JPH07140046A - レンズ性能検査装置 - Google Patents

レンズ性能検査装置

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JPH07140046A
JPH07140046A JP31251093A JP31251093A JPH07140046A JP H07140046 A JPH07140046 A JP H07140046A JP 31251093 A JP31251093 A JP 31251093A JP 31251093 A JP31251093 A JP 31251093A JP H07140046 A JPH07140046 A JP H07140046A
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JP
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lens
inspected
liquid crystal
image
test pattern
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JP31251093A
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Yutaka Izumida
豊 泉田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07140046A publication Critical patent/JPH07140046A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テストパターン部に回転等の機構を設けるこ
となく、レンズ性能を検査する。 【構成】 光源1と被検レンズ4との間にテストパター
ンを構成するための液晶2を配置する。テストパターン
の投影像の結像位置に像走査手段5を設け、信号処理手
段6により像を解析する。液晶ドライバ3で液晶2を制
御し、検査方法、被検レンズの検査方向等によりテスト
パターンを変更する。液晶2がテストパターンを変更す
るため、回転機構が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検レンズにより形成
されるテストパターン投影像の位置的光強度分布を測定
して、被検レンズの軸上を含む複数像高のテストパター
ン投影像の結像状態を検査するレンズ性能検査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】写真レンズ等の被検レンズを介して、チ
ャートに設けられたスリット等のテストパターンを結像
させ、CCD等の受光素子で位置的光強度分布を時系列
信号に変換し、受光素子から得られる信号を解析して被
検レンズの軸上を含む複数の像高の結像性能を検査する
従来のレンズ性能検査装置が特公昭63−36449号
公報に開示されている。この装置は被検レンズの光軸と
直交する平面内における上記光軸からの任意の距離の複
数位置にそれぞれチャートパターンを配置し、被検レン
ズを介して複数の固体走査素子上に、上記各チャートパ
ターンの像を結像し、各固体走査素子からの出力信号に
より被検レンズのMTF検査を行うものであり、複数個
の固体走査素子を機械的回動手段により被検レンズの光
軸と直交する平面内で上記各固体走査素子の中央部或い
はその近傍を回転中心として同時に同量回転させて各固
体走査素子の配列方向を変えると共に、上記複数個の各
チャートパターンについても上記固体走査素子の回動後
における配列方向に合うように回動させ、或いは他のチ
ャートパターンを予め配置しておくことにより、これら
各チャートパターンの像が各固体走査素子上に結像され
る関係を作成し、被検レンズの少なくとも2方向でのM
TFを検査している。
【0003】図9はこの従来装置を示し、110は光
源、111はチャートパターンを保持する円盤状のチャ
ート板、112は被検レンズ、113,114,115
はそれぞれ、固体走査素子を支持し、載置する載置板で
ある。光源110と、チャート板111と、載置板11
4とは被検レンズ112の光軸上に位置し、載置板11
3と載置板115とは載置板114をはさんで対向した
位置にある。載置板113,114,115のそれぞれ
には、各中心をはさんで対向した位置に、2つの耳状部
が形成されている。
【0004】これらの耳状部をそれぞれ113L,11
3R,114L,114R,115L,115R,で示
すと、同じ側の耳状部113L,114L,115L及
び反対側の耳状部113R,114R,115Rはそれ
ぞれワイヤー116,117の途中で連続的に固着され
ている。各ワイヤー116,117の一端はそれぞれ駆
動節118に固着されている。駆動節118はその中心
部が駆動軸119と一体的に固着されており、駆動軸1
19の回転方向により、ワイヤー116,117のいず
れか一方を引き、他方を緩める。ワイヤー116,11
7の他端は図示を省略してあるが、例えばプーリーに巻
き回されている。駆動軸119の途中であって、チャー
ト板111に対向した位置にはプーリー120が駆動軸
119と一体的に設けてあり、チャート板111とプー
リー120はベルト121で連動自在に結ばれている。
【0005】駆動軸119の延長上には回転量検知器1
22が設けられていて、図示されていない公知の駆動手
段により与えられる駆動軸119の回転量を検知して、
測定方向の切換え信号を得る。この回転量検知器122
としては例えばロータリーエンコーダーやポテンション
メーター等が使用されるが、その他に、直接、駆動軸1
19の回転量を機械的に取り出し表示することも可能で
ある。
【0006】図10において説明すれば、載置板113
の位置は図9における固体走査素子P1の配された位置
に相当し、同様に載置板114は固体走査素子P2、載
置板115は固体走査素子P3にそれぞれ相当し、各載
置板上にそれぞれ固体走査素子が取り付けられている。
一方、チャート板111上に保持されているチャートパ
ータンは符号z1〜z5で示され、この中、チャートパ
ターンz1の像は載置板115の固体走査素子上に、チ
ャートパターンz2の像は載置板114の固体走査素子
上にそれぞれ結像している。
【0007】図10に示す状態で動径方向でのMTF測
定が終了した後、駆動軸119を時計方向回りの向きに
90°回転させる。この回動角90°の制御は前述の回
転量検知器122の機能に行われる。かかる回動後の状
態は図11に示した状態に相当し、接線方向でのMTF
の測定が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置には以下のような欠点がある。被検レンズ
112に対してチャート板111が平行でないと、被検
レンズに対してチャートパターンの距離が変わるために
測定値に悪影響を及ぼす。このため平行度を保つ必要が
あるが、チャートパターンを機械的に回転移動させる際
やチャート切り換えの際に、被検レンズとチャートとの
平行を保つのが困難となっている。また回転の機構部や
切り換えの機構部が必要なために、チャート部を小型化
するのが困難である。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、テストパター
ン部に回転等の機構を設ける事なく被検レンズの任意像
高位置の任意方向におけるレンズ性能を検査することが
可能なレンズ性能検査装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】図1は本発明
の基本構成を示し、1は光源、4は被検レンズ、2はテ
ストパターンを構成する液晶であり、表面を被検レンズ
4に向け被検レンズ4の光軸に対し垂直に配置されてい
る。3は液晶2を制御し種々のパターンを表示させるた
めの液晶ドライバ、5は液晶2上に表示されたテストパ
ターンの投影像の結像位置に被検レンズの光軸に対して
垂直に設置された像走査手段、6は像走査手段5に接続
された信号処理手段をそれぞれ示す。
【0011】上記構成に於いて、光源1から発した光束
は液晶2に照射される。液晶2は被検レンズ4の性能を
検査するためのテストパターンを表示し、その透過光部
より光源1の光束を通過させる。液晶2によって構成さ
れるテストパターンはMTF値による検査および目視等
の検査方法の違いにより、また被検レンズの法線および
接線方向等の検査する方向、被検レンズ上のどの位置を
検査するか等の違いにより液晶ドライバ3により制御し
変更する。液晶2によって構成されるテストパターンか
ら射出された光束は、被検レンズ4の結像作用により被
検レンズ4の光軸に対して垂直な平面上にテストパター
ンの投影像を生成する。その平面上に像走査手段5の受
光部が位置するように像走査手段5を配置し、被検レン
ズ4により生成したテストパターンの投影像の位置的光
強度分布を時系列信号に変換する。そして、この信号は
信号処理手段6によりA/D変換等の種々の演算がなさ
れ、投影像のMTF値や画像処理結果出力から結像状態
を把握することにより、レンズ性能を検査することがで
きる。
【0012】
【実施例1】図2,図3,図4は本発明の実施例1を示
す。図2において、4は被検レンズ、8は光源としての
冷陰極管、9は導光体で冷陰極管8から発した光を液晶
2に一様にむらなく照射する。2はテストパターンとし
ての透過光開口部を形成するための液晶であり、軸上及
び軸外の検査すべき像高に対応する位置に、図3に示す
ようにスリット透過光開口部を液晶ドライバ3により制
御する。液晶2のスリット透過光開口部は被検レンズ4
の法線方向と接線方向のどちらかを測定するかによって
図3(a)または(b)のようにパターンを切り換え
る。なお、図3(a),(b)には測定箇所に対応する
スリット透過光開口部2−1a,b〜2−5a,bの全
てを示しているが、検査時には検査すべき箇所に応じて
図3(c)に示すように、検査箇所に対応する位置にの
みスリット透過光開口部を表示する。
【0013】液晶2の表面は被検レンズ4に向け、被検
レンズの光軸に対し垂直に設置されており、その表面に
はスリット透過光開口部から発せられる光束を被検レン
ズ4の全面に均一に照射するための拡散板としてのオパ
ールガラス10が密着状態で配置されている。
【0014】13は被検レンズ4の光軸を中心として回
転可能な光路切り換え手段であり、軸上光路4aに進退
可能に配置されたミラー13aと、軸外光路4b上に配
置されたミラー13bとを備える。ミラー13aは被検
レンズ4の光軸に対して45度かつ軸外光路3bを通過
する軸外光束にけられを生じない軸外像検査位置13
a”または軸外光路軸上光路4aを通過する軸上光束に
けられを生じないように退避した軸上像検査位置13
a’に適宜切り換えられる。軸外光路4aは被検レンズ
4の軸外光路4b上に配置されたミラー13bにより、
軸上光路4aに対して直角に交差する方向(光路4
b’)に変換され、さらにミラー13aにより軸上光路
4aと合致する方向に変換される。
【0015】14はコリメータレンズでその光軸は被検
レンズ4の光軸と一致するように設置されている。11
はコリメータレンズ14の結像面上に設けられた像走査
手段としての1次元のCCDである。このCCD11は
被検レンズ4の光軸に対して垂直に設置され、被検レン
ズ4の光軸を中心として、走査方向がテストパターンの
投影像に対して垂直に交差するように、光路切り換え手
段13の回転または、ミラー13aの位置に対応して回
転可能となっている。12はCCD11に接続されFF
Tが可能な信号処理装置12aとモニタ12bからなる
信号処理手段である。
【0016】上記構成において、冷陰極管8から発した
光束は導光体9により液晶2に照射される。液晶2には
被検レンズ4の性能を検査するためのテストパターンと
してのスリット透過光開口部があり、この開口部を冷陰
極管8からの光束の一部が通過し、オパールガラス10
により拡散されて被検レンズ4の全面に向けて一様に射
出される。被検レンズ4の軸上性能を検査する場合、液
晶2を液晶ドライバ3により制御し、検査する方向によ
り図3に示すテストパターン2−1aまたは2−1bの
どちらかを表示し、ミラー13aを軸上像検査位置13
a’に設置する。
【0017】液晶2の軸上像検査用テストパターン2−
1aまたは2−1bから射出された軸上光束は、軸上光
路4aを通過しコリメータレンズ14の集光作用によ
り、CCD11上にテストパターン2−1aまたは2−
1bの投影像を生成する。この時CCD11の走査方向
はテストパターン2−1aまたは2−1bの投影像に対
して垂直な回転位置に設定されている。
【0018】CCD11上に生成されたテストパターン
2−1aまたは2−1bの投影像の位置的光強度分布
は、CCD11により時系信号に変換され、この信号は
信号処理装置12aによりA/D変換され、記憶される
と共に、FFTによるMTF計算がなされ、モニタ12
bがMTF値を表示する。これにより、被検レンズ4に
より生成されたテストパターン2−1aまたは2−1b
の投影像の結像状態を検査することが可能となる。被検
レンズ4の偏心によりテストパターン2−1aまたは2
−1bがCCD11からはずれた場合には、液晶ドライ
バ3により図4(a)の2a’,2a”に示すようにス
リット透過光開口部の位置を調整し、CCD11上にテ
ストパターン2−1aまたは2−1bの投影像を生成す
るようにする。
【0019】被検レンズ4の軸外性能を検査する場合に
は、液晶2を液晶ドライバ3により制御し、検査する場
所及び方向により図3に示すテストパターン2−2a〜
5aまたは2−2b〜5bのうちのどれかを表示し、ミ
ラー13aを軸外像検査位置13a”に設置する。テス
トパターン2−2a〜5aまたは2−2b〜5bから射
出された軸外光束は、被検レンズ4の結像面A上に置か
れたオパールガラス10により拡散された後、被検レン
ズ4により平行光束となる。平行光束となった軸外光束
は、軸外光路4bからミラー13aとミラー13bとに
より光路が切り換えられ、軸上光路3aを通過し、コリ
メータレンズ14の集光作用によりCCD11上にテス
トパターン2−2a〜5aまたは2−2b〜5bの投影
像を生成する。この時にCCD11の走査方向はテスト
パターンに対して垂直な回転位置に設定されている。
【0020】CCD11上に生成されたテストパターン
2−2a〜5aまたは2−2b〜5bの投影像の位置的
光強度分布は、CCD11により時系列信号に変換され
る。この信号は信号処理装置12aによりA/D変換さ
れ、記憶されると共に、FFTによるMTF計算がなさ
れ、モニタ12bがMTF値を表示する。これにより被
検レンズ4により生成されたテストパターン2−2a〜
5aまたは2−2b〜5bの投影像の結像状態を検査す
ることが可能である。被検レンズ4の偏心によりテスト
パターン2−2a〜5aまたは2−2b〜5bがCCD
11からはずれた場合には、液晶ドライバ3により図4
(a)に示すようにスリット透過光開口部の位置を調整
し、CCD11上にテストパターン2−2a〜5aまた
は2−2b〜5bの投影像を生成するようにする。
【0021】また被検レンズ4のFnoにより、液晶2
上のスリット透過光部のスリット幅を変化させ通過する
光量を調整する。ミラー13aを軸外像検査位置に設置
したままで、光路切り換え手段をα1〜α3毎に回転さ
せ(図3参照)、それに同期してCCD11をテストパ
ターン2−2a〜5aまたは2−2b〜5bの投影像に
対して走査方向が垂直となるように回転させることによ
り被検レンズ4の軸上を含む複数像高のテストパターン
投影像の結像状態の検査が可能となる。
【0022】このような本実施例によれば、冷陰極管8
を液晶2の平面に対して平行に配置し、また導光体9を
薄くし液晶2とオパールガラス10とに密着させること
が可能であるので、冷陰極管8,導光体9,液晶2,オ
パールガラス10を含んだ部分を小型化できる。また、
テストパターン投影像の光路が被検レンズ4からコリメ
ータレンズ14の間で平行光束であるため、被検レンズ
4,光路切り換え手段13,コリメータレンズ14の配
置に自由度がある。
【0023】
【実施例2】図5および図6は本発明の実施例2を示
す。4は被検レンズ、15は光源としてのELD、2は
テストパターンとしての透過光部を形成するための液晶
であり、軸上及び軸外の検査すべき像高に対応する位置
に図6に示すようにピンホール透過光開口部2−1〜2
−5を液晶ドライバ3により制御する。なお、図6には
測定箇所に対応するピンホール透過光開口部2−1〜2
−5の全てを示しているが、検査時には検査すべき箇所
に応じて、検査箇所に対応する位置にのみピンホール透
過光開口部を表示する。このピンホール透過光開口部
は、矢印で示すように微妙に透過光開口部の位置の調整
を行い、また透過光開口部の面積を変化させて、被検レ
ンズ4に照射する光量を変化させることができる。
【0024】液晶2の表面は被検レンズ4に向け、被検
レンズの光軸に対し垂直に設置されており、その表面に
はピンホール透過光開口部から発せられる光束を被検レ
ンズ4の全面に均一に照射するための拡散板としてのオ
パールガラス10が密着状態で配置されている。
【0025】16は被検レンズ4の結像面上に、被検レ
ンズ4の光軸に対して垂直に設置された像走査手段とし
ての2次元のCCDであり、このCCDは被検レンズ4
の結像面上に軸外測定位置に対応し複数個設置されてい
る。17はCCD16に接続され2次元でのFFTが可
能な信号処理装置17aとモニタ17bとを備えた信号
処理手段である。
【0026】上記構成において、ELD15により液晶
2を照射する。液晶2には被検レンズ4の性能を検査す
るためのテストパターンとしてのピンホール透過光開口
部があり、この開口部をELD15からの光の一部が通
過し、オパールガラス10により拡散されて被検レンズ
4の全面に向けて一様に射出される。
【0027】被検レンズ4の軸上および軸外性能を検査
する場合、液晶2を液晶ドライバ3により制御し、検査
する場所により図6に示すテストパターン2−1〜5の
うちのどれかを表示する。液晶2のテストパターンから
射出された軸上および軸外光束は、軸上光路4aおよび
軸外光路4bを通過し被検レンズ4の結像作用により、
CCD16上にテストパターンの投影像を生成する。
【0028】CCD16上に生成されたテストパターン
の投影像の位置的光強度分布は、CCD16により時系
列信号に変換され、この信号は信号処理装置17aによ
りA/D変換され、記憶されると共に、FFTによる接
線方向および法線方向の2次元でのMTF計算が行われ
る。そしてモニタ17bがこの2次元のMTF値を表示
する。これにより被検レンズ4により生成されたテスト
パターンの投影像の接線方向および法線方向の2次元で
の結像状態を検査することが可能である。被検レンズ4
の偏心によりテストパターンがCCD16からはずれた
場合には、液晶ドライバ3により図6に示すようにピン
ホール透過光開口部の位置を調整し、CCD16上にテ
ストパターンの投影像を生成する。また被検レンズ4の
Fnoにより、液晶2上のピンホール開口部面積を変化
させ、通過する光量を調整する。
【0029】このような本実施例では、光源としてのE
LD15を薄型化し、液晶2とオパールガラス10とに
密着させて構成することが可能であるので、ELD1
5,液晶2,オパールガラス10を含んだ部分を小型化
できる。また、被検レンズ4の任意像高位置の接線方向
および法線方向の結像性能をCCD16を回転させるこ
となく検査できる。
【0030】
【実施例3】図7および図8は本発明の実施例3を示
し、4は被検レンズ、19は光源としてのハロゲン光
源、20はレンズでハロゲン光源19から発した光を液
晶2に一様にむらなく照射する。2はテストパターンと
しての透過光開口部を形成するための液晶であり、軸上
及び軸外の検査すべき像高に対応する位置に図8に示す
ようにスリット透過光開口部を液晶ドライバ3により制
御する。この液晶2のスリット透過光開口部は被検レン
ズ4の法線方向と接線方向のどちらかを検査するかによ
ってパターンを切り換える。また、軸外像検査位置も実
施例1の図4に示したと同様にスリット開口部の位置を
任意に変える。なお図8には測定箇所に対応するスリッ
ト透過光開口部の全てを示しているが、検査時には検査
すべき箇所に応じて、対応する位置にのみスリット透過
光開口部を表示する。
【0031】液晶2の表面は被検レンズ4に向け、被検
レンズ4の光軸に対し垂直に設置されており、スリット
透過光開口部を通過する光束は被検レンズ4の全面に均
一に照射される。
【0032】21は被検査レンズ4の結像面上に、被検
レンズ4の光軸に対して垂直に設置された像走査手段と
しての2次元のCCDである。このCCD21は被検レ
ンズ4の軸上光路4aに対して常に垂直な位置関係を保
ったまま同一平面上を移動可能かつCCD21を中心と
して回転可能なXYテーブル23上に設置されている。
22はCCD21に接続され2次元でのFFTが可能な
信号処理装置22aと、モニタ22bとからなる信号処
理手段を示す。
【0033】上記構成において、ハロゲン光源19から
発した光はレンズ20により拡散されて液晶2に照射さ
れる。液晶2には被検レンズ4の性能を検査するための
テストパターンとしてのスリット透過光開口部があり、
この開口部をハロゲン光源19からの光の一部が通過
し、被検レンズ4の全面に向けて一様に射出される。
【0034】被検レンズ4の軸性能を検査する場合、液
晶2を液晶ドライバ3により制御しし、図8に示す軸上
像検査用テストパターン2−1c,1d,1e,1f,
1g,1hのどれかを表示し、XYテーブル23を駆動
しCCD21の中心を被検レンズ4の軸上光路4aに一
致させる。
【0035】液晶2の軸上像検査用テストパターン2−
1c,1d,1e,1f,1g,1hから射出された軸
上光束は、軸上光路4aを通過し被検レンズ4の結像作
用により、CCD21上にテストパターン2−1c,1
d,1e,1f,1g,1hの投影像を生成する。この
時CCD21の走査方向はテストパターン2−1c,1
d,1e,1f,1g,1hの投影像に対して垂直な回
転位置に設定されている。
【0036】CCD21上に生成されたテストパターン
2−1c,1d,1e,1f,1g,1hの投影像の位
置的光強度分布は、CCD21により時系列信号に変換
され、この信号は信号処理装置22aによりA/D変換
され、記憶されると共に、FETによるMTF計算が行
われ、モニタ22bがMTF値を表示する。これにより
被検レンズ4により生成されたテストパターン2−1
c,1d,1e,1f,1g,1hの投影像の結像状態
を検査することが可能である。被検レンズ4の偏心によ
りテストパターン2−1c,1d,1e,1f,1g,
1hがCCD21からはずれた場合には、液晶ドライバ
3によりスリット透過光開口部の位置を調整し、CCD
21上にテストパターン2−1c,1d,1e,1f,
1g,1hの投影像を生成する。また目視検査の場合に
は、目視軸上像検査用のスリット透過光開口部である図
8(e),(f)の2−1g,1hを液晶2上に設け、
その投影像をCCD21により時系列信号に変換し、該
信号をモニタ22bに表示し、それを検査者が観察し判
断することにより行う。
【0037】被検レンズ4の軸外性能を検査する場合に
は、液晶2を液晶ドライバ3により制御し、検査する場
所及び方向により図8に示す軸外像検査用テストパター
ン2−2c,2d,2e,2f,2g,2h〜5c,5
d,5e,5f,5g,5hのうちのどれかを表示し、
XYテーブル23を駆動し、CCD21の中心が被検レ
ンズ4の軸外光路4bに一致するように設置する。軸外
像検査用テストパターン2−2c,2d,2e,2f,
2g,2h〜5c,5d,5e,5f,5g,5hから
射出された軸外光束は、被検レンズ4の結像作用により
CCD21上に軸外像検査用テストパターンの投影像を
生成する。この時CCD21の走査方向はテストパター
ンの投影像に対して垂直な回転位置に設定されている。
【0038】CCD21上に生成された軸外像検査用テ
ストパターン2−2c,2d,2e,2f,2g,2h
〜5c,5d,5e,5f,5g,5hの投影像の位置
的光強度分布は、CCD21により時系列信号に変換さ
れ、この信号は信号処理装置22aによりA/D変換さ
れ、記憶されると共に、FFTによるMTF計算が行わ
れ、モニタ22bがMTF値を表示する。これにより被
検レンズ4により生成された軸外像検査用テストパター
ンの投影像の結像状態を検査することが可能である。被
検レンズ4の偏心によりテストパターンの投影像がCC
D21からはずれた場合には、液晶ドライバ3によりス
リット開口部位置を調整して、CCD21上にテストパ
ターンの投影像を生成する。
【0039】また目視検査の場合には、目視軸外像検査
用のスリット透過光開口部である図8(e),(f)に
おける2−2g,3g,4g,5g,または2−2h,
3h,4h,5hのスリット透過光開口部を液晶2上に
設け、その投影像をCCD21により時系列信号に変換
し、この信号をモニタ22bに表示し、それを検査者が
観察し判断により行う。
【0040】このような本実施例によれば、モニタ22
bにより目視検査を行うことも可能である。また、液晶
2上のスリット透過光開口部を任意位置に設置し、CC
D21の中心をXYテーブル23によりその軸外光路に
一致するようにして移動させることにより、被検レンズ
4の任意像高位置に対する結像性能を検査することも可
能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、テ
ストパターン部に回転等の機構を用いることなく被検レ
ンズの任意測定位置の任意方向の結像性能を検査するこ
とが可能である。また被検レンズの検査をMTF値によ
り行うとき、被検レンズのFnoが大きな場合は、液晶
の透過光開口部の幅を広くし通過する光量を調整するこ
とにより、被検レンズに照射する光量を増加させること
ができる。さらに、検査の際には検査箇所に対応する場
所にのみテストパターンを表示させ、その投影像を像走
査手段により取り込み、信号処理装置によりA/D変換
等の処理を行い記録し、その後、テストパターンを全て
表示しない状態で像走査手段の信号を取り込み、同様に
A/D変換等の処理を行い、先に記録したデータから減
算することにより、像走査手段のノイズ、テストパター
ン以外のもれ光の影響を校正できるため、より正確な検
査を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す側面図。
【図2】実施例1を示す側面図。
【図3】実施例1の液晶の正面図。
【図4】図3の透過光部分の正面図。
【図5】実施例2を示す側面図。
【図6】実施例2の液晶の正面図。
【図7】実施例3の正面図。
【図8】実施例3の液晶の正面図。
【図9】従来装置の斜視図。
【図10】従来装置の測定を示す平面図。
【図11】従来装置の測定を示す平面図。
【符号の説明】
1 光源 2 液晶 3 液晶ドライバ 4 被検レンズ 5 像走査手段 6 信号処理手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、光源からの光束により照射され
    るテストパターンと、このテストパターンの投影像を結
    像させる被検レンズと、前記投影像の位置的光強度分布
    を時系列信号に変換する像走査手段と、この像走査手段
    からの信号を処理する信号処理手段とを備え、前記テス
    トパターンが液晶からなり、この液晶が液晶ドライバに
    より駆動制御可能となっていることを特徴とするレンズ
    性能検査装置。
JP31251093A 1993-11-18 1993-11-18 レンズ性能検査装置 Withdrawn JPH07140046A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006138644A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Nikon Corp 投影ユニット及びそれを備える撮像素子検査用照明装置
JP2008501960A (ja) * 2004-06-09 2008-01-24 オートメーション アンド ロボティクス 透明又は反射部品を制御するための装置
WO2021132101A1 (ja) * 2019-12-26 2021-07-01 株式会社ニデック 眼鏡レンズ測定装置及び眼鏡レンズ測定プログラム
JP2021105573A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 株式会社ニデック 眼鏡レンズ測定装置及び眼鏡レンズ測定プログラム
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