JPH07121473B2 - プレス成形用金型 - Google Patents

プレス成形用金型

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JPH07121473B2
JPH07121473B2 JP61272392A JP27239286A JPH07121473B2 JP H07121473 B2 JPH07121473 B2 JP H07121473B2 JP 61272392 A JP61272392 A JP 61272392A JP 27239286 A JP27239286 A JP 27239286A JP H07121473 B2 JPH07121473 B2 JP H07121473B2
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JP
Japan
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press
plate
metal
molding
uneven
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敏一 小段
忠 西川
克夫 椎名
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、表面に凹凸模様を有する合成樹脂板や無機質
化粧板等をプレス成形、特に多段プレス成形により製造
する場合に好適に使用されるプレス成形用金型に関す
る。
従来の技術 従来より、凹凸模様を表面に有する合成樹脂板や無機質
化粧板等をプレス成形によって製造する場合には、通常
第7図に示すようなプレス成形用金型100、即ち肉厚の
大きい磨き鋼板101の表面を切削加工することによって
凹凸成形面102を形成したプレス成形用金型100が使用さ
れている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のように凹凸成形面102を切削加工
で形成する場合は、大きなプレス成形用金型の製作が容
易でない上、凹凸成形面102の形状が製作のたびに少し
ずつ相違するといった問題がある。特に、切削加工によ
り凹凸成形面102を形成する場合は、磨き鋼板101の厚み
が小さいと切削加工時の熱で磨き鋼板101が歪むので厚
肉の磨き鋼板101を用いる必要があり、そのためプレス
成形用金型100の重量が相当大きくなり、プレス成形機
に対する金型取付け作業や金型取出し作業が容易でない
といった問題もある。
問題点を解決するための手段 本発明のプレス成形用金型は、上記問題の解決を主たる
目的としてなされたもので、複数の金属板が熱硬化型樹
脂接着剤層を介して接合一体化され、少なくとも片面側
の金属板がプレス成形又はロール絞り等により加工され
た凹凸板よりなることを特徴としている。
発明の作用 かかる構成の本発明プレス成形用金型にあっては、その
凹凸成形面を構成する少なくとも片面側の金属板がプレ
ス成形又はロール絞り等により加工された凹凸板である
ため、凹凸形状は何度製作してもほぼ正確に同一とな
り、従来金型のように製作のたびに凹凸成形面の形状が
相違するといった不都合を生じない。
また、大きいプレス成形用金型を製作する場合でも、プ
レス成形又はロール絞り加工等で大きな金属凹凸板を作
成することは簡単であり、且つこの金属凹凸板を熱硬化
型樹脂接着剤層を介して他の金属板と接合一体化するこ
とも簡単であるから、従来に比べて金型の製作、特に大
きい金型の製作が遥かに容易となる。
更に、本発明金型を用いて合成樹脂板等のプレス成形を
行うと、熱硬化型樹脂接着剤層がクッション材として作
用するため成形性が良好であり、また金属板の熱伸縮率
が若干異なっても、この熱硬化型樹脂接着剤層が熱伸縮
の差を吸収するので、プレス成形用金型に反りや歪を生
じることもない。
実施例 以下、図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るプレス成形用金型の部
分斜視図、第2図は同金型の部分拡大断面図であって、
このプレス成形用金型Aは、上下二枚の金属板1,2を熱
硬化型樹脂接着剤層3を介して接合一体化してある。
下側の金属板1は平板状の磨き鋼板等からなるもので、
例えば縦寸法が180cm程度、横寸法が90cm程度の大きい
プレス成形用金型Aを製作する場合には、3〜5mm程度
の厚さを有する磨き鋼板が好適に使用される。
一方、上側の金属板2は、表面に鍍金を施した厚さ1〜
1.5mm程度の磨き鋼板をプレス成形することによって、
格子状の凸リブ21(高さ約0.6mm程度)を有する凹凸板
としたもので、この金属凹凸板2の表面が合成樹脂板等
をプレス成形するときの凹凸成形面(金型面)22とな
る。なお、この金属凹凸板2はプレス成形可能な所望の
凹凸形状とすることができることは言うまでもない。
上下の金属板1,2を接合する接着剤層3は、例えば耐熱
シリコーン樹脂接着剤などの熱硬化型樹脂接着剤からな
るもので、プレス成形時にクッション材として作用し、
また双方の金属板1,2の熱伸縮の差を吸収する作用も併
せて発揮するものである。これらの作用は接着剤層3の
厚さが0.5〜1.0mm程度、好ましくは0.6〜0.8mm程度の場
合に満足に発揮されるので、この接着剤層3は上記範囲
内の厚さとするのが望ましい。また、上記接着剤をガラ
ス繊維に染み込ませ、金属板1と金属凹凸板2とを接合
することも可能である。この接着剤層はよりクッション
性と伸縮吸収性を有している。
かかる構成のプレス成形用金型は、1〜1.5mm程度の磨
き鋼板をプレス成形することによって金属凹凸板2を作
成し、熱硬化型樹脂接着剤を上記厚さで塗布した金属板
1に該金属凹凸板2を重ね合わせて加圧下に加熱するこ
とにより製作される。このように、金属凹凸板2はプレ
ス成形で作成されるので極めて簡単に作成することがで
き、且つ上下の金属板1,2の接合作業も上記のように簡
単であるから、従来のように厚肉の磨き鋼板の表面を切
削加工又はエッチングして金型を製作する場合に比べる
と、金型の製作が遥かに容易となる。しかも、金属凹凸
板2をプレス成形によって作成すると、金属凹凸板2の
凹凸成形面22の形状が何枚作成してもほぼ正確に同一形
状となり、従来金型のように製作のたびに凹凸成形面の
形状が相違するといった不都合も生じない。
次に、このプレス成形用金型Aの一使用例を第5図を参
照しながら説明する。即ち、この使用例は表面に凹凸模
様を有する合成樹脂板をプレス成形で得る場合を挙げた
もので、これによればプレス成形機の基盤4の上にクッ
ション紙5を敷いてその上に金属平板6を重ね、その上
に熱圧一体化させる複数枚の合成樹脂シート7を重ね、
その上に金型Aをその凹凸成形面22を下にして重ね、更
に同じ要領でクッション紙5、金属平板6、合成樹脂シ
ート7、金型Aを順々に複数段積み重ねて、その上から
プレス盤9で加熱加圧し、一度に複数段の合成樹脂シー
ト7をプレス成形して凹凸模様付き合成樹脂板を得るよ
うにしている。
上記のように多段プレスを行う場合は作業者が手作業で
プレス成形用金型Aを積み重ねたり取出したりするが、
該金型Aは金属基板1と金属凹凸板2の合計厚みが4〜
5mm程度と薄く、従来の金型に比べて軽量であるため、
上記の作業を楽に行うことができる。しかも、プレス成
形中には熱硬化型樹脂接着剤層3がクッション材として
作用するため成形品の厚み変動が少なく成形性が良好で
あり、また金型Aの金属板1の表面に小さな異物などが
付着しプレス時の圧力で金属板1に多少の歪を生じたと
しても、該接着剤層3のクッション作用で金属凹凸板2
まで歪を生せず成形品にわずかの凹部(エクボ)が発生
することはないので、成形不良品の発生が大幅に減少す
る。その上、金属板1と金属凹凸板2との熱伸縮の差は
熱硬化型樹脂接着剤層3で吸収されるので、プレス成形
用金型Aに反りを生じることもない。
第3図は本発明の他の実施例を示す部分断面図で、この
プレス用金型Bは平板状の金属板1の上下両面に、プレ
ス成形で凸リブ21を形成した金属凹凸板2,2を熱硬化型
樹脂接着剤層3,3で接合一体化し、金型両面が凹凸成形
面21,21となるように構成してある。また第4図は本発
明の更に他の実施例を示す部分断面図で、このプレス用
金型Cはプレス成形で凸リブ21を形成した二枚の金属凹
凸板2,2を熱硬化型樹脂接着剤層3で接合一体化し、金
型両面が凹凸成形面21,21となるように構成してある。
このようなプレス用金型B,Cは、両面に凹凸模様を有す
る合成樹脂板等をプレス成形により製造する場合に、前
記実施例のプレス用金型Aと組合せて使用される。即
ち、第6図に示すように、プレス成形機の基盤4の上に
クッション紙5を敷いてその上に前記実施例のプレス用
金型Aを凹凸成形面22を上にして重ね、その上に複数枚
の合成樹脂シート7と上記の金型B又はCを交互に複数
段積み重ね、その上に前記実施例の金型Aを凹凸成形面
22を下にして重ね、更にクッション紙5を重ねて、上か
らプレス盤9で加熱加圧することにより、一度に複数段
の合成樹脂シート7をプレス成形して両面に凹凸模様を
有する合成樹脂板が得られる。
以上の実施例では、金属凹凸板2がいずれもプレス成形
されているが、プレス成形の代わりにロール絞り加工を
施して凸リブ21を形成してもよい。このようなロール絞
り加工もプレス成形と同様に1.0〜1.5mm程度の磨き鋼板
が用いられ精度よく加工できるので、金属凹凸板2を作
成するたびに凹凸成形面2の凹凸形状が異なるといった
不都合はなく、また加工作業も従来の切削加工に比べる
と遥かに簡単に行える。
また、金属凹凸板2は、0.3〜1.5mm程度の鋼板をエッチ
ングして作成することも可能であるが、この場合は凹凸
が小さくつや消し模様を有する成形品を得るのに適して
いる。更に上記実施例では、複数枚の合成樹脂シートを
熱圧プレス成形する例を挙げたが、その他一枚の合成樹
脂板が発泡体や無機質材や建築材などをプレスして模様
をつける場合にも好ましく採用される。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明のプレス成形用
金型は、複数の金属板が熱硬化型樹脂接着剤層を介して
接合一体化され、少なくとも片面側の金属板がプレス成
形又はロール絞り等により加工された凹凸板よりなる構
成とされているため、金型の製作が従来よりも遥かに容
易となり、金属凹凸板の凹凸成形面が製作のたびに異な
ることもなく、また軽量化されるためプレス成形機への
金型設置作業や取り出し作業が楽になり、しかも成形性
が良好で成形不良品の発生が大幅に減少するなど、顕著
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るプレス成形用金型の部
分斜視図、第2図は同金型の拡大部分断面図、第3図及
び第4図はそれぞれ本発明の他の実施例に係るプレス成
形用金型の部分断面図、第5図は第1図に示すプレス成
形用金型の一使用例の説明図、第6図は第3図又は第4
図に示すプレス成形用金型の一使用例の説明図、第7図
は従来金型の部分断面図である。 1,2……金属板、3……熱硬化型樹脂接着剤層、A,B,C…
…プレス成形用金型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−48144(JP,A) 特開 昭53−133592(JP,A) 実開 昭55−66106(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の金属板が熱硬化型樹脂接着剤層を介
    して接合一体化され、少なくとも片面側の金属板がプレ
    ス成形又はロール絞り等により加工された凹凸板よりな
    ることを特徴とするプレス成形用金型。
JP61272392A 1986-11-14 1986-11-14 プレス成形用金型 Expired - Fee Related JPH07121473B2 (ja)

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JPS63126699A JPS63126699A (ja) 1988-05-30
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CN101941235A (zh) * 2010-09-27 2011-01-12 泉州市祥达机械制造有限公司 隔热保温砖压制成型方法及其设备

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