送りローラ21と拍車24による
記録シートPの安定した搬送排出動作が行なわれる。
【0029】(装置奥側のスペースがない場合の原稿排
出トレイの設置方法)
【0030】次に装置奥側のスペースがない場合や障害
物がある場合には、図6に示すように、装置本体を壁に
密着させると共に、原稿排出トレイ8をヒンジ8aを中
心に矢印D方向に回転させて、該原稿排出トレイ8を自
重により壁にもたれさせて固定する。これによって装置
の設置面積の省スペース化が図られ、原稿Sのスタック
性も維持できる。
【0031】上記構成によれば、原稿排出トレイ8をカ
バー7に回動可能に取り付けることにより、使用者は原
稿排出トレイ8を取り外すことなくカバー7を開放する
ことができ、従来に比べて操作性を向上させることがで
きる。また装置奥側の設置スペースがなくても、原稿排
出トレイ8を折り畳むことによりカバー7を開閉するこ
とが可能となる。更に原稿排出トレイ8は回動自在であ
るので、装置奥側にスペースがない場合や障害物がある
場合にも、原稿排出トレイ8を所定量回転させて設置で
きるので、装置の設置面積を減少させて省スペース化を
実現できる。
【0032】尚、前述した実施例では記録手段としてイ
ンクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じて電
気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によって印加さ
れる熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用
してインクに生ずる気泡の成長,収縮により、インクを
吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更に好
ましい。
【0033】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書
に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ま
しい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュア
ス型の何れにも適用可能であるが、特にオンデマンド型
の場合には、液体(インク)が保持されているシートや
液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情
報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与え
る少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、
電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッド
の熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信
号に一対一で対応した液体内の気泡を形成出来るので有
効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介
して液体を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成す
る。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気
泡の成長収縮が行われるので、特に優れた液体の吐出が
達成出来、より好ましい。
【0034】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第 4463359号明細書、同第 4345262号明細書に記載
されているようなものが適している。尚、前記熱作用面
の温度上昇率に関する発明の米国特許第 4313124号明細
書に記載されている条件を採用すると、更に優れた記録
を行うことが出来る。
【0035】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第 4558333号明細書、同第 4459600号明細書を
用いた構成も本発明に含まれるものである。
【0036】また複数の電気熱変換体に対して、共通す
るスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示す
る特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸
収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭
59−138461号公報に基づいた構成としても本発明の効果
は有効である。即ち、記録ヘッドの形態がどのようなも
のであっても、本発明によれば記録を確実に効率良く行
うことが出来るようになるからである。
【0037】更に、記録部が記録出来る記録媒体の最大
幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッ
ドに対しても本発明は有効に適用出来る。そのような記
録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによって、
その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記
録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。
【0038】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド等を用いても良い。
【0039】また本発明の記録部の構成として設けられ
る、記録ヘッドの回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定出来るので好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
いは吸引手段、電気熱変換タイプ或いはこれとは別の加
熱素子或いはこれらの組合せによる予備加熱手段、記録
とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定し
た記録を行うために有効である。
【0040】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応
して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個数設けられるもの
であって良い。即ち、例えば記録部の記録モードとして
は黒色等の主流色のみの記録モードでなく、記録ヘッド
を一体的に構成する複数個の組合せによるかいずれでも
良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフル
カラーの少なくとも一つを備えた装置にも適用し得る。
【0041】更に加えて、前述した実施例に於いてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を30
℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘
性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化
のエネルギーとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録シートに到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーに
よって初めて液化する性質のインクを使用する場合も適
用可能である。
【0042】このような場合のインクは、特開昭54− 5
6847号公報或いは特開昭60− 71260号公報に記載される
ような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固形
物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向
するような形態としても良い。上述した各インクに対し
て最も有効なものは、前述した膜沸騰方式を実行するも
のである。
【0043】更に前述した記録手段としてインクジェッ
ト記録方式を用いた例を説明したが、本発明は記録方式
はインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他に
も熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤードッ
ト記録方式等のインパクト記録方式以外の記録方式であ
っても適用し得る。またシリアル記録方式に限定する必
要もなく、所謂ライン記録方式を用いても良い。
【0044】また本実施例は、読取記録装置としてファ
クシミリ装置を用いて説明したが、これに限定されるも
のではなく、他の装置、例えば複写装置等であっても良
い。
【0045】
【発明の効果】本発明は、前述したように、排出積載手
段をカバー部材に回動可能に取り付けることにより、使
用者は前記排出積載手段を取り外すことなくカバー部材
を開放することができ、従来に比べて操作性を向上させ
ることができる。また装置奥側の設置スペースがなくて
も、前記排出積載手段を折り畳むことによりカバー部材
を開閉することが可能となる。更に前記排出積載手段は
回動自在であるので、装置奥側にスペースがない場合や
障害物がある場合にも、該排出積載手段を所定量回転さ
せて設置できるので、装置の設置面積を減少させて省ス
ペース化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の概略構成を示す説明図であ
る。
【図2】ファクシミリ装置の外観構成を示す斜視説明図
である。
【図3】インクジェットカートリッジ交換時のカバー開
閉操作を示す説明図である。
【図4】インクジェットカートリッジ交換時のカバー開
閉操作を示す説明図である。
【図5】カバーの位置決め構造を示す説明図である。
【図6】装置奥側の設置スペースがない場合の原稿排出
トレイの設置状態を示す説明図である。
【図7】従来のファクシミリ装置の概略構成を示す説明
図である。
【図8】従来のインクジェットカートリッジ交換時のカ
バー開閉操作を示す説明図である。
【符号の説明】
A…原稿読取部 B…記録部 P…記録シート S…原稿 1…原稿載置台 1a…スライダー 2…予備搬送ローラ 3a…分離ローラ 3b…分離押圧片 4a…原稿搬送ローラ 4b…原稿搬送コロ 5…密着型センサ 6a…原稿排出ローラ 6b…原稿排出コロ 7…カバー 7a,8a…ヒンジ 7b…拍車板 7c,7d…突き当てリブ 8…原稿排出トレイ 8b…引っ掛け爪 9…操作パネル 10…カセット 10a…本体ケース 10b…中板 10c…加圧バネ 10d…分離爪 10e…後端規制板 10f…サイド規制板 11…給送ローラ 11a…円弧面 11b…平面部 12…搬送ローラ 13,14…搬送コロ 15…反転ガイド 16…インクジェットカートリッジ 17…キャリッジ 18…プラテン板 19…プラテンローラ 20…押圧コロ 21a,21b…ガイド板 22…レバーセンサ 23…送りローラ 24,27…拍車 25…搬送ガイド 26…排出ローラ 28…記録シート排出トレイ 29…バネ 30…空間部 31…リアカバー 32…フレーム 32a…リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 靖彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 杉山 茂行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 青木 典之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 斉藤 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じてシートに像を記録する
    ための記録手段を装備する読取記録装置において、 前記記録手段を覆うカバー部材に読取後の原稿を排出積
    載可能な排出積載手段が回動可能に取り付けられている
    ことを特徴とする読取記録装置。
  2. 【請求項2】 前記読取記録装置は、記録手段が信号に
    応じてインクを吐出して記録を行うインクジェット記録
    方式である請求項1記載の読取記録装置。
  3. 【請求項3】 前記読取記録装置は、記録手段がインク
    吐出用の熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を
    備えていることを特徴とする請求項2記載の読取記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記読取記録装置は、記録手段が前記電
    気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、イ
    ンクに生ずる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出
    させることを特徴とする請求項3記載の読取記録装置。
JP5299738A 1993-11-30 1993-11-30 読取記録装置 Pending JPH07154517A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6208828B1 (en) * 1998-12-15 2001-03-27 Canon Kabushiki Kaisha Compact image forming apparatus
US6633414B1 (en) 1998-06-30 2003-10-14 Pfu Limited Apparatus having a scanner

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6633414B1 (en) 1998-06-30 2003-10-14 Pfu Limited Apparatus having a scanner
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