JPH07130184A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH07130184A
JPH07130184A JP5296076A JP29607693A JPH07130184A JP H07130184 A JPH07130184 A JP H07130184A JP 5296076 A JP5296076 A JP 5296076A JP 29607693 A JP29607693 A JP 29607693A JP H07130184 A JPH07130184 A JP H07130184A
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JP
Japan
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power supply
output
supply voltage
circuit
input
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Withdrawn
Application number
JP5296076A
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English (en)
Inventor
Takashi Koba
孝 木場
Sadayuki Morita
貞幸 森田
Takao Makiko
高雄 牧子
Yoshitaka Kinoshita
嘉隆 木下
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる電位の複数の電源電圧に対応しうるス
タティック型RAM等を実現する。これにより、スタテ
ィック型RAM等の所要フォトマスク数を削減して低コ
スト化を推進し、その製品種数を削減してユーザの利便
性を高める。 【構成】 データ入力バッファ及びデータ出力バッファ
を備えるスタティック型RAM等に、電源電圧の絶対値
が所定値を超えたときその出力信号VDを選択的にハイ
レベルとする電源電圧識別回路を設けるとともに、デー
タ入力バッファIBの単位データ入力バッファUIB0
等に、電源電圧識別回路の出力信号VDがハイレベルと
されるとき選択的に有効とされるMOSFETN8を設
け、電源電圧の電位に応じて単位データ入力バッファU
IB0等の初段論理ゲートの論理スレッショルドレベル
を選択的にかつ実質的に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に関し、例
えば、データ入力バッファ等の入力回路とデータ出力バ
ッファ等の出力回路とを備えるスタティック型RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)等に利用して特に有効
な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】データ入力バッファ等の入力回路とデー
タ出力バッファ等の出力回路とを備えるスタティック型
RAMがある。これらのスタティック型RAM等では、
その入力信号レベル及び出力信号レベルがいわゆる入出
力インタフェース条件として規定され、TTL(トラン
ジスタ・トランジスタ・ロジック)インタフェースを例
にあげると、例えばその入力信号の入力ハイレベル最小
値は2.2V(ボルト)また入力ロウレベル最大値が
0.8Vとされ、その出力信号の出力ハイレベル最小値
は2.4Vまた出力ロウレベル最大値が0.4Vとされ
る。各入力回路は、その初段論理ゲートにおいて上記入
力条件を満たすべく所定の論理スレッショルドレベルを
有するものとされ、各出力回路は、出力MOSFET
(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この明細
書では、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタの総称とする)を含むその出力段において上記
出力条件を満たすべく所定の出力信号レベルを有するも
のとされる。
【0003】一方、集積回路の微細化・高集積化にとも
なって、スタティック型RAM等の動作電源の低電圧化
が進みつつあるが、他方で従来品との対応も必要とな
り、市場では例えば+3.3Vのような低電圧電源に対
応する製品と従来の+5Vの電源電圧に対応する製品と
が併存する状況にある。言うまでもなく、両製品におい
て入出力インタフェース条件に大きな差はなく、入力回
路では、電源電圧の電位に応じてその初段論理ゲートの
論理スレッショルドレベルを変える必要が生じ、出力回
路では、その出力信号レベルを切り換える必要が生じ
る。
【0004】+3.3Vの電源電圧に対応しうるスタテ
ィック型RAMについて、例えば、1993年9月、株
式会社日立製作所発行の『HM62W8127Hシリー
ズデータブック』に記載されており、+5Vの電源電圧
に対応しうるスタティック型RAMについては、例え
ば、同じく1993年9月、株式会社日立製作所発行の
『HM628127Hシリーズデータブック』に記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記に記載される2種
のスタティック型RAMは、共通のベースチップをもと
に構成され、その入力回路の初段論理ゲートの論理スレ
ッショルドレベルならびに出力回路の出力信号レベル
は、例えば金属配線層形成のためのフォトマスクの一部
を部分的に変更することによって選択的に切り換えられ
る。つまり、これらのスタティック型RAMは、その大
半の部分が同一構成とされるにもかかわらず異種の製品
として扱われる訳であって、製造者から見ると用意すべ
きフォトマスクの数が増えてスタティック型RAMの低
コスト化が阻害され、ユーザから見ると電源電圧に応じ
た製品選択を強要され、その利便性が低下する。
【0006】この発明の目的は、異なる電位の複数の電
源電圧に対応しうるスタティック型RAM等を実現する
ことにある。この発明の他の目的は、スタティック型R
AM等の低コスト化を推進し、その利便性を高めること
にある。
【0007】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、データ入力バッファ等の入力
回路とデータ出力バッファ等の出力回路とを備えるスタ
ティック型RAM等に、電源電圧の絶対値が所定値を超
えたときその出力信号を選択的に有効レベルとする電源
電圧識別回路を設けるとともに、この電源電圧識別回路
の出力信号に従って入力回路の初段論理ゲートの論理ス
レッショルドレベルを選択的に切り換え、また出力回路
の出力段における出力インピーダンスを選択的に切り換
える。
【0009】
【作用】上記した手段によれば、電源電圧の電位に応じ
てスタティック型RAM等の入出力インタフェース条件
を選択的にかつ自動的に切り換えることができるため、
異なる電位の複数の電源電圧に対応しうるスタティック
型RAM等を実現することができる。この結果、スタテ
ィック型RAM等の所要フォトマスク数を削減して、そ
の低コスト化を推進できるとともに、スタティック型R
AM等の製品種数を削減して、そのユーザの利便性を高
めることができる。
【0010】
【実施例】図1には、この発明が適用されたスタティッ
ク型RAMの一実施例のブロック図が示されている。同
図をもとに、まずこの実施例のスタティック型RAMの
構成及び動作の概要を説明する。なお、図1の各ブロッ
クを構成する回路素子は、特に制限されないが、公知の
CMOS(相補型MOS)集積回路の製造技術により、
単結晶シリコンのような1個の半導体基板面上に形成さ
れる。
【0011】図1において、スタティック型RAMは、
半導体基板面の大半を占めて配置されるメモリアレイM
ARYをその基本構成要素とする。このメモリアレイM
ARYは、図の水平方向に平行して配置される複数のワ
ード線と、垂直方向に平行して配置される複数の相補ビ
ット線と、これらのワード線及び相補ビット線の交点に
格子状に配置される多数のスタティック型メモリセルと
を含む。
【0012】メモリアレイMARYを構成するワード線
は、その左方においてXアドレスデコーダXDに結合さ
れ、択一的に選択状態とされる。XアドレスデコーダX
Dには、XアドレスバッファXBからi+1ビットの内
部アドレス信号X0〜Xiが供給され、タイミング発生
回路TGから内部制御信号CSが供給される。また、X
アドレスバッファXBには、アドレス入力端子AX0〜
AXiを介してXアドレス信号AX0〜AXiが供給さ
れるとともに、タイミング発生回路TGから図示されな
い内部制御信号ALが供給され、電源電圧識別回路VC
LDからその出力信号つまり内部信号VDが供給され
る。なお、内部制御信号CS及びALは、チップイネー
ブル信号CEBがロウレベルとされるとき、それぞれ所
定のタイミングで選択的にハイレベルとされる。また、
内部信号VDは、例えば電源電圧VCCの電位が+4V
を超えたとき選択的にハイレベルとされる。
【0013】XアドレスバッファXBは、アドレス入力
端子AX0〜AXiを介して供給されるXアドレス信号
AX0〜AXiを内部制御信号ALに従って取り込み、
保持するとともに、これらのXアドレス信号をもとに内
部アドレス信号X0〜Xiを形成して、Xアドレスデコ
ーダXDに供給する。この実施例において、Xアドレス
バッファXBは、Xアドレス信号AX0〜AXiに対応
して設けられるi+1個の単位アドレスバッファを備
え、その初段論理ゲートの論理スレッショルドレベルと
電源電圧VCCの絶対値との比率は、内部信号VDがハ
イレベルとされることによって選択的に小さくされる。
なお、このような内部信号VDによる論理スレッショル
ドレベルの切り換えについては、後のデータ出力バッフ
ァOBに関する具体的記述の中で詳細に説明する。
【0014】XアドレスデコーダXDは、内部制御信号
CSのハイレベルを受けて選択的に動作状態とされ、内
部アドレス信号X0〜Xiをデコードして、メモリアレ
イMARYの対応するワード線を択一的に選択状態とす
る。
【0015】次に、メモリアレイMARYを構成する相
補ビット線は、その下方においてYスイッチYSに結合
され、k+1組ずつ選択的に共通データ線CD0*〜C
Dk*(ここで、例えば非反転共通データ線CD0と反
転共通データ線CD0Bとをあわせて相補共通データ線
CD0*のように*を付して表す。また、それが有効と
されるとき選択的にロウレベルとされるいわゆる反転信
号等については、その名称の末尾にBを付して表す。以
下同様)に接続される。YスイッチYSには、Yアドレ
スデコーダYDから所定数のビット選択信号が供給され
る。また、YアドレスデコーダYDには、Yアドレスバ
ッファYBからj+1ビットの内部アドレス信号Y0〜
Yjが供給され、タイミング発生回路TGから内部制御
信号CSが供給される。さらに、YアドレスバッファY
Bには、アドレス入力端子AY0〜AYjを介してYア
ドレス信号AY0〜AYjが供給されるとともに、タイ
ミング発生回路TGから図示されない内部制御信号AL
が供給され、電源電圧識別回路VCLDから内部信号V
Dが供給される。
【0016】YアドレスバッファYBは、アドレス入力
端子AY0〜AYjを介して供給されるYアドレス信号
AY0〜AYjを内部制御信号ALに従って取り込み、
保持するとともに、これらのYアドレス信号をもとに内
部アドレス信号Y0〜Yjを形成して、Yアドレスデコ
ーダYDに供給する。この実施例において、Yアドレス
バッファYBは、Yアドレス信号AY0〜AYjに対応
して設けられるj+1個の単位アドレスバッファを備
え、その初段論理ゲートの論理スレッショルドレベルと
電源電圧VCCとの比率は、XアドレスバッファXBと
同様に、内部信号VDがハイレベルとされることによっ
て選択的に小さくされる。このような内部信号VDによ
る論理スレッショルドレベルの切り換えについては、後
のデータ出力バッファOBに関する具体的記述の中で詳
細に説明する。
【0017】YアドレスデコーダYDは、内部制御信号
CSのハイレベルを受けて選択的に動作状態とされ、内
部アドレス信号Y0〜Yjをデコードして、対応するビ
ット線選択信号を択一的にハイレベルの選択状態とす
る。
【0018】一方、YスイッチYSは、メモリアレイM
ARYの各相補ビット線に対応して設けられる複数対の
スイッチMOSFETを含む。これらのスイッチMOS
FETの一方は、メモリアレイMARYの対応する相補
ビット線に結合され、その他方は、相補共通データ線C
D0*〜CDk*の非反転又は反転信号線に順次k+1
対おきに共通結合される。各スイッチMOSFETのゲ
ートはk+1対ずつ共通結合され、Yアドレスデコーダ
YDから対応するビット線選択信号が供給される。これ
により、YスイッチYSの各スイッチMOSFETは、
対応するビット線選択信号がハイレベルとされることで
k+1対ずつ選択的にオン状態となり、メモリアレイM
ARYの対応するk+1組の相補ビット線と相補共通デ
ータ線CD0*〜CDk*との間を選択的に接続状態と
する。
【0019】相補共通データ線CD0*〜CDk*は、
ライトアンプWAに結合され、さらにセンスアンプSA
に結合される。ライトアンプWA及びセンスアンプSA
は、相補共通データ線CD0*〜CDk*に対応して設
けられるk+1個の単位回路をそれぞれ備え、データ入
力バッファIB及びデータ出力バッファOBも、これら
の単位回路に対応して設けられるk+1の単位回路をそ
れぞれ備える。
【0020】ライトアンプWAの各単位回路の入力端子
は、入力回路つまりデータ入力バッファIBの対応する
単位回路の出力端子にそれぞれ結合され、データ入力バ
ッファIBの各単位回路の入力端子は、対応するデータ
入出力端子D0〜Dkに結合される。一方、センスアン
プSAの各単位回路の出力端子は、出力回路つまりデー
タ出力バッファOBの対応する単位回路の入力端子にそ
れぞれ結合され、データ出力バッファOBの各単位回路
の出力端子は、対応するデータ入出力端子D0〜Dkに
結合される。ライトアンプWAの各単位回路には、タイ
ミング発生回路TGから内部制御信号WPが共通に供給
される。また、データ入力バッファIBのすべての単位
回路には、タイミング発生回路TGから内部制御信号C
Sが共通に供給され、電源電圧識別回路VCLDから内
部信号VDが共通に供給される。さらに、データ出力バ
ッファOBのすべての単位回路には、タイミング発生回
路TGから内部制御信号OCが共通に供給され、電源電
圧識別回路VCLDから内部信号VDが共通に供給され
る。
【0021】データ入力バッファIBの各単位回路は、
スタティック型RAMが書き込みモードで選択状態とさ
れるとき、データ入出力端子D0〜Dkを介して供給さ
れる書き込みデータをライトアンプWAの対応する単位
回路に伝達する。このとき、ライトアンプWAの各単位
回路は、内部制御信号WPのハイレベルを受けて選択的
に動作状態とされ、データ入力バッファIBから伝達さ
れる書き込みデータを所定の相補書き込み信号とする。
これらの相補書き込み信号は、相補共通データ線CD0
*〜CDk*からYスイッチYSを介してメモリアレイ
MARYの選択されたk+1個のメモリセルに伝達さ
れ、書き込まれる。この実施例において、データ入力バ
ッファIBの各単位回路の初段論理ゲートの論理スレッ
ショルドレベルと電源電圧VCCの絶対値との比率は、
内部信号VDがハイレベルとされることによって選択的
に小さくされる。このような内部信号VDによる論理ス
レッショルドレベルの切り換えについては、後で詳細に
説明する。
【0022】一方、センスアンプSAの各単位回路は、
スタティック型RAMが読み出しモードで選択状態とさ
れるとき、メモリアレイMARYの選択されたk+1個
のメモリセルからYスイッチYSならびに相補共通デー
タ線CD0*〜CDk*を介して出力される微小読み出
し信号を増幅して、データ出力バッファOBの対応する
単位回路に伝達する。データ出力バッファOBの各単位
回路は、内部制御信号OCのハイレベルを受けて選択的
に動作状態とされ、センスアンプSAから伝達される読
み出し信号をさらに増幅して、データ入出力端子D0〜
Dkを介してスタティック型RAMの外部に送出する。
この実施例において、データ出力バッファOBの各単位
回路から出力される出力信号のハイレベルは、内部信号
VDがハイレベルとされることによって選択的に小さく
される。このような内部信号VDによる出力信号のレベ
ル切り換えについては、後で詳細に説明する。
【0023】タイミング発生回路TGは、外部から起動
制御信号として供給されるチップイネーブル信号CE
B,ライトイネーブル信号WEB及び出力イネーブル信
号OEBをもとに、上記各種の内部制御信号を選択的に
形成し、スタティック型RAMの各部に供給する。この
実施例において、タイミング発生回路TGは、各起動制
御信号に対応して設けられる3個の入力回路を備え、こ
れらの入力回路の初段論理ゲートの論理スレッショルド
レベルと電源電圧VCCとの比率は、内部信号VDがハ
イレベルとされることによって選択的に小さくされる。
このような内部信号VDによる論理スレッショルドレベ
ルの切り換えについては、後のデータ出力バッファOB
に関する具体的記述の中で詳細に説明する。
【0024】ところで、この実施例のスタティック型R
AMには、外部端子VCCを介して電源電圧VCC(第
1の電源電圧)が供給され、外部端子VSSを介して接
地電位VSS(第2の電源電圧)が供給される。この実
施例において、電源電圧VCCは、特に制限されない
が、+3.3Vのような比較的絶対値の小さい第1の電
源電圧電位と、+5Vのような比較的絶対値の大きい第
2の電源電圧電位を採ることができ、スタティック型R
AMは、電源電圧VCCがいずれの電位にあるかを識別
するための電源電圧識別回路VCLDを備える。電源電
圧識別回路VCLDは、後述するように、電源電圧VC
Cの電位が所定の値を超え第2の電源電圧電位とされる
とき、その出力信号つまり内部信号VDを選択的に有効
レベルつまりハイレベルとする。この内部信号VDは、
前述のように、データ入力バッファIB,Xアドレスバ
ッファXB,YアドレスバッファYB及びタイミング発
生回路TGに供給され、その初段論理ゲートの論理スレ
ッショルドレベルを切り換えるために供されるととも
に、データ出力バッファOBに供給され、その出力MO
SFETを含む出力段の出力信号レベルを切り換えるた
めに供される。電源電圧識別回路VCLDの具体的構成
については、後で詳細に説明する。
【0025】図2には、図1のスタティック型RAMに
含まれる電源電圧識別回路VCLDの一実施例の回路図
が示されている。また、図3には、図2の電源電圧識別
回路VCLDの一実施例の動作特性図が示されている。
これらの図により、この実施例の電源電圧識別回路VC
LDの具体的構成及び動作について説明する。なお、以
下の回路図において、そのチャンネル(バックゲート)
部に矢印が付されるMOSFETはPチャンネル型(第
1導電型)であって、矢印の付されないNチャンネル型
(第2導電型)のMOSFETと区別して示される。
【0026】図2において、電源電圧識別回路VCLD
は、電源電圧VCC及び接地電位VSS間に直列形態に
設けられる計4個のPチャンネルMOSFETP1なら
びにNチャンネルMOSFETN1〜N3を含む。この
うち、MOSFETP1は、そのゲートが接地電位VS
Sに結合されることで定常的にオン状態とされる。ま
た、MOSFETN1〜N3は、そのゲート及びドレイ
ンが共通結合されることでともにダイオード形態とされ
る。なお、MOSFETN1〜N3は、合わせて例えば
2.5Vのようなしきい値電圧v1を持つべく設計され
る。
【0027】MOSFETP1及びN1の共通結合され
たドレインは、内部ノードn1とされ、PチャンネルM
OSFETP2及びNチャンネルMOSFETN4から
なるインバータV1の入力端子つまりMOSFETP2
及びN4の共通結合されたゲートに結合される。インバ
ータV1の出力端子つまりMOSFETP2及びN4の
共通結合されたドレインにおける電位は、2個のインバ
ータV2及びV3を経て、電源電圧識別回路VCLDの
出力信号つまり内部信号VDとなる。なお、インバータ
V1は、例えば電源電圧VCCが+4Vのような所定の
電位v2とされるときMOSFETN1〜N3の合計し
きい値電圧v1に相当する論理スレッショルドレベルを
持つべく設計される。
【0028】電源電圧VCCの電位がMOSFETN1
〜N3の合計しきい値電圧v1より低いとき、電源電圧
識別回路VCLDでは、MOSFETN1〜N3がオフ
状態となり、内部ノードn1の電位は、図3に示される
ように、電源電圧VCCとほぼ同一電位となる。このた
め、インバータV1の出力信号は接地電位VSSのよう
なロウレベルとされ、電源電圧識別回路VCLDの出力
信号つまり内部信号VDも接地電位VSSのようなロウ
レベルとされる。
【0029】一方、電源電圧VCCの電位がMOSFE
TN1〜N3の合計しきい値電圧v1より高くなると、
電源電圧識別回路VCLDでは、MOSFETN1〜N
3がオン状態となり、内部ノードn1の電位はほぼこれ
らのMOSFETの合計しきい値電圧v1でクランプさ
れる。そして、電源電圧VCCの電位が+4Vのような
所定の電位v2に達すると、内部ノードn1の電位がそ
の論理スレッショルドレベルを超えるためにインバータ
V1の出力信号がハイレベルとなり、内部信号VDも電
源電圧VCCのようなハイレベルとなる。
【0030】図4には、図1のスタティック型RAMに
含まれるデータ入力バッファIBの第1の実施例の回路
図が示され、図5には、その一実施例の動作特性図が示
されている。これらの図をもとに、データ入力バッファ
IBの具体的構成及び動作ならびにその特徴について説
明する。なお、以下の説明は、単位データ入力バッファ
UIB0を中心に進められるが、その他の単位データ入
力バッファUIB1〜UIBkについては同一構成とさ
れるため、類推されたい。また、内部信号VDによる単
位データ入力バッファUIB0の初段論理ゲートの論理
スレッショルドレベルの切り換えに関する以下の説明
は、XアドレスバッファXB,YアドレスバッファYB
及びタイミング発生回路TGの入力回路にも適用でき
る。
【0031】図4において、データ入力バッファIB
は、データ入出力端子D0〜Dkに対応して設けられる
k+1個の単位回路つまり単位データ入力バッファUI
B0〜UIBkを備え、これらの単位データ入力バッフ
ァのそれぞれは、単位データ入力バッファUIB0に代
表して示されるように、PチャンネルMOSFETP3
及びP4(第1の入力MOSFET)ならびにNチャン
ネルMOSFETN5及びN6(第2入力MOSFE
T)からなりいわゆる初段論理ゲートとなる2入力のノ
アゲートを含む。これらのノアゲートの一方の入力端子
つまりMOSFETP4及びN6の共通結合されたゲー
トは、対応するデータ入出力端子D0〜Dkに結合さ
れ、その他方の入力端子つまりMOSFETP3及びN
5の共通結合されたゲートには、内部制御信号CSが共
通に供給される。ノアゲートの出力ノードつまりMOS
FETP4ならびにN5及びN6の共通結合されたドレ
インにおける電位は、対応するインバータV4を経た
後、単位データ入力バッファUIB0〜UIBkの出力
信号つまり内部入力データID0〜IDkとして、ライ
トアンプWAの対応する単位回路に供給される。
【0032】この実施例において、単位データ入力バッ
ファUIB0〜UIBkは、さらに各ノアゲートの出力
ノードと接地電位VSSとの間に直列形態に設けられる
2個のNチャンネルMOSFETN7(第1のMOSF
ET)及びN8(第2のMOSFET)を含む。このう
ち、MOSFETN7のゲートには、電源電圧識別回路
VCLDの出力信号つまり内部信号VDが共通に供給さ
れる。また、MOSFETN8のゲートは、入力MOS
FETN6のゲートに共通結合され、結果的に対応する
データ入出力端子D0〜Dkに結合される。
【0033】これらのことから、単位データ入力バッフ
ァUIB0〜UIBkの出力信号つまり内部入力データ
ID0〜IDkは、内部制御信号CSがハイレベルとさ
れかつ対応するデータ入出力端子D0〜Dkから入力さ
れる書き込みデータがハイレベルであることを条件に、
選択的にハイレベルとされる。このとき、電源電圧VC
Cが所定の電位v2つまり+4V以下とされ電源電圧識
別回路VCLDの出力信号つまり内部信号VDが接地電
位VSSのようなロウレベルであると、単位データ入力
バッファUIB0〜UIBkではMOSFETN7がオ
フ状態となる。このため、初段論理ゲートとなるノアゲ
ートの論理スレッショルドレベルは、MOSFETP3
及びP4とMOSFETN6のコンダクタンス比に応じ
て設定され、ノアゲートの論理スレッショルドレベルV
LTと電源電圧VCCの絶対値との比率は、図5に示さ
れるように、1/2のような比較的大きい値となる。こ
の結果、ノアゲートの論理スレッショルドレベルは、電
源電圧VCCを+3.3Vとするとき+1.65Vとな
り、単位データ入力バッファUIB0〜UIBkは比較
的絶対値の小さな第1の電源電圧電位に対応しうるもの
となる。
【0034】一方、このとき、電源電圧VCCが所定の
電位v2つまり+4V以上とされ電源電圧識別回路VC
LDの出力信号つまり内部信号VDが電源電圧VCCの
ようなハイレベルであると、単位データ入力バッファU
IB0〜UIBkではMOSFETN7がオン状態とな
る。このため、ノアゲートの論理スレッショルドレベル
は、MOSFETP3及びP4とMOSFETN6及び
N7のコンダクタンス比に応じて設定され、ノアゲート
の論理スレッショルドレベルVLTと電源電圧VCCの
絶対値との比率は、図5に示されるように、1/3のよ
うな比較的小さい値となる。この結果、ノアゲートの論
理スレッショルドレベルは、電源電圧VCCを+5Vと
するとき、電源電圧VCCが+3.3Vとされる場合と
ほぼ同じ+1.67Vとなり、単位データ入力バッファ
UIB0〜UIBkは、比較的絶対値の大きな第2の電
源電圧電位に対応しうるものとなる。
【0035】このように、この実施例のスタティック型
RAMでは、データ入力バッファIBの単位データ入力
バッファUIB0〜UIBkの初段論理ゲートの論理ス
レッショルドレベルつまりはその入力インタフェース条
件が、電源電圧VCCの電位つまりは電源電圧識別回路
VCLDの出力信号VDに従って選択的かつ自動的に切
り換えられる訳であって、スタティック型RAMは、そ
の内部配線を切り換えることなく、異なる電位の複数の
電源電圧に対応しうるものとなる。
【0036】図7には、図1のスタティック型RAMに
含まれるデータ出力バッファOBの一実施例の回路図が
示され、図8には、その一実施例の動作特性図が示され
ている。これらの図をもとに、データ出力バッファOB
の具体的構成及び動作ならびにその特徴について説明す
る。なお、以下の説明は、単位データ出力バッファUO
B0を中心に進められるが、その他の単位データ出力バ
ッファUOB1〜UOBkについては同一構成とされる
ため、類推されたい。
【0037】図7において、データ出力バッファOB
は、データ入出力端子D0〜Dkに対応して設けられる
k+1個の単位回路つまり単位データ出力バッファUO
B0〜UOBkを備え、これらの単位データ出力バッフ
ァのそれぞれは、単位データ出力バッファUOB0に代
表して示されるように、電源電圧VCC及び接地電位V
SS間にトーテムポール形態に設けられるNチャンネル
型の2個の出力MOSFETN10(第1の出力MOS
FET)及びN11(第2の出力MOSFET)を含
む。このうち、出力MOSFETN10のゲートには、
ナンドゲートNA2の出力信号のインバータV5による
反転信号が供給され、出力MOSFETN11のゲート
には、ナンドゲートNA3の出力信号のインバータV6
による反転信号が供給される。出力MOSFETN10
のソースつまり出力MOSFETN11のドレインは、
対応するデータ入出力端子D0〜Dkに結合される。
【0038】ナンドゲートNA2の一方の入力端子に
は、センスアンプSAの対応する単位回路から内部出力
データOD0〜ODkがそれぞれ供給され、その他方の
入力端子には、タイミング発生回路TGから内部制御信
号OCが共通に供給される。また、ナンドゲートNA3
の一方の入力端子には、対応する内部出力データOD0
〜ODkのインバータV7による反転信号がそれぞれ供
給され、その他方の入力端子には、上記内部制御信号O
Cが共通に供給される。
【0039】この実施例において、単位データ出力バッ
ファUOB0〜UOBkのそれぞれは、さらに、電源電
圧VCCと対応する出力端子つまりデータ入出力端子D
0〜Dkとの間に設けられるPチャンネルMOSFET
P6(第3のMOSFET)を含む。このMOSFET
P6のゲートには、ナンドゲートNA1の出力信号が供
給される。また、ナンドゲートNA1の一方の入力端子
には、インバータV5の出力信号が供給され、その他方
の入力端子には、内部信号VDのインバータV8による
反転信号が共通に供給される。
【0040】これらのことから、単位データ出力バッフ
ァUOB0〜UOBkは、内部制御信号OCがハイレベ
ルとされることで選択的に動作状態とされ、対応する内
部出力データOD0〜ODkがハイレベルであることを
条件に、データ入出力端子D0〜Dkにハイレベルの出
力信号を出力する。このとき、電源電圧VCCが所定の
電位v2つまり+4V以下とされ電源電圧識別回路VC
LDの出力信号つまり内部信号VDが接地電位VSSの
ようなロウレベルであると、単位データ出力バッファU
OB0〜UOBkでは、ナンドゲートNA1の出力信号
がロウレベルとなり、MOSFETP6がオン状態とな
る。このため、各単位データ出力バッファの出力段にお
ける実質的な出力インピーダンスが小さくなり、データ
入出力端子D0〜Dkにおける出力信号のハイレベル
は、図8に示されるように、MOSFETP6を介して
電源電圧VCCまで引き上げられる。この結果、データ
入出力端子D0〜Dkには、電源電圧VCCを+3.3
Vとするときほぼ+3.3Vのハイレベル出力が得ら
れ、単位データ入力バッファUIB0〜UIBkは、比
較的絶対値の小さな第1の電源電圧電位に対応しうるも
のとなる。
【0041】一方、このとき、電源電圧VCCが所定の
電位v2つまり+4V以上とされ電源電圧識別回路VC
LDの出力信号つまり内部信号VDが電源電圧VCCの
ようなハイレベルであると、単位データ出力バッファU
OB0〜UOBkでは、ナンドゲートNA1の出力信号
がハイレベルとなり、MOSFETP6はオフ状態とな
る。このため、単位データ出力バッファUOB0〜UO
Bkの出力段における実質的な出力インピーダンスが大
きくなり、データ入出力端子D0〜Dkにおける出力信
号のハイレベルは、図8に示されるように、出力MOS
FETN10のしきい値電圧Vthn分だけ低下する。
この結果、データ入出力端子D0〜Dkには、電源電圧
VCCを+5Vとし出力MOSFETN10のしきい値
電圧Vthnを1Vとするときほぼ+4Vのような比較
的低いハイレベル出力が得られ、単位データ出力バッフ
ァUOB0〜UOBkは、その低消費電力化を図りつ
つ、比較的絶対値の大きな第2の電源電圧電位に対応し
うるものとなる。
【0042】このように、この実施例のスタティック型
RAMでは、データ出力バッファOBの単位データ出力
バッファUOB0〜UOBkの出力段における出力イン
ピーダンスつまりはその出力インタフェース条件が、電
源電圧VCCの電位つまりは電源電圧識別回路VCLD
の出力信号VDに従って選択的かつ自動的に切り換えら
れる訳であって、スタティック型RAMは、その内部配
線を切り換えることなく、異なる電位の複数の電源電圧
に対応しうるものとなる。
【0043】以上の本実施例に示されるように、この発
明をデータ入力バッファ等の入力回路とデータ出力バッ
ファ等の出力回路とを備えるスタティック型RAM等の
半導体装置に適用することで、次のような作用効果が得
られる。すなわち、 (1)データ入力バッファ等の入力回路とデータ出力バ
ッファ等の出力回路とを備えるスタティック型RAM等
に、電源電圧の絶対値が所定値を超えたときその出力信
号を選択的に有効レベルとする電源電圧識別回路を設け
るとともに、この電源電圧識別回路の出力信号に従って
入力回路の初段論理ゲートの論理スレッショルドレベル
を選択的に切り換え、また出力回路の出力段における出
力信号レベルを選択的に切り換えることで、電源電圧の
電位に応じてスタティック型RAM等の入出力インタフ
ェース条件を選択的にかつ自動的に切り換えることがで
きるという効果が得られる。
【0044】(2)上記(1)項により、異なる電位の
複数の電源電圧に対応しうるスタティック型RAM等を
実現できるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、スタティック
型RAM等の所要フォトマスク数を削減し、その低コス
ト化を推進できるという効果が得られる。 (4)上記(1)項及び(2)項により、スタティック
型RAM等の製品種数を削減し、その利便性を高めるこ
とができるという効果が得られる。
【0045】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、スタティック型RAMは、複数ビッ
トの記憶データを同時に入出力するいわゆる多ビット構
成を採ることができる。また、そのメモリアレイMAR
Yは複数のサブメモリアレイに分割できるし、そのブロ
ック構成や起動制御信号及びアドレス信号の組み合わせ
等は、この実施例による制約を受けない。
【0046】図2において、電源電圧識別回路VCLD
の内部ノードn1と接地電位VSSとの間に設けられる
NチャンネルMOSFETの数は、任意に設定すること
ができるし、後段回路の論理条件を反転することで、そ
の出力信号つまり内部信号VDの論理レベルを反転する
こともできる。図3において、内部ノードn1がクラン
プされるレベルは、上記条件によって任意に設定できる
し、インバータV1の論理スレッショルドレベルも任意
に設定することができる。
【0047】図4において、単位データ入力バッファU
IB0〜UIBkの初段論理ゲートは、図6に例示され
るように、PチャンネルMOSFETP5及びNチャン
ネルMOSFETN9からなるインバータとすることが
できるし、各種の論理ゲートを用いることができる。ま
た、初段論理ゲートとなるノアゲートの論理スレッショ
ルドレベルを切り換える方法は、MOSFETN8に相
当するMOSFETを複数個設ける等、種々の実施形態
が考えられよう。図5において、内部信号VDがロウレ
ベル又はハイレベルとされる場合における初段論理ゲー
トの論理スレッショルドレベルVLTと電源電圧VCC
との比率は、任意に設定できる。
【0048】図7において、単位データ出力バッファU
OB0〜UOBkに設けられる出力MOSFETN10
及びN11は、それぞれ並列形態とされる複数の出力M
OSFETに置き換えることができる。また、前段のセ
ンスアンプSAから内部出力データOD0〜ODkの反
転信号が出力される場合、インバータV7を設ける必要
がない。さらに、図2に示される電源電圧識別回路VC
LD,図4に示される単位データ入力バッファUIB0
〜UIBkならびに図7に示される単位データ出力バッ
ファUOB0〜UOBkの具体的構成や電源電圧の極性
及び絶対値ならびにMOSFETの導電型等は、種々の
実施形態を採りうる。
【0049】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるスタ
ティック型RAMに適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、例えば、データ入力バ
ッファ及びデータ出力バッファ等を備えるダイナミック
型RAM等の各種メモリ集積回路装置やこれらのメモリ
集積回路装置を搭載するゲートアレイ集積回路等の論理
集積回路装置にも適用できる。本発明は、少なくとも入
力回路又は出力回路を備える半導体装置に広く適用でき
る。さらに、本発明が、入力回路又は出力回路のいずれ
か一方にのみ適用しうるものであることは言うまでもな
い。
【0050】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、データ入力バッファ等の入
力回路とデータ出力バッファ等の出力回路とを備えるス
タティック型RAM等に、電源電圧の絶対値が所定値を
超えたときその出力信号を選択的に有効レベルとする電
源電圧識別回路を設けるとともに、この電源電圧識別回
路の出力信号に従って入力回路の初段論理ゲートの論理
スレッショルドレベルを選択的に切り換え、また出力回
路の出力段における出力信号レベルを選択的に切り換え
ることで、電源電圧の電位に応じて入出力インタフェー
ス条件を選択的かつ自動的に切り換えることができるた
め、異なる電位の複数の電源電圧に対応しうるスタティ
ック型RAM等を実現できる。この結果、スタティック
型RAM等の所要フォトマスク数を削減して、その低コ
スト化を推進できるとともに、スタティック型RAM等
の製品種数を削減して、そのユーザの利便性を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたスタティック型RAMの
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のスタティック型RAMに含まれる電源電
圧識別回路の一実施例を示す回路図である。
【図3】図2の電源電圧識別回路の一実施例を示す動作
特性図である。
【図4】図1のスタティック型RAMに含まれるデータ
入力バッファの第1の実施例を示す回路図である。
【図5】図4のデータ入力バッファの一実施例を示す動
作特性図である。
【図6】図1のスタティック型RAMに含まれるデータ
入力バッファの第2の実施例を示す回路図である。
【図7】図1のスタティック型RAMに含まれるデータ
出力バッファの一実施例を示す回路図である。
【図8】図7のデータ出力バッファの一実施例を示す動
作特性図である。
【符号の説明】
MARY・・・メモリアレイ、XD・・・Xアドレスデ
コーダ、XB・・・Xアドレスバッファ、YS・・・Y
スイッチ、YD・・・Yアドレスデコーダ、YB・・・
Yアドレスバッファ、WA・・・ライトアンプ、SA・
・・センスアンプ、IB・・・データ入力バッファ、O
B・・・データ出力バッファ、TG・・・タイミング発
生回路、VCLD・・・電源電圧識別回路。UIB0〜
UIBk・・・単位データ入力バッファ。UOB0〜U
OBk・・・単位データ出力バッファ。P1〜P6・・
・PチャンネルMOSFET、N1〜N11・・・Nチ
ャンネルMOSFET、V1〜V8・・インバータ、N
A1〜NA3・・・ナンド(NAND)ゲート。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/003 Z (72)発明者 森田 貞幸 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 牧子 高雄 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 木下 嘉隆 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧の電位に応じてその入出力イン
    タフェース条件が選択的に切り換えられることを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記半導体装置は、電源電圧の電位を識
    別する電源電圧識別回路と、上記電源電圧識別回路の出
    力信号に従ってその初段論理ゲートの論理スレッショル
    ドレベルが選択的に切り換えられる入力回路と、上記電
    源電圧識別回路の出力信号に従ってその出力信号レベル
    が選択的に切り換えられる出力回路とを具備するもので
    あることを特徴とする請求項1の半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記電源電圧識別回路の出力信号は、電
    源電圧の絶対値が所定値を超えるとき選択的にハイレベ
    ルとされるものであって、上記入力回路の初段論理ゲー
    トは、第1の電源電圧と回路の出力ノードとの間に設け
    られる第1導電型の第1の入力MOSFETと、回路の
    出力ノードと第2の電源電圧との間に設けられる第2導
    電型の第2の入力MOSFETと、回路の出力ノードと
    第2の電源電圧との間に直列形態に設けられそのゲート
    に上記電源電圧識別回路の出力信号を受ける第2導電型
    の第1のMOSFETならびにそのゲートが所定の上記
    第2の入力MOSFETのゲートに共通結合される第2
    導電型の第2のMOSFETとを含むものであり、上記
    データ出力バッファは、第1の電源電圧と対応する出力
    端子との間に設けられる第2導電型の第1の出力MOS
    FETと、上記出力端子と第2の電源電圧との間に設け
    られる第2導電型の第2の出力MOSFETと、第1の
    電源電圧と上記出力端子との間に設けられ上記電源電圧
    識別回路の出力信号がロウレベルであることを条件に選
    択的に上記第1の出力MOSFETと同時にオン状態と
    される第1導電型の第3のMOSFETとを含むもので
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 上記半導体装置は、比較的絶対値の小さ
    な第1の電源電圧電位と比較的絶対値の大きな第2の電
    源電圧電位に対応しうるスタティック型RAMであっ
    て、上記入力回路は、上記スタティック型RAMのデー
    タ入力バッファ及びアドレスバッファならびにタイミン
    グ発生回路に含まれるものであり、上記出力回路は、上
    記スタティック型RAMのデータ出力バッファに含まれ
    るものであることを特徴とする請求項1,請求項2又は
    請求項3の半導体装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0945086A (ja) * 1995-07-22 1997-02-14 Lg Semicon Co Ltd 半導体メモリの入力バッファー回路
US6724679B2 (en) 2001-10-26 2004-04-20 Renesas Technology Corp. Semiconductor memory device allowing high density structure or high performance
US8027221B2 (en) 2008-09-17 2011-09-27 Fujitsu Limited Memory device
EP3159769A1 (en) * 2015-10-23 2017-04-26 Altera Corporation Pulse-width modulation voltage identification interface

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