JPH07140176A - カラー平面表示器を用いたデジタルオシロスコープ及びそのデータ表示方法 - Google Patents

カラー平面表示器を用いたデジタルオシロスコープ及びそのデータ表示方法

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JPH07140176A
JPH07140176A JP6144354A JP14435494A JPH07140176A JP H07140176 A JPH07140176 A JP H07140176A JP 6144354 A JP6144354 A JP 6144354A JP 14435494 A JP14435494 A JP 14435494A JP H07140176 A JPH07140176 A JP H07140176A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】デジタルオシロスコープにカラードットマトリ
ックス表示器を用いてカラー化を図るとともに装置の小
型化を図る。 【構成】表示用の波形データをストアするメモリと、同
期信号を発生して出力する同期信号発生部と、該同期信
号に同期して上記メモリから波形データを読みだして出
力する表示データ出力部とを有する表示データ出力部
と、マトリックス状に配置された異なる色のドットを有
する表示部と、該ドットに順次走査により順次波形デー
タを与えて表示する制御部と、上記表示部を走査するた
めの走査クロック信号を発生する走査クロック信号発生
器とを有するカラードットマトリックス平面表示器とを
備え、上記走査クロック発生器は上記同期信号発生部か
らの上記同期信号に同期して上記走査クロック信号を発
生し、上記表示制御部は上記走査クロック信号に同期し
て上記表示データ出力部からの波形データを上記表示部
のドットに順次走査により順次与えて波形データを上記
表示部に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー平面表示器を用
いたデジタルオシロスコープ及びそれにおけるデータ表
示方法に関し、特にカラードットマトリックス平面表示
器を用いたデジタルオシロスコープ及びそれにおけるデ
ータ表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オシロスコープは波形観測等に使用さ
れ、研究開発・生産・保守修理にと役立っている。この
オシロスコープは、周知のように、従来からその表示器
としてブラウン管(カソードレイチューブ(CRT)と
も言われている)が使用されてきた。例えば、カラーC
RTを用いたものあるいはCRTの前にカラー液晶シャ
ッターを設けたオシロスコープが提案されている(例え
ば、特開昭53−84789、特開昭54−8566、
実開昭58−14171)。このようなオシロスコープ
を用いれば、波形を表示チャネルごとに色別表示でき大
変に観測しやすい。
【0003】しかし、ブラウン管はその管面の大きさに
比し電子銃までかなりの長さを必要とし、オシロスコー
プの小型化を阻んでいる。
【0004】一方、小型軽量化を図ったオシロスコープ
として、液晶表示器(以下LCDと称す)を用いたデジ
タルオシロスコープが提案されている。これらはモノク
ロLCDを用いたものである。例えば、特開平4−14
3664にはアクティブマトリクス方式のLCDを表示
装置として使用したデジタルオシロスコープにおいて記
載されている。この発明は、画素電極群を駆動するスイ
ッチ素子をシリコン単結晶薄膜層によりデバイス内に形
成し、オシロスコープに使用可能なLCDを提案するも
のである。しかし、これらは、オシロスコープ専用のモ
ノクロで、当然カラー表示はできない。
【0005】ところでカラー表示を行なう場合には、コ
ンピュータの画面表示用のLCD(所謂OA用LCD)
を用いるか、あるいは所謂オーディオ・ビジュアル(A
V)用と称されるカラードットマトリックス平面表示器
を用いてこれに観測波形等のデータを表示させることに
なる。ところが、OA用LCDは波形の表示位置に対応
して表示色を指定できるが3ドット(RGB)で1画素
のアクセスとなるため、画面が小さくなるほど、必要と
する水平方向の分解能が不足して来る。また、1ドット
を小さく作るには、加工精度上問題が多い。さらにこれ
は非常に高価であり、サイズが大きく、オシロスコープ
を小形化することができない。一方、前述の所謂AV用
と称するアクティブマトリックス方式のLCDを従来と
同じ制御方式(CRTディスプレイ等と同様の制御)で
用いた場合1ライン毎の表示制御、すなわち、水平同期
信号に基づく表示制御によるため、表示データに対しあ
る所ではLCDの1画素が光り、ある所ではLCDの2
画素が光るような現象が発生し、水平方向の表示品位が
劣化する。特にオシロスコープ用に小型のカラードット
マトリックス表示器を使用すると水平方向の画素数が少
ないため、表示波形のなめらかさ等の表示品位が悪くな
る。 ここで、OA(office automati
on)用のカラードットマトリックス平面表示器とは、
表示器を制御する表示制御部からクロック(即ち、外部
クロック)及び該クロックに同期した画像データを受け
て画素の駆動とスキャンを該クロックによりタイミング
制御して表示を行うものをいう。AV用のカラードット
マトリックス平面表示器とは、外部より加えられる映像
信号(VIDEO)によりサンプリングとスキャンを行
うもので、周波数シンセサイザ(例えばPLL等)を有
し、該シンセサイザからのクロック信号により映像を表
示するものである。
【0006】ここで、LCDの制御については、例え
ば、特開昭55−8161、特開平4−314094に
示されるようにアナログ映像信号をAV用LCDの表示
タイミングに合わせる技術が知られている。この様な技
術を用いれば同期信号に対し、サンプリング(表示器で
の信号取り込み)やスキャンを安定に対応付けることが
できる。
【0007】周知のように、カラードットマトリックス
表示器は、例えば3原色の赤色(以後Rという)・緑色
(以後Gという)・青色(以後Bという)の複数の画素
を図22または図23に示すように配置し(図22およ
び図23は、カラードットマトリックス表示器の画素の
一部を拡大して示したものである)、データにより発光
させるものである。オシロスコープにカラードットマト
リックス表示器を使用し、データを表示する場合の表示
方法の例を図22および図23により説明する。なお、
図22および図23に示される記号X1、X2、X3・
・・はX座標軸(水平走査方向の座標軸)の座標点を表
わし、この座標点に合わせて表示データが発生する。す
なわち、R、G、Bの1組で1座標となる。図22に示
すように、カラードットマトリックス表示器のR・G・
B画素配列がR・G・B・R・G・Bの順に各水平走査
方向のラインLH上に複数並んでいる場合、各ラインの
1番目の画素グループをR1・G1・B1、2番目の画
素グループをR2・G2・B2・・・とし、例えば1ラ
インおきに発光させるとすると、例えば、印加された第
1のデータでラインLHnの1番目の画素グループR1
・G1・B1を発光させ、第2のデータでラインLHn
+2の2番目の画素グループR2・G2・B2を、第3
のデータでラインLHn+4の3番目の画素グループR
3・G3・B3・・・を発光させるというように各画素
グループのR・G・Bドットを発光させていくものであ
る。この場合の水平分解能は、1グループのドットR・
G・Bの発光が分解能単位となるため、図22のX座標
X1・X2・X3・・・で示す水平分解能となる。
【0008】また、図23に示すように、カラードット
マトリックス表示器のR・G・Bドット配列がデルタ配
列で水平方向のラインLHnおよびLH(n+偶数)に
G・R・B・G・R・B・・・と、ラインLH(n+奇
数)にB・G・R・B・G・R・・・と並んでいる場
合、ラインLHnおよびLH(n+偶数)の1番目の画
素グループをG1・R1・B1、2番目の画素グループ
をG2・R2・B2・・・と、ラインLH(n+奇数)
の1番目の画素グループをB1・G1・R1、2番目の
画素グループをB2・G2・R2・・・とし、例えばド
ットGとRを発光(イエローの光となる)させラインL
Hn上に水平線を表示する場合でみると、第1のデータ
(座標X1)で1番目の画素グループのG1、R1が発
光し、第2のデータは座標X2には同じグループのドッ
トがないため、発光せず、第3のデータ(座標X3)で
2番目の画素グループG2、R2が発光する。以下同じ
ように第4のデータは座標X4には同じグループのドッ
トがないため発光せず、第5のデータ(座標X5)は3
番目画素グループG3、R3を発光させるというように
各ラインの各画素グループのR・Gドットを発光させて
いくものである。しかし、この場合ラインLHnおよび
LH(n+偶数)と同じ座標上にラインLH(n+奇
数)の各画素グループのR・G画素が無いため、ライン
LH(n+奇数)は発光させることができない。したが
って、この場合の水平分解能は、図23のX座標上の座
標点X1・X2・X3・・・で示す水平分解能となる。
このように画素グループは座標の数の半分しかなく、デ
ータを有効に表示することができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の欠点を解消しうるカラードットマトリックス
平面表示器を用いたデジタルオシロスコープ及びそれに
おけるデータ表示方法を提供するにある。更にデジタル
オシロスコープの表示において、画素(表示単位)を小
さく表わすことができるようにすることを目的とする。
本発明の別の目的は、小型のカラードットマトリックス
平面表示器を用いて、高品位で高忠実な波形表示ができ
る、デジタルオシロスコープ及びそれにおけるデータ表
示方法を提供するにある。本発明の更に他の目的はカラ
ーテレビ用のTFT−LCDを用いたデジタルオシロス
コープを提供することである。更に本発明の目的は、O
A用はもちろん、AV用のマトリックス表示器を測定器
用に用いても、十分な表現ができるようにすることであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のデジタルオシロ
スコープにおいて、表示器にカラードットマトリックス
平面表示器を用いたことを特徴とする。また、本発明
は、デジタルオシロスコープにおいて、波形表示用のカ
ラードットマトリックス表示器へ供給する水平同期信号
をつくっている分周値(水平同期信号の分周は表示信号
発生部からの表示信号のクロック周波数からつくる)を
前記波形表示用のカラードットマトリックス表示器の内
部水平同期信号をつくっている分周値(内部水平同期信
号の分周は走行クロック周波数からつくっている)と整
数倍の関係にしたデジタルオシロスコープである。更
に、具体的には次の手段を有するデジタルオシロスコー
プである。表示用の波形データをストアするメモリと、
同期信号を発生して出力する同期信号発生器と、該同期
信号に同期して上記メモリから波形データを読みだして
出力する表示データ出力部とを有する表示データ出力部
と、マトリックス状に配置された異なる色の画素(ドッ
ト)を有する表示部と、該ドットに順次表示データを与
えて表示するドットスキャン制御部と、上記表示部を走
査するための走査クロック信号を発生する走査クロック
信号発生器とを有するカラードットマトリックス平面表
示器とを備え、上記走査クロック発生器は上記同期信号
発生部からの上記同期信号に同期して上記走査クロック
信号を発生し、上記ドットスキャン制御部は上記走査ク
ロック信号に同期して上記表示データ出力手段からの波
形データを上記表示部のドットに順次与えて波形データ
を上記表示部に表示する。上記平面表示器の上記ドット
スキャン制御部は、上記走査クロック信号に同期して、
異なる色の画素毎に上記走査クロック信号の周期だけ位
相が互いに異なるタイミングクロック信号を発生し、上
記表示データ発生手段からの波形データを、該タイミン
グクロック信号に同期してそれぞれ該タイミングクロッ
ク信号に対応する色のドットに順次与えて表示し、上記
表示データ出力部は、上記メモリから読み出された(各
画素単位の)波形データを、上記同期信号に基づき、表
示すべき色毎に、関連する上記タイミングクロック信号
に同期したタイミングで上記平面表示器に出力し、上記
平面表示器の上記ドットスキャン制御部は、上記タイミ
ングクロック信号に同期して上記表示データ出力手段か
ら与えられる上記表示すべき色毎の波形データを関連す
るタイミングクロックに同期してそれぞれ対応する色の
ドットに与える。上記同期信号発生部は、クロック信号
を発生するクロック信号発生器と、該クロック信号を第
1の分周比で分周して水平同期信号を得て上記同期信号
として出力する第1の分周器とを有し、上記走査クロッ
ク信号発生器は、可変周波数発振器と、該可変周波数発
振器からの信号を第2の分周比で分周して出力する第2
の分周器と、上記第2の分周器の出力信号の位相を上記
第1分周器からの水平同期信号の位相と等しくなるよう
上記可変周波数発振器の出力信号の位相を制御する位相
制御部とを有し、周波数が上記水平同期信号の周波数の
整数倍でかつ可変な信号を上記走査クロック信号として
発生するようにした。上記第1分周器の分周比と上記第
2分周器の分周比との比は整数である。この場合、表示
データ出力部においては、クロック信号発生器のクロッ
ク信号を第1の分周比で分周して該同期信号を得てお
り、また平面表示器においては可変周波数発振器の出力
信号(走査クロック信号)を第2の分周比で分周して得
た信号が上記同期信号に位相同期するよう該可変周波数
発振器を位相制御しており、第1、第2の分周比の比を
整数としているため、表示データ出力部の波形データ出
力タイミングと平面表示器での波形データの表示タイミ
ングとが同期されるため、連続する2ドット単位以下で
波形データの表示を制御できる。また、好ましくは、表
示データ出力部から出力される各色毎の波形データの出
力タイミングを平面表示器での各色毎の波形データの表
示タイミングと同期するよう、いわゆる3相タイミング
発生回路を表示データ出力部に設けているため、連続す
る2ドット単位以下で波形データの表示を制御できる。
【0011】表示方法において、マトリックス状に配置
された異なる色の画素を有する表示部を備えたカラード
ットマトリックス平面表示器を用いたデジタルオシロス
コープにおける波形データの表示方法で、波形データを
表示すべき各座標点(表示単位)を隣接する異なる色の
ドットの組み合わせで表示し、該各座標点に隣接する座
標点を構成するドットの少なくとも1つを該各座標点の
ドットの少なくとも1つで表示する。これにより、表示
すべき座標点(表示データ点)を少なくとも2ドット以
下の単位で制御できる。
【0012】また、波形データを表示した連続する座標
点の内隣接する2つの座標点の垂直走査方向の間に、少
なくとも1つの水平走査方向へのドット列(row o
fpixels)がある場合、該少なくとも1つの水平
走査方向のドット列において上記隣接する2つの座標点
sの一方と同一の水平走査方向上の位置にある1つのド
ットを含むただ1つの表示単位を波形を構成する表示単
位として表示する。すなわち、本発明は従来G、R、B
の3ドットで1画素として、座標を与え、その1画素単
位で制御していたものを、RまたはG、またはBの各ド
ット又はこれらを組み合せた2ドットに、又は、隣接す
る画素のドットとの組み合せに対し、各1つの座標を与
えドット単位で制御するようにしたものである。
【0013】例えば、1チャンネルのデータを表示する
際、該表示データの縦方向(垂直走査方向)のデータ補
間は以下のように行う。即ち、補間される画素の数は、
データ補間すべき各ラインにおいて、該ラインを表示デ
ータが横切る数と同じくされる。これにより、波形デー
タのデータ補間をシャープな細い線で実現したものであ
る。
【0014】
【作用】このように、本発明においては、デジタルデー
タに変換された観測信号データをカラーマトリックス表
示器の表示タイミングに合わせ、発生し、表示画面上に
表示する。さらに、表示データ出力部において波形デー
タの読みだし及び出力に用いられる内部同期信号(水平
同期信号)をカラードットマトリックス平面表示器(例
えばカラー用TFT−LCD)に与え、該平面表示器お
いては該同期信号に同期した走査クロック信号を得て該
走査クロック信号により表示部への波形データの表示を
行う。従って、表示データ出力部の波形データ出力タイ
ミングと平面表示器での波形データの表示タイミングと
が同期されるため、例えば、表示データを内部クロック
に同期して表示部の画素に順次走査により表示するよう
にしたカラードットマトリックス平面表示器を用いたデ
ジタルオシロスコープにおいても連続する2画素単位以
下で波形データの表示を制御でき、水平走査方向の表示
の分解能を向上できる。
【0015】さらに、表示方法において、カラードット
マトリックス平面表示器の表示すべき座標点(表示デー
タ点)を少なくとも2ドット以下の単位で制御すること
ができるため、表示品位、分解能を向上させることがで
きる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明によるカラー平面表示器を用
いたデジタルオシロスコープ及びそれにおけるデータ表
示方法の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
初めに、本発明によるデジタルオシロスコープの概略的
な構成と動作について説明する。図1は本発明のデジタ
ルオシロスコープの全体構成図である。この動作の概略
を簡単に説明する。
【0017】アナログ処理回路1に被観測入力信号iが
入力され、このアナログ処理回路1によってこの信号は
一定範囲の振幅レベルに処理される。次に、アナログ処
理回路1からA/D(analog−to−digit
al)変換器2に入力した被観測信号は、サンプリング
制御回路5からの表示画面の1ディビジョン(divi
son)当りの表示時間幅と表示データ点数に対応した
サンプリングクロックfにより、デジタル化され、アク
イジションメモリ3に記憶される。このアクイジション
メモリ3の内容のうち表示に対応して、必要部分が表示
用メモリ4に書き込まれ、その後表示制御部(表示デー
タ出力部)9を経由して文字表示用メモリ6からの文字
信号と共に線順次走査によりカラードットマトリックス
平面表示器7に表示される。マイクロコンピュータ(μ
COM)8は全体の動作を制御する。尚、アクイジショ
ンメモリ3への被観測信号の書き込み読みだしはサンプ
リング制御回路5からの書き込み/読みだし制御信号R
/Wによりなされ、また波形表示用メモリ4への被観測
信号の書き込みはサンプリング制御回路5からの書き込
み制御信号により、読みだしは表示データ発生部である
表示制御部9からの読みだし制御信号Rによりなされ
る。表示用メモリ4には被観測信号であるサンプリング
された波形データがストアされている。
【0018】図2に本発明によるデジタルオシロスコー
プの一実施例の要部の構成のブロック図を示す。本実施
例は、赤(R)、青(B)、緑(G)の三色を用いてカ
ラー表示するデジタルオシロスコープの場合であり、図
1の表示制御部9とカラードットマトリックス平面表示
器7の構成を詳細に示したものである。尚、図2では図
1の文字表示メモリ6からの文字データの表示について
は省略してある。文字データの表示については後に図5
Bを用いて説明する。
【0019】同図において、カラードットマトリックス
平面表示器7は例えばカラー液晶表示器(LCD)であ
り、カラーLCD用ドットスキャン(scannin
g)回路10、周波数シンセサイザー例えばphase
−locked−loop(PLL)回路25、インバ
ータ29、カラーLCD表示部60を有する。PLL回
路25は、周波数fsのカラードットスキャンクロック
14を発生する電圧制御発振器(VCO)11、該クロ
ック14の周波数を分周比Ns(Ns:例えば645)
で分周する分周器12、分周器12の出力信号(周期t
HS)と表示制御部9からの周期tHの水平同期信号2
0の位相を比較して、その偏差をVCO11に出力する
位相比較器13を有する。LCDドットスキャン回路1
0は表示制御部9からの表示データ24B、24G、2
4Rをスキャンクロック14及び該クロック14をイン
バータ29を介して与えられるスキャンクロック14’
とに応じてカラーLCD表示部60の画素sに与える。
分周器12の出力信号は水平同期信号SH’としてドッ
トスキャン回路10に与えられ、後述する垂直同期信号
70と共に該回路10での波形データの線順次走査に使
用される。尚、該水平同期信号SH’はスキャンクロッ
ク14、14’に同期していればよく、他の方法で発生
しても良い。
【0020】デジタルオシロスコープの表示制御部9
は、同期信号発生回路16と色制御回路23を有する。
同期信号発生回路16は、周波数2fd(例えば20M
Hz)のクロック信号26、周波数fdのクロック信号
19等を発生するクロック発生回路51と、クロック信
号19を分周比Nd(例えば645)で分周してクロッ
ク信号(水平同期信号SH)20を出力する分周器17
と、クロック信号26に基づき3相のクッロク信号B
CLK、GCLK、RCLKを発生する3進カウンタ18を有す
る。クロック発生回路51は、更に、例えば周波数fd
又はfd/3の波形表示用メモリ4への読みだし用クロ
ック信号21(R)を発生すると共に、色制御回路23
の補間回路28にも例えば周波数fd又はfd/3のク
ロック信号53(ST0)を与えている。色制御回路2
3は、ラインアドレス発生回路52、比較器27、補間
回路28、3相クロック信号に応答して順次青、緑、赤
の表示データ24B、24G、24Rを出力する3相タ
イミング発生回路22を有する。ラインアドレス発生回
路52は、分周器17からのクロック信号(水平同期信
号)20に応答してラインアドレスを発生する。表示用
メモリ4は例えば8ビット、2kワードのメモリで、L
CD7が1水平走査するたびに毎回全アドレスのデータ
が読み出される。ラインアドレス回路52は1垂直走査
時間分の波形データの読み出しに同期して、順次アドレ
スQ(LCD表示部60の水平走査アドレス(水平方向
ラインNo.に対応))を更新しそれを出力する。更
に、該回路52はデコーダ75を介して該アドレスQに
同期した垂直同期信号70を発生し、カラーLCD7の
ドットスキャニング回路10に与える。表示制御部9か
らカラーLCD7に与えられるこの垂直同期信号70
と、上記水平同期信号20により、表示制御部9におけ
る表示データ出力タイミングとカラーLCD7における
波形データの表示タイミングが同期されることとなる。
比較器27は波形表示用メモリ4からの波形データpと
ラインアドレス発生回路52から発生されたアドレスQ
とを各垂直方向のデータ(256ビット分)毎に比較
し、一致すれば(ラインアドレスで発生したアドレスQ
に表示すべきデータPがあることを示す)そのP=Q端
子に、データPのアドレスがアドレスQより大きいとき
はP>Q端子に信号が出力されて補間回路28に与えら
れる。このようにして、波形表示用メモリ4からの波形
データはラスタスキャン形式に変換される。従って補間
回路28の出力は補間された波形データ(表示データ)
dとなる。比較器27と補間回路28の動作の詳細は後
述する別実施例参照。3相タイミング回路22の詳細に
ついては後述する。尚、色制御回路23の動作はマイク
ロコンピュータ8のソフトウェア処理で置き換えること
も可能である。
【0021】尚、補間回路28としては、例えば、Te
xas Instruments製のSN−74LS6
82を用いて良い。
【0022】なお、表示用メモリ4に供給されるデータ
は従来から周知のデジタルオシロスコープにおける表示
データと同一であるため、詳細な説明は省略する。
【0023】次にカラーLCD7、表示制御部9につい
て説明する。本発明においては、表示制御部9において
発生される、表示データ24B、24G、24Rの出力
タイミングを決定する(同期した)水平同期信号SH2
0をカラーLCD7に与え、カラーLCD表示部におい
ては該水平同期信号20に同期した該表示データ24
B、24G、24R用のスキャニングクロック信号1
4、14’を作成している。更に、本発明においては表
示制御部9からの水平同期信号SH20の周期tHとカ
ラーLCD内のPLL回路内の分周器12の出力信号1
5(水平同期信号SH)の周期(tHs)は等しい。す
なわち、図2に示すカラーLCD7のPLL回路25の
カラーLCD用ドットスキャンクロック14、14’の
周波数fs、及びカラーLCD内部の信号(水平同期信
号)15の周期tHS及びそれを作っている分周器12
の分周比Nsの関係がtHS=1/fs×Nsであることに
着目し、デジタルオシロスコープの表示制御部9の同期
信号発生回路16で発生する水平同期信号20の周期t
H及びそれを作っている分周器17の分周比Ndとクロ
ック信号19の周波数fdの関係を1/fd×Nd=t
H=tHSとしたものである。
【0024】すなわち、波形表示用のカラードットマト
リックス表示器へ供給する表示データ24G、24B、
24Rのクロック周波数と前記波形表示用のカラードッ
トマトリックス表示器の走査クロック14、14’の周
波数とを整数倍の関係にしたものである。言い換えれ
ば、波形表示用のカラードットマトリックス表示器に供
給する水平同期信号を作る分周器17の分周比Ndを該
カラードットマトリックス表示器の内部水平同期信号を
作る分周器12の分周比Nsを整数倍の関係としたもの
である。
【0025】ここで好ましくは、例えばtHS及びtH
は、63.5μsである。このようにすることにより、
図2のカラーLCD7のOPLL回路25により、表示
制御部9の水平同期信号20の周期tHは、PLL回路
25の内部水平同期信号の周期tHSとほぼ同一になる
ため、例えば分周器12及び17の分周比をNs=Nd
とすれば、クロック発生回路51の出力クロック19の
周波数fdとVCO11の出力周波数fsはfd=fs
となり結果的にカラーLCDのドットスキャンに同期し
て、表示データを発生することになる。更に、カラーL
CD7は3進カウンタ18、3相タイミング発生回路2
2により、表示データをドット配列に対応した3相タイ
ミングのB、G、Rの表示信号で動作することになる。
【0026】次に、表示データを画素配列に対応した3
相タイミングのB、G、Rの表示信号で動作した場合の
特徴的動作について更に具体的に説明する。カラーLC
D7のカラーLCDドットスキャン回路10の構成を、
更に詳細に示すと図3の様に構成されている。図3にお
いて、ドットスキャン回路10は、それぞれスキャンク
ロック14、14’に応答してスイッチ群SWG1、S
WB1、SWR2−−、スイッチ群SWR1、SWG
2、SWB2−−を順次オン、オフするシフトレジスタ
30A、30Bと、表示データ24R、24B、24G
をカラーLCD表示部60の画素61に選択的に印加し
て発光させる上記一対のスイッチ群を有する。図3で
は、便宜上、カラーLCD表示部60のドット61とし
てある1つのラインの一部のみを示す。実際は、カラー
LCD表示部60は、例えば、水平走査方向に480ド
ット、垂直走査方向に256ドット(256ライン)の
画素を有する。従って、各ラインに対応して一対のシフ
トレジスタ、一対のスイッチ群が設けられる。ライン毎
のシフトレジスタの切替は水平同期信号72(SH)に
より行われ、1画面毎のシフトレジスタの切替は垂直同
期信号70(Sv)により行われる。
【0027】次に、該ドットスキャン回路10の動作を
図3、4を用いて説明する。スキャンクロック14とそ
の逆相のクロック14’(図4の(a)、(b))に同
期して、シフトレジスタ30A、30Bの出力端子SQ
1、SQ1’、SQ2、SQ2’、SQ3には図4の
(c)〜(g)に示すようなタイミングでスイッチ制御
信号SSQ1、SSQ1’、SSQ2、SSQ2’、S
SQ3が発生する。この制御信号にしたがって、スイッ
チSWG1、SWR1、SWB1、SWG2、SWR2
が順にオンして行く。そして、それぞれのスイッチがオ
ンしている間に対応する表示データが該スイッチに与え
られていればその信号がそれぞれの対応する画素にチャ
ージされる。すなわち、制御信号SSQ1のハイレベル
部により、スイッチSWG1がオンし、その時の表示デ
ータ24Gが緑のドットG1にチャージされる。次に制
御信号SSQ1’のハイレベル部により、スイッチSW
R1がオンし、その時の表示データ24Rが赤の画素R
1にチャージされる。更に、制御信号SSQ2のハイレ
ベル部により、スイッチSWB1がオンし、その時の表
示データ24Bが青のドットB1にチャージされる。以
下同じようにドットG2、R2(赤)、B2、G3、R
3に表示データがチャージされる。ここで、各ラインの
ドット61を一対のシフトレジスタ30A、30Bで動
作させるのはカラーLCDでは通常行われているもの
で、素子のマトリックス配線上、表示速度等の観点から
望ましい構造の一例である。
【0028】ところで、本発明は図2の3相タイミング
発生回路22から、緑(G)、赤(R)、青(B)の表
示データ24を互いに相異なるタイミングで発生してい
る。これは次に説明する理由によるためである。例えば
隣接する画素R、G、Bを発光して白色の表示データ点
を表示しようとした場合、図4の(i)に示す従来例の
ように、表示データ24G、24R、24Bが同時に発
生していると、ドットG1には時刻t1〜t3の間(時間
G1t)で表示データ24Gがチャージされ画素R1に
は時刻t2〜t4の間で表示データ24Rがチャージされ
るが、画素B1のスイッチSWB1がオンしている最中
の時刻t4に表示データ24Bは終了してしまうため画
素B1の発光時間は、画素G1、R1の半分となってし
まう。このため表示される色は白色とはならない。
【0029】そこで、本発明では図2の3進カウンタ1
8と3相タイミング発生回路22により、図4の(i)
に示すようにG、R、Bの表示データ24G、24R、
24Bは3相のタイミングで発生している。このような
タイミングで表示データ24G、24R、24Bを発生
すればそれぞれ対応するスイッチSWG1、SWR1、
SWB1等のオンのタイミングと一致する。すなわち、
SWG1がオンのとき、表示データ24Gが発生し、S
WR1がオンのとき、表示データ24Rが発生し、SW
B1がオンのとき、表示データ24Bが発生する。した
がって、表示データの表示を一ドット単位で制御でき、
表示色を安定にすることができ、例えば、連なる一つの
波形をにじみのない同一色で表示することができる。
【0030】ここで、3相タイミング発生回路22の構
成例を図5、図6を用いて説明する。図5は3相タイミ
ング発生回路22の一例を示す。図6は表示色として白
を表示する場合の構成である。3相タイミング発生回路
22は3つの例えばD型フリップフロップ55−57を
有し、それぞれは3進カウンタ18からの3相クロック
信号Rclk、Gclk、Bclk(図6の(c))を
そのラッチ入力に入力している。従って、各フリップフ
ロップ55−57は対応するクロック信号に対応して表
示データdをラッチして出力する。従って、フリップフ
ロップ55−57はそれぞれ3相クロック信号の一周期
だけタイミングのずれに表示データ24G、24R、2
4Bを図4の(c)に示すタイミングで出力する。
【0031】尚、波形表示用メモリ4からの波形データ
に加え、文字表示メモリ6からの文字データの表示も行
う場合は、図25に示すような3相タイミング発生回路
を構成する。即ち、各D型フリップフロップ55、5
6、57のデータ入力D側にオアゲート65、66、6
7を設け、各オアゲートの入力に表示データdと共に文
字表示用メモリ6からの文字データも入力させ、各オア
ゲートの出力を対応するフリップフロップのデータ入力
に入力すれば良い。文字表示用メモリ6からの文字デー
タの読み出しはクロック発生回路51からのクロック信
号fdに応答して行われる。
【0032】通常テレビジョンの映像を表示するためカ
ラーLCDは各画素sG、R、Bをデルタ型に配列して
いるものが多い。以下に説明する実施例はこのようにド
ットsがデルタ配列されたカラーLCDをオシロスコー
プ用の高分解能な波形表示ができるようにしたものであ
る。
【0033】次に、この特徴について図7を用いて説明
する。同図はカラーLCDの画面の一部を拡大して示し
たもので、R、G、Bは赤、緑、青のドット61を示
し、LOは奇数ラインLEは偶数ラインを示す。ここ
で、上記した従来の表示データ(図4の(i))を用い
た表示方法で例えば白色を発光する場合は、例えば奇数
ラインLO1では、3つのドットBal、Gal、Ra
lが1つの表示単位として一度に発光され、次に隣の3
つのドットBa2、Ga2、Ra2が次の表示単位とし
て一度に発光される。同様に偶数ラインLE1では、3
つのドットBb1、Gb1、Rb1が1つの表示単位と
して一度に発光され、次に隣の3つのドットBb2、G
b2、Rb2が次の表示単位として一度に発光され。従
って、データの座標点はラインLO1ではドットGa
1、Ga2−−となる。
【0034】従って、従来の方法でドットG、Bを発光
してシアンを表示する場合は、ラインLO1ではドット
Ba1、Ga1が1つの表示単位であり、次の表示単位
はドットBa2、Ga2となり、ラインLE1では、ド
ットBb2、Gb2が1つの表示単位であり、次の表示
単位はドットBb3、Gb3となる。例えば、ドット
B、Gを発光させ、座標X2−Y1、X2−Y2、X2
−Y3、X2−Y4の各点をシアン色の縦線データとし
て表示する場合について説明する。従来のままの制御で
あると、奇数ラインLO1の座標X2−Y1の表示(ド
ットBa1、Ga1)のあと、偶数ラインLE1の座標
X2−Y2には画素Rのみで画素BとGの表示単位が存
在しないため、表示されない。次の奇数ラインLO2の
座標X2−Y3には、ドットBa11、Ga11が一つ
の表示単位として存在するため、表示される。さらに座
標X2−Y4にはドットRのみでドットBとGの表示単
位が存在しないため、表示されない。このように縦線デ
ータを表示する場合、座標に対応する位置に表示したい
画素が存在しないときは、そのデータを表示することが
できない。
【0035】しかし、本発明では、上記のように、スイ
ッチSWG、SWB、SWRのオン、オフにタイミング
が同期した各ドット毎の表示データ24G、24B、2
4R(図4の(j))を用いているため、例えば白色を
表示する場合は、マイクロコンピュータ8によりクロッ
ク発生回路51からの読みだしクロック信号21の周波
数をfdとすれば図7のデータ座標点単位毎に白色表示
できる。即ち、例えば奇数ラインLO1では、3つのド
ットBa1、Ga1、Ra1が1つの表示単位として発
光され、次に一部重複する3つのドットGa1、Ra
1、Ba2が次の表示単位として発光される。同様に偶
数ラインLE1では3つのドットBb1、Gb1、Rb
1が1つの表示単位として発光され、次に一部重複(G
b1、Rb1が重複)する3つのドットGb1、Rb
1、Bb2が次の表示単位として発光される。従って、
データの座標点は各ラインLO1、LE1等では画素X
1、X2、X3、−−となる。同様に、垂直方向でのデ
ータの座標点はY1、Y2、Y3−−となる。
【0036】従って、本発明の後に説明する別実施例で
は、後に詳細に説明するように、シアン色を表示する場
合は、マイクロコンピュータ8によりクロック発生回路
51からの読みだしクロック信号21の周波数を例えば
2fd/3とする。この2fd/3については後述す
る。この場合、図7で点線で囲んだように、例えば奇数
ラインLO1では、2つの画素Ba1、Ga1が1つの
表示単位として発光され、次に一部重複する2つのドッ
トGa1、Ba2が次の表示単位として発光される。同
様に偶数ラインLE1では、2つの画素Bb1、Gb1
が1つの表示単位として発光され、次に一部重複する2
つのドットGb1、Bb2が次の表示単位として発光さ
れる。
【0037】このように、図7のごとく奇数、偶数ライ
ンの両方の同一色上にデータ座標点を設定すると、例え
ば表示データをドットBとGのペアで発光させる場合、
ある1ライン上例えば奇数ライン上だけ見ればドット
B、Gの数、例えばn個だけしか表示できない。しか
し、この実施例では、例えば、Ba1、Ga1の次にG
a1、Ba2というように前のグループと画素を重複し
て表示するため、これも発光することができるため、最
大2×n個のデータ点数の表示が可能となる。これは横
(水平)方向の表示についても同じである。
【0038】また、マイクロコンピュータ8によりクロ
ック発回路51からの読みだしクロック信号21の周波
数を例えばfdとすると、各画素を1つの表示単位とし
て発光制御できる。
【0039】このように、本発明は前述のようなGRB
3相のタイミングの表示データにすることにより、図7
に示すようにデータを表示できる画素数を増やし、表示
分解能を向上することができる。
【0040】後に説明する本発明の別実施例の別の特徴
はデータの補間方法である。即ち本発明では図8のよう
に、1チャンネルのデータを表示する際、該表示データ
の縦方向(垂直走査方向)のデータ補間は以下のように
行う。波形データを表示した連続する座標点sの内隣接
する2つの座標点sの垂直走査方向の間に、少なくとも
1つの水平走査方向への画素列(row of pix
els)がある場合、該少なくとも1つの水平走査方向
の画素列において上記隣接する2つの座標点sの一方と
同一の水平走査方向上の位置にある1つのドットを含む
only1つの表示単位を波形を構成する表示単位とし
て表示する。即ち、補間されるドットの数は、データ補
間すべき各ラインにおいて、該ラインを表示データと結
ぶ線が横切る数と同じくされる。これにより、波形デー
タのデータ補間をシャープな細い線で実現したものであ
る。
【0041】従来の方法で表示波形データの補間を行う
と、例えば一対のドットB、Gで黄色の点を発光させる
場合、図9のように、補間データは一対のドットB、G
となってしまい、補間データは太い線となってしまう。
ここで、図8、9において、Dは表示メモリ4に存在す
る波形データであり、Eは補間データである。図8より
明らかなように、本発明では縦方向にドットB、Gのペ
アを構成して1つの補間データとすることにより、波形
データをシャープな細い線で表示する。
【0042】次に、上記した、画素がデルタ配置された
カラーLCDを用い、本発明による表示データを用いた
表示を行い、かつ本発明によるデータ補間を行うように
した、上記した本発明の別実施例を説明する。
【0043】図10は、該別実施例の表示制御部の構成
をしめすブロック図である。図中、図2の構成要素と同
一機能を有するものには同一符号を付し、その説明を省
略する。カラーLCD7の構成、及びその他の構成は図
2の実施例と同様でありその説明を省略する。本実施例
では、一例として、例えば、緑のドット(G)と青のド
ット(B)とで1つの表示単位(表示データ点or表示
座標点)として発光させてシアン色の波形データを表示
させる場合について説明する。
【0044】図10において、クロック信号発生回路1
51は図2のクロック発生回路51と3進カウンタ18
の両機能を有するものである。参照符号128は補間回
路、122は3相タイミング発生回路であり、図2の補
間回路、3相タイミング発生回路と同様の機能を有す
る。
【0045】先ず、クロック発生回路151の構成と動
作を説明する。クロック信号発生回路151は、例えば
周波数20MHz(2fd)のクロック信号を発振する
発振器110と、該クロック信号を1/2に分周して周
波数10MHz(fd)のクロック信号19を出力する
分周器112と、該発振器110からのクロック信号を
入力して図11の(b)に示す6相クロック信号S0〜
S5を出力する3進カウンタ118と、デコーダ&セレ
クタ120を有する。該クロック信号S0〜S5は、図
11の(a)に示すように、カラーLCD表示部60の
デルタ配置されたドットsの奇数ライン(LO)のドッ
ト、偶数ライン(LE)のドットとそれぞれ対応してい
る。クロック信号S0〜S5はデコーダ&セレクタ12
0に与えられる。
【0046】デコーダ&セレクタ120はラインアドレ
ス発生回路52の8ビットアドレス出力の内の最下位ビ
ット(LSB)を入力する。該LSBはカラーLCD表
示部60のデルタ配置されたドットの水平走査方向の奇
数ライン、偶数ラインを示し、例えば、偶数ラインの時
ハイレベル(H)、奇数ラインの時ローレベル(L)と
なる。
【0047】3相タイミング発生回路122に与えられ
るクロック信号Gclk、Bclkはクロック信号S0
〜S5と該LSBに基づき作成される。図12は該クロ
ック信号を発生する回路の一例であり、ここではクロッ
ク信号Gclkの発生回路を示す。該発生回路は2つの
ANDゲート121、122と該2つのANDゲートの
出力を入力するオアゲート123、LSBを反転してA
NDゲート122に入力するインバータ124を有す
る。アンドゲート121にはクロック信号S0と信号L
SBが、アンドゲート122にはクロック信号S3とL
SBの反転信号が入力される。該回路の出力クロック信
号GclkはLSBのレベルH、Lに応じて、それぞれ
図11の(d)に示すように偶数ライン、奇数ラインの
表示データ用の異なるタイミングのクロック信号とな
る。図11の(c)、(d)において、LO、LEはそ
れぞれ奇数ライン、偶数ラインの表示データ用のクロッ
ク信号であることを示す。他のクロック信号Bclk
(図11の(d))もクロック信号S4とS1及びLS
Bを用いて同様な構成により発生される。尚、本実施例
ではクロック信号Rclkは用いないが、クロック信号
S2とS5及びLSBを用いて同様な構成により発生可
能である。
【0048】補間回路128に与えられるクロック信号
ST0は図26に示すように、例えば、クロック信号S
2、S4を入力するオアゲート125の出力で得られ
る。該クロック信号ST0をインバータ114を介して
反転したクロック信号21は表示用メモリ4に読みだし
クロック信号として与えられる。本実施例では赤のドッ
トRを発光しないため、このクロック信号21は、3相
クロックの内の赤のクロックRclk(即ち赤の表示デ
ータ24R)に対応するクロックパルスを設けない。こ
こでは便宜的にこのようなクロック信号21の周波数を
2fd/3と定義する。
【0049】次に、本実施例における表示制御部9の構
成、動作を2色表示する場合について説明する。図13
は表示用メモリ4の波形データの一例を示す図であり、
この例では、該メモリはカラーLCD表示部60に対応
して水平走査方向にnデータ、例えば320データ各デ
ータは8ビットの値を持つ。即ち、この場合、LCD表
示部60は水平走査方向に480ドット、垂直走査方向
に256ドット(256ライン)を持つ。図中、斜線部
は表示すべき波形データ(表示波形データ)が存在する
ところを示す。アクイジションメモリ3からは波形表示
データが表示用メモリ4に書き込まれる。メモリ4は、
クロック信号21(図11の(e))に応答して該表示
波形データを垂直走査方向の8ビットを単位として(8
ビットパラレルデータとして)順次読み出す。即ち、ク
ロック信号21に応答して図13に示す垂直走査方向の
各ラインLV0、LV1−毎に波形データを読み出す。
こうして、図14の(c)に示す1水平走査期間(周期
tH:645クロック19相当、ただし、実際に表示さ
れるのは320データ、480クロック19相当の時間
で165クロック19相当の時間はブランキング期間で
ある)において表示用メモリ4内の全てのデータが読み
出され波形データP(図14の(b))として比較器2
7に与えられる。表示用メモリ4はこの1水平走査期間
tH内で行われる全波形データの読みだし動作をLCD
表示部60の垂直方向ライン数の分だけ、即ち、256
回繰り返す。即ち、1垂直走査期間tVで256回全波
形データの読みだし動作を繰り返す。これを終了する
と、次の表示波形データがアクイジションメモリ3から
メモリ4に入力される。
【0050】ラインアドレス発生回路52は例えば、水
平同期信号であるクロック信号20(図14の(c))
を計数する8ビットのバイナリダウンカウンタであり、
従って図14の(d)、(e)に示すように一垂直走査
期間tVにおいて255から0まで計数し、次の水平同
期信号によりリセットされる計数値255となると共に
垂直同期信号70を発生する。従って、ラインアドレス
発生回路52はLCD表示部60における現在の走査中
のライン(図13のLH0〜LHn)を示すアドレスを
出力する。
【0051】次に、比較器27の動作を図15を参照し
て説明する。図中(a)はメモリ4から読み出された表
示波形データpであり、斜線部は表示すべき波形データ
があることを示す。先ず、ラインアドレス発生回路52
からの出力アドレスQが水平走査ラインLH0を示す値
255であるときについて説明する。ラインLV0の波
形データが読み出されると(時刻t0)、図15の場
合、波形データpはラインLH6に存在するためデータ
の値は249である。次のラインLV1、LV2、LV
3、LV4の波形データpのデータの値はそれぞれ24
9、249、255、255である。比較器27は各ラ
インLV0、LV1−−の波形データ毎にデータpのア
ドレスとアドレスQを比較し、一致すればP=Q端子か
らの出力信号のレベルをハイレベルにし、P>Qであれ
ばP>Q端子からの出力信号のレベルをハイレベルに
し、その他の場合はローレベルとする。従って、図15
の(c)、(d)に示すように、比較器のP=Q端子、
P>Q端子の出力信号は変化する。こうして、出力アド
レスQが水平走査ラインLH0の値(255)を示す時
に、全てのラインLV0〜LVn−1についての比較を
終了すると、次に出力される出力アドレスQが次の水平
走査ラインLH1の値(254)を示し、この場合も同
様に比較動作を行う。比較器27のP=Q端子、P>Q
端子の出力信号は補間回路128に与えられる。以上が
メモリ4の表示データをラスタスキャンのように読み出
す動作の説明である。
【0052】補間回路128は、図10に示すように、
例えばD型フリップフロップ130、132、オアゲー
ト134、排他的論理和回路136を有し、クロック信
号発生回路151からのクロック信号ST0がフリップ
フロップ130、132のラッチ入力に与えられ、比較
器27のP=Q端子、P>Q端子の出力信号はそれぞれ
フリップフロップ130、132のデータ入力Dに与え
られる。3相タイミング発生回路122は、例えば、オ
アゲート134の出力をそのデータ入力Dに入力するD
型フリップフロップ140、142と、該フリップフロ
ップ140のQ出力、Qバー出力をそれぞれ入力するア
ンドゲート144、146と、該アンドゲート144、
146の出力を入力するオアゲート148と、フリップ
フロップ142のQ出力、Qバー出力をそれぞさ入力す
るアンドゲート150、152と、該アンドゲート15
0、152の出力を入力するオアゲート154と、イン
バータ158を有する。アンドゲート144、150の
他方入力にはマイクロコンピュータ8からの反転表示制
御信号158が、アンドゲート146、152の他方入
力には該信号158をインバータ156を介して入力さ
れる。該反転表示制御信号158は例えば、ローレベル
で通常表示(バックを黒、波形を輝点、この例の場合は
シアン色)、ハイレベルでは反転表示となり、バックが
白色で波形は暗色点となる(この例では波形は暗赤色と
なる)。
【0053】補間回路128、及び3相タイミング発生
回路122の動作を図16、図17を用いて説明する。
補間回路128において、オアゲート134における比
較器27のP=Q端子の出力と、フリップフロップ13
0のQ出力端子の出力との論理和を示す信号160は、
表示メモリ4から読み出された表示波形データを示す。
一方、排他的論理和回路136の出力信号161は補間
データを示す。
【0054】3相タイミング発生回路122では、これ
ら信号160、161に基づき、表示メモリ4から読み
出された波形データに基づく表示データ(表示点デー
タ:波形として表示すべき点を示すデータ)B、G(2
4B、24G)を出力すると共に、補間データに基づく
表示データB、G(24B、24G)を出力する。
【0055】先ず、表示メモリ4から読み出された表示
波形データに基づく表示データB、G(24B、24
G)の生成、表示について図16を用いて説明する。図
中(a)は比較器27の出力端子P=QからのラインL
H0、LH1、LH6の表示データを示し、(b)はラ
インLH0、LH1、LH6の信号160を示し、
(c)はデコーダ&セレクタ120からの信号ST0を
示し、(d)はデコーダ&セレクタ120からの奇数及
び偶数ライン用のクロック信号Bclkを示し、(e)
は奇数及び偶数ライン用のクロック信号Gclkを示
し、(f)は偶数ラインLH0の出力表示データB、G
(24B、24G)、(g)は奇数ラインLH1の出力
表示データB、G(24B、24G)、(h)は偶数ラ
インLH6の出力表示データB、G(24B、24G)
を示す。また(i)はLCD表示部60の表示画面を示
す。尚、(f)〜(h)に示す表示データB、Gの出力
タイミングと(i)に示す表示画面の表示データの発光
タイミングとは対応させて図示している。これは図17
においても同様である。
【0056】例えば、偶数ラインLH0の青の表示デー
タについて説明する。この場合にフリップフロップ14
0で処理される信号160は図16の(b)のに示す
データであり、クロック信号Bclkは図16の(d)
のに示すクロック信号である。まず時刻t3での該ク
ロック信号の立ち上がりにおいて信号160はラッチさ
れるが信号160はローレベルであるので出力表示デー
タBもローレベルである。次に、時刻t5での該クロッ
ク信号の立ち上がりにおいて信号160はハイレベルで
あるので出力表示データBもハイレベルとなる。次に、
時刻t7での該クロック信号の立ち上がりにおいて信号
160はローレベルとなるので出力表示データBもロー
レベルとなる。従って、ラインLH0の表示データBは
時刻t5−t7の間ハイレベルとなる。従って、LCD
表示部60においては座標X4に対応する青い画素50
2が発光される。
【0057】同様にして、奇数ライン(例えばLH1)
の青の表示データについては、フリップフロップ140
に入力される図16の(b)のに示すデータと、図1
6の(d)のに示すクロック信号Bclkに基づいて
生成される。
【0058】同様にして、緑の表示データについては、
フリップフロップ142に入力される信号160とクロ
ック信号Gclkにより生成される。
【0059】こうして、図16の(i)に斜線で示すよ
うに青、緑の画素(B、G)500、504、508、
510等が発光する。こうして、図中に斜線で示すよう
に、表示メモリ4から読み出された表示波形データに基
づく表示データB、G(24B、24G)により画素が
発光される。尚、図16の(i)の○で囲んだ表示デー
タB、Gは補間データに基づく表示画素を示す。
【0060】次に補間データに基づく表示データB、G
(24B、24G)の生成、表示について図17を用い
て説明する。
【0061】図中(a)は比較器27の出力端子P>Q
からのラインLH1〜LH5の表示データを示す。尚、
最上ライン、及び最下ラインLH0、LH255では補
間は行われないので、出力端子P>Qからこれらのライ
ンの補間データは出力されない。(b)はラインLH〜
LH5に対するフリップフロップ132のQ出力を示
し、(c)はラインLH〜LH5に対する補間データ信
号160を示し、(d)はデコーダ&セレクタ120か
らの奇数及び偶数ライン用のクロック信号Bclkを示
し、(e)は奇数及び偶数ライン用のクロック信号Gc
lkを示し、(f)は奇数ラインLH1の補間表示デー
タB、G(24B、24G)、(g)は偶数ラインLH
2、4の補間表示データB、G(24B、24G)、
(h)は奇数ラインLH3、5の補間表示データB、G
(24B、24G)を示す。また(i)はLCD表示部
60の表示画面を示す。
【0062】例えば、奇数ラインLH1の青の補間表示
データについて説明する。この場合にフリップフロップ
142で処理される信号161は図17の(c)のに
示すデータであり、クロック信号Bclkは図16の
(d)のに示すクロック信号である。まず時刻t2で
の該クロック信号の立ち上がりにおいて信号161はラ
ッチされるが信号161はローレベルであるので補間表
示データBもローレベルである。次に、時刻t4での該
クロック信号の立ち上がりにおいて信号161はハイレ
ベルであるので補間表示データBもハイレベルとなる。
次に、時刻t6での該クロック信号の立ち上がりにおい
ても信号161はハイレベルであるので補間表示データ
Bはハイレベルのままとなる。次に時刻t8での該クロ
ック信号の立ち上がりにおいて信号161はローレベル
となるので補間表示データBもローレベルとなる。従っ
て、ラインLH1の補間表示データBは時刻t4−t8
の間ハイレベルとなる。従って、LCD表示部60にお
いては座標X3に対応する青い画素506が発光され
る。同様にして、図17の(i)に○で示すように青、
緑の画素(B、G)508、512、514、520、
522、524等が発光する。こうして、図中に○で示
すように、補間表示波形データに基づく表示データB、
G(24B、24G)により画素が発光される。
【0063】こうして、図16、17の(i)から明ら
かなように、水平方向では、青、緑一対の画素500、
502で座標X3の1つの表示単位となり、一対の画素
502、504で座標X4の表示単位となる。
【0064】一方、垂直方向では、補間データにより垂
直方向に表示される一本の波形ラインは、各ラインLH
1〜LH5において1つの画素で表示されるため、波形
データをシャープな細い線で表示される。
【0065】上記図10に示す別実施例において、補間
回路128からの波形データに加え、文字表示メモリ6
からの文字データの表示も行う場合は、図18に示すよ
うに3相タイミング発生回路122を構成する。即ち、
各D型フリップフロップ140、142のデータ入力D
側にオアゲート170、172を設け、各オアゲートの
入力にオアゲート134の出力表示データと共に文字表
示用メモリ6からの文字データも入力させ、該各オアゲ
ートの出力を対応するフリップフロップのデータ入力D
に入力すれば良い。
【0066】また、上記実施例は青と緑の画素を発光さ
せて黄色のデータを表示させているが、他の2色の組み
合わせによる色のデータを表示させるようにすることも
クロック信号Rclkを用いて容易に実現できる。
【0067】次に、本発明を適用した種々のデータ表示
方法を以下に説明する。図19に示す例においては、各
水平走査方向のライン(LH)の1番目の画素グループ
をR1、G1、B1とし、2番目の画素グループをそれ
ぞれR2・G2・B2とし、例えば1水平走査ラインお
きに発光させるとすると、例えば、印加された第1のデ
ータでラインLHnの1番目の画素グループのドットR
1・G1・B1を発光させ、第2のデータでラインLH
n+2の1番目の画素グループと2番目の画素グループ
の一部のドットG1・B1・R2を発光させ、第3のデ
ータでラインLHn+4の一番目の画素グループと2番
目の画素グループの一部のドットB1・R2・G2を発
光させる。すなわち、R・G・Bの各ドットそれぞれに
対応して座標軸があるため、印加するデータにより発光
させるR・G・B画素グループを一部重複させたグルー
プとして発光させていくものである。この表示方法によ
る水平表示分解能は、1グループのドットR・G・Bの
発光が分解能単位となるため、(図19の座標X1・X
2・X3・X4・X5・・・で示す分解能となる)図2
2で説明した技術の表示方法による水平表示分解能の3
倍に向上している。例えば、図19で示した波形を図2
2の技術で表示すると、図18のラインLHnの画素
R、G、Bは表示されるが、ラインLHn+2、ライン
LHn+4の表示は行われず波形表示が連続した線に見
えなくなってしまう。
【0068】次に図20に示すように、カラーLCD表
示部60のR・G・B画素配列がデルタ配列で、水平方
向のラインLHn及びLH(n+偶数)にG・R・B・
G・R・B・・・と、ラインLH(n+奇数)にB・G
・R・B・G・R・・・と画素が並んでいる場合を例に
説明する。
【0069】図20に示すようにラインLHnおよびL
H(n+偶数)の1番目の画素グループをそれぞれG1
・R1・B1、2番目の画素グループをそれぞれG2・
R2・B2とし、ラインLH(n+奇数)の1番目の画
素グループをそれぞれB1・G1・R1、2番目の画素
グループをそれぞれB2・G2・R2とし、例えば画素
GとRを発光(イエローの光となる)させると、ライン
LHnでは印加された第1のデータで1番目の画素グル
ープのG1・R1を発光させ、第2のデータではライン
LHn+2の1番目の画素グループと2番目の画素グル
ープの一部の画素R1・G2を発光させ、第3のデータ
でラインLHn+4の2番目の画素グループのG2・R
2と発光させる。また、ラインLHn+1では印加した
第1のデータで1番目の画素グループのG1(たまたま
Rを発光させる画素が欠如しているので)を発光させ、
第2のデータでラインLHn+3の1番目の画素グルー
プのG1・R1を発光し、第3のデータでラインLHn
+5の1番目の画素グループと2番目の画素グループの
一部の画素R1・G2を発光させるようにする。
【0070】この表示方法による水平表示分解能は、1
グループの画素G・Rの発光が分解能単位となるため、
(図20の座標X1・X2・X3・X4・X5・・・で
示す分解能となる)図23で説明した技術の表示方法に
よる水平表示分解能の2倍に向上することができる。
【0071】さらに、他の表示例を図21により説明す
る。図21は、カラーLCD表示部の画素sの一部を拡
大して示したものである。なお、図21においてはX座
標の座標点(X1・X2・・・)に合わせて表示データ
が発生する。図21に示すように、図19と同じくカラ
ーLCD表示部のR・G・B画素配列が水平方向にR・
G・B・R・G・B・・・と複数並んでいる場合を例に
取ると、各ラインそれぞれ1番目の画素グループをR1
・G1・B1、2番目の画素グループをR2・G2・B
2・・・とすると、印加された第1のデータでラインL
Hnの1番目の画素グループのR1・G1・B1の何れ
か1つの画素、例えばR1を発光させないようにし、第
2のデータでラインLHn+2の1番目の画素グループ
のR1・G1・B1の何れか1つの画素、例えばG1、
第3のデータでラインLHn+4の1番目の画素グルー
プのR1・G1・B1の何れか1つの画素、例えばB1
・・・と発光させないようにすることにより、黒表示
(反転表示)のデータ表示を行うものである。この表示
方法による水平表示分解能は、1グループの発光してい
ない1画素が単位となるため、図21の座標X1・X2
・X3・X4・X5・・・で示す表示単位となり、図2
2で説明した技術の表示方法による水平表示分解能の3
倍に向上している。
【0072】本発明によれば、波形を表示チャネルごと
に色別表示でき大変に観測しやすい小型軽量化を図った
オシロスコープを提供することができる。
【0073】また、オシロスコープに画素数の少ないカ
ラードットマトリックス表示器を使用しても、各ドット
を、データに基づく制御により少なくとも1つのドット
単位の座標点でデータを発生し、表示を行うことにより
水平表示分解能を向上させることができ、ひいてはオシ
ロスコープの波形表示品位を向上することができる。
【0074】従って、比較的安価なテレビ受像機用のカ
ラードットマトリックス表示を使用しているにもかかわ
らず、高解像度の表示が可能となる等多くの利点を有す
る。
【0075】尚、上記各実施例においては、波形表示用
メモリにラインメモリを用いた例で説明した。このた
め、ラインアドレス発生回路52、比較器27等のハー
ドウェアを示したが、表示用メモリとして、ビットマッ
プメモリ(ビデオ用ランダムアクセスメモリ:以下VR
AM)を用いて、波形データを読み出せばラスタスキャ
ンデータに変換する必要がないため、これらの回路又は
ソフトウェアによる処理は不要になる。更に、表示用メ
モリ4にビットマップメモリを用いれば、補間回路12
8はマイクロコンピュータ8のソフトウェア処理でも良
い。これを図24に示す。また、上記各実施例におい
て、色制御回路23及び3進カウンタ、分周器17等を
ハードウェアで構成したが、これらの動作をマイクロコ
ンピュータ8のソフトウェアで実現するようにしても良
い。
【0076】さらに、ビットマップメモリを用いた例に
ついて図26、図27、図28、図29を用いてより詳
細に説明する。図27はマイコン処理により表示パター
ンを作り、3相タイミング回路に色処理回路を設けた例
を示すブロック図である。MPU8はAQCメモリ3か
らバスラインを経由して、波形データを読み込み、先に
説明した補間等の処理を施し、ビットマップデータに変
換して、VRAM76に書き込む。VRAM76の容量
は例えば、LCD表示器の発光ドットの数が220
(V:垂直方向)×480(H:水平方向)ドット
(R、G、B1組を1画素とした場合H:160画素)
の場合、220×480以上のビット数があればよい。
VRAM76への書き込みは、例えば、2ドット表示
(1データをB、Gで点灯)の場合、図26に示すよう
に横方向に、3ドットのうちの2ドットに書き込む。こ
れは、波形表示用RAMと文字表示用RAMとを共通で
使用する場合、すなわち、VRAM76に文字情報と、
波形情報の両方を書き込み使用する場合、LCDは横4
80ドットなので、文字としては横(水平)480ビッ
ト使用(小さな文字も表示することができるようにする
ため、最大限のドットを使用する)するため、波形デー
タはこの間に横(水平)方向に320ビット(座標)表
示することになるので、3ビットに対し2ビット(従っ
て1ビットは書き込まない)書き込むことになる。
【0077】次に、このVRAM76の読みだしについ
て説明する。読み出しクロックの周波数はfD(一例と
して10MHz)である(文字表示用RAMを別に考え
れば(すなわち波形表示のみならば)横320ビットあ
れば良く、先の実施例で説明した2/3fDなるクロッ
クで読みだせばよい)。fDで読みだしたデータは、色
処理3相タイミング回路22’に入る。その色処理3相
タイミング回路のB、G点灯回路の一例を図29に示
す。そのタイミングチャートは図28に示す。
【0078】VRAM76からのデータがx0、x1、
X、x2、x3、X、x4、…と発生し、x0とx3に
データあり(点灯するデータ)の場合を考えると、ま
ず、偶数ラインの場合、Bclkにより、x0データが
BQmaznにラッチされ、B1が点灯する。B1が点
灯すると、BQmazn出力はGQsub D入力に入
っているのでGclkによりBQmain出力信号がラ
ッチされ、G1が点灯する。次に、x3にデータがある
場合にはGclkによりx3データがGQmain出力
はBQsubD入力に入っているのでBclkによりG
Qmain出力信号がBclkによりラッチされB3が
点灯する。奇数ラインの場合にはx0データGclkに
よりGQmainでラッチされ、G1が点灯する。G1
が点灯すると、GQmain出力がBQsubD入力に
入っているので、GQmain出力信号がBclkによ
り、BQsubでラッチされ、B1が点灯する。次にx
にデータがある場合には、3xはQDでRclkにより
一度ラッチされる。つづいて、Qd出力はBQmain
D入力に入り、Bclkによりラッチされ、B2が点灯
する。B2が点灯すると、BQmain出力はGQsu
bD入力に入っているのでGclkによりBQmain
出力がBQsubでラッチされ、G3が点灯する。以上
の動作で、表示目メモリをVRAMとした場合でも同様
に実現できる。
【0079】また、上記各実施例においては、カラー平
面表示器、即ちカラードットマトリックス平面表示器と
してAV用のカラーLCDを用いた例を示したが、前述
のOA用カラーLCDを用いることができることはもち
ろんこれに限らずプラズマディスプレイ、EL(ele
ctroluminescent display)等
を用いてもよい。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、波形を表示チャネルご
とに色別表示でき大変に観測しやすい小型軽量化を図っ
たオシロスコープを提供することができる。また、オシ
ロスコープに画素数の少ないカラードットマトリックス
表示器を使用しても、各画素を、データに基づく制御に
より少なくとも1つの画素単位の座標点でデータを発生
し、表示を行うことにより、水平表示分解能を向上させ
ることができ、ひいてはオシロスコープの波形表示品位
を向上することができる。ドット単位の制御が可能なた
め、各実施例でも説明したように、例えば比較的安価な
テレビ受像機用のLCDを使用した場合でも、オシロス
コープの表示器として使用しうる高解像度の表示が可能
となる。このため、非常に安価なカラーオシロスコープ
を提供することができる。本発明では更にデジタルオシ
ロスコープの表示において、画素(表示単位)を小さく
表わすことができる。このため、より小型のカラードッ
トマトリックス平面表示器を用いることができる。この
ように、本発明では小型のカラードットマトリックス平
面表示器をもちいて、高品位で高忠実な波形、データ等
の表示ができるため、例えばバッテリー駆動で動作する
小形携帯用のデジタルオシロスコープを実現することも
できる。本発明によるデジタルオシロスコープ及びそれ
におけるデータ補間及び独自の表示方法より、シャープ
な線で表示をすることができる。本発明によれば、OA
用、AV用にかかわらずオシロスコープ用に画素数の少
ないカラードットマトリックス表示器を使用しても、水
平表示分解能を向上させることができ、ひいてはオシロ
スコープの波形等の表示品位を向上することができる。
また、画素数の多いカラードットマトリックス表示器を
用いた場合にはより多くの波形等のデータ及び文字等を
表示できることは言うまでもない。例えば、異なる色の
2種のドットを用いて波形を表示する場合、通常行われ
る、1座標に対し、1画素(G、B、Gの3ドット)の
制御に対し、本発明では1.5倍の座標を与えることが
できるため、より高精細な表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタルオシロスコープの全体構
成を示す概略ブロック図。
【図2】本発明によるデジタルオシロスコープの一実施
例の要部の構成を示すブロック図。
【図3】図2におけるLCD用ドットスキャン回路の構
成の一部を示す回路図。
【図4】図3のドットスキャン回路の動作を説明するた
めの信号波形を示したタイミングチャート。
【図5】図2における3相タイミング発生回路の構成の
一例を示すブロック図。
【図6】図5の3相タイミング発生回路の動作を説明す
るための信号波形を示したタイミングチャート。
【図7】画素sがデルタ配置されたカラーLCD表示部
の画面における本発明による表示方法を説明するための
図。
【図8】画素sがデルタ配置されたカラーLCD表示部
の画面における,本発明によるデータ補間方法を説明す
るための図。
【図9】画素sがデルタ配置されたカラーLCD表示部
の画面における,従来のデータ補間方法を説明するため
の図。
【図10】本発明の別実施例の表示制御部の構成を示す
ブロック図。
【図11】図10の表示制御部のクロック信号発生回路
の動作を説明するための各部の信号波形を示すタイミン
グチャート。
【図12】図10のクロック信号発生回路の要部sの回
路構成図。
【図13】図10の波形メモリの構成の一例を示す図。
【図14】図13の波形メモリの読みだし動作を説明す
るための各部の信号波形を示すタイミングチャート。
【図15】図10の比較器の動作を説明するための各信
号波形を示すタイミングチャート。
【図16】図10の補間回路,及び3相タイミング発生
回路における波形表示メモリからの表示データに基づく
表示データ発生動作を説明するための各部の信号波形を
示すタイミングチャート。
【図17】図10の補間回路及び3相タイミング発生回
路における補間データに基づく表示データ発生動作を説
明するための各部の信号波形を示すタイミングチャー
ト。
【図18】図10における3相タイミング発生回路の構
成の別の一例を示すブロック図。
【図19】カラーLCD表示部の画面における、本発明
を適用したデータ表示方法の他の例を説明するために示
す図。
【図20】画素sがデルタ配置されたカラーLCD表示
部の画面における本発明による表示方法の他の例を説明
するために示す図。
【図21】カラーLCD表示部の画面における、本発明
を適用したデータ表示方法の更に他の例を説明するため
に示す図。
【図22】カラーLCD表示部の画面における、データ
表示方法の一例を説明するために示す図。
【図23】カラーLCD表示部の画面における、データ
表示方法の一例を説明するために示す図。
【図24】本発明によるデジタルオシロスコープの他実
施例の要部の構成を示すブロック図。
【図25】図2における3相タイミング発生回路の構成
の別の一例を示すブロック図。
【図26】図10のクロック信号発生回路の要部の回路
構成図。
【図27】本発明によるデジタルオシロスコープの他実
施例表示例説明図。
【図28】本発明によるデジタルオシロスコープの他実
施例の要部の構成を示すブロック図。
【図29】本発明によるデジタルオシロスコープの他実
施例のタイミングチャート。
【図30】本発明によるデジタルオシロスコープの他実
施例における色処理及び3相タイミング発生回路の回路
図。
【符号の説明】
4 表示用メモリ 7 カラーLCD 8 マイクロプロセッサ 9 表示制御部 10 ドットスキャン回路 25 PLL 60 カラーLCD表示部 23 色制御回路 16 同期信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G09G 3/20 Z 9378−5G

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルオシロスコープにおいて、表示
    器にカラードットマトリックス平面表示器を用いたこと
    を特徴とするデジタルオシロスコープ。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載のデジタルオシロスコ
    ープにおいて、前記カラードットマトリックス平面表示
    器として、AV用カラードットマトリックス平面表示器
    を用いたことを特徴とするデジタルオシロスコープ。
  3. 【請求項3】 デジタルオシロスコープにおいて、波形
    表示用のカラードットマトリックス表示器へ供給する表
    示信号発生部からの表示信号のクロック周波数を前記波
    形表示用のカラードットマトリックス表示器の走査クロ
    ック周波数と整数倍の関係にしたことを特徴とするデジ
    タルオシロスコープ。
  4. 【請求項4】 請求項第1項記載のデジタルオシロスコ
    ープにおいて、波形表示用のカラードットマトリックス
    平面表示器へ供給する表示信号を該表示器のドットの色
    別に1ドットクロック分位相をずらして発生するように
    したことを特徴とするデジタルオシロスコープ。
  5. 【請求項5】 請求項第1項記載のデジタルオシロスコ
    ープでの波形データを補間して表示する場合において、
    1チャネルのデータの縦方向のデータ補間は各表示ドッ
    トの1ラインでそのラインとデータが横ぎる数と同一の
    画素のみを表示することを特徴とするデジタルオシロス
    コープ。
  6. 【請求項6】 請求項第3項記載のデジタルオシロスコ
    ープにおいて、カラードットマトリックス表示器は可変
    周波数発信器を含み、該発信器の発信周波数は表示信号
    発生部からの表示信号に含まれる同期信号の整数倍に制
    御され、前記表示信号発生部は前記カラードットマトリ
    ックス表示器の可変周波数発信器とは独立して作られる
    表示信号発生部からのクロック信号で制御すると共に前
    記同期信号は該クロック信号を分周して発生し、且つ前
    記同期信号の倍数と前記クロック信号の分周比は整数比
    とすることを特徴とするデジタルオシロスコープ。
  7. 【請求項7】 請求項第3項記載のデジタルオシロスコ
    ープにおいて、表示制御手段は表示色の制御手段と、該
    表示色の制御手段から発生する表示データを発生するタ
    イミングを制御する同期信号発生手段より成り、カラー
    ドットマトリックス表示器は前記表示データを入力とす
    るドットスキャン手段と、該ドットスキャン手段の走査
    クロック信号を発生するPLL手段より成ることを特徴
    とするデジタルオシロスコープ。
  8. 【請求項8】 被観測信号をサンプリングし、アナログ
    /デジタル変換器によりデジタル信号に変換後メモリに
    記憶し、それを読み出し、表示するデジタルオシロスコ
    ープにおいて、表示データをストアするメモリと、同期
    信号発生手段と、該同期信号に同期して上記メモリから
    表示データを読みだし出力する出力部とを有する表示デ
    ータ出力手段と、カラー表示のためにマトリクス状に配
    置されたドットを有する表示部と、上記出力手段からの
    信号を該ドットに順次与えて表示するドットスキャン制
    御部と、上記表示部を走査するための走査クロック信号
    を発生する走査クロック信号発生器とを有するカラード
    ットマトリックス平面表示器とを備え、上記走査クロッ
    ク発生器は上記同期信号発生手段からの上記同期信号に
    同期して上記走査クロック信号を発生し、上記ドットス
    キャン制御部は上記走査クロック信号に同期して上記出
    力手段からの信号を上記表示部のドットに順次与えて波
    形データを上記表示部に表示するデジタルオシロスコー
    プ。
  9. 【請求項9】 請求項8のデジタルオシロスコープ、に
    おいて、上記平面表示器の上記ドットスキャン制御部
    は、上記走査クロック信号に同期して、異なる色のドッ
    ト毎に上記走査クロック信号の周期だけ位相が互いに異
    なるタイミングクロック信号を発生し、上記表示データ
    発生手段からの波形データを、該タイミングクロック信
    号に同期してそれぞれ該タイミングクロック信号に対応
    する色のドットに順次与えて表示し、上記表示データ出
    力部は、上記メモリから読み出された各ドット単位の波
    形データを、上記同期信号に基づき、表示すべき色毎に
    関連する上記タイミングクロック信号に同期したタイミ
    ングで上記平面表示器に出力し、上記平面表示器の上記
    ドットスキャン制御部は、上記タイミングクロック信号
    に同期して上記表示データ出力手段から与えられる上記
    表示すべき色毎の波形データを関連するタイミングクロ
    ックに同期してそれぞれ対応する色のドットに与えるこ
    とを特徴とするデジタルオシロスコープ。
  10. 【請求項10】 カラードットマトリックス表示器の各
    画素を、データに基づく制御により発光させるオシロス
    コープのデータ表示方法であって、カラードットマトリ
    ックス表示器の各画素を、データに基づき2画素単位以
    下で制御することによりデータの表示を行うことを特徴
    とするオシロスコープのデータ表示方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のものにおいて、デー
    タの表示は画素を発光し、該画素以外の画素は発光しな
    いことによりデータの表示を行うことを特徴とするオシ
    ロスコープのデータ表示方法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載のものにおいて、デー
    タの表示は画素を発光せず、該画素以外の画素を発光す
    ることによりデータの表示を行うことを特徴とするオシ
    ロスコープのデータ表示方法。
  13. 【請求項13】 マトリックス状に配置されたドットを
    有する表示部を備えたカラードットマトリックス平面表
    示器を用いたオシログラフィックな波形データの表示方
    法において、波形データを表示すべき各座標点(表示単
    位)を隣接する異なる色のドットの組み合わせで表示
    し、該各座標点に隣接する座標点を構成するドットの少
    なくとも1つを該各座標点のドットの少なくとも1つで
    表示することを特徴とするデータ表示方法。
  14. 【請求項14】 マトリックス状に配置された異なる色
    の画素を有する表示部を備えたカラードットマトリック
    ス平面表示器を用いたオシログラフィックな波形データ
    の表示方法において、波形データを表示すべき各座標点
    を隣接する異なる色のドットの少なくとも1つで表示
    し、該各座標点に隣接する座標点を該各座標点の少なく
    とも1つのドットに隣接するドットで表示することを特
    徴とするデータ表示方法。
  15. 【請求項15】 クレーム13の波形データの表示方法
    において、波形データを表示した連続する座標点の内隣
    接する2つの座標点の垂直走査方向の間に、少なくとも
    1つの水平走査方向へのドット列がある場合、該少なく
    とも1つの水平走査方法のドット列において上記隣接す
    る2つの座標点の一方と同一の水平走査方向上の座標位
    置にある1つのドットのみを波形を表示する表示単位と
    して表示することを特徴とするデータ表示方法。
  16. 【請求項16】 水平走査方向及び垂直走査方向にマト
    リクス状に配置されたドットを有する表示部を備え、波
    形データを内部クロックに同期して上記表示部のドット
    に線順次走査により順次与えて波形データを上記表示部
    に表示するようにしたカラードットマトリックス平面表
    示器を用いたデジタルオシロスコープにおける波形デー
    タの表示方法において、波形データを表示すべき各座標
    点を隣接する異なる色のドットの組み合わせで表示し、
    該各座標点に隣接する座標点を構成するドットの少なく
    とも1つを該各座標点のドットの少なくとも1つで表示
    することを特徴とするデータ表示方法。
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JP2020122705A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 東芝情報システム株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム

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