JPH0712012A - キャニスタのブラケット - Google Patents
キャニスタのブラケットInfo
- Publication number
- JPH0712012A JPH0712012A JP15845293A JP15845293A JPH0712012A JP H0712012 A JPH0712012 A JP H0712012A JP 15845293 A JP15845293 A JP 15845293A JP 15845293 A JP15845293 A JP 15845293A JP H0712012 A JPH0712012 A JP H0712012A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- canister
- bracket
- mounting plate
- impact force
- side mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車の衝突時において、その衝撃力を吸収
できるブラケットを提案し、樹脂製キャニスタケースで
あっても衝突による破壊を防止し、活性炭のこぼれを防
止する。 【構成】 金属製の車体側取付板6と、金属製のキャニ
スタケース側取付板7とを相互に分離した状態で、これ
らを車両の衝突による所定の衝撃力によって破壊又は変
形する材料からなる衝撃吸収部材8で連結する。
できるブラケットを提案し、樹脂製キャニスタケースで
あっても衝突による破壊を防止し、活性炭のこぼれを防
止する。 【構成】 金属製の車体側取付板6と、金属製のキャニ
スタケース側取付板7とを相互に分離した状態で、これ
らを車両の衝突による所定の衝撃力によって破壊又は変
形する材料からなる衝撃吸収部材8で連結する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車に付設されて蒸発
燃料を吸着するために用いるキャニスタにおいて、その
キャニスタを車体に取付けるためのブラケットに関す
る。
燃料を吸着するために用いるキャニスタにおいて、その
キャニスタを車体に取付けるためのブラケットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料タンク内等に発生するガソリ
ン蒸気が大気中に放出されるのを防止する蒸発燃料処理
装置において、そのガソリン蒸気を吸着するためにキャ
ニスタが用いられている。
ン蒸気が大気中に放出されるのを防止する蒸発燃料処理
装置において、そのガソリン蒸気を吸着するためにキャ
ニスタが用いられている。
【0003】このキャニスタのケースは一般に金属で形
成されるが、材料、製造上の低コスト化や軽量性から樹
脂材料で形成される場合がある。また、このキャニスタ
を車体に取付ける方法として、一般に車体とキャニスタ
ケース間をブラケットで連結しているが、このブラケッ
トとして、SPC冷間圧延鋼板などの金属材で全体を一
体成型したものが使用されている(例えば実公平4−4
2515号公報)。
成されるが、材料、製造上の低コスト化や軽量性から樹
脂材料で形成される場合がある。また、このキャニスタ
を車体に取付ける方法として、一般に車体とキャニスタ
ケース間をブラケットで連結しているが、このブラケッ
トとして、SPC冷間圧延鋼板などの金属材で全体を一
体成型したものが使用されている(例えば実公平4−4
2515号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のブラケット
においては、その剛性が強いため、車両が衝突した場
合、その衝撃力がブラケットで吸収されることなく直接
キャニスタケースへ伝達される。
においては、その剛性が強いため、車両が衝突した場
合、その衝撃力がブラケットで吸収されることなく直接
キャニスタケースへ伝達される。
【0005】そのため、前記のようにキャニスタケース
が樹脂材料で形成されたキャニスタにおいては、その強
い衝撃力によりそのキャニスタケースが破壊し、そのケ
ース内に収納された活性炭がこぼれ出る問題がある。
が樹脂材料で形成されたキャニスタにおいては、その強
い衝撃力によりそのキャニスタケースが破壊し、そのケ
ース内に収納された活性炭がこぼれ出る問題がある。
【0006】そこで本発明は、キャニスタケースを樹脂
材料で形成しても、上記のような衝撃力による破壊を防
止できるブラケットを提案することを目的とするもので
ある。
材料で形成しても、上記のような衝撃力による破壊を防
止できるブラケットを提案することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、キャニスタケースを車体に取付けるため
のブラケットにおいて、金属製の車体側取付板(6)
と、金属製のキャニスタケース側取付板(7)とを相互
に分離してこれらを車両の衝突による所定の衝撃力によ
って破壊又は変形する材料からなる衝撃吸収部材(8)
で連結したことを特徴とするものである。
決するために、キャニスタケースを車体に取付けるため
のブラケットにおいて、金属製の車体側取付板(6)
と、金属製のキャニスタケース側取付板(7)とを相互
に分離してこれらを車両の衝突による所定の衝撃力によ
って破壊又は変形する材料からなる衝撃吸収部材(8)
で連結したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】自動車が衝突して、ブラケットにおける車体側
取付板(6)に強い衝撃力が作用すると、その衝撃力が
衝撃に弱い材料からなる衝撃吸収部材(8)に伝達し、
これが破壊又は変形して、その衝撃が吸収され、キャニ
スタケース(1)に強い衝撃力が伝達されない。
取付板(6)に強い衝撃力が作用すると、その衝撃力が
衝撃に弱い材料からなる衝撃吸収部材(8)に伝達し、
これが破壊又は変形して、その衝撃が吸収され、キャニ
スタケース(1)に強い衝撃力が伝達されない。
【0009】そのため、キャニスタケース(1)が衝撃
によって破壊されるような樹脂材料で形成されていて
も、そのキャニスタケースの破壊が防止される。
によって破壊されるような樹脂材料で形成されていて
も、そのキャニスタケースの破壊が防止される。
【0010】
【実施例】次に本発明を図に示す実施例に基いて説明す
る。1はキャニスタケースで、ケース本体1aと、該ケ
ース本体1aと一体成形された上壁1bと、ケース本体
1aの底面を閉塞する底蓋1cとからなり、これらは合
成樹脂材料で形成されている。
る。1はキャニスタケースで、ケース本体1aと、該ケ
ース本体1aと一体成形された上壁1bと、ケース本体
1aの底面を閉塞する底蓋1cとからなり、これらは合
成樹脂材料で形成されている。
【0011】2はガソリン蒸気の吸気ポート、3はパー
ジポート、4は大気側ポートである。5はブラケット
で、図3及び図4に示すように、L状の車体側取付板6
と、L状のキャニスタケース側取付板7と、これら両板
間を連結する衝撃吸収部材8とから形成されている。
ジポート、4は大気側ポートである。5はブラケット
で、図3及び図4に示すように、L状の車体側取付板6
と、L状のキャニスタケース側取付板7と、これら両板
間を連結する衝撃吸収部材8とから形成されている。
【0012】車体側取付板6とキャニスタケース側取付
板7は冷間圧延鋼板で形成され、衝撃吸収部材8はガラ
ス繊維を混入してなる66ナイロンガラス入りの樹脂で
形成されている。
板7は冷間圧延鋼板で形成され、衝撃吸収部材8はガラ
ス繊維を混入してなる66ナイロンガラス入りの樹脂で
形成されている。
【0013】これら両板6,7と衝撃吸収部材8とから
なるブラケット5は、図3及び図4に示すように、両板
6,7が相互に分離され、かつ衝撃吸収部材8を介して
連結されるように、インサート成形により形成されてい
る。
なるブラケット5は、図3及び図4に示すように、両板
6,7が相互に分離され、かつ衝撃吸収部材8を介して
連結されるように、インサート成形により形成されてい
る。
【0014】更に、衝撃吸収部材8は、両取付板6,7
に成形した両取付穴6a,7a間の中間に位置して設け
られている。そして、図1に示すように、ブラケット5
における車体側取付板6を車体9にボルト10により連
結し、キャニスタケース側取付板7にキャニスタの上壁
1b部を、ボルト11で連結して、キャニスタを車体に
取付ける。
に成形した両取付穴6a,7a間の中間に位置して設け
られている。そして、図1に示すように、ブラケット5
における車体側取付板6を車体9にボルト10により連
結し、キャニスタケース側取付板7にキャニスタの上壁
1b部を、ボルト11で連結して、キャニスタを車体に
取付ける。
【0015】尚、上記のブラケット5は、キャニスタの
上壁1bの2箇所と、底蓋1cの1箇所に配置され、計
3箇所でキャニスタを支持するようになっている。以上
のようであるから、自動車の通常走行時における車体の
振動では、66ナイロンガラス入りの樹脂からなる衝撃
吸収部材8は破壊されず、キャニスタ1は車体に支持さ
れ、何等支障はない。
上壁1bの2箇所と、底蓋1cの1箇所に配置され、計
3箇所でキャニスタを支持するようになっている。以上
のようであるから、自動車の通常走行時における車体の
振動では、66ナイロンガラス入りの樹脂からなる衝撃
吸収部材8は破壊されず、キャニスタ1は車体に支持さ
れ、何等支障はない。
【0016】自動車が衝突して、車体におけるブラケッ
ト支持部に異常な強い衝撃力が作用すると、その衝撃力
が車体側取付板6を通じて衝撃吸収部材8に作用し、そ
の衝撃力によって衝撃吸収部材8は破壊する。
ト支持部に異常な強い衝撃力が作用すると、その衝撃力
が車体側取付板6を通じて衝撃吸収部材8に作用し、そ
の衝撃力によって衝撃吸収部材8は破壊する。
【0017】そのため、その衝撃力は、その衝撃吸収部
材8で吸収されてキャニスタ1に伝達されず、キャニス
タケース1は、これが樹脂材料で形成されていても破壊
しない。
材8で吸収されてキャニスタ1に伝達されず、キャニス
タケース1は、これが樹脂材料で形成されていても破壊
しない。
【0018】尚、上記の衝撃吸収部材8は、所定の衝撃
力で破壊又は変形する材料であればよく、上記66ナイ
ロンガラス入りの樹脂以外の樹脂或いは樹脂以外のゴム
材料等を用いてもよい。
力で破壊又は変形する材料であればよく、上記66ナイ
ロンガラス入りの樹脂以外の樹脂或いは樹脂以外のゴム
材料等を用いてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動車の
衝突時において、車体からブラケットに強い衝撃力が作
用した場合、その衝撃力を衝撃吸収部材により吸収し、
キャニスタケースに強い衝撃力が作用することを防止で
きる。そのため、キャニスタケースを衝撃に弱い樹脂材
料で形成してもそのキャニスタケースは破壊されない。
その結果、このような破壊による活性炭のこぼれを憂慮
することなく、軽量、安価でかつ製造容易な樹脂製キャ
ニスタを使用できる。
衝突時において、車体からブラケットに強い衝撃力が作
用した場合、その衝撃力を衝撃吸収部材により吸収し、
キャニスタケースに強い衝撃力が作用することを防止で
きる。そのため、キャニスタケースを衝撃に弱い樹脂材
料で形成してもそのキャニスタケースは破壊されない。
その結果、このような破壊による活性炭のこぼれを憂慮
することなく、軽量、安価でかつ製造容易な樹脂製キャ
ニスタを使用できる。
【図1】 本発明の実施例を示す正面図。
【図2】 同平面図。
【図3】 ブラケットの正面図。
【図4】 図3におけるA−A線断面図。
1 キャニスタケース 5 ブラケット 6 車体側取付板 7 キャニスタ側取付板 8 衝撃吸収部材
Claims (1)
- 【請求項1】 キャニスタケースを車体に取付けるため
のブラケットにおいて、金属製の車体側取付板(6)
と、金属製のキャニスタケース側取付板(7)とを相互
に分離してこれらを車両の衝突による所定の衝撃力によ
って破壊又は変形する材料からなる衝撃吸収部材(8)
で連結したことを特徴とするキャニスタのブラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15845293A JPH0712012A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | キャニスタのブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15845293A JPH0712012A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | キャニスタのブラケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712012A true JPH0712012A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15672066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15845293A Pending JPH0712012A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | キャニスタのブラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712012A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6395072B2 (en) | 2000-06-06 | 2002-05-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Canister mounting structure |
JP2010121479A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Mahle Filter Systems Japan Corp | キャニスタの取付構造 |
EP3745206A1 (en) | 2019-05-31 | 2020-12-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Exposure apparatus and article manufacturing method |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15845293A patent/JPH0712012A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6395072B2 (en) | 2000-06-06 | 2002-05-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Canister mounting structure |
DE10124127B4 (de) * | 2000-06-06 | 2013-01-03 | Honda Giken Kogyo K.K. | Kanisterbefestigungsvorrichtung |
JP2010121479A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Mahle Filter Systems Japan Corp | キャニスタの取付構造 |
EP3745206A1 (en) | 2019-05-31 | 2020-12-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Exposure apparatus and article manufacturing method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4538697A (en) | Vibration-absorbing system for an automotive vehicle | |
US7357407B2 (en) | Air bag system | |
JP2535338B2 (ja) | キヤニスタの配置構造 | |
CA2292693A1 (en) | Mount assembly for automotive power plant | |
JP3554527B2 (ja) | キャニスタの取付構造 | |
US6463915B2 (en) | Evaporative emission control apparatus for motor vehicle | |
JPH0712012A (ja) | キャニスタのブラケット | |
JP3031742B2 (ja) | 車両の燃料タンク装置 | |
JP2002067716A (ja) | 自動車のキャニスタ配置構造 | |
JP3505930B2 (ja) | フューエルタンク構造 | |
JPH0577640A (ja) | 自動車空調装置用圧縮機の支持具 | |
JP3376885B2 (ja) | 自動車用燃料タンクのフィラーチューブ固定構造 | |
KR0137444Y1 (ko) | 차량의 캐니스터 장착구조 | |
KR200157191Y1 (ko) | 차량연료탱크의 측부에 장착된 캐니스터 | |
JPH0530505Y2 (ja) | ||
JP2522445Y2 (ja) | 自動二輪車のシートグリップバンドの取付装置 | |
JPH0789356A (ja) | 車両用防振マウントの支持構造 | |
KR100337813B1 (ko) | 차량용 캐니스터의 설치구조 | |
JPH10100692A (ja) | 自動車の装備品取付構造 | |
JP2554743Y2 (ja) | フューエルフィルタの取付構造 | |
JP2502830Y2 (ja) | 燃料タンクの固定装置 | |
JPH0761258A (ja) | 自動車のインストルメントパネル構造 | |
JPS5927289Y2 (ja) | 自動車の燃料系補機類の格納装置 | |
KR100337814B1 (ko) | 차량용 캐니스터의 설치구조 | |
JP2535969Y2 (ja) | 自動車におけるアンチロックブレーキシステム用アクチュエータの取付構造 |