JPH07144150A - 液体分離装置 - Google Patents

液体分離装置

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JPH07144150A
JPH07144150A JP7116594A JP7116594A JPH07144150A JP H07144150 A JPH07144150 A JP H07144150A JP 7116594 A JP7116594 A JP 7116594A JP 7116594 A JP7116594 A JP 7116594A JP H07144150 A JPH07144150 A JP H07144150A
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JP
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storage tank
cleaned
rotary
opening
fixed
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Application number
JP7116594A
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English (en)
Inventor
Shoya Suzuki
捷也 鈴木
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N S P KK
NSP Corp
Original Assignee
N S P KK
NSP Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転収容槽内から清浄後の被清浄物の取り出
し作業を容易に行う液体分離装置を提供する。 【構成】 固定収容槽1の内部にモータ9により回転可
能に回転収容槽6を設ける。この回転収容槽6の下部に
中央ほど下となる案内斜面14a及び落出口14bを有
する支持板14を設ける。該支持板14の上面には落出
口14bを開閉する開閉蓋15を昇降支持ロッド18を
介して開閉操作機構20に支持する。そして、回転収容
槽6内の被清浄物を回転収容槽6とともに回転させて、
遠心力により被清浄物の表面に付着した油分を分離す
る。さらに、分離作業の終了後に開閉操作機構20によ
り開閉蓋15を上昇させて、清浄物を支持板14の案内
斜面14aから落出口14bを通して下方に導き、回転
支持筒5の内部の取出通路5aから外部に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばボルトやナット
のように切削油を使用してネジ切り加工される部品や、
ワッシャー等各種の油や水分が付着した部品の表面から
油分、水分等の液体を分離する液体分離装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の液体分離装置としては、回転収容
槽の上部の取入口からボルト等の部品を該収容槽内に供
給し、該収容槽を旋回動作させて、収容槽の周壁面に形
成した多数の透孔から油分を遠心分離した後、収容槽の
回転を止めて収容槽の上部開口から取り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
液体分離装置は、ボルト等の部品を収容槽の内部から取
り出す作業が手作業となるので、作業能率が非常に悪い
という問題があった。又、多数の被清浄物を一度に清浄
することができないという問題もあった。
【0004】この発明の第1の目的は上記従来の技術に
存する問題点を解消して、多数の被清浄物を一度に清浄
して作業能率を向上することができ、回転収容槽内から
清浄後の被清浄物の取出作業を簡単に行うことができる
液体分離装置を提供することにある。
【0005】又、この発明の第2の目的は、上記第1の
目的に加えて、被清浄物を回転収容槽内に自動的に供給
することができる液体分離装置を提供することにある。
さらに、この発明の第3の目的は、上記第1又は第2の
目的に加えて、清浄作業中に固定収容槽及び回転収容槽
の振動により横方向に移動するのを防止することができ
る液体分離装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記第1の目的を達成するため、固定収容槽と、該固定収
容槽の内部において回転駆動機構により回転可能に支持
され、かつ外周壁面に多数の透孔を形成し、上部に被清
浄物の取入口を設けた回転収容槽と、前記回転収容槽の
底部に設けた清浄後の被清浄物を落出可能な落出口を開
閉する開閉蓋と、上記開閉蓋を回転収容槽の回転中は閉
鎖位置に保持し、非回転状態で開放可能な開閉操作機構
とにより構成している。
【0007】又、請求項2記載の発明は第2の目的を達
成するため、請求項1において、回転収容槽の上方に被
清浄物を該回転収容槽の取入口へ自動供給する被清浄物
供給機構を設けている。
【0008】さらに、請求項3記載の発明は第3の目的
を達成するため、請求項1又は2において、地面に支持
される下部テーブルに対し弾性部材を介して支持された
上部テーブルに固定収容槽及び回転収容槽を装着してい
る。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明は上記手段をとったことに
より、次のように作用する。回転収容槽の底部の落出口
を開閉蓋により閉鎖した状態で、該収容槽の内部に上部
の取入口から多数の被清浄物を供給する。この状態で回
転駆動機構により回転収容槽が回転されると、該収容槽
内に収容した被清浄物が遠心力により収容槽の内周面側
に移動される。この遠心力により被清浄物の表面に付着
した液体は吹き飛ばされ、収容槽に形成した多数の透孔
から外部の固定収容槽内に排出される。
【0010】回転収容槽が所定時間回転されて、被清浄
物の表面に付着していた油等の液体が遠心分離された
後、駆動機構を停止すると、回転収容槽の回転が停止さ
れる。この状態で回転収容槽の底部に設けた開閉蓋を開
閉操作機構により開放すると、清浄後の被清浄物が落出
口から下方に落下される。
【0011】請求項1記載の発明では多数の被清浄物を
一度に清浄化することができるとともに、開閉蓋の開放
により被清浄物がその自重により回転収容槽の底部の落
出口から落出されるので、その取り出し作業が容易とな
る。
【0012】又、請求項2記載の発明は、被清浄物供給
機構により回転収容槽内に被清浄物が自動的に供給さ
れ、作業能率が向上する。さらに、請求項3記載の発明
では、清浄作業中における回転収容槽の振動は固定収容
槽を介して上部テーブルに伝達される。この振動は弾性
部材により吸収され、下部テーブルの振動が抑制され
る。このため液体分離装置が地面上で横方向に移動され
ることはない。
【0013】
【実施例】以下、この発明を具体化した第1実施例を図
面に基づいて説明する。固定収容槽1は有底円筒状に形
成され、該固定収容槽1の下部外周には脚板2が複数個
所に設けられている。前記固定収容槽1の底部1aの中
央部上面には支持筒3が立設され、該支持筒3にはラジ
アルベアリング4を介して回転支持筒5が縦方向に支持
されている。この回転支持筒5の上端部には同じく有蓋
円筒状の回転収容槽6が連結されている。この回転収容
槽6の底部は前記回転支持筒5に向かって低くなる案内
斜面6aとなっている。円筒部には遠心分離動作中に被
清浄物から分離された廃油を回転収容槽6の外部へ排出
する透孔としての多数の小孔6bが形成されている。さ
らに、前記回転支持筒5の中間部外周にはフランジ金具
7が溶接等により固定され、該フランジ金具7の下面と
前記支持筒3の上端面との間には下方への荷重を受ける
スラストベアリング8が介在されている。
【0014】前記固定収容槽1の下部外周面にはモータ
9が固定され、該モータ9の出力軸10の下端には駆動
プーリ11が取付られている。この駆動プーリ11と前
記回転支持筒5の下部外周に嵌合固定した被動プーリ1
3との間にはベルト12が掛装されている。そして、前
記モータ9の出力軸10が回転されると、プーリ11、
ベルト12及びプーリ13を介して回転支持筒5及び回
転収容槽6が所定位置において回転されるようにしてい
る。
【0015】前記回転収容槽6の内周面には逆円錐台形
状の案内斜面14aを有する支持板14が嵌合固定され
ている。この支持板14の中央部には清浄後の被清浄物
を下方へ落下させるための落出口14bが形成されてい
る。前記支持板14の案内斜面14aには円錐台形状の
案内斜面15aを有する開閉蓋15が前記落出口14b
を開閉可能に配置されている。この開閉蓋15の下部外
周縁には取付リング16を介してシールリング17が支
持されている。開閉蓋15の中央部上面には昇降ロッド
18の下端が連結され、該ロッド18の上端部は前記固
定収容槽1の上部外周二箇所に固定した支持枠19の中
央部に設けた開閉操作機構20により昇降動作可能であ
る。
【0016】前記昇降支持ロッド18の上端部は前記支
持枠19の上面に立設した支持筒21内にラジアルベア
リング22を介して回転可能に支持されている。又、昇
降支持ロッド18の上端には円板状の可動磁性体23が
スラストベアリング24を介して相対回転可能に、かつ
同期して昇降動作可能に連結されている。さらに、前記
可動磁性体23の上面と収納ケース25の内頂面との間
には昇降支持ロッド18を下方へ押圧する付勢バネ26
が介装されている。前記収納ケース25の上部空間には
ソレノイドコイル27が収納されている。そして、前記
ソレノイドコイル27が通電励磁されると、前記磁性体
23がバネ26の付勢力に抗して上方に持ち上げられ、
昇降支持ロッド18及び開閉蓋15が支持板14の案内
斜面14aから離隔されて、落出口14bが開放され、
清浄物が落下される。
【0017】前記固定収容槽1の底部1aには該固定収
容槽1の下部に貯留された廃油を外部へ排出するパイプ
28が接続されている。固定収容槽1の上部内周面には
前記回転収容槽6の回転中にその外周面を位置規制して
回転動作を円滑に行うためのリング1bが装着されてい
る。
【0018】次に、前記のように構成した液体分離装置
ついて、その動作を説明する。図1に示すようにモータ
9が停止され、ソレノイドコイル27が消磁された状態
では、昇降支持ロッド18及び開閉蓋15は付勢バネ2
6により下方に押圧されている。又、蓋15の外周下縁
に取り付けたシールリング17は支持板14の案内斜面
14aに押圧されて落出口14bが閉鎖されている。
【0019】この停止状態において、回転収容槽6の上
端開口部から清浄化しようとするボルトやナット等の被
清浄物を該回転収容槽6内に収容する。そして、モータ
9を回転すると、回転収容槽6が回転される。このとき
開閉蓋15は昇降支持ロッド18とともに付勢バネ26
により下方へ押圧され、かつ磁性体23とロッド18と
の間にスラストベアリング24が介在されているので、
開閉蓋15及び支持ロッド18も同時に回転する。前記
回転収容槽6の回転運動により該収容槽6内に収容され
た被清浄物は遠心力により回転収容槽6の外周側へ移動
される。又、各被清浄物の表面に付着している油分、水
分等は遠心力により外側方へ飛散される。この飛散され
た油は小孔6bから回転収容槽6外に排出され、固定収
容槽1の下部に流下された後、パイプ28から固定収容
槽1外に排出される。
【0020】回転収容槽6の回転運動が所定時間継続さ
れて、被清浄物の表面から油分が殆ど除去された後、モ
ータ9を停止すると、回転収容槽6の回転が停止され
る。又、ソレノイドコイル27が励磁されて、可動磁性
体23、支持ロッド18及び開閉蓋15が上方に持ち上
げられる。このため被清浄物は前記支持板14の案内斜
面14a及び開閉蓋15の案内斜面15aに案内されな
がら支持板14の落出口14bから下方に落下される。
さらに、回転収容槽6の案内斜面6aに案内されなが
ら、回転支持筒5の取出通路5aから下方に導かれ、回
収箱29に貯留される。
【0021】前記回転収容槽6の回転運動の速度は一定
高速でもよい。しかし、高速回転、中速回転、低速回転
あるいは逆回転を適宜に組み合わせることにより、回転
収容槽6内の被清浄物の姿勢を変化させて、各被清浄物
の付着した油分の除去を促進することもできる。
【0022】さて、この第1実施例では回転収容槽6内
に多数の被清浄物を収容して回転することにより、一度
に多数の被清浄物の清浄を能率的に行うことができる。
又、開閉蓋15を昇降可能に支持し、開閉蓋15を開放
することにより、清浄後の被清浄物をその自重により案
内斜面14aに沿って下方へ落出するようにしたので、
被清浄物の回転収容槽6内からの取り出し作業を非常に
簡単に行うことができる。
【0023】次に、この発明の第2実施例を図5に基づ
いて説明する。この実施例は、開閉蓋15を支持板14
の下方において、上下方向の往復動可能に装着してい
る。そして、開閉操作機構20のソレノイドコイル27
が励磁されると、開閉蓋15が図5の実線で示す閉鎖位
置に保持され、ソレノイドコイル27が消磁されると、
開閉蓋15が図5の鎖線で示す開放位置に切り換えられ
る。この実施例では開閉蓋15が支持板14の下方に移
動して落出口14bを開放するので、清浄物をその自重
により落出する動作が円滑となる。
【0024】次に、この発明の第3実施例を図6〜8に
基づいて説明する。この実施例では前記昇降支持ロッド
18の上端部を三叉状の支持棒30の中心部に固定した
支持筒30aに上下方向の往復動可能に支持している。
又、固定収容槽1の外周面にブラケット31を取り付
け、その上部に支軸32を介して昇降レバー33を傾動
可能に支持している。そして、該レバー33の先端部に
形成した係合凹部33aに前記支持ロッド18の上端部
を係合するとともに、該ロッド18の上端面に取り付け
た係止板34をレバー33の先端上面に係止している。
さらに、前記ブラケット31には電磁ソレノイド35が
取り付けられ、そのアクチュエータ35aには連結リン
ク36を介して前記昇降レバー33の基端部に連結され
ている。従って、電磁ソレノイド35のオン動作により
昇降レバー33が支軸32を中心に図6の反時計回り方
向に回動されると、支持ロッド18が上方に移動され
て、開閉蓋15が開放される。
【0025】図7に示すように固定収容槽1の外周面に
はブラケット38を介してオイルパン37が水平に支持
されている。このオイルパン37の底面には左右一対の
支持アーム39が立設され、両アーム39の上端部間に
は回転軸40が水平に支持されている。この回転軸40
には回転供給体41が取り付けられ、前記アーム39の
側部に装着した駆動モータ42により回転軸40を介し
て該回転供給体41が間欠的に回転される。この供給体
41は左右一対の側板43と、両側板43間に水平に、
かつ回転軸40の回りに放射状に取り付けた複数(この
実施例では4枚)の羽根44とにより構成されている。
前記各羽根44の間の空間は被清浄物を収容する複数
(4ヶ所)の収容空間45となっている。
【0026】前記回転供給体41の近傍には収容空間4
5に収容された被清浄物を回転収容槽6の内部に供給す
る際、被清浄物を案内する案内筒46が前記オイルパン
37の側板を利用して取り付けられている。
【0027】さらに、図7に示すように回転供給体41
の上方近傍には被清浄物を前記収容空間45に供給する
ためのシュータ47が装設されている。この実施例では
前記アーム39、回転軸40、モータ42、供給体41
及びシュータ47等により被清浄物の供給機構Kが構成
されている。
【0028】従って、この第3実施例では回転供給体4
1の停止状態でシュータ47から上部の収容空間45に
被清浄物を供給した後、駆動モータ42を駆動して回転
供給体41を図7において反時計回り方向へ90度回動
すると、収容空間45内の被清浄物が案内筒46に案内
されつつ回転収容槽6内に供給される。このため手作業
で収容槽6内に被清浄物を供給しなくてもよく、作業能
率を向上することができる。
【0029】この第3実施例において、回転供給体41
による被清浄物の供給動作中に回転収容槽6を低速で回
転し、供給動作が終了した後、回転収容槽6を一旦停止
してから収容槽6を再び回転すると、被清浄物が収容槽
6内でほぼ均一に散らばるので、後の清浄作業が効率的
に行われる。
【0030】次に、この発明を具体化した第4実施例を
図9〜12に基づいて説明する。この実施例では地面G
に支持された複数の支持脚51を有する下部テーブル5
2の上面に複数(この実施例では4つ)のコイル状をな
す弾性部材としてのバネ53を介して上部テーブル54
が支持されている。バネ53の下端部は下部テーブル5
2に固定され、上端部は上部テーブル54に固定されて
いる。
【0031】又、上部テーブル54の左端上面には第1
支持枠61が溶接等により立設され、この第1支持枠6
1には同じく溶接等によりコ字状をなすブラケット62
が固定されている。このブラケット62には前記固定収
容槽1がボルト63等により固定されている。前記上部
テーブル54には角筒よりなる第2支持枠64が立設さ
れ、その右側面には取付板65が溶接等により垂直に固
定されている。この取付板65の四隅には取付ボルト6
6が水平に貫通され、ナット67により固定されてい
る。複数の取付ボルト66にはモータ9が支持されてい
る。このモータ9の取付板68はナット70によりボル
ト66に固定されている。前記取付板68にはコイル状
のバネ71の上端が係止され、前記下部テーブル52の
上面にはバネ71の下端が係止されている。
【0032】又、前記下部テーブル52の上面には角筒
よりなる第3支持枠72が溶接等により立設され、その
上端面には取付板73がボルト等により固定されてい
る。この取付板73には前記ブラケット31及び支軸3
2を介して昇降レバー33が回動可能に支持されてい
る。同じく取付板73にはロータリー式の電磁ソレノイ
ド75が取り付けられ、リンク機構74を介して前記昇
降レバー33を回動可能である。
【0033】さらに、前記下部テーブル52の側面には
チャンネル鋼材よりなる水平取付枠81がボルト82等
により固定されている。この水平取付枠81に垂直取付
枠83が溶接等により固定され、この枠には被清浄物の
供給機構Kが装着されている。この供給機構Kのケース
84内にはベルトコンベア85が斜めに配設されてい
る。ベルトコンベア85はモータ86により回転され
る。前記ケース84の下部には被清浄物を供給するホッ
パー87が設けられている。
【0034】このように構成した第4実施例の装置で
は、回転中のベルトコンベア85上に被清浄物が供給さ
れると、被清浄物はコンベアにより上方に運ばれてケー
ス84の上部開口から前記回転収容槽6内に供給され
る。所定量の被清浄物が収容槽6内に貯留されると、モ
ータ9が起動されて、収容槽6が回転され、清浄作業が
行われる。このとき回転収容槽6内の被清浄物が不均一
に収容されていると、回転遠心力のアンバランスにより
回転収容槽6が振動する。この振動は固定収容槽1に伝
達され、これはブラケット62及び第1支持枠61を介
して上部テーブル54に伝達される。このテーブル54
の振動は複数のバネ53によって吸収されるので、下部
テーブル52には殆ど伝達されない。従って、下部テー
ブル52は地面Gの所定位置に保持され、分離装置全体
が地面に沿って横方向に移動されることはない。
【0035】又、第4実施例では下部テーブル52と取
付板68との間にバネ71が介在されているので、上部
テーブル54の振動、特に横方向への大きな振動を効果
的に吸収することができる。
【0036】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、次のように具体化することもできる。 (1)前記回転収容槽6の内周面に対し金網(図示略)
を接触して設けること。この場合には被清浄物が金網に
接触するので、平面と接触する場合と比較して油分の飛
散が促進される。この機能を得るため回転収容槽6自体
を金網状に形成してもよい。
【0037】(2)前記実施例では支持板14を設けた
が、これを省略して回転収容槽6の底板の案内斜面6a
に開閉蓋15のシールリング17を接触すること。 (3)前記支持板14の案内斜面14aに対し、放射方
向への溝を複数個所に形成し、該斜面14aの油分が遠
心力により外側方へ移動し易いようにすること。
【0038】(4)前記実施例では被清浄物の自動供給
機構を回転供給体41及び駆動モータ42により構成し
たが、これをホッパーの下端部に形成した開口部を自動
的に開閉する機構を設けたものに変更すること。
【0039】(5)回転供給体41に代えてシュータ4
7又は供給パイプ(図示略)を回転収容槽6の開口部上
方に配置し、被清浄物の供給はシュータ47又は供給パ
イプの上流側に装設すること。
【0040】(6)前記電磁ソレノイド35に代えて図
示しないがモータを使用し、該モータの回転運動をカム
機構あるいはクランク機構等を介して昇降レバーに伝達
すること。又、このモータあるいは電磁ソレノイド35
をタイマー(図示略)により必要に応じて動作するよう
にすること。
【0041】(7)第4実施例において、支持脚51を
ゴム等の弾性材により形成すること。この場合には下部
テーブル52の僅かな振動が支持脚により吸収されるの
で、分離装置の横方向への移動がより確実に防止され
る。
【0042】(8)第4実施例において、前記コイル状
のバネ53に代えて板バネ、棒バネあるいはゴム等の弾
性材を使用すること。これらの場合にも、作業中の上部
テーブル54の振動を吸収して、液体分離装置の横方向
への移動を阻止することができる。
【0043】(9)第4実施例において、バネ53の個
数を1〜3又は5以上使用すること。 上記実施例から
把握できる請求項以外の技術思想について、以下にその
効果とともに記載する。
【0044】請求項3において、弾性部材はコイル状の
バネである液体分離装置。この装置の場合にはコイル状
のバネが任意の方向からの振動をほぼ均等に吸収できる
ので、上部テーブルの振動の吸収が円滑に行われ、液体
分離装置の横方向への移動がより確実に防止される。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明は多数の被清浄物を一度に効率よく清浄化することが
できるとともに、回転収容槽内から清浄物の取り出し作
業を容易に行うことができる。
【0046】又、請求項2記載の発明では請求項1記載
の発明の効果に加えて、被清浄物を回転収容槽内に自動
的に供給することができる。さらに、請求項3記載の発
明では請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、振動
による液体分離装置の横方向への移動を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の液体分離装置を具体化した第1実
施例を示す中央部縦断面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 開閉蓋と支持板との接合部の部分拡大断面図
である。
【図4】 液体分離装置の斜視図である。
【図5】 この発明の第2実施例を示す中央部縦断面図
である。
【図6】 この発明の第3実施例を示す部分縦断面図で
ある。
【図7】 図6のB−B線断面図である。
【図8】 第3実施例の液体分離装置の平面図である。
【図9】 この発明の第4実施例を示す正面図である。
【図10】 第4実施例の右側面図である。
【図11】 第4実施例の下部テーブル及び上部テーブ
ル付近の斜視図である。
【図12】 第4実施例の昇降レバーと被清浄物の供給
機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…固定収容槽、5…回転駆動機構を構成する回転支持
筒、6…回転収容槽、6b…透孔としての小孔、9…モ
ータ、14…支持板、15…開閉蓋、18…昇降支持ロ
ッド、20…蓋開閉操作機構、41…回転供給体、43
…側板、44…羽根、45…収容空間、K…被清浄物の
供給機構。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定収容槽と、 該固定収容槽の内部において回転駆動機構により回転可
    能に支持され、かつ外周壁面に多数の透孔を形成し、上
    部に被清浄物の取入口を設けた回転収容槽と、 前記回転収容槽の底部に設けた清浄後の被清浄物を落出
    可能な落出口を開閉する開閉蓋と、 上記開閉蓋を回転収容槽の回転中は閉鎖位置に保持し、
    非回転状態で開放可能な開閉操作機構とを備えたことを
    特徴とする液体分離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、回転収容槽の上方に
    被清浄物を該回転収容槽の取入口へ自動供給する被清浄
    物供給機構を設けたことを特徴とする液体分離装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、地面に支持さ
    れる下部テーブルに対し弾性部材を介して支持された上
    部テーブルに固定収容槽及び回転収容槽を装着したこと
    を特徴とする液体分離装置。
JP7116594A 1993-04-13 1994-04-08 液体分離装置 Pending JPH07144150A (ja)

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