JPH07153728A - 温純水洗浄によるシリコンウエーハの表面処理方法 - Google Patents

温純水洗浄によるシリコンウエーハの表面処理方法

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JPH07153728A
JPH07153728A JP29932193A JP29932193A JPH07153728A JP H07153728 A JPH07153728 A JP H07153728A JP 29932193 A JP29932193 A JP 29932193A JP 29932193 A JP29932193 A JP 29932193A JP H07153728 A JPH07153728 A JP H07153728A
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JP
Japan
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wafer
pure water
silicon wafer
particles
hydrogen peroxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP29932193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Morikawa
博 森川
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Sitix Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルカリ洗浄後のパーティクル汚染を確実に
低減し、アンモニアイオンを低減させ、経時的変化の発
生を抑制できるシリコンウエーハの表面処理方法を提供
すること。 【構成】 アンモニアと過酸化水素水及び水との混合液
によるアルカリ洗浄によりシリコンウエーハのパーティ
クル等を除去するシリコンウエーハの表面処理方法であ
って、前記アンモニアと過酸化水素水及び水との混合液
にシリコンウエーハを浸漬後、80℃以上の過酸化水素
水を含む温純水に前記シリコンウエーハを浸漬させるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板となるシリ
コンウエーハをアンモニアと過酸化水素水及び水との混
合液を用いて洗浄する洗浄工程において、パーティクル
汚染を低減可能とした温純水洗浄によるシリコンウエー
ハの表面処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体基板となるシリコンウエ
ーハ(以下、ウエーハと称する)の製造プロセスにおい
ては、ウエーハ表面がパーティクル等によって汚染され
た状態で熱処理が行われると、パーティクルにより起因
する熱酸化膜のムラ等が発生し、ウエーハの良品率を著
しく低下させてしまう。
【0003】そこで、従来においては、アンモニア水と
過酸化水素水及び水との混合液によるエッチングにより
RCA洗浄(アルカリ洗浄)を行い、ウエーハに付着し
たパーティクルを低減し、その後、純水が供給される別
のリンス槽に移し変えて所定時間リンスを行い、リンス
槽から引上げられたウエーハをスピンナー等の乾燥手段
によりウエーハの乾燥が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
ウエーハ洗浄方法においては、RCA洗浄においてRC
A洗浄液がパーティクルにより汚染されるため、洗浄後
にウエーハを洗浄液から引上げる際に、洗浄液内のパー
ティクルがウエーハに際に再付着してしまう不都合があ
った。
【0005】また、RCA洗浄後に行われるリンス処理
としてオーバーフローリンスを行った場合でも、パーテ
ィクルの除去能力が弱く、確実にパーティクルの低減を
図ることができない不具合があった。
【0006】更に、RCA洗浄後にオーバーフローリン
スを行うだけでは、RCA洗浄液成分であるアンモニア
イオンがシリコンウエーハ表面に残留してしまい、ウエ
ーハ表面に経時的変化(TDH)が発生する場合があ
り、ウエーハの良品率が低下するという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、RCA洗浄処理後のパ
ーティクル汚染を確実に低減し、アンモニアイオンを低
減させ、経時的変化の発生を抑制できるシリコンウエー
ハの表面処理方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のシリコンウエー
ハの表面処理方法は、アンモニアと過酸化水素水及び水
との混合液によるアルカリ洗浄によりシリコンウエーハ
のパーティクル等を除去するシリコンウエーハの表面処
理方法であって、前記アンモニアと過酸化水素水及び水
との混合液にシリコンウエーハを浸漬後、80℃以上の
過酸化水素水を含む温純水に前記シリコンウエーハを浸
漬させるものである。
【0009】
【作用】ウエーハの表面処理を行うには、ウエーハのR
CA洗浄後、温純水による洗浄処理を行い、その後、ウ
エーハのリンス処理及びウエーハの乾燥処理が行われ
る。また、前記温純水による洗浄処理においては、80
℃以上の過酸化水素水を含む温純水に前記シリコンウエ
ーハを浸漬させることにより行われる。
【0010】このような温純水によるウエーハの洗浄処
理によれば、過酸化水素水を含む温純水により行われる
ので、アルカリ洗浄後にウエーハに再付着したパーティ
クルを大幅に低減することができる。また、残存するア
ンモニアイオンを大幅に除去できるので、乾燥後のウエ
ーハの経時的変化を確実に低減することができる。更
に、温純水に過酸化水素水を混入したので、温純水を高
温度にしても、ウエーハ表面に面荒れを生じさせること
がなくなり、温純水を高温度にして用いることができ、
更にパーティクルの除去効果を高めることが可能とな
る。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0012】本実施例におけるウエーハの表面処理で
は、ウエーハのRCA洗浄後、温純水による洗浄処理を
行い、その後、ウエーハのリンス処理及びウエーハの乾
燥処理が行われる。
【0013】前記RCA洗浄処理においては、アンモニ
アと過酸化水素水と水の混合液にウエーハを浸漬するこ
とによりアルカリ洗浄が行われる。
【0014】次に、前記温純水による洗浄処理において
は、80℃以上の過酸化水素水を含む温純水に前記シリ
コンウエーハを浸漬させることによりパーティクルの洗
浄が行われる。
【0015】前記アンモニアと過酸化水素水と水の混合
液によるアルカリ洗浄において、洗浄回数を重ねる程、
混合液がパーティクル汚染されてウエーハを混合液から
引上げる時にウエーハが再汚染されるが、温純水による
洗浄処理工程において、過酸化水素水を含む温純水によ
りパーティクルが除去され、パーティクルの再付着が減
少し、ウエーハ表面のパーティクルを低減することがで
きる。
【0016】これは、過酸化水素水を含む温純水中の溶
存酸素によりウエーハ表面に厚い酸化膜が形成され、こ
れによりウエーハ表面にパーティクルの再付着がしにく
くなるものと思われる。
【0017】本発明者が試験した結果を図1及び図2、
また図8及び図9に示すように、パーティクルを確実に
低減できることがわかる。図1及び図8は、RCA洗浄
処理を数回繰返した後、リンス処理、乾燥処理を行った
場合におけるパーティクル数を示しており、図2及び図
9は、RCA洗浄処理を数回繰返した後、温純水洗浄処
理を行い、その後リンス処理、乾燥処理を行った場合に
おけるパーティクル数を示している。
【0018】これらの図から明確にわかるように、従来
の処理では平均パーティクル数が1100個であったも
のが、本実施例による処理方法では、平均パーティクル
数が69個程度となり、大幅にパーティクルを低減でき
た。
【0019】また、温純水による洗浄処理によれば、8
0℃以上の過酸化水素水を含む温純水により洗浄処理を
行うことにより、従来のアルカリ洗浄後のオーバーフロ
ーリンスにおいて残存するアンモニアイオンの除去を確
実に行うことができる。
【0020】すなわち、図3に示すアンモニアイオンの
測定結果からもわかるように、従来のようにアルカリ洗
浄後にオーバーフローリンスを行っても、少量の混合液
が残存しアンモニアイオンの残存量が大きいが、過酸化
水素水を含む温純水により洗浄処理を行うと、アンモニ
アイオンの量を大幅に減少させることができる。
【0021】この結果、アンモニアイオンの残存による
経時的変化(TDH)の発生を大きく減少させることが
できた。すなわち、従来の場合を示す図4、本実施例の
場合を示す図5、双方を比較した図10からもわかるよ
うに、アルカリ洗浄後に、80℃以上の過酸化水素水を
含む温純水による洗浄処理を行うことにより、確実に経
時的変化(TDH)の発生を抑制することができる。な
お、図4、図5中、1はウエーハを示す。
【0022】更に、図6に示すように、一般的な温純水
による洗浄処理において、温純水の温度を80℃以上の
高温にすればする程、パーティクルの低減効果が大きく
なるが、図7中の特性Aで示すように、ウエーハ表面の
面荒れが大きくなる。これに対して、本実施例では、図
7中の特性Bで示すように、温純水に過酸化水素水を少
量加えたことにより、ウエーハ表面の面荒れをなくすこ
とが可能となり、これによって、温純水を高温まで上げ
ることが可能となり、パーティクルの低減を更に高める
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アルカリ洗浄後に、過酸化水素水を含む温純水により洗
浄処理を行うことにより、ウエーハに再付着したパーテ
ィクルを大幅に低減することができ、また、残存するア
ンモニアイオンを大幅に除去できるので、乾燥後のウエ
ーハの経時的変化を確実に低減することができる。 更
に、温純水に過酸化水素水を混入したので、温純水を高
温度にしても、ウエーハ表面に面荒れを生じさせること
がなくなり、温純水の温度を高めて用いることが可能と
なり、更にパーティクルの除去効果を高めることが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の表面処理方法における付着パーティクル
量を示す図である。
【図2】本発明の実施例の温純水処理における付着パー
ティクル量を示す図である。
【図3】従来の処理法と本実施例の処理法とによる残存
アンモニアイオン量を比較して示す図である。
【図4】従来の処理法による経時的変化を示すウエーハ
の図である。
【図5】本実施例の処理法による経時的変化を示すウエ
ーハの図である。
【図6】温純水洗浄処理における温度とパーティクル量
との測定結果を示す図である。
【図7】ウエーハ表面の面荒れ率を示す図である。
【図8】従来の処理法におけるパーティクル数を示す図
である。
【図9】本実施例の処理法におけるパーティクル数を示
す図である。
【図10】従来の処理法と本実施例における経時変化の
有無をパーティクル数で比較して示す図である。
【符号の説明】
1 シリコンウエーハ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンモニアと過酸化水素水及び水の混合
    液によるアルカリ洗浄によりシリコンウエーハのパーテ
    ィクル等を除去するシリコンウエーハの表面処理方法で
    あって、前記アンモニアと過酸化水素水及び水との混合
    液にシリコンウエーハを浸漬後、80℃以上の過酸化水
    素水を含む温純水に前記シリコンウエーハを浸漬させる
    ことを特徴とする温純水洗浄によるシリコンウエーハの
    表面処理方法。
JP29932193A 1993-11-30 1993-11-30 温純水洗浄によるシリコンウエーハの表面処理方法 Pending JPH07153728A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6277749B1 (en) * 1998-09-10 2001-08-21 Hiatchi, Ltd. Method of manufacturing a semiconductor integrated circuit device
CN102368468A (zh) * 2011-10-17 2012-03-07 浙江贝盛光伏股份有限公司 一种硅片预清洗工艺
CN102974565A (zh) * 2012-12-12 2013-03-20 天津中环领先材料技术有限公司 一种单晶硅晶圆抛光片的清洗方法
CN107240546A (zh) * 2017-06-20 2017-10-10 山西潞安太阳能科技有限责任公司 一种金刚线切割后的硅片清洗方法

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