JPH0714580Y2 - カバー付きシリンダ錠 - Google Patents

カバー付きシリンダ錠

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JPH0714580Y2
JPH0714580Y2 JP1987199414U JP19941487U JPH0714580Y2 JP H0714580 Y2 JPH0714580 Y2 JP H0714580Y2 JP 1987199414 U JP1987199414 U JP 1987199414U JP 19941487 U JP19941487 U JP 19941487U JP H0714580 Y2 JPH0714580 Y2 JP H0714580Y2
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JP
Japan
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cover
cylinder lock
lock
state
lock hole
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Application number
JP1987199414U
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JPH01102362U (ja
Inventor
龍郎 山下
俊介 柴田
Original Assignee
株式会社本田ロック
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば車両のドアに取付けられるカバー付
きシリンダ錠の改良に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、カバー付きシリンダ錠としては、例えば実公昭62
-12763号公報に記載されているようなものが知られてい
る。これによると、錠穴を覆うカバーを該錠穴を開放す
べくスプリングの付勢力に抗して回動操作すると、該カ
バー側に形成された所定の係合溝にシリンダ錠のロータ
側に設けられたピンが係合してカバーの開放状態(カバ
ーの開状態)が維持され、その後、錠穴にキーを挿入し
てロータを回動させ施錠操作した後、該キーを錠穴から
抜き出すと、前記ピンの係合状態が解除してカバーが錠
穴を覆う状態(カバーの閉状態)に自動的に復帰するよ
うに構成したものが開示されている。
しかしながら、かかる従来技術の構成によると、錠穴を
自動的に覆うのはキーを用いて操作する場合に限られる
ので、施錠後に例えば、悪戯等によりカバーが開状態に
なると、開状態はそのまま維持されることとなり、これ
を回避するためには再びキーを用いるという無駄な操作
を行なう必要があることや、当該シリンダ錠が車両のド
アに取付けられている場合、かかるカバーの開状態で走
行すると体裁が悪いのみならず、錠穴への浸水を阻止で
きない恐れがあることとなり、カバーの自動復帰効果を
減殺させているという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) この考案はかかる従来技術の問題点を解決すべくなされ
たものであり、錠穴の前面側に回動自在に取付けられる
と共に、常時は該錠穴を覆う状態に維持される一方、該
錠穴の開放時に該開放状態を維持するための係合手段を
設けたカバーを備えて成るカバー付きシリンダ錠におい
て、前記係合手段による係合を解除すべく所定信号によ
り作動するアクチュエータを設けたことを特徴とし、取
扱者の意に反してカバーが開状態に維持されても、カバ
ーが閉状態に自動的に復帰し得るようにしたカバー付き
キーシリンダ錠を提供することを目的とする。
(作用) 施解錠操作時には回動したカバーは錠穴の開放状態に維
持されるが、施解錠操作時以外にカバーが錠穴の開放状
態に維持されると、アクチュエータの作動によりカバー
は錠穴を覆うよう自動的に回動する。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例を示すものであり、カバー
付きシリンダ錠1は例えば自動車のドライバ側ドアパネ
ル2に同図の上下方向を天地方向として取付けられるも
のであり、このシリンダ錠1のロータ3は、前方側が四
角板状を呈し後方側が円筒状を呈するボディ4の内部で
中心軸線Oの回りに回動可能であり、このロータ3内に
は錠穴5が形成されている。なお、ボディ4の先端側、
すなわちシリンダ錠1の後端側(第1図の右端側)には
回動後のロータ3を自動的に元の位置に復帰させるため
のリターンスプリング6が取り付けられており、さらに
このリターンスプリング6の後部側には図示省略の解錠
機構に連結されるロックプレートカム7、及び離脱防止
用のE型クリップ8が取り付けられている。
一方、ボディ4の前面側、すなわち錠穴5のキー挿入側
には略四角皿状を呈するカバー9が取り付けられてお
り、このカバー9の一角に形成された回動軸としてのボ
ス部9aはボディ4の前方側の一角の裏面側に形成された
支軸孔部10内に突出し、この支軸孔部10の底面とボス部
9aの先端に挿通されボディ4に係止されるカラー10との
間には、カバー9が錠穴5を覆う方向に付勢すると共
に、カバー9をボディ4側に押圧する方向に付勢するリ
ターンスプリグ12が介装されている。
他方、ボディ4には、ケース13内に収納された励磁コイ
ル14への通電状態に応じてスプリング15で付勢されたプ
ランジャ16を進退させるアクチュエータとしての電磁ソ
レノイド17が取り付けられており、この電磁ソレノイド
17の励磁コイル14には、例えば搭乗者が別途スイッチを
操作したとき、エンジンが始動したとき、車速が所定速
度に達したとき、あるいはシフトレバーの位置変化を検
出したとき等車両の運行状態に応じ、プランジャ16を励
磁コイル14内に吸引すべく所定時間の通電を行なう検出
手段18が接続されている。
また、ロータ3の前面側に形成された凹所5aにはスライ
ドプレート19が収納されており、また、このスライドプ
レート19にはスライドピン(第3図に示すようにカバー
5の裏面側に形成され、略L字状の長弧状部9n及び短弧
状部9mから成る案内溝9bに係合する)が形成されている
一方、ロータ3の前面はキャップ20で覆われ、このキャ
ップ20には第2図に示すように、縦長の錠挿通孔20a及
びその上部に横長のスライド孔20bが夫々形成されてい
て、このスライド孔20bには前期スライドピンが挿通さ
れる。つまり、スライドプレート19はロータ3と一緒に
回動すると共に凹所5a内でスライド孔20bに沿って遊動
自在となっている。
なお、ドアパネル2とボディ4との間にはパッキン21が
介在している。
次に、このように構成された実施例の作動につき第3図
乃至第8図を参照しながら説明する。
まず、第3図に示すように、カバー9の閉状態、すなわ
ち錠穴5の前面側が覆われている場合は、スライドプレ
ート19が錠挿通孔20aを覆う位置にあると共に、スライ
ドピン19aは案内溝9bの長弧状部9nの一端(第3図にお
いて上端)位置に係合している。
この状態から、第4図に示すように、カバー9を同図の
時計回り方向に回動させると、スライドピン19aは案内
溝9bの長弧状部9n位置から短弧状部9m位置に向かって相
対的に移動し、長弧状部9nと短弧状部9mとの境界部位に
位置すると、スライドピン19aはスライド孔20bに沿って
移動する。つまり、スライドプレート19は同図の右方向
に移動する。ここで、カバー9の回動をさらに継続する
と、スライドピン19aはスライド孔20bの端部(同図に示
す右端部)位置まで移動すると共に、第6図に示すよう
にプランジャ16の先端はカバー9の裏面に断面三角形状
に形成された係合突部9cの傾斜面を乗り越えてスプリン
グ15の付勢力により該係合突部9cの切り落とし側に係止
される。これにより、錠挿通孔20aが露出し、カバー9
の開状態が維持される。
なお、かかるカバー9の開状態のとき、カバー9をスプ
リング12の付勢力に抗してボディ4から離間する方向に
強制的に浮動させると、前記プランジャ16と係合突部9c
との係止状態が解除され、カバー9はスプリング12の付
勢力により前記閉状態に戻る。
カバー9の前記開状態から、第5図に示すように、解錠
操作を行なうべくキーを錠穴5に挿入しロータ3を回動
させると、ロータ3及びスライドプレート19が回動し、
これにより、スライドピン19aは短弧状部9mの端部(同
図の下端部)位置まで移動する。このロータ3の回動時
に、該スライドピン19aは、第7図に示すように、カバ
ー9の裏面側に形成された押し上げ斜面9eに当接するの
で、カバー9がスプリング12の付勢力に抗してボディ4
から離間する方向に移動する。したがって、ロータ3の
回動による解錠終了時には前記プランジャ16は係合突部
9cとの係止状態が解除され、キーを抜くと同時にカバー
9はスプリング12の付勢力により前記閉状態に戻る。
この解錠操作の終了後、シリンダ錠1が施錠状態にさ
れ、例えば悪戯等によりカバー9が再び前記開状態に維
持されそのまま運転が行なわれると、検出手段18が作動
しプランジャ16が励磁コイル14内に吸引されるので、カ
バー9はスプリング12の付勢力により自動的に閉状態に
戻る。
なお、上記実施例においては、アクチュエータとして電
磁ソレノイドを用いたが、モータ等を用いてラックピニ
オンギア等によりスライドピン19aを進退させても良
い。
(考案の効果) 以上のようにこの考案によれば、錠穴の前面側に回動自
在に取付けられると共に、常時は該錠穴を覆う状態に維
持される一方、該錠穴の開放時に該開放状態を維持する
ための係合手段を設けたカバーを備えて成るカバー付き
シリンダ錠において、前記係合手段による係合を解除す
べく車速等車両の運行状態を検出する所定信号により作
動するアクチュエータを設ける構成としたので、施解錠
操作時以外に悪戯等により錠穴の無用な開放状態が維持
されても、例えば運転車が気付くことなく車両を走行さ
せてもアクチュエータの作動により錠穴を覆う状態にカ
バーが自動的に回動させられるから、例えば該シリンダ
錠が車両のドアに取付けられる場合、不体裁の回避はも
とより、錠穴への浸水等を未然に防止することができ、
カバーの自動復帰機能をより効果的にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であり、第3
図のI-Iに沿う図、第2図はロータのキャップの正面
図、第3図はカバーの閉状態を説明する概略正面図、第
4図はカバーの開状態を説明する概略正面図、第5図は
カバーの開状態におけるロータの回動状態を説明する概
略正面図、第6図はカバーの開状態の維持を説明する断
面図であり第4図のVI-VIに沿う図、第7図はカバーの
スライドピンによる押し上げを説明する断面図であり第
4図(又は第5図)のVII-VIIに沿う図である。 1……シリンダ錠、5……錠穴、9……カバー、17……
電磁ソレノイド(アクチュエータ)。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】錠穴の前面側に回動自在に取付けられると
    共に、常時は該錠穴を覆う状態に維持される一方、該錠
    穴の開放時に該開放状態を維持するための係合手段を設
    けたカバーを備えて成るカバー付きシリンダ錠におい
    て、前記係合手段による係合を解除すべく所定信号によ
    り作動するアクチュエータを設けたことを特徴とするカ
    バー付きシリンダ錠。
  2. 【請求項2】前記アクチュエータは、前記所定信号を入
    力して作動する電磁ソレノイドである実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のカバー付きシリンダ錠。
  3. 【請求項3】前記アクチュエータは、前記所定信号を入
    力して作動するモータである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のカバー付きシリンダ錠。
  4. 【請求項4】前記シリンダ錠は、車両のドアに取付けら
    れている実用新案登録請求の範囲第1項乃至第3項のい
    ずれか1項に記載のカバー付きシリンダ錠。
  5. 【請求項5】前記アクチュエータは、前記車両が所定の
    運行状態にあることを検知して作動する実用新案登録請
    求の範囲第4項記載のカバー付きシリンダ錠。
JP1987199414U 1987-12-28 1987-12-28 カバー付きシリンダ錠 Expired - Lifetime JPH0714580Y2 (ja)

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JPH01102362U JPH01102362U (ja) 1989-07-11
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2002057574A1 (ja) * 2001-01-22 2004-05-20 藤岡金属株式会社 ドアのピッキング防止方法及びその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59122354U (ja) * 1983-02-04 1984-08-17 株式会社東海理化電機製作所 カバ−付きシリンダ錠
JPS61152668U (ja) * 1985-03-13 1986-09-20

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JPH01102362U (ja) 1989-07-11

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