JPH07147931A - アロエペーストの製造方法 - Google Patents
アロエペーストの製造方法Info
- Publication number
- JPH07147931A JPH07147931A JP5326101A JP32610193A JPH07147931A JP H07147931 A JPH07147931 A JP H07147931A JP 5326101 A JP5326101 A JP 5326101A JP 32610193 A JP32610193 A JP 32610193A JP H07147931 A JPH07147931 A JP H07147931A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aloe
- fermentation
- paste
- amount
- sugar
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- Pending
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- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】少量摂取するだけで、薬効が期待できる量のア
ロエを摂取でき、しかも香料等の添加物を添加すること
なくアロエ独特の苦味や臭いがないアロエペーストを提
供する。 【構成】破砕したアロエ５０重量部に蔗糖５０重量部を
加える加糖工程と、加糖したアロエを、酵母菌などによ
って発酵させる発酵工程と、加熱によって発酵を途中で
停止させる発酵停止工程とからなるアロエペーストの製
造方法。
ロエを摂取でき、しかも香料等の添加物を添加すること
なくアロエ独特の苦味や臭いがないアロエペーストを提
供する。 【構成】破砕したアロエ５０重量部に蔗糖５０重量部を
加える加糖工程と、加糖したアロエを、酵母菌などによ
って発酵させる発酵工程と、加熱によって発酵を途中で
停止させる発酵停止工程とからなるアロエペーストの製
造方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は植物のアロエを用いたア
ロエペーストの製造方法に関する。
ロエペーストの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来アロエを用いたペースト、ジャム、
飴等の食品が製造販売されているが、これらはいずれも
その添加量がごく僅かである。これはアロエが独特の苦
味や臭いをもっているためで、アロエの添加量をあまり
多くすると不味となってしまうからである。
飴等の食品が製造販売されているが、これらはいずれも
その添加量がごく僅かである。これはアロエが独特の苦
味や臭いをもっているためで、アロエの添加量をあまり
多くすると不味となってしまうからである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって従来のアロ
エを添加した食品では、かなり多量の食品を摂取しない
とアロエの薬効を期待することができなかった。またア
ロエの添加量を多くすると、アロエ独特の苦味や臭いを
消すために、香料等の添加物を加えたりする必要がある
ので、健康食品として好ましくないという問題もある。
エを添加した食品では、かなり多量の食品を摂取しない
とアロエの薬効を期待することができなかった。またア
ロエの添加量を多くすると、アロエ独特の苦味や臭いを
消すために、香料等の添加物を加えたりする必要がある
ので、健康食品として好ましくないという問題もある。
【０００４】本発明は上記従来の問題点に着目してなさ
れたものであり、少量摂取するだけで、薬効が期待でき
る量のアロエを摂取でき、しかも香料等の添加物を添加
することなくアロエ独特の苦味や臭いがないアロエペー
ストを提供することを目的とする。
れたものであり、少量摂取するだけで、薬効が期待でき
る量のアロエを摂取でき、しかも香料等の添加物を添加
することなくアロエ独特の苦味や臭いがないアロエペー
ストを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、破砕
したアロエに糖を加える加糖工程と、加糖したアロエを
発酵させる発酵工程と、発酵を途中で停止させる発酵停
止工程とからなるアロエペーストの製造方法である。
したアロエに糖を加える加糖工程と、加糖したアロエを
発酵させる発酵工程と、発酵を途中で停止させる発酵停
止工程とからなるアロエペーストの製造方法である。
【０００６】
【作用】請求項１の発明の加糖工程では、破砕したアロ
エに糖を加え、次いで発酵させる。そして発酵を途中で
停止させる。加糖工程において、アロエに加える糖は、
蔗糖、ブドウ糖、果糖、異性化糖、蜂蜜などを用いるこ
とができる。発酵工程においては、加糖したアロエに酵
母菌、その他食品の発酵に用いる好気性菌を加えて発酵
を行う。発酵停止工程においては、加熱によって発酵を
途中で停止させる。
エに糖を加え、次いで発酵させる。そして発酵を途中で
停止させる。加糖工程において、アロエに加える糖は、
蔗糖、ブドウ糖、果糖、異性化糖、蜂蜜などを用いるこ
とができる。発酵工程においては、加糖したアロエに酵
母菌、その他食品の発酵に用いる好気性菌を加えて発酵
を行う。発酵停止工程においては、加熱によって発酵を
途中で停止させる。
【０００７】
【実施例】 実施例１ アロエは、根や枯れた部分を除去し、さらに水洗して付
着した土や埃を除く。そして破砕工程へ移行して、アロ
エを数センチ角程度に切断し、ミキサーによってペース
ト状になるまで破砕する。このように破砕したアロエを
用いて表１の配合物を調製した。表１において酵素は、
酵母菌などを配合した商品名バイエムコーソ（製造元、
島本微生物工業株式会社）を用いた。
着した土や埃を除く。そして破砕工程へ移行して、アロ
エを数センチ角程度に切断し、ミキサーによってペース
ト状になるまで破砕する。このように破砕したアロエを
用いて表１の配合物を調製した。表１において酵素は、
酵母菌などを配合した商品名バイエムコーソ（製造元、
島本微生物工業株式会社）を用いた。
【０００８】
【表１】
【０００９】表１の配合物を撹拌混合した後、蓋付きの
容器に移して発酵工程を行う。発酵は、１５°Ｃから２
５°Ｃの温度下で、５日間から１２日間で発酵が完全に
終了する前に加熱することによって発酵を停止させる。
加熱温度は６０°Ｃで、加熱時間は３０分以上である。
発酵を停止させる時期は、発酵によって発生する炭酸ガ
スの気泡層の厚さが１ｃｍから１．５ｃｍになったとき
である。なお発酵が進行しすぎると酸味が強くなり不味
となる。
容器に移して発酵工程を行う。発酵は、１５°Ｃから２
５°Ｃの温度下で、５日間から１２日間で発酵が完全に
終了する前に加熱することによって発酵を停止させる。
加熱温度は６０°Ｃで、加熱時間は３０分以上である。
発酵を停止させる時期は、発酵によって発生する炭酸ガ
スの気泡層の厚さが１ｃｍから１．５ｃｍになったとき
である。なお発酵が進行しすぎると酸味が強くなり不味
となる。
【００１０】発酵を停止させた後、冷却してから再度加
熱し、寒天（商品名ウルトラ寒天ＴＹＰＥ ＢＸ−１０
０、伊那食品工業株式会社製造）を５重量部加える。そ
して６０°Ｃ程度に冷却してからレモン果汁１．５重量
部を加え、さらに必要な場合はクエン酸を添加して、Ｐ
Ｈ４になるように調製してアロエペーストを得る。この
アロエペーストを瓶などに詰め、煮沸滅菌を行い、長期
保存ができる状態として製品とする。なお寒天の代わり
に、あるいは寒天とともにカラギーナン、アルギン酸等
のゲル化剤を用いてもよい。
熱し、寒天（商品名ウルトラ寒天ＴＹＰＥ ＢＸ−１０
０、伊那食品工業株式会社製造）を５重量部加える。そ
して６０°Ｃ程度に冷却してからレモン果汁１．５重量
部を加え、さらに必要な場合はクエン酸を添加して、Ｐ
Ｈ４になるように調製してアロエペーストを得る。この
アロエペーストを瓶などに詰め、煮沸滅菌を行い、長期
保存ができる状態として製品とする。なお寒天の代わり
に、あるいは寒天とともにカラギーナン、アルギン酸等
のゲル化剤を用いてもよい。
【００１１】実施例２ 表２の配合物を調製し、実施例１と同様にしてアロエペ
ーストを得た。
ーストを得た。
【００１２】
【表２】
【００１３】実施例３ 表３の配合物を調製し、実施例１と同様にしてアロエペ
ーストを得た。
ーストを得た。
【００１４】
【表３】
【００１５】実施例４ 表４の配合物を調製し、実施例１と同様にしてアロエペ
ーストを得た。
ーストを得た。
【００１６】
【表４】
【００１７】比較例 比較例として表５の配合物を調製し、発酵工程を除き、
実施例１と同様にしてアロエペーストを得た。
実施例１と同様にしてアロエペーストを得た。
【００１８】
【表５】
【００１９】実施例１から実施例４と比較例にかかるア
ロエペーストに関し、１０人のパネラーによって味覚試
験を行った。その結果を表６に示す。
ロエペーストに関し、１０人のパネラーによって味覚試
験を行った。その結果を表６に示す。
【００２０】
【表６】
【００２１】以上のようにアロエ独特の苦味や臭いは、
発酵によってかなり抑制させることなる。
発酵によってかなり抑制させることなる。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、相当量の
アロエを含有しても、香料等の添加物を添加することな
くアロエ独特の苦味や臭いがないアロエペーストを得る
ことができるようになる。したがってアロエペーストを
少量摂取するだけで、薬効が期待できる量のアロエを摂
取できようになる。
アロエを含有しても、香料等の添加物を添加することな
くアロエ独特の苦味や臭いがないアロエペーストを得る
ことができるようになる。したがってアロエペーストを
少量摂取するだけで、薬効が期待できる量のアロエを摂
取できようになる。
Claims (1)
- 【請求項１】破砕したアロエに糖を加える加糖工程と、
加糖したアロエを発酵させる発酵工程と、発酵を途中で
停止させる発酵停止工程とからなるアロエペーストの製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5326101A JPH07147931A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | アロエペーストの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5326101A JPH07147931A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | アロエペーストの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07147931A true JPH07147931A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=18184115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5326101A Pending JPH07147931A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | アロエペーストの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07147931A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010114011A (ko) * | 2000-06-20 | 2001-12-29 | 이은우 | 알로에·케일 또는 신선초 등 야채를 주재료로 하는,담백하고 신선한 맛을 내는 야채녹즙 및 그 제조방법 |
| WO2008053984A1 (fr) * | 2006-11-02 | 2008-05-08 | Sunstar Inc. | Aliment diététique contenant de l'aloès et de l'agar-agar |
| CN102578570A (zh) * | 2012-02-08 | 2012-07-18 | 李文化 | 苗体食疗品 |
| CN103734715A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-04-23 | 广西博士海意信息科技有限公司 | 一种减肥调理组合物及其制备方法 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5326101A patent/JPH07147931A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010114011A (ko) * | 2000-06-20 | 2001-12-29 | 이은우 | 알로에·케일 또는 신선초 등 야채를 주재료로 하는,담백하고 신선한 맛을 내는 야채녹즙 및 그 제조방법 |
| WO2008053984A1 (fr) * | 2006-11-02 | 2008-05-08 | Sunstar Inc. | Aliment diététique contenant de l'aloès et de l'agar-agar |
| CN102578570A (zh) * | 2012-02-08 | 2012-07-18 | 李文化 | 苗体食疗品 |
| CN103734715A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-04-23 | 广西博士海意信息科技有限公司 | 一种减肥调理组合物及其制备方法 |
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