JPH07136430A - ろ過機用のろ材 - Google Patents

ろ過機用のろ材

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JPH07136430A
JPH07136430A JP31435593A JP31435593A JPH07136430A JP H07136430 A JPH07136430 A JP H07136430A JP 31435593 A JP31435593 A JP 31435593A JP 31435593 A JP31435593 A JP 31435593A JP H07136430 A JPH07136430 A JP H07136430A
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JP
Japan
Prior art keywords
filter
filter medium
synthetic resin
medium
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP31435593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Omura
義信 大村
Noboru Matsuoka
登 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishigaki Mechanical Industry Co Ltd
Original Assignee
Ishigaki Mechanical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishigaki Mechanical Industry Co Ltd filed Critical Ishigaki Mechanical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ろ過に用いるろ布において、ケーキが付着し
にくく、目詰りしないろ材を得る。 【構成】 合成樹脂材等からなる微小通孔を有する母材
に、ステンレス、チタン等を蒸着したものである。母材
が柔軟性を有するので折り曲げ等に対応し、表面にはス
テンレス、チタン等の金属膜が形成されているので、ケ
ーキが付着しにくくく、付着しても剥離し易い。また、
耐蝕性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルタプレス等の
ろ過機のろ材の改良に関し、その表面にケーキが付着し
にくい金属材料を蒸着して折り曲げ強度を有し、耐摩耗
性および耐蝕性を有するろ材を提供せんとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルタプレス等のろ過機のろ材
としては、ポリプロピレン、テトロン等の合成樹脂製の
ろ布や、金属の細線をメッシュ状に編成したいわゆるメ
タルメッシュが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の合
成樹脂製等のろ布では、ケーキが付着し易く、短時間で
目詰りし、これの除去再生がし難く、短期間で使用不能
となる。また、メタルメッシュ製のものでは、ケーキが
付着しにくく、剥離性も良好であるが、柔軟性に乏しく
ろ過操作上折り曲げられる箇所で破断し易い難点があ
る。また、メタルメッシュ製のものは、細いメッシュの
ものでは、金属母線が細くなり強度が不足する欠点もあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、合成樹脂製
のろ材の難点とメタルメッシュ製のろ材の難点を同時に
解決したものであって、その要旨とするところは、合成
樹脂材等で構成したろ材に金属材を蒸着したものであ
る。金属を蒸着するろ材としては、固液分離を行なうろ
布に直接蒸着してもよく、あるいは、メッシュ状のろ材
に蒸着してもよい。そして、このろ材を使用する場合
に、その周辺部あるいはその背面を合成樹脂等で構成し
たろ布で支持したものである。
【0005】
【作用】この発明に係るろ材は、上述のように、その表
面に金属材が蒸着してあるので、原液中の微小粒子が付
着しにくく、付着した場合でも洗浄することで簡単に剥
離除去することができる。また、その母材が合成樹脂材
で構成してあるので柔軟性を有し、従来のメタルメッシ
ュに比較して屈曲作用等に対して格段に強度を有する。
特に、薄膜に構成したときには、上述のように、その周
辺あるいは背面を合成樹脂製のろ布で支持すれば、従来
のろ布と同等の強度を有しながら、ケーキの剥離性のよ
い精密ろ過が可能なろ材を構成することができる。以
下、図面に基づいてこの発明を具体的に説明する。
【0006】
【実施例】図1は、この発明に係るろ材をフィルタプレ
スに用いた事例を示すもので、図中、符号1は、その表
面に、ステンレスまたはチタン等の金属を蒸着したろ材
であり、このろ材1の母材は、従来固液分離に使用して
いるろ布でもよく、または、メッシュ状のろ材でもよい
ものである。、あるいは、薄いメッシュ状のろ材とし、
その裏面に補強用のろ材を配設してもよいものである。
符合2はろ材1の周辺に止着した支持材であり、合成樹
脂等の伸縮性を有する材料で構成してある。このように
構成したろ材1は、図2に示すように、ろ板3のろ過床
に適合するように配設し、その周部に合成樹脂等で構成
したろ布で支持させてある。符号3aはろ過床に形成し
た突起である。図3は、ろ材1の周辺を支持する他の実
施例であり、二つ折にした支持材2を切り抜いて、その
切抜部4で、ろ材1の周辺を挟持している。このように
ろ材1を上下の支持材2で狭持したものにあっては、そ
の接合部の接着や溶着、あるいは縫着等が容易であり、
しかも、両面から狭持するので強固に接合できて、この
接合部から綻ぶことも、シール漏れが生じることも無い
ものである。なあ、符合4は原液の供給口を示すもので
ある。
【0007】上述の図1乃至図3、および図6は、この
発明に係るろ材1の周辺を支持した事例であるが、図4
および図5は、その背面を伸縮性を有する支持材2で支
持した事例を示すものである。すなわち、図4および図
5では、ろ材1の背面にろ材1より強度の高い粗目の支
持材2を設け、その前面周辺を額縁状の支持材2aで押
えている。また、図6に示すものは、長方形状の支持材
2に設けた切抜部4、4にろ材1、1を配設し、この支
持材を二つ折状にしてろ板3の前後面を被覆して、ろ材
1、1がろ板3のろ過床に適合するようにしてある。
【0008】この発明に係るろ材1は、上述のように合
成樹脂材等の柔軟性を有する材料で構成した母材の表面
に金属が蒸着されているので、ケーキが付着しにくく、
付着した場合でも容易に剥離することができる。また、
その母材は、合成樹脂材で構成されて強度と弾力性を有
するので折損等することがない。
【0009】すなわち、図1および図2に示すように、
フィルタプレスのろ板4に用いる場合、ろ板3の凹所に
装入すると、その周辺部がろ板のテーパー部3bに沿っ
て折り曲げられ、凹所内では突起3aが当接し、この状
態で凹所に原液が圧入されると上述の折り曲げ部や当接
部に圧力が集中するが、この発明に係るろ材1では合成
樹脂等で構成した母材の弾力性でこの圧力を緩和し、ま
た、その表面に蒸着した金属膜で摩耗を防止し、折曲部
や当接部が折損したり、破損するのを防止することがで
きる。
【0010】そして、金属を蒸着する母材がろ布である
場合には、ろ材1は柔軟性のあるろ布と、メタルメッシ
ュの耐摩耗性と剥離性の長所を持つことが出来るもので
ある。また、金属を蒸着する母材がメッシュの場合に
は、モノヒラメントのもので、300メッシュ以下のも
のまで蒸着が可能であり、このようなメッシュの母材
は、その通孔が微細で且つ薄厚となり、前述のように強
度や耐摩耗性を有することから高圧をかける精密ろ過装
置にも使用することができる。
【0011】
【発明の効果】このように、この発明に係るろ材は、そ
の表面に金属材を蒸着したので、耐摩耗性を有すると共
に、ケーキが付着しにくく、その母材が弾力性および柔
軟性を有するので、折り曲げ等によって破損しにくく、
従来のろ布が有していた目詰り等の難点およびメタルメ
ッシュの有していた折損等の難点を解決し得たものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るろ材をろ板に装着した状態の一
部の正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿っての断面図である。
【図3】この発明に係るろ材の支持材の他の実施例の展
開図である。
【図4】この発明に係るろ材の他の実施例の平面図であ
る。
【図5】図4の縦断側面図である。
【図6】この発明に係るろ材の支持材の他の実施例の展
開図である。
【符号の説明】
1 ろ材 2 支持材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材等で構成した柔軟性を有する
    ろ材に、金属材を蒸着したことを特長とするろ過機用の
    ろ材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のろ材1の母材が、ろ布で
    あることを特長とするろ過機用のろ材。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のろ材1の母材が、メッシ
    ュ状のろ材であることを特長とするろ過機用のろ材。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のろ材1の周辺を合成樹脂
    材等で構成したろ布2で支持させてなるろ過機用のろ
    材。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のろ材1の背面を合成樹脂
    材等で構成したろ布2で支持させてなるろ過機用のろ
    材。
JP31435593A 1993-11-19 1993-11-19 ろ過機用のろ材 Pending JPH07136430A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31435593A JPH07136430A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 ろ過機用のろ材

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JPH07136430A true JPH07136430A (ja) 1995-05-30

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007105645A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Hitachi Appliances Inc 空気調和機用プレフィルターおよびそれを用いた空気調和機
WO2010004955A1 (ja) * 2008-07-08 2010-01-14 三井造船株式会社 フィルタープレス式脱水機のろ布の洗浄方法及びその装置

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