JPH0714793U - マイクロホン装置 - Google Patents

マイクロホン装置

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JPH0714793U
JPH0714793U JP4537993U JP4537993U JPH0714793U JP H0714793 U JPH0714793 U JP H0714793U JP 4537993 U JP4537993 U JP 4537993U JP 4537993 U JP4537993 U JP 4537993U JP H0714793 U JPH0714793 U JP H0714793U
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dustproof
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幸三 後藤
信一郎 宮原
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株式会社長野計器製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉塵等が多量に存在する環境下であっても本
来の検出性能を常に確保するとともに、メンテナンスの
不要化又は容易化を図る。 【構成】 外部ケース3に受音開口部3iを設け、この
受音開口部3iを通気性のある防塵カバー4、例えば、
防塵網4nで閉塞して密閉状に構成するとともに、外部
ケース3の内部に少なくとも防塵カバー4に対して隙間
Scを空けて配したマイクロホン本体Mを設けてなるマ
イクロホン部2と、外部ケース3の内部における防塵カ
バー4に連通する空間Soに気体、例えば、清浄空気A
を供給する気体供給部5を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は粉塵等が多量に存在する環境下で使用する騒音計等に備えるマイクロ ホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、騒音計を粉塵(セメントミル、石灰ミル等)や腐食性ガス等が多量に 存在する環境下で使用した場合、騒音計に備える騒音検出用マイクロホンの受音 部に粉塵が付着することにより、感度や周波数特性等の検出性能を低下させ、こ れにより、本来の検出性能を発揮できなくなる問題を生じるとともに、マイクロ ホンに腐食性ガス等が侵入してマイクロホンの早期劣化を招く問題を生ずる。
【0003】 このため、従来は図3に示すように、開口部31iを樹脂材等で形成した薄い 防塵膜32で覆った防塵ケース31の内部にマイクロホン33を収容したり、図 4に示すように、音が透過可能なウレタン発泡材等で密閉式に構成した防塵ケー ス41の内部にマイクロホン42を収容していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の方法は次のような問題点があった。
【0005】 第一に、防塵ケース31(防塵膜32)及び防塵ケース41が存在することに 加え、長期使用によって、これら自身に粉塵が付着して音の透過を妨げるため、 結局は本来の検出性能を発揮できなくなる。
【0006】 第二に、防塵ケース31(防塵膜32)及び防塵ケース41に付着した粉塵を 取り除く清掃が必要になるため、メンテナンスが大変となる。
【0007】 本考案はこのような従来の技術に存在する課題を解決したものであり、粉塵等 が多量に存在する環境下であっても本来の検出性能を常に確保できるとともに、 メンテナンスの不要化又は容易化を図ることができるマイクロホン装置の提供を 目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るマイクロホン装置1、1eは、外部ケース3に受音開口部3iを 設け、この受音開口部3iを通気性のある防塵カバー4、例えば、防塵網4nで 閉塞して密閉状に構成するとともに、外部ケース3の内部に少なくとも防塵カバ ー4に対して隙間Scを空けて配したマイクロホン本体Mを設けてなるマイクロ ホン部2と、外部ケース3の内部における防塵カバー4に連通する空間Soに気 体、例えば、清浄空気Aを供給する気体供給部5を備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案に係るマイクロホン装置1、1eによれば、外部ケース3に設けた受音 開口部3iは防塵網4n等の通気性のある防塵カバー4で閉塞されるとともに、 その内側にマイクロホン本体Mが配設される。したがって、外部の音は遮音され ることなく、直接的にマイクロホン本体Mに到達するため、本来の検出性能が確 保される。
【0010】 また、外部ケース3の内部には気体供給部5から、例えば、汚れのない清浄空 気Aが供給されるため、清浄空気Aは空間So、さらに、隙間Scを通って通気 性のある防塵カバー4を通過し、防塵カバー4の前面から外部に排出される。し たがって、外部の粉塵等は防塵カバー4からの内部への侵入が阻止されるととも に、防塵カバー4に対する粉塵の付着が阻止される。
【0011】
【実施例】
次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0012】 まず、本考案の第一実施例に係るマイクロホン装置1について、図1を参照し て説明する。
【0013】 図1中、3は内部中空の外部ケースであり、一端部に閉塞面部3cを有し、か つ他端部に受音開口部3iを有する筒状に一体形成する。また、受音開口部3i は通気性のある布材等を用いた防塵網4n(防塵カバー4)で閉塞する。これに より、外部ケース3は受音開口部3iを除き密閉状態となる。一方、外部ケース 3の内部にはマイクロホン本体Mを配設する。マイクロホン本体Mは受音部Mi を受音開口部3iに向けて配するとともに、受音部Miは風防11により覆う。 この場合、マイクロホン本体Mは外部ケース3の内壁面における周方向に設けた 複数の突起部12…により固定し、マイクロホン本体Mと外部ケース3の内壁面 間に一定の隙間、即ち、防塵網4nに連通する空間Soを確保する。なお、Lは マイクロホン本体Mに接続する信号線であり、閉塞面部3cを通して外部に導く 。以上により、マイクロホン部2が構成される。
【0014】 他方、5は気体供給部であり、空気の汚れていない環境下に設置した送風機1 3及びこの送風機13と外部ケース3の内部を連通接続する送気パイプ14を備 える。これにより、外部ケース3内部の空間Soに対して汚れのない清浄空気A が供給可能となる。この場合、送風機13の風量は防塵網4nに粉塵が付着しな いようにその大きさを適度に調節する。また、送風機13側には必要により清浄 空気或いは乾燥空気を得るフィルタ等を設けてもよい。
【0015】 よって、本考案に係るマイクロホン装置1を粉塵或いは腐食性ガス等が多量に 存在する環境下に設置しても、外部からの被検出音Vは遮音されることなく通常 の条件下で直接マイクロホン本体Mに到達するため、本来の検出性能が確保され る。
【0016】 一方、送風機13の作動により、清浄空気Aは送気パイプ14を通って外部ケ ース3内部の空間Soに供給され、さらに、空間Soを流れて隙間Scに至り、 防塵網4nを通って外部に排出される。これにより、外部の粉塵は防塵カバー4 からの内部への侵入が阻止されるとともに、防塵カバー4の前面に対する粉塵の 付着が阻止される。
【0017】 次に、本考案の第二実施例に係るマイクロホン装置1eについて、図2を参照 して説明する。
【0018】 図2中、3は直方体状の箱形に構成した内部中空の外部ケースであり、複数面 に受音開口部3iを設けるとともに、受音開口部3iは通気性のある防塵カバー 4、即ち、防塵網4nで閉塞する。これにより、外部ケース3は防塵網4nを除 いて密閉状態となる。一方、外部ケース3の内部にはマイクロホン本体Mを配設 する。この場合、外部ケース3における受音開口部3iを設けない内壁面に反射 板21を配設し、マイクロホン本体Mの受音部Miは当該反射板21に向け、か つ周囲に対して所定の間隔(空間So)を設けて配設する。なお、22は外部ケ ース3の内圧を検出する圧力計、23は洗浄用ガス(清浄空気、窒素ガス等)A cをマイクロホン本体Mの受音部Mi及び反射板21に吹き付けるための洗浄用 ガス供給装置をそれぞれ示す。以上により、マイクロホン部2が構成される。
【0019】 一方、5は気体供給装置であり、図2においては清浄空気Aを外部ケース3の 内部(空間So)に供給する送気パイプ24のみを示す。なお、この送気パイプ 24は不図示の送風機に接続されている。また、25は外部ケース3の内部に配 設し、かつ送気パイプ24の先端に取付けた消音器、26は消音器25とマイク ロホン本体M間に介設した遮音板である。この場合、マイクロホン本体Mの実用 的な検出レベルは消音器25から発生する音に対して6dB以上必要である。そ の他、図2中、図1と同一部分には同一符号を付し、その構成を明確にした。
【0020】 よって、図2に示すマイクロホン装置1eの場合、被検出音Vは直接及び一旦 反射板21を反射してマイクロホン本体Mの受音部Miに到達する。また、消音 器25により送気パイプ24から吐出する空気吹出音の消音が行われる。さらに 、圧力計22により、外部ケース3の内圧を検出し、当該内圧が所定の圧力(例 えば、0.01〜0.30kgf/cm2程度)を維持するように、送風機の風 量、即ち、清浄空気Aの供給圧力を制御する。他方、洗浄用ガス供給装置23か ら必要により又は定期的に洗浄用ガスAcを送り、マイクロホン本体Mの受音部 Mi及び反射板21に吹き付けることにより、受音部Mi及び反射板21の清掃 を行う。その他、マイクロホン装置1eは前記マイクロホン装置1と同様の作用 を呈するとともに同様の効果を得る。
【0021】 以上、実施例について詳細に説明したが、本考案はこのような実施例に限定さ れるものではない。例えば、気体供給部から外部ケースに供給する気体は窒素ガ ス等の他の気体を用いてもよい。また、防塵カバーは防塵網以外の通気性を有す る他の部材を利用できる。その他、細部の構成、形状、素材等において、本考案 の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0022】
【考案の効果】
このように、本考案に係るマイクロホン装置は、外部ケースに受音開口部を設 け、この受音開口部を通気性のある防塵カバーで閉塞して密閉状に構成するとと もに、外部ケースの内部に少なくとも防塵カバーに対して隙間を空けて配したマ イクロホン本体を設けてなるマイクロホン部と、外部ケースの内部における防塵 カバーに連通する空間に気体を供給する気体供給部を備えるため、粉塵や腐食性 ガス等が多量に存在する環境下であっても、本来の検出性能を常に確保できると ともに、清掃等のメンテナンスの不要化又は容易化を図ることができるという顕 著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例に係るマイクロホン装置の
一部断面側面図、
【図2】本考案の第二実施例に係るマイクロホン装置の
一部断面側面図、
【図3】従来の技術に係るマイクロホンの使用方法を示
す一部断面側面図、
【図4】従来の技術に係るマイクロホンの他の使用方法
を示す一部断面側面図、
【符号の説明】
1 マイクロホン装置 1e マイクロホン装置 2 マイクロホン部 3 外部ケース 3i 受音開口部 4 防塵カバー 4n 防塵網 5 気体供給部 M マイクロホン本体 Sc 隙間 So 空間 A 清浄空気

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部ケースに受音開口部を設け、この受
    音開口部を通気性のある防塵カバーで閉塞して密閉状に
    構成するとともに、外部ケースの内部に少なくとも防塵
    カバーに対して隙間を空けて配したマイクロホン本体を
    設けてなるマイクロホン部と、外部ケースの内部におけ
    る防塵カバーに連通する空間に気体を供給する気体供給
    部を備えることを特徴とするマイクロホン装置。
  2. 【請求項2】 気体は清浄空気を用いることを特徴とす
    る請求項1記載のマイクロホン装置。
  3. 【請求項3】 防塵カバーは防塵網を用いることを特徴
    とする請求項1記載のマイクロホン装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5383237U (ja) * 1976-12-10 1978-07-10
JP5404879B1 (ja) * 2012-09-14 2014-02-05 株式会社Pfu 原稿搬送装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5383237U (ja) * 1976-12-10 1978-07-10
JPS5711548Y2 (ja) * 1976-12-10 1982-03-06
JP5404879B1 (ja) * 2012-09-14 2014-02-05 株式会社Pfu 原稿搬送装置

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