JPH07120203A - 内外側測定器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定部位の真正面に測定者の目線を位置でき
ない場合でも、測定器の接触部を正確に当接できて、高
い精度の測定を行える内外側測定器の提供。 【構成】 測定器Ａの把手６を固定測定子１Ａの接触ピ
ン１Ｂ、２Ｂを通る直線上に設け、かつ測定部位Ｆの位
置に応じて屈曲させるように構成することで、測定者に
よる測定部位Ｆに対する正確な位置感覚がつかみ易くな
り，無理な姿勢を取らなくとも測定を実施できる。更
に、レバー５の揺動操作によるパワーを無駄なく可動測
定子２Ａの移動力に転化でき、非常に軽いパワーでもっ
てレバー５の揺動操作が行える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、被測定物の測定部位を
測定する内外側測定器に係わり、例えば内外径、溝幅等
を測定するための内外側測定器に関する。

【０００２】

【背景技術】従来、測定器として、被測定物の測定部位
の一方側に当接される接触部を有する固定測定子と、前
記測定部位の他方側に当接される接触部を有する可動測
定子と、前記固定測定子に対して前記可動測定子を接
近、離反させる駆動手段と、前記固定測定子と前記可動
測定子の間隔を測定する測長手段とを備えたものが知ら
れている。測定にあたっては、固定測定子側に一体的に
設けられた把手を片手に持ちながら接触部を測定部位に
当接させるとその接触部間の寸法が測長手段によって測
長され、その得られた値から測定部位の寸法を求めるも
のである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような測定器にあっては、測定部位の高さ位置によって
は測定器を測定部位に対して正しい姿勢に保持できない
場合がある。例えば、測定者の目線よりも上方に穴等の
測定部位がある場合には測定者は片手で測定器を持って
その接触部を穴内に挿入するにしても穴の軸線に対して
測定器の姿勢が傾いてしまうので、測定誤差を生じ易か
った。上記のような測定誤差は、測定器の接触部等が測
定部位に対して正確に当接することができないために発
生するものである。従って、測定時、常に測定部位に対
して測定器が正しい姿勢でもって、測定部位への正確な
接触部の当接ができれば測定誤差の多くは発生しないも
のである。しかしながら、実際には、そのような正しい
姿勢で測定作業ができることが難しい場合も多く、測定
誤差を完全に防止できないという問題点があった。

【０００４】本発明の目的は、以上のような問題点を解
決し、測定部位の高さ位置などにかかわらず、測定部位
に対して測定器の接触部を正しく当接させることがで
き、精度の高い測定を行える内外側測定器を提供するこ
とにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の内外側測定器
は、測定時に測定者が被測定物に対して正対できない場
合等に、内外側測定器の把持手段を適宜な角度に屈曲で
きるように構成することで両測定子の測定部位に対する
当接が正しく行えることに着目してなされたものであ
る。即ち、本発明の内外側測定器は、被測定物の測定部
位の一方側に当接される接触部を有する固定測定子と、
前記測定部位の他方側に当接される接触部を有する可動
測定子と、前記固定測定子に対して前記可動測定子を接
近、離反させる駆動手段と、前記固定測定子と前記可動
測定子の間隔を測定する測長手段と、前記固定測定子に
対して屈曲可能な把持手段とを備えたことを特徴とす
る。

【０００６】又、前記把持手段は、前記可動測定子の接
近、離反方向に対して直交し、かつ、前記固定測定子の
接触部を通る直線上に設けても良い。又、前記測長手段
は、本体が固定測定子に固定され、かつ先端が可動測定
子に当接されたスピンドルを有するダイヤルゲージであ
り、前記駆動手段は、一端を固定測定子に軸支し略中央
部に長孔を開口するレバーを備えると共に、前記スピン
ドルの軸線上で且つ前記可動測定子上に設けられる係合
部を前記長孔に摺動自在に係合してなり、前記レバーの
揺動により前記可動測定子を接近、離反させるように構
成しても良い。

【０００７】

【作用】本発明の内外側測定器を用いて行う被測定物の
寸法、間隔の測定にあたり、両測定子の両接触部が測定
部位に対して正確に当接できるように、把持手段を適宜
な角度に屈曲させる。そして、測定部位が例えば外径や
幅等の外側の寸法の場合には、駆動手段によって固定お
よび可動測定子の接触部を測定部位に対して挟むように
接近させて測定部位に当接させる。この当接した状態で
測長手段によって測定を行う。一方、測定部位が例えば
内径や溝幅等の内側の寸法の場合には、駆動手段により
固定および可動測定子の接触部を一度接近させた状態を
保持しつつ測定部位に誘導する。そして、駆動手段によ
り接触部を離反させて測定部位に接触部を当接させる。
この当接した状態で側長手段によって測定を行う。

【０００８】以上のように、測定部位の状況に応じて内
外側測定器の把持手段を適宜な角度に屈曲させることに
よって測定者が無理な姿勢を取る必要もなく正確な測定
作業を行えるものである。又、前記把持手段を、前記可
動測定子の接近、離反方向に対して直交、かつ、前記固
定測定子の接触部を通る直線上に設けることによって、
測定時には、把持手段と固定測定子とが略一直線となり
測定者の測定部位に対する正確な位置間隔がつかみ易く
なって正確な測定が行えるものである。又、前記駆動手
段にあっては、可動測定子の係合部がスピンドル上に位
置しているのでレバーの揺動時に無用なモーメントも作
用せず、レバーの揺動操作による力が無駄なく可動測定
子の移動力に転化し、非常に軽い力でもってレバーの揺
動操作が行える。従って、接触部を測定部位に対して接
近、離反させる操作が非常にスムーズとなり、測定作業
のスピードアップが図れ、効率的である。

【０００９】

【実施例】以下に、本発明をパチンコ機械用釘間隔測定
器に適用した第１実施例について図１〜図３を参照しな
がら詳細に説明する。図１の正面図および図２の側面図
（図１のII方向から見た側面図）に示すように、パチン
コ機械用釘間隔測定器Ａ（以下、測定器Ａ）は、固定片
１と、この固定片１に対して一対のガイド軸３でもって
平行移動可能に設けられた可動片２と、固定片１に対す
る可動片２の移動量を検出、表示する測長手段としての
ダイヤルゲージ４と、測定時可動片２を固定片１に対し
て移動させるために両片に掛け渡して配置される駆動手
段としてのレバー５と、固定片１の基端部に前記可動片
２の移動方向と平行な軸を支点として任意角度に屈曲可
能な把持手段としての把手６とを備える。

【００１０】前記固定片１並びに可動片２の先端には固
定測定子１Ａ並びに可動測定子２Ａが止めねじによって
交換可能に設けられている。この固定測定子１Ａ並びに
可動測定子２Ａの先端部上下側面には接触部としての接
触ピン１Ｂ、２Ｂ、１Ｃ、２Ｃが垂直に突設されている
と共に、固定測定子１Ａの先端面にはパチンコ台の壁面
Ｗに当接される当接板１Ｄが可動測定子２Ａ側へ向かっ
て直角に固定されている。この当接板１Ｄと可動測定子
２Ａの先端面との間には僅かな隙間が形成され、これに
より可動測定子２Ａが壁面Ｗに接触することなく接近、
離反できる。前記一対のガイド軸３には、付勢ばね３Ａ
が装着されており、レバー５による揺動操作から解放さ
れた時、可動片２を離反位置に復帰させるものである。

【００１１】前記ダイヤルゲージ４は、前記固定片１側
に固定された本体ケース４Ａと、前記一対のガイド軸３
の中間位置で可動片２の移動方向と同方向に変位可能、
かつ先端が前記可動片２に当接されるスピンドル７とを
有する。本体ケース４Ａには前記スピンドル７の移動変
位量を電気的に検出してディジタル表示するディジタル
表示器４Ｂおよび各種スイッチ４Ｃが設けられている。
前記レバー５は、中央に屈曲部を持つ「へ」字状であ
り、その一端が固定片１に揺動自在に軸支される一方、
屈曲部近傍には長孔５Ａを有する。長孔５Ａ内には前記
スピンドル７の軸線上でかつ可動片２上に設けられた係
合部としての係止突片５Ｂが係合されている。従ってレ
バー５を揺動させると可動片２が固定片１に対して離
反、接近（開閉）するように構成されている。

【００１２】前記把手６は、固定測定子１Ａに対して移
動する可動測定子２Ａの接近、離反方向に対して直交
し、かつ、固定測定子１Ａに設けられる接触ピン１Ｂ、
１Ｃを通る直線上に設けられている。又、固定片１の基
端部には、前記可動片２の移動方向と平行な軸を支点と
して任意角度で屈曲した状態を保持するための止めねじ
６Ａを備えている。次に、第１実施例の作用を図３の要
部説明図を加えて説明する。測定者の目線よりも上方に
位置するパチンコ台の釘Ｐの間隔を測定する場合、上側
面の接触ピン１Ｂ、２Ｂが釘Ｐに正確に当接できるよう
に把手６を所定角度に屈曲させ、止めねじ６Ａでもって
固定しておく。（屈曲した状態を図２中に示す。）

【００１３】この場合、図に示すように釘Ｐが突出して
いる壁面Ｗからの距離Ｌが一定の点（つまりパチンコ玉
の半径５．２５ｍｍの位置）における左右の釘Ｐの間隔
を測定するものである。先ず、レバー５の基端側を本体
ケース４Ａ側（矢印Ｘ方向）へ揺動させると、長孔５Ａ
に係合している係止突片５Ｂがこの長孔５Ａ内を摺動
し、可動片２が固定片１側に移動接近する。そしてこの
ように両測定子１Ａ、２Ａが接近した状態を保持しつ
つ、接触ピン１Ｂ、２Ｂを下方から釘間に挿入しつつ、
固定測定子１Ａの先端に設けられている当接板１Ｄの前
面を壁面Ｗに面で接触するように当接させる。この当接
状態を保ちつつ、接近している両測定子１Ａ、２Ａが離
反するようにレバー５を矢印Ｘ方向とは逆方向に揺動操
作し、両測定子１Ａ、２Ａの上側の接触ピン１Ｂ、２Ｂ
を釘Ｐの内側面に当接させる。そして釘Ｐに当接してい
る左右の接触ピン１Ｂ、２Ｂの間隔即ち、測定すべき壁
面Ｗから距離Ｌ離れた部位における左右釘Ｐの間隔が測
定され、測定値がディジタル表示器４Ｂによって表示さ
れる。

【００１４】又、測定者の目線よりも下方に位置するパ
チンコ台の釘Ｐの間隔を測定する場合には、両測定子１
Ａ、２Ａの下側の接触ピン１Ｃ、２Ｃを釘Ｐの内側面に
当接させて測定を行えば良く、釘Ｐの位置に応じて適宜
使い分けすることができる。又、把手６にあっても、固
定片１の基端部に対して、前記可動片２の移動方向と平
行な軸を支点として任意角度で屈曲した状態を保持する
ための止めねじ６Ａを備えているので、測定し難い位置
にある釘Ｐ（測定部位）に対しても測定者に負担のない
姿勢で測定が行える。しかも、両測定子１Ａ、２Ａ先端
に設けた当接板１Ｄが壁面Ｗに対して面で接触すること
で、接触ピン１Ｂ、２Ｂ（１Ｃ、２Ｃ）が釘Ｐの正確な
位置に当接し、測定ミスや測定誤差を防止することがで
きる。

【００１５】更に、この把手６は、固定測定子１Ａに対
して移動する可動測定子２Ａの接近、離反方向に対して
直交し、かつ、固定測定子１Ａに設けられる接触ピン１
Ｂ、１Ｃを通る直線上に設けられており、把手６と両測
定子１Ａ、２Ａとの位置関係が略一直線になり、従って
測定器Ａを把持する測定者にとって釘Ｐ（測定部位）に
対する正確な位置感覚がつかみ易くなり、より正確な測
定作業を実施できる。又、レバー５の揺動操作による力
がスピンドル７の軸線上に設けられる係止突片５Ｂを介
して可動片２の移動力に転化するので無駄なモーメント
も発生せず、力を最も効率的に利用することができるも
のである。

【００１６】次に、本発明をパチンコ機械用釘間隔測定
器に適用した第２実施例について図４〜図５を参照しな
がら詳細に説明する。前記第１実施例と同様の構成につ
いての詳細な説明は適宜省略する。図４の正面図および
図５の側面図（図４のＶ方向から見た側面図）に示すよ
うに、パチンコ機械用釘間隔測定器Ｂ（以下、測定器
Ｂ）は、固定測定子１１に対する可動測定子１２の移動
量を検出、表示する測長手段としてのダイヤルゲージ１
４を備える。ダイヤルゲージ１４のステム１４Ｄには、
先端に接触ピン１１Ａを有する固定測定子１１が固定さ
れていると共にダイヤルゲージ本体１４Ａ内を左右方向
に移動するスピンドル１３が収納されている。スピンド
ル１３の一端側は、先端に接触ピン１２Ａを有する前記
可動測定子１２に固定されている。前記スピンドル１３
の他端側は、ダイヤルゲージ１４の本体ケース１４Ａを
挟んだ反対側に延在しかつレバー１５に連結されてい
る。このレバー１５は測定時、可動測定子１２を固定測
定子１１に対して移動させるための駆動手段として設け
られている。本体ケース１４Ａの裏側には、固定ねじ１
６Ａを介して任意角度に屈曲可能な把手１６が設けられ
ている。

【００１７】固定測定子１１並びに可動測定子１２の先
端側の下側面には垂直方向に接触ピン１１Ａ、１２Ａが
突出して設けられており、釘間隔の測定にあたっては釘
の所定位置（前述の第１実施例を参照）にこの接触ピン
１１Ａ、１２Ａを当接させて測定を行うものである。前
記レバー１５は、その先端側（作用点Ｓ１）が本体ケー
ス１４Ａの左側に延在するスピンドル１３に連結され、
その中間部が本体ケース１４Ａの左下部から突設される
係止片１５Ａに軸支されている（支点Ｓ２）。そして、
レバー１５の揺動により生じる力が支点Ｓ２を介してレ
バー１５の先端側（作用点Ｓ１）に作用し、スピンドル
１３の左右方向の移動即ち、可動測定子１２の固定測定
子１１に対する接近．離反が行われるように構成される
ものである。

【００１８】次に、第２実施例の作用を説明する。パチ
ンコ台の釘の間隔を測定する場合、接触ピン１１Ａ、１
２Ａが釘に正確に当接できるように把手１６を所定角度
に屈曲させ、止めねじ１６Ａでもって固定しておく。
（屈曲した状態を図５中に示す。） 先ず、レバー１５の基端側を本体ケース１４Ａ側（矢印
Ｙ方向）へ揺動させると、係止片１５Ａの支点Ｓ２を支
点としてレバー１５の先端側が本体ケース１４Ａから離
れる方向に揺動する。これに伴いレバー１５の先端側に
連結しているスピンドル１３も本体ケース１４Ａから外
方に移動する。即ち、このレバー１５の矢印Ｙ方向への
揺動操作に伴って、スピンドル１３の他端に連結してい
る可動測定子１２を固定測定子１１側に接近させる。そ
して両測定子１１、１２の接近状態を保持しつつ、両測
定子１１、１２の下側面の接触ピン１１Ａ、１２Ａを釘
の上方から釘間に挿入する。そして、接近している両測
定子１１、１２が離反するようにレバー１５を矢印Ｙ方
向とは逆方向に揺動操作し、接触ピン１１Ａ、１２Ａを
釘Ｐの内側面に当接させる。そして釘Ｐに当接している
左右の接触ピン１１Ａ、１２Ａの間隔が測定され、測定
値がディジタル表示器１４Ｂによって表示される。

【００１９】本体ケース１４Ａの裏側に設けられる把手
１６においても、前記可動測定子１２の移動方向と平行
な軸を支点として任意角度で屈曲した状態で測定できる
ので、測定し難い位置にある釘Ｐ例えば、測定者から見
て下方に位置する釘Ｐに対しても測定者にとっても負担
の少ない把持姿勢でもって測定が行える。又、レバー１
５の操作によって可動測定子１２を移動させるための作
用点Ｓ１が上記のようにスピンドル１３の端部（即ち軸
線上）にあることによってレバー１５の揺動操作時の力
を可動測定子１２の移動力に転化するので無駄なモーメ
ントも発生せず、力を最も効率的に利用することができ
るものである。

【００２０】以上、本発明をパチンコ機械用釘間隔測定
器に適用した実施例について説明したが、これらの実施
例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能であ
る。例えば、図６に示すように被測定物Ｇの外側の寸法
（例えば外径や幅）等を測定する場合には、固定測定子
１Ａに対して可動測定子２Ａを常に接近位置に付勢して
おくように設定しておき、測定時に、可動測定子２Ａを
固定測定子１Ａの方向に接近させ、上側に設けられてい
る接触ピン１Ｂ、２Ｂを測定部位Ｆを挟むように当接さ
せる。上記のような手順で左右の接触ピン１Ｂ、２Ｂの
間隔が測定され測定値がディジタル表示器４Ａによって
表示される。

【００２１】一方、図７に示すように被測定物Ｗの内側
の寸法（例えば内径や溝幅）等を測定する場合には、上
述したパチンコ機械の釘の間隔を測定する場合と略同様
の要領である。即ち、レバー５の矢印Ｘ方向への揺動操
作（上記同様）によって、可動測定子２Ａを固定測定子
１Ａの方向に一度接近させ、この接近状態を保持しつつ
下側の接触ピン１Ｃ、２Ｃを測定部位Ｆ近傍に誘導す
る。そして、レバー５を矢印Ｘ方向とは逆方向への揺動
操作によって接近状態の可動測定子２Ａと固定測定子１
Ａを離反させ、接触ピン１Ｃ、２Ｃを測定部位Ｆに当接
させる。上記のような手順で左右の接触ピン１Ｃ、２Ｃ
の間隔が測定され測定値がディジタル表示器４Ａによっ
て表示される。ここでは説明の都合上、上側、下側の接
触ピンを外側、内側の寸法の測定に応じて使い分けた
が、測定部位の状況に応じて適宜使い分けできることは
言うまでもない。尚、上記実施例ではダイヤルゲージを
用いて説明したが、一般的なリニアゲージ（直接変位検
出器）を用いたものでも良く、又、測定値の表示手段に
おいても外部表示手段等を接続して用いることも可能で
ある。

【００２２】

【発明の効果】以上の通り、本発明の内外側測定器によ
れば、把持手段を、測定部位の位置に応じて正しい姿勢
で把持できるように屈曲させることで無理な姿勢をとる
ことなく測定作業を容易且つ正確に行えるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例を示す全体正面図である。

【図２】図１の矢印II方向から見た全体側面図である。

【図３】同上実施例の作用を示す要部正面図である。

【図４】本発明の第２実施例を示す全体正面図である。

【図５】図４の矢印Ｖ方向から見た全体側面図である。

【図６】変形例の作用を示す図であって、被測定物の外
側の寸法を測定する状態を示す説明図である。

【図７】変形例の作用を示す図であって、被測定物の内
側の寸法を測定する状態を示す説明図である。

【符号の説明】

Ａ 内外側測定器 １Ａ 固定測定子 ２Ａ 可動測定子 １Ｂ、１Ｃ 接触ピン（接触部） ２Ｂ、２Ｃ 接触ピン（接触部） ４ ダイヤルゲージ（測長手段） ５ レバー（駆動手段） ６ 把手（把持手段）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】被測定物の測定部位の一方側に当接される
   接触部を有する固定測定子と、前記測定部位の他方側に
   当接される接触部を有する可動測定子と、前記固定測定
   子に対して前記可動測定子を接近、離反させる駆動手段
   と、前記固定測定子と前記可動測定子の間隔を測定する
   測長手段と、前記固定測定子に対して屈曲可能な把持手
   段とを備えたことを特徴とする内外側測定器。
2. 【請求項２】請求項１記載の内外側測定器において、 前記把持手段は、前記可動測定子の接近、離反方向に対
   して直交し、かつ、前記固定測定子の接触部を通る直線
   上に設けられていることを特徴とする内外側測定器。
3. 【請求項３】請求項１記載の内外側測定器において、 前記測長手段は、本体が固定測定子に固定され、かつ先
   端が可動測定子に当接されたスピンドルを有するダイヤ
   ルゲージであり、 前記駆動手段は、一端を固定測定子に軸支し略中央部に
   長孔を開口するレバーを備えると共に、前記スピンドル
   の軸線上で且つ前記可動測定子上に設けられる係合部を
   前記長孔に摺動自在に係合してなり、前記レバーの揺動
   により前記可動測定子を接近、離反させることを特徴と
   する内外側測定器。