JPH07124892A - カッター機構 - Google Patents

カッター機構

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JPH07124892A
JPH07124892A JP26887093A JP26887093A JPH07124892A JP H07124892 A JPH07124892 A JP H07124892A JP 26887093 A JP26887093 A JP 26887093A JP 26887093 A JP26887093 A JP 26887093A JP H07124892 A JPH07124892 A JP H07124892A
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edge
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Takeharu Kirikoshi
武晴 桐越
Koichi Hattori
光一 服部
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Toyo Hamono Co Ltd
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Toyo Hamono Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転動コロや転動車輪の無い丸刃カッター機構
を提供する。 【構成】 丸刃5の支軸19は、固定刃2に対して所定
傾斜角度θz°傾斜し、丸刃5の刃先は、固定刃2の刃
先に対して1点で接触している。丸刃5が移動すると、
丸刃5は、上記接触点に発生するモーメント(M)で一
定周期で回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ機や複写
機やプリンタ等のOA機器に組み込まれ、ロール状に巻
かれたシート等を所望の長さに切断するカッター機構に
関し、特に直線状の長尺な固定刃に沿って丸刃を押接さ
せながら回転走行させ、固定刃と丸刃の間に置かれたシ
ートを切断する丸刃装着型カッター機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のカッター機構は、主としてOA
機器等において、排出されるロール紙をページごとに切
断することを目的として用いられている。これについて
は、実開平4−17090号公報によって開示されたカ
ッター機構や、本出願人の先願に係る特願平5−117
992号の発明や特願平5−37796号の発明や特願
平5−134249号の発明の形式のものが上げられ
る。
【0003】図11において、丸刃支持台3は直線状の
走行ガイド4に走行可能に設けられると共に、丸刃支持
台3を往復移動させるための移動手段が係合されてい
る。さらに、丸刃支持台3には丸刃5が回転自在となる
ように軸支されている。また、固定刃2は走行ガイド4
に平行となるように設けられている。この時、丸刃5の
刃先は固定刃2の刃先に対し僅かにオーバーラップする
ように丸刃支持台3に軸支されると共に、板バネ6で固
定刃2の刃先に押し付けられている。これにより、移動
手段によって丸刃支持台3が移動すると、それぞれの刃
先は常に接触しながら移動し、丸刃5と固定刃2の間に
置かれたシートが切断される。この種の丸刃装着型のカ
ッター機構では、シートをスムーズに切り出すべく、切
断動作時、丸刃5に何等かの手段で周期的な回転動作を
与えることが求められている。そして、さらに、より確
実な切断動作が可能で、かつ、ケバ等の無い美しい切り
口でシートが切断できるように、丸刃5の側面が直線状
の固定刃2の刃先線に対して僅かに傾斜するように丸刃
5の軸心を設け、丸刃5の切断走行方向の刃先の点で固
定刃2の刃先線に接触させながらシートを切断すること
も求められている。また、このような切断方法を用いた
場合、刃先が劣化しにくくなり耐久性が向上することが
一般的に知られている。
【0004】図11に示すように、実開平4−1709
0号公報によって開示された従来のカッター機構では、
丸刃5と支軸19はかん合構造により一体となってい
る。そして、丸刃支持台3には、丸刃5の支軸19をそ
の軸心方向に滑動可能にする支軸受け孔62が設けら
れ、支軸受け孔62には丸刃の支軸19が挿入されてい
る。さらに、丸刃支持台3には、丸刃5に周期的な回転
動作を与えるための転動コロ61を設け、かつ、転動コ
ロ61を軸支するための孔63が設けられている。この
孔63は、固定刃2に対して支軸受け孔62を介して反
対側に配置され、丸刃側面に転動コロ61が接するよう
に設けられている。丸刃支持台3の孔63に配設された
転動コロ61は、丸刃5を介して、板バネ6で走行ガイ
ド4のコロ転動ガイド面68に押し付けられている。こ
の板バネ6の押圧力で、転動コロ61は転動力を得るこ
とができる。移動手段が丸刃支持台3を摺動移動させる
と、転動コロ61が転動すると共に転動コロ61によっ
て丸刃5が一定周期で回転する。
【0005】図12に示すように、丸刃支持台3の支軸
受け孔62の軸心は、丸刃5の刃先先端のみが固定刃2
の刃先に接する方向に傾くように、水平方向で所定角度
θx°に傾斜させられている。そしてさらに、支軸受け
孔62の入り口は、支軸19を軸支できる内径で、奥側
は垂直方向にのみテーパー状に拡がった長孔となってい
る。丸刃支持台3の支軸受け孔62に支軸19を挿入さ
れた丸刃は、このテーパー状に広がった長孔によって、
そのテーパーの広がり角度の範囲で、支軸受け孔62入
り口を支点として垂直方向に首振りすることができる。
そして、板バネ6に押された丸刃5は、固定刃2に対し
所定の傾斜を維持したままで刃先を固定刃2に押し付け
られると共に、上述の転動コロ61にも自然な状態で押
し付けられる。この構成によって、丸刃支持台3を摺動
移動させても、丸刃5は常に固定刃2と転動コロ61の
両方に押し付けられた状態を維持できる。このように丸
刃5が一定周期で回転しながら移動することによって、
シートの切断が容易となる。
【0006】次に、別の従来のカッター機構について説
明する。図13に示すように、特願平5−117992
号の発明の従来カッター機構は、直線状の長尺な固定刃
2が板状のカッターフレーム1の下面に、カッターフレ
ーム1の長手方向に対して平行に、溶接、両面粘着テー
プ等の固定手段により取り付けられている。更に、カッ
ターフレーム1の一端を鍵状に曲げることにより、走行
ガイド4が固定刃2の上方に構成されている。走行ガイ
ド4にはキャリッジ15の凹型の摺動移動部20がはめ
込まれ、キャリッジ15と丸刃支持台3が、連結アーム
7によって、一体に動作するように連結され、これによ
って丸刃支持台3は、走行ガイド4に沿って、固定刃2
の長手方向に摺動往復移動が可能となる。更に、カッタ
ーフレーム1には固定刃2の長手方向両端位置に2つの
プーリー8が配設され、一方のプーリー8(図13にお
いては長手方向奥側)は、モーター9の駆動軸に設けら
れたピニオン12と歯車13を介して回転力を得るよう
に取り付けられている。そして両プーリー8間には、キ
ャリッジ15の移動手段としてコイルバネ65により張
力を与えられたワイヤー10が架け渡されている。ワイ
ヤー10はキャリッジ15に係合されている。モーター
9を駆動させると、モーター9の出力軸に取り付けられ
たピニオン12が歯車13を介してプーリー8に回転力
を伝達し、プーリー8が回転し、ワイヤー10がキャリ
ッジ15を走行ガイドに沿って摺動移動させる。また、
丸刃支持台3には、丸刃支持台3の移動に伴いシート切
断前に固定刃2と丸刃5との接点(以下「シート切断
点」という。)にシートを導く前ラッセル22と、シー
ト切断中に切断中のシートの後端が、連結アーム7に引
っかかったり押されたりすることによってジャミング等
の障害を発生させることのないように、これを随時退避
させる逃がし溝64とが構成されている。
【0007】キャリッジ15と丸刃支持台3は、図14
に詳細に示すように鍵状の連結アーム7によって連結さ
れ、一体に動作するように構成されている。また、丸刃
5と転動車輪53は、かん合構造や、接着等の手段で丸
刃軸受け51と一体となっている。(以下「丸刃ユニッ
ト」という。)丸刃5は、支軸19によって丸刃が固定
刃2の刃先にわずかに重なり合うように配設されると共
に、支軸19および丸刃軸受け51によって回転自在と
なっている。さらに丸刃5は、板バネ6によって固定刃
2の刃先に所定の圧力で押接されている。また、転動車
輪53の縁は固定刃2の裏側に微少圧力で接触してい
る。キャリッジ15が摺動往復すると、それにともなっ
て丸刃ユニット17が転動する。上述したように、丸刃
5が回転すると、シートの切断は容易となる。
【0008】次に、図15を用いてこのカッター機構の
切断動作について詳細に説明する。モーター9の駆動に
よりワイヤー10にけん引力が与えられると、待機位置
にあったキャリッジ15が走行ガイド4を移動する。こ
のカッター機構では、待機位置を、カッターフレーム1
長手方向奥側のプーリー支軸16をストッパーにキャリ
ッジ15が衝突する点(「以下摺動限界点A」とい
う。)としている。支軸19に軸支された丸刃5の刃先
は、固定刃2の刃先にわずかに重なり合い、板バネ6に
より所定の圧力で押接されているので、キャリッジ15
が走行ガイドを移動することにより、固定刃2と丸刃5
との間に置かれたシートが切断される。転動車輪53と
丸刃5は、キャリッジ15の移動にともなって、一体回
転しながら移動してシートを切断する。転動車輪53
は、シートの切断中、シートを介して固定刃2に押接さ
れている。また、シートを切り始める場合、キャリッジ
15の摺動動作にともない、丸刃支持台3に設けられた
前ラッセル22が、シートの端部をシート固定刃2近傍
に導き、シートの切断中は、被切断シート後端部が連結
アーム7に引っかかったり押されたりしないように、逃
がし溝64がこれを随時退避させていく。切断動作完了
位置は、カッターフレーム1長手方向手前側のプーリー
支軸16をストッパーにキャリッジ15が衝突する点
(以下「摺動限界点B」という。)とし、キャリッジ1
5が摺動限界点Bまで達すると、モーター9により逆方
向のけん引力をワイヤー10に与え、キャリッジ15を
待機位置に戻す。キャリッジ15を摺動往復動作させる
ための制御手段としては、キャリッジ15が摺動限界点
に到達したことを検出するセンサー(図示せず。)をそ
れぞれの摺動限界点に配設し、切断の終了、待機位置へ
のキャリッジ15の復帰を装置に伝え、モーター9の回
転を制御する手段が一般的である。また、他の制御手段
の一例としては、カッター機構に全くセンサーを設け
ず、モーター9を一定時間正転させた後、停止させ、次
に一定時間逆転させた後、停止させるという方法や、待
機位置側にのみセンサーを配置して、往時はモーター9
を一定時間正転させ、その後停止、次にモーター9を逆
転させ、キャリッジ15が待機位置側の摺動限界点に到
達したことをセンサーが検出すると、モーター9を停止
させるというような方法が実用化されている。尚、図1
5の従来のカッター機構は、固定刃2に対して丸刃5を
下方向に配置した方法をとっているが、カッター機構を
上下逆転させ、固定刃2に対して丸刃5を上方向に配置
する方法でも実施できる。
【0009】但し、この特願平5−117992号の発
明の従来のカッター機構は、丸刃5の転動動作や切断動
作において発生する負荷で丸刃5の転動動作が不均一に
なり、切断不良が発生しやすいという問題があった。ま
た、切断動作中、連結アーム7の逃がし溝64が被切断
シートを強制的に随時退避させることによって、切断不
良が発生しやすくなると共に、被切断シート後端部に大
きなシワが連続的に発生するという問題もあった。
【0010】上述した問題点のうち前者の問題点の対策
として、図16ならびに図17に示す特願平5−377
96号の発明のカッター機構では、転動車輪53を固定
刃2に押し付けるコイルバネ65Bの押圧力や、転動車
輪53を変形させることによって発生する弾性力で、転
動力を増加させている。さらにこの転動力増加手段によ
って、図18に示すように、コイルバネ65Bの押圧力
(または転動車輪53の弾性力)に対して発生する反力
で、固定刃2が転動車輪53とキャリッジ15で挟み込
まれることになる。これによって、図19に示すよう
な、シート切断時に丸刃が受ける切断負荷Bによって起
こる丸刃5の走行不安定が解消され、切断不良の発生が
減少する。丸刃の転動力増加手段としては、一般的に上
述した転動車輪53を変形させる方式が多く用いられ
る。但しこの方式を用いると、丸刃待機状態での転動車
輪53の塑性変形による転動不良の発生が懸念されるこ
とはいうまでもない。そこでこの従来のカッター機構で
は、図20に示すように固定刃2を部分的に削り込むこ
とによって溝67を設け、丸刃5待機状態での転動車輪
53の変形を防止している。
【0011】更にこの従来のカッター機構は、図19に
示すように、丸刃5を固定刃2に押しつけるコイルバネ
65Bの押圧力と、その押圧力の反力で、走行ガイド4
と固定刃2を、キャリッジ15の摺動移動部20と丸刃
5の刃先で挟み込んでいる。これによって、図19に示
すような、シート切断時に丸刃が受ける切断負荷Aによ
って起こる丸刃の走行不安定が解消され、切断不良の発
生が減少する。尚、上記以外の部分のカッターの構成な
らびにシートの切断動作は、上述した特願平5−117
992号の発明のカッター機構と同様なので説明を省略
する。
【0012】上述した問題点のうち後者の問題点の対策
として、図21に示す特願平5−134249号の発明
のカッター機構では、上述の連結アーム7に逃がし溝6
4を設ける方式の代わりに、連結アーム7と丸刃支持台
3の端面に誘導ガイド23を構成している。この誘導ガ
イド23によって切断動作中の被切断シートは、図22
に示すように、丸刃5の刃先円の接線方向に向かって連
結アーム7から遠ざけられている。このように被切断シ
ートを連結アーム7から遠ざけることで、切断不良や被
切断シート後端部のシワの発生を回避できる。尚、上記
以外の部分のカッターの構成ならびにシートの切断動作
は、上述した特願平5−117992号の発明のカッタ
ー機構と同様なので説明は省略する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したこれらの従来
のカッター機構には、以下のような問題があった。
【0014】(1)丸刃装着型のカッター機構におい
て、スムーズな切断動作を実現するためには、丸刃を常
時一定の周期で転動させなければならない。この丸刃転
動動作には、転動コロや転動車輪が必要不可欠であっ
た。
【0015】(2)上述した転動コロで丸刃を転動させ
るカッター機構の場合、さらに転動コロの転動ガイド面
とキャリッジの走行ガイドに高い精度が要求されるた
め、走行ガイドが極めて高価な部材となっていた。
【0016】(3)上述した特願平5−37796号の
発明のカッター機構のうち、転動車輪をバネで固定刃に
押し付けて転動力を増加させ、丸刃を転動させるカッタ
ー機構の場合、キャリッジと丸刃支持台の結合強度が弱
かった。このため、切断能力以上の厚手のシートを切断
しようとした場合や、切断不良等の障害でキャリッジが
移動途中で停止し、ユーザーが丸刃支持台を掴んで丸刃
を待機位置に戻すという行動をとった場合、丸刃支持台
がキャリッジから脱落したり、場合によっては連結部が
破損するという障害が懸念された。
【0017】(4)上述した特願平5−37796号の
発明のカッター機構のうち、弾性転動車輪の弾性力で転
動力を増加させて丸刃を転動させるカッター機構の場
合、待機状態で弾性転動車輪の塑性変形を防止する段差
が必要で、この段差を形成するためには、固定刃を切り
欠く必要があった。しかしこの切り欠きで、丸刃の刃先
が固定刃の上に乗り上がるという障害の発生が懸念され
た。
【0018】(5)上述した特願平5−134249号
の発明のカッター機構の場合、キャリッジと丸刃支持台
の結合強度不足によって、切断能力以上の厚手シートを
切断した場合、丸刃の刃先が固定刃の上に乗り上がる恐
れがあった。
【0019】(6)従来のカッター機構において固定刃
は、鉄鋼関係のJISで規定された用語でいうところの
工具綱を原板として用い、熱処理を施した後、歪取り、
平面研削を行い、その後刃として使用する端面に刃付け
工事を施していた。このため固定刃は非常に高価な部品
となっていた。また、曲げた板金に熱処理を施すと歪取
りができず、熱処理の済んだ板金は曲げられないため、
固定刃をフレームと一体に構成することができず、固定
刃は1個の独立した部品となっていた。このことから、
固定刃は溶接や接着等の手段でフレームに固定する必要
があった。
【0020】本発明の目的は、これらの従来技術におい
ての課題を解消したカッター機構を提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、カッターフレ
ームと、上記フレームに固定された直線状の長尺な固定
刃と、刃先が上記固定刃の刃先に対して僅かにオーバー
ラップする位置に、刃先の切断走行方向先端のみが上記
固定刃の刃先に接する方向に約0.5°〜6°の範囲で
傾斜して配設された丸刃と、上記丸刃を滑動回転可能と
する軸受け構造と、上記固定刃に平行に配設された移動
経路と、上記移動経路によって固定刃の刃先に平行に摺
動往復移動可能で、上記丸刃の軸受け構造を支持する丸
刃支持台と、上記丸刃の刃先を上記固定刃の刃先に所定
の圧力で押し付ける板バネと、上記丸刃支持台を摺動往
復移動させる移動手段とを有し、上記丸刃支持台が移動
手段によって移動すると、上記丸刃の刃先に発生するモ
ーメントが上記丸刃を一定周期で回転させるカッター機
構を手段として採用することにより、上記課題を解決す
るものである。
【0022】本発明は、更に、上記丸刃を滑動回転可能
にする軸受け構造の一部に転動車輪を有し、上記転動車
輪を、上記固定刃に押し付けることでわずかに変形させ
て転動力を発生させ、この転動力が丸刃の転動を補うカ
ッター機構を手段として採用することにより、上記課題
を解決するものである。
【0023】本発明は、更に、上記転動車輪の内径側に
クッションリングを有するカッター機構を手段として採
用することにより、上記課題を解決するものである。
【0024】本発明は、更に、固定刃の裏面に沿って摺
動する摺動移動部と、摺動移動部と丸刃支持台を連結保
持する連結アームと、上記移動経路によって固定刃の刃
先に平行に摺動往復移動可能で、上記移動手段によって
移動可能であると共に、上記丸刃支持台を一体に動作移
動させるキャリッジを有し、少なくとも丸刃支持台と、
連結アームと、摺動移動部が一体に構成されているカッ
ター機構を手段として採用することで、上記課題を解決
するものである。
【0025】また本発明は、更に、熱処理や刃付け工事
等の後工程を削除し、鉄鋼関係のJISでいうところの
特殊用途綱に分類される綱板または綱帯を、プレス型で
打ち抜いただけの固定刃を有するカッター機構を手段と
して採用することにより、上記課題を解決するものであ
る。
【0026】
【実施例】以下に本発明におけるカッター機構の実施例
を、図面を参照して詳細に説明する。
【0027】図1において丸刃5と丸刃軸受け51はか
ん合構造で、一体回転可能となっている。また、丸刃軸
受け51は支軸19に挿入され、滑動回転可能となって
いる。丸刃5の支軸19は、固定刃2に対して所定傾斜
角度θz°傾斜している。また、この支軸19は、丸刃
5の刃先が固定刃2の刃先に僅かにオーバーラップする
位置に配置されている。これによって丸刃5の刃先は固
定刃2の刃先に対して1点で接触するようになってい
る。この接点は、シートを切断するときの切断点であ
る。丸刃5は板バネ6等の押圧手段で固定刃2の刃先に
所定の荷重(Fs)で押し付けられている。そしてシー
ト切断方向(図1では進行方向。)に丸刃5を移動させ
ると、丸刃5は上記接点に発生するモーメント(M)に
よって一定周期で回転する。但し、このとき丸刃5の支
軸19と丸刃軸受け51の滑動抵抗が、先のモーメント
(M)より大きい場合は、その程度によっては丸刃5の
転動動作に支障をきたす場合がある。丸刃5の転動動作
をより確実にするには、上記のそれぞれの角度や形状を
最適な状態に設定する必要がある。この最適値は実験上
確認されている。実験の結果によると、上記θz°を
0.5°以上6°以下、支軸19直径を2mm以下、荷
重(Fs)を30g以上300g以下とするのが適当で
ある。これらの設定要素を本条件の範囲内に設定すれ
ば、丸刃5が転動すると共に十分な切断性能を見いだせ
ることが確認されている。この支軸19は、市販の平行
ピンで十分性能を満足できる。このように丸刃5を一定
周期で転動させながら移動させると、丸刃5と固定刃2
の間に置かれたシートの切断が容易にできる。またこの
ような丸刃5の刃先と固定刃2の刃先が常に点で接触し
ながらシートを切断する丸刃装着型カッター機構は、ケ
バや破れの無い美しい切断面でのシートの切断が可能
で、また耐久性能に優れている。
【0028】図2(A)において丸刃5の支軸19は、
上記のように固定刃2に対してθz°傾斜していると共
に、矢印R方向に所定角度傾いている。また、図2の
(B)では固定刃2の刃先はη°の鋭角に加工されてい
る。これによって丸刃5の刃先は、固定刃2の刃先に対
して図1より確実に1点で接触するようになっている。
このような方式をとることで、丸刃5の支軸部の寸法精
度のバラツキを吸引できる。
【0029】図3において、直線状の長尺な固定刃2が
板状のカッターフレーム1の上面に、カッターフレーム
1の長手方向に対して平行に、溶接、両面粘着テープ等
の固定手段により取り付けられている。更に、カッター
フレーム1の一端を凹状に曲げることにより、走行ガイ
ド4が固定刃2の下方に構成されている。走行ガイド4
にはキャリッジ15の一部が入れ込まれている。丸刃支
持台3と連結アーム7と摺動移動部20は一体に構成さ
れている。摺動移動部20は、固定刃2の裏面に接触
し、固定刃2の裏面に沿って移動する。この構成をとる
ことで、切断能力を越える厚手のシートを誤って切断し
た場合でも、丸刃5が固定刃2の表側に乗り上がる恐れ
が無い。キャリッジ15と丸刃支持台3は、ネジ18に
よって固定され、一体に動作する。よって丸刃支持台3
は、走行ガイド4に沿って、固定刃2の長手方向に摺動
往復移動が可能となる。更に、カッターフレーム1には
固定刃2の両端位置に2つのプーリー8が配設され、一
方のプーリー8(図3(B)において右側。)は、モー
ター9の駆動軸に設けられたピニオン12および歯車1
3を介して回転力を得るように取り付けられている。そ
して両プーリー8間には、キャリッジ15の移動手段と
してコイルバネ(図示せず)により張力を与えられたワ
イヤー10が架け渡されている。このワイヤー10は、
キャリッジ15の所定位置に係合されている。モーター
9を駆動させると、モーター9の出力軸に取り付けられ
たピニオン12が歯車13を介してプーリー8に回転力
を伝達し、プーリー8が回転し、ワイヤー10がキャリ
ッジ15を走行ガイド4に沿って移動させる。丸刃支持
台3には、丸刃支持台3の移動に伴いシート切断前にシ
ート切断点にシートを導く前ラッセル22が構成されて
いる。丸刃支持台3の一部と連結アーム7には、誘導ガ
イド23が配設されている。誘導ガイド23は、シート
切断動作中、被切断シート後端部が、連結アーム7に引
っかかったり押されたりすることによるジャミングの発
生を回避すべく、これを随時退避させると共に、被切断
シート後端部のシワや、切断中に被切断シートが極端に
撓むことによるジャミングを回避すべく、被切断シート
後端部を丸刃5の刃先円接線方向に誘導する。本実施例
では誘導ガイド23を直線状平面としているが、曲面状
であっても被切断シート後端部を丸刃5の刃先円接線方
向に誘導することが可能で、本実施例の形状に限定され
るものでは無い。
【0030】図4において、丸刃支持台3には、支軸1
9と、板バネ6と、丸刃ユニット17と、保護カバー1
1がはめ込まれている。支軸19は丸刃支持台3と保護
カバー11によって支持されている。丸刃ユニット17
は支軸19によって滑動可能となっている。板バネ6は
丸刃ユニット17を固定刃2側へ押している。これによ
って丸刃5の刃先は固定刃2の刃先に押し付けられてい
る。保護カバー11は、カッター使用者が丸刃支持部に
手を触れることができないよう、丸刃支持部を保護して
いる。丸刃ユニット17は、図5に示すように、丸刃5
と丸刃軸受け51と丸刃押さえ蓋52で構成されてい
る。丸刃5は丸刃支軸受け51と、かん合構造で一体回
転可能となっている。また丸刃軸受け51と丸刃押さえ
蓋52はかん合構造で固定されている。丸刃軸受け51
と丸刃5と丸刃押さえ蓋52は手作業で組み立てること
ができる。図示した実施例では、組立を簡便化すべく保
護カバー11が支軸19を軸支しているが、丸刃支持台
3に支軸19を圧入することで支軸19を支持する手段
もとれる。また、丸刃5を固定刃に押し付ける押圧手段
は板バネ6に限定されるものでは無い。
【0031】次に図6を用いて本発明のカッター機構の
動作について説明する。モーター9の駆動によりワイヤ
ー10にけん引力が与えられると、待機位置にあった丸
刃支持台3が走行ガイド4に沿って移動する。このカッ
ター機構では、待機位置を、カッターフレーム1長手方
向奥側のプーリー支軸16をストッパーにキャリッジ1
5が衝突する摺動限界点Aとしている。支軸19に軸支
された丸刃5の刃先は、固定刃2の刃先にわずかに重な
り合い、板バネ6により所定の圧力で押接されているの
で、丸刃支持台3が走行ガイド4を移動することによ
り、固定刃2と丸刃5との間に置かれたシート90が切
断される。丸刃5は、丸刃支持台3の移動に合わせて、
一定周期で一体回転しながら移動してシートを切断す
る。また、シート90を切り始める場合、丸刃支持台3
の移動と共に、丸刃支持台3に設けられた前ラッセル2
2が、シート90の端部をシート切断点に導く。シート
90の切断中は、被切断シート後端部が連結アーム7に
引っかかったり押されたりすることによるシャミングの
発生を回避すべく、連結アーム7と丸刃支持台3で構成
された、誘導ガイド23がこれを随時退避させると共
に、被切断シート後端部のシワの発生や、切断中に被切
断シートが極端に撓むことによるジャミングを回避すべ
く、同じく誘導ガイド23が被切断シート後端部を丸刃
5の刃先円接線方向に誘導する。切断動作完了位置は、
カッターフレーム1長手方向手前側のプーリー支軸16
をストッパーにキャリッジ15が衝突する摺動限界点B
としている。キャリッジ15が摺動限界点Bまで達する
と、モーター9により逆方向のけん引力をワイヤー10
に与え、キャリッジ15を待機位置に戻す。キャリッジ
15を摺動往復動作させるための制御手段は、上述した
従来のカッター機構と同様なので、説明を省略する。
【0032】図7において丸刃5と丸刃軸受け51と転
動車輪53はかん合構造で一体化され、一体回転可能と
なっている。また、丸刃軸受け51は支軸19に挿入さ
れ、滑動回転可能となっている。丸刃5の支軸19は、
図1と同様に、固定刃2に対して所定傾斜角度θz°傾
斜している。同じく、この支軸19は、丸刃5の刃先が
固定刃2の刃先に僅かにオーバーラップする位置に配置
されている。これによって丸刃5の刃先は固定刃2の刃
先に対して1点で接触するようになっている。この接点
は、シートを切断するときの切断点である。また、転動
車輪53はゴム等の弾性体である。転動車輪53はわず
かに変形した状態で固定刃2に押し付けられている。こ
の時、転動車輪53の変形量は経時的に塑性変形しない
程度が望ましい。また、転動車輪53の素材には硬度の
高いゴム材が望ましい。シート切断方向(図7の進行方
向)に丸刃5が移動すると、この転動車輪53の弾性力
で丸刃5の刃先には、図7(A)に示す荷重(Fr)が
発生する。この荷重(Fr)は、図19に示すシート切
断時に丸刃5が受ける切断負荷Aを抑える効果があり、
厚手のシートの切断が容易となる。そしてさらに、丸刃
5は板バネ6等の押圧手段で固定刃2の刃先に所定の荷
重(Fs)で押し付けられている。シート切断方向(図
7の進行方向。)に丸刃5を移動させると、丸刃5の刃
先には、図1と同様に丸刃5を回転させるモーメント
(M)が発生する。丸刃5は転動車輪53の転動力と、
刃先に発生するモーメント(M)の2力で回転してい
る。この場合、転動車輪53が塑性変形して部分的に転
動力を失った場合でも、刃先のモーメント(M)が転動
力を補い、丸刃5の転動不良が発生することは無い。こ
の時θz°は、上記同様0.5°〜6°の範囲内とする
のが適当である。
【0033】図8において丸刃ユニット17は、丸刃5
と、丸刃軸受け51と、緩衝部材(オーリング)54
と、転動車輪(オーリング)53Bと、転動車輪(オー
リング)53Bの抜け止め部55を有する丸刃押さえ蓋
52で構成されている。転動車輪(オーリング)53B
と緩衝部材(オーリング)54とを、転動車輪53と総
称する。丸刃軸受51と転動車輪53の同心度は、部品
の精度上バラツキが大きい場合が多い。同心度が粗い場
合転動車輪53は偏心しながら回転することになる。す
ると転動車輪53の変形量が不安定となり、部分的に転
動が重くなってしまう。また、待機状態で転動車輪53
の変形量が大きいと、転動車輪53の塑性変形も考えら
れる。これを避けるべく図8の丸刃ユニット17は、転
動車輪(オーリング)53Bの内側に緩衝部材(オーリ
ング)54を設けている。また、丸刃押さえ蓋52の抜
け止め部55は、転動車輪(オーリング)53Bを丸刃
に押し付けないようになっている。さらに、緩衝部材
(オーリング)54の外径は、転動車輪(オーリング)
53Bの内径よりわずかに小さくなっている。これによ
って転動車輪53にはラジアル方向にもスラスト方向に
も遊びが設けられ、転動車輪53を固定刃2に押し付け
ると、転動車輪53の変形によって生ずる負荷が分散す
る。この緩衝部材54と転動車輪53は、それぞれ市販
のオーリングを用いることができる。このような構成を
とることで、転動車輪53は充分な転動力を得られる量
の変形が可能で、かつ、塑性変形による転動力の喪失の
恐れは無い。
【0034】次に図9と図23を使って固定刃2の素材
と加工手段について説明する。これまで固定刃2の刃先
は、鋭いエッジでなければならないと考えられていた。
固定刃2の刃先が、図23に示すようにエッジの丸み
(以下「R」という。)になっていると、シートの切断
時、シートが刃先Rにならって引っ張られ、破かれるよ
うに切断されるため、切断されたシートの切断面がケバ
ったり、切断不良の発生頻度が高いという問題があっ
た。また、切断能力以上の厚手のシートを切断しようと
すると、丸刃5が固定刃2の上に乗り上がって固定刃2
を傷付けるという問題もあった。このことから、固定刃
は、鉄鋼関係のJISで規定された用語でいうところの
特殊用途綱に分類される工具綱を原板として用い、プレ
ス型で打ち抜く等の手段によって所望の形状に加工した
のち、熱処理を施し、歪取り、平面研削を行い、その後
刃として使用する端面に刃付け工作を施していた。上述
したように丸刃支持台3と連結アーム7と摺動移動部2
0は一体に構成されている。摺動移動部20は、固定刃
2の裏面に接触している。この構成をとることで、切断
能力を越える厚手のシートを誤って切断した場合でも、
上記のように丸刃5が固定刃2の表側に乗り上がる恐れ
が無い。また、図11のような固定刃2の上側に走行ガ
イド4があるカッター機構においても、カッターフレー
ム1と走行ガイド4の強度を増強すれば、同様である。
よって上記のような熱処理等の後工程はかならずしも必
要では無い。上記のカッター機構において、固定刃2の
原板を工具綱を含む特殊用途綱に分類される綱板または
綱帯とし、刃として使用する端面に刃付け工作さえ行え
ば、固定刃2の機能を十分に満足することが実験上明か
となった。固定刃2の刃先がRになっていた場合の問題
点を上記したが、固定刃2の刃先がRになっていた場合
でも全く切断が不可能なわけでは無い。特殊用途綱に分
類される綱板または綱帯を、型間隙間の無いプレス型で
打ち抜けば、型抜きで発生するダレを図9のように小さ
くできる。このように刃先のRを可能な限りできるだけ
小さくすれば、刃付け工作を行わなくとも固定刃2の機
能を満足できることが実験上明かとなった。下記の表1
は固定刃2の刃先をラッピング砥石で丸めたカッター機
構を用いて、ティッシュと感熱記録ロール紙(厚さ65
μ)の切断状態を比較した結果である。本実験によると
刃先の丸みはR0.3mm以下とする必要があることが
判明する。この固定刃2の端面のダレ量(上記のRを指
す。)や耐久性能を考慮すると、固定刃2にはできるだ
け硬度の高い材料で厚さの薄い板金を使用するのが適当
である。本発明のカッター機構では、バネ用ステンレス
綱板を固定刃2の素材に採用している。またこのように
後工程としての熱処理を行わない固定刃2を用いること
によって、熱処理で発生していた歪を考慮する必要が無
いので、図10のようなカッターフレーム1と固定刃2
と走行ガイド4が一体のカッター機構を実現できる。本
実験において高温多湿環境は温度35℃・湿度85%で
ある。
【0035】
【表1】
【0036】本実施例においては、丸刃5を1ケのみと
し切断方向を一方向に限定しているが、この実施例に限
定されるものでは無く、連結アーム7に対称な形状の丸
刃支持台3を設け、丸刃5を2ケ配置した双方切断式の
カッター機構であっても、本発明の対象となることは勿
論である。また、丸刃5の軸受け構造については、丸刃
軸受け51と丸刃5がかん合構造で一体に回転する例に
ついて図示したが、丸刃押さえ蓋52と丸刃5をかん合
構造にすることも可能で、かつ、丸刃軸受け51と丸刃
押さえ蓋52の関係を逆に改造することも可能であり、
場合によっては、丸刃押さえ蓋52を設けずに丸刃5と
丸刃軸受け51を機械的にかん合させる方法(たとえ
ば、圧入、かしめ)も実施でき、図示した丸刃軸受け5
1や丸刃押さえ蓋52の形状やかん合手段に限定される
ものでは無い。丸刃5は支軸19に対して丸刃軸受け5
1で滑動可能となっているが、丸刃5と支軸19が一体
に回転し、丸刃支持台3に軸受け部を設け、丸刃5を滑
動可能にすることも可能であり、図示した形状、構造に
限定されるものでは無い。さらに、各構成部材や丸刃支
持台3搬送機構について詳細に図示したが、図11のよ
うな固定刃2の上側に移動ガイドを配設する方式のカッ
ター機構でも実施可能であり、図示した形状、構造に限
られるものではなく、また図示した丸刃支持台の搬送機
構に限られるものでもない。また、丸刃の搬送は手動で
も可能であり、手動式のカッター機構であっても、本発
明の対象となることは勿論である。そしてさらに、丸刃
5の切断動作は、固定刃2の上側に丸刃を向けて切断し
ているが、図示した配置に限定されるものでは無い。
【0037】
【発明の効果】上述した本発明によれば、従来必要とし
た転動コロや転動車輪等が無くとも簡単な構成で丸刃支
持台の移動に伴って丸刃を切断方向に一定周期で回転さ
せることができ、かつ、容易に丸刃の刃先線に対して所
定の角度傾斜させて組み込むことができるようになると
共に、組立時になんらの注意をはらう必要のない安価
で、かつ、耐久性に優れたカッター機構を実現できる。
【0038】さらに、このカッター機構の丸刃ユニット
に転動車輪を設けることで、丸刃ユニット組み立ての簡
便化や部品原価にほとんど支障をきたさずに、さらに性
能の安定したカッター機構を実現できる。この転動車輪
の変形量は微少であるため、素材が塑性変形を起こすこ
とは考えられず、また塑性変形が発生して部分的に転動
車輪の転動力が損なわれても、丸刃の転動機能にはなん
ら支障をきたすことは無い。このため、丸刃の待機位置
に転動車輪の変形を防止する段差を設ける等の手段によ
る塑性変形防止手段を設ける必要は無い。さらに、この
転動車輪の内径側にクッションリングを設けると、丸刃
軸受けの偏心による転動不良を吸収できる。また転動車
輪とクッションリングには市販のオーリングを活用でき
る。
【0039】また本発明のカッター機構は、型抜きした
特殊用途綱に分類される綱板または綱帯を、型抜きのま
ま固定刃として使用しているので、固定刃の熱処理等の
後工程が不要となる。また、これによってカッターフレ
ームと固定刃の一体化が可能である。さらに固定刃材に
バネ用ステンレス綱板または綱帯を用いると、熱処理と
刃付け加工を施した工具鋼の固定刃に匹敵する性能のカ
ッター機構が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカッター機構の一実施例の丸刃転動動
作を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は
左側面図である。
【図2】本発明のカッター機構の別の一実施例の要部の
左側面図を示し、(A)は丸刃を傾斜させる方式、
(B)は固定刃の刃先を鋭角にする方式を示す。
【図3】本発明のカッター機構の一実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は下面図、
(D)は左側面図である。
【図4】本発明のカッター機構の一実施例の分解斜視図
である。
【図5】本発明のカッター機構の一実施例の丸刃ユニッ
トの分解斜視図である。
【図6】本発明のカッター機構の一実施例の切断動作状
態を示す斜視図である。
【図7】本発明のカッター機構の別の一実施例の丸刃転
動動作を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は左側面図である。
【図8】本発明のカッター機構の別の一実施例の丸刃ユ
ニットの分解斜視図である。
【図9】本発明のカッター機構の別の一実施例の要部を
示す左側面図である。
【図10】本発明のカッター機構の別の一実施例を示す
斜視図である。
【図11】従来のカッター機構を示す斜視図である。
【図12】従来のカッター機構の要部を示す斜視図であ
る。
【図13】別の従来のカッター機構を示す斜視図であ
る。
【図14】別の従来のカッター機構の図13におけるZ
−Z断面を示す斜視図である。
【図15】別の従来のカッター機構の切断動作状態を示
す斜視図である。
【図16】さらに別の従来のカッター機構の分解斜視図
である。
【図17】さらに別の従来のカッター機構の分解斜視図
である。
【図18】さらに別の従来のカッター機構の図16にお
けるY−Y断面斜視図である。
【図19】さらに別の従来のカッター機構の要部を示す
斜視図である。
【図20】さらに別の従来のカッター機構を示す斜視図
である。
【図21】さらに別の従来のカッター機構を示す斜視図
である。
【図22】さらに別の従来のカッター機構の切断動作状
態を示す斜視図である。
【図23】従来のカッター機構で固定刃の刃先にダレが
あった場合の切断動作を示す左側面図である。
【符号の説明】
1 カッターフレーム 2 固定刃 3 丸刃支持台 4 走行ガイド 5 丸刃 6 板バネ 7 連結アーム 8 プーリー 9 モーター 10 ワイヤー 11 保護カバー 12 ピニオン 13 歯車 15 キャリッジ 16 プーリー支軸 17 丸刃ユニット 18 ネジ 19 支軸 20 摺動移動部 21 モーター取付台 22 前ラッセル 23 誘導ガイド部 51 丸刃軸受け 52 丸刃押さえ蓋 53 転動車輪 53B 転動車輪(オーリング) 54 緩衝部材(オーリング) 55 抜け止め部 61 転動コロ 62 支軸受け孔 63 孔 64 逃がし溝 65 コイルバネ 65B コイルバネ 66 支持板 67 溝 68 コロ転動ガイド面 90 シート

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッターフレームと、 前記フレームに固定された直線状の長尺な固定刃と、 前記固定刃に平行またはほぼ平行に配設された移動経路
    と、 前記固定刃の刃先面側に配設され、円盤状の刃先を有
    し、その刃先が前記固定刃の刃先に対して交差するよう
    に配設された丸刃と、 前記丸刃を滑動回転可能とする軸受け機構と、 前記固定刃の刃先面側に配設され、前記軸受け機構によ
    って前記丸刃を支持する丸刃支持台と、 前記丸刃支持台に配設され、前記丸刃の刃先を前記固定
    刃の刃先に所定の圧力で押し当てる押圧手段と、 前記丸刃支持台を往復移動させる移動手段とを有し、 前記丸刃が、切断動作時の前記丸刃進行方向においてそ
    の刃先の先端のみ前記固定刃の刃先に接する方向に所定
    角度傾斜するように配設され、かつ、前記移動手段によ
    って前記丸刃が移動すると、前記丸刃の刃先に発生する
    負荷で起こるモーメントが、前記丸刃を一定周期で回転
    させることを特徴とするカッター機構。
  2. 【請求項2】 カッターフレームと、 前記フレームに固定された直線状の長尺な固定刃と、 前記固定刃に平行またはほぼ平行に配設された移動経路
    と、 前記固定刃の刃先面側に配設され、円盤状の刃先を有
    し、その刃先が前記固定刃の刃先に対して交差するよう
    に配設された丸刃と、 前記丸刃を滑動回転可能とする軸受け機構と、 前記固定刃の刃先面側に配設され、前記軸受け機構によ
    って前記丸刃を支持する丸刃支持台と、 前記丸刃支持台に配設され、前記丸刃の刃先を前記固定
    刃の刃先に所定の圧力で押し当てる押圧手段と、 前記移動経路によってシート材を横切る方向に往復移動
    可能なキャリッジと、 前記キャリッジを往復移動させる移動手段と、 前記シート材の切断動作方向に対して前記固定刃の刃先
    と前記丸刃の刃先の交差点を遮蔽しないように、前記交
    差点を迂回する方向から前記固定刃の刃先をまたいで、
    前記キャリッジと前記丸刃支持台を連結保持する連結ア
    ームと、 前記連結アームに配設され、前記シート材を切断する動
    作中、前記シート材の切断済み部分を前記連結アームか
    ら遠ざける方向の傾斜平面または曲面を有する逃がし手
    段とを有し、 前記丸刃が、切断動作時の前記丸刃進行方向においてそ
    の刃先の先端のみ前記固定刃の刃先に接する方向に所定
    角度傾斜するように配設され、かつ、前記移動手段によ
    って前記丸刃が移動すると、前記丸刃の刃先に発生する
    負荷で起こるモーメントが、前記丸刃を一定周期で回転
    させることを特徴とするカッター機構。
  3. 【請求項3】 前記丸刃の前記所定傾斜角度が0.5°
    以上6°以下の範囲内に設定されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載のカッター機構。
  4. 【請求項4】 前記丸刃の押圧手段の押圧力が、30g
    以上300g以下の範囲内に設定されていることを特徴
    とする請求項1または2記載のカッター機構。
  5. 【請求項5】 前記軸受け機構に配設され、前記丸刃の
    前記固定刃に接する面側に位置し、前記固定刃の刃先側
    の面に接するかまたは前記固定刃によって変形が起こる
    外径で、前記丸刃と一体回転可能である輪状の転動車輪
    と、 前記転動車輪の抜け止め部を有する前記軸受け機構を有
    し、 前記移動手段によって丸刃が移動すると、前記転動車輪
    と前記固定刃の間に発生する転動力と、前記丸刃の刃先
    に発生する負荷で起こるモーメントの合力が、前記丸刃
    を一定周期で回転させることを特徴とする請求項1また
    は2記載のカッター機構。
  6. 【請求項6】 前記軸受け機構に配設され、前記転動車
    輪の内径部に位置する輪状の緩衝部材を有することを特
    徴とする請求項5記載のカッター機構。
  7. 【請求項7】 前記丸刃の前記固定刃に接する側の面
    と、前記軸受け機構の前記抜け止め部と、前記輪状の緩
    衝部材の外径で区分けられた前記転動車輪の配設領域に
    おいて、前記転動車輪の内径と厚さが、ラジアル方向に
    もスラスト方向にも遊びを生じる寸法であることを特徴
    とする請求項6記載のカッター機構。
  8. 【請求項8】 前記転動車輪と前記輪状の緩衝部材が、
    それぞれ内径の異なるオーリングであることを特徴とす
    る請求項7記載のカッター機構。
  9. 【請求項9】 カッターフレームと、 前記フレームに固定された直線状の長尺な固定刃と、 前記固定刃に平行またはほぼ平行に配設された移動経路
    と、 前記固定刃の刃先面側に配設され、円盤状の刃先を有
    し、その刃先が前記固定刃の刃先に対して交差するよう
    に配設された丸刃と、 前記丸刃を滑動回転可能とする軸受け機構と、 前記固定刃の刃先面側に配設され、前記軸受け機構によ
    って前記丸刃を支持する丸刃支持台と、 前記丸刃支持台に配設され、前記丸刃の刃先を前記固定
    刃の刃先に所定の圧力で押し当てる押圧手段と、 前記丸刃支持台を往復移動させる移動手段と、 前記移動手段による前記丸刃の移動動作に連動して、前
    記丸刃を一定周期で回転させる転動手段とを有し、 前記固定刃が特殊用途鋼に分類される鋼板または鋼帯
    で、かつ、加工の段階で、前記鋼板または鋼帯の原板を
    所望の形状に加工した後、熱処理を施していないことを
    特徴とするカッター機構。
  10. 【請求項10】 カッターフレームと、 前記フレームに固定された直線状の長尺な固定刃と、 前記固定刃に平行またはほぼ平行に配設された移動経路
    と、 前記固定刃の刃先面側に配設され、円盤状の刃先を有
    し、その刃先が前記固定刃の刃先に対して交差するよう
    に配設された丸刃と、 前記丸刃を滑動回転可能とする軸受け機構と、 前記固定刃の刃先面側に配設され、前記軸受け機構によ
    って前記丸刃を支持する丸刃支持台と、 前記丸刃支持台に配設され、前記丸刃の刃先を前記固定
    刃の刃先に所定の圧力で押し当てる押圧手段と、 前記移動経路によってシート材を横切る方向に往復移動
    可能なキャリッジと、 前記キャリッジを往復移動させる移動手段と、 前記シート材の切断動作方向に対して前記固定刃の刃先
    と前記丸刃の刃先の交差点を遮蔽しないように、前記交
    差点を迂回する方向から前記固定刃の刃先をまたいで、
    前記キャリッジと前記丸刃支持台を連結保持する連結ア
    ームと、 前記連結アームに配設され、前記シート材を切断する動
    作中、前記シート材の切断済み部分を前記連結アームか
    ら遠ざける方向の傾斜平面または曲面を有する逃がし手
    段と、 前記移動手段による前記丸刃の移動動作に連動して、前
    記丸刃を一定周期で回転させる転動手段とを有し、 前記固定刃が特殊用途鋼に分類される鋼板または鋼帯
    で、かつ、加工の段階で、前記鋼板または鋼帯の原板を
    所望の形状に加工した後、熱処理を施していないことを
    特徴とするカッター機構。
  11. 【請求項11】 プレス型で型抜きすることで所望の形
    状加工した鋼板で、かつ、刃付け加工不要な前記固定刃
    を有することを特徴とする請求項9または10記載のカ
    ッター機構。
  12. 【請求項12】 前記カッターフレームと、前記移動経
    路のうち、少なくとも一方が前記固定刃と一体に構成さ
    れていることを特徴とする請求項11記載のカッター機
    構。
  13. 【請求項13】 前記固定刃の刃先が、エッジの丸み
    0.3mm以下であることを特徴とする請求項11記載
    のカッター機構。
  14. 【請求項14】 カッターフレームと、 前記フレームに固定された直線状の長尺な固定刃と、 前記固定刃に平行またはほぼ平行に配設された移動経路
    と、 前記固定刃の刃先面側に配設され、円盤状の刃先を有
    し、その刃先が前記固定刃の刃先に対して交差するよう
    に配設された丸刃と、 前記丸刃を滑動回転可能とする軸受け機構と、 前記固定刃の刃先面側に配設され、前記軸受け機構によ
    って前記丸刃を支持する丸刃支持台と、 前記丸刃支持台に配設され、前記丸刃の刃先を前記固定
    刃の刃先に所定の圧力で押し当てる押圧手段と、 前記移動経路によってシート材を横切る方向に往復移動
    可能なキャリッジと、 前記キャリッジを往復移動させる移動手段と、 前記シート材の切断動作方向に対して前記固定刃の刃先
    と前記丸刃の刃先の交差点を遮蔽しないように、前記交
    差点を迂回する方向から前記固定刃の刃先をまたいで、
    前記キャリッジと前記丸刃支持台を連結保持する連結ア
    ームと、 前記連結アームに配設され、前記シート材を切断する動
    作中、前記シート材の切断済み部分を前記連結アームか
    ら遠ざける方向の傾斜平面または曲面を有する逃がし手
    段と、 前記移動手段による前記丸刃の移動動作に連動して、前
    記丸刃を一定周期で回転させる転動手段と、 前記固定刃の刃先裏面に沿って摺動移動する摺動移動部
    とを有し、 前記丸刃支持台と前記連結アームと前記摺動移動部が一
    体であることを特徴とするカッター機構。
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