JPH0712388A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0712388A
JPH0712388A JP5151932A JP15193293A JPH0712388A JP H0712388 A JPH0712388 A JP H0712388A JP 5151932 A JP5151932 A JP 5151932A JP 15193293 A JP15193293 A JP 15193293A JP H0712388 A JPH0712388 A JP H0712388A
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Hideo Ogata
秀夫 小方
Yasutomo Onishi
康友 大西
Yasuhiro Tsujii
康浩 辻井
Yoshitaka Kubota
吉孝 窪田
Hideji Ogawara
秀治 小川原
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は室内環境がPMV値で快適になるよ
うに自動的に制御する空気調和機において、使用者が不
必要な温感入力をする事無く、また、使用者の好みに適
応した快適な温熱環境を実現する。 【構成】 居住域のPMV値を演算により逐次求めるP
MV値演算手段1と、涼しくまたは暖かくを多段階に入
力可能とした温感入力手段8と、温感入力表示手段9
と、温感入力後一定時間の監視区間を設け、監視区間で
同じ温感方向の入力は加算し、逆方向の温感入力は減算
し、その結果を監視区間での温感入力としてその時の室
温や外気温等の要因と関係付けて記憶する温感入力記憶
手段11と、記憶した温感入力に応じて次回運転時にP
MV値を補正するPMV値補正手段12と、PMVの快
適範囲内に制御目標値を指定する制御目標値指定手段1
4と、PMV値が制御目標値で安定するように冷暖房手
段13を制御する冷暖房制御手段15とを備えたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内環境を居住者が快
適になるように自動的に制御する空気調和機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、室温をある温度範
囲に保つよう制御されるが、本来はそこに居住する人間
の温冷感を快適に保つようになされるべきである。この
ような快適性を実現するためにPMVという快適指標が
提案され、この指標をもとに空気調和機を制御するもの
として、特開平2−178555号公報、特開平2−2
42037号公報等が示されている。PMV(Pred
icted MeanVote)とは平均予想温冷感申
告と訳され、温熱環境の快適性を評価する一つの指標で
あり、デンマーク工科大学のファンガー教授により提案
され、1984年にISO−7730として国際規格化
されたものである。
【0003】このPMVは環境側要素である温度、湿
度、輻射温度そして気流速と、人体側要素である活動量
と着衣量の関数であり、これらの値から前記ISO−7
730記載の算式によって求めることができる。そし
て、このPMV値0を中立として快適であるとし、3を
暑い、2を暖かい、1をやや暖かい、−3を寒い、−2
を涼しい、−1をやや涼しいと定義している。また、−
0.5<PMV値<0.5の範囲では90%の人が快適
であるとし、この範囲を快適範囲と定義している。な
お、この算式及び演算方法についての説明は割愛する。
【0004】特開平2−178555号公報はPMVの
人体側要因である活動量と着衣量をファジィ集合で表現
して最適なPMV値を計算し、PMV値が中立になるよ
うに空気調和機を制御するものである。また、特開平2
−242037号公報は温度、湿度及び輻射温度を検知
する検知手段を居住域に設置し、気流速、活動量及び着
衣量を設定する設定手段からPMV値を計算し、PMV
値が中立になるように各種空気調和機器を連携制御する
とともに、「暑い」、「寒い」の温感入力により快適範
囲に設定した制御目標値を補正するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法では、温熱環境に対する使用者の好みやPMV計算精
度の点で必ずしも使用者に快適な温熱環境を実現できる
とは限らない。また、これに対して温感入力により制御
目標値を補正しているものの使用者が暑くまたは寒く感
じる度合いに応じた最適な温感入力が出来ないとか、温
感入力後の運転状態を使用者に知らせていないために、
使用者は快適感を自分の温熱感覚以外に確かめる方法が
なく、快適かどうかを即座に、かつ、確実に判断できな
いので不安感を抱く。また、運転状態が過渡期なのか制
御目標値に達しているのかが判断できず状態変化と同じ
方向の不必要な温感入力を行う。また、運転するたび
に、頻繁に温感入力操作が必要であるという不便さが伴
う。等の欠点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、使用者に不要な不安感を与えず、また、使用者が不
必要な温感入力をする事無く、また、使用者の好みやP
MV値計算精度を考慮した快適な温熱環境を実現し、ま
た、操作の煩雑さによる不便さを解消する空気調和機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の空気調和機は、室内を冷房または暖房する冷
暖房手段と、居住域のPMV値を演算により逐次求める
PMV値演算手段と、使用者の感覚として暑くまたは寒
く感じる時にその度合いに応じてそれぞれ涼しくまたは
暖かくを多段階に入力可能とした温感入力手段と、入力
に応じて多段階に表示する温感入力表示手段と、温感入
力後一定時間の監視区間を設け、監視区間で同じ温感方
向の入力は加算し、逆方向の温感入力は減算し、その結
果を監視区間での温感入力としてその時の室温や外気温
等の要因と関係付けて記憶する温感入力記憶手段と、前
記温感入力手段の入力に応じて前記PMV値演算手段で
求めたPMV値に対し補正を行うと共に、前記温感入力
記憶手段により記憶した温感入力に応じてPMV値を補
正するPMV値補正手段と、PMVの快適範囲内に制御
目標値を指定する制御目標値指定手段と、補正後のPM
V値と制御目標値とを入力しPMV値が制御目標値で安
定するように前記冷暖房手段を制御する冷暖房制御手段
とを備えている。
【0008】また、本発明の空気調和機は、涼しくと暖
かくの2種類の温感入力手段と、涼しく側に多段階また
暖かく側に多段階そして中央に1段階の表示で構成し、
入力に応じて表示し一定時間経過すると中央の1段階の
表示を残し入力の表示を消すように構成した温感入力表
示手段とをリモコンに備えている。
【0009】また、本発明の空気調和機は、涼しくと暖
かくの2種類の温感入力手段と、涼しく側に多段階また
暖かく側に多段階そして中央に1段階の表示で構成し、
入力に応じて表示し一定時間経過すると中央の1段階の
表示を残し入力の表示を消すように構成した温感入力表
示手段と、現在の状態が制御目標値に向けての過渡期な
のか制御目標値に達しているのかを表示する状態表示手
段とをリモコンに備えている。
【0010】また、本発明の空気調和機は、涼しくと暖
かくの2種類の温感入力手段と、涼しく側に多段階また
暖かく側に多段階そして中央に1段階の表示で構成し、
入力に応じて表示し一定時間経過すると中央の1段階の
表示を残し入力の表示を消すように構成した温感入力表
示手段と、現在の状態が制御目標値に向けての過渡期な
のか制御目標値に達しているのかを表示する状態表示手
段と、過渡期に於いては状態が変化する方向と同じ温感
入力は受け付けないようにする温感入力受付判定手段と
をリモコンに備えている。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、暑い寒い等の
使用者の感覚によりPMV値を補正するものであるか
ら、温熱環境に対する使用者の好みが異なる場合やPM
V計算精度が悪い場合でも使用者に快適な温熱環境を実
現でき、かつ、温感入力を記憶して次回運転時に持ち越
すものであるから、運転するたびに温感入力操作を行う
必要はない。
【0012】また、リモコンに於いては使用者の感覚と
して暑くまたは寒く感じる時にその度合いに応じてそれ
ぞれ涼しくまたは暖かくを多段階に入力可能であり、入
力に応じて多段階に表示され、温感入力表示を一定時間
経過後消すため使用者は何度でも温感入力操作が可能で
ある。
【0013】また、現在の状態が制御目標値に向けての
過渡期なのか制御目標値に達しているのかを表示するも
のであるから、使用者は運転状態を判別でき、不要な不
安感を抱かせることがなく、また、不必要な温感入力を
する事もない。
【0014】また、過渡期に於いては状態が変化する方
向と同じ温感入力は受け付けないようにするため必要以
上に入力を受け付けて快適性を損なう事がない。
【0015】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について図面を参
照しながら説明する。
【0016】図1は本実施例の空気調和機のブロック図
である。図1において、1はISO−7730記載の算
式によりPMV値を演算して算出するPMV値演算手段
である。2は室温検知手段、3は湿度検知手段、4は輻
射温度検知手段で、それぞれ空調室内の状態を検知する
ために室内の任意箇所に設置される。5は気流速設定手
段、6は使用者の活動量設定手段、7は使用者の着衣量
設定手段、8は使用者が暑くまたは寒く感じる時にその
度合いに応じてそれぞれ涼しくまたは暖かくを多段階に
入力可能とした温感入力手段、9は温感入力に応じて多
段階に表示する温感入力表示手段で、使用者が操作する
ために室内に設置されたリモコン10に設けられてい
る。室温検知手段2、湿度検知手段3、輻射温度検知手
段4、気流速設定手段5、活動量設定手段6、着衣量設
定手段7はPMV値を算出するためにPMV値演算手段
1に入力される。
【0017】11は温感入力記憶手段で温感入力後一定
時間の監視区間を設け、監視区間で同じ温感方向の入力
は加算し、逆方向の温感入力は減算し、その結果を監視
区間での温感入力としてその時の室温や外気温等の要因
と関係付けて記憶する。12はPMV値補正手段で前記
温感入力手段8の入力に応じて前記PMV値演算手段1
で求めたPMV値に対し補正を行うと共に、前記温感入
力記憶手段11により記憶した温感入力に応じてPMV
値を補正する。13は冷凍サイクルにより室内を冷房ま
たは暖房する冷暖房手段、14はPMVの快適範囲内に
制御目標値を指定する制御目標値指定手段、15は補正
後のPMV値と制御目標値とを入力しPMV値が制御目
標値で安定するように前記冷暖房手段13を制御する冷
暖房制御手段である。
【0018】図2は冷暖房手段13の概略構成図であ
る。図2において、16は圧縮機、17は四方弁、18
は室内の吸い込み空気を加熱または冷却する熱交換手段
である室内熱交換器、19は減圧器、20は室外熱交換
器であり、これらを環状に連接して冷凍サイクルを構成
している。21は室内空気を吸い込み、室内熱交換器1
8により加熱または冷却された空気を吹き出す室内送風
機であり、22は室外送風機である。室内送風機21は
「強」、「中」、「弱」の3段階の風量設定が可能であ
る。23は室内に設置される室内機、24は室外に設置
される室外機である。冷房運転と暖房運転の切り替えは
四方弁17を切り替えて冷凍サイクル中の冷媒の流れを
切り替えることにより行われる。
【0019】以上の構成の空気調和機の動作例について
図面を基に簡単に説明する。図1においてPMV値演算
手段1で求めたPMV値に対し、使用者の好みや作業量
の変化等で不快と感じた時、温感入力手段8で補正をか
けるが、温感入力記憶手段11で温感入力後一定時間の
監視区間を設け、監視区間で同じ温感方向の入力は加算
し、逆方向の温感入力は減算し、その結果を監視区間で
の温感入力としてその時の室温や外気温等の要因と関係
付けて記憶し、前記温感入力手段8の入力に応じて前記
PMV値演算手段で求めたPMV値に対しPMV値補正
手段12で補正を行うと共に、前記温感入力記憶手段1
1により記憶した温感入力に応じて次回運転時に同様の
環境条件になれば自動的にPMV値を補正するため、運
転するたびに温感入力操作を行う必要はない。
【0020】以上のように本実施例によれば、室内を冷
房または暖房する冷暖房手段13と、居住域のPMV値
を演算により逐次求めるPMV値演算手段1と、使用者
の感覚として暑くまたは寒く感じる時にその度合いに応
じてそれぞれ涼しくまたは暖かくを多段階に入力可能と
した温感入力手段8と、入力に応じて多段階に表示する
温感入力表示手段9と、温感入力後一定時間の監視区間
を設け、監視区間で同じ温感方向の入力は加算し、逆方
向の温感入力は減算し、その結果を監視区間での温感入
力としてその時の室温や外気温等の要因と関係付けて記
憶する温感入力記憶手段11と、前記温感入力手段8の
入力に応じて前記PMV値演算手段1で求めたPMV値
に対し補正を行うと共に、前記温感入力記憶手段11に
より記憶した温感入力に応じてPMV値を補正するPM
V値補正手段12と、PMVの快適範囲内に制御目標値
を指定する制御目標値指定手段14と、補正後のPMV
値と制御目標値とを入力しPMV値が制御目標値で安定
するように前記冷暖房手段13を制御する冷暖房制御手
段15とを備えたものであるから、運転するたびに温感
入力操作を行う必要がないものである。
【0021】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。図3はリモコンの前面図であ
る。図3において、10はリモコン本体であり、使用者
が暖かくしたいときに操作する「暖かく」キー8aと涼
しくしたいときに操作する「涼しく」キー8bからなる
温感入力手段8と、涼しく側3段階、また暖かく側に3
段階、そして涼しく側と暖かく側の中間に中立として1
段階の表示で構成され、温感入力手段8で入力した入力
量に相当する表示をする温感入力表示手段9と、運転/
停止キー25と、その他図示はしていないが風量設定手
段や活動量設定手段や着衣量設定手段等から構成されて
いる。
【0022】以上の構成の空気調和機のリモコンの動作
例について図面を基に簡単に説明する。
【0023】使用者の感覚として暑くまたは寒く感じる
時にその度合いに応じてそれぞれ「涼しく」キー8bま
たは「暖かく」キー8aを多段階に入力し、その入力に
応じて多段階に表示される。例えば、大変涼しくしたい
ときは「涼しく」キー8bを3回操作すると「大変涼し
く」と表示しているところまで表示される。やや暖かく
したいときは「暖かく」キー8aを1回操作すると「や
や暖かく」と表示しているところまで表示される。そし
て、所定時間経過すると即ち入力が確定すると思われる
時間、例えば10秒後に表示は消える。この様に温感入
力表示を一定時間経過後消すため使用者は何度でも温感
入力操作が可能である。
【0024】以上のように本実施例によれば、空気調和
機のリモコンに「涼しく」キー8bと「暖かく」キー8
aの2種類の温感入力手段8と、涼しく側に多段階また
暖かく側に多段階そして中央に1段階の表示で構成し、
入力に応じて表示し一定時間経過すると中央の1段階の
表示を残し入力の表示を消すように構成した温感入力表
示手段9とを備えたものであるから、使用者は暑くまた
は寒く感じる時にその度合いに応じて温感入力操作が可
能であるし、また何度でも温感入力操作が可能である。
【0025】以下本発明の第3の実施例について図面を
参照しながら説明する。図4はリモコンの前面図であ
る。図3と重複するところは説明を省略する。図4にお
いて、26は状態表示手段であり、涼しく側に向けた矢
印表示26bと暖かく側に向けた矢印表示26aで構成
しており、涼しくなる方向に状態が変化しているか暖か
くなる方向に状態が変化しているかが判別できる。
【0026】以上の構成の空気調和機のリモコンの動作
例について図面を基に説明する。運転の立ち上がりや、
温感入力によりPMV値が補正され、制御目標値に向か
って状態が変化しているときに、涼しくなる方向に状態
が変化しているときは涼しく側に向けた矢印表示26b
が表示され、また暖かくなる方向に状態が変化している
ときは暖かく側に向けた矢印表示26aが表示される。
そして、制御目標値に達すれば状態表示は消え、温感入
力表示9の中立のみの表示となる。従って、使用者は現
在の状態が制御目標値に向けての過渡期なのか制御目標
値に達しているのかと言った運転状態が判別でき、不要
な不安感を抱くことなく、また、状態が変化している方
向と同じ方向の不必要な温感入力をする事もない。
【0027】以上のように本実施例によれば、空気調和
機のリモコンに「涼しく」キー8bと「暖かく」キー8
aの2種類の温感入力手段8と、涼しく側に多段階また
暖かく側に多段階そして中央に1段階の表示で構成し、
入力に応じて表示し一定時間経過すると中央の1段階の
表示を残し入力の表示を消すように構成した温感入力表
示手段9と、現在の状態が制御目標値に向けての過渡期
なのか制御目標値に達しているのかを表示する状態表示
手段26とを備えたものであるから、使用者は現在の状
態が制御目標値に向けての過渡期なのか制御目標値に達
しているのかと言った運転状態が判別でき、不要な不安
感を抱くことなく、また、状態が変化している方向と同
じ方向の不必要な温感入力をする事もない。
【0028】以下本発明の第4の実施例について図面を
参照しながら説明する。図5は第4の実施例の空気調和
機のリモコンの機能ブロック図である。図5において、
リモコン10は温感入力手段8と、温感入力表示手段9
と、状態表示手段26と、過渡期に於いては状態が変化
する方向と同じ温感入力は受け付けないようにする温感
入力受付判定手段27とから構成されている。
【0029】以上の構成の空気調和機のリモコンの動作
例について説明する。運転の立ち上がりや、温感入力に
よりPMV値が補正され、制御目標値に向かって状態が
変化しているときに、状態表示手段26にて状態は表示
されるが、それでも使用者が間違って状態が変化してい
る方向と同じ方向の温感入力を操作したとき、温感入力
受付判定手段27によってこの時の入力操作は受け付け
ない。従って、真に必要な入力のみを受け付け、不必要
な入力は受け付けない。
【0030】以上のように本実施例によれば、空気調和
機のリモコンに「涼しく」キー8bと「暖かく」キー8
aの2種類の温感入力手段8と、涼しく側に多段階また
暖かく側に多段階そして中央に1段階の表示で構成し、
入力に応じて表示し一定時間経過すると中央の1段階の
表示を残し入力の表示を消すように構成した温感入力表
示手段9と、現在の状態が制御目標値に向けての過渡期
なのか制御目標値に達しているのかを表示する状態表示
手段26と、過渡期に於いては状態が変化する方向と同
じ温感入力は受け付けないようにする温感入力受付判定
手段27とを備えたものであるから、真に必要な入力の
みを受け付け、不必要な入力や誤入力は受け付けないよ
うにするため必要以上に入力を受け付けて快適性を損な
う事がない。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の空気調和機は、室
内を冷房または暖房する冷暖房手段と、居住域のPMV
値を演算により逐次求めるPMV値演算手段と、使用者
の感覚として暑くまたは寒く感じる時にその度合いに応
じてそれぞれ涼しくまたは暖かくを多段階に入力可能と
した温感入力手段と、入力に応じて多段階に表示する温
感入力表示手段と、温感入力後一定時間の監視区間を設
け、監視区間で同じ温感方向の入力は加算し、逆方向の
温感入力は減算し、その結果を監視区間での温感入力と
してその時の室温や外気温等の要因と関係付けて記憶す
る温感入力記憶手段と、前記温感入力手段の入力に応じ
て前記PMV値演算手段で求めたPMV値に対し補正を
行うと共に、前記温感入力記憶手段により記憶した温感
入力に応じてPMV値を補正するPMV値補正手段と、
PMVの快適範囲内に制御目標値を指定する制御目標値
指定手段と、補正後のPMV値と制御目標値とを入力し
PMV値が制御目標値で安定するように前記冷暖房手段
を制御する冷暖房制御手段とを備えたものであるから、
運転するたびに温感入力操作を行う必要がないものであ
る。
【0032】また、本発明の空気調和機は、涼しくと暖
かくの2種類の温感入力手段と、涼しく側に多段階また
暖かく側に多段階そして中央に1段階の表示で構成し、
入力に応じて表示し一定時間経過すると中央の1段階の
表示を残し入力の表示を消すように構成した温感入力表
示手段とをリモコンに備えたものであるから、使用者は
暑くまたは寒く感じる時にその度合いに応じて温感入力
操作が可能であるし、また何度でも温感入力操作が可能
である。
【0033】また、本発明の空気調和機は、涼しくと暖
かくの2種類の温感入力手段と、涼しく側に多段階また
暖かく側に多段階そして中央に1段階の表示で構成し、
入力に応じて表示し一定時間経過すると中央の1段階の
表示を残し入力の表示を消すように構成した温感入力表
示手段と、現在の状態が制御目標値に向けての過渡期な
のか制御目標値に達しているのかを表示する状態表示手
段とをリモコンに備えたものであるから、使用者は現在
の状態が制御目標値に向けての過渡期なのか制御目標値
に達しているのかと言った運転状態が判別でき、不要な
不安感を抱くことなく、また、状態が変化している方向
と同じ方向の不必要な温感入力をする事もない。
【0034】また、本発明の空気調和機は、涼しくと暖
かくの2種類の温感入力手段と、涼しく側に多段階また
暖かく側に多段階そして中央に1段階の表示で構成し、
入力に応じて表示し一定時間経過すると中央の1段階の
表示を残し入力の表示を消すように構成した温感入力表
示手段と、現在の状態が制御目標値に向けての過渡期な
のか制御目標値に達しているのかを表示する状態表示手
段と、過渡期に於いては状態が変化する方向と同じ温感
入力は受け付けないようにする温感入力受付判定手段と
をリモコンに備えたものであるから、真に必要な入力の
みを受け付け、不必要な入力や誤入力は受け付けないよ
うにするため必要以上に入力を受け付けて快適性を損な
う事がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における空気調和機のブ
ロック図
【図2】同実施例における冷暖房手段の概略構成図
【図3】本発明の第2の実施例における空気調和機のリ
モコンの前面図
【図4】本発明の第3の実施例における空気調和機のリ
モコンの前面図
【図5】本発明の第4の実施例における空気調和機のリ
モコンの機能ブロック図
【符号の説明】
1 PMV値演算手段 8 温感入力手段 9 温感入力表示手段 11 温感入力記憶手段 12 PMV値補正手段 13 冷暖房手段 14 制御目標値指定手段 15 冷暖房制御手段 26 状態表示手段 27 温感入力受付判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 窪田 吉孝 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 小川原 秀治 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内を冷房または暖房する冷暖房手段
    と、居住域のPMV値を演算により逐次求めるPMV値
    演算手段と、使用者の感覚として暑くまたは寒く感じる
    時にその度合いに応じてそれぞれ涼しくまたは暖かくを
    多段階に入力可能とした温感入力手段と、入力に応じて
    多段階に表示する温感入力表示手段と、温感入力後一定
    時間の監視区間を設け、監視区間で同じ温感方向の入力
    は加算し、逆方向の温感入力は減算し、その結果を監視
    区間での温感入力としてその時の室温や外気温等の要因
    と関係付けて記憶する温感入力記憶手段と、前記温感入
    力手段の入力に応じて前記PMV値演算手段で求めたP
    MV値に対し補正を行うと共に、前記温感入力記憶手段
    により記憶した温感入力に応じてPMV値を補正するP
    MV値補正手段と、PMVの快適範囲内に制御目標値を
    指定する制御目標値指定手段と、補正後のPMV値と制
    御目標値とを入力しPMV値が制御目標値で安定するよ
    うに前記冷暖房手段を制御する冷暖房制御手段とを備え
    た空気調和機。
  2. 【請求項2】 涼しくと暖かくの2種類の温感入力手段
    と、涼しく側に多段階また暖かく側に多段階そして中央
    に1段階の表示で構成し、入力に応じて表示し一定時間
    経過すると中央の1段階の表示を残し入力の表示を消す
    ように構成した温感入力表示手段とをリモコンに備えた
    請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 涼しくと暖かくの2種類の温感入力手段
    と、涼しく側に多段階また暖かく側に多段階そして中央
    に1段階の表示で構成し、入力に応じて表示し一定時間
    経過すると中央の1段階の表示を残し入力の表示を消す
    ように構成した温感入力表示手段と、現在の状態が制御
    目標値に向けての過渡期なのか制御目標値に達している
    のかを表示する状態表示手段とをリモコンに備えた請求
    項1記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 涼しくと暖かくの2種類の温感入力手段
    と、涼しく側に多段階また暖かく側に多段階そして中央
    に1段階の表示で構成し、入力に応じて表示し一定時間
    経過すると中央の1段階の表示を残し入力の表示を消す
    ように構成した温感入力表示手段と、現在の状態が制御
    目標値に向けての過渡期なのか制御目標値に達している
    のかを表示する状態表示手段と、過渡期に於いては状態
    が変化する方向と同じ温感入力は受け付けないようにす
    る温感入力受付判定手段とをリモコンに備えた請求項1
    記載の空気調和機。
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