JPH0714652B2 - 印刷方法及び印刷装置 - Google Patents

印刷方法及び印刷装置

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JPH0714652B2
JPH0714652B2 JP62152337A JP15233787A JPH0714652B2 JP H0714652 B2 JPH0714652 B2 JP H0714652B2 JP 62152337 A JP62152337 A JP 62152337A JP 15233787 A JP15233787 A JP 15233787A JP H0714652 B2 JPH0714652 B2 JP H0714652B2
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勝文 由井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、断続的に移送される包装用樹脂フィルム等を
静止させて製造年月日,重量,金額などの文字を自動的
に印字する印刷方法及び印刷装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ロール紙または個々の物品に迅速な印刷ないしは
マークを施すため、回転ロールなどのような印刷部材の
周面に印刷ダイあるいは印刷装置を設けた回転型印刷装
置が知られている。この回転型印刷装置では、印刷ダイ
の周速度を被印刷物の表面の速度に一致させ、印刷ダイ
の印刷位置を被印刷物の被印刷位置に合わせる必要があ
り、構造が複雑となる。そこで、前記の回転型印刷装置
とは異なってスタンプ機構を印刷部材のために用い、静
止した被印刷物の表面に印刷を施すスタンプ型印刷装置
がある。
ところが、スタンプ型印刷装置では、印刷ダイへのイン
クの供給に関する問題が存在し、これを解決するための
印刷装置が例えば特開昭59−42989号公報に示すように
提案されている(第31図ないし第34図)。
第31図に示すように、印刷装置の垂直な壁31にモータ軸
32が設けられ、このモータ軸32は駆動モータ(第34図図
示)33により駆動される。モータ軸32にクランクディス
ク34が取り付けられ、クランクディスク34が接続リンク
35を介して活字部36aを有する印刷部材36にリンク結合
している。
第33図,第34図に示すように、37は取付ブロックで、ス
プリング38によりハウジング39に支持されるとともに、
ハウジング39に固定されたスライド軸40を上下方向にス
ライドするようになっている。この取付ブロック37に前
記の印刷部材36が軸41を中心として回動自在に取り付け
られている。
42はインクロール装置で、インクロール用モータ43によ
り回転されるインクロール42a及びインクロールハウジ
ング42bを有している。
インクロール装置42に一体にカムフォロワーアーム44が
取り付けられ、このカムフォロワーアーム44は引っ張り
スプリング45に引っ張られ、その先端がモータ軸32に取
り付けられたカム32aに接触している。従って、インク
ロール装置42はカム32aの回転に伴い印刷装置の垂直な
壁31に設けた回動軸46を中心として回動するようになっ
ている。
以上の構成により印刷部材36は反復的に往復旋回し、こ
れによって、印刷部材36の一周期運動中に二度印刷部材
36の活字部36aはインクロール42aに近接する。
第32図はインク付けの際のインクロール装置42の回動し
た状態を示し、印刷部材36が軸41を中心として旋回する
時、変位したインクロール42aと円滑に接触する。次い
で、軸41を中心として旋回する印刷部材36が取付ブロッ
ク37のストッパ37aに当接すると、取付ブロック37とと
もに印刷部材36がスライド軸40に沿って被印刷物Aに対
して直角に作動する。即ち、軌跡Xのように円弧運動か
ら不連続的に直線運動をする。この直線運動により被印
刷物Aが印刷される。印刷後、軌跡Yのように直線運動
から不連続的に円弧運動するようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上記のスタンプ型印刷装置にあっては、印刷
部材36の動きは、ストッパ37aに当接することにより回
転運動から直線運動に、ストッパ47に当接することによ
り直線運動から回転運動に無理に変換されるので、円滑
にならず、ストッパ37a及びストッパ47にも無理な力が
掛かる。この結果、印刷部材36の動作速度を小くするこ
とを余儀なくされ、印刷速度が小さかった。
また、インク付けの際には、印刷部材36が軌跡Xの円弧
部に沿って運動し、この時、カム32aによりカムフォロ
ワーアーム44が押され、インクロール42aが回動軸46を
中心として回動し、カム32aに形成された形状に従っ
て、印刷部材36の活字部36aとインクロール42aが線接触
状態で接触するが、インクロール42aはインクロール用
モータ43により回転されると同時に、Z方向に移動する
ので、インクロール42aのインクが飛散し、印刷部材36
の印刷エレメント36aにインクを均一に付けることがで
きなかった。
上記のインクの飛散,インクの不均一付着という問題を
解決するため、インクロール側を固定し、印刷部材36が
軌跡Yの円弧部に沿って運動する際、印刷部材36をイン
クロール42aから逃がす一方、軌跡Xの円弧部に沿って
運動する際インクロール42aに接触させる機構を考えれ
ばよいが、そのためには軸41から印刷部材36の活字部36
aまでの距離Lを可変にし、しかも印刷部材36の軌跡X,Y
に沿った運動と同期させながら可変にする必要がある。
かかる機構を従来のスタンプ型印刷装置の構成要素によ
り構成しようとすることは困難である。
〔発明の目的〕
本発明は、上述の問題を解決するためになされたもの
で、その目的は、インク付けの際インクロールを移動さ
せない状態で印刷部材の活字部をインクロールに円滑に
接触させ、インクを均一に活字部に付け、さらに印刷速
度を大きくすることができる印刷方法及び印刷装置を提
供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、第1発明は、被印刷物に近
接した印刷準備位置と被印刷物から離れた最大旋回位置
との間の経路に沿って、支持板に設けた旋回軸を中心と
して旋回すると共に平坦な活字部を有する印刷部材と、
一定方向に回転駆動されるインクロールとを備え、 前記経路に沿って印刷部材を反復的に往復揺動させ、こ
れによって、印刷部材の一周期運動中に二度印刷部材の
活字部をインクロールに近接させ、 印刷部材がインクロール回転方向の反対方向に運動する
に際し、活字部とインクロールとが接触しないように
し、印刷部材がインクロール回転方向に運動する際に活
字部とインクロールとを接触させてインクを供給する印
刷方法において、 印刷部材がカムフォロワーをカム溝に沿って案内されな
がら印刷準備位置から最大旋回位置に運動するに際し、
インクロールを旋回軸から遠ざけて印刷部材の活字部と
接触しないようにし、一方、印刷部材がカムフォロワー
をカム溝に沿って案内されながら最大旋回位置から印刷
準備位置に運動する際に、インクロールを旋回軸に近づ
けてインクロール中心と旋回軸との距離を一定に維持し
た状態で、印刷部材の活字部と旋回軸との距離をカム溝
の曲線経路によって案内されるカムフォロワーによって
変えながら印刷部材の平坦な活字部をインクロールに線
接触またはそれに近い状態で接触させるものであり、 第2発明は、支持板に回転自在に軸支されて回転動力源
により回転されるクランク軸にクランクを固定し、 このクランクに、一端側にスライド軸を一体に有し、他
端側にインク付け装置のインクロールによりインク付け
される平坦な活字部を有すると共に、カムフォロワーが
設けられたタイプユニットを連結リンクを介してリンク
結合し、 支持板に回転自在に軸支された旋回軸に、タイプユニッ
トのスライド軸を摺動する軸受けを備えた旋回ユニット
を固定し、 支持板にカムフォロワーが案内されるカム溝を設けたカ
ム板を固定し、このカム溝を、インク付けの際タイプユ
ニットの活字部がインクロールと線接触またはそれに近
い状態で接触する曲線経路とこの曲線経路に任意の経路
を介して被印刷物に直角となる直線経路とで構成したも
のである。
〔発明の作用〕
第1発明によれば、インク付けの際、印刷部材が最大旋
回位置から印刷準備位置に運動する際に、インクロール
の位置を固定状態に維持し、印刷部材はその活字部と旋
回軸との距離を変えながらインクロールに接触する。即
ち、従来例と異なり、インクロールの急激な位置の移動
がない。従って、インクロールの位置の移動によってイ
ンクは慣性力を受けることがなくなる。
第2発明によれば、回転動力源によりクランク軸に固定
したクランクを回転させると、連結リンクを介してタイ
プユニットが、そのカムフォロワーをカム板のカム溝に
案内されながら揺動する。
クランクを回転させてカム溝の直線経路に沿ってカムフ
ォロワーを案内すると、タイプユニットのスライド軸が
旋回ユニットの軸受けを摺動し、タイプユニットは直線
的に往復運動する。この時、旋回ユニットは回転運動を
行なわない。従って、タイプユニットの活字部は被印刷
物に対して直角に運動し、クランクが下死点に達する時
捺印が行なわれる。
クランクを更に回転すると、タイプユニットは連結リン
クを介して、押し下げる力或いは引き上げる力を受け
る。これによりカム溝の直線経路から曲線経路にかけて
カムフォロワーが案内され、タイプユニットが旋回軸と
の距離を変化させながら旋回軸を中心として往復旋回運
動する。即ち、タイプユニットの回転が旋回ユニットに
伝達すると同時にタイプユニットのスライド軸が旋回ユ
ニットの軸受けを摺動しながらタイプユニットは往復旋
回運動する。
クランクを回転してカム溝の曲線経路に沿ってカム溝の
直線経路の方向にカムフォロワーを案内すると、タイプ
ユニットの回転が旋回ユニットに伝達すると同時にタイ
プユニットのスライド軸が旋回ユニットの軸受けを摺動
しながらタイプユニットは往復旋回運動する。タイムユ
ニットの往復旋回運動に伴い、活字部と旋回軸との距離
が変化し、活字部がインクロールと線接触またはそれに
近い状態で接触しながらインクロールから活字部にイン
ク付けが行なわれる。
〔発明の実施例〕
以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第1図ないし第3図は本発明の実施例に係る印刷装置を
示す。
図において、1は支持板で、その前面側に第1図に示す
各構成部品が、後面側に第2図に示す各構成部品が取り
付けられている。この支持板1には、第1図に示す構成
部品を取り付けるため取付部材1a,保護用カバー(図示
せず)も取り付けられている。
2は電動モータで、本装置を駆動させる唯一の回転動力
源である。
3は支持板1を貫通するクランク軸で、取付部材1aに設
けられた第1軸受け1bにより回転自在に支持され、電動
モータ2により回転されるようになっている。
クランク軸3の支持板1の前面側に、円板状のクランク
4及びインクロールカム5とが固定されている。インク
ロールカム5は、第4図に示すように、略円形の板体で
あり、その周縁部はイ〜ロ,ロ〜ハ,ハ〜ニ,ニ〜ホ、
ホ〜イの区間に分けられている。ロ〜ハの区間(角度θ
)では、一定の半径R1を有する大径部5aが形成されて
いる。
ハ〜ニの区間では、一定の半径R1から徐々に小さくな
り、ニの点で半径R2になり、ニ〜ホの区間(角度θ
で一定の半径R2を有する小径部5bが形成されている。点
イでは、急激に凹んだ溝部5cが形成されている。
クランク軸3の支持板1の後面側に、クランクプーリ6,
スリット板7が固定されている。クランクプーリ6に電
動モータ2の回転がモータ用タイミングベルト8を介し
て減速して伝達されている。スリット板7には、その外
周部にスリット7aが設けられ、このスリット7aは光電管
センサ−7bで検出され、クランク軸3の停止位置の信号
が制御回路(図示せず)に伝達されるようになってい
る。
9は連結リンクで、その一端に設られたリンク軸受け9a
にクランクピン4aが支持され、他端に設けられたリンク
軸受け9bにタイプユニットピン10bが支持され、クラン
クピン4a,タイプユニットピン10bはそれぞれクランク4,
タイプユニット(印刷部材)10に固定されている。
即ち、クランク4に連結リンク9を介して、タイプユニ
ット10がリンク結合している。
タイプユニット10は、タイプユニットピン10bにより連
結リンク9に保持されたブロック体であり、支持板1の
近くにカムフォロワー10aを有し、且つ、一端側に2本
のスライド軸10cを一体に有し、他端側に平坦な活字部1
0dを有してる。活字部10dは、金属製であり、タイプユ
ニット10に設けられたタイプホルダー(図示せず)に着
脱自在に支持されている。また、タイプユニット10にヒ
ーター及び温度検出器(図示せず)が内蔵され、活字部
10dを一定温度に保っている。
11は支持板1を貫通する旋回軸で、支持板1に設けた第
2軸受け1cに回転自在に支持されている。旋回軸11の支
持板1の前方側に旋回ユニット12が固定されている。こ
の旋回ユニット12には、スライド軸受け12aが2カ所設
けられ、タイプユニット10に固定されているスライド軸
10cを摺動自在に支持している。つまり、旋回ユニット1
2はタイプユニット10をスライド可能に支持している。
旋回軸11の支持板1の後方側に旋回プーリ25が設けられ
ている。
13は支持板1に固定されたカム板で、カムフォロワー10
aが案内されるカム溝13aが設けられている。このカム溝
13aの形状は後述する。
14は活字部10dにインク付けをするインク付け装置で、
支持板1を貫通すると共に支持板1に固定されたヒンジ
軸15と、このヒンジ軸15に回動自在に設けたロール板16
と、ロール板16の一端側に設けられたフォロワーアーム
17と、ロール板16の他端側に設けられたインクロール軸
18と、インクロール軸18に一体に取り付けられたインク
ロール19とを有している。これを詳しく説明するに、フ
ォロワーアーム17には、当り量調整機構17bを介してロ
ール板16の一端側が固定され、先端にインクロール用カ
ムフォロアー17aが取り付けられている。フォロワーア
ーム17は、インクロールカム5の回転によるインクロー
ル用カムフォロアー17aの変位を、ヒンジ軸15を中心と
するロール板16の揺動運動に変える働きをする。当り量
調整機構17bは、ロール板16に取り付けるフォロワーア
ーム17の取付角度を調整するためものであり、この機構
により、活字部10dへのインク付けの際の活字面とイン
クロール19との当たり量を調整することができる。
ヒンジ軸15の前面側には、ロール板軸受け15aが取り付
けられ、ロール板軸受け15aの外側にロール板16が取り
付けられている。即ち、ロール板16はロール板軸受け15
aによりヒンジ軸15に揺動自在に支持されている。ま
た、ヒンジ軸15の後面側には、その軸を共通として軸受
け(図示せず)を介してアイドラーギア20及びアイドラ
ープーリ21が一体に取り付けられ、ヒンジ軸15に対して
回転自在となっている。
ロール板16の他端側と支持板1との間に引っ張りスプリ
ング22が介装され、この引っ張りスプリング22によりイ
ンクロール用カムフォロアー17aがインクロールカム5
に押圧されている。
また、ロール板16の他端側には、断熱材(図示せず)を
介して、ロールヒーターボックス23が固定されている。
ロールヒーターボックス23はヒーター及び温度検出器
(図示せず)を有し、一定温度を保つようになってい
る。
そして、インクロール軸18は、支持板1を貫通してお
り、ロール板16に取り付けられたインクロール軸受け
(図示せず)により回転自在に支持されている。インク
ロール軸18の貫通する支持板1の部分には、ロール板16
の揺動によるインクロール軸18の動きに対しても、支持
板1とインクロール軸18が接触しない程度の大きさの穴
(図示せず)が明けられている。又、インクロール軸18
の支持板1の後面側には、インクロールギアー24が固定
されている。
インクロール19は、連泡スポンジに熱溶融性インクを含
浸したロールであり、ロールヒーターボックス23により
加熱・保温され、インクを流動性のある状態にしてい
る。
次に、インクロール装置14の駆動系を説明する。
旋回軸11の支持板1の後方側に設けられた旋回プーリ25
には、その中心部にワンウェイクラッチ26が圧入されて
いる。ワンウェイクラッチ26は、旋回軸11の反復回転運
動を旋回プーリ25に間歇的に伝達し、旋回プーリ25を一
方向に回転運動させるものである。
旋回プーリ25とアイドラープーリ21との間にはタイミン
グベルト27が掛けられている。旋回プーリ25及びアイド
ラープーリ21の半径,アイドラーギア20及びインクロー
ルギアー24の歯数を適当に組み合わせることにより、イ
ンクロール19から活字部10dへのインク付けの際におけ
る活字部10dの活字面の速度(方向も含む)と、インク
ロール19の周速とが一致するようになっている。
次に、前述のカム溝13aの形状を第5図,第6図により
説明する。
カム溝13aは、第5図に示すように、略クランク状の経
路で、タイプユニット10がインクロール19の近傍を通過
する曲線経路(a〜b)とこの曲線経路(a〜b)に経
路(b〜c)を介した直線経路(a〜d)とで構成され
ている。直線経路(c〜d)は、被印刷物に直角となっ
ており、その延長線上に旋回軸11の中心が位置してい
る。
第6図において、インク付けする際には、活字部10dの
活字面がインクロール19の表面に食い込まず且つ離れな
い状態である線接触またはそれに近い状態でインクロー
ル19に接触させることが必要である。この場合インクロ
ール19が固定されているので、旋回軸11の中心から活字
部10dの活字面までの距離Lを変化させることが必要に
なり、上記の条件を満足させるためにはカム溝13aの経
路は、第6図により次のように求められる。
旋回角θに対するLcは Lc=L−Lf=Ccosθ−r−Lf で与えられる。
印字面長さがLtの時のインク付け必要旋回角2θは で与えられる。
ここで、 Lc:カムフォロワー10aの中心から旋回軸11の中心までの
距離(可変) Lt:活字面長さ C:インクロール中心から旋回軸11の中心までの距離(固
定値) L:活字面から旋回軸11の中心までの距離(可変) Lf:活字面からカムフォロワー10aの中心までの距離(固
定値) θ:旋回角 r:インクロール半径 上記の条件を満足するカム溝13aは曲線(a〜b)で形
成される経路となっており、タイプユニット10の活字部
10dがインクロール19の近傍を通過するインク付けの
際、活字部10dがインクロール19と線接触またはそれに
近い状態で接触するようになっている。
次に、本実施例の動作を第7図ないし第30図に基づいて
説明する。
第7図,第8図は第1動作状態を、第9図,第10図は第
2動作状態を、第11図,第12図は第3動作状態を、第13
図,第14図は第4動作状態を、第15図,第16図は第5動
作状態を、第17図,第18図は第6動作状態を、第19図,
第20図は第7動作状態を、第21図,第22図は第8動作状
態を、第23図,第24図は第9動作状態を、第25図,第26
図は第10動作状態を、第27図,第28図は第11動作状態
を、第29図,第30図は第12動作状態を示し、第12動作状
態から第1動作状態に戻り一連のサイクルが行なわれ
る。
第7図,第9図,第11図,第13図,第15図,第17図,第
19図,第21図,第23図,第25図,第27図,第29図は、主
としてタイプユニット10、旋回ユニット12の動きを示
す。第8図,第10図,第12図,第14図,第16図,第18
図,第20図,第22図,第24図,第26図,第28図,第30図
は、主としてカム板13におけるカムフォロワー10a及び
インク付け装置14の動きを示す。
第1図,第2図において、通電すると電動モータ2は回
転する。モータ軸2aに取り付けられたモータプーリ2bの
回転は、モータ用タイミングベルト8を介してクランク
プーリ6に減速して伝えられる。クランクプーリ6の回
転により、クランクプーリ6に固定されているクランク
軸3が回転する。クランク軸3の回転によりクランク軸
3に固定されたクランク4,インクロールカム5,スリット
板7も回転する。
スリット板7が回転することにより、そのスリット7aが
光電管センサー7bを通過する。その際、光電管センサー
7bはスリット板7のスリット7aを検出し、停止位置信号
を発する。この停止位置信号を制御回路(図示せず)が
受けて、電動モータ2への通電を遮断する。スリット板
7のスリット7aの位置は、スリット板7が光電管センサ
ー7bを通過する際、クランク4及びインクロールカム5
の位置が第1動作状態(カムフォロワー10aがカム溝13a
のc点になる位置に相当)になるように設定される。
制御回路は、外部より捺印開始信号を受けることによ
り、電動モータ2への通電を開始し、光電管センサー7b
よりの信号を受けて、電動モータ2への通電を遮断して
いる。つまり、外部よりの捺印開始信号によりクランク
軸3は回転を開始し、一回転すると停止位置信号により
停止することになり、本装置は一回の捺印動作をするこ
とになる。
第1動作状態は定位置停止の状態を示し、タイプユニッ
ト10は被印刷物に近接した印刷準備位置に位置してい
る。
第1動作状態では、第8図に示すように、インクロール
カム5は、その溝部5cでインクロール用カムフォロアー
17aと接触している。そのため、インクロール19は、ヒ
ンジ軸15を中心として最大量揺動し、活字部10dに最も
近寄った位置となっている。この状態でクランク軸3が
回転すると、左右どちら側に回転する場合でも、インク
ロールカム5によるインクロール用カムフォロアー17a
の変位量は増大する。
一方、インクロール用カムフォロアー17aは、引っ張り
スプリング22によりインクロールカム5に押し付けられ
ているため、インクロールカム5による変位量が増大す
ると、引っ張りスプリング22が伸ばされ、バネ力は増大
し、インクロール用カムフォロアー17aをインクロール
カム5に押し付ける力が大きくなる。つまり、インクロ
ールカム5は、第1動作状態から左右どちらに回転する
場合にも、引っ張りスプリング22を伸ばす力が必要とな
る。この事はインクロールカム5が第1動作状態から多
少右または左に回転した位置にあっても、常に停止の状
態に戻ろうとする力が働いていることになる。
第1動作状態から電動モータ2によりクランク軸3が回
転し、クランク4が回転する。これにより、連結リンク
9を介してタイプユニット10は押し下げられる。この
時、タイプユニット10のカムフォロワー10aがカム板13
のカム溝13aの直線部分(c〜d)に案内されているた
め、旋回ユニット12は回転運動を行なわない(第4図に
示すカム溝13aのc〜dの直線部分の延長線が、旋回軸1
1の中心を通るため)。従って、タイプユニット10は、
そのスライド軸10cを旋回ユニット12のスライド軸受け1
2aに摺動させて下方向に直線運動する。
クランク4が下死点に達すると、第2動作状態になり、
捺印が行なわれる。
第1動作状態から第2動作状態の間が捺印のための直線
運動であり、捺印後、第2動作状態から第3動作状態の
間の戻りの直線運動となる。この間カムフォロワー10a
はカム溝13aの直線部分(c〜d)を往復運動すること
になる。
更に、第3動作状態からクランク4が回転すると、タイ
プユニット10は連結リンク9を介して上方向に引き上げ
られ、第4動作状態→第5動作状態→第6動作状態→第
7動作状態→第8動作状態へと進む。即ち、カム溝13a
の曲線経路(c〜b)に沿ってカムフォロワー10aが案
内され、旋回ユニット12が旋回軸11との距離を変化させ
ながら旋回軸11を中心として時計方向に旋回運動する。
換言すれば、タイプユニット10の回転が旋回ユニット12
に伝達すると同時にタイプユニット12のスライド軸10c
が旋回ユニット12の軸受け12aを摺動しながら旋回運動
することになる。クランク4が上死点に達すると、第8
動作状態になり、タイプユニット10は被印刷物から離れ
た最大旋回位置になる。
次に、第8動作状態から第12動作状態を経て第1動作状
態に至る間においては、前述とは逆にクランク4の回転
に伴い、タイプユニット10は、下方向に押し下げる力を
受ける。この時、カム溝13aの曲線経路(a〜c)に沿
ってカムフォロワー10aが案内され、旋回ユニット12が
旋回軸11との距離を変化させながら旋回軸11を中心とし
て反時計方向に旋回運動する。第9動作状態から第11動
作状態の間で、インクロール19から活字部10dの活字面
へのインク付けが行われる。
このインク付けは、次の如き方法を用いることにより可
能としている。
タイプユニット10の活字部10dは、その活字面をインク
ロール19に向けたまま、旋回軸11を中心とする旋回運動
を行なう。ここで、仮に旋回軸11とタイプユニット10の
活字部10dの活字面までの距離Lが固定されているとす
ると、平坦な活字面を持つ活字部10dに、円筒状のイン
クロール19を用いてインク付けを行う場合には、タイプ
ユニット10の旋回に伴い、インクロール19を近づけた
り、遠ざけたりさせる必要が生じて来る。
しかるに、クランク4を回転してカム溝13aの曲線経路
(a〜b)に沿ってカム溝13aの点aから点bの方向に
カムフォロワー10aが案内される。そして、タイプユニ
ット10の回転を旋回ユニット12に伝達すると同時にタイ
プユニット10のスライド軸10cが旋回ユニット12の軸受
け12aを摺動しながらタイプユニット10は旋回運動す
る。従って、タイプユニット10の旋回に伴い、活字部10
dの活字面と旋回軸11との距離Lが変化し、活字部10dが
インクロール19と線接触またはそれに近い状態で接触し
ながら円筒状のインクロール19から活字部10dの平坦な
活字面ににインク付けが行なわれる。
次に、インクロールカム5の作用について詳しく説明す
る。
前述の如く、クランク軸3の回転に伴い、タイプユニッ
ト10の活字面10dは、インク付け動作,捺印動作,また
其等を結ぶ動作を繰り返し行なっている。このことは、
タイプユニット10が時計方向に旋回を行なう動作と、反
時計方向に旋回運動を行なう動作とが交互に繰り返され
ることになる。つまり、クランク4が1回転する間に、
カムフォロワー10aがカム溝13aのa〜b間を、時計方向
及び反時計方向との2回通過することになり、インク付
けの動作が2回発生することになる。これを防ぐため
に、インクロールカム5が使用される。即ち、回転する
インクロールカム5によりインクロール用カムフォロア
ー17aが押圧されて追従・動作し、これによりインクロ
ール19が、タイプユニット10の旋回運動と同期しながら
ヒンジ軸15を中心として揺動運動をする。
第4図は上記のインクロールカム5の形状を示し、その
形状による作動を説明すると、インクロールカム5とカ
ムフォロワー10aとがイの位置で接触する状態が前述し
た定位置停止の位置となる。
イ〜ロの間では、インクロールカム5の回転に伴い、イ
ンクロール19がタイプユニット10の活字部10dから遠ざ
かるように揺動する。
ロ〜ハの間(動作説明の第3動作状態〜第6動作状態)
では、タイプユニット10が印刷準備位置から最大旋回位
置方向に旋回する一方、インクロールカム5の大径部5a
にインクロール用カムフォロアー17aが押圧されるの
で、インクロール19は、ヒンジ軸15を中心としてタイプ
ユニット10の活字部10dから遠のいた状態に揺動する。
しかも、大径部5aが一定の半径R1となっているので、イ
ンクロール19がタイプユニット10の活字部10dから遠の
いた状態が保持される。
ハ〜ニの間(動作説明の第6動作状態〜第8動作状態)
では、インクロール19がタイプユニット10の活字部10d
に近づくように揺動する。つまり、ロ〜ニの区間(動作
説明の第2動作状態〜第8動作状態)にあっては、イン
クロール19はタイプユニット10の活字部10dから遠のく
方向に揺動するか或いは遠のいたままであり、この間に
おいては活字部10dの活字面とインクロール19とは、接
近することはあっても接触することはないから、活字部
10dの活字面へのインク付けは行われない。
更に、インクロールカム5が回転すると、ニ〜ホの区間
となる。
ニ〜ホの間(第8動作状態〜第12動作状態)では、タイ
プユニット10が最大旋回位置から印刷準備位置方向に旋
回する一方、インクロールカム5の小径部5bにインクロ
ール用カムフォロアー17aが押圧されるので、インクロ
ール19は、ヒンジ軸15を中心としてタイプユニット10方
向に揺動する。しかも、小径部5bが一定の半径R2となっ
ているので、インクロールカム5によるリフト量は変化
せず、インクロール19は、活字部10dの活字面へのイン
ク付けに適した位置の状態を保持している。つまり、こ
の区間で前述の如くタイプユニット10が動作説明の第9
動作状態〜第11動作状態に示されるように、インク付け
のための動作を行うこととあいまって、活字部10dの活
字面がインクロール19に線接触またはそれに近い状態で
接触して活字面へのインク付けが行なわれる。
ホ〜イの間では、更に、インクロールカム5によるリフ
ト量が減少し、前述した定位置停止の位置へつながる動
作となる。この間、インクロール19はインク付けに適当
な位置から更にタイプユニット10の活字部10dに向かっ
て揺動する。
以上のように、インクロールカム5が回転することによ
り、タイプユニット10の活字部10dの動きと同期しなが
ら、インクロール19は、インク付けが行なわれないため
の逃がし位置、インク付けするためのインク付け位置、
及び定位置停止位置に位置するようになっている。
次に、インクロール19の駆動動作を説明する。
第1図,第2図に示すように、連結リンク9によりタイ
プユニット10が往復旋回すると、スライド軸10cを介し
て旋回ユニット12が往復回転し、旋回軸11が往復回動す
る。ここで、旋回軸11にワンウェイクラッチ26を介して
旋回プーリ25が設けられているので、旋回プーリ25は、
タイプユニット10が最大旋回位置から印刷準備位置に揺
動する時のみ回転し、印刷準備位置から最大旋回位置方
向に揺動する時は回転しない。
従って、タイプユニット10が最大旋回位置から下方向に
揺動する時のみ旋回軸11に固定した旋回プーリ25からタ
イミングベルト27を介してアイドラプーリ21に回転が伝
達し、アイドラプーリ21に一体のアイドラーギア20が回
転する。従って、アイドラーギア20に噛み合うインクロ
ールギアー24が回転し、インクロールギアー24と一体に
回転するインクロール19が矢印方向にのみ回転する。
以上の如き構成によれば、インク付けの際、タイプユニ
ット(印刷部材)10が最大旋回位置から印刷準備位置に
運動する際に、インクロール19の位置を固定状態に維持
し、タイプユニット10はその活字部10dと旋回軸11との
距離を変えながらインクロール19に接触する。従って、
従来例と異なり、イクロール19の急激な位置の移動がな
い。従って、インクロール19の移動によってインクは慣
性力を受けることがなくなる。この結果、インクロール
19上のインクが飛散することなく、タイプユニット10の
活字部10dにインクを均一に付けることができる。
また、本実施例に係る印刷装置は、タイプユニット10の
動きを制御するカム溝13a,旋回軸11を中心とする旋回機
構,旋回軸11とタイプユニット10の活字部10dの距離を
変化させるスライド機構とにより構成されているので、
タイプユニット10の旋回に伴い、活字面と旋回軸11の中
心との距離Lを変化させることで、平坦な活字面に円筒
状のインクロール19を用いてのインク付けを可能にする
ことができる。かかる構造をベースとしてカム軸13aに
よりタイプユニット10が案内されるので、タイプユニッ
ト10の往復旋回運動から被印刷物に直交する方向への往
復直線運動への移行が円滑に行なわれ、タイプユニット
10の運動が円滑に行なわれ、また、無理な力が掛かるこ
ともない。この結果、印刷速度を大きくすることができ
る。
なお、本実施例においては、タイプユニット10の動きを
制御するカム溝13a,旋回軸11を中心とする旋回機構,旋
回軸11とタイプユニット10の活字部10dの距離を変化さ
せるスライド機構とにより印刷装置を構成し、タイプユ
ニット10の旋回に伴い、活字面と旋回軸11の中心との距
離Lを変化させることで、平坦な活字面にインクロール
19を用いてのインク付けを可能にしているが、これに限
定されず、例えば、タイプユニット10と旋回ユニット12
とを一体にしてロッド先端に活字面を有する油圧シリン
ダを設ける一方、クランク4の回転位置を位置センサー
により検出し、適当な制御回路によりタイプユニット10
の旋回運動の時期に対して活字面と旋回軸11の中心との
距離Lを変化させる時期を同期させる信号を電気油圧サ
ーボ機構に送り、電気油圧サーボ機構により油圧シリン
ダを制御してタイプユニット10と旋回ユニット12とを一
体にした構造体の活字面の位置を旋回軸11に対して制御
することもできる。
また、本実施例においては、インクロール19は、インク
ロールカム5の回転により、ヒンジ軸15を中心として揺
動運動をする構造になっているが、この様な構造に限定
されず、例えば、クランク4の回転位置を位置センサー
により検出し、適当な制御回路とアクチュエータ等によ
りインクロール19をタイプユニット10の旋回運動と同期
させながらインクロール19を変位させ、インク付けを行
なうこともできる。
さらに、本実施例においては、インクロール19は旋回軸
11の往復回転運動により1方向に回転する機構となって
いるが、これに限定されず、電動モータ2とは別のイン
クロール用モータを設置し、このインクロール用モータ
をタイプユニット10の活字部10dの速さに同期させるよ
うに回転させることもできる。
そして、本実施例においては、インクロール19は熱溶融
性インクを含浸したロールであるが、必ずしもこれに限
定されず熱により性質が変化しない通常のインクを使用
することもできる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、第1発明に係る印刷方法によれば、
インク付けの際インクロールを移動させない状態でタイ
プユニットの活字部をインクロールに接触させることに
より、インクロール上のインクが飛散することがなくな
り、タイプユニットの活字部にインクを均一に付けるこ
とができる効果を奏し、また、第2発明に係る印刷装置
によれば、インク付けの際インクロールを移動させない
状態でタイプユニットの活字部とインクロールととを円
滑に接触させ、印刷速度を大きくすることができる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例に係る印刷装置の正面構成図、
第2図は同印刷装置の背面構成図、第3図は要部断面
図、第4図はインクロールカムの形状の説明図、第5図
は旋回軸とカム溝の関係を示す説明図、第6図はインク
ロール,活字面,カムフォロワー,旋回軸の相互関係を
示す説明図、第7図,第8図は第1動作状態の動作説明
図、第9図,第10図は第2動作状態の動作説明図、第11
図,第12図は第3動作状態の動作説明図、第13図,第14
図は第4動作状態の動作説明図、第15図,第16図は第5
動作状態の動作説明図、第17図,第18図は第6動作状態
の動作説明図、第19図,第20図は第7動作状態の動作説
明図、第21図,第22図は第8動作状態の動作説明図、第
23図,第24図は第9動作状態の動作説明図、第25図,第
26図は第10動作状態の動作説明図、第27図,第28図は第
11動作状態の動作説明図、第29図,第30図は第12動作状
態の動作説明図、第31図は従来におけるスタンプ型印刷
装置の正面構成図、第32図は同装置の動作状態説明図、
第33図は同装置の取付ブロックの斜視図、第34図は同装
置の背面図である。 1……支持板、2……電動モータ、3……クランク軸、
4……クランク、5……インクロールカム、6……クラ
ンクプーリ、8……モータ用タイミングベルト、9……
連結リンク、10……タイプユニット、10a……カムフォ
ロワー、10c……スライド軸、10d……活字部、12……旋
回ユニット、12a……スライド軸受け、13……カム板、1
3a……カム溝、14……インク付け装置、15……ヒンジ
軸、16……ロール板、17……フォロワーアーム、17a…
…インクロール用カムフォロアー、18……インクロール
軸、19……インクロール、22……引っ張りスプリング。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被印刷物に近接した印刷準備位置と被印刷
    物から離れた最大旋回位置との間の経路に沿って、支持
    板に設けた旋回軸を中心として旋回すると共に平坦な活
    字部を有する印刷部材と、一定方向に回転駆動されるイ
    ンクロールとを備え、 前記経路に沿って印刷部材を反復的に往復揺動させ、こ
    れによって、印刷部材の一周期運動中に二度印刷部材の
    活字部をインクロールに近接させ、 印刷部材がインクロール回転方向の反対方向に運動する
    に際し、活字部とインクロールとが接触しないように
    し、印刷部材がインクロール回転方向に運動する際に活
    字部とインクロールとを接触させてインクを供給する印
    刷方法において、 印刷部材がカムフォロワーをカム溝に沿って案内されな
    がら印刷準備位置から最大旋回位置に運動するに際し、
    インクロールを旋回軸から遠ざけて印刷部材の活字部と
    接触しないようにし、 一方、印刷部材がカムフォロワーをカム溝に沿って案内
    されながら最大旋回位置から印刷準備位置に運動する際
    に、インクロールを旋回軸に近づけてインクロール中心
    と旋回軸との距離を一定に維持した状態で、印刷部材の
    活字部と旋回軸との距離をカム溝の曲線経路によって案
    内されるカムフォロワーによって変えながら印刷部材の
    平坦な活字部をインクロールに線接触またはそれに近い
    状態で接触させる ことを特徴とする印刷方法。
  2. 【請求項2】支持板に回転自在に軸支されて回転動力源
    により回転されるクランク軸にクランクを固定し、 このクランクに、一端側にスライド軸を一体に有し、他
    端側にインク付け装置のインクロールによりインク付け
    される平坦な活字部を有すると共にカムフォロワーが設
    けられたタイプユニットを連結リンクを介してリンク結
    合し、 支持板に回転自在に軸支された旋回軸に、タイプユニッ
    トのスライド軸を摺動する軸受けを備えた旋回ユニット
    を固定し、 支持板にカムフォロワーが案内されるカム溝を設けたカ
    ム板を固定し、このカム溝に、インク付けの際タイプユ
    ニットの活字部がインクロールと線接触またはそれに近
    い状態で接触する曲線経路とこの曲線経路に任意の経路
    を介して被印刷物に直角となる直線経路とで構成した ことを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】インク付け装置は、支持板に設けたヒンジ
    軸と、このヒンジ軸に回動自在に設けたロール板と、ロ
    ール板の一端側に設けたスプリングによりクランク軸に
    固定されたインクロールカムに先端が押圧されているフ
    ォロワーアームと、ロール板の他端側に回転自在に軸支
    されたインクロール軸と、インクロール軸に固定されて
    回転駆動されるインクロールとを備えていることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の印刷装置。
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