JPH07151654A - ガスサンプリングポンプ - Google Patents

ガスサンプリングポンプ

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Publication number
JPH07151654A
JPH07151654A JP30071493A JP30071493A JPH07151654A JP H07151654 A JPH07151654 A JP H07151654A JP 30071493 A JP30071493 A JP 30071493A JP 30071493 A JP30071493 A JP 30071493A JP H07151654 A JPH07151654 A JP H07151654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
motor
pump body
gas sampling
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP30071493A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenjiro Suzuki
善二郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP30071493A priority Critical patent/JPH07151654A/ja
Publication of JPH07151654A publication Critical patent/JPH07151654A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】有害・危険あるいは高価なガスを取扱うプラン
ト・プロセスから測定のための試料ガスを採取するガス
サンプリングポンプのガス漏洩を十分低い量とする。 【構成】貫通回転軸以外の筐体部分が気密構造に作られ
たポンプ本体1と、ポンプ本体1を駆動するモータ10と
を連結するカップリング4及び13が配置される領域にポ
ンプ本体1 と駆動用のモータ10の筐体に気密に接合する
気密カバー17を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は放射性物質などの有毒
で危険なガス、又は、高価なガス等を取扱うプラントプ
ロセスから測定のための試料ガスを採取するガスサンプ
リングポンプの低漏洩化に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス状物質を扱うプラントプロセスの工
程運転状況の制御や監視のため、プラントプロセスから
測定用のガスを採取して分析測定する装置においては、
ガス採取用の小容量のガスサンプリングポンプが使用さ
れているが、プラントプロセスが有害危険なガス、又
は、高価なガスを取扱っている場合、ガスサンプリング
ポンプにおける漏洩は十分に低い値に保たれている必要
がある。
【0003】ガスサンプリングポンプからのガス漏洩
は、ポンプ本体の筐体を気密構造とし、ポンプ本体の回
転軸が筐体を貫通する部分を軸封構造化することによっ
て防止されるが、可動部である回転軸からの漏洩の低減
がガスサンプリングポンプ無漏洩化の眼目となる。回転
軸を有するポンプ本体の軸部分からのホンピング流体漏
洩防止の方法としては潤滑剤を含浸したシール材を回転
軸に圧接するオイルシール方式、あるいは磁性材よりな
る回転軸と、この軸を回むリング状の磁石の両側に回転
軸と微小な間隙を置いて配置したリング状の磁極片との
間に、磁性体超微粒子をコロイド状に分散した潤滑剤流
体を磁気的に保持させることによって気密を保つ磁気シ
ールユニットを用いる機械的な方法に加え、特に高度の
気密性が要求される場合にはポンプ本体の回転軸がポン
プ筐体を貫通しない密封構造とし、筐体外部からの磁気
結合によって動力を伝達するマグネットカップリング方
式が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】低漏洩性を要求される
ガスサンプリングポンプのガス封止に、上記従来の技術
を適用する場合それぞれ下記のような問題がある。 a.ポンプ本体の軸封に使用されるオイルシールの漏洩
量は、ヘリウムリークテストで1×10-1atm cc/sec程度
に抑えることが可能であが、経年変化によって漏洩量が
増大することがあり、漏洩量を推測する事がむずかし
い。
【0005】b.ポンプ本体の軸封に使用される磁性流
体軸封の漏洩量は、ヘリウムリークテストで1×10-5at
m cc/sec程度の微量であるが、この値を維持するには高
頻度のメンテナンスを実施する必要があり、小容量のサ
ンプリングポンプに対して形状は大きく、又、高価格で
ある。 c.マグネットカップリング方式はその構造が大きく又
高価である。
【0006】この発明は、上記の問題点を解決して、ガ
ス漏洩量がヘリウムリークテストで1×10-5atm cc/sec
程度を超えない低漏洩で小形低価格のガスサンプリング
ポンプを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
本発明においては、ポンプ本体とポンプ本体を駆動する
モータの貫通回転軸以外の筐体を構成する静止接合部を
密封構造とし、モータとポンプ本体の連結軸部を覆って
モータとポンプ本体の筐体に気密に接合して取付けられ
る気密カバーを、モータとポンプ本体の連結部に設ける
こととする。この気密カバーの中間の一部を屈曲伸縮可
能な部材によって構成いてもよい。
【0008】
【作用】ポンプ本体とモータの連結部に設けられた気密
カバーは、ポンプ本体の筐体貫通回転軸部から漏洩した
ポンピングガスを気密構造に作られたポンプとモータの
筐体の範囲内にとどめる。なお、中間の一部を屈曲伸縮
可能な部材によって構成した気密カバーによれば、ポン
プ本体およびモータの配置に微小な食違いが存在する場
合でも、この配置上の食違いを吸収して、気密カバーと
ポンプ本体およびモータの筐体とが気密に接合される。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図である。図
1において、1はポンプ本体であり、10はこのポンプ本
体を駆動するモータであり、ポンプ本体1へは、カップ
リング4および13を通じて動力が伝達されている。そし
て、17はポンプ本体1とモータ10の動力伝達軸部を気密
に覆う気密カバーである。
【0010】上記ポンプ本体1の駆動軸2の貫通部以外
の筐体の静止接合部は、Oリング,ガスケットなどを用
いて密封構造に構成されており、動力軸2の入力側軸受
3aを保持する軸受カバー9aの気密カバー17と結合す
る部分は、密封構造が構成されるように例えばフランジ
構造に仕上げられている。また、ポンプ本体1が入力側
軸受3aに対向する軸受3bを必要とする構成である場
合、軸受3bを保持する軸受けカバー9bは軸が貫通し
ない構造とするか、貫通する構造の場合には貫通軸部を
気密に覆うポンプ軸気密カバー5を設けるものとする。
そしてポンプ本体1が強制通風冷却を必要とするもので
ある場合には、電動ファンなどの通風装置6がポンプ筐
体に取り付けられるものとする。
【0011】同様に、ポンプ本体1を駆動するモータ10
の駆動軸11の貫通部以外の筐体の静止接合部も、Oリン
グ,ガスケットなどを用いて密封構造に構成されてお
り、出力軸11の出力側軸受12aを保持する軸受けカバー
15aの気密カバー17と結合する部分は、密封構造が構成
されるようにポンプ本体におけると同様な構造に仕上げ
られている。また、モータ10の出力側軸受12aに対向す
る軸受12bを保持する軸受けカバー15bは軸が貫通しな
い構造とするか、貫通する構造の場合には貫通軸部を気
密に覆うモータ軸気密カバー14を設けるものとする。そ
してモータ10が強制通風冷却を必要とするものである場
合には、電動ファンなどの通風装置がポンプ本体の筐体
に取り付けられるものとする。
【0012】上記ポンプ本体1とモータ10間で回転動力
を伝達するカップリング4と14とは、回転軸に平行な凹
凸部を有して互いに軸方向に勘合する図2に1例が示さ
れているようなオルダム形のカップリングなどを用い
る。なお、カップリング4と14とには、オルダムカップ
リングにかぎらず、互いに軸方向に勘合する部分を有し
カップリング相互間をボルトとナットなどの結止部材に
よって固着することなしに回転動力が伝達されるフレキ
シブルカップリングなどを用いてもよい。
【0013】そして、気密カバー17は、両端にポンプ本
体1およびモータ10それぞれの軸受けカバー9aと15a
とに、気密に当接するフランジなどによってなる接合部
を備えた動力結合部の間隔に等しい長さの筒状体であ
る。なお、この気密カバー17の中間の一部に多少の伸縮
性と屈曲性を備えたベローズなどの部材を介在させてお
くとメンテナンスにあたっての組立て分解の作業が容易
となる。
【0014】上記の機材によってガスサンプリングポン
プを組み立てるときには、ポンプ本体側のカップリング
4をポンプ軸2に固着した後、気密カバー17を取り付け
たポンプ本体1を共通台床18に固着する。次に、モータ
側のカップリング13をモータ軸11に固着したモータ10
を、カップリング13の回転位置方向をポンプ本体側のカ
ップリング4の回転位置方向に合わせて気密カバー17の
開口方向からカップリング4と13とが当接する位置まで
挿入し、当接した位置でモータを共通台床18に、また、
気密カップリング17のモータ当接部をモータの筐体にに
固着する。
【0015】なお、上記ポンプ装置の組み立てに当たっ
て、共通台床18へのポンプとモータの取り付け順序を反
転してもなんら問題はない。
【0016】
【発明の効果】ガスサンプリングポンプは比較的小容量
のガスのポンピングが可能であればよいので、ポンプ本
体駆動用のモータも小形小容量の発熱の少ないものが適
用される。このため、モータの貫通回転軸部以外の密封
を、通常のモータ筐体開口部を閉寒して保つ簡易な構造
としても発熱等によって問題を起すことはない。そこ
で、筐体は気密構造に構成されているが、貫通回転軸部
に大形で高価格の軸封機構を用いていないポンプ本体と
モータを用い、本発明に基づいてポンプ本体とモータの
動力結合部分に気密カバーを設けてガスサンプリングポ
ンプを構成すると、ポンプ本体の駆動軸部分からポンピ
ングガスの漏洩があっても、漏洩ガスはポンプ本体とモ
ータの筐体および気密カバーで密封された範囲内に留ま
ので、ガスサンプリングポンプの漏洩性を十分に低い水
準に保つことができ、低漏洩化のためのコストの上昇と
構成の大形化を避けることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガスサンプリングポンプの一実施
例の構成図
【図2】図1の実施例において用いられるカップリング
の構造説明図。
【符号の説明】
1 ポンプ本体 2 ポンプ回転軸 3,12 軸受 4 (ポンプ本体側)カップリング 6,16 電動ファン 10 モータ 11 モータ出力軸 13 (モータ側)カップリング 17 気密カバー 18 共通台床

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気密構造に造られたそれぞれの筐体に、そ
    れぞれの筐体を貫通して回転軸を配設して納められたポ
    ンプ本体と、このポンプ本体を駆動するモータとが、回
    転軸方向の移動が所定の範囲で自在なカップリングによ
    って結合され、この結合領域に、ポンプ本体とモータの
    筐体に気密に固着された気密カバーを設けたことを特徴
    とする低漏洩のガスサンプリングポンプ。
  2. 【請求項2】気密カバーの中間の一部が屈曲伸縮可能な
    部材によってなることを特徴とする請求項1に記載のガ
    スサンプリングポンプ。
JP30071493A 1993-12-01 1993-12-01 ガスサンプリングポンプ Pending JPH07151654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30071493A JPH07151654A (ja) 1993-12-01 1993-12-01 ガスサンプリングポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP30071493A JPH07151654A (ja) 1993-12-01 1993-12-01 ガスサンプリングポンプ

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Publication Number Publication Date
JPH07151654A true JPH07151654A (ja) 1995-06-16

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JP30071493A Pending JPH07151654A (ja) 1993-12-01 1993-12-01 ガスサンプリングポンプ

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JP (1) JPH07151654A (ja)

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