JPH0712329A - ガス調理器 - Google Patents

ガス調理器

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Publication number
JPH0712329A
JPH0712329A JP14930993A JP14930993A JPH0712329A JP H0712329 A JPH0712329 A JP H0712329A JP 14930993 A JP14930993 A JP 14930993A JP 14930993 A JP14930993 A JP 14930993A JP H0712329 A JPH0712329 A JP H0712329A
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JP
Japan
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gas
cooking
valve
burner
operating
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Withdrawn
Application number
JP14930993A
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English (en)
Inventor
Masanaga Nishiura
正長 西浦
Sukemasa Kakiuchi
資正 垣内
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0712329A publication Critical patent/JPH0712329A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数個の調理用ガスバーナにおける火力を例え
ば異ならせるようにして、調理効率を高めながら、かか
る場合の全体構成を簡素化しながら、特に火力切換えを
容易にかつ誤りなくおこなう。 【構成】供給するガスに対して点火、消火及びガス供給
量の調整をおこなう調理用ガスバーナBに対するガス開
閉装置を備えたガス調理器である。ガス調理器には複数
個の調理用ガスバーナB,Bを設ける。各調理用ガスバ
ーナBに対する上記ガス器具Aにおけるガス供給経路4
のガス供給量を大きく変更して火力切換えをおこなう火
力調整手段5Xを設ける。火力調整手段5Xをガス開閉
装置Aの操作手段2とは異なる操作具2Xにて操作可能
に構成する。かかる複数個の操作具2X,2Xを連動操
作自在に連係手段81Xにて連係する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスバーナに対して点
火、消火及びガス供給量の調整をおこなう調理用ガスバ
ーナを複数個備えたガス調理器に関し、詳しくは、複数
個の調理用ガスバーナにおける能力を例えば異ならせる
ようにして、調理効率を高めながら、かかる場合の全体
構成を簡素化しながら、特に能力切換えを容易にかつ誤
りなくおこなおうとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、調理用ガスバーナに対するガス開
閉装置においては、一つの操作具にて、ガスバーナに対
して点火、消火及びガス供給量の調整をおこなうのであ
り、そして、このような調理用ガスバーナに対するガス
開閉装置は、その火力は標準火力用のものや、低火力用
のものが製作され、標準火力用のものが標準ガスバーナ
のガス供給路に組み込まれ、そして、低火力用のものが
小型ガスバーナのガス供給路に組み込まれるものであ
る。また、中華料理などの炒め調理をおこなう高火力を
要する高火力ガスバーナにおいては、標準ガスバーナ用
のガス供給用の混合管を複数本組み合わせたり、一本の
混合管を分岐形成したり、また、標準ガスバーナ用の混
合管と小型ガスバーナ用の混合管を組み合わせるなどす
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、個々に火
力容量が異なる調理用ガスバーナB・・を組み合わせて
ガス調理器を構成するのに、ガス調理器における全体構
成が複雑になり、製品コストも高くなり、需要者に経済
的負担をおよぼすなどという問題があった。本発明はこ
のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、調理用ガスバーナにおける高火力及び低
火力などの能力の切換えをおこなえ、このように能力切
換えをおこなった複数個の調理用ガスバーナの組み込み
を容易におこなえ、結果として、能力の異なる調理用ガ
スバーナを複数個備えたガス調理器の製品コストを大幅
に抑え、特に加えて、能力切換えを容易にかつ誤りなく
おこなうことができるガス調理器を提供しようとするに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、供給されるガ
スに対して点火、消火及びガス供給量の調整をおこなう
調理用ガスバーナBに対するガス開閉装置を備えたガス
調理器であって、ガス調理器には複数個の調理用ガスバ
ーナB,Bが設けられ、各調理用ガスバーナBに対する
上記ガス開閉装置Aにおけるガス供給経路4のガス供給
量を大きく変更して火力切換えをおこなう能力調整手段
5Xが設けられ、能力調整手段5Xを上記操作手段2と
は異なる操作具2Xにて操作可能に構成され、かかる複
数個の操作具2X,2Xが連動操作自在に連係手段81
Xにて連係されて成ることを特徴とするものである。
【0005】また、各々の操作具2X,2Xが互いに異
なる能力モードになるようにリンク81にて連係されて
成ることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】組み込まれる各調理用ガスバーナB,Bにおい
て、その操作具2Xaを操作して調理用ガスバーナBに
対するガス開閉装置Aのガス供給経路4のガス量を大き
く変更して能力切換えをおこなう。しかして、調理用ガ
スバーナB,Bは一様に製作して、各々において能力切
換えをおこない、複数個の調理用ガスバーナB,Bを組
み込むことで、多様な火力容量を備えたガス調理器Cを
容易に製作する。加えて、一つの操作具2Xを操作する
ことで他の操作具2Xを連動操作する。複数個の調理用
ガスバーナB,Bの能力変更を容易迅速におこなう。
【0007】また、一方の操作具2Xを操作すること
で、他方の操作具2Xが操作されながら、これら操作具
2X,2Xの能力モードは異なるように連係され、一方
を高火力に他方を低火力になすような設定を自動的にお
こなえ、火力容量の設定変更を容易にかつ誤りなくおこ
なう。
【0008】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。ガス開閉装置Aはガスオーブン、グリル、
ガスコンロ、またはこれらが組み合わされたガス調理器
Cの器具本体の器具前面の操作パネルP付近に取付けら
れるものである。そして、このガス開閉装置Aは点火手
段と、消火手段と、ガス量調整操作手段とを備えたもの
である。以下ガス開閉装置Aにつき説明する。
【0009】図1に示すように器具栓本体1には導入口
8と導出口9とが形成してあり、導入口8から導入され
たガスを導出口9をへてバーナー部10へと供給するこ
とができるようになっている。器具栓本体1の内部には
導入口8の近傍から導出口9へと向けて順に安全弁11
用の弁孔12、主弁13用の弁孔14及びガス量調節弁
15用の弁孔16を形成している。弁孔12を開閉する
安全弁11は電磁弁となっていて、操作手段2としての
操作釦2aの押し込み操作にて押し込まれる押し棒17
にて安全弁11の弁体11aをスプリング18に抗して
弁孔12から離して開弁し、そして、安全弁11に電気
的に接続されているサーモカップリングTにてバーナー
部10における燃焼を感熱にて検出し、燃焼に伴う熱起
電力にて安全弁11の開成状態を維持し、この開成維持
は操作釦2aを戻すことに伴う押し棒17の弁体11a
からの離間にかかわらず行われ、そしてバーナー部10
における燃焼が不測に消火して断たれた場合に、サーモ
カップリングTによる排熱信号にて電磁弁よりなる安全
弁11が自動的に閉成作動されて安全をはかるようにし
てある。主弁13用の弁孔14には主弁13を押し棒1
7に取付けて配置してあり、操作釦2aをスプリング1
9に抗して押し込み操作することで主弁13を開き、操
作釦2aへの押し込み力の解除にてスプリング19を介
して押し棒17とともに戻して主弁13を閉成すること
ができるようにしてある。弁孔16には先端部をニード
ル形状にするガス量調節弁15を設けてある。そして、
操作釦2aの回転操作(後述)に連動して前後方向に移
動させることで弁孔16に対して突入及び脱出させ、弁
孔16からバーナー部10へのガス量を流量調節するこ
とができるようにしてある。
【0010】器具栓本体1内の主弁12よりもガス供給
方向下流側のガス通路Gにおいて主弁13の近傍部分と
ガス量調節弁15よりも上流側部分とを連通するパージ
流路20を形成してあり、このパージ流路20の入口部
分に開閉弁21を設けてある。この開閉弁21は操作釦
2aの押し込みストロークの最奥部である点火位置への
押し込み操作時に押し棒17を押して開成し、操作釦2
aの戻りによりスプリング19にて押し棒17を戻して
開閉弁21を閉成してパージ流路弁孔22を閉じるよう
になっている。
【0011】このように、バーナー部10にガスを供給
するガス通路Gにバーナー部10へのガス供給量を増大
するパージ流路20を接続し、パージ流路20に設けた
開閉弁21の開閉操作を操作釦2aの点火操作に連動し
て開閉操作自在に構成することで、点火時の操作釦2a
の押し込み操作にてガス通路Gからバーナー部10にガ
スを供給するとともにパージ流路20の開閉弁21を開
いてパージ流路20からのガス量を増大し、確実な点火
を行うことができるようにしてある。
【0012】次に、操作手段2の操作系を詳述する。操
作釦2aは図3、図4に示すように内殻体23に対して
外殻体24を回転操作自在に外装させた2重構造となっ
ていて、内殻体23には後方に向けて突出部25が突設
してある。器具栓本体1にはガイド部材26がねじによ
り取付けてあり、このガイド部材26の挿入孔部27内
にスライド自在にはめ込んであり、スプリング28によ
り突出部25が挿入孔部27から飛び出す方向のばね力
を付勢してある。突出部25にはハートカム溝29が設
けてある。このハートカム溝29は図7、図8、図9等
に示すような形状をしており、第1溝29a、第2溝2
9b、第3溝29cを略ハート型に連通して形成してあ
り、第1溝29aの後端部は第3溝29cよりも浅く、
第3溝29cの前端は第2溝29bの後端部よりも浅
く、第2溝29bの前端は第1溝29aの前端部よりも
浅くなっている。また第3溝29cは後方に向けて延し
て形成してある。ガイド部材26の前端部付近の底面に
は弁ロック板31の一端部が軸30を中心に回動自在に
取付けてあり、またガイド部材26の底面の略中央には
ガイド部材26の前後方向と交差する方向に長孔32が
形成してある。弁ロック板31の後端部には孔33が設
けてあり、この孔33は上記ガイド部材26の長孔32
と対応する位置に設けてある。ガイド部材26の後端部
付近の底面部にはコ字状をしたカム用ピン34の後端部
の軸部34aを回動自在に軸支し、このカム用ピン34
の前端部の軸部34bを弁ロック板31の孔33、長孔
32を挿通して突出部25のハートカム溝29に差し込
んである。ガイド部材26には弁押さえ板35がガイド
部材26に対して移動自在に外嵌してある。この弁押さ
え板35には開口部36が設けてあり、上記カム用ピン
34の前端部の軸部34bがこの開口部36に挿入して
ある。開口部36の後端縁には段部37が設けてある。
弁押さえ板35には弁押え部38が設けてあり、操作釦
2aを後方に押し込んだ際に突出部25に設けた被当た
り部39が弁押え部38に当たって押されることで後方
に移動するようになっている。また、弁押え部38が移
動すると押し棒17の前端部を押し操作するようになっ
ている。図3のa、b、c、図7、図8、図9には器具
栓本体1に対して前後方向に移動自在な操作釦2aの前
後方向における異なる3つの位置(ガス通路を開いた状
態を継続維持している使用位置と、ガス通路を閉じた消
火位置と、点火をする点火位置)が示してあるが、さら
に、このガス通路を開いた状態を継続維持している使用
位置と、ガス通路を閉じた消火位置と、点火をする点火
位置におけるにハートカム溝29とカム用ピン34の軸
部34bと長孔32とのそれぞれの位置関係が示してあ
る。すなわち、図7に示された操作釦2aの消火位置
(実施例においては器具本体の操作パネルPの前面より
僅かに操作釦2aの前面が突出している位置が消火位置
である)ではスプリング28により突出部25が前方に
押されているが、軸部34bがハートカム溝29の第2
溝29bの後端部の鉤状に曲がった部分に位置していて
操作釦2aが図7の状態より前方に飛び出さないように
位置保持している。この状態で図8のようにスプリング
28のばね力に抗して操作釦2aを後方に押し込むと軸
部34bは第2溝29bにガイドされながら第2溝29
bを移動して第2溝29bの前端部から第1溝29aの
前端部に移動する。この図8の状態が最奥への押し込み
状態であってこの時に後述のようにして点火が行われ
る。そして、図8の状態から操作釦2aへの押し込みを
解除すると、スプリング28のばね力により操作釦2a
が前方に移動し、軸部34bが第1溝29aの前端部か
ら後端部に移動し、更に、第1溝29aの後端部から第
3溝29cに移動して図9のように第3溝29cの後端
部まで移動し、第3溝29cの後端部に位置した時点で
それ以上の操作釦2aの移動を阻止し操作釦2aの突出
状態を保持するようになっている。つまり操作釦2aの
前面が器具本体の操作パネルPの前面より前方に飛び出
している位置が使用位置である。
【0013】ところで、弁押さえ板35には図8、図9
に示すようにスイッチ押さえ部41が設けてあり、操作
釦2aを押し込んで弁押さえ板35を後方に移動させた
て最奥部まで押し込んだ状態の時にのみスイッチ押さえ
部41により点火用スイッチ(図示せず)を操作して点
火させるようになっている。この場合、点火位置では軸
部34bが長孔32に沿って移動すると共に弁ロック板
31の後端部の係止片31aが段部37の前方に位置
し、更に、この状態で操作釦2aへの押し込みを解除す
ることでスプリング19のばね力により押し棒17が前
方に移動して当たり部38を押して弁押さえ板35を前
方に移動するが、弁押さえ板35の段部37が係止片3
1aに当たって前方への移動が阻止される。したがっ
て、押し棒17は少し前方に移動した状態のままで止ま
り、主弁13を開成状態に保ち、開閉弁21を閉成状態
とするものである。更に、このガス通路Gを開いた状態
を継続維持している使用位置から操作釦2aを押し込ん
で前述のように消火位置に操作釦2aを位置させると、
長孔32を軸部34bが移動して係止片31aを段部3
7から外す。するとスプリング19により押し棒17が
前方に押圧されることで、主弁13が閉じるものであ
る。
【0014】操作釦2aは前述のように内殻体23に対
して外殻体24を回転操作自在に外装させた2重構造と
なっている。外殻体24は図3、図4に示すように筒部
24aの外側にキャップ24bを被覆して構成してあ
る。外殻体24の後端部には環状部46が設けてあり、
この環状部46には図3、図4のようにギア47が設け
てある。器具栓本体1内の弁孔16及びこれと連通する
パージ流路20部分にはガス量調節弁15の調整棒48
を押し引き自在に挿通してあり、この調整棒48に直交
させてピン49が突出してあり、このピン49を器具栓
本体1に取付けた筒体50に対向させて形成した長孔5
1に挿合してピン49を筒体50から突出している。筒
体50には被動ギア52が回転自在に被嵌してあり、被
動ギア52の内周部には2条ねじよりなるらせん状凹溝
53が形成してあり、上記ピン49の両端部が2条ねじ
よりなるらせん状凹溝53に挿合してある。また、環状
部46のギア47が被動ギア52に噛合してある。筒体
50にはキャップ61が取付けてあり、キャップ61の
係止爪61aを筒体50の係止溝50bに係止して取付
けてある。キャップ61の鍔と被動ギア52の段部52
aとの間にはばね60が介在してあり、このばね60の
ばね力により被動ギア52を弁孔16側に押圧するばね
力を付与している。
【0015】しかして、ガス量調整操作手段である操作
釦2aを回動させることで、被動ギア52を回動させ、
被動ギア52が回動することで、2条ねじにより構成さ
れたらせん状凹溝53に挿合したピン49が長孔51に
挿通されて回転できないように規制してあり、また、ば
ね60により被動ギア52が弁孔16側に押圧されてい
るのでピン49が長孔51に沿って前後方向に移動して
調整棒48を前後方向に移動することで器具栓本体1の
弁孔16の開閉度合いを調整するものである。
【0016】以上の構成において本発明は、図1及び図
2に示すように、器具内のガス供給経路4に設けられて
上記操作手段2にて操作されるガス量調整弁15に対し
て直列に能力調整弁5が設けられ、能力調整弁5を上記
操作手段2とは異なる操作具2Xにて操作可能に構成さ
れたものである。以下かかる構成を詳述する。器具本体
1に一体に形成された起立筒体70と混合管71とにわ
たってメインノズル72が架設されている。起立筒体7
0には能力調整弁5としてのニードル弁73が能力調整
孔74に対向して配設され、ニードル弁73が起立筒体
70内にシールリング75を介して回転及び昇降自在に
挿通保持されている。
【0017】ガス調理器Cの長尺でコ字状の枠フレーム
76にL字型の揺動片77をピン78にて揺動自在に保
持し、そして揺動片77の先端の垂下片77aには斜め
溝77bが透設されている。上記ニードル弁73にはピ
ン73aが突設保持され、このピン73aが起立筒体7
0の上端が開放された切溝70aに挿通され、更に、ピ
ン73aが垂下片77aの斜め溝77bに挿合されてい
る。そして、ガス調理器Cにおいて四角枠状に形成され
た枠フレーム76にはトッププレート79が被せられ、
混合管71の先端に形成されたバーナー部10を露出さ
せ、そして、トッププレート79にはごとく80が載設
されている。ところで、トッププレート79の周部には
外嵌片79aが垂下され、この外嵌片79aを枠フレー
ム76の周部に外嵌して装着することがができようにし
てある。そして、トッププレート79には、調理用ガス
バーナB・・を臨ませる通孔79bが形成されている。
そして、揺動片77が操作具2Xとなっていて、この操
作具2Xの端部には先鋭部2Xaが形成され、枠フレー
ム76には標準火力表示dと高火力表示eが三角マーク
にて表示されている。
【0018】しかして、調理用ガスバーナB,Bに組み
込みにおいて、各々操作具2Xとしての揺動片77に手
指を掛けて、揺動片77をピン78廻りに揺動させ、か
かる揺動にて斜め溝77b、ピン73b及び切溝70a
を介してニードル弁73を昇降させ、能力調整孔74の
開き度を変更し、バーナー部10への供給ガス量を大幅
に変更する能力切換えをおこなえるようにしてある。か
かる場合、ガス量調整弁15におけるニードル弁15a
の弁孔16の孔径は0.49mmΦ程度で、能力調整弁
5のニードル弁73のニードル孔73bの孔径は1.5
0mmΦ程度で、メインノズル72の弁孔の孔径は1.
55mmΦ程度で、このような設定において、揺動片7
7の先鋭部2Xaを標準火力表示dの位置に揺動変位さ
せた場合と、先鋭部2Xaを高火力表示eの位置に揺動
変位させた場合の火力切換えにおける特性を図2(d)
において示している。
【0019】そして、図10に示すように、ガス調理器
Cに2個の調理用ガスバーナB,Bを備えていて、枠フ
レーム76にピン78にて揺動自在に枢着された揺動片
77,77を連係手段81Xとしてのリンク81にて連
係し、一方の揺動片77を標準火力表示dに設定する場
合には他方の揺動片77は高火力表示に設定し、また、
一方の揺動片77を高火力表示eに設定する場合には他
方の揺動片77は標準火力表示に設定し、そして、一方
の揺動片77を中間表示fに合わせる場合には、他方の
揺動片77も中間位置に設定するようにしたものであ
る。かかる中間表示fは、火力の程度は実質的に高火力
状態になっている。つまり、ニードル弁73をその能力
調整孔74から約4mmの寸法をリフトすると、高火力
表示eになるようにしてあるが、約2mmリフトする中
間表示fの位置においてもガス量は充分で、高火力状態
になるものである。そして、ニードル弁73が能力調整
孔74に当接する場合が標準火力状態にしてある。
【0020】ガス調理器Cにおいては、図11に示すよ
うに上記調理用ガスバーナBを2個備えていて、これら
2個の調理用ガスバーナB,Bの一つを操作具2Xの操
作にて例えば高火力ガスバーナに火力切換えをおこな
い、そして他のものを操作具2Xの操作にて標準火力ガ
スバーナに火力切換えをおこない、そして、トッププレ
ート79を枠フレーム76に外嵌装着して、ガス調理器
Cを組み立てるのである。図中82は孔であり、揺動片
77のストロークエンドを決めるものである。しかし
て、調理用ガスバーナB,Bは一様に製作して、各々に
おいて火力切換えをおこない、複数個の調理用ガスバー
ナB,Bを組み込むことで、多様な火力容量を備えたガ
ス調理器Cを容易に製作することができるのである。加
えて、一つの操作具2Xを操作することで他の操作具2
Xを連動操作して、複数個の調理用ガスバーナB,Bの
火力変更を容易迅速におこなうのである。更に、一方の
操作具2Xを操作することで、他方の操作具2Xも操作
しなながら、これら操作具2X,2Xの能力モードは異
なるように火力設定がなされ、一方を高火力に他方を低
火力になすような設定を自動的におこなえ、火力容量の
設定変更を容易にかつ誤りなくおこなえるのである。
【0021】そして、枠フレーム76にトッププレート
79を組み付けることで、能力切換え用の操作具2Xは
ガス調理器C内に隠され、しかして、調理用ガスバーナ
B,・・は一様に製作され、各々において能力切換えを
おこない、かかる複数個の調理用ガスバーナB・・を組
み込むことで、多様な火力容量を備えたガス調理器C
を、部品の標準化を図って容易に製作するのである。そ
して、操作具2Xはトッププレート79の組み込みにて
隠されたユーザーが火力変更をおこなえず、充分な商品
価値を備えながら製作コストを抑える。
【0022】尚、上記実施例においては、操作手段2と
して回動する操作釦2aの例を示したが、回動操作する
レバーであってもよいものである。また、操作手段2を
上記3位置で保持する保持構成は、上述のハートカム溝
29などの構成以外に種々設計変更可能である。そし
て、ハートカム溝29等の構成は周知であり、本出願人
が特願平5ー57405号などにおいて詳しく開示して
いるものである。
【0023】また、実施例では、操作具2Xはトッププ
レート79を装着することで隠すようにしたが、操作具
2Xをガス調理器Cの前面の見える箇所、例えば、操作
釦2aの近傍に延出して、ユーザーにおいて能力切換え
操作可能に構成してもよいものである。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述のように、ガス調理器には
複数個の調理用ガスバーナが設けられ、各調理用ガスバ
ーナに対する上記ガス開閉装置におけるガス供給経路の
ガス供給量を大きく変更して火力切換えをおこなう能力
調整手段が設けられ、能力調整手段をガス開閉装置の操
作手段とは異なる操作具にて操作可能に構成されている
から、組み込まれる各調理用ガスバーナにおいて、その
操作具を操作して調理用ガスバーナに対するガス開閉装
置のガス供給経路のガス量を大きく変更して火力切換え
をおこなえ、しかして、調理用ガスバーナは一様に製作
され、各々において能力切換えをおこない、かかる複数
個の調理用ガスバーナを組み込むことで、多様な火力容
量を備えたガス調理器を容易に製作でき、充分な商品価
値を備えながら製作コストを抑えることでき、特に、複
数個の操作具が連動操作自在に連係手段にて連係されて
いるから、一つの操作具を操作することで他の操作具も
連動操作でき、複数個の調理用ガスバーナの火力変更を
容易迅速におこなえるという利点がある。
【0025】また、各々の操作具が互いに異なる能力モ
ードになるようにリンクにて連係されているから、一方
の操作具を操作することで、他方の操作具が操作されな
がら、これら操作具の能力モードは異なるように連係さ
れ、一方を高火力に他方を低火力になすような設定を自
動的におこなえ、火力容量に設定変更を容易にかつ誤り
なくおこなえるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用状態を示す断面図である。
【図2】(a)は部分分解斜視図、(b)は部分平面
図、(c)は部分正面図、(d)は火力切換え特性を示
す特性図である。
【図3】同上の一部省略した断面図である。
【図4】同上の部分分解斜視図である。
【図5】(a)は小火状態における被動ギアとギアとの
位置関係を示す正面図、(b)は断面図である。
【図6】(a)は大火状態における被動ギアとギアとの
位置関係を示す正面図、(b)は断面図である。
【図7】(a)(b)は同上の操作手段が消火位置に位
置している場合の操作手段の位置を示す一部破断した側
面図及びハートカム溝部分を示す一部破断した側面図で
ある。
【図8】(a)(b)は同上の操作手段が点火位置に位
置している場合の操作手段の位置を示す一部破断した側
面図及びハートカム溝部分を示す一部破断した側面図で
ある。
【図9】(a)(b)は同上の操作手段が使用位置に位
置している場合の操作手段の位置を示す一部破断した側
面図及びハートカム溝部分を示す一部破断した側面図で
ある。
【図10】同上の一部破断した概略平面図である。
【図11】同上の全体正面図である。
【符号の説明】
2 操作手段 2X 操作具 4 ガス供給経路 5X 能力調整手段 81 リンク 81X 連係手段 A ガス開閉装置 B 調理用ガスバーナ C ガス調理器 2 操作手段 2X 操作具 4 ガス供給経路 5X 能力調整手段 A ガス開閉装置 B 調理用ガスバーナ C ガス調理器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給されるガスに対して点火、消火及び
    ガス供給量の調整をおこなう調理用ガスバーナに対する
    ガス開閉装置を備えたガス調理器であって、ガス調理器
    には複数個の調理用ガスバーナが設けられ、各調理用ガ
    スバーナに対する上記ガス開閉装置におけるガス供給経
    路のガス供給量を大きく変更して火力切換えをおこなう
    能力調整手段が設けられ、能力調整手段をガス開閉装置
    の操作手段とは異なる操作具にて操作可能に構成され、
    複数個の操作具が連動操作自在に連係されて成ることを
    特徴とするガス調理器。
  2. 【請求項2】 各々の操作具が互いに異なる能力モード
    になるようにリンクにて連係されて成ることを特徴とす
    る請求項1記載のガス調理器。
JP14930993A 1993-06-21 1993-06-21 ガス調理器 Withdrawn JPH0712329A (ja)

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