JPH07144319A - 石材用バンドソー - Google Patents

石材用バンドソー

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JPH07144319A
JPH07144319A JP32115793A JP32115793A JPH07144319A JP H07144319 A JPH07144319 A JP H07144319A JP 32115793 A JP32115793 A JP 32115793A JP 32115793 A JP32115793 A JP 32115793A JP H07144319 A JPH07144319 A JP H07144319A
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JP
Japan
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endless
saw teeth
pulleys
stone
pulley
Prior art date
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Pending
Application number
JP32115793A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Toi
良広 戸井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Engineering Corp
Original Assignee
Komatsu Engineering Corp
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Publication date
Application filed by Komatsu Engineering Corp filed Critical Komatsu Engineering Corp
Priority to JP32115793A priority Critical patent/JPH07144319A/ja
Publication of JPH07144319A publication Critical patent/JPH07144319A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 石材を切断するのに用いるバンドソーに関
し、装置高さが低く、無端鋸歯の巻き掛け及びその精度
出し作業を容易かつ正確に行うことができ、さらに切粉
の堆積に起因する鋸歯の振動を防止できる石材用バンド
ソーを得る。 【構成】 無端鋸歯8を巻架するプーリ2、3を自由回
転可能に軸支する支持ハウジング4、5及びプーリ2、
3の回転駆動装置12を無端鋸歯8の巻架位置より低い
位置に配置し、支持ハウジング4、5を装置の基台1に
昇降不能に固定して無端鋸歯8が一定高さで回転するよ
うにし、テーブル32の昇降機構34を設ける。好まし
くは、テーブル32の昇降機構34をテーブル32と移
動台23との間に設け、移動台23を無端鋸歯8の架設
方向と直交する方向に水平移動させる駆動機構26、2
7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイヤモンド焼結材
の刃先を備えた無端鋸歯あるいは遊離砥粒を歯体とする
フラットな帯金からなる無端鋸歯を用いて石材を切断す
る石材用バンドソーに関するもので、鉛直軸まわりに回
転する2つのプーリの間に巻架した無端鋸歯を石材に対
して相対的に昇降させることにより、石材を切断する構
造のバンドソーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉛直軸まわりに回転する2つのプーリに
巻架した無端鋸歯を石材に対して相対的に昇降させて石
材を切断する構造の石材用バンドソーは、たとえば特開
昭61−132305号公報や実開昭63−20170
7号公報に開示されている。従来のこの種の石材用バン
ドソーは、鉛直方向に立設された2本のコラムに支持ハ
ウジング及び鋸歯駆動装置を昇降自在に装着し、2つの
支持ハウジングを送りネジ機構等により同期させて下降
することにより、支持ハウジングに回転自在に軸支され
たプーリ間に巻架された無端鋸歯を定位置に固定された
石材に対して下動させて切断を行うようになっている。
【0003】そしてこれらの従来装置においては、プー
リの支持ハウジング及び鋸歯駆動機構は、プーリより上
方に配置されている。すなわちプーリは支持ハウジング
から下方に突出するように設けられ、無端鋸歯はプーリ
の支持ハウジングや鋸歯駆動装置より下方の位置に巻架
された構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の構造の装
置では、2つのプーリの間に無端鋸歯を巻き掛ける際の
段取作業時における精度出しが難しいという問題があっ
た。すなわち従来の構造では、特に従動側のプーリが上
下スライド機構と左右スライド機構(張力調整機構)と
の2つのスライド機構を介して装着されるため、2つの
プーリ相互の関係位置精度が低下し、支持剛性も低下
し、しかも無端鋸歯をプーリの下方より巻き掛けてやら
ねばならないために、作業性も悪く、従って段取作業時
の精度出しを非常に困難にしていたのである。
【0005】また従来の装置では、装置の両側にガイド
コラムが立設され、通常はそのコラムの上方にさらに鋸
歯を昇降させるための同期昇降機構が配置されるために
これらの部材とプーリの支持ハウジング等との干渉を避
ける必要があって、装置高さが非常に高くなるという問
題があった。
【0006】さらに石材用バンドソーにおいては、切断
時に粉状の切粉がプーリの上面に堆積するという現象が
起こり、これによってプーリにアンバランスが生じて振
動が生じ、切断面の平滑度を低下させるという問題があ
った。
【0007】この発明は、以上のような問題を解決する
ためになされたもので、装置高さを小さくすることがで
き、プーリへの無端鋸歯の巻き掛け及びその精度出し作
業を容易かつ正確に行うことができ、さらに切粉の堆積
に起因するプーリや鋸歯の振動を防止することが可能な
石材用バンドソーを得ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の石材用バンド
ソーは、無端鋸歯8を巻架するプーリ2、3を自由回転
可能に軸支する支持ハウジング4、5及びプーリ2、3
の回転駆動装置12が無端鋸歯8の巻架位置より低い位
置に設けられており、支持ハウジング4、5は装置の基
台1に昇降不能に固定されて無端鋸歯8が一定高さで回
転駆動されており、テーブル32の昇降機構34が設け
られていることを特徴とするものである。
【0009】この発明のより好ましい実施態様の装置
は、テーブル32の昇降機構34は、テーブル32と移
動台23との間に設けられ、移動台23は無端鋸歯8の
架設方向と直交する方向の水平移動機構26、27を備
えている。
【0010】
【作用】この発明の装置では、一定高さで回転している
無端鋸歯8に対して、テーブル32に固定した石材9を
一定の送り速度で上昇させることにより、石材9の切断
を行う。この発明の構成によれば、装置の両側にガイド
コラムを設ける必要がなく、無端鋸歯8は装置の最上部
に巻架されることとなるから、装置高さを非常に低くで
きる。またプーリ2、3は支持ハウジング4、5の上方
に突出する状態で軸支されるから、無端鋸歯8はプーリ
2、3の上方より落とし込むようにして巻き掛けること
ができ、段取作業が容易になる。また無端鋸歯8を昇降
させるための鉛直方向のガイド機構が無くなるので、2
つのプーリ2、3相互の相対位置精度及び支持剛性も高
くなり、無端鋸歯8を高い位置精度かつ高剛性で装架す
ることが容易に可能となる。
【0011】さらにプーリ2、3が装置の最上部に位置
しているため、このプーリ2、3の上面に円錐状のカバ
ー19を設けることが容易に可能で、このようなカバー
19によりプーリ2、3の上面への切粉の堆積を防止で
きるから、切粉のアンバランスな堆積によって生ずる振
動も防止でき、無端鋸歯8を正確な位置に巻架できるこ
とと相まって、より平滑な切断面を得ることができる。
【0012】
【実施例】図1ないし図3はこの発明の一実施例を示し
たものである。実施例に示す装置のベース1は平面十字
形で、その一方の対向端の上部に駆動プーリ2の支持ハ
ウジング4と、従動プーリ3の支持ハウジング5とが固
定して設けられている。駆動プーリ2は、その支持ハウ
ジング4に設けた図示されていない2個の軸受で自由回
転可能に支持された駆動プーリ軸6の上方突出端に固定
されている。駆動プーリ2とその支持ハウジング4との
間には、Vベルトプーリ11が駆動プーリ軸6に固定し
て設けられている。このVベルトプーリ11には、駆動
側支持ハウジング4の外側に装着したモータ12からV
ベルト13で回転力が伝達されている。
【0013】一方従動プーリ3は、その支持ハウジング
5の上端に設けたテンションスライド14及び芯出し部
15を介して支持された軸受ハウジング16に図示され
ない2個の軸受で自由回転状態で軸支された従動プーリ
軸7の上方突出端に固定されている。テンションスライ
ド14は、張力調整装置17で駆動される送りネジによ
り、図1の左右方向に駆動されるようになっており、こ
れによってプーリ2、3の間隔を設定して、プーリ2、
3間に巻架される無端鋸歯8に張力を与えている。
【0014】プーリ2、3は、固定具18でプーリ軸
6、7の上端に固定されており、これらのプーリ2、3
の上面には、円錐状のプーリカバー19がその下端円周
をプーリ2、3の上面外周部にボルト止めして装着され
ている。
【0015】ベース1には、無端鋸歯8の巻架方向と平
面で直交する方向にレール21が設けられており、この
レール上を転動する車輪22により、移動台23が無端
鋸歯8と直交する水平方向に移動自在に設けられてい
る。さらにベース1には、レール21と平行な方向のラ
ック24がブラケット25によって固定されている。移
動台23には、サーボモータ26で回転駆動されるピニ
オン27が装着されており、このピニオン27は前記ラ
ック24と噛合している。
【0016】移動台23には、鉛直方向のガイドロッド
31が立設され、石材9を固定するテーブル32に設け
たスリーブ33が、このガイドロッド31に摺動自在に
嵌合している。テーブル32と移動台23との間には、
鉛直方向の油圧シリンダ34が設けられている。
【0017】図の実施例の装置は、移動台23及びテー
ブル32の組が2個一対にして設けられており、それぞ
れのテーブルに設けた石材9をプーリ2、3に巻き掛け
らけた無端鋸歯8の両側で同時に切断できる構造である
が、ベース1を平面T字形として、テーブル32を1個
だけとする構造ももちろん可能である。
【0018】次に図面に示す装置の作動について説明す
る。無端鋸歯8は、張力調整装置17でテンションスラ
イド14を駆動プーリ2側に移動させて、プーリ2、3
の間隔を狭くした状態で、プーリ2、3に上方より巻き
掛けられ、張力調整装置17でテンションスライド14
を反駆動プーリ側に移動させて、無端鋸歯8に所定の張
力を付与することにより、両プーリ2、3間に巻架され
る。このとき必要があれば芯出し部15で従動プーリ3
の位置や傾きを微細に調整して、無端鋸歯8が両プーリ
2、3間に正確な位置及び姿勢で張架されるようにす
る。
【0019】切断しようとする石材9は、移動台23を
ベース1の外側へ移動させた状態で、クレーン等によっ
てテーブル32上に載置される。石材9のテーブル32
への固定は、速乾性モルタルなどを用いて行われる。テ
ーブル32への石材9の着脱は、テーブル32を下降さ
せた状態で行う。
【0020】テーブル32に石材9を固定したら、サー
ボモータ26を回転して、移動台23を無端鋸歯9の下
方へと走行させ、サーボモータ26の回転角制御によ
り、石材9の切断位置を設定する。
【0021】移動台23の位置が設定されたら、サーボ
モータ26をホールドし、駆動モータ12を駆動して無
端鋸歯9を走行させ、次いで油圧シリンダ34のヘッド
エンド側に圧油を供給して、テーブル32を上昇させ
る。このテーブル32の上昇速度は、シリンダ34に与
える圧油の流量制御により、所望の送り速度に設定す
る。石材9が小さい場合などは、石材9の上端が無端鋸
歯8に接近するまでテーブル32を急速上昇させた後、
所定の送り速度に切り換えるという制御ももちろん可能
である。
【0022】石材9が切断されたら、シリンダ34に供
給されている圧油を抜いてテーブル32を下降させ、移
動台23を無端鋸歯8の下から外側へと移動させて、テ
ーブル32から切断済の石材を取り外す。
【0023】
【発明の効果】以上説明したこの発明の石材用バンドソ
ーによれば、プーリ間への無端鋸歯の架設を高い位置精
度でかつ高剛性で行うことができ、かつ切断中における
プーリや鋸歯の振動を防止することができるので、平滑
度の高い切断面を得ることができる。またプーリ間への
鋸歯の架設作業が容易になるとともに、装置高さも小さ
くすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の側面図
【図2】実施例装置の平面図
【図3】テーブルの移動機構を示す図1のA部の矢視図
【符号の説明】
2 駆動プーリ 3 従動プーリ 4 支持ハウジング 5 支持ハウジング 8 無端鋸歯 9 石材 12 モータ 19 カバー 23 移動台 24 ラック 26 サーボモータ 27 ピニオン 32 テーブル 34 油圧シリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直軸まわりに回転する2個のプーリ
    (2,3) 間に巻架された無端鋸歯(8) をテーブル(32)に固
    定した石材(9) に対して相対的に上下動させて石材(9)
    を切断する石材用バンドソーにおいて、プーリ(2,3) を
    自由回転可能に軸支する支持ハウジング(4,5) 及びプー
    リ(2,3)の回転駆動装置(12)が無端鋸歯(8) の巻架位置
    より低い位置に設けられており、支持ハウジング(4,5)
    は装置の基台(1) に昇降不能に固定されて無端鋸歯(8)
    が一定高さで回転駆動されており、テーブル(32)の昇降
    機構(34)が設けられていることを特徴とする、石材用バ
    ンドソー。
  2. 【請求項2】 テーブル(32)の昇降機構(34)は、テーブ
    ル(32)と移動台(23)との間に設けられ、移動台(23)は無
    端鋸歯(8) の架設方向と直交する方向の水平移動機構(2
    6,27) を備えていることを特徴とする、請求項1記載の
    石材用バンドソー。
JP32115793A 1993-11-25 1993-11-25 石材用バンドソー Pending JPH07144319A (ja)

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JP32115793A JPH07144319A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 石材用バンドソー

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JP32115793A JPH07144319A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 石材用バンドソー

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JPH07144319A true JPH07144319A (ja) 1995-06-06

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ID=18129446

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32115793A Pending JPH07144319A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 石材用バンドソー

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JP (1) JPH07144319A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144527A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Shin Nippon Koki Co Ltd 搬送装置およびバンドソー型切断装置
JP2007144528A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Shin Nippon Koki Co Ltd バンドソー型切断装置
CN114082460A (zh) * 2021-11-26 2022-02-25 山东大学 一种框架式锯切加工实验台及其控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007144527A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Shin Nippon Koki Co Ltd 搬送装置およびバンドソー型切断装置
JP2007144528A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Shin Nippon Koki Co Ltd バンドソー型切断装置
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