JPH07119464A - エンジン冷却装置 - Google Patents

エンジン冷却装置

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Publication number
JPH07119464A
JPH07119464A JP26599693A JP26599693A JPH07119464A JP H07119464 A JPH07119464 A JP H07119464A JP 26599693 A JP26599693 A JP 26599693A JP 26599693 A JP26599693 A JP 26599693A JP H07119464 A JPH07119464 A JP H07119464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endless belt
power
engine
rotating body
cooling fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26599693A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Matsui
昭男 松井
Junji Miyata
潤二 宮田
Koji Fujiwara
孝次 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP26599693A priority Critical patent/JPH07119464A/ja
Publication of JPH07119464A publication Critical patent/JPH07119464A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファンの逆転でラジエータへの吸着物を吹き
飛ばす冷却装置を、小型で切換え操作も楽に行えるよう
構成する。 【構成】 エンジン6からの動力を第1無端ベルト25
を介して冷却ファン5に伝える系と、エンジン6からの
動力を第2無端ベルト26、中間回転体、この中間回転
体の外周に接することで逆転する従動回転体20夫々を
介して前記冷却ファン5に伝える系と、第1無端ベルト
25、第2無端ベルト26の張力の調節によって何れか
一方にのみ動力を伝えるクラッチ機構とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンからの動力を
正転状態と、逆転状態とに切換えてラジエータの冷却フ
ァンに伝える正逆転切換え機構を備えたエンジン冷却装
置に関し、詳しくは冷却ファンを回転方向を正逆に切換
えてラジエータへの塵埃の付着を解消する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成された装置として、実
開平4‐100038号公報に示されるものが存在し、
この従来例ではエンジンで駆動される第1伝動ベルトを
備え、ファンを駆動をする第2伝動ベルトを備え、この
第2伝動ベルト、及び、この第2伝動ベルトが巻回する
一対のプーリ夫々を全体的に揺動させて一対のプーリの
第1伝動ベルトに対する接触状態の選択により、ファン
の回転方向を切換えるよ構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例では、
穀物の収穫作業、芝刈り作業のように藁屑や塵埃が多く
発生する環境での作業時に、ファンの吸引力でラジエー
タに藁屑や塵埃が吸着した場合にも、ファンを逆転する
ことにより吸着物を吹き飛ばして、冷却効率の悪化を抑
制するという良好な面を有するものとなっている。
【0004】しかし、この従来例では第1ベルトに対す
るプーリの接触状態の切換えによってファンの回転方向
を切換える構成のため、第2伝動ベルト、及び、プーリ
を一体的に揺動させる構造を必要とするばかりで無く、
装置全体の大型化、重量化にも繋がるものとなり、又、
切換え操作に必要とする操作ストロークが大きく、操作
荷重も大きくなりやすく改善の余地がある。
【0005】本発明の目的は、ファンの逆転でラジエー
タへの吸着物を吹き飛ばすことが可能な冷却装置を、小
型で切換え操作も楽に行えるよう合理的に構成する点に
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、エンジ
ンからの動力を正転状態と、逆転状態とに切換えてラジ
エータの冷却ファンに伝える正逆転切換え機構を備えた
エンジン冷却装置において、前記正逆転切換え機構を、
エンジンで駆動される回転体からの動力を第1無端ベル
トを介して前記冷却ファンに伝える第1伝動機構と、前
記回転体からの動力を第2無端ベルト、この第2無端ベ
ルトで駆動される中間回転体、この中間回転体の外周に
接する、若しくは、咬合することで逆転する従動回転体
夫々を介して前記冷却ファンに伝える第2伝動機構と、
第1無端ベルト、第2無端ベルトの張力の調節によって
何れか一方にのみ動力を伝えるクラッチ機構とを備えて
構成してある点にあり、その作用、及び、効果は次の通
りである。
【0007】
【作用】上記特徴によると、クラッチ機構の調節によっ
て第1無端ベルトに動力を伝えることにより、第1伝動
機構からの駆動力で冷却ファンは所定の回転方向に回転
するものとなり、又、クラッチ機構の操作によって、第
2無端ベルトに動力を伝えることにより、中間回転体、
及び、従動回転体により(第2伝動機構により)前述の
第1伝動機構による駆動と比較して逆転方向に冷却ファ
ンが回転するものとなる。
【0008】つまり、本発明では従来からのテンション
型のクラッチと同様に第1無端ベルト、第2無端ベルト
の張力の調節するようクラッチ機構を構成するので伝動
状態の切換えを目的としてテンションプーリを作動させ
る程度の構成の操作系で済み、又、ベルト伝動系と比較
して小型に構成し得る中間回転体、従動回転体の利用に
よって回転方向を逆に切換え得るものに構成できる。
【0009】
【発明の効果】従って、冷却ファンの逆転でラジエータ
への吸着物を吹き飛ばすことが可能な冷却装置が、小型
で切換え操作も楽に行えるよう構成されたのである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3に示すように、前車輪1、後車輪2夫々を有
する車体3の前部にラジエータ4、冷却ファン5、エン
ジン6夫々を配置し、車体3の中央部にステアリングハ
ンドル7、サドル型のシート8、車体3の後部に油圧式
無断変速装置9、伝動ケース10夫々を配置し、又、前
後車輪1,2の中間位置に芝刈用のモーア11を昇降自
在に備えて芝刈機を構成する。
【0011】この芝刈機は前車輪1、後車輪2を駆動型
で、かつ、ステアリング自在に構成してあり、このステ
アリング操作、走行速度の調節等を、人為操作に代えて
無線による遠隔操作も行えるよう構成してあり、更に、
芝刈作業時にラジエータ4への付着物を冷却ファン5の
逆転で吹き飛ばせるよう正逆転切換え機構Aを備えてエ
ンジン冷却装置が構成されている。
【0012】図1及び図2(イ),(ロ)に示すよう
に、エンジン6を搭載する左右一対のフレーム12の前
端から上方に向けて支持プレート13を延出してあり、
この支持プレート13、及び、この支持プレート13と
平行姿勢に配置したプレート14に対しベアリング1
5,15を介して支承されたファン軸16に前記冷却フ
ァン5を取付けてあり、エンジン6の前面にはエンジン
6の動力で駆動される主プーリ17と同軸芯に一対のベ
ルトの巻回が可能な出力プーリ18(回転体の一例)を
装着している。尚、主プーリ18は、巻回する無端ベル
ト19でダイナモ(図示せず)、ウオータポンプ(図示
せず)を駆動する。
【0013】前記ファン軸16に従動回転体20、及
び、第1プーリ21を備え、このファン軸16と平行姿
勢で回転自在に支承した中間軸22に対して従動回転体
20の外周に接触する中間回転体23、及び、第2プー
リ24を備え、第1プーリ21と出力プーリ18との間
に第1無端ベルト25を巻回し、第2プーリ24と出力
プーリ18との間に第2無端ベルト26を巻回し、更
に、第1無端ベルト25、第2無端ベルト26の張力の
調節によって夫々に主プーリ17からの動力を伝えるよ
う一対のテンションプーリ27,27を、アーム28,
28を介して軸体29周りで揺動自在に備えている。
尚、中間回転体23、従動回転体20は互いに接触する
状態で回転動力を伝動できるよう樹脂、ゴム等、摩擦係
数が比較的大きい素材で形成されている。
【0014】前記前記第1無端ベルト25を介して伝え
られる動力で冷却ファン5を駆動する系を第1駆動機構
と称し、第2無端ベルト26を介して伝えられる動力で
冷却ファン5を駆動する系を第2駆動機構と称し、又、
テンションプーリ27,27で第1、第2無端ベルト2
5,26の張力を調節する系をクラッチ機構Bと称し、
このクラッチ機構Bは第1無端ベルト25の系に動力を
伝える状態では第2無端ベルト26への動力を遮断する
よう背反的に動力を伝えるよう構成され、更に、このク
ラッチ機構Bを操作する電磁ソレノイド30を備えてい
る。
【0015】このように第1無端ベルト25で冷却ファ
ン5を駆動する系、及び、第2無端ベルト26、中間回
転体23、従動回転体20で冷却ファン5を駆動する
系、及び、クラッチ機構Bを併せて前記正逆転切換え機
構Aと称し、この機構Aでは、クラッチ機構Bの操作に
よって第1無端ベルト25に対してエンジン6からの動
力を伝える状態では冷却ファン5を吸気方向に回転させ
てラジエータ4の冷却を行い、又、クラッチ機構Bの操
作によって第2無端ベルト26に対してエンジン6から
の動力を伝える状態では、中間回転体23、及び、中間
回転体23の外周に接触する従動回転体20によって動
力を逆転方向に変換し、この逆転による冷却ファン5か
らの吹き出し風でラジエータ4の付着物を吹き払うよう
構成されている。
【0016】そして、この芝刈機では作業時において、
一定時間毎、遠隔操作、あるいは、付着物の量を計測す
るセンサ等からの信号に基づき電磁ソレノイド30を一
時的に駆動することで冷却ファン5を逆転させて付着物
を吹き払うことにより、ラジエータ4への付着物をあま
り増大させること無く、効率良くラジエータ4を冷却で
きるようになっている。
【0017】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、
例えば、中間回転体、従動回転体夫々を互いに咬合する
ギヤで構成することが可能であり、クラッチ機構を人為
的に操作するよう構成することも可能である。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン冷却装置の一部切欠き側面図
【図2】(イ)は正転駆動時のクラッチ機構の状態を示
す背面図 (ロ)は逆転駆動時のクラッチ機構の状態を示す背面図
【図3】芝刈機の全体側面図
【符号の説明】
4 ラジエータ 5 冷却ファン 6 エンジン 18 回転体 20 従動回転体 23 中間回転体 25 第1無端ベルト 26 第2無端ベルト A 正逆転切換え機構 B クラッチ機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(6)からの動力を正転状態
    と、逆転状態とに切換えてラジエータ(4)の冷却ファ
    ン(5)に伝える正逆転切換え機構(A)を備えたエン
    ジン冷却装置であって、 前記正逆転切換え機構(A)を、エンジン(6)で駆動
    される回転体(18)からの動力を第1無端ベルト(2
    5)を介して前記冷却ファン(5)に伝える第1伝動機
    構と、前記回転体(18)からの動力を第2無端ベルト
    (26)、この第2無端ベルト(26)で駆動される中
    間回転体(23)、この中間回転体(23)の外周に接
    する、若しくは、咬合することで逆転する従動回転体
    (20)夫々を介して前記冷却ファン(5)に伝える第
    2伝動機構と、第1無端ベルト(25)、第2無端ベル
    ト(26)の張力の調節によって何れか一方にのみ動力
    を伝えるクラッチ機構(B)とを備えて構成してあるエ
    ンジン冷却装置。
JP26599693A 1993-10-25 1993-10-25 エンジン冷却装置 Pending JPH07119464A (ja)

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JP26599693A JPH07119464A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 エンジン冷却装置

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JP26599693A JPH07119464A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 エンジン冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPH07119464A true JPH07119464A (ja) 1995-05-09

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ID=17424923

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26599693A Pending JPH07119464A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 エンジン冷却装置

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JP (1) JPH07119464A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101292023B1 (ko) * 2011-12-28 2013-08-01 대동공업주식회사 콤바인 엔진 냉각팬 정역전 장치
JP6142946B1 (ja) * 2016-05-25 2017-06-07 井関農機株式会社 作業車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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