JPH07152294A - 画像形成装置における前帯電・除電方法 - Google Patents

画像形成装置における前帯電・除電方法

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JPH07152294A
JPH07152294A JP5300559A JP30055993A JPH07152294A JP H07152294 A JPH07152294 A JP H07152294A JP 5300559 A JP5300559 A JP 5300559A JP 30055993 A JP30055993 A JP 30055993A JP H07152294 A JPH07152294 A JP H07152294A
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charging
static
image forming
forming apparatus
erasing
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JP5300559A
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English (en)
Inventor
Mitsushi Tsujita
充司 辻田
Sakushiro Tanaka
作白 田中
Yukifumi Terada
幸史 寺田
Ichiro Yamasato
一郎 山里
Takuji Terada
卓司 寺田
Yasushi Mizuta
泰史 水田
Toshiyuki Fukami
季之 深見
Masahiro Tsutsumi
真洋 堤
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 起動直後でも画像形成にばらつきを生じず、
かつ除電後の残留電位が高い場合でも均一な画像を形成
する。 【構成】 本発明の画像形成装置11の前帯電・除電に
於いては、前帯電・除電工程のうちの少なくとも1回の
除電を接触除電方式で行う。接触除電方式は、非接触除
電方式の場合と比べて、感光体膜の表面電位を均一に行
うことができる。具体的には、上記前帯電・除電工程で
は、主帯電器14とブランクランプ24とを使用して前
帯電・除電を行うこと、および/または転写器18と除
電ブラシとを使用して前帯電・除電を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真技術を用いた
画像形成装置における前帯電・除電方法に関し、特に、
単層有機感光体ドラムに帯電及び画像露光を行うことに
より画像を形成する画像形成装置前帯電・除電方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、静電複写装置あるいは印刷装
置等として、電子写真技術を用いた画像形成装置の開発
が活発に進められてきている。
【0003】図3は、従来の電子写真技術を用いた画像
形成装置1の系統図である。画像形成装置1は、表面に
感光体膜2が形成された回転可能な感光体ドラム3、感
光体膜2に所定量の電荷を一様に与えるための主帯電器
4、感光体膜2を露光し、感光体膜2上に静電潜像を形
成するための光学装置5、感光体膜2上の静電潜像を現
像するための現像装置6、感光体膜2に形成されている
トナー像を記録紙7に転写する転写器8、感光体ドラム
3上に残留したトナーを除去するクリーニングブレード
を備えるクリーニング装置9、及び感光体ドラム3上に
残留している電荷を除去して、感光体ドラム3の表面電
位を所定の均一な電位に設定するための除電ランプ10
等を備える。
【0004】画像形成装置1によれば、主帯電器4によ
って、感光体膜2に所定量の電荷を一様に与えた後、光
学装置5によって感光体膜2に光が照射され、感光体膜
2上に静電潜像が形成される。その後、現像装置6によ
って、トナーが感光体膜2上に供給され、静電潜像が顕
像化される。感光体ドラム3上のトナー像は、転写器8
によって記録紙7に転写される。転写後に、感光体ドラ
ム3上に残留したトナーは、クリーニング装置9によっ
て除去される。次に、除電ランプ10によって感光体膜
2上に光が照射され、感光体膜2上に残留している電荷
が除去され、感光体膜2の表面電位が所定の電位に均一
化される。この後、主帯電器4によって、感光体ドラム
3に再び帯電が行われる。
【0005】従来技術に於いて、感光体膜2を構成する
感光体材料として、無機材料あるいは有機材料が用いら
れている。無機材料として、Se系材料、アモルファス
Si系材料等が用いられている。近年、安全性や加工容
易性の点で、有機材料が多く用いられている。有機材料
を用いた有機感光体は、積層有機感光体と単層有機感光
体とに類別される。これらのなかでも、製造の容易さな
どの観点から、単層有機感光体が望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単層有
機感光体膜は、除電の後も、概して高い残留電位を有
し、使用にしたがって残留電位が上昇する。このような
問題点を有する感光体膜2では、画像形成装置1を起動
した直後、感光体ドラム3の1回転目における帯電能と
2回転目以降の帯電能との間に大きな差が生じる。その
結果、図4に示すように、1回転目の帯電時の表面電位
と2回転目以降の表面電位との間に大きな差が生じ、画
像間でばらつきが起こるという問題点が生じる。
【0007】また、除電後の残留電位が高い場合に、除
電ランプによる除電は表面電位の帯電ムラが生じ易く、
均一な画像が形成できない。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、起動直後でも画像形成にばらつきを
生じず、かつ除電後の残留電位が高い場合でも均一な画
像を形成することのできる画像形成装置の前帯電・除電
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置の
前帯電・除電方法は、感光体膜を備える感光体部材と、
該感光体膜を帯電させる帯電手段と、帯電した該感光体
膜に画像に対応する光を照射する露光手段と、露光され
た該感光体膜を現像する現像手段と、該現像手段により
現像された該感光体膜上の像を記録紙に転写するための
転写手段と、転写後の表面電位を所定の電位に除電する
ための除電手段とを備える画像形成装置の前帯電・除電
方法であって、画像形成工程の前に、該感光体膜に対し
少なくとも1回の前帯電・除電を行う前帯電・除電工程
を有し、該前帯電・除電工程のうちの少なくとも1回の
除電を接触除電方式で行っており、そのことのよって上
記目的が達成される。
【0010】前記画像形成装置が、ブランクランプを有
する場合は、前記前帯電・除電工程のうちの1回の前帯
電・除電を、前記帯電手段と該ブランクランプとを使用
して行うことができる。
【0011】前記除電手段が、接触除電方式である場合
は、前記前帯電・除電工程のうちの1回の前帯電・除電
を、前記転写手段と該除電手段とを使用して行うことが
できる。
【0012】前記画像形成装置が、ブランクランプを有
し、かつ前記除電手段が、接触除電方式である場合は、
前記前帯電・除電工程のうちの1回の前帯電・除電を、
前記帯電手段と該ブランクランプとを使用して行い、か
つ前記前帯電・除電工程のうちの1回の前帯電・除電
を、前記転写手段と該除電手段とを使用して行うことが
できる。
【0013】前記ブランクランプの発光波長を、該感光
体膜の吸光度特性における最大吸光度の半値幅内に収め
るとよい。
【0014】
【作用】本発明の画像形成装置の前帯電・除電に於いて
は、前帯電・除電工程のうちの少なくとも1回の除電を
接触除電方式で行う。接触除電方式は、非接触除電方式
の場合と比べて、感光体膜の表面電位を均一に行うこと
ができる。従って、除電後の残留電位が高い場合であっ
ても、均一な画像を形成することができる。
【0015】具体的には、上記前帯電・除電工程では、
帯電手段とブランクランプとを使用して前帯電・除電を
行うこと、および/または転写手段と除電手段とを使用
して前帯電・除電を行うことができる。
【0016】ブランクランプの発光波長を、該感光体膜
の吸光度特性における最大吸光度の半値幅内に収めるこ
とにより、ブランクランプからの光が感光体膜に良好に
吸収され、残留キャリアの発生を抑制する。
【0017】
【実施例】本発明の実施例について以下に説明する。
【0018】本実施例の画像形成装置では、画像形成装
置の起動直後に前帯電・除電を行うことにより、起動直
後に発生する画像形成のばらつきを抑制する。
【0019】以下に、一例として正帯電型の単層有機感
光体膜を用いる場合について、本発明の実施例を説明す
る。
【0020】図1は、本発明の実施例の画像形成装置1
1の構成を示す系統図である。この画像形成装置11
は、図1に示されるように、アルミニウム等の金属材料
からなるドラム基体30の表面に単層型有機感光体から
なる感光体膜12が形成された回転可能な感光体ドラム
13、感光体膜12に所望量の電荷を一様に与える主帯
電器14、感光体膜12を露光し、感光体膜12上に静
電潜像を形成するための光を発生する光学装置15、感
光体膜12上の静電潜像をトナーで現像するための現像
装置16、感光体ドラム13上のトナー像を記録紙17
等に転写する転写器18、トナー像の転写後に、感光体
ドラム13上に残留しているトナーを除去するクリーニ
ング装置19、及び感光体ドラム13上に残留している
電荷を除去して、感光体膜12上の電位を所定の電位に
均一化させるための除電ブラシ20等を備える。
【0021】主帯電器14は、スコロトロンチャージャ
ーが採用され、コロナ放電を行う放電ワイヤ21と、放
電ワイヤ21を囲み、感光体ドラム13側に開口してい
るシールドケース22と、シールドケース22の該開口
部に設けられている金属製のグリッド23とを備える。
主帯電器14の放電ワイヤ21に、コロナ放電に必要な
電流を供給するための電源25が接続される。シールド
ケース22は接地される。
【0022】一般に、感光体膜12の飽和帯電電位Vs
が、500〜1000V、特に700〜850Vの範囲
となるように主帯電を行うことが望ましい。そのため
に、コロナ放電を行うに際して、4〜7kVの高電圧
を、主帯電器14の放電ワイヤ21に印加することが望
ましい。
【0023】画像露光用に用いられる光学装置15は、
レンズや反射鏡等からなる光学系、あるいはレーザー光
発振器等が用いられる。現像装置16は、1成分系現像
剤あるいは2成分系現像剤の帯電したトナーを、感光体
膜12の表面に供給する現像ローラ16aを備える。転
写器18は、主帯電器14と同様なコロナチャージャー
あるいは接触式帯電器が用いられる。
【0024】主帯電器14と光学装置15との間にはブ
ランクランプ24が配置され、このブランクランプ24
は周辺部や編集などを行う場合の不要部分に光を照射し
て表面電位を未現像電位まで除電する。具体的には、例
えば現像バイアス電位が290Vであれば、表面電位を
200Vまで除電する。ブランクランプ24としては、
赤色、黄色、緑色等のLED(発光ダイオード)をマト
リクス上に配列したもの等が使用される。ブランクラン
プ24の発光波長が、感光体膜12の吸光度特性におけ
る最大吸光度の半値幅内に収まるようにブランクランプ
24を選択することが好ましい。このように選択するこ
とにより、ブランクランプ24から感光体膜12に照射
された光が、感光体膜12に良好に吸収されるので、感
光体膜12の深部にキャリアが発生することが防止され
る。従って、ブランクランプ24を後述する前帯電・除
電における除電手段として使用した場合に、残留キャリ
アを低減することができる。なお、ブランクランプ24
は、本発明に必ずしも必要ではなく、ブランクランプを
有しない画像形成装置であっても本発明を適用できる。
【0025】本実施例に於ける除電ブラシ20は、感光
体膜12の表面と接触する。除電ブラシ20には、AC
電圧が印加され、それにより除電が行される。
【0026】本実施例の感光体膜12は、正帯電型単層
有機感光体膜であり、結着樹脂と電荷輸送媒質と電荷発
生物質とを相互に分散して形成される。電荷発生物質
は、それ自体公知の有機の光導電性顔料が何れも使用さ
れる。特に、フタロシアニン系顔料、ペリレン系顔料、
キナクリドン系顔料、ピラントロン系顔料、ジスアゾ系
顔料、トリスアゾ系顔料等の光導電性有機顔料を単独
で、あるいは2種以上の組合せで用いる。
【0027】電荷輸送媒質としては、樹脂媒質中に電荷
輸送物質を分散させたものが使用される。電荷輸送物質
としては、それ自体公知の正孔輸送物質或いは電子輸送
物質が何れも本発明の目的に使用される。適当な正孔輸
送物質の例は、ポリ−N−ビニルカルバゾール、フェナ
ントレン、N−エチルカルバゾール、2,5−ジフェニ
ル−1,3,4−オキサジアゾール、2,5−ビス(4
−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジア
ゾール、ビス−ジエチルアミノフェニル−1,3,6−
オキサジアゾール、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)
−2,2’−ジメチルトリフェニルメタン、2,4,5
−トリアミノフェニルイミダゾール、2,5−ビス(4
−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−トリアゾー
ル、1−フェニル−3−(4−ジエチルアミノスチリ
ル)−5−(4−ジエチルアミノフェニル)−2−ピラ
ゾリン、p−ジエチルアミノベンツアルデヒド−(ジフ
ェニルヒドラゾン)などの何れか、あるいはこれらの複
数の組合せで用いられる。適当な電子輸送物質の例は2
−ニトロ−9−フルオレノン、2,7−ジニトロ−9−
フルオレノン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレ
ノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノ
ン、2−ニトロベンゾチオフェン、2,4,8−トリニ
トロチオキサントン、ジニトロアントラセン、ジニトロ
アクリジン、ジニトロアントキノンなどの何れか、ある
いはこれらの複数の組合せで用いられる。
【0028】結合剤樹脂としては、種々のもの、例え
ば、スチレン系重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−
マレイン酸共重合体、アクリル系重合体、スチレン−ア
クリル系共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ
エステル、アルキッド樹脂、ポリアミド、ポリウレタ
ン、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリアリレー
ト、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹脂、シリコー
ン樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリ
エーテル樹脂、フェノール樹脂や、エポキシアクリレー
ト、ウレタンアクリレート等の光硬化型樹脂等、各種の
重合体が例示される。なお、ポリ−N−ビニルカルバゾ
ール等の光導電性ポリマーも結着樹脂として使用でき
る。
【0029】感光体膜12中に存在させる電荷発生物質
は、結着樹脂100重量部当たり0.1及至50重量
部、特に0.5及至30重量部の範囲にあるのが適当で
あり、一方電荷輸送物質は結着樹脂100重量部当たり
20及至500重量部、特に30及至200重量部の範
囲にあるのが適当である。また、感光体膜12の厚み
は、10及至40μm、特に22及至32μmの範囲に
あるのが、高い表面電位、耐刷性及び感度の点でよい。
【0030】感光体ドラム12の導電性からなるドラム
基体30としては、アルミニウム素管や該アルミニウム
素管をアルマイト処理したものおよび導電性樹脂性基板
が一般に使用される。感光体膜12としての有機感光体
層の形成は、樹脂を、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミドのようなアミド系溶媒;
テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル;ジ
メチルスルホキシド;ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族溶媒;メチルエチルケトン等のケトン類;N−
メチル−2−ピロリドン;フェノール、クレゾール等の
フェノール類等の溶媒に溶解し、これに電荷発生物質を
分散させて塗布用組成物とする。この組成物を導電性の
ドラム基体30に塗布し、感光体膜12を形成させる。
【0031】本発明は、正帯電型有機単層感光体の場合
に顕著な利点が秦せられ、正帯電型のものでは、主帯電
時にオゾンの発生が少ないことも利点である。正帯電型
の場合、電荷発生物質としては、ペリレン系顔料、アゾ
顔料或いはこれらの組合せを使用するのがよく、電荷輸
送物質としては2,6−ジメチル−2’,6’−ジte
rt−ブチルジフェノキノン等のジフェノキノン誘導
体、3,3’−ジメチル−N,N,N’,N’−テトラ
キス−4−メチルフェニル(1,1’−ビフェニル)−
4,4’−ジアミン等のジアミン系化合物、フルオレン
系化合物、ヒドラゾン系化合物を使用するのがよい。
【0032】次に、図2に示すフローチャートに基づい
て本実施例の画像形成装置11における前帯電・除電の
動作を説明する。この前帯電・除電は、画像形成装置1
1を起動させるときに行われる。
【0033】まず、画像形成装置11の起動が指示され
ると、前帯電・除電がスタートする。ステップS1で、
画像形成装置11がブランクランプを有するか否かを判
断する。本実施例のようにブランクランプ24を有する
場合は、処理はステップS2に進み、主帯電器14がオ
ンになる。続いて、ステップS3に進み、ブランクラン
プ24により、感光体膜12の表面電位は未現像電位ま
で低下される。
【0034】以上ステップS1〜S3の処理により、感
光体膜12に対して、帯電、除電処理を行った状態、即
ち感光体ドラム13が1回転したときと同じ状態にな
る。
【0035】ステップS1で、画像形成装置11がブラ
ンクランプを有しないと判断された場合、およびステッ
プS3の処理が終了すると、処理はステップS4に進
む。ステップS4では、転写器18に備えられるチャー
ジャーがオンになり、感光体膜12は帯電される。次
に、処理はステップS5に進み、除電ブラシ20によ
り、感光体膜12の表面電位は未現像電位まで低下され
る。以上により前帯電・除電は終了する。
【0036】以上ステップS4およびS5の処理によ
り、感光体膜12に対して、帯電、除電処理を行った状
態と同じ状態になる。従って、ブランクランプ24を有
する画像形成装置11の場合は、感光体ドラム13の1
回転により、2回の帯電、除電が行われた状態と同じ状
態となり、ブランクランプ24を有しない画像形成装置
の場合は、感光体ドラム13の1回転により、1回の帯
電、除電が行われた状態と同じ状態になる。
【0037】このように、前除電を行うことにより、感
光体ドラム13の1回転目に顕著に見られる(図4参
照)不十分な表面電位のときに画像形成を行うことを避
けることができる。その結果、画像形成装置11の起動
直後に生じる表面電位のばらつきによる画像形成のばら
つきが低減され、均一な画像形成を行うことができる。
また、画像形成装置11がブランクランプ24を有する
場合は、1回の前帯電・除電が、感光体ドラム13の2
回転に対応するので、より安定した画像形成を、画像形
成装置11の起動直後から行うことができる。
【0038】本実施例では、除電手段として、除電ブラ
シ20を用いているが、除電ランプを用いることも可能
である。但し、除電ランプを使用する場合は、感光体膜
12の暗減衰が大きくなる。また、除電ブラシ20のよ
うに接触除電方式のものを使用する場合の方が、除電ラ
ンプを使用する場合と比べて、除電が均一に行われるの
で、除電後電位が高い場合でも均一な画像形成が行われ
る。従って、除電手段としては接触除電方式のものが好
ましい。
【0039】上記実施例では、ドラム状の基体に感光体
膜を形成したものを感光体部材として用いたが、ベルト
状の基体に感光体膜を形成したものを用いてもよい。
【0040】また、上記実施例では、本発明の画像形成
装置を静電複写機として説明したが、本発明の画像形成
装置は、静電複写機にかかわらず、電子写真方式によっ
て画像形成を行う画像形成装置であればよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、感光体膜に前帯電・除電を行
っているので、画像形成装置の起動直後の帯電能のばら
つきを安定化することができ、画像を均一に形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の画像形成装置11の系統図
である。
【図2】本実施例の前帯電・除電の動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】従来技術の画像形成装置1の系統図である。
【図4】図3の画像形成装置の起動直後における感光体
膜2の表面電位の様子を示すグラフである。
【符号の説明】
11 画像形成装置 12 感光体膜 13 感光体ドラム 14 主帯電器 16 現像装置 19 クリーニング装置 20 除電ブラシ 21 放電ワイヤ 22 シールドケース 23 グリッド 24 ブランクランプ 25 電源 30 ドラム基体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山里 一郎 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 寺田 卓司 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 水田 泰史 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 深見 季之 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 堤 真洋 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体膜を備える感光体部材と、該感光
    体膜を帯電させる帯電手段と、帯電した該感光体膜に画
    像に対応する光を照射する露光手段と、露光された該感
    光体膜を現像する現像手段と、該現像手段により現像さ
    れた該感光体膜上の像を記録紙に転写するための転写手
    段と、転写後の表面電位を所定の電位に除電するための
    除電手段とを備える画像形成装置の前帯電・除電方法で
    あって、 画像形成工程の前に、該感光体膜に対し少なくとも1回
    の前帯電・除電を行う前帯電・除電工程を有し、 該前帯電・除電工程のうちの少なくとも1回の除電を接
    触除電方式で行う画像形成装置の前帯電・除電方法。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置が、ブランクランプを
    有し、 前記前帯電・除電工程のうちの1回の前帯電・除電を、
    前記帯電手段と該ブランクランプとを使用して行う請求
    項1に記載の画像形成装置の前帯電・除電方法。
  3. 【請求項3】 前記除電手段が、接触除電方式であっ
    て、 前記前帯電・除電工程のうちの1回の前帯電・除電を、
    前記転写手段と該除電手段とを使用して行う請求項1に
    記載の画像形成装置の前帯電・除電方法。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置が、ブランクランプを
    有し、かつ前記除電手段が、接触除電方式であって、 前記前帯電・除電工程のうちの1回の前帯電・除電を、
    前記帯電手段と該ブランクランプとを使用して行い、か
    つ前記前帯電・除電工程のうちの1回の前帯電・除電
    を、前記転写手段と該除電手段とを使用して行う請求項
    1に記載の画像形成装置の前帯電・除電方法。
  5. 【請求項5】 前記ブランクランプの発光波長が、該感
    光体膜の吸光度特性における最大吸光度の半値幅内に収
    まる請求項2または4に記載の画像形成装置の前帯電・
    除電方法。
JP5300559A 1993-11-30 1993-11-30 画像形成装置における前帯電・除電方法 Withdrawn JPH07152294A (ja)

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JP5300559A Withdrawn JPH07152294A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 画像形成装置における前帯電・除電方法

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JP (1) JPH07152294A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000055693A1 (fr) * 1999-03-15 2000-09-21 Copyer Co., Ltd. Appareil d'exposition blanche et dispositif de formation d'image
JP2014059470A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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