JPH0713635B2 - カルシウム分析用一体型多層分析要素の製造法 - Google Patents

カルシウム分析用一体型多層分析要素の製造法

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JPH0713635B2
JPH0713635B2 JP61164570A JP16457086A JPH0713635B2 JP H0713635 B2 JPH0713635 B2 JP H0713635B2 JP 61164570 A JP61164570 A JP 61164570A JP 16457086 A JP16457086 A JP 16457086A JP H0713635 B2 JPH0713635 B2 JP H0713635B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水性液体試料中のカルシウム分析用一体型多層
分析要素の製造法に関し、さらに詳しくは生物体液、例
えば血液(全血、血漿、血清)、髄液、リンパ液、唾
液、尿等の水性液体試料中のカルシウム定量分析用の乾
式操作可能で臨床診断に特に有用な一体型多層分析要素
の製造法の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
一体型多層分析要素には種々のものが開発されている
が、アナライトと反応して光学的変化を生ずる指示薬等
が水溶性の場合には本来存在すべき試薬層から上層の多
孔性展開層(以下、単に「展開層」ということがあ
る。)等へ拡散し(この拡散を「マイグレーション」と
いう。)、それによって分析精度が低下することがあっ
た。この問題は前記指示薬が水によく溶ける場合、例え
ばカルシウム分析用のものの場合にはマイグレーション
による分析精度の低下が著しく、一方血中等のカルシウ
ム変動幅がさほど大きくないところから分析要素にとっ
ては致命的なものであった。
そこでこのような欠点を改善するべく種々の研究がなさ
れ、例えば特開昭54−29700号公報に開示の分析要素に
はマイグレーション阻止層が導入されている。このマイ
グレーション阻止層は水溶性である指示薬を高分子媒染
剤で媒染して不動化することにより拡散を防止するよう
にしたものであった。
一方、多孔性展開層に点着された水性液体試料が該層で
広く展開しすぎることも問題として認識されており、特
開昭60−222770号公報には親水性セルロース誘導体及び
HLB値10以上のノニオン性界面活性剤が展開制御剤とし
て有効であることが示されている。この展開制御剤は水
溶液にして展開層に含有させているが、ノニオン性界面
活性剤はアセトン等の有機溶媒溶液にして含有させうる
ことも示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記の特開昭54−29700号公報記載のマイグレーション
阻止層は指示薬のマイグレーションを阻止しうるものの
媒染剤は一般に発色を妨害することが多く基本的な解決
になっていなかった。またその使用が容易でなく、コス
トがかかることも問題であった。
すなわち、本発明の目的は水溶性の指示薬を用いたカル
シウム分析用一体型多層分析要素において指示薬のマイ
グレーションを阻止して分析精度を低下させない一体型
多層分析要素の製造手段を提供することである。
本発明の他の目的は水溶性の指示薬を用いたカルシウム
分析用一体型多層分析要素において分析精度を低下させ
ない一体型多層分析要素を容易に製造する手段を提供す
ることである。
本発明のさらに別の目的は水溶性の指示薬を用いたカル
シウム分析用一体型多層分析要素の分析精度を低下させ
ない安価な手段を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者はこれらの問題点を解決するべく鋭意検討の結
果、多孔性展開層を試薬層の上に(直接又は接着層等を
介して)設けた後、展開制御剤を多孔性展開層の上から
塗布等の方法で含有させかつこれを指示薬を溶解しない
有機溶媒で溶解して加えることによって指示薬のマイグ
レーションを阻止し、前記目的を達成しうることを見出
した。
すなわち、本発明は、光透過性水不透過性支持体の上
に、カルシウムと反応して光学的に検出可能な変化をす
ることができる水溶性の指示薬を含有する試薬層と展開
制御剤を含有する多孔性展開層とがこの順に積層された
一体型多層分析要素を製造するに当り、多孔性展開層を
試薬層の上に設けた後、前記指示薬を溶解しない有機溶
媒に前記展開制御剤を溶解し、該溶液を多孔性展開層に
含有せしめた後これを乾燥することを特徴とするカルシ
ウム分析用一体型多層分析要素の製造法に関するもので
ある。
光透過性水不透過性支持体には従来公知の多層分析要素
に用いられている光透過性(透明な)水不透過性支持体
を用いることができる。その具体例として、ポリエチレ
ンテレフタレート、ビスフェノールAのポリカルボネー
ト、ポリスチレン、セルロースエステル(例、セルロー
スジアセテート、セルローストリアセテート、セルロー
スアセテートプロピオネート等)等のポリマーからなる
厚さ約50μmから約1mm、好ましくは約80μmから約300
μmの範囲の透明な、すなわち波長約200nmから約900nm
の範囲内の少なくとも一部の波長範囲の電磁輻射線を透
過させる平滑な表面を有するフィルム状(シート状)ま
たは平板状の支持体を用いることができる。支持体中に
は必要に応じて二酸化チタン微粒子、硫酸バリウム微粒
子、カーボンブラック等を分散含有させて光学的性能を
調節することができる。支持体の表面には必要に応じて
公知の下塗層または接着層を設けて支持体の上に設けら
れる吸水層または試薬層等と支持体との接着を強固にす
ることができる。
試薬層は水性液体試料中のカルシウムと反応して検出可
能な色(好ましくは可視光領域の色)変化を生じさせる
少なくとも1種の指示薬を含む試薬組成物がポリマーバ
インダーとしての親水性ポリマー中に実質的に一様に分
散されている吸水性で水浸透性の層である。
試薬層に用いられる親水性ポリマーは、水吸収時の膨潤
率が30℃で約150%から約2000%、好ましくは約250%か
ら約1500%の範囲のものである。親水性ポリマーの具体
例として特開昭59−171864、特開昭60−115859等に記載
の酸処理ゼラチン、脱イオンゼラチン等のゼラチン、フ
タル化ゼラチン、ヒドロキシアクリレートグラフトゼラ
チン等のゼラチン誘導体、特開昭59−171864、特開昭60
−115859等に記載のアガロース、プルラン、プルラン誘
導体、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、特願昭60−171134(特開昭62−32
109号)に記載のメタリルアルコール二元又は三元コポ
リマー等がある。これらの親水性ポリマーは単独で、あ
るいは2種以上を組合せて用いることができる。試薬層
には一般的にはゼラチンまたはゼラチン誘導体、ポリア
クリルアミド、ポリビニルアルコール等を用いるのが好
ましく、これらのうちではゼラチン(脱イオンゼラチ
ン)が最も好ましい。試薬層の乾燥時の厚さは約5μm
から約50μm、好ましくは約7μmから約30μmの範
囲、被覆量では約5g/m2から約50g/m2、好ましくは約7g/
m2から約30g/m2の範囲である。
試薬層に含有される試薬組成物中の指示薬はカルシウム
と反応して光学的に検出可能な変化をしうるものであ
る。検出に使用する波長は可視部に限定されるものでは
なく、前記支持体が透過しうる波長であれば紫外線ある
いは赤外線であってもよい。本発明の方法は指示薬が水
溶性である場合のマイグレーションを阻止するべく開発
されたものであるから指示薬は水溶性のものである。溶
解度が5mg/100g水(25℃)以上の場合に本発明の方法は
特に威力を発揮する。一方、展開制御剤を溶かす有機溶
媒には溶けないことも必要である。このような指示薬は
公知のもののなかから適宜選択されるが、カルシウムと
結合して錯体を形成するものを含む。
アナライトであるカルシウムはイオンあるいは脂肪酸塩
等の形で存在しているもののほか蛋白と結合している場
合もある。このようなカルシウムを含む液体試料は特に
限定されないが、例えば各種生物体液のほか、飲食品、
酒類、医薬品等である。
指示薬の例としてはo−クレゾールフタレインコンプレ
クソン(3,3′−ビス〔〔ジ(カルボキシメチル)アミ
ノ〕メチル〕−o−クレゾールフタレイン〔2411−89−
4〕、最適pH値約10.5;以下〔 〕内の数字はChemical
Abstracts Registry Numberを表す)、エリオクローム
ブラックT(1−(1−ヒドロキシ−2−ナフチルア
ゾ)−6−ニトロ−2−ヒドロキシナフタレン−4−ス
ルホン酸モノナトリウム塩〔1787−61−7〕)、メチル
チモールブルーコンプレクソン(3,3′−ビス〔〔ジ
(カルボキシルメチル)アミノ〕メチル〕チモールスル
ホンフタレインテトラナトリウム塩〔1945−77−
3〕)、チモールフタレインコンプレクソン(3,3′−
ビス〔ジ(カルボキシルメチル)アミノ〕メチル〕チモ
ールフタレイン〔1913−93−5〕)、アルセナゾIII
(2,7−ビス〔(2−アルソノフェニル)アゾ〕−1,8−
ジヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸〔1668−0
0−4〕)(ArsenazoIII)、クロロホスホナゾIII(2,7
−ビス〔(4−クロロ−2−ホスホノフェニル)アゾ〕
−1,8−ジヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸
〔1914−99−4〕)(Chlorophoshonazo III)等「ドー
タイト試薬総合カタログ第12版」(熊本市、(株)同仁
化学研究所、1980年発行)等に記載の指示薬がある。こ
れらの指示薬のうちではo−クレゾールフタレイン及び
アルセナゾIIIが最も正確なカルシウムの定量分析が可
能な点で好ましい。また、必要に応じて試薬組成物を2
層以上の別個の層に分けて(例えば試薬層と吸水層)含
有させることもできる。
試薬層にはそのほか後述するpH緩衝剤、公知の塩基性ポ
リマー等を含有させて分析操作等のpHを調節することが
できる。試薬層および/または後述する吸水層は実質的
に透明であることが好ましいが、必要に応じて層中に二
酸化チタン微粒子、硫酸バリウム微粒子、カーボンブラ
ック等を少量分散含有させて光学的性能を調節すること
もできる。
多孔性展開層としては特開昭55−164356、特開昭57−66
359等に記載の織物展開層、(例、ブロード、ポプリン
等の平織等)、特開昭60−222769等に記載の編物展開層
(例、トリコット編、ダブルトリコット編、ミラニーズ
編等)、特開昭57−148250に記載の有機ポリマー繊維パ
ルプ含有抄造紙からなる展開層、特公昭53−21677、米
国特許3992158等に記載のメンブランフィルタ(ブラッ
シュポリマー層)、ポリマーミクロビーズ、ガラスミク
ロビーズ、珪藻土が親水性ポリマーバインダーに保持さ
れてなる連続微空隙含有多孔性層等の非繊維等方的多孔
性展開層、特開昭55−90859に記載のポリマーミクロビ
ーズが水で膨潤しないポリマー接着剤で点接触状に接着
されてなる連続微空隙含有多孔性層(三次元格子状粒状
構造物層)からなる非繊維等方的多孔性展開層等を用い
ることができる。
多孔性展開層に用いられる織物生地、編物生地又は抄造
紙は特開昭57−66359に記載のグロー放電処理またはコ
ロナ放電処理に代表される物理的活性化処理を布生地の
少なくとも片面に施すか、または特開昭55−164356、特
開昭57−66359等に記載の水洗脱脂処理、親水性ポリマ
ー含浸等親水化処理、またはこれらの処理工程を適宜に
組み合せて逐次実施することにより布生地を親水化し、
下側(支持体に近い側)の層との接着力を増大させるこ
とができる。
多孔性展開層には展開制御剤を含有せしめる。展開制御
剤は水性液体試料を多孔性展開層において展開しすぎな
いように制御するものであり、親水溶性ポリマー及び/
又はノニオン性界面活性剤のなかから適当なものが選択
される。
水溶性ポリマーはポリビニルピロリドン、ポリビニルア
ルコール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、水溶
性セルロース誘導体などである。水溶性セルロース誘導
体は炭素原子数1から3の低級アルキル基、または炭素
原子数1から4のヒドロキシ基置換低級アルキル基によ
り水酸基の一部または全部がエーテル化されたセルロー
スエーテル類である。セルロースエーテルの例として水
溶性であるメチルセルロース、エチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロースがあげら
れる。これらのなかで好ましい水溶性ポリマーはポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルアルコール、及び水溶性セ
ルロースエーテル類が好ましい。水溶性ポリマーは2種
以上を併用することができる。水溶性ポリマーの多孔性
展開層における含有量は多孔性展開層1m2当り約0.5gか
ら約15g、好ましくは約0.7gから約10gの範囲である。
ノニオン性界面活性剤は多価アルコールエステルエチレ
ンオキシド付加物(縮合物)、ポリエチレングリコール
モノエステル、ポリエチレングリコールジエステル、高
級アルコールエチレンオキシド付加物(縮合物)、アル
キルフェノールエチレンオキシド付加物(縮合物)およ
び高級脂肪酸アルカノールアミド等がある。これらのノ
ニオン性界面活性剤は2種以上を組合せて用いることが
できる。ノニオン性界面活性剤を水溶性セルロース誘導
体と組合わせて用いる場合にはHLB値10以上のものが好
ましい。
ノニオン性界面活性剤の具体例を以下にあげる。本発明
に用いられるノニオン性界面活性剤はこれらの化合物に
限られないことは言うまでもない。
POE(20)ソルビタンモノオレエート POE(10)ソルビタンモノオレエート POE(4)ソルビタントリステアレート POE(4)トリオレエート POE(30)ステアレート POE(40)ステアレート POE(100)ステアレート PEG(400)モノステアレート PEG(400)モノラウレート PEG(1000)ジラウレート PEG(1540)ジステアレート ラウリルアルコールEO 6モル縮合物 ラウリルアルコールEO10モル縮合物 ラウリルアルコールEO30モル縮合物 オレイルアルコールEO20モル縮合物 セチルアルコールEO20モル縮合物 POE(10)オクチルフェニルエーテル POE(15)オクチルフェニルエーテル POE(30)オクチルフェニルエーテル POE(12)ノニルフェニルエーテル POE(20)ノニルフェニルエーテル トリエタノールアミンオレエート (註)POE:ポリエチレンオキシド PEG:ポリエチレングリコール EO:エチレンオキシド ( )内の数字はエチレンオキシド単位の縮合数 多孔性展開層におけるノニオン性界面活性剤の含有量は
1m2当り約0.1gから約3g、好ましくは約0.2gから約2gの
範囲である。
多層分析要素にはこれら以外にも層を設けることができ
る。支持体と試薬層の間には吸水層を設けることができ
る。吸水層は水を吸収して膨潤する親水性ポリマーを主
成分とする層であって吸水層の界面に到達または浸透し
た水性液体試料の水を吸収できる層であり、全血試料を
用いる場合には水性液体成分である血漿の試薬層への浸
透を促進する作用を有する。吸水層に用いられる親水性
ポリマーは前述の試薬層に用いるもののなかから選択す
ればよい。一般的にはゼラチンまたはゼラチン誘導体、
ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコールを用いるの
が好ましく、これらのうちではゼラチン(脱イオンゼラ
チン)が最も好ましい。
吸水層の乾燥時の厚さは約3μmから約100μm、好ま
しくは約5μmから約30μmの範囲、被覆量では約3g/m
2〜約100g/m2、好ましくは約5g/m2から約30g/m2の範囲
である。吸水層には後述するpH緩衝剤、公知の塩基性ポ
リマー等を含有させて使用時(分析操作実施時)のpHを
調節することができる。
展開層と試薬層の間にはまた反射層を設けることもでき
る。反射層は吸水層に用いられるのと同様な親水性ポリ
マーバインダー又は架橋された親水性ポリマーバインダ
ーに二酸化チタン、硫酸バリウム等の光反射性微粒子を
分散含有させることによって試薬層側から入射してきた
光を反射する層であり、これによって展開層中の血液等
の水性液体試料の色を遮蔽して安定なバックグラウンド
を与える層である。この反射層には一般的にはゼラチン
またはゼラチン誘導体、ポリアクリルアミド、ポリビニ
ルアルコール等を用いるのが好ましく、これらのうちで
はゼラチン(脱イオンゼラチン)が最も好ましい。反射
層に用いられる親水性ポリマーは架橋剤(硬化剤)を用
いて適宜に架橋硬化された反射層とすることができる。
架橋剤の例として、ゼラチンに対する1,2−ビス(ビニ
ルスルホニルアセトアミド)エタン、ビス(ビニルスル
ホニルメチル)エーテル等の公知のビニルスルホン系架
橋剤、アルデヒド等、メタリルアルコールコポリマーに
対するアルデヒド、2個のグリシジル基含有エポキシ化
合物等がある。反射層の乾燥時の厚さは約5μmから約
50μm、好ましくは約7μmから約30μmの範囲、被覆
量では約5g/m2から約50g/m2、好ましくは約7g/m2から約
30g/m2の範囲である。反射層には前述のpH緩衝剤、公知
の塩基性ポリマー等を含有させて分析操作時のpHを調節
することができる。反射層中の二酸化チタン微粒子、硫
酸バリウム微粒子等の量を非孔質を損なわない範囲にと
どめて蛋白質透過阻止機能もあわせ持たせることができ
る。
反射層の上には展開層を強固に接着一体化する目的でゼ
ラチンに代表される吸水層に用いられるのと同様な親水
性ポリマーからなる公知の接着層を設けることができ
る。接着層の乾燥時の厚さは約0.5μmから約5μmの
範囲である。
一方、前記以外の試薬としては、光学的に検出可能な変
化を伴なう反応が行なわれる部位のpHを当該反応の至適
pH域に保つための緩衝剤がある。この至適pHは各反応系
によって異なることはいうまでもなく、例えばo−クレ
ゾールフタレインを指示薬としてカルシウムを分析する
場合には発色pH域がpH9〜10.5にあるのでこの範囲の緩
衝剤を選択する。
用いうる緩衝剤としては、日本化学会編「化学便覧 基
礎編」(東京、丸善(株)、1966年発行)1312−1320
頁、R.M.C.Dawson et al編「Data for Biochemical Res
earch」第2版(Oxford at the Clarendon Press,1969
年発行)476−508頁、「Biochemistry」,467頁以降
(1966年)、「Analytical Biochemistry」104,300−31
0頁(1980年)等に記載のpH緩衝剤系がある。
pH8.0から11.0、特にpH9.0〜10.5の範囲のpH緩衝剤の具
体例としてトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン
(Tris)を含む緩衝剤;燐酸塩を含む緩衝剤;硼酸塩を
含む緩衝剤;炭酸塩を含む緩衝剤;グリシンを含む緩衝
剤;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン(Bici
ne);N−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−2−
ヒドロキシプロパン−3−スルホン酸(HEPPS)Na塩ま
たはK塩等;N−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N′
−3−スルホン酸(EPPS)Na塩またはK塩等;3−(シク
ロヘキシルアミノ)−1−プロパンスルホン酸(CAP
S);N−〔トリス(ヒドロキシメチル)メチル〕−3−
アミノプロパンスルホン酸(TAPS)Na塩またはK塩等;N
−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−2−エタン
スルホン酸(HEPES)Na塩またはK塩等;およびこれら
のいずれかと必要により組合せられる酸、アルカリまた
は塩がある。好ましい緩衝剤の具体例として、Tris−硼
酸ナトリウム;Bicine;HEPPS;HEPPSナトリウム塩;EPPS;E
PPSナトリウム塩;CAPS;CAPSナトリウム塩;TAPS;TAPSナ
トリウム塩等がある。試薬層、吸水層又は反射層の親水
性ポリマーバインダーとしてゼラチン又はゼラチン誘導
体を用いる場合には、ビニルスルホン構造含有架橋剤で
これらの層の適当な架橋強化ができ、塗布によりこれら
の層が安定に設けられ、高精度の定量分析が実施可能と
いう観点から硼酸又は硼酸ナトリウム含有pH緩衝剤が好
ましい。pH緩衝剤は試薬層、吸水層、反射層等に含有さ
せることができる。
展開層のほかに試薬層、吸水層、反射層、接着層等にも
界面活性剤を含有させることができる。その例としてノ
ニオン性界面活性剤がある。ノニオン性界面活性剤の具
体例として、p−オクチルフェノキシポリエトキシエタ
ノール、p−ノニルフェノキシポリエトキシエタノー
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノラウレート、p−ノニルフェノ
キシポリグリシドール、オクチルグルコシド等がある。
ノニオン性界面活性剤を展開層に含有させることにより
水性液体試料の展開作用(メータリング作用)がより良
好になる。ノニオン性界面活性剤を試薬層または吸水層
に含有させることにより分析操作時に水性液体試料中の
水が試薬層または吸水層に実質的に一様に吸収されやす
くなり、また展開層との液体接触が迅速にかつ実質的に
一様になる。
本発明の多層分析要素は前述の諸特許明細書に記載の公
知の方法により調製することができる。
本発明の方法においては、前述の展開制御剤を前記指示
薬を溶解しない有機溶媒に溶解して多孔性展開層に加え
るところに特徴がある。有機溶媒の種類はこのような条
件を満たすものであればよいが、一般的には沸点が100
℃以下の極性溶媒がよく、例えば脂肪族アルコール
(例、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール、イソプロピルアルコール)、ジアルキルケトン
(例、アセトン)、ジアルキルエーテル(例、ジメチル
エーテル)、脂肪族環状エーテル(例、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン)等が適当である。これらのなかでは
樹脂族アルコールが好ましく、作業環境等も考慮すると
エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノ
ール等の人体の毒性の小さいアルコールが特に望まし
い。例えば、カルシウムの測定用としてo−クレゾール
フタレインを指示薬に用いることができるが、この化合
物用の有機溶媒としては前記のアルコールが好適であ
る。この化合物は単体では水に難溶でアルコールによく
溶けるが、発色至適pHであるpH10.5付近のアルカリ性下
では水によく溶け一方アルコールには全く溶けない。
溶液の濃度は含有を容易に行うことができかつ多孔性展
開層に均一に浸透させうる範囲でなるべく高濃度にする
のがよく、これは展開制御剤の種類等にもよるが、例え
ば約0.2%〜約10%、好ましくは約0.3%〜約7%の範囲
が適当である。溶液の調製方法は常法によればよい。水
溶性指示薬の展開層へのマイグレーションが実質的に生
じない範囲で有機溶媒に水を混合して用いることができ
る。
水溶性ポリマーと界面活性剤の両方を含有せしめる場合
には両者の混合溶液にしてもよく、別々の溶液にして別
個に含有させてもよい。
展開制御剤の多孔性展開層への含有は該展開層を積層し
た後に行なう。展開層がミクロフィルター、編物あるい
は織物などの構造体の場合には先に含有させてから積層
することもできるがその場合には含有量のコントロール
が難しいという問題点がある。従って、展開層を試薬層
の上に(直接、または接着層等を介して)設けた後に展
開制御剤を展開層中に含有させるのが、分析精度および
製造コストの点で有利である。含有は例えば多孔性展開
層の上から公知の方法により均一に塗布あるいは噴霧す
ればよい。
乾燥は風乾あるいは減圧乾燥等によって行なえばよい。
本発明の方法で得られた多層分析要素は一辺約15mmから
約30mmの正方形またはほぼ同サイズの円形等の小片に裁
断し、特公昭57−28331、実開昭56−142454、特開昭57
−63452、実開昭58−32350、特表昭58−501144等に記載
のスライド枠に収めて化学分析スライドとして用いるこ
とが、製造、包装、輸送、保存、測定操作等諸種の観点
で好ましい。使用目的によっては、長いテープ状でカセ
ットまたはマガジンに収めて用いること、または小片を
開口のあるカードに貼付または収めて用いることなども
できる。
この多層分析要素を用いる液体試料中の被検成分の分析
は前述の諸特許明細書等に記載の操作により実施でき
る。すなわち、約5μから約30μ、好ましくは8μ
から15μの範囲の全血、血漿、血清等の水性液体試
料滴を展開層に点着し、1分から10分の範囲で、約20℃
から約40℃の範囲の実質的に一定の温度で、好ましくは
37℃近傍の実質的に一定の温度でインクベーションし、
光透過性支持体側から可視光(又は近紫外線)を用いて
試薬層又は吸水層の光学濃度を反射測定し、予め作成し
て検量線を用いて比色測定法の原理により液体試料中の
被験成分含有量を求めることができる。点着する水性液
体試料の量、インクベーション時間と温度は一定にする
ことにより被検成分の定量分析を高精度で実施できる。
この測定操作は特開昭56−77746、特開昭58−21566、特
開昭58−161867等に記載の化学分析装置により極めて容
易な操作で高精度の測定をすることができる。
〔作 用〕
本発明の方法は従来多孔性展開層への含有を水溶液を利
用していたために試薬層に含有せしめる指示薬等がこの
含有によって展開層へ一部移行しこれが分析精度を低下
させる一因になっているという知見に基いている。
本発明の方法では展開制御剤の溶媒に有機溶媒を用いる
ことによって展開制御剤含有時の指示薬のマイグレーシ
ョンを防止し、さらに発色反応時の指示薬あるいは発色
体の展開層へのマイグレーションを展開制御剤によって
低下させて分析精度を向上させている。
〔実施例〕
実施例1 厚さ180μmの無色透明ポリエチレンテレフタレート(P
ET)フィルム(支持体)の上に下記の組成の被覆量にな
るようにして塗布層を順次水溶液を用いて塗布し乾燥し
て設け、積層した。
吸水層 脱イオンゼラチン 4.8g/m2 ノニルフェノキシポリエトキシエタノール (平均10オキシエチレン単位含有) 0.11g/m2 1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン0.5
g/m2 NaOHでpH6.3に調整したのち水系にて塗布、乾燥した。
試薬層 脱イオンゼラチン 23.9g/m2 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル (平均10オキシエチレン単位含有) 0.41g/m2 CAPS 3.81g/m2 o−クレゾールフタレインコンプレクソン 0.15g/m2 8−ヒトロキシキノリン−5−スルホン酸 0.54g/m2 水溶液をNaOHでpH10.6に調整した。
接着層 脱イオンゼラチン 1.46g/m2 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル (平均10オキシエチレン単位含有) 0.10g/m2 二酸化チタン微粒子 0.85g/m2 ついで接着層の表面に水をほぼ一様に供給して湿潤さ
せ、その上に100S相当のPET紡績糸からなる厚さ約250μ
mのトリコット編物生地をほぼ一様に軽く圧力をかけて
ラミネートして展開層を設けた。ついで展開層の上から
下記の被覆量になるように下記のポリマーエタノール溶
液を塗布し乾燥させてカルシウムイオン定量用一体型多
層分析要素を調製した。
ポリマーエタノール溶液被覆組成 ポリビニルピロリドン (平均分子量36万) 1.01g/m2 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル (平均40オキシエチレン単位含有) 2.11g/m2 エタノールに溶解して塗布した。
比較例1 実施例1と同様にしてカルシウムイオン定量分析用一体
型多層分析要素を調製した。但し、下記の点が異なる。
試薬層 o−クレゾールフタレインコンプレクソン 0.46g/m2 8−ヒトロキシキノリン−5−スルホン酸 1.65g/m2 他は実施例1と同じ ポリマー水溶液被覆組成 メチルセルロース (2%水溶液の20℃での粘度100cps) 5.75g/m2 ノニルフェノキシポリエトキシエタノール (平均40オキシエチレン単位含有) 7.44g/m2 二酸化チタン微粒子 15.5g/m2 水に溶解、分散して塗布した。
実施例1及び比較例1 市販のコントロール血清(モニトロールIX、デイド社
製)を用いてカルシウム定量用一体型多層分析要素の性
能評価を行なった。第1表にその結果を示す。ここに示
したように、本発明の製造法により作成された実施例1
の分析要素は、測定結果のバラツキが著しく小さい。従
って本発明の製造法により、高い分析精度の分析要素が
作成されることは明らかである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光透過性水不透過性支持体の上に、カルシ
    ウムと反応して光学的に検出可能な変化をすることがで
    きる水溶性の指示薬を含有する試薬層と展開制御剤を含
    有する多孔性展開層とがこの順に積層された一体型多層
    分析要素を製造するに当り、前記多孔性展開層を前記試
    薬層の上に設けた後に前記指示薬を溶解しない有機溶媒
    に前記展開制御剤を溶解し、該溶液を多孔性展開層に含
    有せしめた後これを乾燥することを特徴とするカルシウ
    ム分析用一体型多層分析要素の製造法
  2. 【請求項2】展開制御剤の溶液を多孔性展開層に含有せ
    しめる工程が該溶液を該多孔性展開層の上から塗布する
    ことによって行なわれる特許請求の範囲1に記載の一体
    型多層分析要素の製造法
  3. 【請求項3】展開制御剤の溶液を多孔性展開層に含有せ
    しめる工程が該溶液を該多孔性展開層の上からスプレー
    することによって行なわれる特許請求の範囲1に記載の
    一体型多層分析要素の製造法
  4. 【請求項4】指示薬の25℃における溶解度が5mg/100g水
    以上である特許請求の範囲1に記載の一体型多層分析要
    素の製造法
  5. 【請求項5】展開制御剤が水溶性ポリマー又はノニオン
    性界面活性剤の一方又は両方である特許請求の範囲1に
    記載の一体型多層分析要素の製造法
  6. 【請求項6】水溶性ポリマーがポリビニルピロリドン、
    ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、メチルセルロ
    ース、又はエチルセルロースのいずれかであり、ノニオ
    ン性界面活性剤が多価アルコールエステルエチレンオキ
    シド付加物、ポリエチレングリコールモノもしくはジ脂
    肪酸エステル、高級アルコールエチレンオキシド付加
    物、アルキルフェノールエチレンオキシド付加物、又は
    高級脂肪酸アルカノールアミドのいずれかである特許請
    求の範囲5に記載の一体型多層分析要素の製造法
  7. 【請求項7】有機溶媒が100℃以下に沸点を有する極性
    有機溶媒である特許請求の範囲1に記載の一体型多層分
    析要素の製造法
  8. 【請求項8】極性有機溶媒が脂肪族アルコール、ジアル
    キルケトン、ジアルキルエーテル又は脂肪族環状エーテ
    ルである特許請求の範囲8に記載の一体型多層分析要素
    の製造法
  9. 【請求項9】極性有機溶媒がメタノール、エタノール、
    プロパノール、ブタノール又はイソプロパノールである
    特許請求の範囲7に記載の一体型多層分析要素の製造法
  10. 【請求項10】水溶性指示薬がo−クレゾールフタレイ
    ンコンプレクソン、アルセナゾIII又はクロロホスホナ
    ゾIIIである特許請求の範囲1に記載の一体型多層分析
    要素の製造法
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