JPH07142032A - 放電ランプ電極 - Google Patents

放電ランプ電極

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JPH07142032A
JPH07142032A JP29164993A JP29164993A JPH07142032A JP H07142032 A JPH07142032 A JP H07142032A JP 29164993 A JP29164993 A JP 29164993A JP 29164993 A JP29164993 A JP 29164993A JP H07142032 A JPH07142032 A JP H07142032A
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JP
Japan
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discharge lamp
lead wire
getter
glass tube
sectional
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JP29164993A
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English (en)
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Munemitsu Hamada
宗光 浜田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 セラミック陰極蛍光放電ランプの管径を小さ
くする。 【構成】 電子放出性半導体磁器29を収納する有底円
筒状半導体磁器からなる放電電極28を有する放電ラン
プのゲッター31を管端部と放電電極の間のリード線2
5に取り付ける。取付方法としては、ゲッターをリード
線に付着せるさせる方法、ゲッターを放電電極支持体に
付着させる方法がある。このように構成することによっ
てゲッターによる管径の増大が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用のパーソナル・
コンピュータあるいはワード・プロセッサ等に用いられ
る液晶表示装置用バックライト放電ランプの電極に係る
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年の急速なパーソナル・コンピュータ
の普及の中で、携帯に適した小型のパーソナル・コンピ
ュータあるいはワード・プロセッサが急速に普及しつつ
あり、特に外形が一般のビジネス文書と同じA4型の大
きさであるノート型と呼ばれるパーソナル・コンピュー
タは携帯が小型軽量である上に価格が低廉であるという
ことから人気がある。
【0003】このノート型パーソナル・コンピュータに
は表示装置として多くの場合液晶表示装置が用いられて
いるが、この液晶表示装置は発光表示装置でないため表
示内容を見るためには光源が必要である。この光源とし
て最も単純なものは外部光源を利用するが、外部光源が
不十分な場所で使用するためあるいはカラー表示を行う
ためには十分な量の外部光が必要なため内部光源が必要
である。この内部光源は液晶表示装置の背面から光を照
射するためバックライト光源と呼ばれ、液晶表示面の全
体を表示するために面光源であることが要求されてい
る。そのため、現在は電界発光(Electro Luminescent=
EL)素子あるいは導光板と組み合わされた蛍光放電ラン
プがバックライト光源として使用されている。
【0004】蛍光放電ランプを用いたバックライト光源
の構成を図1に示す。この図において1はガラスあるい
はアクリル樹脂等の透光性材料からなる導光板であり、
その表面には板の側面から入射された光を平面方向に放
射するための凹凸が形成されている。そして、導光板1
の両側面には導光板1に光を入射させるための光源とし
て蛍光放電ランプ2,2が取り付けられている。
【0005】一般的な放電ランプは、ガラス等の透明材
料で形成された管内に放電用ガスが封入され、ガラス管
内に対向して配置された放電電極に交流あるいは直流電
圧が印加されることにより放電用ガスを介して放電が発
生し、光が外部に放射される。蛍光放電ランプの場合は
放電用ガスに低圧(1Pa程度)の水銀(Hg)ガスを
用い、水銀ガスが放射する波長253.7nmの紫外線を
ガラス管内壁に塗布されたハロ燐酸カルシウム(3Ca
3(PO42・CaFCl/Sb,Mn)等の蛍光物質
に照射して可視光に変換している。また、放電用ガス中
にはこの他に水銀ガスの電離を促進して放電をし易くす
るため(ペニング効果)に数100Pa程度の圧力のア
ルゴン(Ar)ガスが封入されている。
【0006】従来のバックライト光源用に用いられる蛍
光放電ランプ2の断面図を図2(a)に、管端部の円b
部の拡大断面図を図2(b)に示す。この図において2
1は内壁に蛍光物質が塗布された円筒型の細長い密封ガ
ラス管容器であり、ガラス管容器21の左右側端部には
それぞれリード線22,22が設けられている。リード
線22の先端には酸化バリウム(BaO)等の電子放射
物質を塗布されたタングステン製フィラメント23,2
3が取り付けられ、このフィラメント23,23と管端
部との間に水銀ゲッター24,24が配設されている。
Ti3Hgで表される水銀ゲッターはチタンの結晶格子
の内部に水銀の原子が取り込まれており、加熱されるこ
とによりTi3Hg→Ti3+Hgとなって水銀が放出さ
れる。
【0007】この蛍光放電ランプはフィラメント23を
有する熱陰極型であるため、消費電力が大きいばかりで
なく残留ガスのイオン衝撃によりフィラメントに塗布さ
れた電子放射物質及びフィラメントを構成するタングス
テンがスパッタして失われるため管の寿命が短い。ま
た、フィラメントがある程度の大きさを必要とするため
ガラス管の内径を小さくすることができず、通常ガラス
管外径は8mm程度である。
【0008】蛍光放電ランプを使用したバックライト光
源が多く用いられているノート型パーソナル・コンピュ
ータに対する小型化及び省電力化の要求は強く、したが
ってバックライト光源に対する省電力化及び薄型化への
要求も強い。この要求に応えるため、図3に管端部の拡
大断面図を示す構造のフィラメントを有しない冷陰極型
蛍光放電ランプが提案されている。この冷陰極放電ラン
プは図2に示された熱陰極放電ランプのフィラメント及
び水銀ゲッターに代えて、ガラス管容器21内に水銀ゲ
ッターを兼ねる陰極26がリード線25に取り付けられ
ている。
【0009】薄膜状のチタンはゲッター作用を有する金
属であるが、水銀ゲッターは粉末であるため水銀を放出
した後の金属チタンはゲッター作用を有しない。したが
って、残留ガスを吸着し陰極へのイオン衝撃を防止する
ために、ゲッターを使用することが望ましい。
【0010】一般的には水銀ゲッターとゲッターとを兼
用した素材が使用され、具体的にはニッケルメッキが施
された鉄の薄板の両面にTi3Hgの粉末及びZr3Al
2,Zr5Al3,Zr5Al4等のZr−Al合金粉末が
塗布されたものが使用される。蛍光放電ランプを製造す
る際には、放電開始用ガスであるアルゴンガスを封入し
て、管端部を閉じて管全体を密封し、その後高周波誘導
加熱装置によりゲッター材であるZrを加熱して不要残
留ガスを吸着した後、水銀ゲッターであるTi3Hgか
ら水銀蒸気を放出させる。
【0011】この冷陰極型蛍光放電ランプは図2に示し
た熱陰極型蛍光放電ランプと異なり熱陰極を有しないた
め、消費電力が小さくまた管の寿命は長い。また、フィ
ラメントを用いないためガラス管容器の内径を小さくす
ることができ、ガラス管容器21の外径を4mm程度にす
ることができる。しかし、陰極の加熱源がないため放電
開始電圧が高く、また電子放出特性が良好であるとはい
えないニッケル被覆鉄を陰極に用いているため、大きな
電子流によって輝度を高くすることができず用途に限界
がある。
【0012】本発明者らは、特開平2−186527号
公報,特開平2−186550号公報,特開平2−21
5039号公報,特開平4−43546号公報におい
て、これら熱陰極型蛍光放電ランプの有する問題点と冷
陰極型蛍光放電ランプの有する問題点とをともに解決す
ることができる蛍光放電ランプとしてセラミック材料を
陰極とする蛍光放電ランプを提案した。
【0013】図4に示すのはこのセラミック陰極蛍光放
電ランプの管端部の拡大断面図であり、ガラス管容器2
1内に収納された放電電極はリード線25端部に形成さ
れた分岐部27に弾性挟持され一方が開放口となってい
る有底円筒状の高融点又は耐スパッタリング性の良好な
半導体磁器、例えばBa(Zr,Ta)O3系の半導体
磁器からなる円筒電極28と、この円筒電極28内に収
納された塊状または粒状もしくは多孔質状の電子放出性
半導体磁器29とにより構成されている。また、円筒電
極28の表面上にはTa系のスパッタリング防止層が形
成されている。円筒電極28の大きさとしては内径0.
9mm、外径1.9mm、長さ2.3mmのもの及び内径1.6m
m、外径2.6mm、長さ2.3mmのものがある。
【0014】このセラミック陰極蛍光放電ランプにおい
て、放電開始用アルゴンガスにより放電が開始されると
電離したガスが放電電極付近でプラズマを生成し、この
プラズマにより電子放出性半導体磁器28が加熱される
ため、電子放出性半導体磁器29が熱陰極として動作す
る。
【0015】このセラミック陰極蛍光放電ランプは電子
放射物質等がスパッタして失われることによる短寿命の
問題はない。また、プラズマによる加熱を利用した熱陰
極型であるため冷熱陰極型と異なり放電開始電圧が下げ
ることができ、輝度を高くすることができる。しかし、
残留ガスを吸着するゲッターを用いていないため望まし
くない放電が発生することがあり、ノート型パーソナル
・コンピュータのバックライト光源として不適切な場合
がある。
【0016】
【発明の概要】本願発明は、ノート型パーソナル・コン
ピュータのバックライト光源に使用するのに適したガラ
ス管径の小さい蛍光放電ランプのさらに新規な構造を提
供することを目的とする。
【0017】そのために本願においてはセラミック陰極
蛍光放電ランプにおいてゲッター材をリード線あるいは
セラミック陰極を保持する部材表面に設けた。
【0018】本願発明の放電ランプは製造時に排気され
たガラス管容器内に一般のランプ製造法と同様に流滴の
形で水銀が封入される。また、リード線あるいはセラミ
ック陰極を保持する部材表面に設けられたゲッター材が
高周波加熱等の手段により蒸発して管壁に付着し、不純
ガスを吸着する。そして、リード線の端部に設けられた
半導体磁器有底円筒内に収納された電子放出性半導体磁
器から電子が放出されて放電が行われ、放電ランプが発
光する
【0019】
【実施例】以下、図を用いて本願各発明の実施例を説明
する。なお、本発明のセラミック陰極放電ランプの基本
的な構成は図4に示した従来のセラミック陰極放電ラン
プの構成と共通であるから、以下に説明する実施例にお
いては本発明に係るセラミック陰極放電ランプの概要に
ついての説明は省略する。
【0020】図5に示したのは、本願第1発明に係る放
電ランプ電極の第1の実施例であり(a)に管端部の拡
大断面図を(b)にb−b線で切断した断面図を示す。
この図において、21は内壁に蛍光物質が塗布された円
筒型の細長い密封ガラス管容器であり、ガラス管容器2
1の左右側端部にリード線25が設けられている。この
リード線25の導入部の反対側端には浅い円筒形状の金
属キャップ30が取り付けられている。
【0021】28は高融点かつ耐スパッタリング性の良
好な半導体磁器、例えばBa(Zr,Ta)O3系の半
導体磁器からなる円筒電極である。円筒電極28は一方
が開放口となっている有底円筒状をなしており、この円
筒電極28内には塊状または粒状もしくは多孔質状の電
子放出性半導体磁器29が収納されている。また、円筒
電極28はその表面上にTa系スパッタリング防止層が
形成されている。この円筒電極28の底部側が金属キャ
ップ30により保持されている。Zr−Alゲッター材
料31はリード線25にコーティングされており、放電
ランプのガラス管封止後、高周波加熱により加熱され管
壁に付着し不要残留ガスを吸着する。その後液滴状態の
水銀が注入され、管端が封止されて放電ランプが完成す
る。
【0022】図6に示したのは、図5に示した本願第1
発明に係るセラミック陰極放電ランプの変形実施例であ
る第2の実施例であり、(a)に管端部の拡大断面図を
(b)にb−b線で切断した断面図を示す。この図にお
いて、21は内壁に蛍光物質が塗布された円筒型の細長
い密封ガラス管容器であり、ガラス管容器の左右側端部
にリード線25が設けられている。このリード線25の
導入部の反対側端には浅い円筒形状の金属キャップ33
が取り付けられている。
【0023】円筒電極28は一方が開放口となっている
有底円筒状をなしており、この円筒電極28内には塊状
または粒状もしくは多孔質状の電子放出性半導体磁器2
9が収納されている。また、円筒電極28はその表面上
にTa系スパッタリング防止層が形成されている。この
円筒電極28の底部外側には径小部32が形成されてお
り、この径小部32が金属キャップ30内に挿入される
ことにより保持されている。Zr−Alゲッター材料3
1がリード線25にコーティングされており、放電ラン
プのガラス管封止後、高周波加熱により加熱され管壁に
付着し不要残留ガスを吸着する。
【0024】図7に示したのは、本願第1発明に係るセ
ラミック陰極放電ランプの第3の実施例であり(a)に
管端部の拡大断面図を(b)にb−b線で切断した断面
図を示す。この図において、21は内壁に蛍光物質が塗
布された円筒型の細長い密封ガラス管容器であり、ガラ
ス管容器21の左右側端部にリード線25が設けられて
いる。33は高融点かつ耐スパッタリング性の良好な半
導体磁器、例えばBa(Zr,Ta)O3系の半導体磁
器からなる円筒電極である。円筒電極33の両方が開放
口とされ、中間部に仕切が設けられた有底円筒状をなし
ており、この円筒電極33の一方に塊状または粒状もし
くは多孔質状の電子放出性半導体磁器29が収納されて
いる。また、円筒電極33はその表面上にTa系スパッ
タリング防止層が形成されている。
【0025】Zr−Alゲッター材料31がリード線2
5にコーティングされており、放電ランプのガラス管封
止後、高周波加熱により加熱され管壁に付着し不要残留
ガスを吸着する。
【0026】図8に示したのは、本願第2発明に係る放
電ランプ電極の第1の実施例であり(a)に管端部の拡
大断面図を(b)にb−b線で切断した断面図を示す。
この図において、21は内壁に蛍光物質が塗布された円
筒型の細長い密封ガラス管容器であり、ガラス管容器2
1の左右側端部にリード線25が設けられている。この
リード線25の導入部の反対側端には浅い円筒形状の金
属キャップ30が取り付けられている。
【0027】28は高融点かつ耐スパッタリング性の良
好な半導体磁器、例えばBa(Zr,Ta)O3系の半
導体磁器からなる円筒電極である。円筒電極28は一方
が開放口となっている有底円筒状をなしており、この円
筒電極28内には塊状または粒状もしくは多孔質状の電
子放出性半導体磁器29が収納されている。また、円筒
電極28はその表面上にTa系スパッタリング防止層が
形成されている。この円筒電極28の底部側が金属キャ
ップ30により保持されている。
【0028】Zr−Alゲッター材料35は金属キャッ
プ30にコーティングされており、放電ランプのガラス
管封止後、高周波加熱により加熱され管壁に付着し不要
残留ガスを吸着する。その後液滴状態の水銀が注入さ
れ、管端が封止されて放電ランプが完成する。
【0029】図9に示したのは、図8に示した本願第2
発明に係るセラミック陰極放電ランプの変形実施例であ
る第2の実施例であり、(a)に管端部の拡大断面図を
(b)にb−b線で切断した断面図を示す。この図にお
いて、21は内壁に蛍光物質が塗布された円筒型の細長
い密封ガラス管容器であり、ガラス管容器の左右側端部
にリード線25が設けられている。このリード線25の
導入部の反対側端には浅い円筒形状の金属キャップ30
が取り付けられている。
【0030】円筒電極28は一方が開放口となっている
有底円筒状をなしており、この円筒電極28内には塊状
または粒状もしくは多孔質状の電子放出性半導体磁器2
9が収納されている。また、円筒電極28はその表面上
にTa系スパッタリング防止層が形成されている。この
円筒電極28の底部外側には径小部32が形成されてお
り、この径小部32が金属キャップ30内に挿入される
ことにより保持されている。Zr−Alゲッター材料3
5は金属キャップ30にコーティングされており、放電
ランプのガラス管封止後、高周波加熱により加熱され管
壁に付着し不要残留ガスを吸着する。
【0031】以上説明した実施例において、水銀は液滴
状態で注入されるが液滴状態の水銀をゲッター作用を行
うために加熱されたガラス管内に注入することは簡単な
ことではない。そこで、そのための手段を図10及び図
11を用いて説明する。図10に示したのは、図5に示
された本願第1発明の第1実施例の放電ランプ電極にこ
の構成を適用した第1の例であり(a)に管端部の拡大
断面図を(b)にb−b線で切断した断面図を示す。こ
の図において、21は内壁に蛍光物質が塗布された円筒
型の細長い密封ガラス管容器であり、ガラス管容器21
の左右側端部にリード線25が設けられている。このリ
ード線25の導入部の反対側端には浅い円筒形状の金属
キャップ30が取り付けられている。
【0032】28は高融点かつ耐スパッタリング性の良
好な半導体磁器、例えばBa(Zr,Ta)O3系の半
導体磁器からなる円筒電極である。円筒電極28は一方
が開放口となっている有底円筒状をなしており、この円
筒電極28内には塊状または粒状もしくは多孔質状の電
子放出性半導体磁器29が収納されている。また、円筒
電極28はその表面上にTa系スパッタリング防止層が
形成されている。この円筒電極28の底部側が金属キャ
ップ30により保持されている。Zr−Alゲッター材
料31はリード線25にコーティングされており、放電
ランプのガラス管封止後、高周波加熱により加熱され管
壁に付着し不要残留ガスを吸着する。
【0033】液状の水銀が封入された容器36がリード
線25に固着されており、管端が封止された後に高周波
加熱手段により加熱すると封入された水銀が膨張し、容
器36が破壊され、水銀蒸気がガラス管容器21内に放
出され放電ランプが完成する。
【0034】図11に示したのは、図10に示された本
願第1発明の第1実施例の放電ランプ電極にこの構成を
適用した第2の例であり(a)に管端部の拡大断面図を
(b)にb−b線で切断した断面図を示す。この図にお
いて、21は内壁に蛍光物質が塗布された円筒型の細長
い密封ガラス管容器であり、ガラス管容器21の左右側
端部にリード線25が設けられている。このリード線2
5の導入部の反対側端には浅い円筒形状の金属キャップ
30が取り付けられている。
【0035】28は高融点かつ耐スパッタリング性の良
好な半導体磁器、例えばBa(Zr,Ta)O3系の半
導体磁器からなる円筒電極である。円筒電極28は一方
が開放口となっている有底円筒状をなしており、この円
筒電極28内には塊状または粒状もしくは多孔質状の電
子放出性半導体磁器29が収納されている。また、円筒
電極28はその表面上にTa系スパッタリング防止層が
形成されている。この円筒電極28の底部側が金属キャ
ップ30により保持されている。
【0036】この図に示した管端部の反対側の管端部は
図5に示された管端部と同一の構成を有しており、Zr
−Alゲッター材料31がリード線25にコーティング
され、放電ランプのガラス管封止後、高周波加熱により
加熱され管壁に付着し不要残留ガスを吸着する。
【0037】液状の水銀が封入された容器36がリード
線25に固着されており、管端が封止された後に高周波
加熱手段により加熱すると封入された水銀が膨張し、容
器36が破壊され、水銀蒸気がガラス管容器21内に放
出され放電ランプが完成する。
【0038】図10に示した構成による場合は、高周波
加熱の温度を正確に制御する必要があるが、高周波加熱
装置は1個で済む。これに対して、図11に示した構成
による場合は、高周波加熱装置は2個必要になるが温度
の制御を正確に行う必要はない。
【0039】
【発明の効果】以上説明した実施例から明らかなよう
に、本願発明においてはゲッター材を電極円筒を保持す
る金属キャップあるいはリード線にコーティングしてい
るため、セラミック陰極蛍光放電ランプのガラス管容器
として細径のものを使用することができ、このセラミッ
ク陰極蛍光放電ランプを採用した液晶表示装置の薄型化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蛍光放電ランプを適用した液晶表示装置用バッ
クライトの斜視図。
【図2】従来例のバックライト用蛍光放電ランプの全体
断面図及び管端部断面図。
【図3】他の従来例のバックライト用蛍光放電ランプの
管端部断面図。
【図4】さらに他の従来例のバックライト用蛍光放電ラ
ンプの管端部断面図。
【図5】本願第1発明第1実施例の放電ランプの管端部
断面図。
【図6】本願第1発明第2実施例の放電ランプの管端部
断面図。
【図7】本願第1発明第3実施例の放電ランプの管端部
断面図。
【図8】本願第2発明第1実施例の放電ランプの管端部
断面図。
【図9】本願第2発明第2実施例の放電ランプの管端部
断面図。
【図10】本願発明を適用した第1参考例の放電ランプ
の管端部断面図。
【図11】本願発明を適用した第2参考例の放電ランプ
の管端部断面図。
【符号の説明】
1 導光板 2 放電ランプ 21 ガラス管容器 22,25 リード線 23 フィラメント 24 水銀ゲッター 26 冷陰極 27 分岐部 28,33 円筒電極 29 電子放出性半導体磁器 30 金属キャップ 31,35 ゲッター 32 径小部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底円筒状半導体磁器、 ガラス管の管端部から導出されるリード線、 前記有底円筒状半導体磁器を保持し前記リード線に取り
    付けられた浅い円筒形状の金属キャップ、 前記有底円筒状半導体磁器内に収納された電子放出性半
    導体磁器を具え、 前記リード線にゲッター材が塗布された放電ランプ電
    極。
  2. 【請求項2】 有底円筒状半導体磁器、 ガラス管の管端部から導出されるリード線、 前記有底円筒状半導体磁器を保持し前記リード線に取り
    付けられた浅い円筒形状の金属キャップ、 前記有底円筒状半導体磁器内に収納された電子放出性半
    導体磁器を具え、 前記金属キャップにゲッター材が塗布された放電ランプ
    電極。
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