JPH071457Y2 - 芯合わせ用治具 - Google Patents

芯合わせ用治具

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JPH071457Y2
JPH071457Y2 JP6491488U JP6491488U JPH071457Y2 JP H071457 Y2 JPH071457 Y2 JP H071457Y2 JP 6491488 U JP6491488 U JP 6491488U JP 6491488 U JP6491488 U JP 6491488U JP H071457 Y2 JPH071457 Y2 JP H071457Y2
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幸彦 福澤
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は固定対象物を所定の固定位置に固定する際に用
いる芯合わせ用治具に係り、例えば建築物の基礎部分に
用いられるアンカーボルト添プレートの固定作業などに
利用できる。
〔従来の技術〕
従来より、複数部材の固定には様々な位置決め方法が採
用されているが、建築分野においては水糸を利用した位
置合わせが多用されている。
例えば、建物の上部構造物を基礎部分に用いられるアン
カーボルトの施工においては、現場作業性や取付精度を
向上するため、予め複数のアンカーボルトをアンカーボ
ルト添プレートに貫通固定し、このアンカーボルト添プ
レートを所定位置に配置してコンクリート打ちを行い、
基礎部分として埋設固定することがなされている。この
ようなアンカーボルト添プレートの位置出しにあたって
は、固定位置近傍の捨てコンクリート等に地墨を印し、
この地墨と添プレートのけがき線等とを目視により合わ
せる方法があるが、直接芯位置を合わせるものではない
ため精度の点で問題がある。これに対し、基準線として
固定位置近傍に設けた支持体(いわゆるやり方)から張
った2本の水糸を所定の目標位置で交叉させ、この交点
に添プレートの芯位置を合わせる方法によれば、直接的
な芯位置合わせができるため固定位置精度を向上するこ
とができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、アンカーボルト添プレートの固定位置は常に
周囲を開放された位置であるとは限らず、例えば固定位
置が他の構造物等に包囲されている場合など、前記水糸
を添プレート表面に近接して張ることはできない。この
ような場合、添プレート表面の芯位置と水糸の交点との
距離が大きくなり、各々を目視により位置合わせを行っ
ていたのでは誤差が大きくなり、位置精度を損なうとい
う問題があった。
本考案の目的は、交叉する基準線を用いて固定対象物を
正確な位置に固定する作業を、確実かつ簡単に行える芯
合わせ用治具を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案においては、固定目標位置で交叉された2本の基
準線の各々と多点で接触可能な接触部材を基材の表面に
立設するとともに、この基材を固定対象物に着脱自在に
取付ける取付手段を設け、これにより芯合わせ用治具を
構成する。
ここで、接触部材としては、各基準線に沿った接触面を
形成する板材等が利用でき、対応する基準線と線接触す
ることにより一個の接触部材で多点接触を実現できる。
また、接触部材は基材に固定された棒材あるいは基材と
一体に成形された突起等であってもよく、この場合、各
基準線に対して2個以上設けることにより多点接触を実
現する。要するに、接触部材は各基準線に沿いかつ芯位
置で互いに交叉する仮想的な基準面を決定できるように
形状および配置を選択するものとする。
〔作用〕
このような本考案においては、芯合わせ治具を固定対象
物の表面に取付け、その際、芯合わせ用治具の芯位置
(接触部材で決定される各基準線に対応した仮想的な基
準面の交点)を固定対象物の芯位置に一致させておく。
次いで、目標位置の真上で交叉する2本の基準線が張ら
れた固定位置に固定対象物を置き、芯合わせ治具の接触
部材を各々対応する基準線に多点接触させることによ
り、芯合わせ治具の芯位置すなわち固定対象物の芯位置
を2本の基準線の交点すなわち目標位置に一致させ、簡
単な作業で正確な固定対象物の位置合わせを行い、かつ
基準線の高さに拘らず確実な位置合わせを行えるように
して前記目的を達成する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、固定対象物としてのアンカーボルト添
プレート1は、建築物の基礎部分2に植え着ける複数
(ここでは4本)のアンカーボルト3をまとめるもので
あり、本実施例の芯合わせ用治具10は、添プレート1を
基礎部分2に固定するにあたって、その芯位置(配置さ
れたアンカーボルト3の図形中心等)が上方に交叉して
張られた基準線である水糸4A,4Bの交点4Cに一致するよ
うに位置合わせするものである。
第2図に示すように、芯合わせ用治具10は鉄板から切り
出して平面略十文字状に形成された剛性を有する基材11
を有し、この基材11の四方に延びる枝部12には各々先端
から中程にかけて接触部材としての接触板13が立設され
ている。
この接触板13は、各々鉄板の両側縁を折り曲げて断面略
コの字型に形成され、基材11表面と直角をなすように固
定されている。また、各接触板13は外側の接触面14が互
いに対角位置の一対づつが枝部12の同じ側の辺縁に沿っ
て配置され、各対の接触面14により規定される仮想的な
基準面5A,5Bが交叉する基材11のコーナー15には、芯合
わせ用治具10の芯位置であることを示すマーカ16が附さ
れている。
一方、基材11の裏面には粉末磁石を含むゴム製のマグネ
ットシート17が全面にわたって張り着けられており、そ
の磁力によって固定対象物であるアンカーボルト添プレ
ート1を吸着して基材11を添プレート1に着脱自在に取
付可能である。
なお、各接触板13の略コの字形状の内側に沿って、枝部
12の表面には水準器18が埋め込まれており、各枝部12に
おける水平度を確認できるように構成されている。
このように構成された本実施例においては、次のような
手順で位置合わせ作業を行う。
まず、アンカーボルト添プレート1を固定すべき位置の
上方に水平な水糸4A,4Bを張って交叉させ、交点4Cが添
プレート1の芯位置が来るべき固定目標位置の真上とな
るように調整しておく。
このとき、目標位置は他の構造物等との関係や設計上の
要求に応じて決定すればよいが、目標位置が基礎部分2
に固有である場合など、芯合わせ用治具10を基礎部分2
を設置する位置に置き、マーカ16で示すコーナー15を目
標位置に合わせ、各水糸4A,4Bをそれぞれ基準面5A,5Bに
対応する接触面14に線接触する状態に保持すれば、交点
4Cを目標位置に正確に合わせることができ、作業を簡単
にできる。
次いで、芯合わせ用治具10を、マグネットシート17の磁
力によりアンカーボルト添プレート1の表面に吸着さ
せ、マーカ16で示すコーナー15を添プレート1の芯位置
に合わせたのち、アンカーボルト添プレート1を固定す
べき位置に置く。
ここで、第3図に示すように、水準器18により水平状態
を確認しながらアンカーボルトのナットを調整し、アン
カーボルト添プレート1を水平な状態とした後、このア
ンカーボルト添プレート1を前後左右に移動させ、各水
糸4A,4Bがそれぞれ接触面14に線接触する状態に保持す
れば、交点4Cとコーナー15とは一致され、添プレート1
の芯位置は基礎部分2の目標位置に正確に位置合わせさ
れる。
この後、適宜な固定手段を用いてアンカーボルト添プレ
ート1を固定したなら、水糸4A,4Bを除去するとともに
添プレート1から芯合わせ用治具10を取り外せば、基礎
部分2の所定位置に正確に固定された添プレート1およ
びアンカーボルト3が得られる。
このような本実施例によれば、以下に示すような効果を
得ることができる。
すなわち、アンカーボルト添プレート1の芯位置を水糸
4A,4Bの交点4Cに合わせる作業を目視によらず、接触面1
4と水糸4A,4Bとの接触を確認することにより行えるた
め、正確な位置合わせを簡単に行うことができる。
また、目視では正確な位置合わせが困難であった交点4C
と添プレート1とが離れている場合でも適用でき、水糸
4A,4Bを添プレート1の近傍に張れない等の条件に拘ら
ず正確な位置合わせを確実に行うことができる。
さらに、接触部分である接触板13に断面略コの字型の鉄
板を用い、剛性を高めて基材11に対する取付角度等の精
度を高めるとともに、各水糸4A,4B毎に基材11端部に各
々接触面14を配置し、広い面積での線接触を確認すると
したため、より正確な位置合わせが可能である。
一方、添プレート1に対する取付手段としてマグネット
シート17を用いたため、芯合わせ用治具10を添プレート
1に置くだけで充分な吸着力が得られるとともに、傾け
ながら剥がす等の操作により簡単に取り外しでき、作業
を容易に行うことができる。
また、各枝部12に水準器18を配置し、基材11の水平度を
確認できるようにしたため、水平に張られた水糸4A,4B
に対し、添プレート1および芯合わせ用治具10の傾きに
起因する誤差の発生を未然に防止することができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
以下に示すような変形をも含むものである。
すなわち、接触部材は接触板13のような板状の部材に限
らず、他の形状のものも利用可能であり一側に接触面14
を形成可能なブロック状の部材を用いてもよい。
また、接触部材は具体的な接触面14を有するものに限ら
す、各水糸4A,4Bに対応する仮想的な基準面5A,5Bを決定
しうるものであればよく、例えば、第4図に示すよう
に、基材11の各枝部12の先端に各々接触棒23を立設し、
各水糸4A,4Bに沿って2個以上設けることにより基準面5
A,5Bを決定し、かつ各水糸4A,4Bとの多点接触を実現し
てもよい。なお、接触部材は基材11と別体のものに限ら
ず、基材11に突起を一体に形成し、あるいは基材11自体
の辺縁に接触面14を切削加工等して形成してもよい。
また、基材11は鉄材に限らず、その他の金属材料や木材
等の剛性を有する板材が利用でき、あるいは合成樹脂材
料を用いれば一部を突起させて接触部材の一体成形が容
易である。
さらに、基材11の平面形状も略十文字状に限らず、他の
形状であってもよく、例えば、基材11を平面略L字状に
形成し、第5図に示すように2本の枝部12に各々接触板
13を設けてもよく、第6図に示すように各枝部12の基端
部および先端部にそれぞれ接触棒23を立ててもよい。あ
るいは、基部11を略T字状に形成してもよく、直線状に
連続する2本の枝部12の両先端に接触棒23を立て、残る
一本の枝部12の基端部および先端部にそれぞれ接触棒23
を立て、これにより基準面5A,5Bを決定してもよい。
一方、水平に張られた水糸4A,4Bに対し基材11を平行に
維持する手段として、前記実施例では器材11に水準器18
を設けたが、各接触面14に目盛りや平行な模様等を刻ん
で平行度の確認するように構成してもよく、水糸4A,4B
の水平度に拘りなく互いの平行を確保できる。このよう
な場合、水糸4A,4Bが水平でない場合にも適用でき、例
えば、垂直な壁面への固定作業等においても正確かつ確
実な位置合わせが可能である。
また、基準線としては、水糸4A,4Bに限らず、任意の線
材や角材の稜線等が利用でき、あるいは機械的な部材に
限らずビーム状の光束等を交叉配置してもよく、基準線
と接触部材との接触確認に電気的な導通状態の判定等を
利用すれば、作業をより正確で容易にできる。
さらに、取付手段はマグネットシート17に限らず、通常
の磁石を基材11の裏面に適宜配列してもよく、固定対象
物が磁石で吸着できない材質等に対しては適宜な手段を
選択すればよい。例えば、固定対象物の表面が平滑であ
る場合など吸盤等や弱粘着性の密着手段が利用でき、あ
るいは取付手段は基材11を固定対象物に一時的に固定で
きればよく、クリップやボルト等の機械的な手段を用い
ることもできる。
また、前記実施例においては、アンカーボルト添プレー
ト1を建築物の基礎部分2の所定位置に固定する作業に
利用する例について説明したが、本考案はこのような場
合に限定されるものではなく、任意の固定対象物の交叉
する基準線を用いた固定位置合わせ作業に適用できる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の芯合わせ用治具によれ
ば、交叉する基準線を用いた位置合わせ作業を確実かつ
簡単に行うことができ、固定対象物を目標位置に正確に
固定することができる。
できる。
なお、本考案について、財団法人日本特許情報機構(Ja
pio)の特許情報データベース(PATOLIS)を利用して、
条件式[IC(国際特許分類)=EO4G21/18]*[FK(フ
リーキーワード)=基準線+水糸]による先行出願の検
索を行ったところ、本考案に相当する構成のものはな
く、当該分野における本考案の斬新性が明らかになっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における使用状態を示す斜視
図、第2図は前記実施例の芯合わせ用治具を示す斜視
図、第3図は前記実施例における調整作業状態を示す上
面図、第4図、第5図および第6図はそれぞれ本考案の
異なる変形例を示す斜視図である。 1…固定対象物であるアンカーボルト添プレート、4A,4
B…基準線である水糸、4C…目標位置を表す交点、5A,5B
…仮想的な基準面、10…芯合わせ用治具、11…基材、13
…接触部材である接触板、14…接触面、17…取付手段で
あるマグネットシート、18…水準器、23…接触部材であ
る接触棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定目標位置で交叉された2本の基準線の
    各々と多点で接触可能な接触部材を基材の表面に立設す
    るとともに、この基材を固定対象物に着脱自在に取付け
    る取付手段を設けたことを特徴とする芯合わせ用治具。
JP6491488U 1988-05-16 1988-05-16 芯合わせ用治具 Expired - Lifetime JPH071457Y2 (ja)

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JPH01170752U JPH01170752U (ja) 1989-12-04
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