JPH0714578Y2 - 平面ハンドル装置等の軸ピン固定構造 - Google Patents

平面ハンドル装置等の軸ピン固定構造

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JPH0714578Y2
JPH0714578Y2 JP6310192U JP6310192U JPH0714578Y2 JP H0714578 Y2 JPH0714578 Y2 JP H0714578Y2 JP 6310192 U JP6310192 U JP 6310192U JP 6310192 U JP6310192 U JP 6310192U JP H0714578 Y2 JPH0714578 Y2 JP H0714578Y2
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JP
Japan
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shaft pin
receiving hole
fixing structure
groove
flat handle
Prior art date
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Application number
JP6310192U
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English (en)
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JPH0618573U (ja
Inventor
健一 山田
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は平面ハンドル装置等にお
いて起伏回転するハンドル等の回転体をケース側壁等の
回転支持体に枢着する軸ピンの固定構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】実公平2−7148号公報に開示された
平面ハンドル装置では、ハンドルをケースに収容した
後、ハンドル基端部の受孔とケース側壁の受孔に軸ピン
を嵌挿し、ケース側壁に現れた軸ピンの両端部を加締め
により拡径方向に塑性変形させることによって、軸ピン
をケース側壁に固定している。
【0003】しかしながら、この軸ピン自体を両端から
軸線方向に加締める方式では、プレスによる加圧力が過
大であると、軸ピンがハンドル基端部の受孔内で湾曲
し、軸ピンが受孔内面に強く圧接することによって、ハ
ンドルの起伏回転に大きな抵抗を生じることがある。こ
のようなハンドル装置はハンドルの回転が固い不良品と
して返品の対象となる。
【0004】一方、加圧力が過小であるときには、軸ピ
ンの端部がケース側壁の受孔内面と緊密に圧接しないた
め、軸ピンがケース側壁から抜け落ち易くなり、これも
また不良品としてクレームの対象となる。
【0005】不良品の発生率を低下させるには、プレス
による軸ピンの加圧力とプレスヘッドの移動ストローク
を適正に調整して加締め作業を慎重に行ない、出荷検査
を入念に行なう必要があるが、これでは作業能率が悪く
なり、製作コストの節減が困難である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】したがって本考案の目
的は、回転体と軸ピン間の回転抵抗の増大および回転支
持体からの軸ピンの抜け落ちを発生させることなく、軸
ピンを回転支持体に作業能率良く低コストで固定できる
軸ピンの固定構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本考案の平面ハンドル装置等
における軸ピンの固定構造では、回転体1を回転支持体
2に枢着する軸ピン3の外周面に円周方向の溝4を設
け、回転体1の受孔5と回転支持体2の受孔6に軸ピン
3を嵌挿し、回転支持体2の受孔6の孔縁部分6aを加
締めにより塑性変形させて軸ピン3の溝4に入り込ませ
る。
【0008】
【作用】回転支持体2の受孔6の孔縁部分6aが軸ピン
3の溝4に入り込むことによって、受孔6の軸線方向へ
の軸ピン3の移動が阻止される。また、軸ピン3には軸
線方向に力が加わらないため、軸ピン3が回転体1の受
孔5内で湾曲変形することがない。
【0009】
【実施例】回転支持体2に対する軸ピン3の固定は、回
転支持体2をプレス機の固定台にクランプ治具を用いて
固定保持した後、回転体1と回転支持体2を組み立て、
回転支持体2の受孔6と回転体1の受孔5に軸ピン3を
挿入し、軸ピン3の溝4が回転支持体2の受孔6の内部
に位置するように軸ピン3を位置決め治具で保持した状
態において、固定支持体2の受孔6の孔縁部分6aの表
面にプレス機械のプレスヘッドの先端部を突き当て、プ
レス機の作動によって該孔縁部分6aを加圧し、塑性変
形した孔縁部分6aを軸ピン3の溝4に押し込むことに
よって行われるのであるが、図示の実施例では、固定支
持体2の孔縁部分6aが密に深く入り込むように軸ピン
3の溝4の断面は、底面部の幅が入口部の幅に比べて極
端に小さいか底面部がないV字状に形成されているが、
アルミ合金や亜鉛合金等で成形される固定支持体2の塑
性変形能や溝幅等を考慮すれば、両溝壁面が平行で底面
部の幅が入口部の幅と同等な断面U字状に形成すること
もできる。
【0010】また、軸ピン3の軸線方向への移動抵抗を
増大させるため、溝4は軸ピン3の全円周にわたって連
続しており環状溝を形成しているが、溝4はその深さと
個数を考慮すれば、非連続的に設けることもできる。
【0011】図示の実施例は公知の押ボタン式平面ハン
ドル装置に本考案を適用したものであり、回転体1はハ
ンドルであり、受孔5はハンドル基端部を左右方向に貫
通している。回転支持体2はハンドルケースの左右側壁
であり、受孔6は各側壁を左右方向に貫通している。
【0012】復帰バネ7に抗して押ボタン8を押し込む
と、ハンドルが軸ピン3を中心に回転してハンドルケー
スから突出する。この突出の途中で板バネ9の付勢方向
が反転するため、ハンドルはこれに助成されて所定角度
まで突出回転する。ハンドルの基端部背面の操作突起1
0が止め金板11の受動孔12の孔縁面12aを押すた
め、止め金板11が枢軸13を中心に回転し、解錠位置
に到達する。
【0013】本考案は図示した平面ハンドル装置に限定
されず、これ以外の機器装置にも本考案の主旨を逸脱し
ない範囲内において適用することができる。
【0014】
【考案の効果】以上のように構成された本考案の軸ピン
固定構造では、軸ピン3の外周面に円周方向の溝4を設
け、回転支持体2の受孔6の孔縁部分6aを加締めによ
り塑性変形させて軸ピン3の溝4に入り込ませたので、
回転体1の受孔5と軸ピン3間の回転抵抗の増大を回避
しながら、回転支持体2からの軸ピン3の抜け落ちを的
確に阻止することができ、軸ピン3の固定作業が作業能
率良く低コストで行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る軸ピン固定構造を用い
た押ボタン式平面ハンドル装置の正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 回転体 2 回転支持体 3 軸ピン 4 溝 5 回転体の受孔 6 回転支持体の受孔 6a 受孔の孔縁部 7 復帰バネ 8 押ボタン 9 板バネ 10 操作突起 11 止め金板 12 受動孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体1を回転支持体2に枢着する軸ピ
    ン3の外周面に円周方向の溝4を設け、回転体1の受孔
    5と回転支持体2の受孔6に軸ピン3を嵌挿し、回転支
    持体2の受孔6の孔縁部分6aを加締めにより塑性変形
    させて軸ピン3の溝4に入り込ませた平面ハンドル装置
    等の軸ピン固定構造。
JP6310192U 1992-08-17 1992-08-17 平面ハンドル装置等の軸ピン固定構造 Expired - Lifetime JPH0714578Y2 (ja)

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JPH0618573U JPH0618573U (ja) 1994-03-11
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JPH0618573U (ja) 1994-03-11

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