JPH0711896B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

Info

Publication number
JPH0711896B2
JPH0711896B2 JP63128019A JP12801988A JPH0711896B2 JP H0711896 B2 JPH0711896 B2 JP H0711896B2 JP 63128019 A JP63128019 A JP 63128019A JP 12801988 A JP12801988 A JP 12801988A JP H0711896 B2 JPH0711896 B2 JP H0711896B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
reproduction
rotation control
area
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63128019A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01298573A (ja
Inventor
宏之 萩田
徹夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP63128019A priority Critical patent/JPH0711896B2/ja
Publication of JPH01298573A publication Critical patent/JPH01298573A/ja
Publication of JPH0711896B2 publication Critical patent/JPH0711896B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光ディスク再生装置に係り、とくにLDやCD
Vなどで少なくともFM変調映像信号が記録されたビデオ
領域と、CDやCDVなどでデジタル音声信号だけが記録さ
れたオーディオ領域の両者の再生が可能な光ディスク再
生装置に関する。
〔従来の技術〕
例えばCDVの再生可能なプレーヤでCDVディスクのビデオ
領域を再生する場合、ディスクモータの回転制御は第2
図に示すディスクモータ回転制御系でなされる。
ディスク10が定常再生回転状態にあるとき、再生したビ
デオ信号中の水平同期信号に基づき回転制御がなされ
る。
即ち、光ピックアップ12の光検出信号が増幅器14で増幅
され、RF信号が検出されたあと帯域通過フィルタ16でFM
変調映像信号が取り出される。
次に変調器18でコンポジットビデオ信号の復調がなさ
れ、更に、このコンポジットビデオ信号から水平同期検
出回路20で水平同期信号が検出される。
水平同期信号は位相比較器22で基準信号発生器24からの
基準信号と位相比較され、その位相差パルス(エラー信
号)がLPF26で積分されたあとL側に切り換えられた切
換スイッチ28を経て増幅器30で増幅され、ディスクモー
タ32に出力されて駆動がなされる。
これによりコンポジットビデオ信号中の水平同期信号の
周波数が規定値と正確に一致するようにディスク10が回
転し、画像再現が可能となる。
このとき、RF信号からLPF34でデジタル音声信号成分が
取り出され、波形整形回路36で波形整形されたあとCD信
号処理回路38に入力されてオーディオサンプルデータが
読み取られる。
一方、ディスクが停止状態から立ち上がった直後であり
まだ十分な回転速度に達していないときや、暴走して異
常に高い回転数になったときは復調器18等の周波数上の
限界から水平同期信号を正常に検出できず、上記した回
転制御が正常に働かない。
このため、ディスク10の回転速度が定常再生時の値より
大幅にずれている非定常再生時は、ディスクモータ32自
体の回転速度を直接検出し、これが所定値となるように
回転制御される。
例えばディスクモータ32に付設した周波数発電機40のFG
信号を増幅器42で増幅し、更に、周波数/電圧変換回路
44でモータ回転数に対応した電圧に変換したあと、比較
回路46で基準電圧と比較し、そのエラー信号を、予めデ
ィスクモータ32の起動前から,または暴走検出したとき
からU側に切り換えられた切換スイッチ28を介して増幅
器30へ出力するようにしている。
これにより、ディスクモータ32の起動時は所定の回転速
度を目標として立上がり、暴走時は所定の回転速度に復
帰するように制御が掛かる。
所定の回転速度になり水平同期信号が検出されたとき、
切換スイッチ28をL側に切り換えることで前述した正確
なディスク回転制御に移行できる。
〔発明が解決しようとする課題〕 けれども、このような従来の技術では、ビデオ領域での
非定常再生時のディスクモータ回転制御を行うために、
ディスクモータに周波数発電機や回転数検出用のモータ
逆起電力検出器を設置したり、周波数/電圧変換回路等
を設けなければならず、構成が複雑化して部品コストが
高くなるとともに装置の小型化が難しいという問題があ
った。
この発明は、上記した従来技術の問題に鑑みなされたも
ので、構成を簡単にして部品コストを下げ、小型化もし
易い光ディスク再生装置を提供することを、その目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、デジタル音声信号だけが記録されたオーデ
ィオ領域と少なくともFM変調映像信号が記録されたビデ
オ領域の再生ができる光ディスク再生装置において、ビ
デオ領域での定常再生時にFM変調映像信号から分離した
同期信号の周期が基準信号の周期と一致するようにディ
スク回転制御を行う第1の回転制御手段と、オーディオ
領域での定常再生時にオーディオ領域の再生EFM信号を
入力してこの中から抽出したクロック成分の周期が基準
信号の周期と一致するようにディスク回転制御を行う第
2の回転制御手段と、オーディオ領域での非定常再生時
にオーディオ領域の再生EFM信号を入力してこの中の所
定パルスの長さが基準長と一致するようにディスク回転
制御を行う第3の回転制御手段と、ビデオ領域の再生ピ
ット信号を所定の分周比で分周し、分周出力中の所定パ
ルスの長さがオーディオ領域の再生EFM信号の所定パル
スの長さとほぼ等しくする分周手段を備え、ビデオ領域
での非定常再生時は前記分周手段の出力を第3の回転制
御手段に入力してこの分周手段の出力の中の所定パルス
の長さが基準長と一致するように第3の回転制御手段に
よりディスク回転制御を行うように構成したことを特徴
としている。
〔作用〕
この発明によれば、ビデオ領域での定常再生時、第1の
回転制御手段によりFM変調映像信号から分離した同期信
号の周期が基準信号の周期と一致するようにディスク回
転制御を行い、オーディオ領域での定常再生時、第2の
回転制御手段によりオーディオ領域の再生EFM信号から
抽出したクロック成分の周期が基準信号の周期と一致す
るようにディスク回転制御を行い、オーディオ領域での
非定常再生時、第3の回転制御手段によりオーディオ領
域の再生EFM信号中の所定パルスの長さが基準長と一致
するようにディスク回転制御を行う。
また、ビデオ領域での非定常再生時は、ビデオ領域の再
生ピット信号を分周手段により分周し、分周出力中の所
定パルスの長さがオーディオ領域の再生EFM信号の所定
パルスの長さとほぼ等しくさせたあと第3の回転制御手
段に入力し、該第3の回転制御手段により分周出力の所
定パルスの長さが基準長と一致するようにディスク回転
制御を行う。
この結果、ディスクモータ自体に回転速度検出器、周波
数/電圧変換器等を設けなくても、比較的簡単な回路を
附加するだけで、オーディオ領域の定常再生時と非定常
再生時、ビデオ領域の定常再生時と非定常再生時のいず
れにおいてもディスク回転制御を行うことができ、コス
トの低下及び装置の小型化を図ることができる。特に、
ビデオ領域の全部または一部がFM変調映像信号以外にデ
ィスク回転制御を行うために利用できるパルス信号を含
んでいない場合でも、ビデオ領域の非定常再生時に、確
実に第3の回転制御手段によりディスク回転制御を行う
ことができる。
〔実施例〕
第1図を参照して、この発明の1の実施例を説明する。
実施例の構成 第1図には、この発明に係る光ディスク再生装置のディ
ススモータ回転制御系のブロック図が示されている。
ディスクモータ32の回転軸に結合されたテーブルにディ
スク10がセットされて回転駆動される。
ディスク10に記録された信号は光ピックアップ12で検出
され光検出信号として出力される。
光ピックアップ12の出力側には増幅器14が接続されてお
り、光検出信号の増幅及びRF信号の出力がなされる。
増幅器14の出力側は複数の系統に分かれ、1つはビデオ
系の帯域通過フィルタ16に接続されており、RF信号から
FM変調映像信号が取り出される。
この帯域通過フィルタ16の出力側には復調器18が接続さ
れており、FM変調映像信号からコンポジットビデオ信号
の復調がなされる。
復調器18の出力側には水平同期検出回路20が接続されて
おり、コンポジットビデオ信号から水平同期信号が分離
される。
水平同期検出回路20の出力側には位相比較器22が接続さ
れており、基準信号発生器24から入力した基準信号(1
5.734KHz)と水平同期信号との位相比較がなされ、その
位相差パルス(エラー信号)が出力される。
この位相比較器22の出力側はLPF26と接続されてエラー
信号の積分がなされる。
そしてLPF26の出力側が切換スイッチ28の入力端子L側
と接続されている。
切換スイッチ28の出力端子Sには増幅器30が接続されて
おり、ビデオ領域での定常再生時にスイッチがL側に切
り換えられてLPF26で積分後のエラー信号が増幅され、
ディスクモータ32に出力される。
これにより定常再生時のディスク回転制御がなされる。
増幅器14の出力側はまたオーディオ系とも接続されてい
る。
増幅器14の出力側は、切換スイッチ48の入力端子A(オ
ーディオ)側と直接接続されるとともに、LPF34を介し
て切換スイッチ48の入力端子V(ビデオ)側と接続され
ている。
切換スイッチ48の出力端子Cは波形整形回路36と接続さ
れている。
ここで切換スイッチ48はCDまたはCDVのオーディオ領域
を再生する際A側に切り換えられ、RF信号がそのまま波
形整形回路36に入力されてEFM信号(2値化RF信号)が
復元される。
逆にLDまたはCDVのビデオ領域を再生する際切換スイッ
チ48はV側に切り換えられ、RF信号からLPF34でデジタ
ル音声信号部分が抽出されたあと波形整形されてEFM信
号が復元される。
このEFM信号はCD又はCDVのオーディオ領域ではピット信
号に対応しているが、LDやCDVのビデオ領域ではピット
信号のデューティ比の変化に対応している。但し、デジ
タル音声信号の記録レベルがFM変調映像信号に比べて−
27dB小さく、デジタル音声信号によるデューテイ比変化
は50%近くで生じる。
波形整形回路36の出力側は切換スイッチ50の入力端子P
側と接続されており、この切換スイッチ50の出力端子R
がCD信号処理回路38Aと接続されている。
実施例のサーボ回路 オーディオ領域に光ピックアップ12があるときと、ビデ
オ領域での定常再生時には切換スイッチ50がP側に切り
換えられ、定常再生時にはCD信号処理回路38AでEFM信号
からオーディオサンプルデータの再生がなされる。
このオーディオサンプルデータはCD信号処理回路38Aの
出力側に接続されたD/Aコンバータ(図示せず)等へ出
力される。
このCD信号処理回路38Aはまた、入力信号からディスク
モータ制御用のエラー信号を形成する機能を有してお
り、このエラー信号が出力側に接続された演算アンプ52
に出力されて積分される。
演算アンプ52の出力側は切換スイッチ28の入力端子U側
と接続されており、ビデオ領域での定常再生時以外はス
イッチがU側に切り換えられて、CD信号処理回路38Aの
エラー信号に基づきディスクモータ32の回転制御がなさ
れる。
ここでCD信号処理回路38Aによるエラー信号の形成の仕
方につき説明する。
オーディオ領域の定常再生時は切換スイッチ48のA側切
り換えと切換スイッチ50のP側切り換えで入力したEFM
信号よりPLLクロック抽出回路でクロックを抽出し、こ
のクロックと基準信号(周波数4.3218MHz)との位相比
較を行い、位相差パルスを正規のサーボ用のエラー信号
として出力する。
なお、CDフォーマットに従う正確な再生時にはEFM信号
のクロック周波数は4.3218MHzである。
また、非定常再生時(回転始動時やトラックジャンプそ
の他でPLLクロック抽出回路がアンロックしていると
き、或いは高速サーチ時など)には、入力信号中の最大
パルス幅のパルス(EFM信号を入力しているときはフレ
ームシンクパルス)を検出し、そのパルスのパルス幅と
オーディオ領域での正確な定常再生時でのフレーミシン
クパルスのパルス幅(約2.545μs)との差をラフサー
ボ用のエラー信号として出力する。
このような機能を持つCD信号処理回路38Aとして、例え
ばCD用LSIであるソニー製CX23036等があり、CX23036で
はCLV-P、CLV-S、CLV-Hモードに設定すればよい。
但し、CD信号処理回路38Aからのエラー信号に基づくデ
ィスクモータ回転制御は、入力信号がデジタル音声信号
に係るEFM信号であるときに、再生EFM信号のクロック周
波数が4.3218MHzとなることを目標としてなされる。
CD信号処理回路38AはPLLクロック抽出回路のロック・ア
ンロック状態を検出して検出信号を出力する機能や、ラ
フサーボのロック・アンロックを検出して検出信号を出
力する機能も有している。
増幅器14の出力側はまた、ビデオ領域でのラフサーボ系
に接続されている。
即ち、増幅器14の出力側が波形整形回路54と接続されて
おり、ビデオ領域でのピット信号の復元がなされ、再生
ピット信号(2値化RF信号)が出力される。
この波形整形回路54の出力側は分周器56と接続されてお
り、例えば1/40の比で分周される。
分周器56の機能について説明する。オーディオ領域の再
生EFM信号の最大パルスはフレームシンクパルスであ
り、定常再生時のフレームシンクパルスのパルス幅は約
2.545μsである。一方、ビデオ領域の再生ピット信号
のパルスに関しては、パルス周波数がFM変調映像信号の
周波数に対応しており、デジタル音声信号が重畳されて
いる場合、デューティ比の変化がデジタル音声信号に対
応している。但し、デジタル音声信号の記録レベルがMF
変調映像信号に比べて−27dB小さく、デジタル音声信号
によるデューティ比の変化は50%近くで生じる。
よって、ビデオ領域の再生ピット信号のパルス幅はおお
よそFM変調映像信号の周波数に対応し、ビデオ領域の再
生ピット信号の最大パルスはシンクチップ先端のFM変調
映像信号に対応することになる。例えば、NTSC方式の場
合、定常再生時の最大パルス幅は約2.63×40μsであ
る。従って、分周器56で1/40に分周することで、分周出
力中の最大パルス長をオーディオ領域の再生EFM信号の
最大パルス長とほぼ等しくさせることができる。
分周器56の出力側は切換スイッチ50の入力端子Q側と接
続されている。
切換スイッチ50はビデオ領域での非定常再生時(回転始
動時やトラックジャンプその他でPLLクロック抽出回路
がアンロックしているとき、或いは高速サーチ時など)
にQ側に切り換えられて、EFM信号に代え分周器56の出
力信号がCD信号処理回路38Aに入力されるようになって
いる。
従ってCD信号処理回路38Aは分周出力に基づき前述した
エラー信号出力を行う。
実施例の動作 (1)オーディオ領域 次に上記した実施例の動作を説明する。
まずCDまたはCDVのオーディオ領域に光ピックアップ12
が有り、ディスク10を停止状態から起動させるとき、切
換スイッチ28はU側、切換スイッチ48はA側、切換スイ
ッチ50はP側に切り換え、かつ、CD信号処理回路38Aは
ラフサーボモードに設定する。
なお、スイッチ切り換え及びモード設定は図示しないシ
ステムマイクロコンピュータによってなされる。
初めディスク10がまだ停止しているときRF信号が検出さ
れないので、CD信号処理回路38Aが出力するラフサーボ
用のエラー信号は最大であり(ディスクの回転数が遅い
ことことを示している)、これが演算アンプ52で積分さ
れたのち切換スイッチ28を介して増幅器30へ送られ、こ
こで増幅されてディスクモータ32へ起動電圧として出力
される。
これによりディスク10が回転し始める。
ディスク10の回転で光ピックアップ12が光信号を検出し
始め、増幅器14で増幅後RF信号として切換スイッチ48を
介して波形整形回路36へ入力される。
この波形整形回路36でRF信号からEFM信号が形成され切
換スイッチ50を介してCD信号処理回路38Aへ入力され
る。
CD信号処理回路38Aは入力したEFM信号の中から最大パル
ス幅のパルスを検出し、2.545μs(以下これをτとす
る)との大小比較を行う。
EFM信号中の最大パルス幅はフレームシンクパルスであ
るが、ディスク10の回転の立上がり直後はEFM信号全体
の周波数が低く、よってパルス幅はτより遥かに長い。
従って暫くはディスク10の回転が遅いことを示すエラー
信号が出力され続ける。
このエラー信号はLPF52で積分されるのでLPF52の出力は
増加し、ディスクモータ32に加わる電圧が上昇する。
これによりディスク10の回転が加速される。
ディスク10の回転が早くなると再生FEM信号の全体的な
周波数が上昇し、フレームシンクパルスのパルス幅がτ
近づいていく。
よってエラー信号は次第に小さくなり、ディスクモータ
32に加わる電圧の上昇も鈍くなる。
そして最後に再生EFM信号中のフレームシンクパルス幅
がτに一致すると、ラフサーボロック検出信号を出力す
る。
このロック信号が検出されたところで、CD信号処理回路
38Aを正規のサーボモードに設定する。
このときPLLクロック抽出回路がクロックを抽出し初め
ており、モード切り換え後CD信号処理回路38AはEFM信号
から抽出したクロックと基準信号からエラー信号を求め
て演算アンプ52へ出力する。
これにより、ディスクモータ32に対する正確な回転制御
が行われる。
またこの際、EFM信号に対する復調その他の信号処理で
オーディオサンプルデータの再生がなされ、外部へ出力
される。
オーディオ領域の定常再生中にトラックジャンプや暴走
回転等でPLLクロック抽出回路のロックが外れたときは
アンロック検出信号に付勢されるなどして前記ラフサー
ボモードに設定され、ラフサーボがロックしたあと正規
のサーボ状態に戻される。
また、高速サーチ時にも所定のモード切り換え指令に付
勢されてラフサーボモードに設定される。
(2)ビデオ領域 これと異なり、LDまたはCDVのビデオ領域に光ピックア
ップ12が有り、ディスク10を停止状態から起動させると
き、切換スイッチ28はU側、切換スイッチ48はV側、切
換スイッチ50はQ側に切り換え、かつ、CD信号処理回路
38Aはラフサーボモードに設定する。
初めディスク10がまだ停止しているときRF信号が検出さ
れないので、CD信号処理回路38Aから大きなラフサーボ
用のエラー信号が出力され、これが演算アンプ52で積分
されたのち切換スイッチ28を介して増幅器30へ送られ、
ここで増幅されてディスクモータ32へ移動電圧とし出力
される。
これによりディスク10が回転し始める。
ディスク10の回転で光ピックアップ12が光信号を検出し
始め、増幅器14で増幅されるとともにRF信号として波形
整形回路54へ入力される。
この波形整形回路54でRF信号からピット信号が形成さ
れ、更に、分周器56に入力されて1/40に分周される。
ここでピット信号はFM変調映像信号に対応しており、正
規の回転速度で再生された場合、NTSC方式ではシンクチ
ップ先端が7.6MHz、ホワイトピークが9.3MHzである。
周期でみると約131.6ns〜107.5nsであり、1/40分周した
あとのパルス幅では約2.63μs〜2.15μsとなる。シン
クチップ先端での分周出力のパルス幅約2.63μsはオー
ディオ領域の正規の回転速度における再生EFM信号の最
大パルスであるフレームシンクパルスのパルス幅約2.54
5μsとほぼ等しい。よって、ビデオ領域の再生ピット
信号の分周出力をCD信号処理回路38Aに入力すること
で、ラフサーボが可能となる。
分周出力は切換スイッチ50を介してCD信号処理回路38A
へ入力される。
CD信号処理回路38Aは入力した分周信号の中から最大パ
ルス幅のパルスを検出し、τとの大小比較を行う。
分周信号中の最大パルス幅はシンクチップ部分によるも
のであるが、ディスク10の回転の立上がり直後は分周信
号全体の周波数が低く、よってパルス幅はτより遥かに
長い。
従って暫くはディスク10の回転が遅いことを示すエラー
信号が出力され続ける。
このエラー信号が演算アンプ52で積分されるので演算ア
ンプ52の出力は増加し、ディスクモータ32に加わる電圧
が上昇する。
これによりディスク10の回転が加速される。
ディスク10の回転が早くなると分周信号の全体的な周波
数が上昇し、シンクチップ部分に係る最大パルス幅がτ
に近づいていく。
よってエラー信号は次第に小さくなり、ディスクモータ
32に加わる電圧の上昇も鈍くなる。
そして最後に分周信号中の最大パルス幅がτに一致する
と、ラフサーボロック検出信号を出力する。
このロック信号が検出されたところで、CD信号処理回路
38Aを正規のサーボモードに設定し、かつ、切換スイッ
チ28はL側、切換スイッチ50はP側に切り換える。
分周信号中の最大パルス幅がτに一致したとき、再生し
たFM変調映像信号のシンクチップにおける瞬時周波数は
約7.85MHzであり、正規より僅かに高いが復調器18等が
動作するのに十分な周波数である。
従って、このとき既にRF信号から帯域通過フィルタ16で
MF変調映像信号が抽出され、復調器18でコンポジットビ
デオ信号が復調されている。
更に、水平同期検出回路20でコンポジットビデオ信号か
ら水平同期信号が分離され、位相比較器22で基準信号と
位相比較されてエラー信号が出力されている。
よってモード切り換え後、水平同期信号に基づくエラー
信号でディスクモータ32に対する正確な回転制御がなさ
れる。
またこの際、RF信号からLPF34でデジタル音声信号成分
が抽出され、更に、波形整形回路36でEFM信号が形成さ
れてCD信号処理回路38Aに入力される。
よってモード切り換え後、CD信号処理回路38Aでオーデ
ィオサンプルデータの再生がなされ、外部へ出力され
る。
ビデオ領域での定常再生中にトラックジャンプや暴走回
転等でPLLクロック抽出回路のロックが外れたときはア
ンロック検出信号に付勢されるなどして前記ラフサーボ
モードに設定される。
このとき切換スイッチ28はU側、切換スイッチ50はQ側
に切り換えられる。
そして、ラフサーボがロックしたあと正規のサーボ状態
に戻される。
また、高速サーチ時にも所定のモード切り換え指令に付
勢されてラフサーボモードに設定される。
実施例のまとめ この実施例によれば、LDやCDVのビデオ領域での非定常
再生時に、RF信号を波形整形回路54で波形整形して得た
ピット信号を、分周器56で所定の分周比で分周しCD信号
処理回路38Aに入力し、このCD信号処理回路38Aでラフサ
ーボ用のエラー信号を形成させてディスクモータ32の回
転制御を行わせたことにより、ディスクモータ32自体に
周波数発電機やモータ逆起電力検出器を設け、かつ、周
波数/電圧変換回路等を備えたりせずに済み、比較的簡
単な回路附加でビデオ領域での比定常再生時におけるデ
ィスクモータ回転制御を行え、コストの低下及び装置の
小型化を図れる。
また、ビデオ領域の全部または一部がFM変調映像信号以
外にディスク回転制御を行うために利用できるパルス信
号を含んでいない場合でも、ビデオ領域の非定常再生時
に、確実に、ディスク回転制御を行い正規のサーボが可
能な速度に到達させることができる。
なお上記実施例では分周器の分周比を1/40としたが、こ
れは一例を示した過ぎず、NTSC方式の場合1/35〜1/45程
度の範囲に設定すればよく、また、PAL方式の光ディス
ク再生装置では1/30〜1/40程度に設定すればよい。
またラフサーボはCD信号処理回路38Aの入力信号の内最
大パルス幅のパルスを検出してなされるが、最小パルス
幅のパルスを検出して行ってもよい。
〔発明の効果〕
この発明に係る光ディスク再生装置によれば、ビデオ領
域での定常再生時、第1の回転制御手段によりFM変調映
像信号から分離した同期信号の同期が基準信号の同期と
一致するようにディスク回転制御を行い、オーディオ領
域での定常再生時、第2の回転制御手段によりオーディ
オ領域の再生EFM信号から抽出したクロック成分の周期
が基準信号の周期と一致するようにディスク回転制御を
行い、オーディオ領域での非定常再生時、第3の回転制
御手段によりオーディオ領域の再生EFM信号中の所定パ
ルスの長さが基準長と一致するようにディスク回転制御
を行い、また、ビデオ領域での比定常再生時は、ビデオ
領域の再生ピット信号を分周手段により分周、分周出力
中の所定パルスの長さがオーディオ領域の再生EFM信号
の所定パルスの長さとほぼ等しくさせたあと第3の回転
制御手段に入力し、該第3の回転制御手段により分周出
力の中の所定パルスの長さが基準長と一致するようにデ
ィスク回転制御を行うようにしたので、ディスクモータ
自体に回転速度検出器、周波数/電圧変換器等を設けな
くても比較的簡単な回路を附加するだけで、オーディオ
領域の定常再生時と非定常再生時、ビデオ領域の定常再
生時と比定常再生時のいずれにおいてもディスク回転制
御を行うことができ、コストの低下及び装置の小型化を
図ることができる。特に、ビデオ領域の全部または一部
がFM変調映像信号以外にディスク回転制御を行うために
利用できるパルス信号を含んでいない場合でも、ビデオ
領域の非定常再生時に、確実に第3の回転制御手段によ
りディスク回転制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一つの実施例に係る光ディスク再生
装置のブロック図、第2図は従来の光ディスク再生装置
のブロック図である。 10:ディスク、12:光ピックアップ、 32:ディスクモータ、 38A:CD信号処理回路、 54:波形整形回路、56:分周器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル音声信号だけが記録されたオーデ
    ィオ領域と少なくともFM変調映像信号が記録されたビデ
    オ領域の再生ができる光ディスク再生装置において、 ビデオ領域での定常再生時にFM変調映像信号から分離し
    た同期信号の周期が基準信号の周期と一致するようにデ
    ィスク回転制御を行う第1の回転制御手段と、 オーディオ領域での定常再生時にオーディオ領域の再生
    EFM信号を入力してこの中から抽出したクロック成分の
    周期が基準信号の周期と一致するようにディスク回転制
    御を行う第2の回転制御手段と、 オーディオ領域での非定常再生時にオーディオ領域の再
    生EFM信号を入力してこの中の所定パルスの長さが基準
    長と一致するようにディスク回転制御を行う第3の回転
    制御手段と、 ビデオ領域の再生ピット信号を所定の分周比で分周し、
    分周出力中の所定パルスの長さがオーディオ領域の再生
    EFM信号の所定パルスの長さとほぼ等しくする分周手段
    を備え、 ビデオ領域での非定常再生時は前記分周手段の出力を第
    3の回転制御手段に入力してこの分周手段の出力の中の
    所定パルスの長さが基準長と一致するように第3の回転
    制御手段によりディスク回転制御を行うように構成した
    こと、 を特徴とする光ディスク再生装置。
JP63128019A 1988-05-25 1988-05-25 光ディスク再生装置 Expired - Lifetime JPH0711896B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63128019A JPH0711896B2 (ja) 1988-05-25 1988-05-25 光ディスク再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63128019A JPH0711896B2 (ja) 1988-05-25 1988-05-25 光ディスク再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01298573A JPH01298573A (ja) 1989-12-01
JPH0711896B2 true JPH0711896B2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=14974475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63128019A Expired - Lifetime JPH0711896B2 (ja) 1988-05-25 1988-05-25 光ディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0711896B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020067210A1 (ja) 2018-09-28 2020-04-02 Jfeスチール株式会社 耐サワーラインパイプ用高強度鋼板およびその製造方法並びに耐サワーラインパイプ用高強度鋼板を用いた高強度鋼管
WO2020067209A1 (ja) 2018-09-28 2020-04-02 Jfeスチール株式会社 耐サワーラインパイプ用高強度鋼板およびその製造方法並びに耐サワーラインパイプ用高強度鋼板を用いた高強度鋼管

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH073732B2 (ja) * 1986-04-15 1995-01-18 パイオニア株式会社 情報記録デイスク再生装置
JPS63167472A (ja) * 1986-12-28 1988-07-11 Victor Co Of Japan Ltd 情報記録媒体円盤用駆動モ−タの回転制御方式

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020067210A1 (ja) 2018-09-28 2020-04-02 Jfeスチール株式会社 耐サワーラインパイプ用高強度鋼板およびその製造方法並びに耐サワーラインパイプ用高強度鋼板を用いた高強度鋼管
WO2020067209A1 (ja) 2018-09-28 2020-04-02 Jfeスチール株式会社 耐サワーラインパイプ用高強度鋼板およびその製造方法並びに耐サワーラインパイプ用高強度鋼板を用いた高強度鋼管

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01298573A (ja) 1989-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4223349A (en) System for rotating an information storage disc at a variable angular velocity to recover information therefrom at a prescribed constant rate
CA1232681A (en) Optical disk record player
JP3098263B2 (ja) ディスクプレーヤのスピンドル制御装置
US4961116A (en) Method of, and apparatus for, facilitating sychronization of recorded audio and video information
US6128261A (en) Disk unit and rotating motor control apparatus for recordable optical disk unit
USRE32431E (en) System for rotating an information storage disc at a variable angular velocity to recover information therefrom at a prescribed constant rate
JP2926900B2 (ja) ディスク再生装置
JPH04298857A (ja) ディスクプレーヤの回転制御装置
JPH0752556B2 (ja) ディスク演奏装置におけるスピンドルサーボ装置
JPH0711896B2 (ja) 光ディスク再生装置
EP0597372B1 (en) Digital signal reproduction devices, integrated circuits for use therewith, and digital signal reproduction methods
JP2882918B2 (ja) 光デイスク装置
JPH02263361A (ja) ディスク演奏装置
JP2551571B2 (ja) 情報記録ディスク再生装置
JPS6350974A (ja) 同期信号識別装置
JP2591881B2 (ja) サンプル化ビデオ信号記録ディスク演奏装置
JP2651306B2 (ja) 光学的ビデオディスクプレーヤ
JP2662254B2 (ja) ディスクプレーヤの時間軸制御方法
JPS62243167A (ja) 情報再生方法
JPS6245335Y2 (ja)
JPH0369063A (ja) 光ディスク記録再生装置の時間軸制御装置
JPS6382089A (ja) 記録デイスク再生装置
JPH0559502B2 (ja)
JPH02287967A (ja) スピンドルサーボ回路
JPH01201867A (ja) ディスク演奏装置