JPH07128467A - 微動駆動担体 - Google Patents

微動駆動担体

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JPH07128467A
JPH07128467A JP27407693A JP27407693A JPH07128467A JP H07128467 A JPH07128467 A JP H07128467A JP 27407693 A JP27407693 A JP 27407693A JP 27407693 A JP27407693 A JP 27407693A JP H07128467 A JPH07128467 A JP H07128467A
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Japan
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movement drive
movable portion
movable part
drive carrier
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JP27407693A
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Masahiro Tagawa
昌宏 多川
Toshihiko Miyazaki
俊彦 宮▲崎▼
Akira Kuroda
亮 黒田
Toshimitsu Kawase
俊光 川瀬
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動部の高さ方向の面ぶれを防止し、より精
密かつ高速な駆動を達成する。 【構成】 微動駆動坦体は、平面内において微動駆動す
る微動駆動機構を収容する固定容器5を備えている。固
定容器5の内部において、微動駆動機構の可動部1は可
動部1を挟持するように配設された一対の圧電素子2に
より1軸方向(X方向)に駆動可能となっている。圧電
素子2は変位量を確実に可動部1に伝えるために、球3
を介して可動部1に点接触している。さらに、可動部1
の上下にはZ方向拘束部材として弾性体6が挿入され、
弾性体6は固定容器5により可動部1に押しつけられて
いる。可動部1には、固定容器5の上面より突出した4
つの伝達部1aが形成されている。固定容器5の外側に
は、試料台4が伝達部1aに可動部1の駆動方向と平行
になるように接着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査型トンネル顕微
鏡、走査型トンネル顕微鏡の原理を用いた又は応用した
情報記録及び/又は再生装置等に用いる、精密な位置制
御を要する微動駆動担体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、試料の表面状態を原子オーダで観
察できるSTMが注目を浴びている。G.Binnigらによっ
て開発されたSTM[G.Binnig et al.,Helvetica Phys
icaActa,55,726(1982) ]は、金属の探針(プローブ電
極)と試料表面からなるを導電性物質間に電圧を加え、
プローブ電極を試料表面に1nm程度の距離まで近づけ
るとトンネル電流が流れることを利用して試料の表面状
態を観察する方法である。この電流は両者の距離変化に
敏感であり、トンネル電流を一定に保つようにプローブ
電極を走査するか、もしくはプローブ電極を一定高さに
保ちながら走査した時のトンネル電流の変化を測定する
ことにより、試料表面の状態を知ることができる。
【0003】この際、面内方向の分解能は0.1nm程
度と非常に高感度であるため、探針と試料を相対移動さ
せる微動駆動機構には、面内方向に正確な位置決めがで
き、更に高速走査時の高さ方向の面ぶれを生じないもの
が求められている。
【0004】図9は従来の微動駆動機構を示す構成図で
ある。
【0005】従来の微動駆動機構において、図9に示す
ように円柱状の可動部101は、周囲に円周方向に等し
い間隔の4つのθ方向平行ばね102を介して、矩形形
状の第1のフレーム104に支持されている。各θ方向
平行ばね102と同じ位置には、それぞれ可動部101
を円周方向に駆動させるためのθ方向圧電素子104が
配設されている。第1のフレーム103は、第1のフレ
ーム103の周囲を囲む矩形形状の第2のフレーム10
5に、第1のフレーム103をY方向に変位させるY方
向圧電素子106及び第1のフレーム103をY方向に
案内するためのY方向平行ばね107を介して支持され
ている。第2のフレーム105は、第2のフレーム10
5を囲む矩形の開口を有するベース108に、第2のフ
レーム105をX方向に変位させるX方向圧電素子10
9及び第2のフレーム105をX方向に案内するための
X方向平行ばね110を介して支持されている。このよ
うな構成に基づき、所定の圧電素子に電圧を印加するこ
とにより可動部101をX方向、Y方向及びθ方向にナ
ノメータオーダで制御していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記微
動駆動機構において、可動部を圧電素子で駆動する際に
対向位置にある圧電素子の軸ずれ等により、圧電素子の
駆動方向と垂直な高さ方向に可動部が振動してしまうと
いう問題点があった。
【0007】上記問題点を解決するために、圧電素子の
駆動方向と垂直な高さ方向への変位を拘束している平行
ばね部を、高さ方向に厚くすることにより可動部の振動
防止を行っていたが、それでも可動部の高さ方向の面ぶ
れをナノメータオーダで制御するのは容易ではなかっ
た。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであって、可動部の高さ方向の面ぶれを防
止し、より精密かつ高速な駆動を達成し得る微動駆動坦
体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段としての、本発明の微動駆動坦体は、平面内にお
いて微動駆動する微動駆動機構及び該微動駆動機構の平
面内における駆動方向に対して垂直な高さ方向の変動を
拘束する拘束部材を収容する固定容器と、前記固定容器
の外側に前記微動駆動機構の駆動方向に対して平行に設
置され、前記微動駆動機構の平面内における微動駆動に
伴い移動する試料台と、を有することを特徴とする。
【0010】また、前記微動駆動機構は、第1の可動部
と、前記第1の可動部を囲む第2の可動部と、前記第2
の可動部を囲む固定部とを備え、前記第1の可動部には
前記第1の可動部の移動量を前記試料台に伝達する伝達
部が形成され、前記第1の可動部と前記第2の可動部と
の間には、前記第1の可動部を第1の軸方向に変位させ
る第1の圧電素子、及び前記第1の可動部を前記第2の
可動部に対して前記第1の軸方向に案内可能に弾性的に
支持する第1の支持部が配設され、前記第2の可動部と
前記固定部との間には、前記第2の可動部を第2の軸方
向に変位させる第2の圧電素子、及び前記第2の可動部
を前記固定部に対して前記第2の軸方向に案内可能に弾
性的に支持する第2の支持部が配設され、前記第1の軸
方向及び前記第2の軸方向は平面内にて互いに直交して
いることを特徴とするもので、前記拘束部材が前記第1
の可動部の駆動方向に対して垂直な高さ方向からはさみ
込むように設けられているものや、前記微動駆動機構の
第1の軸方向を主走査方向としたものや、前記第1及び
第2の支持部は平行ばねを用いたものでもよく、この場
合には、前記拘束部材が1つもしくは複数設けられてい
るものや、前記拘束部材として、減衰効果のある弾性体
や平行ばねを用いるものでもよい。
【0011】そして、前記平行ばねを板ばねとしたり、
弾性ヒンジばねとすることもできる。
【0012】さらに、前記固定容器の内部に粘性を有す
る液体が封入されているものであってもよい。
【0013】
【作用】上記のとおり構成された本発明では、微動駆動
機構により試料台を平面内において駆動する際、前記微
動駆動機構の平面内における駆動方向に対して垂直な高
さ方向の変動は拘束部材により拘束され、その結果、前
記試料台の高さ方向の振動が抑えられる。したがって、
本発明の微動駆動機構を走査型トンネル顕微鏡に利用し
た際には、高速走査時の高さ方向の面ぶれが生じず、よ
り精密な観察が可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】(第1の実施例)図1は本発明の微動駆動
担体の第1の実施例を示す縦断面図、図2は図1に示し
た微動駆動担体のZ方向から見た平面図である。
【0016】本実施例の微動駆動坦体は、図1及び図2
に示すように後述する微動駆動機構を収容する固定容器
5を備えている。固定容器5の内部において、微動駆動
機構の可動部1は可動部1を挟持するように配設された
一対の圧電素子2により1軸方向(図1においてX方
向)に駆動可能となっている。圧電素子2は変位量を確
実に可動部1に伝えるために、球3を介して可動部1に
点接触している。なお、圧電素子2は、予めプリロード
例えば2.5kg を与えられて配設されている。さらに、可
動部1の上下にはZ方向拘束部材として弾性体6が挿入
され(図1及び図2において斜線の位置)、弾性体6は
固定容器5により可動部1に押しつけられている。可動
部1には、固定容器5の上面より突出した4つの伝達部
1aが形成されている。固定容器5の外側には、試料台
4が伝達部1aに可動部1の駆動方向と平行になるよう
に接着されている。これにより、試料台4は可動部1の
駆動に伴って面内方向に移動可能となっている。なお、
固定容器5の上面には、前記保持部1aが突出かつ微動
可能な隙間が設けられている。
【0017】ここで、上記固定容器5の内部に収容され
た微動駆動機構について説明する。
【0018】図3は、図1及び図2に示した固定容器に
収容された微動駆動機構をZ方向から見た平面図であ
る。
【0019】図3において、第1の軸方向としてX方向
をとり、第2の軸方向としてY方向をとっており、X方
向とY方向とは平面内において互いに直交している。
【0020】微動駆動機構の第1の可動部としての可動
部1は、可動部1に対して空間を介して囲む矩形形状の
第2の可動部としてのフレーム8に、可動部1をX方向
に変位させる第1の圧電素子としてのX方向圧電素子2
1a,21b、及び可動部1をX方向に案内する第1の
平行ばね部としてのX方向平行ばね71a〜71dを介
して支持されている。フレーム8は、フレーム8に対し
て空間を介して囲む矩形形状の固定部としてのベース9
に、フレーム8をY方向に変位させる第2の圧電素子と
してのY方向圧電素子22a,22b、及びフレーム8
をY方向に案内する第2の平行ばね部としてのY方向平
行ばね72a〜72dを介して支持されている。
【0021】次に、上記微動駆動機構の動作を説明す
る。
【0022】図3において、可動部1をX方向プラス側
へ動かすには、X方向圧電素子21aに縮む電圧を、X
方向圧電素子21bに伸びる電圧を印加することで行
う。また、逆にマイナス側へ動かすには、X方向圧電素
子21aに伸びる電圧を、21bに縮む電圧を印加する
ことで行う。Y方向に動かすには、Y方向圧電素子22
a,22bに上述と同様の電圧を印加すれば良い。可動
部1の動きは、平行ばねにて1軸方向に規定され、変位
は圧電素子により与えられる。可動部1の駆動に際し、
可動部1のX方向への駆動速度は、Y方向への駆動速度
より高速で駆動され、X軸方向が主走査方向となる。
【0023】駆動用には、6.5μm/100V の変位感度を
持つ 2 ×3 ×9 mm のトーキン(株)製圧電素子を用い
た。
【0024】図1に示した微動駆動担体の試料台4の上
にターゲットを接着し、一対のX方向圧電素子の変位量
が互いに逆になるような電圧を印加し、X方向の変位量
を静電容量型の変位計で検出し、周波数特性を測定した
ところ、固有振動数は約5kHzであった。同様にY方
向についても測定したところ、固有振動数は約3kHz
であった。
【0025】X、Y方向の位置決め精度は共に数〜数十
ナノメータと非常に良かった。
【0026】また、X、Y方向に駆動した時のZ方向の
変位量(振動)をレーザー光を用いた変位計で測定した
ところ、ナノメータオーダであった。
【0027】本実施例では、可動部を駆動する際に、可
動部を挟持するように配設された圧電素子の変位量を互
いに逆になるように電圧を印加する手段として、圧電素
子の外側の電極に所定の電圧例えば100Vを印加し、
内側の電極を等電圧にし、内側の電極に与える電圧の値
を変化させることにより行った。
【0028】本実施例では、弾性体6としてシート状の
シリコンゴムを用いたが、これはある程度の弾性定数を
持つものであれば何でも良く、フッ素ゴムなどのゴム、
またはポリウレタンもしくはテフロンなどの樹脂でもよ
い。
【0029】また、可動部の動きを固定容器5の外側に
伝達する手段として、可動部1に形成された伝達部1a
を4本用いたが、これはなんら制限されるものではな
く、図4に示すように可動部中央に伝達部1bが1本突
設されたものでも良い。
【0030】さらに、図5に示すように固定容器5から
突出する伝達部1aの回りの隙間に、シールド10を施
すことにより、可動部1の振動を防止するための粘性液
体を固定容器内部に封入することができ、その結果、よ
り可動部1の寄生振動等を緩和することができる。
【0031】(第2の実施例)図6は本発明の微動駆動
坦体の第2の実施例を示す縦断面図、図7は図6に示し
た微動駆動担体のZ方向から見た平面図である。
【0032】本実施例の微動駆動坦体は、図6及び図7
に示すように第1の実施例と同様の微動駆動機構を収容
する固定容器35を備えている。固定容器35の内部に
は可動部31を有し、可動部31は可動部31を挟持す
るように配設された一対の圧電素子32により1軸方向
(図6においてX方向)に駆動可能となっている。圧電
素子32は変位量を確実に可動部31に伝えるために、
球33を介して可動部31に点接触している。なお、圧
電素子32は、予めプリロード例えば2.5kg を与えられ
て配設されている。固定容器35の内部の可動部31の
上下にはZ方向拘束部材としての拘束球36が配置さ
れ、拘束球36は固定容器35により弾性変形の範囲内
で可動部31に押し付けられており、その大きさは固定
容器35の寸法により決定される。具体的には、直径1m
m の鋼球を4個づつ可動部31と固定容器35の間に挿
入している。可動部31には、固定容器35の上面より
突出する4つの伝達部31aが形成されている。伝達部
31aには試料台34が接着され、試料台34は可動部
31に伴い面内方向に移動する。なお、固定容器35の
上面には、前記伝達部31aが突出かつ微動可能な隙間
が設けられている。
【0033】図6に示した微動駆動担体の試料台34の
上にターゲットを接着し、一対のX方向圧電素子の変位
量が互いに逆になるような電圧を印加し、X方向の変位
量を静電容量型の変位計で検出し、周波数特性を測定し
たところ、固有振動数は約5kHzであった。同様にY
方向についても測定したところ、固有振動数は約3kH
zであった。
【0034】X、Y方向の位置決め精度は共に数〜数十
ナノメータと非常に良かった。
【0035】また、X、Y方向に駆動した時のZ方向の
変位量(振動)をレーザー光を用いた変位計で測定した
ところ、ナノメータオーダであった。
【0036】本実施例では、可動部を駆動する際に、可
動部に対向して配置されている圧電素子の変位量を互い
に逆になるように電圧を印加する手段として、圧電素子
の外側の電極に所定の電圧例えば100Vを印加し、内
側の電極を等電圧にし、内側の電極に与える電圧の値を
変化させることにより行った。
【0037】また本実施例では、Z方向の拘束部材とし
て拘束球36を用いたがこれは平行ばね機構であれば何
でも良く、固定容器35の内側部に突起物を形成しそれ
を平行ばねとして用いてもよい。あるいは可動部側に突
起物を形成してもよい。
【0038】さらに、第1の実施例及び第2の実施例に
述べた平行ばねは、弾性ヒンジばねでもかまわない。
【0039】(第3の実施例)図8は本発明の微動駆動
坦体を用いた走査型トンネル顕微鏡を示す概略構成図で
ある。
【0040】本実施例では、第1及び第2の実施例にて
説明した微動駆動担体を走査型トンネル顕微鏡(以後S
TMと略す)のXY微動機構として用いた。
【0041】図8に示すXY方向粗動機構57の上面に
は、第1及び第2の実施例と同様の、試料台55を備え
たXY方向微動機構56が固定され、試料台55の上面
には試料54が保持されている。試料54の上方には、
機械切断で作製したプラチナ−ロジウム製の探針51を
Z方向に駆動するZ方向微動機構52及びZ方向粗動機
構53が設置されている。
【0042】さらに上記の走査型トンネル顕微鏡は、探
針51と試料54との間にバイアス電圧を印加する電圧
印加回路59と、探針51と試料54との間に流れる電
流を電圧に変換しこれを増幅する電流増幅回路60と、
探針51をZ方向に駆動するためのZ方向駆動回路61
と、XY方向微動及び粗動機構を駆動するためのXY方
向駆動回路62と、表示装置63と、前記各回路等を制
御するマイクロコンピュータ58とを備え、トンネル電
流を一定に保つように探針51を走査するか、もしくは
探針51を一定高さに保ちながら走査した時のトンネル
電流の変化を測定することにより、試料54の表面状態
を表示装置63を用いて観察できる。
【0043】本装置で探針と試料(例えばグラファイ
ト)間に1Vのバイアス電圧を印加し、トンネル電流を
10nA一定となるように2次元走査を行ったところ、
可動部の振動によるSTM像の乱れもなくきれいにグラ
ファイトの原子像を観察することができた。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、固定容器
の内部に微動駆動機構を収容し、微動駆動機構の可動部
の上下に拘束部材例えばボール等の平行ばね又はダンパ
ー材等の弾性体を配置することにより、可動部の高さ方
向の変動が防止され、その結果、より精密で、より高速
な駆動ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微動駆動担体の第1の実施例を示す縦
断面図である。
【図2】図1に示した微動駆動担体のZ方向から見た平
面図である。
【図3】図1及び図2に示した固定容器に収容された微
動駆動機構をZ方向から見た平面図である。
【図4】本発明の微動振動機構の第1の実施例における
伝達部の他の例を示す図である。
【図5】本発明の微動駆動機構の第1の実施例におい
て、さらなる振動防止を図った例を示す図である。
【図6】本発明の微動駆動坦体の第2の実施例を示す縦
断面図である。
【図7】図6に示した微動駆動担体のZ方向から見た平
面図である。
【図8】本発明の微動駆動坦体を用いた走査型トンネル
顕微鏡を示す概略構成図である。
【図9】従来の微動駆動機構を示す構成図である。
【符号の説明】
1,31 可動部 1a,1b,31a 伝達部 2,32 圧電素子 3,33 球 4,34,55 試料台 5,35 固定容器 6 弾性体 8 フレーム 9 ベース 10 シールド 21a,21b X方向圧電素子 22a,22b Y方向圧電素子 36 拘束球 71a〜71d X方向平行ばね 72a〜72d Y方向平行ばね 51 探針 52 Z方向微動機構 53 Z方向粗動機構 54 試料 56 XY方向微動機構 57 XY方向粗動機構 60 電流増幅回路 61 Z方向駆動回路 62 XY方向駆動回路 63 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 俊光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面内において微動駆動する微動駆動機
    構及び該微動駆動機構の平面内における駆動方向に対し
    て垂直な高さ方向の変動を拘束する拘束部材を収容する
    固定容器と、 前記固定容器の外側に前記微動駆動機構の駆動方向に対
    して平行に設置され、前記微動駆動機構の平面内におけ
    る微動駆動に伴い移動する試料台と、を有する微動駆動
    担体。
  2. 【請求項2】 前記微動駆動機構は、 第1の可動部と、 前記第1の可動部を囲む第2の可動部と、 前記第2の可動部を囲む固定部とを備え、 前記第1の可動部には前記第1の可動部の移動量を前記
    試料台に伝達する伝達部が形成され、 前記第1の可動部と前記第2の可動部との間には、前記
    第1の可動部を第1の軸方向に変位させる第1の圧電素
    子、及び前記第1の可動部を前記第2の可動部に対して
    前記第1の軸方向に案内可能に弾性的に支持する第1の
    支持部が配設され、 前記第2の可動部と前記固定部との間には、前記第2の
    可動部を第2の軸方向に変位させる第2の圧電素子、及
    び前記第2の可動部を前記固定部に対して前記第2の軸
    方向に案内可能に弾性的に支持する第2の支持部が配設
    され、 前記第1の軸方向及び前記第2の軸方向は平面内にて互
    いに直交していることを特徴とする請求項1記載の微動
    駆動坦体。
  3. 【請求項3】 前記拘束部材が前記第1の可動部の駆動
    方向に対して垂直な高さ方向からはさみ込むように設け
    られていることを特徴とする請求項2記載の微動駆動担
    体。
  4. 【請求項4】 前記微動駆動機構の第1の軸方向を主走
    査方向とした請求項2記載の微動駆動担体。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の支持部は平行ばねを
    用いたことを特徴とする請求項2記載の微動駆動坦体。
  6. 【請求項6】 前記拘束部材が1つもしくは複数設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至5のいづれか1
    項に記載の微動駆動担体。
  7. 【請求項7】 前記拘束部材として、減衰効果のある弾
    性体を用いることを特徴とする請求項1乃至5のいづれ
    か1項に記載の微動駆動担体。
  8. 【請求項8】 前記拘束部材として、平行ばねを用いる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいづれか1項に記載
    の微動駆動担体。
  9. 【請求項9】 前記平行ばねを板ばねとした請求項5ま
    たは8記載の微動駆動担体。
  10. 【請求項10】 前記平行ばねを弾性ヒンジばねとした
    請求項5または8記載の微動駆動担体。
  11. 【請求項11】 前記固定容器の内部に粘性を有する液
    体が封入されていることを特徴とする請求項1乃至10
    のいづれか1項に記載の微動駆動担体。
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Cited By (6)

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