JPH07147119A - 圧力スイッチ - Google Patents

圧力スイッチ

Info

Publication number
JPH07147119A
JPH07147119A JP29336893A JP29336893A JPH07147119A JP H07147119 A JPH07147119 A JP H07147119A JP 29336893 A JP29336893 A JP 29336893A JP 29336893 A JP29336893 A JP 29336893A JP H07147119 A JPH07147119 A JP H07147119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
pressure
switch
spool
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29336893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyosuke Haga
恭輔 芳賀
Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
Satoshi Sudo
聰 数藤
Yoichiro Maekawa
洋一郎 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP29336893A priority Critical patent/JPH07147119A/ja
Publication of JPH07147119A publication Critical patent/JPH07147119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】摺動穴34が形成されたスイッチハウジング3
3の一端に大径穴340を形成し、この大径穴に弾性リ
ング(Oリング)41を介挿するようにした。 【効果】チャタリングを防止する機能を損なうことな
く、スプール径を細くすることができ、圧力スイッチの
小型化をはかれる効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧装置において圧力
の上昇を検知するために用いられるものであり、特に、
自動車用油圧装置に用いられる油圧ポンプ周りの油圧の
検出に好適な圧力スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車等に用いられる油圧式の自
動車用動力舵取装置には油圧系全体あるいは油圧ポンプ
周りの負荷圧等を検出するための圧力スイッチが設けら
れている。このような装置において、エンジンがアイド
リング回転時、ステアリング装置が据え切り操舵等され
ることにより油圧ポンプの負荷圧が上昇した場合、油圧
ポンプに動力を供給しているエンジンは高負荷のために
エンジンストールを起こすおそれがある。このようなエ
ンジンストールを防止するため、上記圧力スイッチから
の信号によりエンジンの回転速度を上昇させるようにし
ている。すなわち、アイドルアップのための信号発信源
として、圧力スイッチが用いられている。
【0003】ところで、この圧力スイッチは、図3に示
すように、ポンプハウジング1に形成され、負荷圧の導
入される圧力導入路2に、スイッチハウジング3が取り
付けられている。そして、このスイッチハウジング3に
は負荷圧に応じて軸方向に移動するスプール5が介挿さ
れ、その上部には一方の電気接点をなすコネクタ15が
設置されている。このコネクタ15はスイッチハウジン
グ3を介してポンプハウジング1からボディアースされ
たスペーサとの間に注入して固着された樹脂によりスイ
ッチハウジング3に支持されている。
【0004】前記コネクタ15とスプール5との間には
他方の電気接点をなす板バネ19が前記スペーサ17と
導通して固定されており、また、この圧力スイッチには
スプール5と板バネ19が当接部を気密に保ち、板バネ
19とコネクタ15のチャタリングを防止するためにス
プール5に環状溝20を形成し、この環状溝20に弾性
リング21を嵌合し、スプール5の往復移動の行き来す
る圧力差を持たせ、すなわちヒステリシスを持たせるよ
うにしている。
【0005】前記圧力導入路2からの負荷圧が板バネ1
9により予め設定された圧力を越えるとスプール5が板
バネ19の力に抗して移動される。すると、板バネ19
が撓んでコネクタ15と板バネ19とが接触して両者が
導通することで、コネクタ5とポンプハウジング1とが
導通して、アイドルアップの信号が発信される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、圧力スイッチの大きさを小さくするためには、板バ
ネ5を小さくする必要がある。板バネは径が小さくすれ
ば、この板バネ19を撓ませるために付加される力を小
さくする必要がある。このためには、スプール5の径を
細くし、スプール5の受圧面積を小さくすることが必要
になる。
【0007】ところが、スプール5の径を細くすると弾
性リング21を嵌合するための環状溝20が形成できな
くなり、スプール5の作動圧にヒステリシスを持たせる
ことができなくなる問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の圧力スイッチは
上記課題を解決するためになされたものであり、油圧装
置の油圧回路中における圧力を検出する圧力スイッチに
おいて、圧力の導入される圧力導入穴が形成されたハウ
ジングと、前記ハウジングに嵌合されたスイッチハウジ
ングと、前記スイッチハウジングに形成され前記圧力導
入穴と連通する摺動穴と、前記スイッチハウジングに形
成され前記摺動穴と接続するスイッチ室と、前記摺動穴
に介挿され圧力を受けて軸方向に作動するスプールと、
前記スイッチ室に設けられ一方の電気接点をなすコネク
タと、前記摺動穴とスイッチ室との間で他方の電気接点
をなす板バネと、前記摺動穴の圧力導入穴側に形成され
た大径穴と、前記大径穴に介挿され前記スプールが貫通
する弾性リングとで構成したことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】圧力が圧力導入穴から導入されると、スイッチ
ハウジングに形成された摺動穴に介挿されたスプールに
圧力がかかる。そして、板バネにより予め設定された圧
力がスプールにかかると板バネの力と弾性リングの摺動
抵抗に抗してスプールが移動される。この際、弾性リン
グはスプールの移動に伴って弾性変形する。そして、ス
イッチハウジングからハウジングにボディアースされた
一方の電気接点である板バネが他方の電気接点であるコ
ネクタ側に撓んでコネクタと接触して導通し、アイドル
アップのための電気信号が発信される。また、スプール
に導入された圧力が板バネの力と弾性リングの弾性変形
からの復帰力よりも低下するとスプールが移動してコネ
クタと板バネが離れ、アイドルアップのための電気信号
が停止する。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1を基に説明する。図1
に示すように、ポンプハウジング31に図略ポンプから
の負荷圧を導入する圧力導入通路32が形成されてい
る。この圧力導入通路32の形成された上部にはネジ溝
の形成された嵌合穴32Aが開口している。そして、こ
の嵌合穴32Aには圧力スイッチの本体を成すスイッチ
ハウジング33が螺合されている。
【0011】前記スイッチハウジング33には軸心Oを
軸にして前記圧力導入穴32と連通する摺動穴34が形
成されており、この摺動穴34には摺動自在にスプール
35が介挿されている。また、このスプール35にはラ
ンド部37および連通溝38が形成されており、前記ス
イッチハウジング33には、軸心Oに直交して連通穴3
9が形成されている。
【0012】前記スイッチハウジング33には前記摺動
穴34と接続してスイッチ室310が形成されている。
前記摺動穴34の前記スイッチ室310側には摺動穴3
4より大径で段部311が形成されるように係止穴31
2が形成されている。さらに摺動穴34のポンプハウジ
ング31側にも摺動穴34より大径の大径穴340が形
成されている。
【0013】そして、この大径穴340にはテフロンリ
ング40と弾性リングとしてOリング41が介挿されて
いる。このOリング41は大径穴340に対しては、圧
入状態にあり、スプール35とは適度な摺動抵抗を有
し、これによってスプール35に対してシール機能を有
するとともに、Oリング40の摺動抵抗によってスイッ
チ室310側へスプール35が移動を開始するのに必要
な力と圧力導入穴32側に移動するのに必要な力とに差
が発生することになる。
【0014】また、前記Oリング40の抜け止めをする
とともにスプール35に異常圧力が加わった場合にスイ
ッチ室310側に突き抜けることを防止するために、ス
プール35の一端部にスナップリング等の係止部材31
3Aがはめ込まれている。
【0015】前記スイッチ室310内には、軸心Oを中
心に一方の電気接点をなすコネクタ315が配備されて
いる。このコネクタ315の先端部にはワイヤーハーネ
ス等(図示せず)が取り付けられ、このワイヤーハーネ
スを通じて電気信号が発信されるようになっている。
【0016】前記コネクタ315と前記スイッチハウジ
ング33との間には電気絶縁体である樹脂316および
導電製のスペーサ317が介挿されている。これら前記
コネクタ315、樹脂316、スペーサ317は別途コ
ネクタ315とスペーサ317との間に樹脂316を流
し込んで双方に固着することにより3つを一体的に形成
する。また、コネクタ315に取り付けられた金属リン
グ300は樹脂316内に封入されるため、樹脂316
との固着性がよい。よって、コネクタ351と樹脂31
6とがより一体的に結合される。
【0017】前記コネクタ315にはゴム板302がは
め込まれており、このゴム板302には前記コネクタ3
15をはめ込むために中央に穴302Aが形成されてい
る。この穴302Aはコネクタ315の径よりも小径で
あるために、コネクタ315に対して適当な締め代を与
えているので、コネクタ315との間でシールを行って
いる。
【0018】前記コネクタ315側には前記スペーサ3
17と接触して他方の電気接点をなす板バネ19が設置
されている。よって、この他方の電気接点である板バネ
19はスペーサ317を介してスイッチハウジング33
からポンプハウジング31に導通しボディアースされて
いる。
【0019】前記板バネ19は例えば図2に示すよう
に、金属性の板に外周から中央に向けて3カ所に穴20
が形成され、中央部Tが前記穴20により形成された撓
み部20Aに支持された形状をしている。この中央部T
にある一定以上の力が加わると外周部Sに対して撓み部
20Aが撓んで中央部Tが変位する構造となっている。
前記スイッチ室310と摺動穴34との境の段部321
には、周状に溝が形成され、この溝にOリング322が
はめ込まれ、このOリング322と前記板バネ19の間
にはスイッチ室を気密にするためのフィルムシート32
0が介挿されている。
【0020】そして、前記スイッチハウジング33の図
中上部開口部の薄肉部323がカシメられる。このカシ
メ径は、前記リング300の外径よりも小径になるよう
に予め薄肉部323の長さが設定されている。また、こ
のカシメ径は前記ゴム板302の外径よりも小径である
ので、カシメることにより前記ゴム板302を押さえこ
み、ゴム板302とスイッチハウジング33の薄肉部3
23との間でシールを行う。
【0021】さらに、このカシメにより前記スペーサ3
17を押え込んで前記スイッチハウジング33の段部3
21に板バネ19を押しつけ位置固定をする。ここで、
前記圧力導入路32から負荷圧がかかっていないときの
状態を軸線Oの左側に示し、負荷圧がかかったときの状
態を右側に示す。
【0022】組付時の状態つまり、前記圧力導入路32
からの負荷圧がかかっていない左側の状態では、前記ス
プール35のコネクタ315側のヘッド部324は板バ
ネ19に当接しておらず、また、この板バネ19とコネ
クタ315との間には一定の隙間が設けられている。次
にこの圧力スイッチの動作について説明する。
【0023】アイドリング回転時にステアリング装置が
据え切り操舵等されると、油圧ポンプの負荷圧が上昇す
る。すると、前記圧力導入路32より負荷圧が導入さ
れ、この負荷圧をスプール35が受ける。負荷圧が板バ
ネ19の反発力とOリング40の摺動抵抗より大きくな
ると、この負荷圧によりスプール35が摺動穴34にガ
イドされて図中上方に移動する。すると、スプール35
のヘッド部324により板バネ19が撓んで図1中左側
の状態から右側の状態となる。
【0024】そして、シート部材318により摺動穴3
4との連通が遮断されて気密に保持されているコネクタ
315と板バネ19とが接触される。これによって、電
気的にスイッチがONの状態となる。その結果、スペー
サ317、スイッチハウジング33を介してポンプハウ
ジング31を通してボディアースされた板バネ19から
コネクタ315を通して電気信号が発信され、この電気
信号を基にエンジンのアイドルアップが行われる。
【0025】そして、板バネ19の反発力からOリング
40による摺動抵抗を差し引いた力より負荷圧が小さく
なると、スプール35が摺動穴34の図中下方に移動す
る。これによって、板バネ19がコネクタ315から離
れて電気的にスイッチがオフとなる。なお、スプール3
5が図1中右側の状態から左側の状態に移行するときの
負荷圧と右側の状態から左側の状態に移行するときの負
荷圧はOリングの摺動抵抗の作用により、差、すなわち
ヒステリシスが生じることになり、負荷圧の微小変動に
よるチャタリングが防止される。
【0026】
【発明の効果】本発明の圧力スイッチは、摺動穴が形成
されたスイッチハウジングの一端に大径穴を形成し、こ
の大径穴にスプールが貫通する弾性リングを介挿するよ
うにしたので、チャタリングを防止する機能を損なうこ
となく、スプール径を細くすることができ、圧力スイッ
チの小型化を図れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力スイッチを表わす断面図である。
【図2】板バネの一例を示す図である。
【図3】従来の技術の圧力スイッチを表わす断面図であ
る。
【符号の説明】
19 板バネ 31 ポンプハウジング 32 圧力導入穴 32A 嵌合穴 33 スイッチハウジング 34 摺動穴 35 スプール 41 Oリング 300 リング 302 ゴム板 313A 係止部材 310 スイッチ室 315 コネクタ 316 樹脂(電気絶縁体) 317 スペーサ 318 シート部材 340 大径穴 324 ヘッド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 洋一郎 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧装置の油圧回路中における圧力を検
    出する圧力スイッチにおいて、圧力の導入される圧力導
    入穴が形成されたハウジングと、前記ハウジングに嵌合
    されたスイッチハウジングと、前記スイッチハウジング
    に形成され前記圧力導入穴と連通する摺動穴と、前記ス
    イッチハウジングに形成され前記摺動穴と接続するスイ
    ッチ室と、前記摺動穴に介挿され圧力を受けて軸方向に
    作動するスプールと、前記スイッチ室に設けられ一方の
    電気接点をなすコネクタと、前記摺動穴とスイッチ室と
    の間で他方の電気接点をなす板バネと、前記摺動穴の圧
    力導入穴側に形成された大径穴と、前記大径穴に介挿さ
    れ前記スプールが貫通する弾性リングとで構成したこと
    を特徴とする圧力スイッチ。
JP29336893A 1993-11-24 1993-11-24 圧力スイッチ Pending JPH07147119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29336893A JPH07147119A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 圧力スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29336893A JPH07147119A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 圧力スイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07147119A true JPH07147119A (ja) 1995-06-06

Family

ID=17793882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29336893A Pending JPH07147119A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 圧力スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07147119A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0777247A3 (en) * 1995-11-29 1998-07-29 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Pressure switch

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0777247A3 (en) * 1995-11-29 1998-07-29 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Pressure switch

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002213483A (ja) 継手用ブーツの取付構造
US5564946A (en) Waterproof connector
US6125707A (en) Pressure detection device
EP0259146A2 (en) Pressure responsive switches having improved longevity
US5872345A (en) Pressure switch
JP3134023B2 (ja) コネクタ部付きスイッチ
JPH07147119A (ja) 圧力スイッチ
US5278367A (en) High pressure responsive switch and method for making same
JP3687103B2 (ja) 圧力スイッチ
JPH0799021A (ja) 圧力スイッチ
JPS62100918A (ja) 電気式の圧力スイツチ
JPH0799020A (ja) 圧力スイッチ
US5889247A (en) Normally closed, pressure responsive electrical switch
JP2749967B2 (ja) 機関のアイドル位置検出スイッチ及びその製造方法
JP2603402Y2 (ja) 圧力スイッチ
US20030111326A1 (en) Pressure switch with annular electrodes and method of making same
JPH0935601A (ja) 圧力スイッチ
US5519179A (en) Pressure switch
KR19980024377A (ko) 압력 스위치 및 압력 스위치 부착 펌프
US4933517A (en) Pressure switch with reduced contact wear
JPH0799022A (ja) 圧力スイッチ
JP3379374B2 (ja) 圧力検出装置
JPH09147708A (ja) 圧力スイッチ
JP3093356B2 (ja) 圧力スイッチ
JPH0733336Y2 (ja) 圧力スイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040914

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02