JPH0713312B2 - 亜鉛の電解方法及び装置 - Google Patents

亜鉛の電解方法及び装置

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JPH0713312B2
JPH0713312B2 JP62057377A JP5737787A JPH0713312B2 JP H0713312 B2 JPH0713312 B2 JP H0713312B2 JP 62057377 A JP62057377 A JP 62057377A JP 5737787 A JP5737787 A JP 5737787A JP H0713312 B2 JPH0713312 B2 JP H0713312B2
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anode
electrolysis
zinc
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electrolytic cell
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長一 古屋
哲 本尾
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Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P10/20Recycling

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、亜鉛の電解方法及び装置に関する。
(従来の技術) 従来の亜鉛の電解方法は、第3図に示す如く陰極として
Al板1を電解槽2内の電解液3中に垂直にして浸漬して
配し、このAl板1に対向して陽極として浸漬してPb−Ag
1wt%板4を電解液3中に垂直にして浸漬して配して電
解を行い、Al板1にZn5を電着するものである。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記の亜鉛の電解方法では陽極であるPb−Ag
1wt%板4から発生する酸素の過電圧が大きくまた発生
気泡により電流が通りにくい為、電解速度が遅くてAl板
1へのZn5の電着に長時間要し、40数時間に1回の割合
でAl板1からZn5を剥離するので、甚だ能率が悪く、し
かもその都度電解液3中よりAl板1を引き上げねばなら
ないので、甚だ作業性が悪いものである。
この為、電解速度を早くすべく電圧を上げると電解電圧
が著しく増大し電解液3の温度が上がり、それだけ消費
電力が大きくなる。また、極間を狭くして、極間の抵抗
を低くしようとすれば、電解液中3中に陽極であるPb−
Ag1wt%板4から発生した酸素の気泡が抜けにくいため
著しく増え、電流が一層流れにくくなるものである。そ
してこのような状態に於いて、陽極から発生する酸素と
陰極から発生する水素とを別々に取り出そうとしても酸
素と水素が混ざり会う為、困難である。
(発明の目的) 本発明は、上記問題点を解決すべくなされたもので、陽
極の表面に酸素の気泡が形成されず、従って電解液中に
酸素の気泡が無く、電流の通りが良くて電解速度が早
く、また陰極から発生する水素に酸素が混じることがな
く、さらに装置を小型化でき、しかも作業性の良い亜鉛
の電解方法及び装置を提供することを目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本発明の亜鉛の電解方法
は、電解槽の底を半円状のガス拡散電極より成る陽極に
て形成し、この陽極に対向して陰極として両側面を絶縁
被覆したAlの回転ドラムを垂直にして電解槽壁に回転可
能に支持し電解槽内に電解液を入れて陰極の下部外周面
の露出部を電解液に浸漬させ、前記陽極に水素を供給し
て電解を行い、前記回転ドラムを回転させ乍ら該回転ド
ラムの外周面に析出される亜鉛の箔を剥離することを特
徴とするものである。
また本発明の亜鉛の電解装置は、電解槽の底を半円状の
ガス拡散電極により成る陽極にて形成し、この陽極に対
向して電解槽内にAlの回転ドラムの両側面を絶縁被覆し
て成る陰極を垂直にして回転可能に同心に支持し、前記
電解槽の両端部に前記陽極の外面に水素を供給するため
の供給口と排出口を設け、かつ前記電解槽に電解液導出
路を設けて成るものである。
(作用) 上記本発明の亜鉛の電解方法では、陽極として水素減極
ガス拡散電極を用いているので、表面に酸素の気泡が形
成されず、電解液中に酸素の気泡が浮上することがな
い。その為、電流が通り易くなり、電解速度が早くな
る。また水素を陽極で酸化する為電圧を下げることがで
きて、電解液の温度が上がらず、その分消費電力が少な
くなる。さらに陰極から発生する水素には酸素が混じる
ことがないので、水素をそのまま取り出して再使用でき
る。
また本発明の亜鉛の電解装置では、陰極が回転ドラムで
あり、その外周面の露出部の下半部に対向する陽極の表
面に酸素の気泡が形成されないガス拡散電極で、両極間
を狭くできるので、電解液抵抗によるIRドロップが小さ
くできて電圧を下げることができるばかりでなく極間の
抵抗を低くできて、電流を通し易くなり、電解速度を早
くできると共に装置を小型化でき、しかも帯状の連続し
た亜鉛箔が得られる。
(実施例) 本発明による亜鉛の電解方法及び電解装置の一実施例を
説明する。先ず電解装置を第1図及び第2図によって説
明すると、幅110mm、長さ120mm、深さ120mmの電解槽10
の底が半径105mm、幅100mm、厚さ1.0mmの半円状のガス
拡散電極より成る陽極11にて形成され、この陽極11が電
解槽10の金属製網から成る底枠12に支持されている。こ
の陽極11に対向して電解槽10内に、直径100mm、幅100mm
のAlの回転ドラム13の両側面を塩化ビニル14を厚さ1.0m
m絶縁被覆し外周面のみ露出させた陰極15が、垂直にし
て回転可能に同心に配されて両側壁に支持され、前記陽
極11との間隔が2.5mmとなっている。前記陽極11の外面
両端部には水素の供給口16と排出口17が設けられ、排出
口17は水素供給循環装置の入口に接続され、供給口16の
基端は水素供給循環装置の出口に接続されている。電解
槽10の一端上部に電解液導出路19が設けられ、この先端
が貯槽21内の上部に開口されている。電解槽10の他端上
部には電解液導入路22が設けられ、これがポンプ23を有
する電解液導入路24に接続され、この電解液導入路24の
先端が前記貯槽21の下部に接続されている。
次に上記構成の電解装置を用いる本発明の亜鉛の電解方
法を説明する。第1図及び第2図に示す如く電解槽10内
に電解液25として亜鉛の処理液(Zn60g/、H2SO4180g/
)をポンプ23により送給し循環させ、陰極15の下部外
周部の露出部を深さ90mm浸漬させと共にガス拡散電極よ
り成る陽極11の表面を電解液25に接触させた。次に陽極
11へ水素供給循環装置より供給口16を通して水素を供給
し、電流70A、電圧1.4Vで電解を行い、陰極15であるAl
の回転ドラム13の外周面の露出部に亜鉛を析出し、箔を
形成し乍ら、陰極15を3.0回/hrで回転し、亜鉛箔26を剥
離していった。このときの電流効率は89%であった。
この亜鉛の電解中、ガス拡散電極である陽極11に水素供
給口16から供給された水素は、電解液25中の陽極11の表
面で水素イオンとなりOH-イオンと反応して水に変換さ
れ、余分の水素は排出口17より排出され、再び水素循環
装置に戻されて水素供給口16から陽極11へ供給される。
かくして陽極11の表面には酸素の気泡が形成されず、従
って電解液25中を酸素の気泡が浮上することがない。そ
の為酸素の気泡によって電流が通りが阻害されることが
なく、電流が通り易くなり、電解速度が従来の10倍程度
早くなり、しかも電圧を従来の2/5に下げることができ
た。また電解液25の温度が上がらず、その分消費電力が
少なくなった。さらに電解中陰極15の外周面から発生し
て浮上する水素は、電解液25の上面をカバーで被えば、
無駄に大気に放散されることがなく、電解中ポンプ24の
駆動により電解槽10の一端上部の導出路19より電解液25
を導出し、貯槽21内に一旦貯溜することにより水素が貯
槽21の上部密閉空間に浮上して貯えられ、水素が除去さ
れた電解液25は貯槽21の下部より電解層10内に導入路2
4、22を通して導入される。こうして電解液25の循環を
繰返すことにより、陰極15の外周面から発生する水素は
殆んど全て貯槽21の上部密閉空間に貯えられるので、ガ
ス拡散電極である陽極11への水素の供給に役立てること
ができる。電流効率が良くなる。
尚、前記実施例では、電解液25を1本の導出路と1本の
導入路によって循環しているが、これに限るものではな
く、半円状の陽極11に導出路及び導入路を各々に複数本
設けて電解液の循環を速めるようにしてもよいものであ
る。
(発明の効果) 以上の説明で判るように本発明の亜鉛の電解方法によれ
ば、陽極の表面に酸素の気泡が形成されず、従って電解
液中を酸素の気泡が浮上することがなく、電流の通りが
良くて電解速度が早いので、著しく電解能率が向上し
た。また電圧を下げることができて、電解液の温度が上
がらず、その分消費電力を減少できた。さらに陰極から
発生する水素には酸素が混じることがなく、そのまま取
り出すことができ、これを陽極に供給し、再使用すれ
ば、電解効率が高くなる。
また本発明の亜鉛の電解装置は、陰極が回転ドラムであ
り、その外周面の電解液中の下部に対向する電解槽の底
が表面に酸素の気泡が形成されないガス拡散電極がある
ので、極間を数mm程度まで著しく狭くできる。従って、
極間の電解液による抵抗を低くできて、電圧を下げるこ
とができるばかりではなく、電流が通り易くなり、電解
速度を早くできると共に装置が小型化し、しかも陰極の
外周面から亜鉛箔が連続的に得られ、生産性、作業性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の亜鉛の電解装置を示す縦断正面図、第
2図は第1図のA−A矢視側面図、第3図は従来の亜鉛
の電解装置を示す縦断正面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】亜鉛の電解方法に於いて、電解槽の底を半
    円状のガス拡散電極により成る陽極にて形成し、この陽
    極に対向して陰極として両側面を絶縁被覆したAlの回転
    ドラムを垂直にして電解槽壁に回転可能に支持し、電解
    槽内に電解液を入れて陰極の下部外周面の露出部を電解
    液に浸漬させ、前記陽極に水素を供給して電解を行い、
    前記回転ドラムを回転させ乍ら該回転ドラムの外周面に
    析出される亜鉛の箔を剥離することを特徴とする亜鉛の
    電解方法。
  2. 【請求項2】電解槽の底を半円状のガス拡散電極より成
    る陽極にて形成し、この陽極に対向して電解槽内にAlの
    回転ドラムの両側面を絶縁被覆して成る陰極を垂直にし
    て回転可能に同心に支持し、前記電解槽の両端部に前記
    陽極の外面に水素を供給するための供給口と排出口を設
    け、かつ前記電解槽に電解液導出路を設けて成る亜鉛の
    電解装置。
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