JPH07142040A - バッテリ - Google Patents

バッテリ

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Publication number
JPH07142040A
JPH07142040A JP5284687A JP28468793A JPH07142040A JP H07142040 A JPH07142040 A JP H07142040A JP 5284687 A JP5284687 A JP 5284687A JP 28468793 A JP28468793 A JP 28468793A JP H07142040 A JPH07142040 A JP H07142040A
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JP
Japan
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casing
battery
gas
batteries
gas passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP5284687A
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English (en)
Inventor
Yoshiji Ishikura
誉士 石倉
Koyo Sekine
高陽 関根
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリのケーシング内部に発生したガスを
効果的に排出する。 【構成】 内部に多数のバッテリセルを収納してなるバ
ッテリBは略立方体形状のケーシング1を備えており、
その4個の側壁の中央にケーシング1の内部に発生した
ガスを排出するガス孔18が設けられる。各側壁には十
文字状にガス路17が形成され、これらガス路17の交
点に前記ガス孔18が開口する。複数のバッテリBを結
合して使用する場合、互いに密着する2個の側壁のガス
路17が協働して筒状のガス通路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーシングの内部から
排出されるガスを効果的に排出し得るようにしたバッテ
リに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電気自動車に搭載される走行用
バッテリとして、ケーシングの内部に多数のバッテリセ
ルを積層状態で収納した密閉型のものが用いられてい
る。かかるバッテリはケーシングの内外を連通するガス
孔を備えており、バッテリの内部に発生したガスを前記
ガス孔から外部に排出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる密閉
型のバッテリを車体に搭載する場合、ケーシングの表面
が車体のバッテリ支持部に密着すると、前記ガス孔が閉
塞されてガスの排出が困難になる問題がある。また、複
数のバッテリを直列又は並列に接続して使用する場合、
バッテリを車体に搭載する際にガス孔が閉塞されないよ
うに考慮しても、ガス孔に連なるガス通路が閉塞されて
ガスの排出が困難になる問題がある。また、ガスを排出
するために別体のパイプを連結すると、連結の手間が掛
かる上に、何らかの原因でパイプが外れたり穴が明いた
りしてガスが漏れることがある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、バッテリのケーシングの内部から排出されるガスを
効果的に排出することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、ケーシングの外壁表
面にガス路を形成したことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された発明は、ケーシ
ングの外壁表面に、このケーシングに結合される他のケ
ーシングの外壁表面に形成したガス路と協働してガス通
路を構成するガス路を形成したことを特徴とする。
【0007】また請求項3に記載された発明は、請求項
1又は2の構成に加えて、ケーシングが略直方体形状で
あり、その辺の中央にガス路の端部を開口させたことを
特徴とする。
【0008】また請求項4に記載された発明は、請求項
2の構成に加えて、ケーシングが略直方体形状であり、
その外壁表面の中央線上にガス路を形成したことを特徴
とする。
【0009】また請求項5に記載された発明は、請求項
4の構成に加えて、ガス路を相互に直交する十文字状に
形成したことを特徴とする。
【0010】また請求項6に記載された発明は、請求項
1〜5の何れかの構成に加えて、ケーシングの内部から
ガスを排出するガス孔をガス路の内部に開口させたこと
を特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1〜図5は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1はバッテリの全体斜視図、図2は図1の2−
2線断面図、図3は図2の3部拡大図、図4はバッテリ
を直列接続した状態を示す図、図5はバッテリを並列接
続した状態を示す図である。
【0013】図1及び図2に示すように、バッテリBは
概略立方体形状のケーシング1を備える。ケーシング1
は導電性の弾性体で形成した第1ケーシング2及び第2
ケーシング3と、非導電性合成樹脂製の第3ケーシング
4とから構成される。第1ケーシング2及び第2ケーシ
ング3を構成する弾性体に導電性のカーボン繊維をラミ
ネートすることにより、ケーシング1の剛性を高めるこ
とができる。第1ケーシング2はインロー部5を介して
第3ケーシング4の上端にABS樹脂接着剤又はエポキ
シ樹脂接着剤で接着されるとともに、第2ケーシング3
はインロー部6を介して第3ケーシング4の下端にAB
S樹脂接着剤又はエポキシ樹脂接着剤で接着されてお
り、これにより第1、第2ケーシング2,3は相互に電
気的に絶縁される。
【0014】図3を併せて参照すると明らかなように、
ケーシング1の内部には、複数枚のバイポーラ型の集電
板7…及び複数枚のセパレータ8…が交互に積層された
状態で収納される。各集電板7は、鉛又は導電性合成樹
脂で形成された基板9の表面及び裏面にそれぞれ正極活
物質10及び負極活物質11を塗布したもので、その外
周には枠状の絶縁材12が装着される。前記セパレータ
8と、その下面及び上面に配設される正極活物質10及
び負極活物質11とにより、バッテリセル13が構成さ
れる。そして、各バッテリセル13…は集電板7…及び
セパレータ8…を交互に積層することにより直列に接続
され、最上端の集電板7の正極活物質10が第1ケーシ
ング2の内面に接触するとともに、最下端の集電板7の
負極活物質11が第2ケーシング3の内面に接触する。
尚、本実施例では全ての集電板7…を同一構造としてい
るが、最上端の集電板7の正極活物質10及び最下端の
集電板7の負極活物質11を省略することもできる。第
3ケーシング4に第1、第2ケーシング2,3を接着す
る際に、各集電板7…には積層方向に所定の圧力が加え
られており、これにより正極活物質10及び負極活物質
11の脱落等による劣化を防止してバッテリBの寿命延
長を図ることができる。
【0015】第1ケーシング2の上面には4本の平行な
突起よりなる正極端子141 …が突設されるとともに、
第1ケーシング2の互いに対向する2つの側面には2本
の平行な突起よりなる正極端子142 ,142 と、2本
の平行な凹溝よりなる正極端子153 ,153 とが各々
形成される。一方、第2ケーシング3の下面には4本の
平行な凹溝よりなる負極端子151 …が凹設されるとと
もに、第2ケーシング3の互いに対向する2つの側面に
は2本の平行な突起よりなる負極端子143 ,14
3 と、2本の平行な凹溝よりなる負極端子152 ,15
2 とが各々形成される。また、第3ケーシング4の互い
に対向する2つの側面には、第1ケーシング2の正極端
子142 ,142 と第2ケーシング3の負極端子1
3 ,143 とを接続するように2本の突起161 ,1
1 が形成されるとともに、第1ケーシング2の正極端
子153 ,153 と第2ケーシング3の負極端子1
2 ,152 とを接続するように2本の凹溝162 ,1
2 が形成される。
【0016】第1ケーシング2の正極端子141 …は第
2ケーシング3の負極端子151 …に嵌合可能であり、
また第1ケーシング2の正極端子142 ,142 、第2
ケーシング3の負極端子143 ,143 及び第3ケーシ
ング4の突起161 ,161は、それぞれ第1ケーシン
グ2の正極端子153 ,153 、第2ケーシング3の負
極端子152 ,152 及び第3ケーシング4の凹溝16
2 ,162 に嵌合可能である。
【0017】前記正極端子141 …;142 ,142
び負極端子143 ,143 は本発明の凸状端子を構成
し、前記負極端子151 …;152 ,152 及び正極端
子15 3 ,153 は本発明の凹状端子を構成する。
【0018】ケーシング1の4つの側面には、それぞれ
中央線上を十文字状にガス路17,17が刻設されてお
り、それらの交差部に第3ケーシング4の内外を連通さ
せるガス孔18…が形成される。複数のバッテリBを並
列に接続したとき、一対のケーシング1の結合面に前記
ガス路17,17によってガス通路19(図5参照)が
構成される。このように、互いに対向する一対のガス路
17,17によってガス通路19を構成することによ
り、ケーシング1の肉厚を小さくして重量を軽減しなが
ら、ガス通路19の断面積を確保することができる。ま
た、バッテリBのケーシング1を車体の壁面に密着する
ように搭載した場合であっても、前記ガス路17,17
を介して効果的にガスを排出することができる。
【0019】また、ガス路17,17が別体のパイプを
用いずに構成されるため、パイプ外れやガス漏れの心配
もない。更に、バッテリBを電気的に連結したり構造的
に連結するために、或いは集電板7…に緊圧をかけるた
めに適当な圧力を加えると、ガス路17,17が適当な
圧力で結合されてガス通路19が形成される。尚、図示
しないが、ガス路17,17回りは絶縁層で覆われる。
【0020】前述の構成を備えた2個のバッテリB,B
を直列に接続して大電圧を得るには、図4に示すよう
に、下側のバッテリBの上端に位置する第1ケーシング
2の上面に、上側のバッテリBの下端に位置する第2ケ
ーシング3を重ね合わせれば良い。これにより、第1ケ
ーシング2に突設された4本の正極端子141 …が第2
ケーシング3に凹設された4本の負極端子151 …に嵌
合し、2個のバッテリB,Bが直列に接続される。
【0021】また、2個のバッテリB,Bを並列に接続
して大電流を得るには、図5に示すように、左側のバッ
テリBの右壁面に右側のバッテリBの左壁面を結合すれ
ば良い。これにより、左側のバッテリBの正極端子15
3 ,153 が右側のバッテリの正極端子142 ,142
に嵌合し、かつ左側のバッテリBの負極端子152 ,1
2 が右側のバッテリの負極端子143 ,143 に嵌合
し、2個のバッテリB,Bが並列に接続される。
【0022】図5に示すように2個のバッテリB,Bを
並列に接続した場合、両バッテリB,Bの結合壁面に互
いに対向するように凹設されたガス路17,17によっ
てガス通路19が構成されるため、ガス路17,17に
開口するガス孔18,18から出たガスは、前記ガス通
路19を通って外部に排出される。
【0023】前述と同様にして3個以上のバッテリB…
を直列又は並列に接続することが可能であり、また直列
に接続した複数個のバッテリB…群を更に並列に接続す
ることにより、大電圧・大電流を得ることが可能であ
る。
【0024】而して、ケーシング1に突設した正極端子
141 …;142 ,142 及び負極端子143 ,143
をケーシング1に凹設した負極端子151 …;152
15 2 及び正極端子153 ,153 に嵌合させることに
より複数のバッテリB…を電気的に接続しているので、
バッテリB…相互の位置ずれによる接触不良の発生が防
止されるだけでなく、従来必要であったコードや金属プ
レートが不要になって該コードや金属プレートの重量や
スペースを削減することができ、しかも接続作業の要す
る手間を大幅に削減することができる。また、前記コー
ドや金属プレートを用いた場合に起こり易い短絡や誤配
線等のトラブルを、未然に回避することができる。ま
た、導電性の弾性体で電極を構成したことにより、接触
部の面圧を均一に保って接触不良の発生を防止すること
ができ、しかもケーシング1の表面の全体又は大部分が
電極となっているので、電極間の接触面積を増加させて
電気抵抗の低減と接触不良の防止を図ることができる。
【0025】また、電極が薄いので該電極の電気通過長
を大幅に短くでき、よって電気抵抗の低減が可能とな
る。更に、電極の全てが導電性の弾性体である必要性は
なく、例えば頭部を金属で構成しても接触性は向上す
る。更に、嵌合する少なくとも一方の端子で振動を吸収
するものであれば、接触性は向上する。
【0026】図6〜図10は本発明の第2実施例を示す
もので、図6はバッテリの全体斜視図、図7は図6の7
方向矢視図、図8は図6の8−8線断面図、図9はバッ
テリを直列接続した状態を示す図、図10はバッテリを
並列接続した状態を示す図である。
【0027】図6〜図8に示すように、第2実施例のバ
ッテリBは何れも非導電性合成樹脂で形成された第1ケ
ーシング2、第2ケーシング3及び第3ケーシング4を
備えており、第3ケーシング4の上下両端に第1、第2
ケーシング2,3がインロー嵌合して接着され、その内
部に第1実施例と同一の集電板7…及びセパレータ8…
が積層状態で収納される。ケーシング1の2つの側面に
は十文字状のガス路17,17が刻設されるとともに、
他の2つの側面には1本のガス路17が刻設され、これ
らガス路17,17の中央にガス孔18が開口する。
【0028】第1ケーシング2の上壁内面には導電性の
弾性体又は銅板で成形された正極部材20が嵌合保持さ
れており、その正極部材20に一体に突設された3本の
正極端子141 …が第1ケーシング2の上面を貫通して
上方に突出する。前記3本の正極端子141 …の両端に
は、各3個の正極端子142 …,153 …が形成され
る。正極端子142 …は第1ケーシング2の一方の側壁
から外側に突出しており、また正極端子153 …は第1
ケーシング2の他方の側壁から内側に後退している。
【0029】更に、第2ケーシング3の下壁内面には導
電性の弾性体又は銅板で成形された負極部材21が嵌合
保持されており、その負極部材21に一体に凹設された
3本の負極端子151 …が第2ケーシング3の下面に露
出する。前記3本の負極端子151 …の両端には、各3
個の負極端子143 …,152 …が形成される。負極端
子143 …は第2ケーシング3の一方の側壁から外側に
突出しており、また負極端子152 …は第2ケーシング
3の他方の側壁から内側に後退している。
【0030】第1、第2ケーシング2,3の一方の側壁
に突出する正極端子142 …及び負極端子143 …を接
続するように、第1〜第3ケーシング2,3,4に突起
16 1 …が形成されるとともに、第1、第2ケーシング
2,3の他方の側壁に凹設された正極端子153 …及び
負極端子152 …を接続するように、第1〜第3ケーシ
ング2,3,4に凹溝161 …が形成される。
【0031】2個のバッテリB,Bを直列に接続するに
は、図9に示すように、下側のバッテリBの上端に位置
する第1ケーシング2の上面に、上側のバッテリBの下
端に位置する第2ケーシング3を重ね合わせ、第1ケー
シング2に突設された3本の正極端子141 …を第2ケ
ーシング3に凹設された3本の負極端子151 …に嵌合
させれば良い。また、2個のバッテリB,Bを並列に接
続するには、図10に示すように、左側のバッテリBの
右壁面に右側のバッテリBの左壁面を結合し、左側のバ
ッテリBの正極端子153 …を右側のバッテリの正極端
子142 …に嵌合させ、かつ左側のバッテリBの負極端
子152 …を右側のバッテリの負極端子143 …に嵌合
させれば良い。
【0032】而して、この第2実施例によれば、前述の
第1実施例の効果に加えて、負極端子151 …が非導電
性合成樹脂で形成した第2ケーシング3の底面よりも内
側に配設されているため、バッテリBを図8の姿勢で床
面に置いたり、図8と上下逆の姿勢にして上面に金属板
を乗せた場合に負極端子151 …が床面や金属板に接触
することがなく、漏電の発生を防止することができる。
【0033】図11〜図15は本発明の第3実施例を示
すもので、図11はバッテリの全体斜視図、図12は図
11の12方向矢視図、図13は図11の13−13線
断面図、図14はバッテリを直列接続した状態を示す
図、図15はバッテリを並列接続した状態を示す図であ
る。
【0034】第3実施例のバッテリは、その正極部材2
0及び負極部材21が導電性の弾性体で形成される。そ
して、正極端子141 …,142 …及び負極端子143
…の断面形状と、負極端子151 …,152 …及び正極
端子153 …の断面形状とが、相互に嵌合可能な台形形
状に形成されて所謂アリ溝結合される点に特徴を有して
いる。その他の構成は前述の第2実施例と同一である。
【0035】而して、この第3実施例によれば、凸状の
端子141 …,142 …,143 …と凹状の端子151
…,152 …,153 …とを相互に押し付けて弾性変形
させながら嵌合させることにより、図14及び図15に
示すように複数のバッテリB…を直列又は並列に接続す
ることができる。このとき、前記端子141 …,14 2
…,143 …;151 …,152 …,153 …の接触面
には導電性の弾性体の弾性による面圧が作用するため、
外部から振動が加わっても接触不良が発生する虞がな
い。また、嵌合する電極の少なくとも一方が導電性の弾
性体であれば、接触性は向上する。
【0036】図16及び図17は本発明の第4実施例を
示すもので、図16はバッテリの縦断面図、図17はバ
ッテリをL字状に接続した状態を示す図である。
【0037】第4実施例のバッテリBの立方体状のケー
シング1は、導電性の弾性体で形成されて上面が開放し
た容器状の第2ケーシング3と、導電性の弾性体で形成
されて前記第2ケーシングの上面開口を覆う平板状の第
1ケーシング2と、第2ケーシング3及び第1ケーシン
グ2間を絶縁すべく、非導電性合成樹脂で形成された枠
状の第3ケーシング4とを備える。第1ケーシング2は
全体として正極を構成し、その上面には4本の突起より
なる正極端子141 …が形成される。また第2ケーシン
グ3は全体として負極を構成し、その底面には4本の凹
溝よりなる負極端子151 …が形成されるとともに、そ
の4個の側面を取り巻くように4本の凹溝よりなる負極
端子152 …が形成される。
【0038】而して、図17から明らかなように、第1
のバッテリB(B1)の上面に設けた正極端子141
を第2のバッテリB(B2)の下面に設けた負極端子1
1…に結合し、更に横向きに倒した第3のバッテリB
(B3)の正極端子141 …を前記第1のバッテリB
(B1)の何れかの側面に設けた負極端子152 …に結
合することにより、3個のバッテリBを電気的に直列且
つL字状に接続することができる。このようにして、複
数個のバッテリBを任意の方向に接続することにより、
狭い空間に多数のバッテリBを有効にレイアウトするこ
とができる。
【0039】また、負極を構成する第2ケーシング3の
5個の外壁面には、中央にガス孔18が開口する十文字
状のガス路17,17がそれぞれ形成されており、この
ガス路17,17は第1ケーシング2の外壁面と協働し
て筒状のガス通路19を構成する。
【0040】図18は本発明の第5実施例を示すもの
で、この実施例では構造が異なる2種類のバッテリB
(B1,B2)が用いられる。即ち、両バッテリB(B
1,B2)は共に結合用の突起及び凹溝を持たない立方
体形状であり、第1のバッテリB(B1)は互いに対向
する2面に正極及び負極を備えるとともに、第2のバッ
テリ(B2)は隣接する2面に正極及び負極を備える。
【0041】而して、第2のバッテリB(B2)の正極
の上部に板状に形成された導電性の弾性体22を挟んで
第1のバッテリB(B1)の負極を結合し、且つ第2の
バッテリB(B2)の負極の側部に前記弾性体22を挟
んで第1のバッテリB(B1)の正極を結合することに
より、3個のバッテリBを電気的に直列且つL字状に接
続することができる。この第5実施例によっても、複数
個のバッテリBを任意の方向に接続して空間の有効利用
を図ることができる。尚、弾性体22の周縁には短絡を
防止するための枠状の非導電性部材23が一体に設けら
れる。
【0042】バッテリB(B1,B2)の6個の外壁に
は、各々中央にガス孔18が開口するガス路17,17
が十文字状に形成されており、バッテリB(B1,B
2)を結合した際に前記ガス路17,17を閉塞しない
ように、前記非導電性部材23の各辺の中央部は内向き
に屈曲している。本実施例では隣接する2面を異極にし
ているが、同極にしても良い。
【0043】図19は本発明の第6実施例を示すもの
で、このバッテリBは前記第1実施例のバッテリBと略
同一構造を有するが、その正極端子141 …,14
2 …,15 3 …及び負極端子151 …,152 …,14
3 …が非弾性体で構成されている。そして、例えば2個
のバッテリBを直列に接続する際に、正極端子141
及び負極端子151 …間に、突起及び凹溝の形状に合致
するように波形に形成された導電性の弾性体22を挟み
込むことにより、接触部の面圧を均一化して電気抵抗の
減少及び接触不良を防止を図ることができる。
【0044】この第6実施例の弾性体22も、前述の第
5実施例の弾性体22と同様に、短絡を防止するための
枠状の非導電性部材23が一体に設けられる。
【0045】各実施例において、バッテリBを押圧しな
がら連結した後、使用しないガス孔18、ガス路17,
17及びガス通路19の端部を閉じ、また露出した電極
を絶縁する。
【0046】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0047】例えば、実施例のバッテリはケーシングの
内部に複数のバッテリセルを備えているが、本発明はケ
ーシングの内部に単一のバッテリセルを備えたバッテリ
に対しても適用することができる。また、ここで言うバ
ッテリは二次バッテリに限定されるものではない。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、ケーシングの外壁表面にガス路を形成した
ことにより、バッテリのケーシングを他物品や他のバッ
テリのケーシングに密着させた場合であっても、バッテ
リから排出されるガスをガス路を通して効果的に排出す
ることができる。しかも、別体のパイプによらないの
で、接続等の手間が省けるだけでなく、パイプの外れや
穴明きによるガス漏れも防止される。
【0049】また請求項2に記載された発明によれば、
複数のケーシングを結合する際に両ケーシングのガス路
が協働してガス通路を構成するので、充分な断面積を有
するガス通路を通してガスを効果的に排出することがで
きる。しかも、バッテリを電気的或いは構造的に結合す
るためや、緊圧をかけるために適当な圧力を加えると、
ガス通路を前記適当な圧力によって確実に形成すること
ができる。
【0050】また請求項3に記載された発明によれば、
略直方体形状のケーシングの辺の中央にガス路の端部を
開口させたことにより、複数のケーシングを結合した際
に各ケーシングのガス路を直列に接続してガスを排出す
ることができる。
【0051】また請求項4に記載された発明によれば、
略直方体形状のケーシングの外壁表面の中央線上にガス
路を形成したことにより、複数のケーシングを結合する
際に両ケーシングのガス路を位置ずれすることなく対向
させてガス通路を構成することができる。
【0052】また請求項5に記載された発明によれば、
ガス路を相互に直交する十文字状に形成したことによ
り、2方向に延びるガス通路によって確実にガスを排出
することができる。
【0053】また請求項6に記載された発明によれば、
ケーシングの内部からガスを排出するガス孔をガス路の
内部に開口させたことにより、ガス孔から出たガスを直
接ガス路に導いて速やかに排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるバッテリの全体斜視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3部拡大図
【図4】バッテリを直列接続した状態を示す図
【図5】バッテリを並列接続した状態を示す図
【図6】第2実施例によるバッテリの全体斜視図
【図7】図6の7方向矢視図
【図8】図6の8−8線断面図
【図9】バッテリを直列接続した状態を示す図
【図10】バッテリを並列接続した状態を示す図
【図11】第3実施例によるバッテリの全体斜視図
【図12】図11の12方向矢視図
【図13】図11の13−13線断面図
【図14】バッテリを直列接続した状態を示す図
【図15】バッテリを並列接続した状態を示す図
【図16】第4実施例によるバッテリの縦断面図
【図17】バッテリをL字状に接続した状態を示す図
【図18】第5実施例によるバッテリをL字状に接続し
た状態を示す図
【図19】第6実施例によるバッテリを直列に接続した
状態を示す図
【符号の説明】
1 ケーシング 17 ガス路 18 ガス孔 19 ガス通路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1)の外壁表面にガス路
    (17)を形成したことを特徴とするバッテリ。
  2. 【請求項2】 ケーシング(1)の外壁表面に、このケ
    ーシング(1)に結合される他のケーシング(1)の外
    壁表面に形成したガス路(17)と協働してガス通路
    (19)を構成するガス路(17)を形成したことを特
    徴とするバッテリ。
  3. 【請求項3】 ケーシング(1)が略直方体形状であ
    り、その辺の中央にガス路(17)の端部を開口させた
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のバッテリ。
  4. 【請求項4】 ケーシング(1)が略直方体形状であ
    り、その外壁表面の中央線上にガス路(17)を形成し
    たことを特徴とする、請求項2記載のバッテリ。
  5. 【請求項5】 ガス路(17)を相互に直交する十文字
    状に形成したことを特徴とする、請求項4記載のバッテ
    リ。
  6. 【請求項6】 ケーシング(1)の内部からガスを排出
    するガス孔(18)をガス路(17)の内部に開口させ
    たことを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載のバ
    ッテリ。
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