JPH07118651A

JPH07118651A - コークス炉の窯口集塵装置及び集塵方法

Info

Publication number: JPH07118651A
Application number: JP28413693A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Oda; 豊小田; Yasunori Yamamoto; 保典山本
Original assignee: Nippon Steel Corp
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1993-10-20
Filing date: 1993-10-20
Publication date: 1995-05-09

Abstract

(57)【要約】【目的】設備コストを低減することができるコークス
炉の窯口集塵装置、及び運転コストを低減することがで
きるコークス炉の窯口集塵方法を提供する。【構成】コークス炉１１の押出機側窯口に付設した押
出機側集塵機系２２と、ガイド側窯口に付設したガイド
側集塵機系２３とを一系統の集塵機系２７に集約したも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コークス炉の窯口集塵
装置及び集塵方法に係り、特に、押出機側及びガイド側
双方の窯口周辺に発生する粉塵やガスの吸引を行うコー
クス炉の窯口集塵装置及びこれを使用するコークス炉の
窯口集塵方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】コークス炉は粉砕，配合等の事前処理を
行った石炭を乾留してコークスを製造する設備として知
られており、図５はその縦断面を示す概略図である。図
示するように、コークス炉１の操業は、装入車２の装入
ホッパー２ａから炭化室３内に原料炭を装入し、その両
側に配置された燃焼室（図示せず）でコークス炉ガス
（富ガス）又は高炉ガス（貧ガス）を燃焼させることに
より炭化室３内の装入炭を乾留した後、炭化室３両端の
炉蓋（図示せず）を外し、押出機４の押出ラム４ａによ
り赤熱コークスを押し出し、押し出された赤熱コークス
をガイド格子５により案内してコークバケット車６に積
載する装入窯出し作業の繰り返しである。

【０００３】尚、炭化室３及び燃焼室の下方には、燃焼
室内に導入するガス及び空気を予熱するための畜熱室７
が配置されている。

【０００４】この装入窯出し作業中には、コークス炉の
周辺に大量の粉塵やガスが発生する。具体的には、押出
機側及びガイド側の炉蓋を外し、これらを旋回，移動さ
せて炉蓋清掃装置，炉蓋枠清掃装置まで搬送する際に、
炭化室内のコークスガスが漏れ、或いはコークスが崩れ
て粉塵が発生する。また、炉蓋や炉蓋枠を各清掃装置で
清掃する際にも粉塵の発生がある。さらに、押出機によ
る押出作業におけるガイド格子通過中にも粉塵が発生す
る。そして、赤熱コークスを炭化室からガイド格子を通
してコークバケット車に積載する際にも、粉塵及びガス
の発生がある。従って、作業環境の改善及び公害防止対
策上の観点から、このような粉塵及びガスの大気中への
放散をすべく、コークス炉には集塵機系が付設されてい
る。

【０００５】従来、コークス炉には、押出機側窯口とガ
イド側窯口とにそれぞれ別個の集塵機系が付設されてお
り、各集塵機系に設けられている集塵機は図３及び図４
に示す所定の集塵風量パターンに沿ってそれぞれ運転さ
れていた。即ち、窯出し中の各集塵機の風量制御は各々
個別に実施しており、集塵機能力は各々の集塵機系の最
大ピーク値に合わせて設定されていた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のコー
クス炉の窯口集塵装置及び集塵方法にあっては、押出機
側集塵機系とガイド側集塵機系とを別個に構成し、各集
塵機系にそれぞれ集塵機を設けていたので、設備コスト
が増大するという問題があった。

【０００７】また、各集塵機の集塵能力は各風量パター
ンの最大ピーク値に合わせて設定していたので、双方の
集塵機系を集約した場合に比して、集塵機能力が過剰設
定され、この点からも設備コストが増大するという問題
があった。

【０００８】さらに、各集塵機系を異なる集塵風量パタ
ーンで運転していたので、運転コストが増大するという
問題があった。

【０００９】本発明の目的は、上記課題に鑑み、押出機
側集塵機系とガイド側集塵機系とを集約することにより
設備コストを低減することができると共に、この集約集
塵機系を最適な集塵風量パターンで運転することにより
運転コストを低減することができるコークス炉の窯口集
塵装置及び集塵方法を提供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係るコークス炉の窯口集塵装置は、コークス炉の
押出機側窯口とガイド側窯口とに別個に集塵機系を付設
したコークス炉の窯口集塵装置において、上記押出機側
集塵機系と上記ガイド側集塵機系とを一系統の集塵機系
に集約したものである。

【００１１】上記コークス炉の窯口集塵装置の構成にお
いて、好ましくは、上記ガイド側集塵機系が低温集塵機
系と高温集塵機系とから成り、少なくとも低温集塵機系
と押出機側集塵機系とが一系統の集塵機系に集約されて
いるものである。

【００１２】一方、本発明に係るコークス炉の窯口集塵
方法は、コークス炉の押出機側窯口周辺に発生する粉塵
やガスを吸引するための押出機側集塵機系と、ガイド側
窯口周辺に発生する粉塵やガスを吸引するためのガイド
側集塵機系とを異なる集塵風量パターンで制御するコー
クス炉の窯口集塵方法において、上記押出機側集塵系と
上記ガイド側集塵系とを一系統の集塵機系に集約し、こ
の集約集塵系を押出機側集塵系の集塵風量パターンとガ
イド側集塵系の集塵風量パターンとを合成した集約風量
パターンで制御するようにしたものである。

【００１３】上記コークス炉の窯口集塵方法の構成にお
いて、好ましくは、上記ガイド側集塵機系が低温集塵機
系と高温集塵機系とから成り、少なくとも低温集塵機系
と押出機側集塵系とを一系統の集塵機系に集約し、この
集約集塵系を低温集塵機系の集塵風量パターンと押出機
側集塵機系の集塵風量パターンとを合成したものであ
る。

【００１４】

【作用】上記コークス炉の窯口集塵装置の構成によれ
ば、コークス炉の押出機側窯口に付設した押出機側集塵
機系と、ガイド側窯口に付設したガイド側集塵機系とが
一系統の集塵機系に集約されている。

【００１５】このように集約集塵機系を構成したのは、
図３に示した押出機側集塵機系の集塵風量ピークと、図
４に示したガイド側低温集塵機系の集塵風量ピークとは
装入窯出し作業の経過時間に対してズレがあり、双方の
集塵パターンを合成した集約集塵パターンの最大ピーク
値は各集塵機系により個別に集塵した場合に比べて低く
なることを見出したからである。これは、押出機側集塵
機系とガイド側集塵機系とを個別に構成し各集塵機系に
それぞれ集塵機を設けると、集塵機能力が過剰設定にな
ることを意味する。

【００１６】従って、押出機側集塵機系とガイド側集塵
機系とを一系統に集約し単一の集塵機により、これを双
方の集塵風量パターンを合成した最適な集約風量パター
ンにて運転すれば、独立に集塵した場合に比して、集塵
機能力を減少させることができる。即ち、窯口集塵装置
の設備コストが低減されるものである。

【００１７】また、ガイド側窯口からは赤熱コークスが
押し出されるので、上記ガイド側集塵機系を低温集塵機
系と高温集塵機系とに分ける。ここで、低温集塵機系は
２０〜１５０℃の雰囲気である炉蓋部、炉蓋清掃部、炉
蓋枠清掃部の集塵系を示し、高温集塵機系は３００〜７
００℃の雰囲気であるガイド格子部、コークバケット車
部の集塵系を示す。この場合、少なくとも低温集塵機系
と押出機側集塵機系とを一系統の集塵機系に集約し、該
集約集塵機系を集約風量パターンで運転すれば、上述し
たと同様に集塵機能力を減少させることができ、窯口集
塵装置の設備コストが低減されるものである。

【００１８】一方、上記コークス炉の窯口集塵方法の構
成によれば、上記押出機側集塵機系と上記ガイド側集塵
機系とが一系統の集塵機系に集約された窯口集塵装置を
使用して行う。そして、その集約集塵機系を押出機側集
塵機系の集塵風量パターンとガイド側集塵機系の集塵風
量パターンとを合成した集約風量パターンで制御する。
この集約風量パターンの合成に際して、予め各集塵機系
の最適な集塵風量パターンをそれぞれ設定しておくこと
が必要である。これにより、最適でより効率的な集塵が
可能になるので、窯口集塵装置の運転コストが低減され
ることになる。

【００１９】また、上述したように、上記ガイド側集塵
機系が低温集塵機系と高温集塵機系とから成っている場
合には、少なくとも低温集塵機系と押出機側集塵機系と
が一系統の集塵機系に集約された窯口集塵装置を使用し
て行う。そして、その集約集塵系を低温集塵機系の集塵
風量パターンと押出機側集塵機系の集塵風量パターンと
を合成した集約風量パターンで低温系集塵を運転する。
この場合にも、集約風量パターンの合成に際して、予め
各集塵系の最適な集塵風量パターンをそれぞれ設定して
おくことが重要である。

【００２０】

【実施例】以下、本発明に係るコークス炉の窯口集塵装
置及び集塵方法の好適な実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。図１は、本発明に係るコークス炉の窯口
集塵装置の一実施例を示す概略図である。図示するよう
に、コークス炉１１は下半分が畜熱室１２であり、その
上部には炭化室１３と燃焼室（図示せず）とが交互に配
列されている。炭化室１３には装入車（図示せず）の装
入ホッパーから原料炭が装入され、その両側に配置され
た燃焼室で畜熱室１２にて予熱されたガスを燃焼させる
ことにより、炭化室１３内の装入炭が乾留されてコーク
スとなる。

【００２１】この炭化室３両端の窯口には、それぞれ炉
蓋（図示せず）が着脱される。一方の窯口には、炭化室
１３内で製造された赤熱コークスを押し出すらめの押出
ラム１４ａを有する押出機１４が付帯されている。ま
た、他方の窯口には、押出ラム１４ａによって押し出さ
れた赤熱コークスを案内してコークバケット車（図示せ
ず）に積載するためのガイド格子１５が付帯されてい
る。

【００２２】このようなコークス炉１１に本実施例のコ
ークス炉の窯口集塵装置２１が付帯設備として設けられ
ている。即ち、上記押出機側の窯口には、押出機側集塵
機系２２が付設されている。この押出機側集塵機系２２
は、押出機側窯口を覆うように区画形成された押出機側
集塵フード２２ａと、該押出機側集塵フード２２ａの頂
部に接続された押出機側共通ダクト２２ｂとから成って
いる。この押出機側共通ダクト２２ｂは、後述するガイ
ド側低温集塵機系２５のガイド側低温共通ダクト２５ｂ
の中間部に分岐接続されている。上記押出機側共通ダク
ト２２ｂの分岐上流側には、風量制御ダンパー２３が介
設されている。

【００２３】一方、上記ガイド側の窯口には、ガイド側
集塵機系２４が付設されている。このガイド側集塵機系
２４は、低温集塵機系２５と高温集塵機系２６とによっ
て構成されている。上記低温集塵機系２５は、ガイド格
子１５本体が低温集塵フード２５ａを兼ねるように形成
され、該低温集塵フード２５ａには低温共通ダクト２５
ｂが接続されている。そして、この低温共通ダクト２５
ｂの中間部には、上述したように、押出機側共通ダクト
２２ｂの下流端が分岐接続されている。即ち、押出機側
集塵機系２２とガイド側低温集塵機系２５とは、その分
岐下流側において一系統の集塵機系２７に集約されてい
る。

【００２４】また、この集約集塵機系２７には、例え
ば、バグフィルター等の低温用集塵機２８が介設されて
いる。そして、この低温用集塵機２８の下流側には、排
気装置２９及び排気塔３０等が設けられている。

【００２５】他方、高温集塵機系２６は、ガイド側窯口
を覆うように高温集塵フード２６ａが区画形成され、該
高温集塵フード２６ａの頂部に高温共通ダクト２６ｂが
接続されている。この高温共通ダクト２６ｂには、順次
プレダスター２６ｃ及び例えば、バグフィルター等の高
温用集塵機３１が介設されている。そして、この高温共
通ダクト２６ｂの下流側は、排気装置２９の手前におい
て上記集約集塵機系２７と統合されている。

【００２６】尚、本実施例のコークス炉の窯口集塵装置
２１において、図１中、Ａで示す部分はガイド車に搭載
し、Ｂで示す部分は地上に設置するものである。本実施
例にあっては、窯口集塵装置２１の集約部を構成する地
上設置部Ｂを粉塵やガスの発生の多いガイド側に設置し
ているが、これに限らず、押出機側の地上に設置しても
良い。

【００２７】次に、上記実施例における作用を、本発明
に係るコークス炉の窯口集塵方法を説明しながら述べ
る。本実施例のコークス炉の窯口集塵方法は、上記押出
機側集塵機系２２と上記ガイド側集塵機系２４とが一系
統の集塵機系２７に集約された窯口集塵装置２１を使用
して行う。上記実施例においては、ガイド側集塵機系２
４が低温集塵機系２５と高温集塵機系２６とから構成さ
れており、押出機側集塵機系２２は低温系であるので、
この押出機側集塵機系２２とガイド側低温集塵機系２５
とを一系統の集塵機系２７に集約した窯口集塵装置２１
を使用して行う。

【００２８】このように集約集塵機系２７を構成するの
は、図３に示した押出機側集塵機系２２の集塵風量ピー
クと、図４に示したガイド側低温集塵機系２５の集塵風
量ピークとは装入窯出し作業の経過時間に対してズレが
あり、双方の集塵パターンを合成した集約集塵パターン
の最大ピーク値は各集塵機系２２，２７により個別に集
塵した場合に比べて低くなることを見出したからであ
る。

【００２９】具体的には、図３は押出機側集塵機系２２
の集塵風量パターンを表したものであり、横軸は集塵時
間 (sec)を示し、縦軸は集塵風量（ｍ³/min)を示して
いる。また、この集塵風量パターンの上方には、フード
内の各機器の動作を示している。図示するように、押出
機側においては、炉蓋脱，待機，押出し，ラム引戻し，
シート清掃及び炉蓋着の順序で各機器が操作される。そ
の間、窯口密閉シャッター着，小蓋清掃，炉蓋清掃，上
昇管基部スカーフィング，均し及び窯口密閉シャッター
脱等の作業も行われている。

【００３０】この押出機側集塵機系２２は、窯口上部集
塵部，炉蓋清掃機集塵部，窯口下部集塵部，均し集塵部
及び小蓋清掃機集塵部から局部集塵を行っている。その
最大ピーク値は、約90〜160(sec)において、小蓋清掃，
炉蓋清掃及び上昇管基部スカーフィングが行われる約17
00（ｍ³/min)であった。

【００３１】一方、図４はガイド側低温集塵機系２５の
集塵風量パターンを表したものであり、横軸は集塵時間
(sec)を示し、縦軸は集塵風量（ｍ³/min)を示してい
る。また、この集塵風量パターンの上方には、同様にフ
ード内の各機器の動作を示している。図示するように、
押出機側においては、炉蓋脱，待機，ガイド格子出し，
押出し，ガイド格子引き，炉蓋枠清掃及び炉蓋着の順序
で各機器が操作される。その間、窯口密閉シャッター
着，炉蓋清掃，及び窯口密閉シャッター脱等の作業も行
われている。

【００３２】このガイド側低温集塵機系２５は、ガイド
格子集塵部，コークバケット車集塵部，窯口集塵部，炉
蓋清掃機集塵部，炉蓋枠清掃機集塵部から局部集塵を行
っている。その最大ピーク値は、約 160〜300(sec)にお
いて、炉蓋清掃及び炉蓋枠清掃が行われる約2000（ｍ³
/min)であった。

【００３３】そして、図２は押出機側集塵機系２２で設
定した最適風量パターンとガイド側低温集塵機系２５で
設定した最適風量パターンとを合成した集約風量パーン
を表したものであり、横軸は集塵時間 (sec)を示し、縦
軸は集塵風量（ｍ³/min)を示している。この集約風量
パーンの最大ピーク値は、約 190〜200(sec)において、
炉蓋清掃及び炉蓋枠清掃が行われる約3300（ｍ³/min)
であった。

【００３４】従って、押出機側集塵機系２２とガイド側
低温集塵機系２５とを個別に構成し各集塵機系２２，２
５にそれぞれ集塵機を設けると、それぞれ1700（ｍ³/m
in)以上，2000（ｍ³/min)以上の集塵能力が必要にな
り、これらの合計集塵機能力は約 3700(ｍ³/min)にな
る。これは、集約風量パーンの最大ピーク値約3300（ｍ
³/min)に対して、集塵機能力が過剰設定になっている
ことを意味する。

【００３５】以上の理由から、本実施例のコークス炉の
窯口集塵方法は、上記集約集塵系２７を押出機側集塵機
系２２の集塵風量パターンとガイド側低温集塵機系２５
の集塵風量パターンとから合成した集約風量パターンで
運転する。そして、個々の集塵機系２２，２５への風量
の分配は風量制御ダンパー２３によって行う。これによ
り、最適でより効率的な集塵が可能になるので、窯口集
塵装置２１の運転コストを低減することができるもので
ある。

【００３６】また、独立に集塵した場合に比して、約40
0(ｍ³/min)も集塵機能力を減少させることができるの
で、窯口集塵装置２１の設備コストを低減することがで
きるものである。

【００３７】さらに、本実施例にあっては、窯口集塵装
置２１の集約部を構成する地上設置部Ｂを粉塵やガスの
発生の多いガイド側に設置したので、共通ダクト等の設
備コストを大幅に低減することができるものである。

【００３８】尚、本実施例にあっては、押出機側集塵機
系２２とガイド側低温集塵機系２５とを一系統の集塵機
系２７に集約したが、クーラーや高温用集塵機等を用い
ることによりガイド側高温集塵機系２６をも集約するこ
とも可能である。この場合にも、ガイド側高温集塵機系
２６の最適な集塵風量パターンを予め設定しておくこと
が重要である。

【００３９】

【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るコーク
ス炉の窯口集塵装置及び集塵方法によれば、押出機側集
塵機系とガイド側集塵機系とを集約することにより設備
コストを低減することができると共に、この集約集塵機
系を最適な集塵風量パターンで運転することにより運転
コストを低減することができるという優れた効果を発揮
する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るコークス炉の窯口集塵装置の一実
施例を示す概略図である。

【図２】本発明に係るコークス炉の窯口集塵方法の一実
施例における集約風量パターンを示す説明図である。

【図３】押出機側集塵機系の最適な集塵風量パターンを
示す説明図である。

【図４】ガイド側低温集塵機系の最適な集塵風量パター
ンを示す説明図である。

【図５】一般的なコークス炉の縦断面を示す概略図であ
る。

【符号の説明】

１コークス炉２装入車２ａ装入ホッパー３炭化室４押出機４ａ押出ラム５ガイド格子６コークバケット７蓄熱室１１コークス炉１３炭化室２１窯口集塵装置２２押出機側集塵機系２４ガイド側集塵機系２５ガイド側低温集塵機系２６ガイド側高温集塵機系２７集約集塵機系２８低温用集塵機２９排気装置３１高温用集塵機

【手続補正書】

【提出日】平成５年１２月２４日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２１

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２１】この炭化室３両端の窯口には、それぞれ炉
蓋（図示せず）が着脱される。一方の窯口には、炭化室
１３内で製造された赤熱コークスを押し出すための押出
ラム１４ａを有する押出機１４が付帯されている。ま
た、他方の窯口には、押出ラム１４ａによって押し出さ
れた赤熱コークスを案内してコークバケット車（図示せ
ず）に積載するためのガイド格子１５が付帯されてい
る。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】コークス炉の押出機側窯口とガイド側窯口
とに別個に集塵機系を付設したコークス炉の窯口集塵装
置において、上記押出機側集塵機系と上記ガイド側集塵機系とを一系
統の集塵機系に集約したことを特徴とするコークス炉の
窯口集塵装置。
【請求項２】前記ガイド側集塵機系が低温集塵機系と高
温集塵機系とから成り、少なくとも低温集塵機系と押出
機側集塵機系とが一系統の集塵機系に集約されている請
求項１に記載のコークス炉の窯口集塵装置。
【請求項３】コークス炉の押出機側窯口周辺に発生する
粉塵やガスを吸引するための押出機側集塵機系と、ガイ
ド側窯口周辺に発生する粉塵やガスを吸引するためのガ
イド側集塵機系とを異なる集塵風量パターンで運転する
コークス炉の窯口集塵方法において、上記押出機側集塵系と上記ガイド側集塵系とを一系統の
集塵機系に集約し、該集約集塵系を押出機側集塵系の集
塵風量パターンとガイド側集塵系の集塵風量パターンと
を合成した集約風量パターンで運転するようにしたこと
を特徴とするコークス炉の窯口集塵方法。
【請求項４】前記ガイド側集塵機系が低温集塵機系と高
温集塵機系とから成り、少なくとも低温集塵機系と押出
機側集塵系とを一系統の集塵機系に集約し、該集約集塵
系を低温集塵機系の集塵風量パターンと押出機側集塵機
系の集塵風量パターンとを合成した集約風量パターンで
運転するようにした請求項３に記載のコークス炉の窯口
集塵方法。