JPH07136107A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

Info

Publication number
JPH07136107A
JPH07136107A JP5290582A JP29058293A JPH07136107A JP H07136107 A JPH07136107 A JP H07136107A JP 5290582 A JP5290582 A JP 5290582A JP 29058293 A JP29058293 A JP 29058293A JP H07136107 A JPH07136107 A JP H07136107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
image
brightness
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5290582A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsusuke Ito
満祐 伊藤
Sachihiro Okada
祥宏 岡田
Toshiaki Noguchi
利昭 野口
Akira Taniguchi
明 谷口
Sumihiro Uchimura
澄洋 内村
Hideki Koyanagi
秀樹 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5290582A priority Critical patent/JPH07136107A/ja
Publication of JPH07136107A publication Critical patent/JPH07136107A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡検査中における使用者の画像明るさ調
整操作を不要として常に所望の明るさの観察画像を得
る。 【構成】 光源装置2は、ビデオプロセッサ3からの画
像明るさ信号が調光レベル調整パネル17により設定し
た希望明るさ信号に一致するように絞り13を駆動して
ランプ11からの照明光量を制御する調光回路16を備
えている。そして、絞り位置検出回路15の出力の絞り
位置信号に基づいて絞り位置を判断することによって所
定の目的の明るさに対して調光回路16における照明光
量調整範囲以上に明るいかまたは暗いことを判定するゲ
インアップ判定回路19が設けられ、前記絞り位置信号
が所定値以上の場合に、ゲインアップ判定回路19より
ビデオプロセッサ3のAGC回路9へゲインアップまた
はダウンを指示する信号が送出され、ビデオプロセッサ
3におけるゲインが増減されて所望の明るさの観察画像
を得られるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡像の明るさ制御
手段を備えた内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】細長の挿入部を体腔内等の被検部位に挿
入して被写体像の観察等を行う内視鏡が医療分野、工業
分野などで広く用いられている。
【0003】内視鏡においては、光源装置からの照明光
を被検部位に照射し、照明された被検部位の像を観察光
学系によって結像して、これを接眼部より肉眼で観察す
るか、あるいは撮像手段によって観察画像を得るように
している。
【0004】このような光源装置を備えた内視鏡装置で
は、被写体の距離や広狭、被写体の状態などによって得
られる画像の明るさが異なることがあり、このために所
望の明るさの画像が得られなかったり観察に支障をきた
す恐れがあった。この不具合を解決するため、従来より
得られた観察画像の明るさに応じて光源装置において出
射光量を調整し、照明光の光量調整を行うことにより内
視鏡像の明るさを制御可能とした構成が採用されてい
る。
【0005】照明光の光量調整を行うことによって内視
鏡像の明るさ制御を行う場合、従来は使用者が操作パネ
ルより希望の明るさを設定し、設定した希望明るさ信号
とビデオプロセッサから出力される画像明るさ信号とを
比較して、両信号の大きさが等しくなるように光源装置
において調光動作を行うようにしている。このような構
成の内視鏡装置を用いることにより、観察画像の明るさ
をほぼ一定に保ち、常に観察し易い画像を得ることがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、従来では内視鏡像の明るさ制御を行う場合に、
使用者が操作パネルより希望の明るさを設定してこの希
望明るさとなるように照明光量の調整を行っていたた
め、光源装置の出射光量が最大のときでも希望の明るさ
の画像が得られない場合、すなわち使用者が設定した値
よりも低い値の明るさしか得られず暗い画像であると感
じたときには、使用者自身が操作パネルによってビデオ
プロセッサ内の増幅器のゲインアップを指示する調光レ
ベル調整操作を行い、所望の明るさの画像を得なければ
ならなかった。このため、内視鏡検査中に画像明るさ制
御の操作、すなわち調光レベル調整操作を行う必要があ
るなど内視鏡による観察、処置の際にパネル操作に手間
がかかってしまう不具合が生じる恐れがあった。
【0007】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、内視鏡検査中における使用者の画像明るさ調整
操作を不要として常に所望の明るさの観察画像を得るこ
とが可能な内視鏡装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡装置
は、被写体へ照射する照明光を発生する光源手段と、前
記照明光によって照明された被写体の撮像信号を信号処
理する映像信号処理手段とを有する装置であって、前記
映像信号処理手段の出力画像の明るさに応じて前記光源
手段の照明光量を調整する光量調整手段と、前記映像信
号処理手段の出力画像が所定の目的の明るさに対して前
記光量調整手段における照明光量調整範囲以上に明るい
かまたは暗いことを判定し、この判定結果に基づき前記
映像信号処理手段における信号増幅量の制御指示を行う
画像明るさ判定手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】光量調整手段によって映像信号処理手段の出力
画像の明るさに応じて光源手段の照明光量を調整する。
このとき、画像明るさ判定手段によって、前記映像信号
処理手段の出力画像が所定の目的の明るさに対して前記
光量調整手段における照明光量調整範囲以上に明るいか
または暗いことを判定し、この判定結果に基づき前記映
像信号処理手段における信号増幅量の制御指示を行うこ
とにより、常に光量調整手段による照明光量調整を可能
とし、所望の明るさの観察画像を得る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の第1実施例に係る内視鏡装置の主
要部の構成を示すブロック図である。
【0011】本実施例の内視鏡装置は、体腔内等の直接
観察できない部位へ細長の挿入部を挿入して観察画像を
得る内視鏡1と、内視鏡1へ観察用の照明光を供給する
光源装置2と、内視鏡1で得られた被写体の画像信号を
信号処理するビデオプロセッサ3と、ビデオプロセッサ
3の出力信号を受けて内視鏡観察画像を表示するモニタ
4とを備えて主要部が構成されている。
【0012】内視鏡1には、光源装置2からの照明光を
先端部まで伝達するライトガイド5と、前記照明光によ
り照明された被写体像を撮像するCCD等の固体撮像素
子6とが設けられており、ライトガイド5の後端部は光
源装置2の照明光出射部に接続され、固体撮像素子6は
信号線を介してビデオプロセッサ3に接続されるように
なっている。
【0013】ビデオプロセッサ3は、固体撮像素子6の
出力の撮像信号を信号処理する信号処理回路7と、前記
固体撮像素子6の駆動信号や信号処理回路7の動作タイ
ミングを制御する制御信号等を発生する制御信号発生回
路8と、信号処理回路7の出力の映像信号を増幅するも
のでこの増幅の際のゲインが変更可能な自動ゲイン制御
回路(AGC回路)9と、前記信号処理回路7の出力の
映像信号を積分して画像明るさ信号を得る積分回路10
とを備えている。
【0014】光源装置2は、照明光を発生するランプ1
1と、ランプ11へ電流を供給するランプ電源12と、
ランプ11からの出射光の光路中に設けられ該出射光の
透過量を調整して光源装置2から出射される照明光の出
射光量を調整する絞り13と、絞り13を駆動する絞り
駆動モータ14とが設けられ、照明光を内視鏡1のライ
トガイド5の入射端面に入射させるようになっている。
前記絞り13は、例えば複数の絞り羽根を有し、該絞り
羽根を開閉してランプ11からの照明光量を変化させる
ようになっている。
【0015】また、光源装置2には、絞り13の絞り位
置を検出する絞り位置検出回路15と、この絞り位置検
出回路15によって検出された絞り位置信号や前記ビデ
オプロセッサ3の積分回路10からの画像明るさ信号な
どに基づいて絞り駆動信号を出力する調光回路16とが
設けられ、調光回路16によって、ビデオプロセッサ3
で生成された映像信号の明るさに応じて絞り13が変化
され、光源装置2の照明光量が調整されるようになって
いる。
【0016】そして、光源装置2には、使用者によって
観察画像の希望の明るさを設定指示する調光レベル調整
操作を行うための操作パネルである調光レベル調整パネ
ル17と、調光レベル調整パネル17の設定に基づき希
望明るさ信号を出力する希望明るさ信号設定回路18と
が設けられ、使用者の調光レベル調整操作に基づき希望
明るさ信号設定回路18より希望明るさ信号が調光回路
16へ送出されるようになっている。
【0017】さらに、光源装置2には、絞り位置検出回
路15の出力の絞り位置信号がある所定値以上か否かを
判断し、この判断結果を基にビデオプロセッサ3のゲイ
ンを上げるか否かを判定してゲインアップ信号を出力す
るゲインアップ判定回路19が設けられており、絞り位
置信号が所定値以上になったときにゲインアップ判定回
路19よりゲインアップ信号がビデオプロセッサ3のA
GC回路9に送出されてゲインアップの指示がなされる
ようになっている。
【0018】次に、本実施例の作用について説明する。
内視鏡1によって被検部位の観察を行う際には、光源装
置2からの照明光を先端部より被写体へ照射し、固体撮
像素子6によって被写体像を撮像して撮像信号をビデオ
プロセッサ3に出力する。ビデオプロセッサ3では、信
号処理回路7で信号処理して映像信号を得て、AGC回
路9を通してモニタ4へ出力して内視鏡観察画像を表示
する。
【0019】ここで、もし光源装置が常に一定の光量し
か出射しない構成となっている場合は、被写体の状態な
どによって得られる画像の明るさが異なり、一定の明る
さの観察画像を得ることはできない。そこで、照明光の
光路中に絞り13を設け、ビデオプロセッサ3より得ら
れる画像明るさ信号、絞り位置検出回路15より得られ
る絞りの位置を示す絞り位置信号および絞りの動く速さ
を示す絞り速さ信号、使用者が希望とする画像の明るさ
を示す希望明るさ信号の各種信号に基づいて、調光回路
16によって絞り13を駆動制御することによって、内
視鏡先端部から被写体までの距離や被写体の状態などが
変化した場合においても常に使用者が希望する所定の明
るさの観察画像を得るようにする。
【0020】すなわち、調光レベル調整パネル17より
調光レベル調整操作を行って希望する画像の明るさを設
定し、調光回路16において、設定された明るさを示す
希望明るさ信号とビデオプロセッサ3からの画像明るさ
信号とを参照し、画像明るさ信号が希望明るさ信号に等
しくなるように絞り駆動モータ14へ駆動信号を出力
し、絞り位置検出回路15からの絞り位置信号をモニタ
しながら絞り13を制御する。これにより、光源装置2
からの照明光量が調整され、常に一定の明るさの画像が
得られる。
【0021】本実施例では、ビデオプロセッサ3で得ら
れる観察画像が調光回路16による光量調整範囲以上に
暗い場合、すなわち調光回路16によって光量最大とし
ても所定の明るさが得られないことを判定する画像明る
さ判定手段として、絞り位置信号より絞り13が所定値
以上に開いていることを検出するゲインアップ判定回路
19が設けられており、このゲインアップ判定回路19
によって、絞り位置検出回路15からの絞り位置信号が
所定値以上の場合は絞り13が全開に近いと判断する。
このとき、ゲインアップ判定回路19はビデオプロセッ
サ3のAGC回路9へゲインアップを指示するゲインア
ップ信号を送出し、ビデオプロセッサ3におけるゲイン
を上げて明るい観察画像を得られるようにする。これに
より、調光回路16による光量調整によって自動的に使
用者が希望する明るさの良好な画像を得ることができ
る。
【0022】従って、内視鏡による観察中に被検部位の
画像が暗すぎると使用者が感じた場合においても使用者
は再度調光レベル調整操作を行う必要はなく、常に目的
の明るさの観察画像を得ることができる。
【0023】なお、観察画像が暗すぎる場合に限らず、
明るすぎる場合においても同様にゲインアップ判定回路
19を動作させることによって、ビデオプロセッサ3の
ゲインを調整して目的の明るさの観察画像を得ることが
可能である。すなわち、調光回路16によって光量最小
としても設定した希望の明るさが得られず光量調整範囲
以上に明るい場合、ゲインアップ判定回路19によって
絞り位置信号が所定値以下であることを検出して絞り1
3が全閉に近いと判断し、ビデオプロセッサ3のAGC
回路9へゲインダウンを指示する信号を送出し、ビデオ
プロセッサ3におけるゲインを下げるようにする。これ
により、使用者が明るすぎると感じた場合においても調
光回路16による光量調整によって自動的に希望する明
るさの画像が得られる。
【0024】以上のように、本実施例によれば、調光回
路16の光量調整範囲によって希望の明るさの画像が得
られずに暗すぎたり明るすぎるような場合においても、
ビデオプロセッサ3のゲインを制御して常に目的の明る
さの観察画像を得ることができ、内視鏡検査中における
使用者の調光レベル調整操作を不要とすることができ
る。これにより、内視鏡検査における操作を少なくして
操作を簡略化でき、使用者がより診断、処置等に集中で
きるため、より安全、確実に内視鏡検査を行うことが可
能となる。
【0025】図2は本発明の第2実施例に係る内視鏡装
置の主要部の構成を示すブロック図である。
【0026】第2実施例は、画像が明るすぎるかまたは
暗すぎることを判定してビデオプロセッサのゲインを制
御する画像明るさ判定手段の構成を変更したものであ
り、光源装置21には画像明るさ判定手段として、ビデ
オプロセッサ3からの画像明るさ信号と設定した希望明
るさ信号とを比較する比較回路22と、比較回路22の
出力をカウントするカウント回路23と、比較回路22
の出力によってカウント回路23をリセットするリセッ
ト回路24とが設けられている。その他の部分の構成は
第1実施例と同様であり、説明を省略する。
【0027】本実施例では、第1実施例と同様に調光レ
ベル調整パネル17で調光レベル調整操作を行って設定
した希望明るさ信号とビデオプロセッサ3の積分回路1
0からの画像明るさ信号とに基づき調光回路16によっ
て絞り13を制御して調光動作を行う。これと共に、比
較回路22によって、前記希望明るさ信号と画像明るさ
信号とを比較し、比較結果をカウント回路23へ入力す
る。
【0028】カウント回路23では、画像明るさ信号が
希望明るさ信号より暗い状態の期間をカウントし、暗い
状態がある一定時間以上持続した場合は、絞り13の全
開状態が続いたものと判断する。このとき、カウント回
路23はビデオプロセッサ3のAGC回路9へゲインア
ップを指示するゲインアップ信号を送出し、ビデオプロ
セッサ3におけるゲインを上げて明るい観察画像を得ら
れるようにする。なお、画像明るさ信号が希望明るさ信
号より明るくなったときには、リセット回路24によっ
てカウント回路23がリセットされ、ゲインアップ信号
が停止する。観察画像が明るすぎる場合においても同様
にして、ビデオプロセッサ3のゲインを下げて希望の明
るさの観察画像を得られるようにする。
【0029】このように、本実施例においても第1実施
例と同様に、調光回路16による光量調整によって自動
的に使用者が希望する明るさの良好な画像を得ることが
でき、内視鏡による観察中に被検部位の画像が暗すぎる
または明るすぎると使用者が感じた場合においても使用
者は再度調光レベル調整操作を行う必要はなく、常に目
的の明るさの観察画像を得ることが可能となる。
【0030】ところで、内視鏡装置においては観察中に
光源装置の光源ランプが使用できなくなったときに非常
灯を点灯させて観察不能となることを防止し、内視鏡挿
入部を安全に抜去できるように構成したものがある。非
常灯使用時の調光手段を備えた内視鏡装置の構成例を図
3に示す。
【0031】光源装置31には、キセノンショートアー
クランプ等からなるメインの光源ランプ32と、ハロゲ
ンランプ等からなる非常灯33とが設けられ、光源ラン
プ32および非常灯33がランプ切換回路34を介して
電源35に接続されている。光源ランプ32として用い
られるキセノンショートアークランプ等が何らかの原
因、例えばランプ切れなどで使用できなくなった場合、
ランプ切換回路34によってランプの接続を切り換え、
非常灯33としてキセノンショートアークランプより暗
いハロゲンランプを使用するようになっている。
【0032】ここで、単にランプを切り換えるだけで
は、非常灯33は光源ランプ32より暗いため、調光レ
ベル調整パネル17の明るさ設定が低めの場合などには
使用者が再度調光レベル調整操作を行わないと所望の明
るさの画像が得られないことが起こる可能性がある。す
なわち、非常時においても内視鏡の操作以外に調光レベ
ル調整操作を行う必要が生じ、操作が煩雑になる恐れが
ある。そこで、この例では、非常灯使用状態を光源装置
31の調光回路16およびビデオプロセッサ3のAGC
回路9に知らせ、さらに非常灯使用時用のゲイン調整手
段として非常灯用AGC設定部36を設けることによ
り、非常灯使用時の画像の明るさを制御するようにして
いる。この他の部分の構成は図1に示した第1実施例と
同様であり、説明を省略する。
【0033】内視鏡1による観察中に光源ランプ32が
使用できなくなった場合、ランプ切換回路34は非常灯
33に切り換えると共に、非常灯使用状態を示す非常灯
使用信号をAGC回路9および調光回路16へ送出す
る。この非常灯使用信号により、調光回路16は強制的
に絞り13を全開とし、AGC回路9は強制的にオート
ゲインコントロールをオン状態とする。またこのとき、
非常灯使用時用のゲイン調整を可能とするため非常灯用
AGC設定部36よりゲイン制御信号をAGC回路9へ
送出し、非常灯使用時においてもより明るい観察画像を
得られるようにする。
【0034】このように構成することにより、非常灯使
用時においてもビデオプロセッサ3のゲイン調整のみで
明るい良好な観察画像を得ることができ、また、非常時
の内視鏡挿入部抜去時において調光レベル調整操作を不
要として操作を簡略化できる。このため、より安全に被
検部位より内視鏡挿入部を抜去することができ、非常時
の安全性を向上できる。
【0035】次に、光源ランプの発光量制御手段を備え
た内視鏡装置の構成例を図4および図5に示す。
【0036】図4は光源ランプの発光量を絞りの位置に
より制御する発光量制御手段を備えた内視鏡装置の第1
の構成例を示したものである。光源装置41には、光源
ランプ42の駆動電流を絞り13の絞り羽根の位置によ
り制御するランプ電流制御回路43が設けられ、ランプ
用の電源44に接続されている。
【0037】絞り位置に関係なく最大定格でランプを点
灯させると、絞り羽根が全閉付近ではランプの出射光を
絞りきれずに目的の明るさに調光できない不具合が発生
する恐れがある。また、常に最大定格でランプを点灯さ
せるようにすると、ランプの寿命を延ばすことは困難で
ある。そこで、この例では、絞り位置検出回路15によ
って検出された絞り位置信号に基づいて、ランプ電流制
御回路43により絞り位置に応じてランプ電流を制御し
て光源ランプ42の発光量を制御するようにしている。
この他の部分の構成は図1に示した第1実施例と同様で
あり、説明を省略する。
【0038】光源ランプ42を点灯させる際には、まず
調光回路16によって制御される絞り13の位置を絞り
位置検出回路15によって検出し、絞り位置信号をラン
プ電流制御回路43へ送出する。このときランプ電流制
御回路43は、前記絞り位置信号に基づき、絞りが所定
値以上絞られたとき、すなわち絞りが全閉に近いとき
に、光源ランプ42に供給するランプ電流を下げてラン
プの発光量を抑えるようにする。
【0039】このように構成することにより、絞り羽根
が動く全領域で絞りが有効に働くようにでき、常に調光
回路16による調光を可能として調光レベル調整操作の
必要なく目的の明るさの観察画像を得ることができる。
また、光源ランプを最大定格より低い駆動電流で発光さ
せる期間を設けることができ、ランプの寿命を延ばすこ
とができる。
【0040】図5は光源ランプの発光量制御手段を備え
た内視鏡装置の第2の構成例を示したものである。第2
の構成例の光源装置45には、絞り位置検出回路15の
出力をカウントするカウント回路46と、絞り位置検出
回路15の出力によってカウント回路46をリセットす
るリセット回路47とが設けられ、カウント回路46に
よって絞りが所定値以上絞られた期間をカウントしてラ
ンプ電流制御信号をランプ電流制御回路43へ送出する
ようになっている。他の部分の構成は前述の第1の構成
例と同様である。
【0041】光源ランプ42を点灯させる際には、まず
調光回路16によって制御される絞り13の位置を絞り
位置検出回路15によって検出し、絞り位置信号をカウ
ント回路46へ送出する。カウント回路46は、前記絞
り位置信号に基づき、絞りが所定値以上絞られた期間を
カウントしてこの状態がある一定時間以上持続したこと
を検出し、このときランプ電流制御信号をランプ電流制
御回路43へ送り、ランプ電流制御回路43によって光
源ランプ42に供給するランプ電流を下げてランプの発
光量を抑えるようにする。そして、絞りが所定値以上開
いたときに、リセット回路47よりリセット信号が出力
されてカウント回路46がリセットされ、ランプ電流制
御回路43の出力のランプ電流が定常状態に戻される。
【0042】このように構成することにより、第1の構
成例と同様に調光レベル調整操作の必要なく常に目的の
明るさの観察画像を得ることができ、ランプの寿命を延
ばすことができる効果に加えて、調光動作における絞り
の制御をより安定して行うことができる効果がある。
【0043】次に、ビデオプロセッサと光源装置との組
み合わせに応じたビデオプロセッサのゲイン設定を行う
ゲイン設定手段を備えた内視鏡装置の構成例を図6に示
す。
【0044】内視鏡およびビデオプロセッサは、入射光
量に対する画像明るさ信号の出力レベルは製品毎に異な
るため、光源装置と組み合わせて使用して自動調光を行
う場合に応答速度が異なってしまう不具合が起こる恐れ
がある。そこで、この例では所定の照明光量に対する画
像明るさ信号のレベルを一定にするレベル設定手段を備
え、調光動作時の応答速度を一定にして常に最適な応答
速度となるようにする。
【0045】ビデオプロセッサ51は、固体撮像素子6
の出力の撮像信号を信号処理する映像信号処理回路52
と、前記固体撮像素子6や映像信号処理回路52を制御
する制御信号等を発生する制御信号発生回路53と、前
記映像信号処理回路52の出力の映像信号を積分して画
像明るさ信号を得る積分回路54と、積分回路54の出
力信号を増幅するゲインコントロールアンプ(GCA)
55とを備えている。
【0046】光源装置56は、照明光を発生するランプ
57と、ランプ57からの出射光の光路中に設けられ照
明光の出射光量を調整する絞り58と、絞り58を駆動
する絞り駆動回路59と、絞り58の位置を検出する絞
り位置検出回路60とが設けられ、絞り58を開閉する
ことによって内視鏡1に供給する照明光量を調整すると
共に、絞り位置検出回路60によってこのときの絞り5
8の位置を検出するようになっている。
【0047】また、各部の制御を行うCPU61と、照
明光の光路中に挿脱可能なハーフミラー62と、ハーフ
ミラー62で反射された光を受光する受光素子63と、
受光素子63の出力を基準信号と比較する比較器(1)
64と、ビデオプロセッサ51のGCA55の出力を基
準信号と比較する比較器(2)65と、絞り駆動回路5
9の入力を切り換える切換えスイッチ66とが設けら
れ、これらによって初期動作時に所定の照明光量に対す
る画像明るさ信号のレベルを調整するようになってい
る。
【0048】さらに、絞り位置検出回路60からの絞り
位置信号に応じてGCA55の出力の画像明るさ信号の
補正を行う演算回路67と、調光レベル調整パネル68
により設定された希望明るさ信号と演算回路67で補正
された画像明るさ信号とを比較する比較器(3)69と
が設けられ、比較器(3)69の出力に応じて絞り58
を制御することによって調光動作を行うようになってい
る。
【0049】装置の電源が投入されると、まず、CPU
61はハーフミラー62を駆動指示して照明光の光路中
に介挿し、ハーフミラー62で分割した光を受光素子6
3で光電変換して光量信号を得る。そして比較器(1)
64によって前記光量信号を基準信号と比較し、誤差信
号を切換えスイッチ66を介して絞り駆動回路59に入
力して受光素子63の出力の光量信号と基準信号とが一
致するように絞り58を駆動する。このようにして所定
の光量の照明光を光源装置より出射する。
【0050】この状態で、ビデオプロセッサ51で得ら
れる画像明るさ信号のレベルを所定の値に調整する。こ
のとき、内視鏡1の挿入部先端部には図7に示すような
固定反射率のキャップ状の冶具70を装着し、所定の明
るさの像を固体撮像素子6で撮像するようにする。そし
て、映像信号処理回路52の出力の映像信号を基に積分
回路54,GCA55によって得られた画像明るさ信号
を比較器(2)65により基準信号と比較し、誤差信号
をGCA55に入力して画像明るさ信号が所定値となる
ようにGCA55のゲインを調整する。例えば基準信号
より画像明るさ信号が大きいときはGCA55のゲイン
を小さくするように調整して、照明光量に対するビデオ
プロセッサ51の出力の画像明るさ信号の比が一定とな
るようにする。
【0051】画像明るさ信号が基準信号に一致するよう
GCA55のゲインが設定され、比較器(2)65の出
力が0となると、CPU61は、ハーフミラー62に指
示を送って照明光の光路中より退出させ、切換えスイッ
チ66を比較器(3)69側に切り換え、比較器(1)
64の動作を停止させる。この状態では、ビデオプロセ
ッサにおいて照明光量に対する出力の画像明るさ信号の
比が一定となっているため、光源装置の調光手段に対す
るゲインは一定となる。よって、ビデオプロセッサの種
類による調光手段の応答速度のばらつきを抑えることが
でき、常に最適な応答速度で調光を行うことができる。
【0052】調光動作の際には、ビデオプロセッサ51
において積分回路54で映像信号が積分され、GCA5
5で前述のように設定された増幅度で増幅された画像明
るさ信号が光源装置56に入力される。光源装置56で
は、まず演算回路67で画像明るさ信号を絞り位置検出
回路60の出力の絞り位置信号のレベルに応じて補正す
る。この絞り位置信号は、例えば絞り羽根を動かすモー
タの駆動軸と同軸かまたはギアを介して連動するように
設けたポテンショメータの出力を用いたり、絞り駆動モ
ータのコイルの傾きをホール素子で検出して絞りの角度
を求めたりすることによって得られる。演算回路67に
おいて、絞り位置信号のレベルに一対一で対応したアド
レスを発生し、このアドレスに応じたデータを予め記憶
されているメモリより読み出して、この補正データと画
像明るさ信号との積算を行う。
【0053】演算回路67で補正された画像明るさ信号
は、比較器(3)69によって、調光レベル調整パネル
68で使用者により設定された希望明るさ信号と比較さ
れ、差分信号が切換えスイッチ66を介して絞り駆動回
路59に入力される。絞り駆動回路59は前記差分信号
に応じた駆動電流を出力して絞り58を駆動し、光源ラ
ンプ57からの出射光を増減させる。この結果、ビデオ
プロセッサ51から出力される画像明るさ信号が増減
し、希望明るさ信号と一致するように照明光量が制御さ
れる。
【0054】このように構成することにより、各ビデオ
プロセッサにおける所定の照明光量に対する画像明るさ
信号のレベルを一定にするレベル設定手段によって、光
源装置の調光手段に対するゲインを一定にして調光動作
を行うことができ、ビデオプロセッサと光源装置との組
み合わせにおける調光の応答性を最適にすることができ
る。したがって、ビデオプロセッサによって応答速度が
異なる不具合もなく、また煩雑な操作を必要とせず常に
最適な調光動作を行うことが可能となる。
【0055】なお、本例では装置の電源立ち上げ時に所
定光量に対する画像明るさ信号のレベルを設定する初期
動作を開始するようにしたが、使用者の外部などからの
指示によって初期動作を開始するようにしても良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡検査中における使用者の画像明るさ調整操作を不要
として常に所望の明るさの観察画像を得ることが可能と
なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内視鏡装置の主要部
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2実施例に係る内視鏡装置の主要部
の構成を示すブロック図
【図3】非常灯使用時の調光手段を備えた内視鏡装置の
構成例を示すブロック図
【図4】光源ランプの発光量制御手段を備えた内視鏡装
置の第1の構成例を示すブロック図
【図5】光源ランプの発光量制御手段を備えた内視鏡装
置の第2の構成例を示すブロック図
【図6】装置の組み合わせに応じたビデオプロセッサの
ゲイン設定を行うゲイン設定手段を備えた内視鏡装置の
構成例を示すブロック図
【図7】初期動作時に所定の照明光量に対する画像明る
さ信号のレベルを調整する際に内視鏡挿入部先端部に装
着する冶具を示したものであり、(a)は斜視図、
(b)は断面図
【符号の説明】
1…内視鏡 2…光源装置 3…ビデオプロセッサ 7…信号処理回路 9…AGC回路 10…積分回路 11…ランプ 13…絞り 15…絞り位置検出回路 16…調光回路 17…調光レベル調整パネル 18…希望明るさ設定回路 19…ゲインアップ判定回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 内村 澄洋 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小柳 秀樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体へ照射する照明光を発生する光源
    手段と、前記照明光によって照明された被写体の撮像信
    号を信号処理する映像信号処理手段とを有する内視鏡装
    置であって、 前記映像信号処理手段の出力画像の明るさに応じて前記
    光源手段の照明光量を調整する光量調整手段と、 前記映像信号処理手段の出力画像が所定の目的の明るさ
    に対して前記光量調整手段における照明光量調整範囲以
    上に明るいかまたは暗いことを判定し、この判定結果に
    基づき前記映像信号処理手段における信号増幅量の制御
    指示を行う画像明るさ判定手段と、 を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
JP5290582A 1993-11-19 1993-11-19 内視鏡装置 Pending JPH07136107A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5290582A JPH07136107A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5290582A JPH07136107A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 内視鏡装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07136107A true JPH07136107A (ja) 1995-05-30

Family

ID=17757891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5290582A Pending JPH07136107A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07136107A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005006854A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Olympus Corp 光イメージング装置
US8480571B2 (en) 2006-03-03 2013-07-09 Olympus Medical Systems Corp. Endoscopic device
JP2014226231A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 Hoya株式会社 内視鏡装置
CN109247905A (zh) * 2018-10-29 2019-01-22 重庆金山医疗器械有限公司 一种内窥镜***及判断导光部是否从主机拔除的方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005006854A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Olympus Corp 光イメージング装置
JP4589607B2 (ja) * 2003-06-18 2010-12-01 オリンパス株式会社 光イメージング装置
US8480571B2 (en) 2006-03-03 2013-07-09 Olympus Medical Systems Corp. Endoscopic device
JP2014226231A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 Hoya株式会社 内視鏡装置
CN109247905A (zh) * 2018-10-29 2019-01-22 重庆金山医疗器械有限公司 一种内窥镜***及判断导光部是否从主机拔除的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2821141B2 (ja) 内視鏡用自動調光制御装置
JP4575720B2 (ja) 電子内視鏡システム
US7450159B2 (en) Image pick-up apparatus and endoscope apparatus
US5957834A (en) Endoscope system
EP2022388A1 (en) Endoscope apparatus
WO2011102200A1 (ja) 電子内視鏡システム
JP4589706B2 (ja) 内視鏡用光源装置及び電子内視鏡装置
JPH07136107A (ja) 内視鏡装置
JPH10286234A (ja) 内視鏡装置
JP3283131B2 (ja) 内視鏡装置
JP3140548B2 (ja) 内視鏡像の明るさ制御装置
JPS62183737A (ja) Tv式内視鏡装置
JP4100875B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3610240B2 (ja) 内視鏡光源装置
JP3540690B2 (ja) 内視鏡システム
JP4390331B2 (ja) 内視鏡装置
JP2007014695A (ja) 内視鏡装置
JP2005124755A (ja) 内視鏡用画像処理装置
JP3668414B2 (ja) 内視鏡用光源装置
JP2786631B2 (ja) 内視鏡光源装置
JP3776709B2 (ja) 内視鏡装置
JP2000189383A (ja) 内視鏡装置
JP2011110104A (ja) 電子内視鏡システム
JPH03151930A (ja) 電子内視鏡装置
JPH09261533A (ja) 光源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020619