JPH0711955U - 車両用シートのバックボード構造 - Google Patents

車両用シートのバックボード構造

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JPH0711955U
JPH0711955U JP4531593U JP4531593U JPH0711955U JP H0711955 U JPH0711955 U JP H0711955U JP 4531593 U JP4531593 U JP 4531593U JP 4531593 U JP4531593 U JP 4531593U JP H0711955 U JPH0711955 U JP H0711955U
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JP
Japan
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backboard
vehicle seat
backboard body
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Pending
Application number
JP4531593U
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English (en)
Inventor
嘉治 石川
Original Assignee
池田物産株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻き込みに要す工数が削減できるし、バック
ボード本体のコーナー部の表皮材に重なりが生じて凹凸
ができるということがなく、このバックボード本体をシ
ートバックに装着した場合に見栄えが良くなるばかり
か、ステッチャーが止まらないという不具合が防止でき
る車両用シートのバックボード構造を提供することであ
る。 【構成】 芯材1aとクッション材2とをバインダー材
3を介して一体化してバックボード素材1を成形し、こ
のバックボード素材1を型成形してバックボード本体1
0の両端部に折曲げ部10bを形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用シートのバックボード構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のバックボード構造のバックボード本体28は、図7乃至図10 に示すように芯材20に、ポケット21を設けた表皮材22を接着剤で接着し、 この表皮材22の端末部22aを芯材20の裏側に巻き込み、フック23やクリ ップ24で芯材20に固定し、ポケット21の口部21aの両端部をゴム紐25 で引っ張るようにして構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のバックボード構造にあっては、表皮材22の端末部 22aの巻き込みに要す工数がかかるし、バックボード本体28のコーナー部2 6の表皮材22に重なりが生じて凹凸ができ、このバックボード本体28をバッ クシート27に装着した場合に、凹凸が見えて見栄えが悪いばかりか、ステッチ ャーが止まらないという問題点があった。
【0004】 本考案は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とすると ころは、巻き込みに要す工数が削減できるし、バックボード本体のコーナー部の 表皮材に重なりが生じて凹凸ができということがなく、このバックボード本体を シートバックに装着した場合に見栄えが良くなるばかりか、ステッチャーが止ま らないという不具合が防止できる車両用シートのバックボード構造を提供するこ とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、芯材とクッション材とをバインダー 材を介して一体化してバックボード素材を成形し、このバックボード素材を型成 形してバックボード本体の両端部にシート側への折曲げ部を形成したことを特徴 とする。
【0006】
【作用】
かかる構成により、バックボード本体は、シートバックの左右のサイド部間に 配置固定されたとき、このバックボード本体の折曲げ部がサイド部の表皮に当接 するようになって、表皮材の端末部の巻き込みがなく、この巻き込みに要す工数 が削減できるし、バックボード本体のコーナー部の表皮材に重なりが生じて凹凸 ができるということがなく、このバックボード本体をシートバックに装着した場 合に見栄えが良くなるばかりか、ステッチャーが止まらないという不具合が防止 できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係わるバ ックボード構造を備えた車両用シートの背面側からの斜視図、図2は図1A−A 線に沿う断面図、図3は図2B部の拡大図、図4は本考案に係わるバックボード 構造の斜視図、図5は図4C−C線に沿う断面図、図6(1)は本考案に係わる バックボード構造のバックボード素材の製造工程の説明図、図6(2)は同バッ クボード素材の型成形工程の説明図、図6(3)は成形されたバックボード本体 の断面図である。
【0008】 本考案に係わるバックボード構造は、バックボード素材1の成形の第1の工程 と、このバックボード素材1を型装置2で成形する第2の工程を経て製作される 。
【0009】 すなわち、第1の工程では、芯材1aとクッション材2とをバインダー材(例 えば、ホットメルト)3を介して一体化してバックボード素材1が成形される。 また、第2工程で、このバックボード素材1が型成形されてバックボード本体1 0が形成される。
【0010】 すなわち、図6(2)に示すように型装置2は上型4と下型5とを備えており 、上型4は、可動成形型6とこの可動成形型6の周側に位置して可動成形型6と は別に昇降する切断刃7とを有している。また、前記下型5は、その上面部に凹 部8を有しており、この凹部8の外周方の上面部が素材受け部9にしてある。
【0011】 そして、下型5の素材受け部9に前記バックボード素材1を載せて上型4を下 降させて、まず、前記切断刃7でバックボード素材1を所定の大きさに切断し、 可動成形型6の下降によりバックボード素材1を下型5の凹部8に挿入して、可 動成形型6の角部6aと凹部8の角部8aとでバックボード素材1の端部の折曲 げ成形を行う。
【0012】 このようにして成形されたバックボード本体10の両端部には図6(3)に示 すように面部10aに対して直角に折り曲げられた折曲げ部10bが形成してあ る。この折曲げ部10bは、バックボード本体10がシートバック13に装着さ れた時、表皮材16の端末16aが隠れる大きさである。このバックボード本体 10の表側にはポケット11が取り付けられる。
【0013】 前記バックボード本体10は図1に示すように車両用シート12のバックシー ト13の背面に装着される。すなわち、シートバック13のサイド部14は、フ レーム15に発泡ウレタンのような緩衝材17を設け、この緩衝材17を表皮材 16で覆いこの表皮材16の端末16aをオームクリップ18でフレーム15に 係止して構成してある。前記バックボード本体10は、左右のサイド部14間に 配置固定されていて、このバックボード本体10の折曲げ部10bがサイド部1 4の表皮材16に当接している。この場合、バックボード本体のコーナー部の表 皮材に重なりが生じて凹凸ができということがなく、このバックボード本体10 をシートバック13に装着した場合に見栄えが良くなるばかりか、ステッチャー が止まらないという不具合が防止できる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、芯材とクッション材とをバインダー材を介し て一体化してバックボード素材を成形し、このバックボード素材を型成形してバ ックボード本体の両端部にシート側への折曲げ部を形成したから、バックボード 本体は、シートバックの左右のサイド部間に配置固定されたとき、このバックボ ード本体の折曲げ部がサイド部の表皮に当接するようになり、表皮材の端末部の 巻き込みがなく、この巻き込みに要す工数が削減できるし、バックボード本体の コーナー部の表皮材に重なりが生じて凹凸ができるということがなく、このバッ クボード本体をシートバックに装着した場合に見栄えが良くなるばかりか、ステ ッチャーが止まらないという不具合が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるバックボード構造を備えた車両
用シートの背面側からの斜視図である。
【図2】図1A−A線に沿う断面図である。
【図3】図2B部の拡大図である。
【図4】本考案に係わるバックボード構造の斜視図であ
る。
【図5】図4C−C線に沿う断面図である。
【図6】(1)は本考案に係わるバックボード構造のバ
ックボード素材の製造工程の説明図である。(2)は同
バックボード素材の型成形工程の説明図である。(3)
は成形されたバックボード本体の断面図である。
【図7】従来のバックボード構造の斜視図である。
【図8】同バックボード構造の内側から見た斜視図であ
る。
【図9】表皮巻き込み部の断面図である。
【図10】従来のバックボードを装着したシートバック
の断面図である。
【符号の説明】
1 バックボード素材 1a 芯材 2 クッション材 10 バックボード本体 10b 折曲げ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材とクッション材とをバインダー材を
    介して一体化してバックボード素材を成形し、このバッ
    クボード素材を型成形してバックボード本体の両端部に
    シート側への折曲げ部を形成したことを特徴とする車両
    用シートのバックボード構造。
JP4531593U 1993-07-29 1993-07-29 車両用シートのバックボード構造 Pending JPH0711955U (ja)

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JPH0711955U true JPH0711955U (ja) 1995-02-28

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JP4531593U Pending JPH0711955U (ja) 1993-07-29 1993-07-29 車両用シートのバックボード構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100126558A (ko) * 2008-03-25 2010-12-01 존슨 컨트롤스 테크놀러지 컴퍼니 스티칭 대신에 필름 접착제를 사용하는 차량 내장 처리

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100126558A (ko) * 2008-03-25 2010-12-01 존슨 컨트롤스 테크놀러지 컴퍼니 스티칭 대신에 필름 접착제를 사용하는 차량 내장 처리
JP2011515200A (ja) * 2008-03-25 2011-05-19 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー 縫製の代わりに接着剤を使用する車両トリムの応用
US8727449B2 (en) 2008-03-25 2014-05-20 Johnson Controls Technology Company Vehicular trim applications using film adhesive in lieu of stitching

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