JPH07143968A - 刺激感の計測方法及びその装置 - Google Patents

刺激感の計測方法及びその装置

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JPH07143968A
JPH07143968A JP29299093A JP29299093A JPH07143968A JP H07143968 A JPH07143968 A JP H07143968A JP 29299093 A JP29299093 A JP 29299093A JP 29299093 A JP29299093 A JP 29299093A JP H07143968 A JPH07143968 A JP H07143968A
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skin surface
measuring
chamber
skin
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JP29299093A
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Yasuhiro Sato
安広 佐藤
Miyoshi Asada
美佳 浅田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間欠的な脱毛刺激に対して反応し、手指掌の
発汗量の変化を精度良く連続的に測定する目的で、非接
触で皮表の発汗による皮上湿度を測定する。 【構成】 皮膚面に対向する空間室2に空気供給手段3
にて除湿された空気を導入し、空間室2から空気を排出
させ、湿度センサー4にて空間室2における皮膚面から
発汗する湿分を連続して計測する。このことにより、皮
膚面に刺激を与えた際に、皮膚面より発汗する神経性発
汗量を計測して刺激感を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚に刺激を与えたと
きの痛み感を定量的に測定する方法及びその装置に関す
るもので、特に、間欠的な痛み感の測定に関する技術分
野に応用できるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ボディケアの一つとして手足の無
駄毛処理が広く行われており、各種のヘアリムーバー用
品が多く使われている。また家庭で手軽に使用できる美
容用具として、回転板に毛を挟んで抜く電気脱毛器が使
用されている。
【0003】粘着剥離タイプのワックス脱毛剤も電気脱
毛器も、毛を物理的に引き抜く機械的な侵害刺激で毛根
部分の自由神経終末の侵害受容による痛みと、その後の
部分的な組織障害による痛みが生じる。しかも、その痛
み感は毛質、毛の太さ、密度分布、部位により異なる。
また、その人の痛み感の感受性により個人差も大きい。
しかし、一般に刺激の大きさとそれにより生じる痛み感
はほぼ直線関係にあるといわれている。
【0004】電動脱毛器の商品開発では脱毛方向や引き
抜き速度など、使用時の刺激感をできるだけ小さくする
機構開発が課題となる。そのために、脱毛器使用時の感
覚刺激である痛み感を科学的に評価することが必要であ
る。しかも、医学の分野では脱毛や注射器で刺した時の
痛みなど軽度の痛みは研究対象になっていないため、こ
れらの痛み感を評価する方法はまだ確立されていないの
が現状である。
【0005】痛み反応を計測する方法として、皮膚表面
への侵害刺激に対して自立神経の中枢機能を介しての手
指掌の発汗量を定量的に測定する生理学方法が利用でき
るが、この場合における人への負荷刺激量と指掌発汗量
との関連は、生理学的に一次的であることが知られてい
る。従来、手指掌の精神発汗量を定量化する方法に、発
汗による皮膚表面電位の変化を測定する方法(一般にG
SR法と称されている)が用いられているが、測定精度
にいくつかの課題がある。すなわち、センサーが皮膚表
面に密着されているため、一度発汗した汗が蒸散しにく
く、その後に生じる発汗が検出しにくく、連続測定には
精度が十分ではない。
【0006】また、衣類の透湿性の評価や、体からの発
汗量を計測するため、着衣と体の間隙に湿度センサーを
挿入しておいて、湿度変化を測定する方法が、繊維メー
カや下着メーカなどで行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかして、医者の治療
や研究の対象にはならない軽度の、皮膚刺激による痛み
感をうまく定量的に測定する方法は未確立である。現在
では上記のGSR法が一般的であるが、精度不十分であ
り、また、発生した汗を速やかに逃がすことが出来ない
ため、測定値がブロードにない、データ解析が満足にで
きない欠点がある。また、GSR法では多汗病や無汗病
では計測が難しくなるという問題がある。
【0008】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、間欠的
な脱毛刺激に対して反応し、手指掌の発汗量の変化を精
度良く連続的に測定する目的で、非接触で皮表の発汗に
よる皮上湿度を測定する刺激感の計測方法及びその装置
を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の刺激感の
計測方法は、皮膚面1に対向する空間室2に空気供給手
段3にて除湿された空気を導入し、前記空間室2から空
気を排出させ、湿度センサー4にて空間室2における皮
膚面1から発汗する湿分を連続して計測すると共に、皮
膚面1に刺激を与えた際に、皮膚面1より発汗する神経
性発汗量を計測して刺激感を計測することを特徴とする
ものである。
【0010】また、本発明の刺激感の計測装置は、皮膚
面1に装着される状態で、その皮膚面1に対向する部分
に形成された空間室2と、空間室2に除湿された空気を
導入する空気供給手段3と、空間室2から空気を流出さ
せる排出手段5と、空間室2における皮膚面1より発汗
する湿分を計測する湿度センサー4とを備える発汗量計
測手段6を有し、皮膚表面に刺激を与えた際に、皮膚面
1より発汗する神経性発汗量を前記発汗量計測手段6に
て計測し、その計測した出力にて刺激感の出力とするこ
とを特徴とするものである。
【0011】また、空気室2を第1と第2との空気室2
a、2bに分けると共に、第1の空気室2aと第2の空
気室2bとの間に連通部7を形成し、第1の空気室2a
には空気供給手段3を連通し、第2の空気室2bには排
出手段5を形成すると共に、湿度センサー4を配置する
構成とすることも好ましい。また、第1の空気室2aへ
連通する空気供給手段3の導入部8を、導入部8から供
給される除湿空気が皮膚面1に当たるように傾斜させた
構成とすることも好ましい。
【0012】
【作用】しかして、皮膚面1に対向する空間室2に空気
供給手段3にて除湿された空気を導入し、前記空間室2
から空気を排出させ、湿度センサー4にて空間室2にお
ける皮膚面1から発汗する湿分を連続して計測すると共
に、皮膚面1に刺激を与えた際に、皮膚面1より発汗す
る神経性発汗量を計測して刺激感を計測するので、つま
り、皮膚から発生した汗を検出後速やかに系外に排出
し、閉じられた系内で空気を送り込む方式であり、この
ことによりGSR法の欠点であるピークのブロードさを
解消することができる。
【0013】そして、間欠的な発汗量測定を行うことで
湿度検出により測定した値が、刺激により発生した皮膚
からの発汗量に対応しており、刺激感を計測するための
意味のあるデータが得られることになる。また、空気室
2を第1と第2との空気室2a、2bに分けると共に、
第1の空気室2aと第2の空気室2bとの間に連通部7
を形成し、第1の空気室2aには空気供給手段3を連通
し、第2の空気室2bには排出手段5を形成すると共
に、湿度センサー4を配置することで、除湿空気と刺激
による発汗の混合を行う室と、混合された空気の湿度を
検出するための部屋とが別れていることになって、十分
混合された空気を第2の空気室2bに送ってここで正確
に湿度を検出することができ、精度良く湿度変化が測定
できる。
【0014】また、第1の空気室2aへ連通する空気供
給手段3の導入部8を、導入部8から供給される除湿空
気が皮膚面1に当たるように傾斜させることで、傾斜部
分を流れた乾燥空気が皮膚に直接当たるようにでき、汗
腺から1秒間に5〜6回拍出するといわれている、精神
性発汗を短時間でうまく乾燥空気と混ざるようにするこ
とができ、このことで、測定精度を向上させ、肌への間
欠的な物理的刺激に対応した定量的な痛み感が測定可能
となる。
【0015】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1には本発明の制御ブロック図が示して
あり、第2図は皮膚面1にセットした状態の断面図が示
してある。6は発汗量計測手段であり、発汗量計測手段
6の主体を構成するボディ10には皮膚面1に対向する
空間室2が形成してあり、該空間室2は第1と第2との
空気室2a、2bに分けてあり、第1の空気室2aは皮
膚面1に対向する開口部11が設けてあり、第1の空気
室2aと第2の空気室2bとは連通部7により連通して
ある。第1の空気室2aには空気導入路12を介して空
気供給手段3に連通しており、空気導入路12の途中に
は除湿手段13が配設してある。空気導入路12のボデ
ィ10部分(つまり第1の空気室2aに連続する部分)
は導入部8となっており、この導入部8は第1の空気室
2aの開口部11側に向けて下り傾斜している。ここ
で、実施例では空気供給手段3がエアーポンプの例を示
してあり、また、除湿手段13としてはシリカゲルを充
填した除湿トラップの例が示してある。第2の空気室2
bには排出手段5となる排出孔が形成してある。この排
出孔の孔径寸法は調整できるようにしておいてもよい。
また、第2の空気室2b内には湿度センサー4を配置し
てあり、該湿度センサー4には湿度センサー4を駆動さ
せ且つ出力させるための、DC12Vの電源20が接続
してあり、また、湿度センサー4から出力された電圧出
力は、データロガー15やA/D変換ボードを介して、
パソコン16に入力される。図に示す実施例ではデータ
ロガー15を用いた例が示してある。
【0016】図2に示すように、発汗量計測手段6を第
1の空気室2aの開口部11に人体の皮膚面1が対面す
るようにして発汗量計測手段6のボディ10を皮膚面1
に密着状態で装着した場合、上記のように空気導入路1
2のボディ10部分の導入部8を開口部11側に向けて
下り傾斜させているので、導入部8から第1の空気室2
a内に導入された乾燥空気は傾斜状態で吐出されて直接
皮膚面1に当たって皮膚面1からの発汗と良く混合する
ようになっている。また、上記のように空気室2を第2
との空気室2a、2bに分け、湿度センサー4は第2の
空気室2b内に配置することで、第1の空気室2aに吐
出され、皮膚面1に刺激を与えた乾燥空気と、皮膚面1
から出た汗とが第1の空気室2aで混合され、この混合
した空気が測定専用の第2の空気室2bに移動して湿度
センサー4により湿度検知が行われるようになってお
り、このことで、皮膚から出た汗と空気が混ざるのと、
測定を1つの部屋で行うことによる弊害が除去できて正
確に測定することができる。ちなみに、特公平5ー49
285号公報によれば、除湿した空気を流入させ、皮膚
面から放散する不感蒸泄と混合して一定量ずつ外部に出
す1室内に湿度センサーを設け、局所発汗量連続測定を
行うものであるが、混合と検出とが1室でおこなってい
るため、多汗病など大量に汗が出て検出が容易な場合は
よいが、軽度の刺激で発生する精神性発汗の検出という
場合には感度の面で不十分である。
【0017】しかして、本発明によれば、発汗量計測手
段6を第1の空気室2aの開口部11に人体の皮膚面1
が対面するように密着状態で装着し、空気供給手段3か
ら供給した空気を除湿手段13で乾燥し、除湿空気を傾
斜した導入部8から第1の空気室2a内に吐出して皮膚
面1に当て皮膚面1より発生した神経性発汗を第1の空
気室2aで上記の除湿空気と混合し、この汗と十分に混
合された空気を別室である第2の空気室2bに入れ、こ
こで湿度センサー4により計測し、アンプによりDC電
圧に変化してデータをデータロガー15を介してパソコ
ン16に入力する。このようにして、上記空気供給手段
3からの空気の供給は間欠的に行って、刺激により発生
した皮膚からの発汗量を間欠的に測定することで痛み感
の定量的な測定を行うのである。
【0018】次に、本発明の具体的な実験例につき説明
する。図1に示す本発明の装置を用いて、被験者の右腕
上腕外側の指定部位を電動脱毛器Aで脱毛処理した直後
と、その2分後に機構の異なる別の種類の電動脱毛器B
で処理した直後にそれぞれの痛み感の実感絶対値を調査
し、上記機構の異なる2種類の電動脱毛器A、Bの痛み
感の器差を調べた。
【0019】18〜31歳の健常成人女性41を被験者
とした。被験者の右腕上腕外側の指定部位2cm×2c
m、4箇所試験をした。毛の状態は拡大写真法でチェッ
クして指定部位位置を実験者ができるだけ同一条件で上
記電動脱毛器A、Bで脱毛した。被験者は耳栓と目隠し
で他の外部刺激をできるだけカットし、実験前にエステ
ティックベッド上で安静な姿勢で状態の安定化を行っ
た。また、実験中は通常温熱性発汗が生じないといわれ
る快適環境条件(25℃、55%RH前後)に保った。
本発明の装置は左手の第二指指掌を測定部位としてこの
部分にセットした。
【0020】上記実験の有効性を示す前提として、脱毛
機構の異なるA、B2種類の電気脱毛器の痛み感の違い
を確認しておく必要あり、このため、あらかじめ被験者
41名にA、B両脱毛器使用時の痛み感実感絶対値調査
を行った。この結果を図3に示す。この、痛み感の実感
絶対値調査は、1.非常に痛い。2.かなり痛い。3.
少し痛い(標準)、4.まあ痛くない、5.痛くない。
の5段階で痛みの実感の回答を求めた。脱毛器Aの官能
値平均は3.6、脱毛器Bの官能値平均は2.9であっ
た。この痛みの官能評価の結果、実験に使用する脱毛器
AとBとの差は0.7であり、脱毛時の刺激に対して有
意な痛み感の差を被験者に与えることができる機種であ
ると判定し、本実験に用いることにした。
【0021】上記の2種の脱毛器A、Bを用いて上記の
順序で本発明装置により測定して解析し、その妥当性を
検討した。解析は計測した湿度変化のチャートのピーク
高さを用い、使用直前の湿度値と最大の湿度値の差から
求めた。被験者41名中、発汗測定不能の人や異常発汗
する人、抜けた毛の本数が少ない人を除いて解析した。
その結果、41名中12名から有効なデータが得られ
た。このデータを図4に示す。図4中B乃至Nは12名
の被験者を示している。
【0022】図4から明らかなように、上記12名のう
ち10名のデータは脱毛器Aによる発汗量は、脱毛器B
による発汗量より有意に少なかった。このことは、脱毛
器Aの方が痛み感の少ない刺激であると判断でき、この
結果は図4で示した官能評価結果とも一致し、人の感覚
とも整合し、本発明における刺激感の計測方法が妥当な
計測法であることがわかる。
【0023】また、本発明における上記刺激感の計測方
法と、従来例として示したGSR法との電動脱毛器使用
時の痛み感測定精度を比較する目的で、痛み感を感じや
すく、手指掌の発汗が顕著な被験者を選んで、同一条件
で測定した。なお、本発明の装置をすでに述べているよ
うに左手の第二指指掌にセットし、GSR法のセンサー
は第三・第四指指掌間にセットして測定した。
【0024】その代表的な測定データを図5、図6に示
す。図5は本発明の計測データであり、図6はGSR法
による計測データである。これによると、図5及び図6
におて矢印で示す間欠的に与える脱毛刺激によって発生
する痛み感にともなう指掌の精神発汗量の変化を比較す
ると、本発明の計測方法の方がGSR法に比べて、感度
良く連続測定できることが明らかである。
【0025】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、皮膚
面に対向する空間室に空気供給手段にて除湿された空気
を導入し、前記空間室から空気を排出させ、湿度センサ
ーにて空間室における皮膚面から発汗する湿分を連続し
て計測すると共に、皮膚面に刺激を与えた際に、皮膚面
より発汗する神経性発汗量を計測して刺激感を計測する
ので、軽度な痛み感を定量的に鋭敏に測定することがで
きるものである。
【0026】また、本発明の装置によれば、皮膚面に装
着される状態で、その皮膚面に対向する部分に形成され
た空間室と、空間室に除湿された空気を導入する空気供
給手段と、空間室から空気を流出させる排出手段と、空
間室における皮膚面より発汗する湿分を計測する湿度セ
ンサーとを備える発汗量計測手段を有し、皮膚表面に刺
激を与えた際に、皮膚面より発汗する神経性発汗量を前
記発汗量計測手段にて計測し、その計測した出力にて刺
激感の出力とするので、簡単な構成で軽度な痛み感を定
量的に鋭敏に測定する装置を提供できるものである。
【0027】また、空気室を第1と第2との空気室に分
けると共に、第1の空気室と第2の空気室との間に連通
部を形成し、第1の空気室には空気供給手段を連通し、
第2の空気室には排出手段を形成すると共に、湿度セン
サーを配置することで、除湿空気と刺激による発汗の混
合を行う室と、混合された空気の湿度を検出するための
部屋とが別れていることになって、十分混合された空気
を第2の空気室に送ってここで正確に湿度を検出するこ
とができ、精度良く湿度変化が測定でき、特に、発汗量
の少ない場合でも、確実に混合されたものが第2の空気
室に送られて正確に検出されることになって、軽度の刺
激で発生する精神性発汗の検出を行うという本発明の目
的にそった正確な測定ができるものである。
【0028】また、第1の空気室へ連通する空気供給手
段の導入部を、導入部から供給される除湿空気が皮膚面
に当たるように傾斜させることで、傾斜部分を流れた乾
燥空気が皮膚に直接当たるようにでき、汗腺から1秒間
に5〜6回拍出するといわれている、精神性発汗を短時
間でうまく乾燥空気と混ざるようにすることができ、こ
のことで、測定精度を向上させ、肌への間欠的な物理的
刺激に対応した定量的な痛み感が測定可能となるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御ブロック図が示してある。
【図2】同上の皮膚面にセットした状態の断面図が示し
てある。
【図3】本発明の装置の実験に当たり使用した機構の異
なる2種類の電動脱毛器の使用時の痛み感実感絶対値調
査における機差の検定(官能評価)結果を示すグラフで
ある。
【図4】本発明の装置による痛み刺激感の機種による違
の実験結果を示すグラフである。
【図5】本発明の装置において得られた湿度の変化のデ
ータを示すグラフである。
【図6】比較例であるGSR法によって得られた電圧の
変化のデータを示すグラフである。
【符号の説明】
1 皮膚面 2 空間室 2a 第1の室 2b 第2の室 3 空気供給手段 4 湿度センサー 5 排出手段 6 発汗量計測手段 7 連通部 8 導入部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかして、医者の治療
や研究の対象にはならない軽度の、皮膚刺激による痛み
感をうまく定量的に測定する方法は未確立である。現在
では上記のGSR法が一般的であるが、精度不十分であ
り、また、発生した汗を速やかに逃がすことが出来ない
ため、測定値がブロードになり、データ解析が満足にで
きない欠点がある。また、GSR法では多汗病や無汗病
では計測が難しくなるという問題がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】18〜31歳の健常成人女性41名を被験
者とした。被験者の右腕上腕外側の指定部位2cm×2
cm、4箇所試験をした。毛の状態は拡大写真法でチェ
ックして指定部位位置を実験者ができるだけ同一条件で
上記電動脱毛器A、Bで脱毛した。被験者は耳栓と目隠
しで他の外部刺激をできるだけカットし、実験前にエス
テティックベッド上で安静な姿勢で状態の安定化を行っ
た。また、実験中は通常温熱性発汗が生じないといわれ
る快適環境条件(25℃、55%RH前後)に保った。
本発明の装置は左手の第二指指掌を測定部位としてこの
部分にセットした。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】本発明の装置による痛み刺激感の機種による
の実験結果を示すグラフである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚面に対向する空間室に空気供給手段
    にて除湿された空気を導入し、前記空間室から空気を排
    出させ、湿度センサーにて空間室における皮膚面から発
    汗する湿分を連続して計測すると共に、皮膚面に刺激を
    与えた際に、皮膚面より発汗する神経性発汗量を計測し
    て刺激感を計測することを特徴とする刺激感の計測方
    法。
  2. 【請求項2】 皮膚面に装着される状態で、その皮膚面
    に対向する部分に形成された空間室と、空間室に除湿さ
    れた空気を導入する空気供給手段と、空間室から空気を
    流出させる排出手段と、空間室における皮膚面より発汗
    する湿分を計測する湿度センサーとを備える発汗量計測
    手段を有し、皮膚表面に刺激を与えた際に、皮膚面より
    発汗する神経性発汗量を前記発汗量計測手段にて計測
    し、その計測した出力にて刺激感の出力とすることを特
    徴とする刺激感の計測装置。
  3. 【請求項3】 空気室を第1と第2との空気室に分ける
    と共に、第1の空気室と第2の空気室との間に連通部を
    形成し、第1の空気室には空気供給手段を連通し、第2
    の空気室には排出手段を形成すると共に、湿度センサー
    を配置して成ることを特徴とする請求項2記載の刺激感
    の計測装置。
  4. 【請求項4】 第1の空気室へ連通する空気供給手段の
    導入部を、導入部から供給される除湿空気が皮膚面に当
    たるように傾斜させて成ることを特徴とする請求項3記
    載の刺激感の計測装置。
JP29299093A 1993-11-24 1993-11-24 刺激感の計測方法及びその装置 Pending JPH07143968A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009261779A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Univ Of Electro-Communications 痛み評価方法及び痛み評価装置
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