JPH07141237A - データベースアクセス制御装置 - Google Patents
データベースアクセス制御装置Info
- Publication number
- JPH07141237A JPH07141237A JP5311301A JP31130193A JPH07141237A JP H07141237 A JPH07141237 A JP H07141237A JP 5311301 A JP5311301 A JP 5311301A JP 31130193 A JP31130193 A JP 31130193A JP H07141237 A JPH07141237 A JP H07141237A
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- JP
- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 データベースアクセス制御装置において、プ
ログラム群がアクセスする複数ファイルに対し、データ
ベース管理システムを導入してデータベース化し、これ
ら複数のプログラム間でデータの共有化を図る。 【構成】 ファイルアクセス命令をデータベースアクセ
ス命令に変換する手順を記憶する変換情報ファイルと、
変換情報ファイルを用いてアクセス命令の変換と情報の
制御を行なうSQL変換/制御処理部と、現行プログラ
ムがアクセスするファイルの内でデータベース化を図っ
たファイルを登録しておくデータベース化対象ファイル
管理テーブルと、現行プログラムのファイルアクセス時
に当該計算機上に該当ファイルが見つからないとき前記
データベース化対象ファイル管理テーブルを用いて前述
のSQL変換/制御処理部との連係を図るルーチンを追
加した当該計算機オペレーティングシステムのファイル
マネジメントシステム部とからなる。
ログラム群がアクセスする複数ファイルに対し、データ
ベース管理システムを導入してデータベース化し、これ
ら複数のプログラム間でデータの共有化を図る。 【構成】 ファイルアクセス命令をデータベースアクセ
ス命令に変換する手順を記憶する変換情報ファイルと、
変換情報ファイルを用いてアクセス命令の変換と情報の
制御を行なうSQL変換/制御処理部と、現行プログラ
ムがアクセスするファイルの内でデータベース化を図っ
たファイルを登録しておくデータベース化対象ファイル
管理テーブルと、現行プログラムのファイルアクセス時
に当該計算機上に該当ファイルが見つからないとき前記
データベース化対象ファイル管理テーブルを用いて前述
のSQL変換/制御処理部との連係を図るルーチンを追
加した当該計算機オペレーティングシステムのファイル
マネジメントシステム部とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数ファイルをアクセ
スするプログラム群を有する計算機システムのデータベ
ースアクセス制御装置に関する。
スするプログラム群を有する計算機システムのデータベ
ースアクセス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ある計算機内のプログラム群がアクセス
する複数ファイルに対し、データベース管理システムを
導入してデータベース化し、これら複数のプログラム間
でデータの共有化を図ることは、これまで複数業務が各
々参照/更新していた同一情報の一元管理を得ることが
でき、メリットが大きい。
する複数ファイルに対し、データベース管理システムを
導入してデータベース化し、これら複数のプログラム間
でデータの共有化を図ることは、これまで複数業務が各
々参照/更新していた同一情報の一元管理を得ることが
でき、メリットが大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いざデータベ
ース化を実現する場合には、ファイル上のデータをアク
セスしていたプログラム群の抜本的な改造あるいはプロ
グラム群の再構築が必要となり、膨大な改造/試験作業
が発生していた。本発明は上記事情に鑑みてなされたも
のであり、データベースを用いていない現行システムに
データベース管理システムを導入するに際して、現行プ
ログラムに改造を加えずに、あるいは少ない改造量でデ
ータベース化し、現行システムと同等の機能を実現する
ことの可能なデータベースアクセス制御装置を提供する
ことを目的としている。
ース化を実現する場合には、ファイル上のデータをアク
セスしていたプログラム群の抜本的な改造あるいはプロ
グラム群の再構築が必要となり、膨大な改造/試験作業
が発生していた。本発明は上記事情に鑑みてなされたも
のであり、データベースを用いていない現行システムに
データベース管理システムを導入するに際して、現行プ
ログラムに改造を加えずに、あるいは少ない改造量でデ
ータベース化し、現行システムと同等の機能を実現する
ことの可能なデータベースアクセス制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]に
係るデータベースアクセス制御装置は、複数ファイルを
アクセスするプログラム群を有し、それら複数ファイル
のデータを取り込んだデータベースを管理するデータベ
ース管理システムを有する計算機システムにおいて、フ
ァイルアクセス命令をデータベースアクセス命令に変換
する手順を記憶する変換情報ファイルと、変換情報ファ
イルを用いてアクセス命令の変換と情報の制御を行なう
SQL変換/制御処理部と、現行プログラムがアクセス
するファイルの内でデータベース化を図ったファイルを
登録しておくデータベース化対象ファイル管理テーブル
と、現行プログラムのファイルアクセス時に当該計算機
上に該当ファイルが見つからないとき前記データベース
化対象ファイル管理テーブルを用いて前述のSQL変換
/制御処理部との連係を図るルーチンを追加した当該計
算機オペレーティングシステムのファイルマネジメント
システム部とから構成した。
係るデータベースアクセス制御装置は、複数ファイルを
アクセスするプログラム群を有し、それら複数ファイル
のデータを取り込んだデータベースを管理するデータベ
ース管理システムを有する計算機システムにおいて、フ
ァイルアクセス命令をデータベースアクセス命令に変換
する手順を記憶する変換情報ファイルと、変換情報ファ
イルを用いてアクセス命令の変換と情報の制御を行なう
SQL変換/制御処理部と、現行プログラムがアクセス
するファイルの内でデータベース化を図ったファイルを
登録しておくデータベース化対象ファイル管理テーブル
と、現行プログラムのファイルアクセス時に当該計算機
上に該当ファイルが見つからないとき前記データベース
化対象ファイル管理テーブルを用いて前述のSQL変換
/制御処理部との連係を図るルーチンを追加した当該計
算機オペレーティングシステムのファイルマネジメント
システム部とから構成した。
【0005】本発明の[請求項2]に係るデータベース
アクセス制御装置は[請求項1]において、現行プログ
ラム群内に、ファイルをアクセスするように設計/製造
されている現行プログラムのファイルI/O命令部を、
SQL変換/制御処理部が認識できる簡易命令に変更し
たデータベースI/O命令部に改造して設けた。
アクセス制御装置は[請求項1]において、現行プログ
ラム群内に、ファイルをアクセスするように設計/製造
されている現行プログラムのファイルI/O命令部を、
SQL変換/制御処理部が認識できる簡易命令に変更し
たデータベースI/O命令部に改造して設けた。
【0006】本発明の[請求項3]に係るデータベース
アクセス制御装置は、現行プログラム群と、現行プログ
ラムのファイルI/O命令部を、SQL変換/制御処理
部が認識できる簡易命令に変更したデータベースI/O
命令部とからなる現行プログラム群と、変換情報ファイ
ルを有するSQL変換/制御処理部とからなる制御装置
において、前記両者間にSQL変換/制御処理部を設け
て制御処理するように構成した。
アクセス制御装置は、現行プログラム群と、現行プログ
ラムのファイルI/O命令部を、SQL変換/制御処理
部が認識できる簡易命令に変更したデータベースI/O
命令部とからなる現行プログラム群と、変換情報ファイ
ルを有するSQL変換/制御処理部とからなる制御装置
において、前記両者間にSQL変換/制御処理部を設け
て制御処理するように構成した。
【0007】
【作用】本発明の[請求項1]に係るデータベースアク
セス制御装置は、現行プログラムがファイルアクセス要
求を行なった際に、その要求を受けたOSではファイル
マネジメントシステム部が当該計算機上に該当ファイル
を探しにいき、当該ファイルが見つからなかった場合に
は、データベース化対象ファイル管理テーブルを参照し
て、そこに当該ファイルが登録されていれば前述のSQ
L変換/制御処理部を起動する。SQL変換/制御処理
部では、変換情報ファイルの内容を参照して、データベ
ース管理システムとの間でデータベースとのアクセスを
実現し、プログラムが要求するデータを返却する場合に
は再度OSに割り込みをかけて、ファイルマネジメント
システム部を通して現行プログラムとの連係をとるよう
に作用する。
セス制御装置は、現行プログラムがファイルアクセス要
求を行なった際に、その要求を受けたOSではファイル
マネジメントシステム部が当該計算機上に該当ファイル
を探しにいき、当該ファイルが見つからなかった場合に
は、データベース化対象ファイル管理テーブルを参照し
て、そこに当該ファイルが登録されていれば前述のSQ
L変換/制御処理部を起動する。SQL変換/制御処理
部では、変換情報ファイルの内容を参照して、データベ
ース管理システムとの間でデータベースとのアクセスを
実現し、プログラムが要求するデータを返却する場合に
は再度OSに割り込みをかけて、ファイルマネジメント
システム部を通して現行プログラムとの連係をとるよう
に作用する。
【0008】本発明の[請求項2]に係るデータベース
アクセス制御装置は、現行プログラムのファイルI/O
に対応した簡易命令が呼ばれる都度、SQL変換/制御
処理部と連動し、データベースをアクセス制御するよう
に作用する。
アクセス制御装置は、現行プログラムのファイルI/O
に対応した簡易命令が呼ばれる都度、SQL変換/制御
処理部と連動し、データベースをアクセス制御するよう
に作用する。
【0009】本発明の[請求項3]に係るデータベース
アクセス制御装置は、現行プログラム群が動作する計算
機とデータベースを有する計算機とが異なる構成におい
ても、その間にネットワーク処理部を設けて、ネットワ
ークアクセス処理ができるようにした。
アクセス制御装置は、現行プログラム群が動作する計算
機とデータベースを有する計算機とが異なる構成におい
ても、その間にネットワーク処理部を設けて、ネットワ
ークアクセス処理ができるようにした。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。本発
明の[請求項1]に係るデータベースアクセス制御装置
の実施例を図1を用いて説明する。図1において1はフ
ァイル入出力処理を要求する現行プログラム群、2は現
行プログラム群のファイル入出力を管理するOSの一部
であり、ファイルアクセス時のエラー処理としてデータ
ベースアクセスを行なうルーチンを追加したファイルマ
ネジメントシステム部、3は現行プログラムがアクセス
していたファイルでデータベース化したファイル名を登
録するデータベース化対象ファイル管理テーブルであ
る。
明の[請求項1]に係るデータベースアクセス制御装置
の実施例を図1を用いて説明する。図1において1はフ
ァイル入出力処理を要求する現行プログラム群、2は現
行プログラム群のファイル入出力を管理するOSの一部
であり、ファイルアクセス時のエラー処理としてデータ
ベースアクセスを行なうルーチンを追加したファイルマ
ネジメントシステム部、3は現行プログラムがアクセス
していたファイルでデータベース化したファイル名を登
録するデータベース化対象ファイル管理テーブルであ
る。
【0011】4は現行プログラムが有するデータをも取
り込んだデータベースをもつデータベース管理システ
ム、5は現行プログラム群から出された命令とデータベ
ース管理システム4に働きかける命令とを対応づける変
換ルールを記述した変換情報ファイル、6は現行プログ
ラム群1からの命令をデータベース用の言語に変換した
り、データベース管理システムから返却されたデータを
現行プログラムに戻すSQL変換/制御処理部を示して
いる。
り込んだデータベースをもつデータベース管理システ
ム、5は現行プログラム群から出された命令とデータベ
ース管理システム4に働きかける命令とを対応づける変
換ルールを記述した変換情報ファイル、6は現行プログ
ラム群1からの命令をデータベース用の言語に変換した
り、データベース管理システムから返却されたデータを
現行プログラムに戻すSQL変換/制御処理部を示して
いる。
【0012】次に作用について説明する。先ず図1にお
けるファイルマネジメントシステム部2の作用を図2を
用いて説明し、SQL変換/制御処理部6の作用を図3
を用いて説明する。なお、図3でポイントとなる変換情
報ファイル5の内容を図4を用いて説明する。そして図
2では、現行プログラム群1が行なうファイルI/O処
理に対するファイルマネジメントシステム部2の作用を
示している。
けるファイルマネジメントシステム部2の作用を図2を
用いて説明し、SQL変換/制御処理部6の作用を図3
を用いて説明する。なお、図3でポイントとなる変換情
報ファイル5の内容を図4を用いて説明する。そして図
2では、現行プログラム群1が行なうファイルI/O処
理に対するファイルマネジメントシステム部2の作用を
示している。
【0013】現行プログラム群1があるファイルアクセ
スを要求すると、ファイルマネジメントシステム部が実
行される。ステップS21の当該ファイルがあるかという
判断に対し、真であればステップS22にて通常のOS処
理に沿ってファイルI/O処理を実施し、ステップS23
へ移って現行プログラム群に制御を戻す処理を実施す
る。ステップS21の判断に対して疑であれば、ステップ
S24にてデータベース化対象ファイル管理テーブルを参
照する処理を行ない、ステップS25にて当該ファイルが
登録されているかどうかの判断を実施する。ステップS
25の判断に対して疑であれば、通常のファイルI/O時
のエラー処理と同様にステップS26のエラー処理(要求
されたファイルが存在しない)を実施し、ステップS23
の現行プログラム群に制御を戻す処理を行なう。
スを要求すると、ファイルマネジメントシステム部が実
行される。ステップS21の当該ファイルがあるかという
判断に対し、真であればステップS22にて通常のOS処
理に沿ってファイルI/O処理を実施し、ステップS23
へ移って現行プログラム群に制御を戻す処理を実施す
る。ステップS21の判断に対して疑であれば、ステップ
S24にてデータベース化対象ファイル管理テーブルを参
照する処理を行ない、ステップS25にて当該ファイルが
登録されているかどうかの判断を実施する。ステップS
25の判断に対して疑であれば、通常のファイルI/O時
のエラー処理と同様にステップS26のエラー処理(要求
されたファイルが存在しない)を実施し、ステップS23
の現行プログラム群に制御を戻す処理を行なう。
【0014】ステップS25の判断に対し真であれば、ス
テップS27のSQL変換/制御処理部との連係をとる処
理を行なって結果を得て、ステップS23の現行プログラ
ム群に制御を戻す処理を行なって処理を終了する。図2
に示した作用により、現行プログラム群は現行通りのフ
ァイルI/O処理を行なっているが如くに、データベー
スからの情報を得ることができる。次に、前記図2のス
テップS27によりSQL変換/制御処理部と連係をとる
処理の内容を説明する。
テップS27のSQL変換/制御処理部との連係をとる処
理を行なって結果を得て、ステップS23の現行プログラ
ム群に制御を戻す処理を行なって処理を終了する。図2
に示した作用により、現行プログラム群は現行通りのフ
ァイルI/O処理を行なっているが如くに、データベー
スからの情報を得ることができる。次に、前記図2のス
テップS27によりSQL変換/制御処理部と連係をとる
処理の内容を説明する。
【0015】図3はSQL変換/制御処理部6が現行プ
ログラム群1の命令とデータベース管理システム4との
間に位置して情報の変換/制御を行なう作用を示した図
である。ここでは、COBOL言語で作られている現行
プログラムからのファイル読み込み(ACCESS MODE IS S
EQUENTIAL )命令に対し、データベースアクセス処理を
実施した場合の例を示している。現行プログラム群1の
指示を受けてファイルマネジメントシステム部2が出し
た21〜23のI/O命令〜は、当該プログラム対応の
SQL変換/制御処理部6に渡され、変換情報ファイル
(図中の5)の内容を基に必要な処理を実行する。
ログラム群1の命令とデータベース管理システム4との
間に位置して情報の変換/制御を行なう作用を示した図
である。ここでは、COBOL言語で作られている現行
プログラムからのファイル読み込み(ACCESS MODE IS S
EQUENTIAL )命令に対し、データベースアクセス処理を
実施した場合の例を示している。現行プログラム群1の
指示を受けてファイルマネジメントシステム部2が出し
た21〜23のI/O命令〜は、当該プログラム対応の
SQL変換/制御処理部6に渡され、変換情報ファイル
(図中の5)の内容を基に必要な処理を実行する。
【0016】具体的には21のI/O命令(OPEN)に対
して、24〜26のSQL−1〜−3の命令を実行する
ことが変換情報ファイル5に記憶されており、本命令に
従ってデータベース管理システム4に対して必要の処理
を要求し、そこで24〜26のSQL−1〜−3の処理
は実行される。以下同様に、22のI/O命令(READ)
に対してはデータベース側でSQL(FETCH )27が処
理実行され、データベース側のデータは現行プログラム
側へ取り込まれる。23のI/O命令(CLOSE)に対し
ても、対応するSQL(COMMIT WORK )28が処理実行
される。図3に示した作用をより分かりやすくするため
に、変換情報ファイル5の内容を以下に示す。
して、24〜26のSQL−1〜−3の命令を実行する
ことが変換情報ファイル5に記憶されており、本命令に
従ってデータベース管理システム4に対して必要の処理
を要求し、そこで24〜26のSQL−1〜−3の処理
は実行される。以下同様に、22のI/O命令(READ)
に対してはデータベース側でSQL(FETCH )27が処
理実行され、データベース側のデータは現行プログラム
側へ取り込まれる。23のI/O命令(CLOSE)に対し
ても、対応するSQL(COMMIT WORK )28が処理実行
される。図3に示した作用をより分かりやすくするため
に、変換情報ファイル5の内容を以下に示す。
【0017】図4は図3の中で示した作用に対応する変
換情報ファイル5の内容を例として示したものである。
変換情報ファイル5には、COBOLの命令とデータベ
ース言語であるSQLの命令との対応を記述した命令対
応記述部31や、ファイルアクセス時のレコード構成とデ
ータベースのテーブル構成との対応を記述したデータ構
成対応記述部32が存在している。命令対応記述部31に
は、OPENやREAD等のCOBOL言語のファイル
アクセス命令がSHARE形態やI/Oモードといった
付加情報のレベルまで含めた形で記述されている。又、
データ構成対応記述部32には、現行ファイルアクセス時
のレコードがデータベースとして正規化されたテーブル
のどのデータに対応するかといった情報が記述されてい
る。上記は図2〜図4で説明した作用を組み合わせた形
で、本発明による作用は実現される。
換情報ファイル5の内容を例として示したものである。
変換情報ファイル5には、COBOLの命令とデータベ
ース言語であるSQLの命令との対応を記述した命令対
応記述部31や、ファイルアクセス時のレコード構成とデ
ータベースのテーブル構成との対応を記述したデータ構
成対応記述部32が存在している。命令対応記述部31に
は、OPENやREAD等のCOBOL言語のファイル
アクセス命令がSHARE形態やI/Oモードといった
付加情報のレベルまで含めた形で記述されている。又、
データ構成対応記述部32には、現行ファイルアクセス時
のレコードがデータベースとして正規化されたテーブル
のどのデータに対応するかといった情報が記述されてい
る。上記は図2〜図4で説明した作用を組み合わせた形
で、本発明による作用は実現される。
【0018】上記実施例によれば現行プログラムの処理
を変更することなく、データベースから情報を得るプロ
グラム及びシステムへと移行することができる。これに
より、複数プログラム間でデータの共有やデータの一元
管理が可能となり、データベース化の恩恵を得ることが
できる。又、データベース化を図るための作業量は、現
行プログラムの変更作業が不要となることから、現行プ
ログラムの処理全体を見直してシステム全体を再構築す
る従来の方法と比べて格段に少なくてすむことが期待で
きる。
を変更することなく、データベースから情報を得るプロ
グラム及びシステムへと移行することができる。これに
より、複数プログラム間でデータの共有やデータの一元
管理が可能となり、データベース化の恩恵を得ることが
できる。又、データベース化を図るための作業量は、現
行プログラムの変更作業が不要となることから、現行プ
ログラムの処理全体を見直してシステム全体を再構築す
る従来の方法と比べて格段に少なくてすむことが期待で
きる。
【0019】図5は他の実施例の構成図である。本実施
例では少ない改造量で現行プログラム群をデータベース
化して課題を達成するようにしたものである。図におい
て、1はファイルI/O命令部をSQL変換/制御処理
部6が認識できる簡易命令に改造してデータベースI/
O命令部とした現行プログラム群であり、4は現行プロ
グラム群の有するデータをも取り込んだデータベースを
有するデータベース管理システムである。1の現行プロ
グラム群から出された命令は、変換情報ファイル5の内
容を基に、SQL変換/制御処理部6がデータベース向
けの言語に変換し情報受け渡しの処理を行なったり、デ
ータベース管理システム4から返却された情報を現行プ
ログラム群1に戻すSQL変換/制御処理部を示してい
る。
例では少ない改造量で現行プログラム群をデータベース
化して課題を達成するようにしたものである。図におい
て、1はファイルI/O命令部をSQL変換/制御処理
部6が認識できる簡易命令に改造してデータベースI/
O命令部とした現行プログラム群であり、4は現行プロ
グラム群の有するデータをも取り込んだデータベースを
有するデータベース管理システムである。1の現行プロ
グラム群から出された命令は、変換情報ファイル5の内
容を基に、SQL変換/制御処理部6がデータベース向
けの言語に変換し情報受け渡しの処理を行なったり、デ
ータベース管理システム4から返却された情報を現行プ
ログラム群1に戻すSQL変換/制御処理部を示してい
る。
【0020】図6は更に他の実施例の構成図である。本
実施例では現行プログラムの動作する計算機とデータベ
ースを有する計算機とが異なる構成としたものである。
現行プログラム群1が動作する計算機A(図中の7)と
は異なる計算機B(図中の8)に、データベース管理シ
ステム4を設ける。現行プログラム群1が出した命令
は、ネットワーク処理部9を介して、SQL変換/制御
処理部6へ渡される。SQL変換/制御処理部6は、変
換情報ファイル5の内容を基に、データベース管理シス
テム4へ渡す命令へ変換する。データベース用の言語と
なった命令はデータベース管理システム4において要求
された処理を行なった後、SQL変換/制御処理部6へ
とその結果を返却する。その返却された情報は、現行プ
ログラム群1にネットワーク処理部9を介して戻され、
あたかも現行プログラム群1がファイルシステムをアク
セスしたかの如く機能することができる。
実施例では現行プログラムの動作する計算機とデータベ
ースを有する計算機とが異なる構成としたものである。
現行プログラム群1が動作する計算機A(図中の7)と
は異なる計算機B(図中の8)に、データベース管理シ
ステム4を設ける。現行プログラム群1が出した命令
は、ネットワーク処理部9を介して、SQL変換/制御
処理部6へ渡される。SQL変換/制御処理部6は、変
換情報ファイル5の内容を基に、データベース管理シス
テム4へ渡す命令へ変換する。データベース用の言語と
なった命令はデータベース管理システム4において要求
された処理を行なった後、SQL変換/制御処理部6へ
とその結果を返却する。その返却された情報は、現行プ
ログラム群1にネットワーク処理部9を介して戻され、
あたかも現行プログラム群1がファイルシステムをアク
セスしたかの如く機能することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればデ
ータベース用のサーバマシンを現行システムのある計算
機と別に設ける場合にも、同一計算機にデータベースシ
ステムを構築する場合にも、データベースを用いていな
い現行システムのプログラムに改造を加えずに、あるい
は少ない改造量でデータベース化し、現行システムと同
様の機能を実現することが可能となる。又、新たにデー
タベースを直接アクセスすることのできる新規プログラ
ムを構築することができる。
ータベース用のサーバマシンを現行システムのある計算
機と別に設ける場合にも、同一計算機にデータベースシ
ステムを構築する場合にも、データベースを用いていな
い現行システムのプログラムに改造を加えずに、あるい
は少ない改造量でデータベース化し、現行システムと同
様の機能を実現することが可能となる。又、新たにデー
タベースを直接アクセスすることのできる新規プログラ
ムを構築することができる。
【図1】本発明によるデータベースアクセス制御装置の
一実施例を示す機能ブロック図。
一実施例を示す機能ブロック図。
【図2】ファイルマネジメントシステム部の作用の処理
フロー図。
フロー図。
【図3】変換情報ファイル作用の一例を示す処理連係
図。
図。
【図4】図3に示した変換情報ファイルを説明する図。
【図5】図1を変形した他の実施例を示す機能ブロック
図。
図。
【図6】図5を変形した他の実施例を示す機能ブロック
図。
図。
1 現行プログラム群 2 ファイルマネジメントシステム部 3 データベース化対象ファイル管理テーブル 4 データベース管理システム 5 変換情報ファイル 6 SQL変換/制御処理部 7 計算機A(現行システムの動作する計算機) 8 計算機B(データベースサーバマシン) 9 ネットワーク処理部
Claims (3)
- 【請求項1】 複数ファイルをアクセスするプログラム
群を有し、それら複数ファイルのデータを取り込んだデ
ータベースを管理するデータベース管理システムを有す
る計算機システムにおいて、ファイルアクセス命令をデ
ータベースアクセス命令に変換する手順を記憶する変換
情報ファイルと、変換情報ファイルを用いてアクセス命
令の変換と情報の制御を行なうSQL変換/制御処理部
と、現行プログラムがアクセスするファイルの内でデー
タベース化を図ったファイルを登録しておくデータベー
ス化対象ファイル管理テーブルと、現行プログラムのフ
ァイルアクセス時に当該計算機上に該当ファイルが見つ
からないとき前記データベース化対象ファイル管理テー
ブルを用いて前述のSQL変換/制御処理部との連係を
図るルーチンを追加した当該計算機オペレーティングシ
ステムのファイルマネジメントシステム部とからなるこ
とを特徴とするデータベースアクセス制御装置。 - 【請求項2】 現行プログラム群内に、ファイルをアク
セスするように設計/製造されている現行プログラムの
ファイルI/O命令部を、SQL変換/制御処理部が認
識できる簡易命令に変更したデータベースI/O命令部
に改造して設けたことを特徴とする請求項1記載のデー
タベースアクセス制御装置。 - 【請求項3】 現行プログラム群と、現行プログラムの
ファイルI/O命令部を、SQL変換/制御処理部が認
識できる簡易命令に変更したデータベースI/O命令部
とからなる現行プログラム群と、変換情報ファイルを有
するSQL変換/制御処理部とからなる制御装置におい
て、前記両者間にSQL変換/制御処理部を設けて制御
処理することを特徴とするデータベースアクセス制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5311301A JPH07141237A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | データベースアクセス制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5311301A JPH07141237A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | データベースアクセス制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07141237A true JPH07141237A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=18015492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5311301A Pending JPH07141237A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | データベースアクセス制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07141237A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000293405A (ja) * | 1999-04-01 | 2000-10-20 | Nec Corp | 分散システムの遠隔保守管理装置及び方法並びに該方法のプログラムを記録した記憶媒体 |
JP2000347910A (ja) * | 1999-06-03 | 2000-12-15 | Nec Soft Ltd | データベース処理システム,アクセス方法,sql変換方法および記憶媒体 |
JP2001325285A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Atori:Kk | 電子メール・サービス・システムの構築を支援するエージェント・システムおよびその方法 |
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