JPH07142041A - 端子の接触不良防止方法及び接触不良防止構造 - Google Patents

端子の接触不良防止方法及び接触不良防止構造

Info

Publication number
JPH07142041A
JPH07142041A JP5284688A JP28468893A JPH07142041A JP H07142041 A JPH07142041 A JP H07142041A JP 5284688 A JP5284688 A JP 5284688A JP 28468893 A JP28468893 A JP 28468893A JP H07142041 A JPH07142041 A JP H07142041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
casing
terminal
positive electrode
terminals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5284688A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiji Ishikura
誉士 石倉
Koyo Sekine
高陽 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP5284688A priority Critical patent/JPH07142041A/ja
Publication of JPH07142041A publication Critical patent/JPH07142041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリのケーシングに対する振動の伝達を
防止するとともに、端子における接触不良の発生を防止
する。 【構成】 車体に設けたトレー24の上面とバッテリB
を押さえる押さえ金具27の下面とに、それぞれバッテ
リBの下面及び上面に当接する弾性体25,26を設
け、車体からバッテリBへの振動伝達を防止することに
より、バッテリBの劣化と端子30,31における接触
不良を防止する。バッテリBの端子30,31とコード
32の端子金具33との間に導電性を有する弾性材を介
在させ、接触不良の発生を更に効果的に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動による端子の接触
不良を防止するための接触不良防止方法及び接触不良防
止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電気自動車に搭載される走行用バ
ッテリやガソリン車に搭載される補機用バッテリの端子
は金属製であり、複数のバッテリを直列或いは並列に接
続する場合や、バッテリと補機との接続にはコードが用
いられている。そしてバッテリ端子とコードとの接続
は、コードに取り付けた金具をバッテリ端子に結合する
ことにより行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バッテリは車体に対して防振支持されていないため、車
体の振動がバッテリに伝達されると、金属どうしが接触
するバッテリ端子とコードとの接続部に接触不良が発生
し易い問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、端子の接続部における接触不良の発生を防止するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された端子の接触不良防止方法は、
第1の端子と第2の端子とを、少なくとも電気的接触部
の一部において導電性を有する弾性体を挟んで結合する
ことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された端子の接触不良
防止方法は、端子を有するバッテリのケーシングを弾性
体を介して支持することを特徴とする。
【0007】また請求項3に記載された端子の接触不良
防止構造は、端子の少なくとも一部を導電性を有する弾
性体で構成することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0009】図1〜図5は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1はバッテリの全体斜視図、図2は図1の2−
2線断面図、図3は図2の3部拡大図、図4はバッテリ
を直列接続した状態を示す図、図5はバッテリを並列接
続した状態を示す図である。
【0010】図1及び図2に示すように、バッテリBは
概略立方体形状のケーシング1を備える。ケーシング1
は導電性の弾性体で形成した第1ケーシング2及び第2
ケーシング3と、非導電性合成樹脂製の第3ケーシング
4とから構成される。第1ケーシング2及び第2ケーシ
ング3を構成する弾性体に導電性のカーボン繊維をラミ
ネートすることにより、ケーシング1の剛性を高めるこ
とができる。第1ケーシング2はインロー部5を介して
第3ケーシング4の上端にABS樹脂接着剤又はエポキ
シ樹脂接着剤で接着されるとともに、第2ケーシング3
はインロー部6を介して第3ケーシング4の下端にAB
S樹脂接着剤又はエポキシ樹脂接着剤で接着されてお
り、これにより第1、第2ケーシング2,3は相互に電
気的に絶縁される。
【0011】図3を併せて参照すると明らかなように、
ケーシング1の内部には、複数枚のバイポーラ型の集電
板7…及び複数枚のセパレータ8…が交互に積層された
状態で収納される。各集電板7は、鉛又は導電性合成樹
脂で形成された基板9の表面及び裏面にそれぞれ正極活
物質10及び負極活物質11を塗布したもので、その外
周には枠状の絶縁材12が装着される。前記セパレータ
8と、その下面及び上面に配設される正極活物質10及
び負極活物質11とにより、バッテリセル13が構成さ
れる。そして、各バッテリセル13…は集電板7…及び
セパレータ8…を交互に積層することにより直列に接続
され、最上端の集電板7の正極活物質10が第1ケーシ
ング2の内面に接触するとともに、最下端の集電板7の
負極活物質11が第2ケーシング3の内面に接触する。
尚、本実施例では全ての集電板7…を同一構造としてい
るが、最上端の集電板7の正極活物質10及び最下端の
集電板7の負極活物質11を省略することもできる。第
3ケーシング4に第1、第2ケーシング2,3を接着す
る際に、各集電板7…には積層方向に所定の圧力が加え
られており、これにより正極活物質10及び負極活物質
11の脱落等による劣化を防止してバッテリBの寿命延
長を図ることができる。
【0012】第1ケーシング2の上面には4本の平行な
突起よりなる正極端子141 …が突設されるとともに、
第1ケーシング2の互いに対向する2つの側面には2本
の平行な突起よりなる正極端子142 ,142 と、2本
の平行な凹溝よりなる正極端子153 ,153 とが各々
形成される。一方、第2ケーシング3の下面には4本の
平行な凹溝よりなる負極端子151 …が凹設されるとと
もに、第2ケーシング3の互いに対向する2つの側面に
は2本の平行な突起よりなる負極端子143 ,14
3 と、2本の平行な凹溝よりなる負極端子152 ,15
2 とが各々形成される。また、第3ケーシング4の互い
に対向する2つの側面には、第1ケーシング2の正極端
子142 ,142 と第2ケーシング3の負極端子1
3 ,143 とを接続するように2本の突起161 ,1
1 が形成されるとともに、第1ケーシング2の正極端
子153 ,153 と第2ケーシング3の負極端子1
2 ,152 とを接続するように2本の凹溝162 ,1
2 が形成される。
【0013】第1ケーシング2の正極端子141 …は第
2ケーシング3の負極端子151 …に嵌合可能であり、
また第1ケーシング2の正極端子142 ,142 、第2
ケーシング3の負極端子143 ,143 及び第3ケーシ
ング4の突起161 ,161は、それぞれ第1ケーシン
グ2の正極端子153 ,153 、第2ケーシング3の負
極端子152 ,152 及び第3ケーシング4の凹溝16
2 ,162 に嵌合可能である。
【0014】前記正極端子141 …;142 ,142
び負極端子143 ,143 は本発明の凸状端子を構成
し、前記負極端子151 …;152 ,152 及び正極端
子15 3 ,153 は本発明の凹状端子を構成する。
【0015】ケーシング1の4つの側面には、それぞれ
中央線上を十文字状にガス路17,17が刻設されてお
り、それらの交差部に第3ケーシング4の内外を連通さ
せるガス孔18…が形成される。複数のバッテリBを並
列に接続したとき、一対のケーシング1の結合面に前記
ガス路17,17によってガス通路19(図5参照)が
構成される。このように、互いに対向する一対のガス路
17,17によってガス通路19を構成することによ
り、ケーシング1の肉厚を小さくして重量を軽減しなが
ら、ガス通路19の断面積を確保することができる。ま
た、バッテリBのケーシング1を車体の壁面に密着する
ように搭載した場合であっても、前記ガス路17,17
を介して効果的にガスを排出することができる。
【0016】また、ガス路17,17が別体のパイプを
用いずに構成されるため、パイプ外れやガス漏れの心配
もない。更に、バッテリBを電気的に連結したり構造的
に連結するために、或いは集電板7…に緊圧をかけるた
めに適当な圧力を加えると、ガス路17,17が適当な
圧力で結合されてガス通路19が形成される。尚、図示
しないが、ガス路17,17回りは絶縁層で覆われる。
【0017】前述の構成を備えた2個のバッテリB,B
を直列に接続して大電圧を得るには、図4に示すよう
に、下側のバッテリBの上端に位置する第1ケーシング
2の上面に、上側のバッテリBの下端に位置する第2ケ
ーシング3を重ね合わせれば良い。これにより、第1ケ
ーシング2に突設された4本の正極端子141 …が第2
ケーシング3に凹設された4本の負極端子151 …に嵌
合し、2個のバッテリB,Bが直列に接続される。
【0018】また、2個のバッテリB,Bを並列に接続
して大電流を得るには、図5に示すように、左側のバッ
テリBの右壁面に右側のバッテリBの左壁面を結合すれ
ば良い。これにより、左側のバッテリBの正極端子15
3 ,153 が右側のバッテリの正極端子142 ,142
に嵌合し、かつ左側のバッテリBの負極端子152 ,1
2 が右側のバッテリの負極端子143 ,143 に嵌合
し、2個のバッテリB,Bが並列に接続される。
【0019】図5に示すように2個のバッテリB,Bを
並列に接続した場合、両バッテリB,Bの結合壁面に互
いに対向するように凹設されたガス路17,17によっ
てガス通路19が構成されるため、ガス路17,17に
開口するガス孔18,18から出たガスは、前記ガス通
路19を通って外部に排出される。
【0020】前述と同様にして3個以上のバッテリB…
を直列又は並列に接続することが可能であり、また直列
に接続した複数個のバッテリB…群を更に並列に接続す
ることにより、大電圧・大電流を得ることが可能であ
る。
【0021】而して、ケーシング1に突設した正極端子
141 …;142 ,142 及び負極端子143 ,143
をケーシング1に凹設した負極端子151 …;152
15 2 及び正極端子153 ,153 に嵌合させることに
より複数のバッテリB…を電気的に接続しているので、
バッテリB…相互の位置ずれによる接触不良の発生が防
止されるだけでなく、従来必要であったコードや金属プ
レートが不要になって該コードや金属プレートの重量や
スペースを削減することができ、しかも接続作業の要す
る手間を大幅に削減することができる。また、前記コー
ドや金属プレートを用いた場合に起こり易い短絡や誤配
線等のトラブルを、未然に回避することができる。ま
た、導電性の弾性体で電極を構成したことにより、接触
部の面圧を均一に保って接触不良の発生を防止すること
ができ、しかもケーシング1の表面の全体又は大部分が
電極となっているので、電極間の接触面積を増加させて
電気抵抗の低減と接触不良の防止を図ることができる。
【0022】また、電極が薄いので該電極の電気通過長
を大幅に短くでき、よって電気抵抗の低減が可能とな
る。更に、電極の全てが導電性の弾性体である必要性は
なく、例えば頭部を金属で構成しても接触性は向上す
る。更に、嵌合する少なくとも一方の端子で振動を吸収
するものであれば、接触性は向上する。
【0023】図6〜図10は本発明の第2実施例を示す
もので、図6はバッテリの全体斜視図、図7は図6の7
方向矢視図、図8は図6の8−8線断面図、図9はバッ
テリを直列接続した状態を示す図、図10はバッテリを
並列接続した状態を示す図である。
【0024】図6〜図8に示すように、第2実施例のバ
ッテリBは何れも非導電性合成樹脂で形成された第1ケ
ーシング2、第2ケーシング3及び第3ケーシング4を
備えており、第3ケーシング4の上下両端に第1、第2
ケーシング2,3がインロー嵌合して接着され、その内
部に第1実施例と同一の集電板7…及びセパレータ8…
が積層状態で収納される。ケーシング1の2つの側面に
は十文字状のガス路17,17が刻設されるとともに、
他の2つの側面には1本のガス路17が刻設され、これ
らガス路17,17の中央にガス孔18が開口する。
【0025】第1ケーシング2の上壁内面には導電性の
弾性体又は銅板で成形された正極部材20が嵌合保持さ
れており、その正極部材20に一体に突設された3本の
正極端子141 …が第1ケーシング2の上面を貫通して
上方に突出する。前記3本の正極端子141 …の両端に
は、各3個の正極端子142 …,153 …が形成され
る。正極端子142 …は第1ケーシング2の一方の側壁
から外側に突出しており、また正極端子153 …は第1
ケーシング2の他方の側壁から内側に後退している。
【0026】更に、第2ケーシング3の下壁内面には導
電性の弾性体又は銅板で成形された負極部材21が嵌合
保持されており、その負極部材21に一体に凹設された
3本の負極端子151 …が第2ケーシング3の下面に露
出する。前記3本の負極端子151 …の両端には、各3
個の負極端子143 …,152 …が形成される。負極端
子143 …は第2ケーシング3の一方の側壁から外側に
突出しており、また負極端子152 …は第2ケーシング
3の他方の側壁から内側に後退している。
【0027】第1、第2ケーシング2,3の一方の側壁
に突出する正極端子142 …及び負極端子143 …を接
続するように、第1〜第3ケーシング2,3,4に突起
16 1 …が形成されるとともに、第1、第2ケーシング
2,3の他方の側壁に凹設された正極端子153 …及び
負極端子152 …を接続するように、第1〜第3ケーシ
ング2,3,4に凹溝161 …が形成される。
【0028】2個のバッテリB,Bを直列に接続するに
は、図9に示すように、下側のバッテリBの上端に位置
する第1ケーシング2の上面に、上側のバッテリBの下
端に位置する第2ケーシング3を重ね合わせ、第1ケー
シング2に突設された3本の正極端子141 …を第2ケ
ーシング3に凹設された3本の負極端子151 …に嵌合
させれば良い。また、2個のバッテリB,Bを並列に接
続するには、図10に示すように、左側のバッテリBの
右壁面に右側のバッテリBの左壁面を結合し、左側のバ
ッテリBの正極端子153 …を右側のバッテリの正極端
子142 …に嵌合させ、かつ左側のバッテリBの負極端
子152 …を右側のバッテリの負極端子143 …に嵌合
させれば良い。
【0029】而して、この第2実施例によれば、前述の
第1実施例の効果に加えて、負極端子151 …が非導電
性合成樹脂で形成した第2ケーシング3の底面よりも内
側に配設されているため、バッテリBを図8の姿勢で床
面に置いたり、図8と上下逆の姿勢にして上面に金属板
を乗せた場合に負極端子151 …が床面や金属板に接触
することがなく、漏電の発生を防止することができる。
【0030】図11〜図15は本発明の第3実施例を示
すもので、図11はバッテリの全体斜視図、図12は図
11の12方向矢視図、図13は図11の13−13線
断面図、図14はバッテリを直列接続した状態を示す
図、図15はバッテリを並列接続した状態を示す図であ
る。
【0031】第3実施例のバッテリは、その正極部材2
0及び負極部材21が導電性の弾性体で形成される。そ
して、正極端子141 …,142 …及び負極端子143
…の断面形状と、負極端子151 …,152 …及び正極
端子153 …の断面形状とが、相互に嵌合可能な台形形
状に形成されて所謂アリ溝結合される点に特徴を有して
いる。その他の構成は前述の第2実施例と同一である。
【0032】而して、この第3実施例によれば、凸状の
端子141 …,142 …,143 …と凹状の端子151
…,152 …,153 …とを相互に押し付けて弾性変形
させながら嵌合させることにより、図14及び図15に
示すように複数のバッテリB…を直列又は並列に接続す
ることができる。このとき、前記端子141 …,14 2
…,143 …;151 …,152 …,153 …の接触面
には導電性の弾性体の弾性による面圧が作用するため、
外部から振動が加わっても接触不良が発生する虞がな
い。また、嵌合する電極の少なくとも一方が導電性の弾
性体であれば、接触性は向上する。
【0033】図16及び図17は本発明の第4実施例を
示すもので、図16はバッテリの縦断面図、図17はバ
ッテリをL字状に接続した状態を示す図である。
【0034】第4実施例のバッテリBの立方体状のケー
シング1は、導電性の弾性体で形成されて上面が開放し
た容器状の第2ケーシング3と、導電性の弾性体で形成
されて前記第2ケーシングの上面開口を覆う平板状の第
1ケーシング2と、第2ケーシング3及び第1ケーシン
グ2間を絶縁すべく、非導電性合成樹脂で形成された枠
状の第3ケーシング4とを備える。第1ケーシング2は
全体として正極を構成し、その上面には4本の突起より
なる正極端子141 …が形成される。また第2ケーシン
グ3は全体として負極を構成し、その底面には4本の凹
溝よりなる負極端子151 …が形成されるとともに、そ
の4個の側面を取り巻くように4本の凹溝よりなる負極
端子152 …が形成される。
【0035】而して、図17から明らかなように、第1
のバッテリB(B1)の上面に設けた正極端子141
を第2のバッテリB(B2)の下面に設けた負極端子1
1…に結合し、更に横向きに倒した第3のバッテリB
(B3)の正極端子141 …を前記第1のバッテリB
(B1)の何れかの側面に設けた負極端子152 …に結
合することにより、3個のバッテリBを電気的に直列且
つL字状に接続することができる。このようにして、複
数個のバッテリBを任意の方向に接続することにより、
狭い空間に多数のバッテリBを有効にレイアウトするこ
とができる。
【0036】また、負極を構成する第2ケーシング3の
5個の外壁面には、中央にガス孔18が開口する十文字
状のガス路17,17がそれぞれ形成されており、この
ガス路17,17は第1ケーシング2の外壁面と協働し
て筒状のガス通路19を構成する。
【0037】図18は本発明の第5実施例を示すもの
で、この実施例では構造が異なる2種類のバッテリB
(B1,B2)が用いられる。即ち、両バッテリB(B
1,B2)は共に結合用の突起及び凹溝を持たない立方
体形状であり、第1のバッテリB(B1)は互いに対向
する2面に正極及び負極を備えるとともに、第2のバッ
テリ(B2)は隣接する2面に正極及び負極を備える。
【0038】而して、第2のバッテリB(B2)の正極
の上部に板状に形成された導電性の弾性体22を挟んで
第1のバッテリB(B1)の負極を結合し、且つ第2の
バッテリB(B2)の負極の側部に前記弾性体22を挟
んで第1のバッテリB(B1)の正極を結合することに
より、3個のバッテリBを電気的に直列且つL字状に接
続することができる。この第5実施例によっても、複数
個のバッテリBを任意の方向に接続して空間の有効利用
を図ることができる。尚、弾性体22の周縁には短絡を
防止するための枠状の非導電性部材23が一体に設けら
れる。
【0039】バッテリB(B1,B2)の6個の外壁に
は、各々中央にガス孔18が開口するガス路17,17
が十文字状に形成されており、バッテリB(B1,B
2)を結合した際に前記ガス路17,17を閉塞しない
ように、前記非導電性部材23の各辺の中央部は内向き
に屈曲している。本実施例では隣接する2面を異極にし
ているが、同極にしても良い。
【0040】図19は本発明の第6実施例を示すもの
で、このバッテリBは前記第1実施例のバッテリBと略
同一構造を有するが、その正極端子141 …,14
2 …,15 3 …及び負極端子151 …,152 …,14
3 …が非弾性体で構成されている。そして、例えば2個
のバッテリBを直列に接続する際に、正極端子141
及び負極端子151 …間に、突起及び凹溝の形状に合致
するように波形に形成された導電性の弾性体22を挟み
込むことにより、接触部の面圧を均一化して電気抵抗の
減少及び接触不良を防止を図ることができる。
【0041】この第6実施例の弾性体22も、前述の第
5実施例の弾性体22と同様に、短絡を防止するための
枠状の非導電性部材23が一体に設けられる。
【0042】各実施例において、バッテリBを押圧しな
がら連結した後、使用しないガス孔18、ガス路17,
17及びガス通路19の端部を閉じ、また露出した電極
を絶縁する。
【0043】図20及び図21は本発明の第7実施例を
示すもので、図20はバッテリの搭載状態を示す図、図
21は図20の21方向拡大矢視図である。
【0044】第7実施例のバッテリBはガソリン車の補
機用バッテリであって、通常の鉛バッテリから構成され
る。バッテリBの下面は車体に固定されたトレー24上
に弾性体25を介して支持され、またバッテリBの上面
には弾性体26を介して押さえ金具27が当接する。そ
してトレー24に下端を係止した2本のボルト28,2
8の上端を押さえ金具27を上方に貫通させて蝶ナット
29,29で締め付けることにより、バッテリBが車体
に固定される。
【0045】バッテリBの上面に突出する正極端子30
及び負極端子31には、それぞれコード32,32の先
端に設けた端子金具33,33が結合される。正極端子
30側を例にとって説明すると、端子金具33は正極端
子30の外周との間に導電性の弾性体34を挟んで嵌合
する環状の部材であって、ボルト35を締め付けること
により縮径して前記弾性体34を圧縮しながら正極端子
30に結合される。その際、弾性体34は正極端子30
の略半周に接触しており、従って、正極端子30と端子
金具33とは、一部において直接接触するとともに、他
の一部において弾性体34を介して接触する。
【0046】而して、バッテリBを弾性体25,26を
介して車体に弾性支持することにより、車体からバッテ
リBへの振動伝達を遮断して、バッテリBの劣化と端子
30,31における接触不良の発生を未然に防止するこ
とができる。また、コード32,32の先端に設けた端
子金具33,33と端子30,31との間に導電性の弾
性体34,34を介在させたことにより、端子金具3
3,33の弛みを防止して接触不良の発生を防止するこ
とができ、しかも端子金具33,33と端子30,31
とを一部において直接接触させたことにより、電気抵抗
の増大を回避することができる。
【0047】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0048】例えば、実施例のバッテリはケーシングの
内部に複数のバッテリセルを備えているが、本発明はケ
ーシングの内部に単一のバッテリセルを備えたバッテリ
に対しても適用することができる。また、ここで言うバ
ッテリは二次バッテリに限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、第1の端子と第2の端子とを導電性を有す
る弾性体を挟んで結合することにより、端子間の電気的
導通を確保しながら振動による接触不良を防止すること
が可能となる。また電気的接触部の一部において弾性体
を挟んで結合すれば、金属接触による導通性と弾性体接
触による接触性を両立させることができる。
【0050】また請求項2に記載された発明によれば、
バッテリのケーシングを弾性体を介して支持することに
より、外部からの振動がバッテリのケーシングに直接伝
達されるのを防止し、端子における接触不良の発生を防
止することが可能となる。また、密閉型のバッテリにお
いては活物質の脱落を防止して寿命の延長及び容量や出
力の低下を防止することができる。
【0051】また請求項3に記載された発明によれば、
端子の少なくとも一部を導電性を有する弾性体で構成す
ることにより、金属接触による導通性と弾性体接触によ
る接触性を両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるバッテリの全体斜視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3部拡大図
【図4】バッテリを直列接続した状態を示す図
【図5】バッテリを並列接続した状態を示す図
【図6】第2実施例によるバッテリの全体斜視図
【図7】図6の7方向矢視図
【図8】図6の8−8線断面図
【図9】バッテリを直列接続した状態を示す図
【図10】バッテリを並列接続した状態を示す図
【図11】第3実施例によるバッテリの全体斜視図
【図12】図11の12方向矢視図
【図13】図11の13−13線断面図
【図14】バッテリを直列接続した状態を示す図
【図15】バッテリを並列接続した状態を示す図
【図16】第4実施例によるバッテリの縦断面図
【図17】バッテリをL字状に接続した状態を示す図
【図18】第5実施例によるバッテリをL字状に接続し
た状態を示す図
【図19】第6実施例によるバッテリを直列に接続した
状態を示す図
【図20】第7実施例によるバッテリの搭載状態を示す
【図21】図20の21方向拡大矢視図
【符号の説明】
1 ケーシング 141 正極端子(端子) 142 正極端子(端子) 143 負極端子(端子) 151 負極端子(端子) 152 負極端子(端子) 153 正極端子(端子) 22 弾性体 25 弾性体 26 弾性体 34 弾性体 B バッテリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の端子(141 〜143 ;151
    153 )と第2の端子(141 〜143 ;151 〜15
    3 )とを、少なくとも電気的接触部の一部において導電
    性を有する弾性体(22,34)を挟んで結合すること
    を特徴とする、端子の接触不良防止方法。
  2. 【請求項2】 端子(141 〜143 ;151 〜1
    3 )を有するバッテリのケーシング(1)を弾性体
    (25,26)を介して支持することを特徴とする、端
    子の接触不良防止方法。
  3. 【請求項3】 端子(141 〜143 ;151 〜1
    3 )の少なくとも一部を導電性を有する弾性体で構成
    することを特徴とする、端子の接触不良防止構造。
JP5284688A 1993-11-15 1993-11-15 端子の接触不良防止方法及び接触不良防止構造 Pending JPH07142041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5284688A JPH07142041A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 端子の接触不良防止方法及び接触不良防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5284688A JPH07142041A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 端子の接触不良防止方法及び接触不良防止構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07142041A true JPH07142041A (ja) 1995-06-02

Family

ID=17681694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5284688A Pending JPH07142041A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 端子の接触不良防止方法及び接触不良防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07142041A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245709A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kri Inc 蓄電デバイスモジュール
JP2010536129A (ja) * 2007-08-06 2010-11-25 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 電気接続のためのバッテリー用個別セル
JP2013532357A (ja) * 2010-06-08 2013-08-15 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電流源接続装置、および金属浸透セラミックを備える電流源
WO2014147809A1 (ja) * 2013-03-22 2014-09-25 オートモーティブエナジーサプライ株式会社 電池ユニット及び電池ユニットを積層した電池モジュール
CN106654085A (zh) * 2016-08-31 2017-05-10 广东新凌嘉新能源股份有限公司 防爆隔热阻燃电池、电池组及其使用方法
WO2023170852A1 (ja) * 2022-03-10 2023-09-14 三菱自動車工業株式会社 組電池

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02134652U (ja) * 1989-04-14 1990-11-08
JPH0516674A (ja) * 1991-07-10 1993-01-26 Otec Japan:Kk 電気自動車のバツテリー支持構造
JPH05205715A (ja) * 1992-01-24 1993-08-13 Yuasa Corp 薄形電池使用機器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02134652U (ja) * 1989-04-14 1990-11-08
JPH0516674A (ja) * 1991-07-10 1993-01-26 Otec Japan:Kk 電気自動車のバツテリー支持構造
JPH05205715A (ja) * 1992-01-24 1993-08-13 Yuasa Corp 薄形電池使用機器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010536129A (ja) * 2007-08-06 2010-11-25 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 電気接続のためのバッテリー用個別セル
US9012069B2 (en) 2007-08-06 2015-04-21 Daimler Ag Single cell for a battery for making electrical contact
JP2009245709A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kri Inc 蓄電デバイスモジュール
JP2013532357A (ja) * 2010-06-08 2013-08-15 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電流源接続装置、および金属浸透セラミックを備える電流源
US9099798B2 (en) 2010-06-08 2015-08-04 Robert Bosch Gmbh Current-source contacting device and current source having metal-infiltrated ceramic
WO2014147809A1 (ja) * 2013-03-22 2014-09-25 オートモーティブエナジーサプライ株式会社 電池ユニット及び電池ユニットを積層した電池モジュール
CN106654085A (zh) * 2016-08-31 2017-05-10 广东新凌嘉新能源股份有限公司 防爆隔热阻燃电池、电池组及其使用方法
WO2023170852A1 (ja) * 2022-03-10 2023-09-14 三菱自動車工業株式会社 組電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3333606B2 (ja) バッテリ
US8835044B2 (en) Secondary battery
KR101053208B1 (ko) 용접 신뢰성이 향상된 전지모듈 및 이를 포함하는 중대형 전지팩
US5501918A (en) Thermal management of rechargeable batteries
US7160643B2 (en) Battery pack
JP6245830B2 (ja) 二次電池
US8455134B2 (en) Secondary battery with insulating film between current collectors and a case
KR101094024B1 (ko) 이차전지
US6387566B1 (en) Battery with laminated insulator/metal/insulator case
JP7128287B2 (ja) エネルギー密度が向上した構造を有するバッテリーモジュール、それを含むバッテリーパック及び自動車
US8512895B2 (en) Secondary battery having an electrode terminal penetrating through and electrically insulated from a cap plate
WO2018155158A1 (ja) 電池モジュール
WO2013132978A1 (ja) 組電池
KR100684802B1 (ko) 이차 전지
WO2017056407A1 (ja) 電池モジュール
KR20190110402A (ko) 배터리 팩
US20140212715A1 (en) Rechargeable battery
JPH07142041A (ja) 端子の接触不良防止方法及び接触不良防止構造
WO2020137411A1 (ja) 蓄電装置
JPH07142040A (ja) バッテリ
JP4284926B2 (ja) 集合型二次電池
JP7225795B2 (ja) 蓄電装置
JPH09102302A (ja) 電池用電極、電池用電極の製造方法および電池
JP2020107463A (ja) 蓄電装置
JP4062846B2 (ja) 鉛蓄電池とその製造方法