JPH0715381Y2 - 縁刈機の安全カバー装置 - Google Patents

縁刈機の安全カバー装置

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JPH0715381Y2
JPH0715381Y2 JP1990108936U JP10893690U JPH0715381Y2 JP H0715381 Y2 JPH0715381 Y2 JP H0715381Y2 JP 1990108936 U JP1990108936 U JP 1990108936U JP 10893690 U JP10893690 U JP 10893690U JP H0715381 Y2 JPH0715381 Y2 JP H0715381Y2
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JP
Japan
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safety cover
gear case
cutting blade
mounting bracket
case body
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浩一 篠塚
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、芝生の縁を刈り取る縁刈機の安全カバー装
置に係り、詳しくは安全カバーを適正位置に設定できる
縁刈機の安全カバー装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第11図は縁刈機10の従来の安全カバー装置の構造図であ
る。後述のこの考案の実施例と同一の部分は、同符号に
より指示して、詳細な説明は省略し、主要点についての
み説明する。安全カバー28は、ギヤケース18の周方向及
び軸方向へ変位自在にギヤケース18に嵌合し、所定のボ
ルト(図示せず)により取付金具(図示せず)と共にギ
ヤケース18に嵌着される。地面に対する外管(図示せ
ず)の適切な傾斜角は作業者の体格や地面への刈刃20の
侵入深さ等に関係し、そのためにギヤケース18に対する
安全カバー28の位置も調整する必要がある。その調整で
は、安全カバー28及び取付金具を緩めてから、所望の位
置へ変更して、再度締め付ける。
〔考案の解決しようとする課題〕
安全カバー28が刈刃20に接近し過ぎると、安全カバー28
と刈刃20との間に草が絡みつき易くなったり、安全カバ
ー28が外力により変形して刈刃20と接触する危険が生じ
たりする。また、安全カバー28が刈刃20から離れ過ぎる
と、作業者の方へ飛散する飛散物を安全カバー28に有効
に衝突させることができなくなる。
従来の安全カバー装置では、ギヤケース18に対する安全
カバー28の位置を変更する際、あるいはボルトの緩みに
より、刈刃20と安全カバー28との距離が適正値からず
れ、安全カバー28が刈刃20に近づき過ぎたり、離れ過ぎ
たりする弊害がある。さらに、ボルトの緩みの場合に
は、安全カバー28がギヤケース18の周方向へ設定値から
ずれてしまう。
この考案の目的は、安全カバーをケース体の軸方向へ適
正位置に設定、保持できるようにした縁刈機の安全カバ
ー装置において締着力が多少低下したときも、安全カバ
ーがケース体の周方向へずれるのを阻止することができ
る縁刈機の安全カバー装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
この考案の縁刈機(10)は、外管(12)の先端部に取付
けられるケース体(18)と、このケース体(18)内の軸
(42)により水平線の周りに回転する刈刃(20)と、こ
の刈刃(20)の半径方向外側を覆うようにケース体(1
8)に締着される安全カバー(28)とを有し、前記安全
カバー(28)と前記ケース体(18)との間に、前記刈刃
(20)からの安全カバー(28)の距離を規制する軸方向
係止手段を備える縁刈機において、前記安全カバー(2
8)の前記ケース体(18)への周方向変位を規制すると
共に、取付角度の変更を可能とする周方向係止手段(6
0,64)を有してなる。
〔作用〕
ケース体(18)に対する安全カバー(28)の位置を調整
する場合、外管(12)への安全カバー(8)の締着力を
緩めて、安全カバー(28)を外管(12)に対して変位自
在とし、安全カバー(28)を外管(12)に対して所望の
位置へ移動させ、安全カバー(28)を外管(12)の軸方
向へ係止させてから、安全カバー(28)を外管(12)に
再度締着させる。前記安全カバー(28)は、周方向係止
手段(60,64)によりケース体(18)の周方向へ係止さ
れつつ、外管(12)に締着される。
〔実施例〕
以下、この考案を第1図ないし第4図に示す従来例及び
第5図ないし第10図に示す実施例について説明する。
第2図は縁刈機10の全体概略図である。ほぼ直線状の外
管12は、上端部においてエンジン動力部14を取付けられ
るとともに、エンジン動力部14寄りの位置においてハン
ドル16を取付けられる。
第3図は縁刈機10の先端部を第2図のIII方向から見た
図である。第2図及び第3図において、外管12は先端部
において水平方向へ湾曲し、ギヤケース18は外管12の先
端部に取付けられている。刈刃20は、ボス22,24の間に
挟まれかつボルト26により締め付けられて、ギヤケース
18内の刃物軸42(第1図)の先端部に固定される。外管
12内にはフレキシブル軸から成る伝動軸(図示せず)が
存在し、この伝動軸及びギヤケース18内の刃物軸42等を
経てエンジン動力部14の回転動力が刈刃20へ伝達され
る。安全カバー28は、刈刃20の半径方向外側を半円弧状
に覆う張り出し縁部を有し、取付金具30と共にギヤケー
ス18に当てられ、ボルト32により取付金具30と共にギヤ
ケース18に締着される。車輪34は、安全カバー28の端面
から水平方向へ突出する軸36に回転自在に支持され、軸
36に挿通される割りピン38により軸36からの抜けを阻止
され、縁刈機10の重量を支持しつつ、地面40上を転動す
る。第2図において、αは、地面40に対する外管12の傾
斜角を示し、作業者の体格や、地面40への刈刃20の侵入
深さ等に関係して調整される。
第1図はギヤケース18の先端部の構造図である。ボス2
2,24は間に刈刃20を挟み、ボルト26は、刃物軸42に螺着
して、刈刃20及びボス22,24を刃物軸42に締付けてい
る。44は、安全カバー28に形成されて、ボルト32(第3
図)を螺合するねじ穴である。環状溝46は、ギヤケース
18の先端部外周に形成され、突条48は、安全カバー28の
嵌合部内周側に形成されて、環状溝46に嵌合している。
第4図は安全カバー28及び取付金具30の嵌合部の詳細図
である。安全カバー28及び取付金具30は、ギヤケース18
(第1図)に嵌合する嵌合部においてギヤケース18の方
へ張り出す突条48,50を有している。突条48,50は共に環
状溝46(第1図)に嵌入する。環状溝46の位置は、環状
溝46へ突条48,50が嵌入しているときに、刈刃20からの
安全カバー28の距離が適正値になるような位置に設定さ
れている。
第1図及び第2図の環状溝46及び突条48,50を備える安
全カバー装置の作用について述べる。傾斜角αを変更す
る場合、ボルト32を緩める。これにより、安全カバー28
及び取付金具30はギヤケース18に対して相対変位自在と
なり、安全カバー28が所望の周方向位置となるように、
安全カバー28及び取付金具30を動かし、その周方向位置
で安全カバー28及び取付金具30の突条48,50をギヤケー
ス18の環状溝46に嵌入させてから、ボルト32を再度締付
け、安全カバー28及び取付金具30をギヤケース18に締着
する。安全カバー28及び取付金具30は、それらの突条4
8,50をギヤケース18の環状溝46に嵌入しているときで
は、ギヤケース18の軸方向へ係止され、刈刃20との距離
を適正値に保持されている。また、安全カバー28の位置
の調整後に安全カバー28及び取付金具30の締着力が多少
緩んでも、突条48,50は環状溝46への嵌入を保持される
ので、刈刃20からの安全カバー28の距離は適正値とされ
る。
第5図〜第7図はこの考案の一実施例に関し、第5図は
安全カバー28及び取付金具30の嵌合部の詳細図、第6図
はギヤケース18の先端部の側面図、第7図は第6図のVI
I−VII矢視図である。安全カバー28及び取付金具30は、
ギヤケース18の基端側へ突出する突起52,54をそれぞれ
有している。環状溝56は、ギヤケース18の先端部に形成
され、安全カバー28及び取付金具30の嵌合部の厚さより
も大きい幅を有し、安全カバー28及び取付金具30をギヤ
ケース18の軸方向へ所定範囲にわたって及びギヤケース
18の周方向へ全範囲にわたって変位自在に嵌入されるよ
うになっている。凸部58及び凹部60は、ギヤケース18の
基端側の方の環状溝56の側壁部に沿って周方向へ交互に
形成され、突起52,54の幅にほぼ等しい周方向幅を有
し、突起52,54をギヤケース18の軸方向へ嵌入され、ギ
ヤケース18の軸方向における凸部58及び凹部60の位置
は、突起52,54が凹部60へ嵌入して凹部62に当接してい
るときに、刈刃20からの安全カバー28の距離が適正値に
なるように設定されている。安全カバー28の位置の変更
は、安全カバー28及び取付金具30の突起52,54を周方向
における所望の凹部60に嵌入させてから、ボルト32を再
度締め付けて、安全カバー28及び取付金具30をギヤケー
ス18に締着する。突起52,54が環状溝56の凹部60へ嵌入
した状態では、安全カバー28及び取付金具30はギヤケー
ス18の軸方向及び周方向へ係止され、刈刃20の軸方向の
距離は適正値となっている。凹部60への突起52,54の嵌
入による安全カバー28及び取付金具30の係止は、取付金
具30が多少緩んでも維持され、安全バー28はギヤケース
18の軸方向及び周方向において適正位置に保持される。
第8図〜第10図は他の実施例に関し、第8図は安全カバ
ー28及び取付金具30の嵌合部の詳細図、第9図はギヤケ
ース18の先端部の側面図、第10図は第9図のX−X矢視
図である。安全カバー28及び取付金具30は、ギヤケース
18との嵌合部において半径方向内側へ突出する突起66,6
8をそれぞれ有している。環状溝62は、ギヤケース18の
先端部に形成され、安全カバー28及び取付金具30の嵌合
部の厚さよりも大きい幅を有し、安全カバー28及び取付
金具30をギヤケース18の軸方向へ所定範囲にわたって変
位自在に嵌入されるようになっている。係止穴64は、環
状溝62の底壁部においてギヤケース18の軸方向及び周方
向へ複数個配列され、安全カバー28及び取付金具30の突
起66,68をギヤケース18の半径方向へ嵌入自在になって
いる。すべての係止穴64は、突起66,68を嵌入されてい
るときに、刈刃20からの安全カバー28の距離が適正値に
なるように、位置を設定されている。安全カバー28の位
置の変更は、安全カバー28及び取付金具30の突起66,68
を軸方向及び周方向における所望の係止穴64に嵌入させ
てから、ボルト32を再度締め付けて、安全カバー28及び
取付金具30をギヤケース18に締着する。突起66,68が環
状溝62の係止穴64へ嵌入した状態では、安全カバー28及
び取付金具30は、ギヤケース18の軸方向及び周方向へ係
止状態になる。これにより、安全カバー28は刈刃20から
ギヤケース18の軸方向へ適正距離になるとともに、その
後、ボルト32が多少緩んで、安全カバー28及び取付金具
30がギヤケース18の軸方向及び周方向へ移動しようとし
ても、係止穴64により突起66,68の係止により安全カバ
ー28及び取付金具30の軸方向及び周方向の位置が保持さ
れる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、安全カバーは軸方向係止手段により
ケース体に外管の軸方向へ係止されつつ締着されること
により、安全カバーの位置調整時や調整後の締着の多少
の緩みが生じたときにも、安全カバーが刈刃に近過ぎと
なったり、遠過ぎとなったりする弊害が防止されると共
に、更に安全カバーは周方向係止手段によりケース体の
周方向へ係止されつつ締着されるので、締着が多少緩ん
でも、安全カバーは、ケース体の周方向への移動を阻止
され、周方向の調整位置を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の前提となる従来例の説
明図であつて、第1図はギヤケースの先端部の構造図、
第2図は縁刈機の全体概略図、第3図は縁刈機の先端部
を第2図のIII方向から見た図、第4図は安全カバー及
び取付金具の嵌合部の詳細図、第5図ないし第7図はこ
の考案の実施例に関し、第5図は安全カバー及び取付金
具の嵌合部の詳細図、第6図はギヤケースの先端部の側
面図、第7図は第6図のVII−VII矢視図、第8図〜第10
図はこの考案の他の実施例に関し、第8図は安全カバー
及び取付金具の嵌合部の詳細図、第9図はギヤケースの
先端部の側面図、第10図は第9図のX−X矢視図、第11
図は縁刈機の従来一般の安全カバー装置の構造図であ
る。 10……縁刈機、12……外管、18……ギヤケース(ケース
体)、20……刈刃、28……安全カバー、42……刃物軸
(軸)、46……環状溝(軸方向係止手段)、60……凹部
(軸方向係止手段、周方向係止手段)、64……係止穴
(軸方向係止手段、周方向係止手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外管(12)の先端部に取付けられるケース
    体(18)と、このケース体(18)内の軸(42)により水
    平線の周りに回転する刈刃(20)と、この刈刃(20)の
    半径方向外側を覆うように前記ケース体(18)に締着さ
    れる安全カバー(28)とを有し、前記安全カバー(28)
    と前記ケース体(18)との間に、前記刈刃(20)からの
    前記安全カバー(28)の距離を規制する軸方向係止手段
    を備える縁刈機の安全カバー装置において、前記安全カ
    バー(28)の前記ケース体(18)への周方向変位を規制
    すると共に、取り付け角度の変更を可能とする周方向係
    止手段(60,64)を有してなることを特徴とする縁刈機
    の安全カバー装置。
JP1990108936U 1990-10-19 1990-10-19 縁刈機の安全カバー装置 Expired - Lifetime JPH0715381Y2 (ja)

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Citations (1)

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US4679385A (en) 1985-12-23 1987-07-14 Carmine Benjamin C Attachment for lawn trimmer

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