JPH07130880A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH07130880A
JPH07130880A JP5272684A JP27268493A JPH07130880A JP H07130880 A JPH07130880 A JP H07130880A JP 5272684 A JP5272684 A JP 5272684A JP 27268493 A JP27268493 A JP 27268493A JP H07130880 A JPH07130880 A JP H07130880A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビット線の寄生容量と抵抗を低減し、アクセ
ス時間を短縮し、配線の信頼性を向上させ、配線加工を
容易にしたバルク構造の完全CMOS型SRAM用メモ
リセルを提供すること。 【構成】 各メモリセルMC毎に、半導体基板上に形成
された三列の不純物拡散層12a,12b,12cと、
これら三列の不純物拡散層の上に直交するように形成さ
れた三列のゲート電極層とを有するSRAM用メモリセ
ル。三列のゲート電極層のうちの中央ゲート電極16b
が、メモリセルのワード線Wに相当し、この中央ゲート
電極と不純物拡散層との交差部に、選択トランジスタS
Q3,4、他の二列の側方ゲート電極16a,16cと不
純物拡散層との交差部には、それぞれ駆動トランジスタ
DQ1,DQ2と負荷トランジスタLQ5,LQ6とが形成
してある。メモリセルMCを横長にでき、金属配線層の
ピッチおよび配線幅を広くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に係
り、さらに詳しくは、負荷トランジスタが駆動トランジ
スタおよび選択トランジスタと共に、半導体基板上に直
接形成された完全CMOS型スタティクランダムアクセ
スメモリ(SRAM)に関する。
【0002】
【従来の技術】4Mbあるいは16Mb用SRAMのメ
モリセルとして、Pチャネル型薄膜トランジスタ(TF
T)を負荷トランジスタとして用いたSRAM用メモリ
セルが開発されている。このTFT負荷型SRAM用メ
モリセルは、高抵抗負荷型SRAM用メモリに比較し
て、スタンバイ時の消費電力が少なく、安定性に優れて
いる。また、負荷トランジスタが半導体基板上に形成さ
れたバルク構造の完全CMOS型SRAM用メモリセル
に比較して、高集積化に優れている。
【0003】ところが、TFT負荷型SRAM用メモリ
セルは、その製造プロセスが煩雑であると言う課題を有
している。そこで、バルク構造の完全CMOS型SRA
M用メモリセルが見直されている。バルク構造の完全C
MOS型SRAM用メモリは、TFT負荷型SRAM用
メモリに比較して、製造工程が単純であると共に、動作
時に高電流を得ることができ、メモリの安定性にも優れ
ている。
【0004】バルク構造の完全CMOS型SRAM用メ
モリセルの等価回路を図8に示す。図8に示すように、
このメモリセルは、フリップフロップ回路を構成する一
対の駆動トランジスタDQ1,DQ2と、メモリセルの選
択用の選択トランジスタSQ3,SQ4と、負荷トランジ
スタLQ5,LQ6とを有する。選択トランジスタSQ
3,SQ4は、ワード線Wに生じるゲート電圧に応じて、
トランジスタをオン状態とし、駆動トランジスタDQ
1,DQ2で構成されるフリップフロップ回路に記憶して
ある情報をビット線bおよび反転ビット線b’に送信す
るようになっている。
【0005】バルク構造の完全CMOS型SRAM用メ
モリセルでは、メモリセルのサイズを効率的に縮小化す
ることができるトランジスタおよび配線のレイアウトパ
ターンが重要である。最近では、図9に示すレイアウト
パターンのSRAM用メモリセルMCが開発されてい
る。このメモリセルMCでは、セル毎に、不純物拡散層
4が二列配列され、この不純物拡散層4に対して直交す
る方向に、ゲート電極2が4列配置してある。
【0006】4列のゲート電極2の内の外側の二列のゲ
ート電極2が、ワード線W1,W2 となり、これらワード
線と不純物拡散層4との交差部に、選択トランジスタS
Q3,SQ4が形成してある。また、中央の二列のゲート
電極2,2と不純物拡散層4との交差部に、負荷トラン
ジスタLQ5,LQ6と駆動トランジスタDQ1,DQ2 が
形成してある。負荷トランジスタLQ5,LQ6 は、P型
の不純物拡散層上に形成され、選択トランジスタSQ3,
SQ4 と駆動トランジスタDQ1,DQ2 とは、N型不純
物拡散層の上に形成してある。
【0007】これらトランジスタは、図8に示す回路を
構成するように、その上に積層される第1中間導電層
6、第2中間導電層8および金属配線層10で接続され
る。アルミニウム配線層などで構成される金属配線層1
0は、ビット線b、反転ビット線b’および電源線VSS
となる。
【0008】図9に示す従来例では、電源線VSSは、隣
接するメモリセルと共用されるので、1メモリセルMC
当り、2.5列の金属配線層10が通ることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようなレイアウト
のメモリセルでは、N型不純物拡散層4の上に、選択ト
ランジスタSQ3,SQ4と駆動トランジスタDQ1,D
Q2とが4個一列に配置されることから、横方向に短
く、縦方向に長いメモリセルMCとなっている。金属配
線層10は、1メモリセルMC毎に、2.5列のピッチ
で、縦方向に延びて配線される。
【0010】このため、図9に示すレイアウトパターン
では、金属配線層10相互間のピッチ幅および配線幅が
狭くなり、ビット線の寄生容量およびビット線抵抗の増
大が問題となる。また、金属配線層10間のピッチが狭
いと、配線の信頼性が低下すると共に、配線加工も困難
になってくるという課題を有している。
【0011】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、ビット線の寄生容量と抵抗を低減し、アクセス時間
を短縮し、配線の信頼性を向上させ、配線加工を容易に
したバルク構造の完全CMOS型SRAM用メモリセル
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体記憶装置は、各メモリセル毎
に、半導体基板上に形成された三列の不純物拡散層と、
これら三列の不純物拡散層の上に、ゲート絶縁層を介し
て、不純物拡散層に対して略直交するように形成された
三列のゲート電極層とを有し、上記三列のゲート電極層
のうちの中央に位置する中央ゲート電極が、メモリセル
のワード線に相当し、この中央ゲート電極と上記不純物
拡散層との交差部に、選択トランジスタが形成してあ
り、上記中央ゲート電極以外の他の二列の側方ゲート電
極と上記不純物拡散層との交差部には、それぞれ駆動ト
ランジスタと負荷トランジスタとが形成してある。
【0013】上記三列の不純物拡散層の内の一列の第1
不純物拡散層が、P型不純物拡散層であり、他の二列の
第2,第3不純物拡散層が、N型不純物拡散層であり、
しかも、上記P型不純物拡散層は、上記中央ゲート電極
との交差部で分離されていることが好ましい。
【0014】上記第2,第3不純物拡散層は、メモリセ
ル内で、第1不純物拡散層との離間距離よりも相互に近
接して、点対象位置に配置されることが好ましい。上記
第2不純物拡散層または第3不純物拡散層と上記二列の
側方ゲート電極との交差部の一部には、ゲート電極の下
部に位置する埋め込み拡散層が形成してあることが好ま
しい。
【0015】上記一対の負荷トランジスタと、一対の駆
動トランジスタと、一対の選択トランジスタとは、上記
ゲート電極の上に積層される多層配線層により、スタテ
ィクランダムアクセスメモリのメモリセルとなるように
接続してある。
【0016】
【作用】本発明の半導体記憶装置では、三列の不純物拡
散層に対して略直交するように、三列のゲート電極を配
置し、中央部のゲート電極をワード線とするレイアウト
パターンなので、メモリセルが横長になり、メモリセル
のセル面積を増大させることなく、ワード線に対して略
直角方向に配列される金属配線層のピッチ間隔および配
線幅を大きくすることができる。その結果、金属配線層
で構成されるビット線の寄生容量および抵抗を大幅に低
減することができ、メモリセルに対するアクセス速度が
向上する。
【0017】また、金属配線層相互間の配線ピッチを大
きくできることから、配線の信頼性が向上すると共に、
配線加工が容易になる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る半導体記憶装置を、図面
に示す実施例に基づき、詳細に説明する。図1は本発明
の一実施例に係るSRAM用メモリセルにおける不純物
拡散層のレイアウトパターンを示す平面図、図2は同実
施例に係るメモリセルにおけるゲート電極のレイアウト
パターンを示す平面図、図3は同実施例に係るメモリセ
ルにおける第1中間導電層のレイアウトパターンを示す
平面図、図4は同実施例に係るメモリセルにおける第2
中間導電層のレイアウトパターンを示す平面図、図5は
同実施例に係るメモリセルにおける金属配線層のレイア
ウトパターンを示す平面図、図6は図2に示すVI−VI線
に沿う要部断面図、図7は図2に示すVII−VII線に沿う
要部断面図、図8はSRAM用メモリセルの等価回路図
である。
【0019】図1〜7に示すように、本実施例に係るS
RAM用メモリセルMCは、半導体基板11の上に、負
荷トランジスタLQ5,LQ6と、選択トランジスタSQ
3,SQ4と、駆動トランジスタDQ1,DQ2とを直接形
成したバルク構造の完全CMOS型SRAM用メモリセ
ルである。図6,7に示す半導体基板11の上には、図
1に示すように、各メモリセルMC毎に、三列の第1,
第2,第3不純物拡散層12a,12b,12cが形成
されるように、選択酸化による素子分離領域(LOCO
S)14が形成してある。
【0020】不純物拡散層12a,12b,12cの上
には、図2に示すように、各メモリセルMC毎に、側方
ゲート電極16a,16cおよび中央ゲート電極16b
が、不純物拡散層に対して略直交するように形成してあ
る。不純物拡散層12a,12b,12cは、これら三
列のゲート電極16a,16b,16cが、LOCOS
14の上に形成された後で、不純物のイオン注入を行う
ことにより自己整合的に形成される。三列の不純物拡散
層の内、最も左側に位置する第1不純物拡散層12a
は、P型不純物拡散層であり、他の二列の不純物拡散層
12b,12cは、N型の不純物拡散層である。
【0021】半導体基板として、P型半導体基板を用い
た場合には、P型不純物拡散層である第1不純物拡散層
12aは、N型ウェル領域の表面に形成する必要がある
ことから、P型の第1不純物拡散層12aと、N型の第
2,第3不純物拡散層の間隔を、第2,第3不純物拡散
層12b,12c間の間隔よりも広めに設定する。
【0022】第2,第3不純物拡散層12b,12c
は、メモリセルMC内で、点対象位置に配置してある。
また、第1不純物拡散層12a,12aは、メモリセル
MC内の中央ゲート電極16bが配置される部分で図
1,2中の上下に分離され、中央ゲート電極の中心線に
対して線対象に配置してある。これら不純物拡散層は、
後述するトランジスタのソース・ドレイン領域となる。
【0023】不純物拡散層12a,12b,12cは、
上述したようにゲート電極の形成後に形成されるので、
ゲート電極との交差部には、原則として形成されない
が、回路の都合上、図1,2に示す側方ゲート電極16
aと第2不純物拡散層12bとの交差部では、埋め込み
拡散層18を半導体基板の表面に予め形成する必要があ
る(図7参照)。
【0024】図6,7に示すように、ゲート電極16
a,16b,16cと、半導体基板11との間には、ゲ
ート絶縁層62が形成してある。ゲート電極16a,1
6b,16cは、たとえばポリシリコン層あるいはポリ
サイド層(ポリシリコンとシリサイドとの積層構造)な
どで構成される。ゲート絶縁層62は、半導体基板11
の表面を熱酸化して得られる酸化シリコン層などで構成
される。半導体基板11は、たとえばP型シリコン基板
で構成される。
【0025】不純物拡散層12a,12b,12cおよ
びゲート電極層16a,16b,16cを、図1,2に
示すレイアウトパターンにすることで、第1不純物拡散
層12aと側方ゲート電極16a,16bとの交差部に
は、Pチャネル型の負荷トランジスタLQ5,LQ6が形
成される。また、中央ゲート電極16bは、メモリセル
MCのワード線Wに相当し、このゲート電極16bとN
型の第2,第3不純物拡散層12b,12cとの交差部
には、Nチャネルの選択トランジスタSQ3,SQ4が形
成される。さらに、一方の側方ゲート電極16aと第3
不純物拡散層12cとの交差部には、一方のNチャネル
駆動トランジスタDQ1 が形成され、他方の側方ゲート
電極16cと第2不純物拡散層12bとの交差部には、
他方のNチャネル駆動トランジスタDQ2が形成され
る。
【0026】これらトランジスタを用いて、図8に示す
メモリセルの回路を構成するため、各トランジスタのソ
ース・ドレイン領域およびゲート電極は、次に示す中間
導電層および金属配線層で接続される。図6,7に示す
ように、ゲート電極16a,16b,16cの上には、
第1層間絶縁層64が成膜される。第1層間絶縁層64
は、たとえば酸化シリコン層、PSG層、BPSG層な
どで構成される。この第1層間絶縁層64の上に、図3
に示すパターンで、第1中間導電層20a,20b,2
0c,20dが形成される。これら第1中間導電層は、
たとえばポリシリコン層で構成され、ホトリソグラフィ
技術により、図3に示すパターンに加工される。
【0027】これら第1中間導電層を成膜する前に、図
6,7に示す第1層間絶縁層64には、図3に示すコン
タクトホール22,24,26,28,30,32が形
成され、これらコンタクトホールを通して、第1中間導
電層20a,20b,20c,20dが図2に示す不純
物拡散層12a,12b,12cに接続している。図3
に示す第1中間導電層のうち、導電層20aは、ビット
線コンタクト位置をずらすための導電層であり、導電層
20b,20cは、図8に示すメモリセルの記憶ノード
と負荷トランジスタLQ5,LQ6とを接続するための導
電層であり、導電層20dは、電源電圧線VSSの取り出
し位置をずらすための導電層である。
【0028】第1中間導電層の上には、図6,7に示す
ように、第2中間絶縁層66が成膜してある。第2中間
絶縁層66は、たとえば酸化シリコン層、PSG層また
はBPSG層などで構成してある。この第2中間絶縁層
68の上に、図4に示すパターンで、第2中間導電層3
4a,34b,34c,34d,34eが形成される。
これら第2中間導電層は、たとえばポリシリコン層で構
成され、ホトリソグラフィ技術により、図4に示すパタ
ーンに加工される。
【0029】これら第2中間導電層を成膜する前に、図
6,7に示す第2層間絶縁層66および第1層間絶縁層
64には、図4に示すコンタクトホール36,38,4
0,42,44,46,48,49が形成され、これら
コンタクトホールを通して、第2中間導電層34a,3
4b,34c,34d,34eが図2に示す不純物拡散
層12a,12c、側方ゲート電極16a,16c、図
3に示す第1中間導電層20b,20cに接続してい
る。
【0030】図4に示す第2中間導電層のうち、導電層
34a,34bは、図8に示す回路において、一方のC
MOSインバータの出力を他方のCMOSインバータの
入力に接続するための導電層である。また、導電層34
cは、図8に示すメモリセルの回路において、基準電位
ssに接続するための導電層である。また、導電層34
dは、電源電圧線VSSの取り出し位置をずらすための導
電層である。さらに、導電層34eは、ビット線の取り
出し位置をずらすための導電層である。
【0031】これら第2中間導電層34a,34b,3
4c,34d,34eの上には、図6,7に示すよう
に、第3層間絶縁層68および必要に応じて平坦化層7
0が成膜してある。第3層間絶縁層68は、たとえば酸
化シリコン層、PSG層、BPSG層などで構成され、
平坦化層70は、たとえばSOG層などで構成される。
【0032】平坦化層70の上に、たとえば図5に示す
パターンで、アルミニウム配線層などで構成される金属
配線層50a,50b,50c,50dが形成される。
金属配線層が形成される前に、その下に配置される平坦
化層および層間絶縁層には、コンタクトホール52,5
4,56,58,60が形成される。これらコンタクト
ホールを通して、金属配線層は、その下に位置する第1
中間導電層20a,20dおよび第2中間導電層34
e,34dに接続される。そして、金属配線層50a
が、反転ビット線b’となり、金属配線層50bがビッ
ト線bとなり、金属配線層50cが電源電圧線VSSとな
る。
【0033】なお、本実施例のメモリセルMCでは、隣
接するセル間で、境界線に対して線対象になるようにレ
イアウトされるが、図5に示すように、金属配線層に関
しては、対象性が崩れている。すなわち隣のメモリセル
のビット線用金属配線層50dのビット線コンタクトホ
ール60は、図5に示す位置に形成される。これは、コ
ンタクトホール58とコンタクトホール54,60とを
可能な限り引き離すためである。また、これに関連し
て、金属配線層50a,50b,50cの対象性も一部
崩される。
【0034】本実施例に係るSRAM用メモリセルMC
では、三列の不純物拡散層12a,12b,12cに対
して略直交するように、三列のゲート電極16a,16
b,16cを配置し、中央部のゲート電極16bをワー
ド線Wとするレイアウトパターンなので、メモリセルM
Cが横長になる。そのため、メモリセルMCのセル面積
を増大させることなく、ワード線Wに対して略直角方向
に配列される金属配線層50a,50b,50cのピッ
チ間隔および配線幅を大きくすることができる。その結
果、金属配線層で構成されるビット線b,b’の寄生容
量および抵抗を大幅に低減することができ、メモリセル
に対するアクセス速度が向上する。
【0035】また、金属配線層50a,50b,50c
相互間の配線ピッチを大きくできることから、配線の信
頼性が向上すると共に、配線加工が容易になる。たとえ
ば、0.25μmルールの微細加工技術を用いて、本実
施例に係るメモリセルMCを実現すると、メモリセルM
Cのセルサイズは、2.8μm×2.0μm=5.6μ
2 となり、そのセルの縦横比は、1.4となり、従来
に比べて横長になることが証明される。また、金属配線
層間のピッチは、1.12μmと大きく、金属配線層に
おける動作速度遅延はかなり改善することができる。
【0036】ちなみに、図9に示す従来のレイアウトパ
ターンのメモリセルを0.5μmルールの微細加工技術
を用いて実現すると、セルサイズは、4.6μm×4.
0μm=18.4μm2 となり、そのセルの縦横比は
1.15である。なお、本発明は、上述した実施例に限
定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変す
ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、メモリセルが横長になり、メモリセルのセル面積を
増大させることなく、ワード線に対して略直角方向に配
列される金属配線層のピッチ間隔および配線幅を大きく
することができる。その結果、金属配線層で構成される
ビット線の寄生容量および抵抗を大幅に低減することが
でき、メモリセルに対するアクセス速度が向上する。
【0038】また、金属配線層相互間の配線ピッチを大
きくできることから、配線の信頼性が向上すると共に、
配線加工が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るSRAM用メモ
リセルにおける不純物拡散層のレイアウトパターンを示
す平面図である。
【図2】図2は同実施例に係るメモリセルにおけるゲー
ト電極のレイアウトパターンを示す平面図である。
【図3】図3は同実施例に係るメモリセルにおける第1
中間導電層のレイアウトパターンを示す平面図である。
【図4】図4は同実施例に係るメモリセルにおける第2
中間導電層のレイアウトパターンを示す平面図である。
【図5】図5は同実施例に係るメモリセルにおける金属
配線層のレイアウトパターンを示す平面図である。
【図6】図6は図2に示すVI−VI線に沿う要部断面図で
ある。
【図7】図7は図2に示すVII−VII線に沿う要部断面図
である。
【図8】図8はSRAM用メモリセルの等価回路図であ
る。
【図9】従来例に係るSRAM用メモリセルのレイアウ
トパターンを示す平面図である。
【符号の説明】
11… 半導体基板 12a… 第1不純物拡散層 12b… 第2不純物拡散層 12c… 第3不純物拡散層 14… LOCOS 16a… 側方ゲート電極 16b… 中央ゲート電極 16c… 側方ゲート電極 18… 埋め込み拡散層 20a,20b,20c,20d… 第1中間導電層 34a,34b,34c,34d,34e… 第2中間
導電層 50a,50b,50c… 金属配線層 62… ゲート絶縁層 DQ1,DQ2… 駆動トランジスタ SQ3,SQ4… 選択トランジスタ LQ5,LQ6… 負荷トランジスタ b… ビット線 b’… 反転ビット線 W… ワード線 MC… メモリセル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成してある一対の負荷
    トランジスタと一対の駆動トランジスタと一対の選択ト
    ランジスタとで構成されるメモリセルを有する半導体装
    置であって、 各メモリセル毎に、半導体基板上に形成された三列の不
    純物拡散層と、 これら三列の不純物拡散層の上に、ゲート絶縁層を介し
    て、不純物拡散層に対して略直交するように形成された
    三列のゲート電極層とを有し、 上記三列のゲート電極層のうちの中央に位置する中央ゲ
    ート電極が、メモリセルのワード線に相当し、この中央
    ゲート電極と上記不純物拡散層との交差部に、選択トラ
    ンジスタが形成してあり、 上記中央ゲート電極以外の他の二列の側方ゲート電極と
    上記不純物拡散層との交差部には、それぞれ駆動トラン
    ジスタと負荷トランジスタとが形成してある半導体記憶
    装置。
  2. 【請求項2】 上記三列の不純物拡散層の内の一列の第
    1不純物拡散層が、P型不純物拡散層であり、他の二列
    の第2,第3不純物拡散層が、N型不純物拡散層であ
    り、しかも、上記P型不純物拡散層は、上記中央ゲート
    電極との交差部で分離されている請求項1に記載の半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記第2,第3不純物拡散層は、メモリ
    セル内で、第1不純物拡散層との離間距離よりも相互に
    近接して、点対象位置に配置される請求項2に記載の半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記第2不純物拡散層または第3不純物
    拡散層と上記二列の側方ゲート電極との交差部の一部に
    は、ゲート電極の下部に位置する埋め込み拡散層が形成
    してある請求項2または3に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記一対の負荷トランジスタと、一対の
    駆動トランジスタと、一対の選択トランジスタとは、上
    記ゲート電極の上に積層される多層配線層により、スタ
    ティクランダムアクセスメモリのメモリセルとなるよう
    に接続してある請求項1〜4に記載の半導体記憶装置。
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